JPH02180917A - ポリオキシペルフルオロアルキレンブロックを含有する架橋性ポリウレタンゴム - Google Patents

ポリオキシペルフルオロアルキレンブロックを含有する架橋性ポリウレタンゴム

Info

Publication number
JPH02180917A
JPH02180917A JP1240494A JP24049489A JPH02180917A JP H02180917 A JPH02180917 A JP H02180917A JP 1240494 A JP1240494 A JP 1240494A JP 24049489 A JP24049489 A JP 24049489A JP H02180917 A JPH02180917 A JP H02180917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
perfluoropolyether
diisocyanate
fluorinated
polyurethane
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1240494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3061817B2 (ja
Inventor
Alberto Re
アルベルト、レ
Francesco Giavarini
フランチェスコ、ジアバリーニ
Cesare Cova
セサーレ、コバ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Solvay Specialty Polymers Italy SpA
Original Assignee
Ausimont SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ausimont SpA filed Critical Ausimont SpA
Publication of JPH02180917A publication Critical patent/JPH02180917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061817B2 publication Critical patent/JP3061817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/67Unsaturated compounds having active hydrogen
    • C08G18/675Low-molecular-weight compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/48Polyethers
    • C08G18/50Polyethers having heteroatoms other than oxygen
    • C08G18/5003Polyethers having heteroatoms other than oxygen having halogens
    • C08G18/5015Polyethers having heteroatoms other than oxygen having halogens having fluorine atoms

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は、ガラス転移温度が一80℃未満で、且
つ通常のゴムの常用技術によって変形することができる
ことを特性とするフッ素化ポリウレタンを得ることであ
る。
ポリウレタン(PU)は既知であり、ヒドロキシル化末
端基を有するペルフルオロポリエーテルを用いることに
よって誘導されるポリオキシペルフルオロアルキレンブ
ロックがその構造内に存在することを特性とする。
この種類の製品は、イタリア国特許第903.446号
明細書に記載されており、Tgが一80’Cより低いの
で、極めて低い温度でも柔軟性と弾性を保持することを
特性としている。
これらの拐料の構造には、剛性セグメントがないので、
コンシスチンシーを付与するには、三官能性化合物を用
いるかまたはアロフェネートまたはイソシアヌレートを
形成して架橋することによって三次元格子を形成するこ
とが必要である。
しかしながら、このようにして得られる材料では、硬度
、引張強さ、弾性率、伸びに関する機械的特性が最適な
組み合わせとはならない。詳細には、硬度の値は50シ
ヨア−A未満であり、引張強さの値は一般には10kg
/cd未満である。
本出願人による先行欧州特許出願第192.190号明
細書に記載の方法により、芳香族または環状脂肪族ジオ
ールからなる妨害ブロックの導入によって、機械的特性
が総体的に実質的に改良された。
しかしながら、得られる生成物は最適な特性の組合せを
持っていない。特に、前記の方法によって得られるフッ
素化ポリウレタンは、引張強さの値が一般には25kg
/c−を超過しないことを特性としており、更に構造中
に芳香族ジオールが存在することにより高温度での使用
は限定される。
これらの生成物では、弾性率は温度によりかなり変動し
