JPH02185B2 - - Google Patents

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JPH02185B2
JPH02185B2 JP22438885A JP22438885A JPH02185B2 JP H02185 B2 JPH02185 B2 JP H02185B2 JP 22438885 A JP22438885 A JP 22438885A JP 22438885 A JP22438885 A JP 22438885A JP H02185 B2 JPH02185 B2 JP H02185B2
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JP
Japan
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parts
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pvc
cushion layer
layer
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JP22438885A
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JPS6283136A (ja
Inventor
Kunihiko Nakajima
Tatsuya Murachi
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は、本体層と、本体層の裏面に形成され
るクツシヨン層とを同時に一体成形してポリ塩化
ビニル(PVC)積層品を製造する方法に関し、
例えば、自動車のサイドモールや壁シートの製造
に好適な方法である。 この明細書では、サイドモールを例に採り説明
するがこれに限られるもではない。 <従来の技術> クツシヨン層を裏面に有するサイドモールの一
般的な構成は、第2図に示すように、基材フイル
ム(クツシヨン層)1の両面に、粘着剤層(接着
層)2,2を形成した両面粘着テープ(以下「両
面テープ」という)3を用い、その一方の粘着剤
層2を介してモール本体(本体層)4に一体化し
たものである(実開昭60−号≪実願昭59−29830
号≫公報参照)。図例中、5はインサート、6は
保護紙である。そして、モール本体4の材料は通
常PVCであるが、両面テープの基材フイルム1
の材料は、モール本体裏面の波打ち吸収や自動車
走行中の振動吸収の見地から、高発泡(発泡倍率
5倍以上:以下同じ)可能なポリエチレン、クロ
ロプレンゴム、アクリルゴム等の軟質高分子材料
である。また、粘着剤は、常温で粘弾性的性質を
もつていて被着体(車体とモール本体)及び基材
フイルムの双方に強い粘着性を示すもので、通常
アクリル系又はゴム系である。 <発明が解決しようとする問題点> 上記のようにモールの製造は、モール本体(本
体層)と両面テープ(クツシヨン層)を別々に成
形した後、接着一体化させるため、製造工数が嵩
んだ。さらに、モール本体とクツシヨン層とが異
種材料であるため、接着の信頼性が不十分であ
り、特に実車装着長時間経過後においては、モー
ル本体裏面と両面テープとの間で剥離が発生しや
すいという問題点があつた。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは、上記問題点を解決すべく、鋭意
開発に努力した結果、下記構成のポリ塩化ビニル
積層品の製造方法に想到した。 本体層と、本体層の裏面に形成されるクツシヨ
ン層とを同時一体成形するに際して、クツシヨン
層の材料として、塩化ビニル100重量部と、活性
水素又はエポキシ基を含有するビニルモノマ0.01
〜20重量部との共重合体である架橋性PVC及び
ポリイソシアネート、並びに、可塑剤、発泡剤よ
り主としてなり、架橋性ポリ塩化ビニル100重量
部に対するポリイソシアネートの配合量が0.007
〜50重量部であるものを用いることを特徴とす
る。 <構成の詳細な説明> 上記構成について、さらに詳細に説明をする。
なお、配合部数とを示す「部」は、特にことわら
ない限り「重量部」のことである。 (1) 本発明に使用する架橋性PVCは、塩化ビニ
ル100重量部に対して、活性水素又はエポキシ
基を含有するビニルモノマ(以下「官能性ビニ
ルモノマ」)0.01〜20部(望ましくは0.5〜4
部)を共重合させて得たものである。官能性ビ
