JPH0218053A - 両面同時印刷用多色輪転印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として証券証書類とりわけ銀行紙幣の安全
背景を特に印刷するための両面同時印刷用のシート或い
はウェブ多色輪転印刷機に関する。

〔従来の技術〕

公知のドイツ国特許出願（西独特許公開公報第３、１０
９．９６４号）はこの型の印刷機を既に開示しており、
これは互いに並んで位置する色を持つ画像が紙の両面に
印刷されることを可能とするものである。各画像は、完
成した印刷画像を持ち前記版胴の一つに備えられる活版
印刷版型の一個の重ね印刷版によって印刷される。この
活版印刷版は、ゴム胴で形成されそれ自体数個の色選択
胴によってインキ付けされる色重ね胴によってインキ付
けされ、またこの色選択胴の数は印刷されるべき画像の
色の数に合致している。各々の色選択胴は画像域を表わ
す切り抜き（リリーフ）区域を特定の色にインキ付けさ
れるように担持し、各々に割り当てられた自らのインキ
装置から個々の色を受は取る。この印刷機はとりわけ銀
行紙幣の安全背景を印刷するために役立つ。

両面に同時印刷を得るために紙は２個のゴム胴間を通過
し、このゴム胴は互いに圧迫し合いかつ一方或いは他方
のインキ付き活版印刷版の画像を紙の一面或いは他面の
それぞれに転写するのである。

一般に“０ｒｌｏｆ”″（オルロフ）工程とか色重ね印
刷と呼ばれるこの工程によって、画像図案の様々な色間
の完全整合を伴った多色画像が得られるが、この成果は
他のいかなる印刷工程によっても達成されない。

色選択胴が色重ね胴の弾性表面に接触しているので、色
選択胴は堅固な材質で造ることができ、従って例えば線
や点の形のように非常に精巧な切り抜き（リリーフ）区
域と故に非常に微細なインキ付は区域を切り抜くことを
可能にする。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明が基盤とする目的は上述の公知型の印刷機を改良
することであり、それはすなわち同一の印刷工程におい
て紙の片面或いは両面に付加印刷がさらに獲得され、そ
れによって特に銀行紙幣の印刷が関係する場合に紙が機
械を一回通過する間程度の早さをもって、少なくとも片
面の銀行紙幣の仕上げ印刷つまり安全背景と主図案を伴
う印刷を、あるいはまた偽造に対する安全性を拡大する
ことを可能にするという点において改良することである
。

〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、印
刷さるべき紙（１）がその間を通通しそれにより該紙の
両面が印刷される２個の相互作用ゴム胴（４，１４）と
、各々が重ね印刷版（５ａ、１５ａ）を担持し前記２個
のゴム胴（４゜１４）のうちの１個に接触する２個の版
胴（５，１５）と、互いに離れて配置され各々が一方で
は前記版胴（５，１５）の１個に接触し他方では連接す
るインキ装置（９，１９）にインキ付けされる数個の色
分は胴（８，１８）に接触し、また各々は接触する前記
色分は胴から得る全ての色をそれぞれの前記重ね印刷版
に転写する２個の色重ね胴（６，１６）とを具備する証
券証書類とりわけ銀行紙幣の安全背景を特に印刷するた
めの両面同時印刷用のシート或いはウェブ多色輪転印刷
機において、次のような特徴によって達成される。すな
わち少なくとも２個のゴム胴の内１個が少なくとも１個
の付加印刷装置と相互作用し、その中の版胴が各々のゴ
ム胴に接触しているという本発明の特徴による。

ゴム胴の一つに直径インキ付けするこの付加印刷装置に
よって、重ね印刷工程に従って生み出される多色安全背
景と共に、単色の主図案か、偽造に対する安全性を増大
する付加安全背景か、あるいは好ましくは主図案と付加
安全背景の両方を供給することが可能である。付加印刷
画像あるいは付加印刷図案が多色重ね印刷図案、特に安
全背景の上に望ましくは重ねられるが故に、偽造に対す
るとりわけ高度な安全性が得られる。この付加印刷装置
が重ね印刷装置のものと異なる印刷工程によって作動す
る事実もこの安全性に寄与するものである。

