JPH02183086A

JPH02183086A - グラウチング装置

Info

Publication number: JPH02183086A
Application number: JP239589A
Authority: JP
Inventors: Haruhiko Kubo; 久保　春彦
Original assignee: Nagano Hydraulics Inc
Current assignee: Nagano Hydraulics Inc
Priority date: 1989-01-09
Filing date: 1989-01-09
Publication date: 1990-07-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、地盤に構築された竪坑の周りの地盤にグラウ
ト剤を注入する方法および装置に関する。

（従来の技術）小口径の管路を管推進工法により構築する場合、シール
ド型トンネル掘削機のような掘進機のための発進用また
は到着用の竪坑の周りの地盤に止水性を付与する工事が
行われる。この種の工事として、竪坑の周りの地盤に穴
を穿ち、該穴にグラウト剤を供給することにより、竪坑
の周りの地盤にグラウト剤を注入するいわゆるグラウチ
ング方法が採用されている。

（解決しようとする課題）しかし、従来のこの種のグラウチング方法では、グラウ
ト剤注入用の穴を地上の側から構築しているため、水道
管のような物体が竪坑付近の地盤に埋設されていたり、
電線のような物体が地上に配置されていると、これらの
物体がグラウト剤注入用の穴の構築作業の妨げになり、
その結果、縦穴の構築位置が１１１限され、所定の領域
にグラウト剤を注入できないことが多い。

本発明は、竪坑付近に存在する物体の影響を受けること
なく、竪坑の周りの所定の領域にグラウト剤を注入する
ことができるグラウチング方法および装置を提供するこ
とを目的とする。

（課題を解決する手段、発明の作用、効果）本発明のグ
ラウチング方法は、地盤に構築された竪坑の坑壁を貫通
して前記竪坑の周りの地盤に達する穴を前記竪坑内から
穿ち、次いで前記穴にグラウト剤を供給して該グラウト
剤を前記穴の周りの地盤に注入することを含む。

本発明のグラウチング装置は、竪坑に配置される基台と
、該基台に水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能にか
つ該軸線の方向へ移動可能に支持されたチャック組立体
であって穿孔用およびグラウト剤注入用のロッドをこれ
が水平方向へ伸びるように把持するチャック組立体と、
該チャック組立体を水平方向へ伸びる軸線の周りに回転
させるとともに該軸線の方向へ移動させる駆動機構とを
含む。

グラウト剤注入用の穴は、竪坑の坑壁を貫通して竪坑の
周りの地盤に達するように５竪坑内から形成される。こ
のため、本発明によれば、竪坑付近に埋設されている物
体、地上に配置されている物体等に左右されることなく
、グラウト剤注入用の穴を穿つことができ、竪坑の周り
の地盤の所定の領域にグラウト剤を確実に注入すること
ができる。

（実施例）第１図〜第３図に示すグラウチング装置１０は、地盤１
２に構築された竪坑１４内に配置される。グラウチング
装置１０は、竪坑１４の坑壁１６に固定された台座１８
と、複数のボルトにより台座１８に取り外し可能に取り
付けられたステー２０とを含む。

ステー２０は、竪坑１４内を前後方向へ伸びるように配
置されている。ステー２０の後端部には、ギヤボックス
２２が取り付けられている。

ギヤボックス２２は、ブラケット２４により、垂直方向
へ伸びる軸線の周りに角度的に回転可能に配置されてい
る。ギヤボックス２２には、チャック組立体２６が水平
方向へ伸びる軸線２８の周りに回転ａＴ能におよび軸線
２８の方向へ移動可能に支持されている。

チャック組立体２６は、ギヤボックス２２を軸線２８の
周りに回転可能におよび軸線２８の方向へ移動可能に貫
通するシリンダ３０と、該シリンダ部の先端部に取り付
けられたチャック３２とを含む。チャック３２は、作動
油により作動される既知のチャックである。

チャック組立体２６は、ギヤボックス２２に取り付けら
れた油圧モータ３４により軸線２８の周りに回転され、
また、ギヤボックス２２に取り付けられた油圧ジヤツキ
３６によりＩＩ！ｔｈ線２８の線面８移動される。ギヤ
ボックス２２内には、モータ３４の回転をシリンダ３０
へ伝達する歯車機構が収容されている。ジヤツキ３６の
シリンダはギヤボックス２２に固定されており、ピスト
ンロッドはチャック３２に連結されている。

チャック３０、モータ２４およびジヤツキ３６には、作
動油が、地上に設置された油圧ポンプユニット３８から
竪坑１２内に配置された電磁弁ボックス４０へ伸びる複
数のホース４２と、電磁弁ボックス４０からチャック３
０、モータ２４およびジヤツキ３６に伸びる複数のホー
ス４２とを介して供給される。

ギヤボックス２２には、さらに、該ギヤボックスから軸
線２８と平行に前方へ伸びる複数のシャフト４４と、ギ
ヤボックス２２から側方へ突出する一対の把手４６とが
固定されている。各シャフト４２には、チャック組立体
２６に固定された吊下げ具４８が活動可能に配置されて
いる。