ニルモノマが0.01部未満では、架橋点が少なす
ぎて、高発泡のクツシヨン層を得がたく、20部
を超えると架橋点が多くなりすぎ、硬質発泡体
となりクツシヨン層の役目を果さなくなる。 上記官能性ビニルモノマとしては、マレイ
ン酸、イタコン酸、シトラコン酸、ナジツク
酸、コハク酸、シス―Δ4―テトラヒドロフタ
ル酸等のジカルボン酸及びそれらの無水物、
アクリル酸、クロトン酸、メタクリル酸、マレ
イン酸モノエステル、ナジツク酸モノエステル
桂皮酸、ギ酸ビニル等のモノカルボン酸、ア
クリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロ
キシプロピル等のヒドロキシカルボン酸、N
―メチロールアクリル酸アミド等の酸アミド、
ビニルシクロヘキセンモノオキサイド等のエ
ポキシ化合物、を例示できる。 なお、この架橋性PVCは、酢酸ビニル等の
他のビニルモノマを共重合させても勿論良い。
尚、酢酸ビニルは、共重合させた場合、PVC
の熱分解を阻止する作用がある。 (2) 本発明に使用するポリイソシアネートとして
は、4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネー
ト(略号「MDI」)、水添4,4′―ジフエニルメ
タンジイソシアネート(略号「水添MDI」)、
トリレンジジイソシアネート(略号「TDI」)、
イソホロンジイソシアネート(略号「IPDI」)
1,5―ナフタレンジイソシアネート(略号
「NDI」)、キシレンジイソシアネート(略号
「XDI」)、水添キシレンジイソシアネート(略
号「水添XDI」)、1,6―ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、4,4′,4″−トリフエニルメタ
ントリイソシアネート、トリス(P―イソシア
ネートフエニル)チオフオスフエート等を例示
できる。 そして、このポリイソシアネートの架橋性
PVC100部に対する配合量は、0.007〜50(望ま
しくは、0.007〜10部)である。0.007部未満で
あるとほとんど架橋せず、高発泡のクツシヨン
層を得がたく、50部を超えると硬質発泡体とな
り、クツシヨン層の役目を果さなくなる。 (3) 上記可塑剤としては、ジ―2―エチルヘキ
シルフタレート(略号「DOP」)、ジ―nオク
チルフタレート(略号「n―DOP」)、ジノニ
ルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジウ
ンデシルフタレート等のフタル酸エステル系、
ジ―2―エチルヘキシルアジペート(略号
「DOA」)、ジ―n―オクチルアジペート、ジ―
2―エチルヘキシルセバケート等の脂肪族二塩
基酸エステル系、トリオクチルフオスフエー
ト、トリフエニルフオスフエート等のリン酸エ
ステル系、エポキシ化大豆油等のエポキシ
系、トリメリツト酸トリオクチル等の芳香族
カルボン酸系、を例示でき、単独又は2種以上
混合して用いる。 そして、この可塑剤の架橋性PVC100部に対
する配合量は40〜100部とする。 (4) 発泡剤としては、アゾビスイソブチロニト
リル(略号「AZIB」)、アゾジカルボンアミド
(略号「ADCA」)、ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド(略号「BSH」)、トリヒドラジノトリア
ジン(略号「THT」)、N,N′―ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン(略号「DPT」)等の
有機系、重炭酸ソーダ、水酸化ホウ素ナトリ
ウム、炭酸アンモニウム等の無機系のものを例
示できる。なお、DPTに対しては、分解を促
進し、分解温度を下げるために発泡助剤(有機
酸又は尿素)を併用する。 この発泡剤の架橋性PVC100部に対る配合量
は、高発泡体を得るには通常0.5〜5部とする。 (5) 上記架橋性PVCに対しては、通常、耐熱性
及び耐光性の改善を目的として安定剤を配合
し、さらには、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤等の副資材を適宜配合する。 上記安定剤としては、ステリン酸、ラウリ
ン酸等の金属塩(Ca,Ba,Pb,Zn等)である
金属石ケン、ジオクチル錫ジラウレート、ジ
オクチル錫マレエート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫メルカ
プト等の錫系安定剤、三塩基性硫酸鉛、二塩
