JP2517121B2 - コンクリ−ト構造物とその製造方法 - Google Patents

コンクリ−ト構造物とその製造方法

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JP2517121B2
JP2517121B2 JP1262203A JP26220389A JP2517121B2 JP 2517121 B2 JP2517121 B2 JP 2517121B2 JP 1262203 A JP1262203 A JP 1262203A JP 26220389 A JP26220389 A JP 26220389A JP 2517121 B2 JP2517121 B2 JP 2517121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、本体にライニング板が添設されているコン
クリート構築物とその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
下水道施設等の汚染処理槽や浄化槽等の構築物は、一
般にコンクリートで製造されている。ところが、下水や
下水汚泥中の細菌等により、コンクリートが腐食し、損
傷するという問題が発生した。そのため、下水道施設等
のコンクリート製構築物の内壁面には、硬質塩化ビニル
等の合成樹脂より成型されたライニング板を添設し、コ
ンクリートの腐食保護を行っている。
このライニング板は、一方の面に多数のリブ片が垂直
に、かつ各々が互いに平行に突設された形状となってい
る。
このライニング板を用いた構築物を建造するには、ま
ず、ベースコンクリートを打設し、このベースコンクリ
ート上に壁面を作る。この壁面は、内型枠となる合板型
枠で内壁面を形成し、桟木等で補強する。次に、この内
型枠の合板にライニング板を固定し、鉄筋を組立てる。
また、梁、スラブ部分の型枠を壁面同様合板,桟木で組
み立て、ライニング板を固定し、鉄筋を組立てる。そし
て外型枠を組立てた後に、これら内外型枠間にコンクリ
ートを打設して、コンクリートの養生後、脱型を行い、
型枠を撤去する。その後に、内壁面となるライニング板
のコーナー部等、細部の仕上げを行って完成となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したようなコンクリート製の構築物は、内壁面の
成形を重要視するため、内壁面を形成する内型枠の組立
てが重要となる。上述した従来での建造方法では、この
内型枠の組立てが、合板や杉などの材料を現場で切断加
工し、組み立てるという型枠工を行うが、この切断・組
立作業は容易でないため、作業員の熟練が必要となる。
また、内型枠はコンクリート打設後、構築物の内部に
残される状態となるため、脱型作業が狭い構築物での作
業となり、脱型作業が容易でないという問題がある。
さらに、脱型された内型枠は、コンクリート製構築物
の屋根部等に設けられた出入口より外部へ運び出し、撤
去しなければならず、特に合板型枠の撤去が煩雑である
という問題がある。
さらに、従来の上記リブ片付のライニング板は、薄形
であるため構築物本体から一部が膨れ又は浮き上がるこ
とがある等の問題があり、また外部衝撃に対しても弱
い。
そこで、本発明は、上記問題点を解消するために、ライ
ニング板を有するコンクリート構築物の内壁面を形成す
る型枠の組み立てが容易であるとともに、この型枠の撤
去作業を簡略化することができ、ライニング板の固定状
態も安定するコンクリート構築物とその製造方法を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
次に、上記の目的を達成するための手段を、実施例に
対応する図面を参照して説明する。
この発明のコンクリート構築物は、コンクリート構築
物の本体にライニング板が添設されているコンクリート
構築物において、 前記ライニング板は、第1図に示されるように、一方
の面に先端部を大径に膨出させた形状の多数のリブ片5
が互いに平行に一体に形成された硬質プラスチック製の