穿孔用兼グラウチング用のロッド５０は、チャック組立
体２６を軸線２８の方向へ貫通して伸びるように配置さ
れ、また、チャック３２に把持される。ロッド５０の先
端部には、穿孔用の複数のカッタビット５２が取り付け
られている。

ロッド５０は、図示してはいないが、軸線２８に沿って
ロッド５０をｖＹ通する穴を有する。

なお、チャック３０、モータ２４およびジャッキ３６は
、空気または電力により作動される空気式または電力式
の機構であってもよい。また、穿孔用のロットとグラウ
チング用のロッドとを別々に用意してもよい。さらに、
装置１０を坑壁１６に取り付ける代りに、装置１０を竪
坑１４の底に据え付けてもよい。

グラウチング時、ギヤボックス２２がステー２０に対し
垂直方向へ伸びる軸線の周りに回転しないように維持さ
れ、かつ、ロッド５０がチャック組立体２６に配置され
た状態で、モータ３４か作動されるとともに、ジヤツキ
３６か作動される。これにより、チャック組立体２６が
ロッド５０を把持した状態で、軸線２８の周りに回転さ
れつつＩＩ！ｌｌＩ線２８に沿って０ｎ進されるから、
ロッド５０が軸線２８の周りに回転されつつ軸線２８に
沿って而進される。その結果、坑壁１６をｆ７ｉ通して
竪坑１４の周りの土中へ伸びる穴５４が穿たれる。穿孔
時、穴５４からの漏水を防止するパッカー５６を坑壁１
６に取り付けることが好ましい。

穴５４は、ジヤツキ３６のストロークに対応する長さ寸
法を有する。しかし、穴５４の長さ寸法が所定の値に満
たないときは、チャック３２によるロッド５０の把持を
解除した状態でジヤツキ３６によりチャック組立体２６
を後退させた後、再びロット５０を把持した状態でチャ
ック組立体２６を回転させつつ而進させる工程が繰り返
される。また、穴５４の長さ寸法がざらに不足している
ときは、ロッド５０の後端部に新たなロッドが継ぎ足さ
れた後、前記の工程が繰り返される。

水平方向へ所定長さ寸法の穴５４が穿たれると、スイベ
ルジヨイント５８がロッド５０の後端部に取り付けられ
、グラウト剤がスイベルジヨイント５８を介してロット
５０に供給される。これにより、グラウト剤がロット５
０の先端がらその周りの土中に注入される。

グラウト剤の注入が終了すると、ロット５０を開放した
状態でチャック組立体２６を前進させ、次いで、ロット
５０を把持した状態でチャック組立体２６を後退させる
工程が一回または複数回行わわる。これにより、ロッド
５０が穴５４から抜き取られる。

回のグラウチングによりグラウト剤が注入される範囲が
所定の範囲より狭いときは、ギヤケース２２を垂直方向
へ伸びる軸線の周りに所定角度回転させた後、穴５４と
同種の穴を他の部位に穿ち、その穴にグラウト剤を供給
する作業と、グラウチング装置１０を竪坑内で上下方向
へ所定距離移動させてその位置に固定した後、穴５４と
同種の穴を他の部位に穿ち、その穴にグラウト剤を供給
する作業とが複数回行われる。これにより、竪坑１４の
周りの所定の範囲にグラウト剤を注入することかできる
。

上記のように、グラウト剤注入用の穴５４を竪坑１４内
から形成すれば、地中に水道管のような埋設物が存在し
ていても、また、地上に電線のような物体が配置されて
いても、これらの配置位置に拘束されることなく、所定
の穴を穿ち、該穴からグラウト剤を注入することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のグラウチング装置の一実施例を示す正
面図、第２図は第１図の２−２線に沿って得た断面図、
第３図は第１図の３−３線に沿って得た拡大断面図であ
る。１０：グラウチング装置、１２：地盤、　　　　　１４：竪坑、１６：坑壁、　　　　　１８：台座、２０ニスチー、　　　　２２：ギヤボックス、２４ニブ
ラケツト、　　２６：チャック組立体、３０ニジリンダ
、　　　３２：チャック、３４：チャック組立体回転用
のモータ、３６：チヤツク組立体面接移動用のジヤツキ
、５０：穿孔用兼グラウチング用のロッド。代理人　弁理士　松　永　宣　行 −５８２＝第図１゜

Claims

【特許請求の範囲】

（１）地盤に構築された竪坑の坑壁を貫通して前記竪坑
の周りの地盤に達する穴を前記竪坑内から穿ち、次いで
前記穴にグラウト剤を供給して該グラウト剤を前記穴の
周りの地盤に注入することを含む、グラウチング方法。
（２）竪坑に配置される基台と、該基台に水平方向へ伸
びる軸線の周りに回転可能にかつ該軸線の方向へ移動可
能に支持されたチャック組立体であって穿孔用およびグ
ラウト剤注入用のロッドをこれが水平方向へ伸びるよう
に把持するチャック組立体と、該チャック組立体を水平
方向へ伸びる軸線の周りに回転させるとともに該軸線の
方向へ移動させる駆動機構とを含む、グラウチング装置
。