て、融解温度に近い温度では極めて低い値まで下がる。
従って、本発明の目的は、Tgが一80℃未満で且つ高
い機械特性(硬度および引張強さの値が高い)を特性と
するフッ素化ポリウレタンである。
本発明のフッ素化ポリマーは更に、一定の傾向の弾性率
を広い温度範囲でしかも高い値で示す動的機械的スペク
トルを特性とする。
本発明によるフッ素化ポリウレタンは、史に、通常のゴ
ムに利用される技術(押出、射出成型、カレンダーでの
加工)によって加工できる特性を示す。ペルフルオロポ
リエーテルを基剤とするサーモプラスチック(サーモエ
ラストマー)型の構造の既知のポリウレタンでは、材料
の軟化点が水素化ポリオールを基材としたポリウレタン
の軟化点より通常低いので、前記の機械的特性を得るこ
とは困難である。多官能化合物を導入することによりこ
の欠点を除去することができるが、これらの材料の加工
性(RIM技術によってまたはキャスティングによって
行われる加工)が制限される。
本出願人は、以下に示す特定の構造を有するポリウレタ
ンを製造することにより前記の総合特性を得ることがi
J能であることを意外にも見出だした。
本発明の目的である加硫性ポリウレタンエラストマーは
、直鎖状剛性セグメントおよび直鎖状ゴム様セグメント
が交互に配列するブロック構造を持ち、Rつラジカルの
形成を通して架橋を生じることができる不飽和基を含む
高分子量ポリマーであり、それ故、過酸化物または硫黄
に基づいたまたは紫外線または電子ビームによる照射に
基づいた加硫系が好適である。好ましいポリウレタンエ
ラストマーは、分子量が30,000〜200,000
のものである。
これらの加硫性ポリウレタンは、上記のように、通常の
ゴムに用いられる技術によって加工可能である。
前記の加硫の結果として、前記のように最適な機械特性
の組合せを有するフッ素化ポリウレタンが意外にも得ら
れる。詳細には、 Tgは<−80℃で、これは非常に低温度での優れた弾
性を意味する。
高硬度、詳細には50ショアーA〜75ショアーDの範
囲である。
引張強さが高(,30kg/c−より高く、特に40k
g/cd以上である。
広い温度範囲における一定の傾向の弾性率で、−100
℃〜+150°Cの範囲では4〜ION/−の値である
Tgが一80℃未満である本発明のポリウレタンは、下
記の特性を有する。
(A)  平均分子量t、ooo〜10,000でゴム
様特性を示し、ペルフルオロポリエーテル鎖にランダム
に分布し且つ下記のクラスから選択されるフルオロオキ
シアルキレン単位の配列からなる、ペルフルオロポリエ
ーテル構造ブロック。
(1)   (CF  CF  O)および(CF2O
)。
および(CFXO) (但しXはFまたはCF3である) (I+り式 %式%) [式中、R,はフッ化脂肪族基(例えばフルオロアルキ
レン基)であって鎖中に1個以上(例えば2〜4個)の
へテロ原子、例えば酸素および窒素を含むことができ、
前記のフッ化脂肪族基は1〜21個、特にR,がフルオ
ロアルキレン基である場合には、好ましくは1〜4個の
炭素原子を有し、pおよびqは整数であり、Rflpお
よびqは分子量が前記の範囲内となるようなものであり
、p+c+は2より大きい]で表わされる構造中の(C
H2CF20F2O)。
(1■)ペルフルオロポリエーテル鎖中で、下記(式中
、Rrはクラス(II+)に定義の基であり、Xは0ま
たは1であり、aおよびbは整数であり、Ro、x、a
およびbは分子量が前記の範囲内となるようなものであ
り、a+bは2より大きい)の如く互いに結合している
CF3 ジオールを、反復単位である一CF20F2〇−−CF
2CF2CF20− −CF (CF  )CF20−と共に使用することも
ロー能である。これらの生成物は、本出願人の米国特許
節4,720,527号明細書に記載の方法によって製
造することができる。
ペルフルオロポリエーテル構造ブロックは、ペルフルオ
ロポリエーテルジオールまたはペルフルオロポリエーテ
ルジイソシアネートであって官能基−OHまたは−NG
Oが両末端にあるものを用いることによって誘導するこ
とができる。前記のゴム様ブロックの平均数がポリウレ
タン1分子当り3〜200であることが好ましいが、必
ずしも必要ではない。
(B)  オレフィン系の二重結合を含み、短鎖(最大
14個までの炭素原子を有する)不飽和ジオールから誘
導する剛性型セグメント。詳細には、シス−2−ブテン
−1,4−ジオール、トリメチロールプロパンモノアリ
ルエーテル、グリセリンモノアリルエーテルを使用する
ことが可能である。前記の剛性セグメントの分子量が約
30から約1.000であることは、必ずしも必要とい
うものではないが、好ましい。ポリウレタン1分子当り
の剛性セグメントの平均数は30〜800であることが
好ましい。剛性セグメントにおけるオレフィン性二重結
合の数は、ポリウレタン1分子当り30〜200である
のが好ましい。
剛性セグメントは、短鎖の飽和ジオールを用いて、部分
的に誘導することもできる。
飽和ジオールとしては、エチレングリコール、1.4−
ブタンジオール、■、6−ヘキサンジオール、1.4−
ジ−β−ヒドロキシエチルヒドロキノン、1.4−ビス
(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、C2F4のテロ