基層2の他方の面に、該基層2と同一の材質より形成さ
れる発泡プラスチック製の発泡樹脂層3が積層されてい
るとともに、該発泡樹脂層3に、前記基層2と同一材質
の硬質プラスチックより形成されたライニング層4が積
層されているものであって、且つ隣接する端面を互いに
接続可能とした複合厚板状の構造を有し、前記リブ片5
がコンクリート構築物本体の内部に埋設固定された状態
で添設されていることを特徴としている。
また、上記ライニング板は、第2図に示されるよう
に、一方の面に先端部を大径に膨出させた形状の多数の
リブ片14が互いに平行に一体に形成されている硬質なプ
ラスチック製のライニング層12に、前記各リブ片14の先
端を突出させた状態で、前記ライニング層12と同一材質
のプラスチックを発泡させた発泡樹脂層13が前記リブ片
14間に介在して、積層形成されているものであって、且
つ隣接する端面を互いに接続可能とした複合厚板状の構
造を有し、てもよい。
次に、この発明のコンクリート構築物の製造方法は、
第3図に示されるように、一方の面に先端部を大径に膨
出させた形状の多数のリブ片5が互いに平行に一体に形
成された硬質プラスチック製の基層の他方の面に、該基
層と同一の材質より形成される発泡プラスチック製の発
泡樹脂層が積層されているとともに、該発泡樹脂層に、
前記基層と同一材質の硬質プラスチックより形成された
ライニング層が積層されているものであって、且つ隣接
する端面を互いに接続可能とした複合厚板状の構造を有
するライニング板兼用の型枠1、6の前記リブ片5が一
体に形成された面の側にコンクリート22材料を打設し、
コンクリート22材料が固化した後該型枠1、6のリブ片
5がコンクリート22材料内に埋設固定された状態で該型
枠1、6をライニング板として残すことを特徴としてい
る。
また、この発明のコンクリート構築物の製造方法は、
その上記ライニング板兼用の型枠として、第2図に示
す、一方の面に先端部を大径に膨出させた形状の多数の
リブ片14が互いに平行に一体に成形されている硬質なプ
ラスチック製のライニング層12に、前記各リブ片14の先
端を突出させた状態で、前記ライニング層12と同一材質
のプラスチックを発泡させた発泡樹脂層13が前記リブ片
14間に介在して、積層形成されているものであって、且
つ隣接する端面を互い接続可能とした複合厚板状の構造
を有するライニング板兼用の型枠11を用いても良い。
〔作用〕
上記本発明にかかるコンクリート構築物とその製造方
法において、ライニング板兼用の型枠1、11は、コンク
リート構築物の建造の際に、構築物の壁面等を形成する
ための型枠となるとともに、構築物内壁面のライニング
板となる。
〔実施例〕
まず、第1図を参照して、本発明の第1の実施例の型
枠と、この型枠の製法について説明する。
この型枠1は、コンクリート構築物のライニング板と
なるものであり、第1図に示すように、基層2と、発泡
樹脂層3と、ライニング層4との3層構造に形成されて
いる。
基層2は、硬質塩化ビニル樹脂などの硬質プラスチッ
クより形成され、一方の面には、互いに平行な多数のリ
ブ片5が、略等間隔に基層2と一体に形成されている。
これら多数のリブ片5は、両端縁のリブ片5aを除き、各
先端が略楕円形状に形成され、膨出部5bとなっている。
また、両端のリブ片5aの先端はそれぞれ鉤状に形成され
ている。この鉤状リブ片5aは、第3図及び第4図に示す
ように他の型枠6との接続部となり、この鉤状リブ片5a
と、他の型枠6の端縁に形成されている鉤状リブ片6aと
を、奥広がりの溝を有する断面略コ字形の長尺な接合片
7内に嵌挿することで互いに接続するようになってい
る。また、この鉤状リブ片5aの形成されている両端縁の
他方の面には、側壁が連続して形成され、後述するライ
ニング層4の両端縁に接続し、このライニング層4と一
体に成形されるようになっている。また、基層2の他方
の面には、発泡樹脂層3が積層されている。
この発泡樹脂層3は、板状で、前記基層2の材質であ
る硬質塩化ビニル樹脂を発泡させた発泡プラスチックよ
