JPH02180536A - 複数の主軸を有するマシニングセンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、複数の主軸を有するマシニングセンタの改
良に関するものである。

「従来の技術」 一般にマシニングセンタは、加工用工具を取付ける車軸
の主軸と、主軸に取付ける工具を交換するための工具交
換装置とが対になって構成されている。

そして工具交換装置により、加工を終えて不要となった
工具を、主軸から取り外して工具マガジンに収納したの
ち、次加工で必要な工具を工具マガジンから取り出して
主軸に取付けて、次ぎの加工を行うようになっている。

これら加工、工具交換はシーケンス制御装置の指令に基
づいて行われる。

マシニングセンタが複数の主軸を有する場合でも同様で
あって、工具交換は複数の主軸に対して同時に行われる
。

（発明が解決しようとする問題点） 従って、加工終了後に不要となった工具を、次加工で必
要な工具との交換に要する時間、及び工具交換のために
行う主軸位置移動に要する時間は、加工が行えない無駄
な時間となっていた。

「問題点を解決するための手段」 この発明は、複数の主軸を有するマシニングセンタで、
前記の無駄な時間を無くすることにより稼働率の向上を
図ることを目的とするものであって、以下の構成を要旨
とする。

即ち、複数の主軸を有するマシニングセンタに、一の主
軸のみでの加工を制御し、かつ一の主軸で加工中、他の
主軸に対する次加工用工具の交換を制御する数値制御装
置、例えばＣＮＣ装置を設ける。

「作用」 ＣＮＣ装置の制御により一の主軸による加工中に、他の
主軸に対して次加工に用いる工具を交換するＣＮＣ装置
が指令を出力する。この指令により次加工用の工具が交
換される。一の主軸による加工が終われば、ＣＮＣ装置
が指令を出力して次加工に用いる主軸が交換を終えた次
加工用の工具で加工を開始し、さきの一の主軸は工具交
換位置に移動する。

「実施例」 以下、この発明を図示実施例に基づいて詳細に説明する
。

まず第１図によりマシニングセンタの構成について説明
すると、Ａはマシニングセンタの本体、１ａ、１ｂは主
軸、２ａ、２ｂはその主軸頭で、主軸頭２ａ、２ｂはそ
れぞれコラム３の左右に設けられた摺動面を上下方向、
即ちＹ軸方向へ移動自在に配設されている。

４はコラム３を固定しているベツドであって、ベッド４
上面には摺動面が設けられており、サドル５はこの摺動
面を前後方向、即ちＺ軸方向へ移動自在である。

又、サドル５の上面にも摺動面が設けられていて、テー
ブル６はこの摺動面を左右方向、即ちＸ軸方向へ移動自
在である。７は図示しない加工物を着脱自在に固定する
パレットであって、テーブル６に取付けられている。

工具交換装置Ｂはマシニングセンタの本体の一側に配設
され、工具を収納する工具マガジン８、工具交換ユニッ
ト９を具備するスライドレールｌＯで構成されている。

なお、１１は工具である。

１２は数値制御装置として用いられるＣＮＣ装置であり
、２本の主軸のうちの一方の主軸でのみで行われる加工
の制御、及び一方の主軸の加工中に於ける他方の主軸の
工具交換の制御をなすものである。このＣＮＣ装ｆｆ１
２への指令入力は、Ｘ、Ｙ、Ｚ軸の軸移動指令、工具交
換等を指令する補助機能指令、ＣＮＣ装置１２の機能を
有効に使用するための準備機能指令により作られたもの
が使用される。

前述のように、パレット７に固定された加工物の加工を
行うのは、一の主軸、例えば主軸１ａだけであり、双方
の主軸１ａ、１ｂが同時に加工に用いられるものではな
い。そして主軸１ａが加工に使用されている間に、他方
の主軸１ｂは工具交換装置Ｂにより、使用ずみの工具を
次加工用の工具と交換を行う。このようなマシニングセ
ンタの作動を、ＣＮＣ装置１２により制御させる。

この制御は、第２図に示すフローチャートのように行わ
れる。

主軸１ａが加工物を加工中、工具選択指令により主軸１
ｂに対するの次加工工具の工具交換が行われる。主軸１
ａによる加工が終了して工具交換指令が出力されると、
工具交換指令の出力と同時に、主軸１ｂが次加工個所の
Ｙ座標値へ移動するとともにテーブル６が主軸１ａの加
工座標系より主軸１ｂの加工用座標系に移動して、所要
Ｘ座標値へ達する。

そして主軸１ｂが加工を開始する。

又、この工具交換指令により主軸１ａは工具交換位置へ
移動し、工具選択指令によって次加工工具と工具交換を
行い、次ぎの工具交換指令を待機する。

これらの作動制御、つまり主軸頭２ｂ、２ａの移動制御
は個々に行われ、工具交換指令によるＹ軸移動指令には
、主軸頭２ｂの加工位置への移動指令と、主軸頭２ａへ
の工具交換位置への復帰指令とが重畳される。そして、
次ぎの工具交換指令により両生軸頭２ａ、２ｂとの関係
が逆転する。　又、テーブル６に対するＸ軸移動指令に
於いては、工具交換指令により加工に使用される主軸１
ａ、　ｌｂ側の座標系を、工具交換指令毎に選択し、そ
の値に従って移動値を重畳させる。

さらに、サドル５のＺ軸方向の補正値に関しては、加工
に使用される主軸１ａＳｌｂに把握させた工具の固有値
を選択して使用する。

実施例では主軸が２本のマシニングセンタについて説明
したが、主軸が３本以上のマシニングセンタについても
同様に実施できる。

「効果」 複数の主軸を有するマシニングセンタで、工具交換に必
要だった時間を無くすることにより、稼働効率を向上さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はマシニングセンタの正面略図、第２図はＣＮＣ
装置による制御を示すフローチャートである。 Ａ・・・・マシニングセンタ本体 Ｂ・・・・工具交換装置 ａｓ　Ｉｂ ５　・　・　・ ６　・　・　・ ８　・　・　・ １２・　・　・ ・主軸 ・サドル ・テーブル ・工具マガジン ・ＣＮＣ装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　複数の主軸を有するマシニングセンタに於いて、一
   の主軸のみでの加工を制御し、かつ一の主軸で加工中、
   他の主軸に対する次加工用工具の交換を制御する数値制
   御装置を設けたことを特徴とする複数の主軸を有するマ
   シニングセンタ。