マーであって、両末端基がOHであるもの等を用いるこ
とができる。フッ素化ジオールは1または2個のエーテ
ル性酸素原子を含んでもよい。
最後に、ポリマー構造は、連鎖延長剤として短鎖ジアミ
ン、例えばヒドラジン、エチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、3.3’−ジ
クロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタンを用いる
ことによって誘導される剛性型の構造+1を位を含んで
もよい。
本発明によるポリウレタンの製造では、最大12個まで
の炭素原子を自°する脂肪族系のジイソシアネート、例
えばヘキサメチレンジイソシアネート;または環状脂肪
族ジイソシアネート、例えば4,4゜−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、シクロへキシル−1,4−
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート二また
は芳香族ジイソシアネート、例えばトルエンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、4.4°−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート;またはフッ素化ジイソシ
アネート、例えばテトラフルオロフェニレンジイソシア
ネートまたは6−クロロ−2,4,5−トリフルオロベ
ンゼン−1,3−ジイソシアネートを用いることができ
る。
発明によるポリウレタンの製造において、前記の飽和お
よび不飽和ジオールと混合して、「ポリエーテル」ポリ
オールまたは「ポリエステル」ポリオール(すなわち、
α、ω−ポリオキシアルキレンジオールまたはα、ω−
ポリエステルジオール)、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリ(プロピレングリコール)、ポリ(テトラメチ
レングリコール)、ポリ(1,4−ブタンジオールアジ
ペート)、ポリ(ヘキサンジオール−1,4−ブタンジ
オールアジペート)、ポリ(1,6−ヘキサンシオール
ネオベンチルグリコールアジペート)、ポリ(ε−カプ
ロラクトン)、ポリ(1,6−ヘキサンジオールカーボ
ネート)を用いることが可能である。
ポリマー材料の合成 本発明の目的の加硫フッ素化ポリウレタンは、前記の構
造を有し、且つラジカル性の加硫系において有効な役割
を果たすオレフィン系の二重結合を含む島分子量線状ポ
リウレタンから出発して製造される。次いで、これに適
当な架橋剤を配合して、加硫最終生成物を提供する。前
記の線状ポリウレタンの分子量は30.000〜200
,000であることが好ましいが、必要ということでは
ない。
線状ポリマーの合成 これは二段階の操作で製造する。第一段階はプレポリマ
ーの製造であり、適当な溶媒に溶解したペルフルオロポ
リエーテルジオールを過剰の水素化ジイソシアネートと
反応させ、それによって末端基がイソシアネートのプレ
ポリマーを得る。この段階は、ペルフルオロポリエーテ
ル構造のジイソシアネートを利用する場合は省略するこ
とかできる。出発物質であるペルフルオロポリエーテル
ジオールまたはペルフルオロポリエーテルジイソシアネ
ートは、例えば米国特許第3,810,874号明細書
によって周知の化合物である。
第二段階は、イソシアン系プレポリマーまたはPFPE
構造をHするフッ素化ジイソシアネートを ジオールまたは短鎖ジアミンと、 短鎖の不飽和ジオール を含んで成る混合物と反応させることによって行″)0 このような混合物において、二官能飽和化合物/不飽和
ジオールのモル比は、0〜10の範囲、好ましくは0〜
3であってもよい。
この反応は、溶液またはマスで行ってもよい。
前者の場合、適当な溶媒に溶解したイソシアンプレポリ
マーまたはペルフルオロポリエーテルジイソシアネート
の溶液を、20〜70℃で不飽和ジオールまたは飽和お
よび不飽和ジオールの混合物と反応させ、1〜8時間の
伸長に対してNCO基10H(NH)基の比を約1にな
るようにする。反応を赤外分光分析で追跡し、2270
cm’でのN’CO吸収帯の消失を調べる。反応が完了
したならば、ポリマーを過剰のHOで沈殿させ、H20
で数同洗浄後、濾過し、真空で乾燥する。
後者の場合、溶媒を除去した後、イソシアンプレポリマ
ーまたはフッ素化ジイソシアネートを、20〜120℃
で前記の不飽和ジオールまたは飽和および不飽和ジオー
ルの混合物と反応させて、1〜8時間でNCO基10H
(NH)基の比を1〜l、05になるようにする。反応
は、前段階と同様に赤外分光分析によって追跡する。反
応が完了した時点で、極めて粘稠なポリマー性マスを押
出し、ペレット化する。
線状ポリウレタン合成反応の効率は、適切な触媒系、例
えばジブチルスズジラウレート、ジブチルスズアセテー
ト、ジブチル酸化スズのようなスズ誘導体、鉄アセチル
アセトネートのような鉄誘導体、チタンテトライソプロ
ビレ−1・のようなチタンアルコレート、トリエチルア
ミンのような第三級アミン、またはN−メチルモリホリ
ンを、総重量に対して0.001〜2重量96、好まし
くは0.O1〜0.5重量%で加えることによって、増