好ましくは２個のゴム胴の各々に少なくとも１つの付加
印刷装置が設けられており、故に紙の両面が紙の１度の
通過の間に上述のように印刷される。もちろん２個か適
切であればそれ以上の付加印刷装置が、２個のゴム胴の
各々の開放された外周に沿ってさらに配備でき、そのた
め多色刷の主図案と或いは安全背景のための付加多色刷
図案もまた産み出すことができる。

特許請求の範囲の請求項２から４に与えられる発明によ
る印刷機の有益な具体例は、それらが機械の部品全てに
対する容易に接近することを・これは印刷機の組み立て
と維持のために不可欠であるが、機械の全寸とりわけ全
幅を過度に拡大せずに可能にすることを特徴とする。

本発明のさらに目的にかなった形が残りの従属した請求
項から明らかになる。

〔実施例〕

以下図面を参照して典型的な具体例によって本発明の詳
細な説明する。

例示されているシート印刷機は、紙１をシートの状態で
供給しかつ静止胴２、くわえ爪を設けた移送胴３、そし
て紙１の両面に配備された紙のちり払い並びに静電気除
去の装置３′を備える送り込み装置を持つ。シートは、
くわえ爪を備え同じ直径のもう一つのゴム胴１４と相互
作用するゴム胴４上へと移送される。シートは２個のゴ
ム胴４及び１４の間を通過し、それによって両面に同時
印刷をされる。これらの胴は矢印で示される方向へ回転
する。印刷後、シートはチェーングリッパ−機構２４に
よって送出紙の山へ、もしくは適切ならば印刷を完成す
る機械へと移送される。

紙の移送装置を除き、この機械は対称な２個の部分で構
成される。

ゴム胴４及び１４は各々、その下方周辺域に配置され活
版印刷版形式の重ね印刷版５ａ＋１５ａを担持する版胴
５．１５に接触している。

ゴム胴４，１４と版胴５，１５の下側に、２個の色重ね
胴６及び１６が外側へ対称に遠ざかるように配列され、
これら色重ね胴は所定の距離に互いに離れて配備されか
つゴム胴４．１４と同じ直径を持ちそして一つは版胴５
にもう一つは版胴１５に接触している。

考察中の実施例において、ゴム胴である色重ね胴６，１
６の各々は、特定の色で印刷されるべき区域の輪郭に対
応する切り抜きリリーフ部８ａ。

１８ａを持つ４個の色選択側８．１８と互いに作用し合
う。色選択側８，１８の各々はインキ装置９゜１９によ
っである一つの色にインキ付けされる。

考察中の実施例において、上部の２個のインキ装置は各
々１個のインキ溜めを持ち、一方残り全てのインキ装置
は各々２個のインキ溜めを持つ。インキ装置９は全て着
脱可能なインキ装置スタンド１２上に設置され、インキ
装置１９は全て着脱可能なインキ装置スタンド２２上に
設置される。

色選択網８，１８はＩＪ　ＩＪ−フ部が非常に微細であ
る時でさえ変形の危険を冒さないような堅固な材質で好
適に造られており、そのため非常に微細な線で構成され
る安全背景が得られるのである。

４色の区域は色選択網８．１８から色重ね胴６゜１６へ
転写され、そしてこの色重ね胴上で組み合わされかつこ
の色重ね胴によって版胴５，１５の重ね印刷版５ａ、１
５ａのそれぞれに転写される。

この重ね印刷版５ａ、１５ａは４色で印刷されるべき完
成印刷図案、特にそれぞれの安全背景を表示する。種々
の色にインキ付けされた２つの完成図案はそれら自体が
ゴム胴４．１４上へ転写される。

各ゴム胴４．１４及び各色重ね胴６，１６の下にはそれ
ぞれ自動ゴム洗浄装置７，１７が配備され、この洗浄装
置によってそれぞれのゴムが印刷が行なわれていない時
に洗浄され、そしてもちろんこの洗浄装置は印刷中はこ
れらの胴から離されている。