基性亜燐酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、二塩基
性硫酸鉛等の鉛系安定剤を、例示でき、これら
を単独又は二種以上混合して用いる。 (6) また、本体層は、通常のPVCに、上記可塑
剤、安定剤さらには滑剤、充填剤、顔料、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、発泡剤を適宜配合した
PVC配合物を用いる。 (7) 本発明のPVC積層品は、上記各材料を用い
て本体層(モール本体)4とクツシヨン層1A
とを押出し又は射出により同時成形する(第1
図参照)。このとき本体層4とクツシヨン層1
Aは同じPVC系材料なので、従来の如く接着
剤層(粘着剤層)を介さなくても、融着して完
全に一体化される。 第1図のサイドモールの場合、車体への取付
けのために、クツシヨン層1Aの表側に粘着剤
層3を形成し、さらに保護紙6で被覆してお
く。 <発明の効果> 本発明のPVC積層品の製造方法は、上記のよ
うな構成により、下記のような効果を奏する。 (a) 本体層とクツシヨン層を同時一体成形するた
め、従来の本体層とクツシヨン層を、別々に成
形した後、接着一体化させる製造方法に比し
て、PVC積層品の製造工数の大幅削減が可能
となる。 (b) 本体層とクツシヨン層は同種材料で融着一体
化されるため、従来の、異種材料からなる本体
層とクツシヨン層を接着剤層を介して一体化さ
せる場合に比して、本体層とクツシヨン層との
間の接着信頼性が大幅に向上する。 <実施例> 以下、実施例に基づいて、本発明をさらに、詳
細に説明をする。 下記組成の本体層材料と第1表に示す組成のク
ツシヨン層材料とを、第3図に示すような断面形
状(b=60mm、t1=10mm、t2=1mm)となるよう
に同時押出し成形して、各実施例、比較例を積層
品を得た。なお、第1表における各架橋性PVC
は、第2表に示す組成の単量体混合物を慣用手段
により共重合させて得たものである。 (1) 本体層材料 PVC(=1450) 100部 DOP 80部 エポキシ化大豆油 3部 トリ―n―オクチルスズアセテート 4.5部 上記で得た各実施例及び比較例の積層品につい
て、下記項目の試験を行なつた。試験結果につい
て、第3表に示す。 (1) クツシヨン層発泡倍率: 300mm×300mm×厚さの重量を測定し下記式に
より求めた。なおPVC比重は1.2とした。 発泡倍率=1.2÷重量/300×300×厚さ (2) クツシヨン層外観:目視により判定した。 波うちが大のもの…× 波うちが小のもの…〇 (3) 剥離強度:テンシロンで引張りスピード30mm
×分で剥離試験を行なつた。
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のPVC積層品の一例を示すサ
イドモールの部分切欠き斜視図、第2図は従来例
のサイドモールの部分切欠き斜視図、第3図は試
験片の押出し断面形状である。 1……クツシヨン層、2……粘着剤層(接着
層)、4……モール本体(本体層)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体層と該本体層の裏面に形成されるクツシ
    ヨン層とを同時一体成形してポリ塩化ビニル積層
    品を製造する方法であつて、 前記クツシヨンの材料として、塩化ビニル100
    重量部と、活性水素又はエポキシ基を含有するビ
    ニルモノマ0.01〜20重量部との共重合体である架
    橋性ポリ塩化ビニル及びポリイソシアネート、並
    びに、可塑剤、発泡剤より主としてなり、前記架
    橋性ポリ塩化ビニル100重量部に対する前記ポリ
    イソシアネートの配合量が0.007〜50重量部であ
    るものを用いる ことを特徴とするポリ塩化ビニル積層品の製造方
    法。
JP22438885A 1985-10-08 1985-10-08 ポリ塩化ビニル積層品の製造方法 Granted JPS6283136A (ja)

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JPH06226518A (ja) * 1992-02-05 1994-08-16 Sumio Akagi 建築 コンクリートスラブにアンカー穴空け 及び天井面の穴空けに対する振動ドリル類及びドリル類を押し上げる押し上げ機で及びその製造方法

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