加させることができる。
混合および加硫 このようにして得られたウレタンポリマーを、カレンダ
ーまたは密閉ミキサー(バンバリー)内で処理すること
によって架橋剤および所望ならば他の添加剤と配合する
食用する架橋剤の量は、その種類により異なり、過酸化
物による加硫では、1〜lOp、h、r、、好ましくは
2〜5 p、h、r、の範囲の量の過酸化物を作用させ
、 硫黄による加硫では、1〜5 p、h、r、、好ましく
は1.5〜2p、h、r、の範囲の量の硫黄を作用させ
、過酸化物による加硫では、過酸化物の選択は作用する
条件および温度によって変化する。
最も一般的に用いられる過酸化物は、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(【、ブチルペルオキシ)ヘキサン、α、
α“−ビス−(1,ブチルペルオキシ)−ジイソプロピ
ルベンゼン、1.1−ジ(1,ブチルペルオキシ)−3
,3,5−t−リメチルンクロヘキサン、ジターブチル
ペルオキシド、ジクミルペルオキシドである。
加硫反応速度は、促進剤または遅延剤の添加により調節
することができ、加工条件によって変わる。
架橋は、紫外線または電子ビームで処理することによっ
ても行うことができる。
本発明のフッ素化ポリウレタンは、架橋状態において、 一100℃未満の極めて低い温度での優れた柔軟性、 加水分解による分解および極めて一般的な化合物である
油類および燃料の攻撃に対する耐性、表面特性である平
滑性(自滑性)および撥油性と撥水性を特性とするエラ
ストマーである。
フッ素化ポリウレタンは、通常の充填剤および顔料、例
えば酸化防止剤、紫外線安定剤およびカーボンブラック
、ステアリン酸、グラファイト等のような補強充填剤を
添加して配合することができる。更に、このポリウレタ
ンは、十分なフッ素含量を6するので、フッ素化ポリマ
ー系の充填剤特に、ポリテトラフルオロエチレンと混和
性である。
本発明のフッ素化ポリウレタンは、ガスケット、カップ
リング、バルブおよび取付部品の部材、絶縁および保護
膜、接着剤、シール材料のような構造部材であって、極
めて苛酷な操作条件を用いる、特にゴム状弾性を非常に
低温度で保持しなければならない場合(合成ゴム)に利
用できる。
それ故、特に興味のある応用部門は、航空、宇宙、オイ
ル、化学工業等である。
最後に、特に興味のあるもう一つの応用分野は、生物医
学部門において人工臓器、人工血管、膜を製造するため
に利用される構造材料であって、優れた機械特性、抗血
栓特性および耐崩壊性を必要とする構造材料の分野であ
る。
下記の実施例は、本発明を単に例示するためのものであ
り、その可能な態様を制限するものではない。
実施例に記載のフッ素化ポリウレタンは、以下の規格に
よって確認した。
硬度(ショアーA)    ASTM 2240引張強
さ(MPa)    ASTM D 412破断時伸び
(%)     ASTM D 412摩擦係数   
     ASTM D 1894接触角      
   ^TICELC^、MC2l−720DR曲線 
      ASTM 02084実施例1 この実施例は、高分子量線状ポリウレタンの製造に関す
る。合成は二段階で行った。
(A)  P F P Eジオールとジイソシアネート
との反応によるNCO末端プレポリマーの合成。
式 %式% (但し、m/nが0.7である)を何するペルフルオロ
ポリエーテルを、4,4°−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネートと反応させた。反応は、ジイソシアネー
トl1g−をフレオン(Freon)11380ccに
溶解することにより溶液中で行った。温度を50℃に上
昇させ、窒素雰囲気中でジオール89g−を滴下した。
反応は、4時間後に所望の程度(NCO基1.78重量
%)に達するまでこの温度を保持して行った。次いで、
反応混合物を冷却して、反応を停止させた。
B) 連鎖延長工程。
フレオン(Pleon) 11380ccに溶解したプ
レポリマー100 gの溶液を窒素雰囲気中で50℃ま
で加熱した。この溶液に、THF20ccに溶解したシ
ス−2−ブテン−1,4−ジオール1.9gの溶液を滴
下して加えた。反応は、2270cm−’での−NGO
吸収帯め傾向を観察する赤外分光分析によって制御した
。8時間後、所望の重合度に達したならば、ポリマーを
H2Oに沈殿させて残存するNGO末端基を加水分解し
、安定なポリマーを得た。最後に、粒状の白色固体の形
態のポリマーを得た。
実施(PIJ2〜6 実施例1に記載の方法に従って、一連の線状ポリウレタ
ンを製造した。
ペルフルオロポリエーテルジオールとして、下記のもの
を用いた。
末端基−CH20Hを有し、当量が2103のフォンブ
リン(FoIIblin) 7. DOL 4000■
のタイプのPPPE。
末端基−CH2CH20Hを有し、当量が22BOのフ
ォンブリン(Poa+blln) Z DOL 400
0 TxのタイプのPr’PE。
ジイソシアネートとして、下記のものを用いた。
4.4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート  
(H1□MDI)   、 イソホロンジイソシアネー)(IPDI)。