さらに、少なくとも１つの付加印刷装置がここに在り、
この装置の版胴はゴム胴４．１４の１つと互いに作用し
合い、そしてこの装置は重ね印刷工程とは異なる印刷工
程によって作動する。

考察中の実施例において、２個のゴム胴４及び１４の各
々は独自のインキ装置１１　、２１と湿し装置１１ａ、
２１ａを備えるそれぞれの湿式オフセット印刷装置の湿
式オフセット版胴１０　、２０に接触している。湿式オ
フセット印刷版に使用されるのは好ましくは凹版印刷版
であり、その印刷されない面は加湿の結果インキをはじ
くようになる。１個のインキ装置１１．１！２湿し装置
１１ａは、着脱可能なインキ装置スタンド１２の最上部
に装着されかつこれと一緒に移動するインキ装置スタン
ド１３に配備され、またもう１つのインキ装置２１と湿
し装置２１ａは着脱可能なインキ装置スタンド２２の最
上部に装着されかつこれと一緒に移動するインキ装置ス
タンド２３に配備される。

ゴム胴４，１４は紙の両面に多色重ね印刷図案を転写す
るが、この図案はゴム胴が版胴５，１５の重ね印刷版５
ａ、１５ａから受は取るものであり、と同時に湿式オフ
セット印刷装置の版胴１０　、２０から単色画像が生じ
ており、これらの画像は多色重ね印刷図案に重ね合わさ
れている。銀行紙幣の印刷時に、湿式オフセット印刷装
置によって生み出されるこれらの画像は好ましくは各々
銀行紙幣の主図案と付加安全背景の両方であり、そして
概して微細なこの画像の線は重ね印刷工程により生み出
される多色刷安全背景に重ね合わされ、そのために偽造
に対するとりわけ高度な安全性を銀行紙幣に与える。こ
のようにして本発明に従う実施例の印刷機を以って、両
面のいずれもが多色安全背景と単色主図案で完全に印刷
された銀行紙幣が、１回の印刷工程でしかも１回の紙の
通過の間に得られ、その安全背景は４色刷重ね印刷とこ
れに重ねられかつ主図案のように湿式オフセット印刷に
よって生み出される付加単色安全背景図案とから構成さ
れている。

全ての胴の特殊な配置により２個のゴム胴４及び１４の
表面に十分な自由空間があるが故に、ゴム胴４及び１４
の各々に相互作用する１個以上のそれぞれの付加印刷装
置、例えば２個あるいは３個の追加の印刷装置の存在が
可能である。とりわけ微細で豊富な陰影を持つ図案や画
像を生み出すことを可能にさせる凹版印刷版での作業の
代わりに、これら印刷装置は乾式オフセット印刷版か従
来の湿式オフセット印刷版で作業することも可能である
。

ゴム胴４．１４及び色重ね胴６．１６の直径は、色選択
網８，１８及び版胴５，１５，１０．２０の直径の整数
倍、考察中の実施例においては３倍である。

考察中の実施例において、胴６及び４の軸を通る面は胴
１６及び１４の軸を通る面と、ゴム胴４゜１４の上方で
およそ６０°の角度で交差し、そのためこの例では色重
ね胴６及び１６の間の自由空間はこれらの胴の直径のち
ょうど１．５倍の長さに相当する。一般には前記の角度
は４０°と１２０゜の間、好ましくは５０°と７０°の
間に行き着く。

このような配置により全ての胴へ機敏に接近することが
可能となり、これは本印刷機の組立て及び維持のために
重要であり、同時に本印刷機に必要とする空間が不適当
に大きなものとならないようにする。