り形成されている。この発泡樹脂層3は、圧縮強さや引
張強さなどの物理的特性値が、従来用いられる型枠とし
ての木製合板の特性値とほぼ同じ剛性を有している。
さらに、この発泡樹脂層3に積層接合されるライニン
グ層4は、前述した基層2と同一な材質の硬質塩化ビニ
ル樹脂より薄板状に形成されている。このライニング層
4の外面は平滑に形成されたライニング面となってい
る。
次に、この型枠1の製法について説明する。
材料は、熱可塑性を有した粒状の硬質塩化ビニル樹脂
を用い、この樹脂材料と、この樹脂材料に発泡剤を添加
した発泡樹脂材料との2種類を使用する。そして、これ
ら樹脂材料を各別の押出機にそれぞれ供給する。
各樹脂材料は、それぞれの押出機によって加熱され、
溶融し、軟化する。そして、各樹脂材料は、軟化状態の
まま圧送され、ダイス型にて合流し、積層体を形成す
る。この積層体は、発泡樹脂材料より形成される発泡樹
脂像の両面に樹脂材料より形成される硬質な樹脂層が位
置する3層構造となっている。また、各樹脂材料は同じ
材質であるため、各樹脂層間に接着剤が介在しなくても
各々は互いに接合する。さらに発泡樹脂材料は加熱時に
発泡剤が分解され、樹脂材料中に気泡を多数発生させ
る。
積層体は、さらに押し出され、口金より押し出され
る。口金の形状は、前述した型枠の外形状で、一方の面
にリブ片が略等間隔に形成された略平板形状型となって
いる。
口金より押出された前記積層体は、冷却され、所定長
さにて切断され、製品、すなわち、前述した型枠とな
る。
次に、第2図を参照して、本発明の第2の実施例の型
枠11について説明する。
この型枠11もコンクリート構築物のライニング板とな
るものであり、第2図に示すように、基層としてのライ
ニング層12と、このライニング層12に積層される発泡樹
脂層13と、で大略構成されている。
ライニング層12は、硬質塩化ビニル樹脂など硬質なプ
ラスチックより形成され、一方の面に、互いに平行な多
数のリブ片14が、略等間隔でライニング層12と一体に形
成されている。これら多数のリブ片14は、両端縁に位置
するリブ片14aを除き、各先端に略楕円形状の膨出部14b
が形成されている。また、両端のリブ片14aの先端は、
それぞれ鉤状に形成されている。この鉤状のリブ片14a
は、前記第1実施例の型枠1と同様に、図示しない他の
型枠との接続部となり、それぞれの鉤状リブ片14aに接
合片を嵌挿することで、各型枠を互いに接続するように
なっている。これらリブ片14,14aの互いに向き合う側面
の中途部には、それぞれ突条14cが形成されている。つ
まり、両端の鉤状リブ片14aを除く各リブ片14は略十字
形状に形成され、鉤状リブ片14aは略ト字状に形成され
ている。
また、このライニング層12の他方の面に平滑に形成さ
れたライニング面となっている。
次に発泡樹脂槽13は、前記ライニング層12と同一材質
である硬質塩化ビニル樹脂を発泡させた発泡プラスチッ
クより形成されている。この発泡樹脂層13は、前述した
第1実施例の型枠1の発泡樹脂層3と同様に、圧縮強さ
や引張強さなどの物理的特性値が、従来用いられていた
型枠としての木製合板の特性値とほぼ同じ剛性を有して
いる。この発泡樹脂層13は前記ライニング層12に形成さ
れている各リブ片14,14a間に介在するとともに、各リブ
片14,14aに形成されている突状14cより基端側に位置し
て積層形成されている。すなわち、リブ片14,14aの先端
は発泡樹脂層13から突出した状態となっている。
次に、この型枠11の製法について説明するが、型枠11
を形成する樹脂材料、及びこれら樹脂材料を加熱溶融し
て積層体を形成させる過程は、前述した第1実施例の型
枠1の製法と同様なので、これらの詳述は省略する。
この第2の実施例では、溶融軟化した各樹脂材料の積
層体が、硬質樹脂と、発泡樹脂との2層構造に形成され
ている。そして、この積層体は前述した第1実施例の口
金と異なる形状の口金より押し出され、リブ片間に発泡
樹脂が介在した前記型枠11が形成される。口金より押し
出された積層体は、冷却されて所定長さに切断され製