連鎖伸長は、様々な組成比の1.4−ブタンジオールお
よびシス−2−ブテン−1,4−ジオールの混合物を用
いて行った。
表−1に、モル数で表わした各種配合を示す。
BOD−1,4−ブタンジオール、 BenDO −シスー2− ブテン−1,4− ジオール。
実施例7〜13 これらの実施例は、一連の本発明のポリウレタンの架橋
を示す。
これらのポリウレタンは、前記実施例の線状ポリマーの
一つを過酸化物とカレンダーまたはミキサー内で配合す
ることにより製造した。
過酸化物として、下記のものを用いた。
α、α°−ビスー(t−ブチルペルオキシ) m/p−
ジイソプロピルベンゼン(ベルオキシモン(Pcrox
imon)1’/R)、 1.1−ジー(t−ブチルペルオキシ) −3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン(ベルオキシモン(Pcr
ox imon)8164740P)。
ODR曲線によって架橋傾向を測定した後、試料を12
0 XI20 X2 mmの成型用鋳型に導入し、その
後プレートプレスで成型した。生成する小さなプレート
を用いて、機械特性を測定した。
各種配合に対するデータを、表−2に示す。
実施例14 実施例7および9に記載の加硫ポリウレタンの動的機械
的スペクトルから得られた温度の関数としてのモジュラ
ス値を下記に示す。この値は広−1温度範囲での一定傾
向を有することを示して(喝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均分子量が1,000〜10,000の範囲であ
    りゴム様の性質を示すペルフルオロポリエーテル構造ブ
    ロックと、ラジカル型の架橋系による重合鎖の架橋を生
    ずるのに好適なオレフィン系の二重結合を少なくとも部
    分的に有する剛性型の単位とを交互に含有し、脂肪族、
    環状脂肪族または芳香族系のジイソシアネート、または
    ペルフルオロポリエーテルジイソシアネートを用いるこ
    とによって製造されるガラス転移温度が−80℃未満の
    フッ素化ポリウレタン。 2、加硫性ゴムに用いられる通常の方法によって加工す
    ることができる、請求項1に記載のポリウレタン。 3、過酸化物および硫黄から選択される加硫剤によって
    、または紫外線または電子線による処理によって加硫さ
    れ、 Tg<−80℃、 硬度が50ショアーA〜75ショアーDの範囲、引張強
    さ>30kg/cm^2、および −100℃〜+150℃の温度範囲における限定された
    弾性率の変動を特性とする、請求項1に記載のフッ素化
    ポリウレタン。 4、ペルフルオロポリエーテル構造ブロックが、 ( I )(CF_2CF_2O)および(CF_2O)
    、(II)▲数式、化学式、表等があります▼、(CF_
    2CF_2O)、 (CFXO)(但し、XはFまたはCF_3である)(
    III)下記の式 −(OCF_2CF_2CH_2)_pOR′_fO(
    CH_2CF_2CF_2O)_q(式中、R′は1〜
    21個の炭素原子を有するフッ化脂肪族基であって、鎖
    中に1個以上のヘテロ原子を含むことができ、pおよび
    qは整数であり、p+qは2より大きく、R_f、pお
    よびqは分子量が前記の範囲内となるようなものである
    )によって表わされる構造における (CH_2CF_2CF_2O)、 (IV)ペルフルオロポリエーテル鎖中で、下記▲数式、
    化学式、表等があります▼ (但し、R_fは1〜21個の炭素原子を有するフッ化
    脂肪族基であって、鎖中に1個以上のヘテロ原子を含む
    ことができ、xは0または1であり、aおよびbは整数
    であって、a+b>2であり、R_f、x、aおよびb
    は分子量が前記の範囲内となるようなものである。)の
    ように互いに結合している ▲数式、化学式、表等があります▼および (V)米国特許第4,720,527号明細書に記載の
    分断法により製造されるペルフルオロポリエーテルから
    誘導された単位−CF_2CF_2O−または−CF_
    2CF_2CF_2O−または −CF(CF_3)CF_2O− から選択されるフルオロオキシアルキレン単位のランダ
    ム分布配列からなる、請求項1または3に記載のポリウ
    レタン。 5、剛性型単位が、短鎖不飽和ジオール、および所望な
    らば飽和ジオールまたは短鎖ジアミンから誘導される、
    請求項1に記載のポリウレタン。 6、二重結合を含む剛性型単位が、2−ブテン−1,4
    −ジオール、トリメチロールプロパンモノアリルエーテ
    ル、グリセリンモノアリルエーテルから選択される不飽
    和ジオールを使用することにより誘導される、請求項1
    に記載のポリウレタン。
JP1240494A 1988-09-15 1989-09-16 ポリオキシペルフルオロアルキレンブロックを含有する架橋性ポリウレタンゴム Expired - Fee Related JP3061817B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT8821947A IT1227066B (it) 1988-09-15 1988-09-15 Alchilenici. gomme poliuretaniche reticolabili, contenenti blocchi poliossiperfluoro