本発明に従う印刷機はまたウェブ印刷機であることも可
能であり、この場合には単にシートの導入部を公知のウ
ニ゛ブ用導入部に代えるだけである。

【図面の簡単な説明】

単一の図はシート印刷機の典型的な実施例を示す概略図
である。 １・・・紙、　　　　　　　　２・・・静止側、３・・
・移送胴、　　　　　４．１４・・・ゴム胴、５．１５
・・・版胴、 ５ａ、１５ａ・・・重ね印刷版、 ６．１６・・・色重ね胴、 ７．１７・・・自動ゴム洗浄装置、 ８１８・・・色選択胴、　９．１９・・・インキ装置、
１０　、２０・・・版胴、　　　　１１　、２１・・・
インキ装置、１１ａ、２１ａ・・・湿し装置、 １２　、１３　、２２　、２３・・・インキ装置スタン
ド、２４・・・チェーングリッパ−機構。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷さるべき紙（１）がその間を通過しそれにより
   該紙の両面が印刷される２個の相互作用ゴム胴（４、１
   ４）と、各々が重ね印刷版（５ａ、１５ａ）を担持し前
   記２個のゴム胴（４、１４）のうちの１個に接触する２
   個の版胴（５、１５）と、互いに離れて配置され各々が
   一方では前記版胴（５、１５）の１個に接触し他方では
   連接するインキ装置（９、１９）にインキ付けされる数
   個の色分け胴（８、１８）に接触し、また各々は接触す
   る前記色分け胴から得る全ての色をそれぞれの前記重ね
   印刷版に転写する２個の色重ね胴（６、１６）とを具備
   する証券証書類とりわけ銀行紙幣の安全背景を特に印刷
   するための両面同時印刷用のシート或いはウェブ多色輪
   転印刷機において、少なくとも前記２個のゴム胴（４、
   １４）のうちの１個は少なくとも１個の付加印刷装置（
   １０、１１、１１ａ；２０、２１、２１ａ）と相互作用
   し、この装置の版胴（１０、２０）は前記ゴム胴（４、
   １４）に接触している両面同時印刷用のシート或いはウ
   ェブ多色輪転印刷機。 ２、前記ゴム胴（４、１４）と前記色重ね胴（６、１６
   ）は同じ大きさであり、かつ前記版胴（５、１５、１０
   、２０）及び前記色分け胴（８、１８）の直径の整数倍
   好ましくは３倍の直径を持つ請求項１に記載の多色輪転
   印刷機。 ３、前記２個の色重ね胴（６、１６）は前記２個のゴム
   胴（４、１４）の下側に対称に配置され、かつ前記ゴム
   胴に関しそれぞれ斜め外方向へ分出し、かつ少なくとも
   それ自体の直径より大きな距離だけ互いに離れている請
   求項１に記載の多色輪転印刷機。 ４、前記重ね印刷版胴（５、１５）は前記色重ね胴（６
   、１６）の最上部に配置され、かつこれら色重ね胴の下
   面は自由に接近し得る請求項１に記載の多色輪転印刷機
   。 ５、一方において本機械の真中から片側に配列される１
   個のゴム胴（４）の軸と１個の色重ね胴（６）の軸に延
   在し、他方においてもう１個のゴム胴（１４）の軸と、
   もう１個の色重ね胴（１６）の軸に延在する２個の平面
   は、前記２個のゴム胴の上方で４０°から１２０°好ま
   しくは５０°から８０°の角度で交差している請求項４
   に記載の多色輪転印刷機。 ６、前記付加印刷装置は乾式或いは湿式のオフセット印
   刷装置である請求項１に記載の多色輪転印刷機。 ７、前記付加印刷装置（１０、１１、１１ａ；２０、２
   １、２１ａ）は湿し装置（１１ａ、２１ａ）によって湿
   される凹版印刷版を持つ湿式オフセット印刷装置である
   請求項１に記載の多色輪転印刷機。 ８、前記重ね印刷版（５ａ、１５ａ）は詳細な安全背景
   のためのそれぞれの多色印刷図案を持ち、そして一色に
   インキ付けされ前記付加印刷装置（１０、１１、１１ａ
   ；２０、２１、２１ａ）に属する前記印刷版（１０、２
   ０）は主図案を持つ請求項１に記載の多色輪転印刷機。 ９、前記付加印刷装置の前記印刷版（１０、２０）は、
   主図案に加えて多色安全背景を完全にするもう一つの安
   全背景図案を持つ請求項８に記載の多色輪転印刷機。 １０、着脱自在な自動ゴム洗浄装置（７、１７）は前記
   ２個のゴム胴（４、１４）と前記２個の色重ね胴（６、
   １６）のために設けられる請求項１に記載の多色輪転印
   刷機。