品、すなわち、前述した型枠11となる。
従って、上述のように構成された各型枠1,11は、下水
道施設等のコンクリート構築物の建造の際に、内壁枠の
合板型枠として使用される。すなわち、コンクリート構
築物の内壁を形成する際に、本発明の型枠1,11を第3図
及び第4図に示すように接合、折曲、切断等の加工を施
し、内型枠として組み立てる。内型枠の組み立ての際に
は、型枠1のリブ片5が外方向に向くように組み立て、
また、この型枠1が倒壊しないように桟木20等で補強を
行う。
そして、組み立てられた内型枠の外周に第3図に示す
ように木製合板等より構成された外型枠21を組み立て、
これら内外型枠間にコンクリート22を打設する。打設
時、型枠1に突出して形成されているリブ片5はコンク
リート22内に埋没し、コンクリート22が固化した後は型
枠1とコンクリート22とが一体となる。
コンクリート22の固化後、外型枠21を脱型し、内型枠
の桟木20を撤去すれば、コンクリート構築物は完成す
る。このコンクリート構築物の内壁面は、型枠1がライ
ニング板としてコンクリート22に添設された状態となる
とともに、型枠1のライニング面が表面となる。
従って、内型枠の脱型は、桟木20のみの撤去で済み、
従来行われていた合板型枠の撤去は省略される。
上記第1及び第2実施例の型枠1,11は、平板状に形成
されている例について述べたが、湾曲形状やL字形状で
もよい。このような形状の型枠の場合、製造時の押出機
の口金の形状を変更すればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によるコンクリート構築
物とその製造方法によれば、ライニング板兼用の型枠を
用い、該ライニング板兼用の型枠は、一方の面に先端部
を大径に膨出させた形状の多数のリブ片5が互いに平行
に一体に形成された硬質プラスチック製の基層2の他方
の面に、該基層2と同一の材質より形成される発泡プラ
スチック製の発泡樹脂層3が積層されているとともに、
該発泡樹脂層3に、前記基層2と同一材質の硬質プラス
チックより形成されたライニング層4が積層されている
ものであって、且つ隣接する端面を互いに接続可能とし
た複合厚板状の構造(請求項1又は3の発明)、又は、
一方の面に先端部を大径に膨出させた形状の多数のリブ
片14が互いに平行に一体に成形されている硬質なプラス
チック製のライニング層12に、前記各リブ片14の先端を
突出させた状態で、前記ライニング層12と同一材質のプ
ラスチックを発泡させた発泡樹脂層13が前記リブ片14間
に介在して、積層形成されているものであって、且つ隣
接する端面を互いに接続可能とした複合厚板状の構造
(請求項2又は4の発明)を有し、前記リブ片5、14を
コンクリート構築物本体の内部に埋設固定させた状態で
添設させるようにしている。このように、製造時の複合
構造になる型枠がそのままコンクリート構築物のリブ付
ライニング板となることから、コンクリート構築物本体
に対するライニング板の固定に常に一体で強固であり、
従来の単層のリブ付ライニング板のような膨れ又は浮き
上がりの恐れもなく、外部衝撃に対してもクッション性
があり内容物の保護機能についても優れている。また、
コンクリート22材料が固化した後該型枠1、11のリブ片
5がコンクリート22材料内に埋設固定された状態で該型
枠1、11をライニング板として残すようにしているの
で、製造時における型枠の設定作業も容易で簡単であ
り、また型枠1、11の表面がコンクリート構築物表面の
ライニング面となるため、この型枠を撤去する必要がな
くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いるライニング板兼用型枠の第1実
施例を示す概略斜視図、第2図は同型枠の第2実施例を
示す概略斜視図、第3図及び第4図は本発明によるコン
クリート構築物建造時の説明である。 1,11……型枠、2……基層、3,13……発泡樹脂層、4,12
……ライニング層、5,14……リブ片。