IT21947A/88 1988-09-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02180917A true JPH02180917A (ja) 1990-07-13
JP3061817B2 JP3061817B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=11189245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1240494A Expired - Fee Related JP3061817B2 (ja) 1988-09-15 1989-09-16 ポリオキシペルフルオロアルキレンブロックを含有する架橋性ポリウレタンゴム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5043410A (ja)
EP (1) EP0359271B1 (ja)
JP (1) JP3061817B2 (ja)
CA (1) CA1330374C (ja)
DE (1) DE68913874T2 (ja)
IT (1) IT1227066B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001646A1 (fr) * 2006-06-27 2008-01-03 Bando Chemical Industries, Ltd. cylindre pour appareils électrophotographiques à développement liquide et appareils électrophotographiques à développement liquide
JP2008033248A (ja) * 2006-06-27 2008-02-14 Bando Chem Ind Ltd 液体現像電子写真装置用ローラー
JP2018527709A (ja) * 2015-09-03 2018-09-20 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. ケーブルジャケット
JP2019529624A (ja) * 2016-09-09 2019-10-17 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. 自動車部品をコーティングするための表皮材
WO2020122174A1 (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5189135A (en) * 1989-06-28 1993-02-23 Syremont S.P.A. Fluorinated polyurethanes with hydroxy functionality, process for preparing them and their use for the treatment of lithoidal material
US5204441A (en) * 1990-03-12 1993-04-20 Fluorochem Inc. Polyfluorinated, branched-chain diols and diisocyanantes and fluorinated polyurethanes prepared therefrom
US5453248A (en) * 1992-03-09 1995-09-26 Optical Sensors Incorporated Cross-linked gas permeable membrane of a cured perfluorinated urethane polymer, and optical gas sensors fabricated therewith
US5777024A (en) * 1997-04-30 1998-07-07 The Valspar Corporation Urethane resins and coating compositions and methods for their use
DE10003939A1 (de) * 2000-01-29 2001-08-02 Cognis Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung radikalisch nachvernetzter Polymere unter Einsatz von reaktiven Anhydriden
ITMI20011306A1 (it) 2001-06-21 2002-12-21 Ausimont Spa Poliuretani vulcanizzabili
US9345806B2 (en) * 2006-06-08 2016-05-24 Solvay Solexis S.P.A. Manufacture of medical implants