フロントページの続き (72)発明者 池田 達美 東京都中央区日本橋本石町3丁目3番5 号 帝国ヒューム管株式会社内 (72)発明者 大嶋 正信 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シー アイ化成株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−52439(JP,A) 特開 昭62−83136(JP,A) 特開 昭50−111592(JP,A) 実開 昭63−34855(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構築物の本体にライニング板
    が添設されているコンクリート構築物において、 前記ライニング板は、一方の面に先端部を大径に膨出さ
    せた形状の多数のリブ片が互いに平行に一体に形成され
    た硬質プラスチック製の基層の他方の面に、該基層と同
    一の材質より形成される発泡プラスチック製の発泡樹脂
    層が積層されているとともに、該発泡樹脂層に、前記基
    層と同一材質の硬質プラスチックより形成されたライニ
    ング層が積層されているものであって、且つ隣接する端
    面を互いに接続可能とした複合厚板状の構造を有し、前
    記リブ片がコンクリート構築物本体の内部に埋設固定さ
    れた状態で添設されていることを特徴とするコンクリー
    ト構築物。
  2. 【請求項2】コンクリート構築物の本体にライニング板
    が添設されているコンクリート構築物において、 前記ライニング板は、一方の面に先端部を大径に膨出さ
    せた形状の多数のリブ片が互いに平行に一体に形成され
    ている硬質なプラスチック製のライニング層に、前記各
    リブ片の先端を突出させた状態で、前記ライニング層と
    同一材質のプラスチックにより形成される発泡樹脂層が
    前記リブ片間に介在して、積層形成されているものであ
    って、且つ隣接する端面を互いに接続可能とした複合厚
    板状の構造を有し、前記リブ片がコンクリート構築物本
    体の内部に埋設固体された状態で添設されていることを
    特徴とするコンクリート構築物。
  3. 【請求項3】一方の面に先端部を大径に膨出させた形状
    の多数のリブ片が互いに平行に一体に形成された硬質プ
    ラスチック製の基層の他方の面に、該基層と同一の材質
    より形成される発泡プラスチック製の発泡樹脂層が積層
    されているとともに、該発泡樹脂層に、前記基層と同一
    材質の硬質プラスチックより形成されたライニング層が
    積層されているものであって、且つ隣接する端面を互い
    に接続可能とした複合厚板状の構造を有するライニング
    板兼用の型枠を用い、該型枠の前記リブ片が一体に形成
    された面の側にコンクリート材料を打設し、コンクリー
    ト材料が固化した後該型枠のリブ片がコンクリート材料
    内に埋設固定された状態で該型枠をライニング板として
    残すことを特徴とするコンクリート構築物の製造方法。
  4. 【請求項4】一方の面に先端部を大径に膨出させた形状
    の多数のリブ片が互いに平行に一体に成形されている硬
    質なプラスチック製のライニング層に、前記各リブ片の
    先端を突出させた状態で、前記ライニング層と同一材質
    のプラスチックにより形成される発泡樹脂層が前記リブ
    片間に介在して、積層形成されているものであって、且
    つ隣接する端面を互いに接続可能とした複合厚板状の構
    造を有するライニング板兼用の型枠を用い、該型枠の前
    記リブ片が一体に形成された面の側にコンクリート材料
    を打設し、コンクリート材料が固化した後該型枠のリブ
    片がコンクリート材料内に埋設固定された状態で該型枠
    をライニング板として残すことを特徴とするコンクリー
    ト構築物の製造方法。
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