US10995298B2 (en) 2014-07-23 2021-05-04 Becton, Dickinson And Company Self-lubricating polymer composition
US11613719B2 (en) 2018-09-24 2023-03-28 Becton, Dickinson And Company Self-lubricating medical articles
CN112080130B (zh) * 2019-06-12 2022-11-04 万华化学集团股份有限公司 一种热塑性聚氨酯弹性体/氟橡胶共混材料及其制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58127914A (ja) * 1982-01-18 1983-07-30 ミネソタ・マイニング・アンド・マニユフアクチユアリング・コンパニ− 有機重合体を含む眼科装置および前記装置に用いられる重合性組成物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1270354A (en) * 1969-09-17 1972-04-12 Thiokol Chemical Corp Improvements in sulphur-curable urethane crude rubbers
GB1395773A (en) * 1972-10-31 1975-05-29 Thiokol Corp Polyurethane elastomers and sulphurcured products thereof
CA1156795A (en) * 1979-04-11 1983-11-08 Richard G. Newell Curable fluorocarbon substituted polyetherurethaneacrylates
US4508916A (en) * 1979-04-11 1985-04-02 Minnesota Mining And Manufacturing Company Curable substituted urethane acrylates
IT1183345B (it) * 1985-02-13 1987-10-22 Montefluos Spa Poliuretani fluorurati contenenti blocchi poliosiperfluoroalchilenici di migliorate caratteristiche meccaniche
IT1187705B (it) * 1985-07-24 1987-12-23 Montefluos Spa Polimeri fluorurati e resine da essi derivate
IT1201498B (it) * 1985-11-20 1989-02-02 Ausimont Spa Perfluoropolieteri funzionalizzati e procedimento per la loro preparazione
IT1204587B (it) * 1987-05-12 1989-03-10 Ausimont Spa Impiego di composti amminici terziari contenenti almeno 3 idrogeni attivi nella preparazione di polimeri contenenti catene perfluoro polieteree
US4948844A (en) * 1988-04-16 1990-08-14 Tokuyama Soda Kabushiki Kaisha Process for preparation of perfluorinated copolymer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58127914A (ja) * 1982-01-18 1983-07-30 ミネソタ・マイニング・アンド・マニユフアクチユアリング・コンパニ− 有機重合体を含む眼科装置および前記装置に用いられる重合性組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001646A1 (fr) * 2006-06-27 2008-01-03 Bando Chemical Industries, Ltd. cylindre pour appareils électrophotographiques à développement liquide et appareils électrophotographiques à développement liquide
JP2008033248A (ja) * 2006-06-27 2008-02-14 Bando Chem Ind Ltd 液体現像電子写真装置用ローラー
JP4499130B2 (ja) * 2006-06-27 2010-07-07 バンドー化学株式会社 液体現像電子写真装置用ローラー
US7937026B2 (en) 2006-06-27 2011-05-03 Bando Chemical Industries, Ltd. Liquid developing electrophotographic device roller and liquid developing electrophotographic device
JP2018527709A (ja) * 2015-09-03 2018-09-20 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. ケーブルジャケット
JP2019529624A (ja) * 2016-09-09 2019-10-17 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ イタリー エス.ピー.エー. 自動車部品をコーティングするための表皮材
WO2020122174A1 (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
US5043410A (en) 1991-08-27
IT8821947A0 (it) 1988-09-15
EP0359271A3 (en) 1991-03-06
DE68913874T2 (de) 1994-06-23
CA1330374C (en) 1994-06-21
EP0359271B1 (en) 1994-03-16
EP0359271A2 (en) 1990-03-21
JP3061817B2 (ja) 2000-07-10
DE68913874D1 (de) 1994-04-21
IT1227066B (it) 1991-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3206660B2 (ja) ゴム様ポリオキシペルフルオロアルキレン構造ブロツクおよび水素化硬質ブロツクを含有する機械特性の改良されたフッ素化ポリウレタン
KR100507007B1 (ko) 열가소성 폴리에테르 우레탄
EP0548745B1 (en) Fluorinated polyurethanes and polyurethane-ureas and methods for preparing them
JP3061817B2 (ja) ポリオキシペルフルオロアルキレンブロックを含有する架橋性ポリウレタンゴム
US3901852A (en) Thermoplastic polyurethanes prepared from 4,4'-methylenebis (phenyl isocyanate)
US3219633A (en) Linear polyurethane elastomers
US4552944A (en) Process for preparing thermally stable super-soft polyurethane elastomer
JP2003048947A (ja) 硬化性ポリウレタン
KR20050055704A (ko) 폴리트리메틸렌 에테르 글리콜로부터의 폴리우레탄 및폴리우레탄-우레아 탄성체
US4902768A (en) Elastomers prepared from N-(polyoxyalkyl)-N-(alkyl)amines
CN112239530A (zh) 一种疏水自愈超弹性聚氨酯弹性体制备的新方法
JPH0649164A (ja) 低モノオール含量を有するポリエーテルポリオール混合物から誘導されるイソシアネート末端化プレポリマーおよびポリウレタンでの使用
JP3098015B2 (ja) ポリオキシペルフルオロアルキレンブロックを含有し改良された機械特性を有するフッ素化ポリウレタン
JPH07103210B2 (ja) 耐久性を有する熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法
JP3292065B2 (ja) シリコーン変性ポリウレタンエラストマー及びその製造方法
CN114456346A (zh) 具有生物稳定性和力学稳定性的聚氨酯及制备方法与应用
US4463155A (en) Polyether polyurethane elastomers
US4151153A (en) Cross-linkable filled polyurethanes based on unsaturated cycloaliphatic diisocyanate
JP4338261B2 (ja) 油圧シリンダ摺動部用パッキン
US4186261A (en) Elastomeric polyurethane compositions and seals
JP3447101B2 (ja) 熱可塑性ポリウレタンエラストマー成形品の製造方法
JP3341266B2 (ja) ポリウレタン系エラストマー形成性組成物の製造方法
CA1180148A (en) Polyurethane produced from an adduct of an organic polyisocyanate and certain amines
EP0733655B1 (de) Peroxidisch und mit Schwefel vulkanisierbare Polyurethane
JPH0393878A (ja) 水膨潤性止水材料およびその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees