JPH021776Y2 - - Google Patents
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- JPH021776Y2 JPH021776Y2 JP1980110820U JP11082080U JPH021776Y2 JP H021776 Y2 JPH021776 Y2 JP H021776Y2 JP 1980110820 U JP1980110820 U JP 1980110820U JP 11082080 U JP11082080 U JP 11082080U JP H021776 Y2 JPH021776 Y2 JP H021776Y2
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、芯線と絶縁層外表面との間の静電容
量を低下させ、内燃機関の点火のための芯線に印
加される脈動電圧の静電容量による電圧降下を防
止すると共に芯線には電気抵抗線を粗巻きしてイ
ンダクタンスを増加させることにより点火時に発
生する妨害電波を抑制せしめるに適した巻線型低
静電容量の点火ケーブルに関する。
量を低下させ、内燃機関の点火のための芯線に印
加される脈動電圧の静電容量による電圧降下を防
止すると共に芯線には電気抵抗線を粗巻きしてイ
ンダクタンスを増加させることにより点火時に発
生する妨害電波を抑制せしめるに適した巻線型低
静電容量の点火ケーブルに関する。
自動車エンジンの点火系は、内部インピーダン
スの大きな点火コイルの発生電圧を利用している
ので、点火系のリークや点火ケーブルの静電容量
による充電電流の増加で、点火電圧が低下する。
特に点火系が被水した時には、点火系の静電容量
が増大し、エンジン不調の一因となる。そのため
点火ケーブルとしては、その静電容量ができるだ
け低いことが望まれる。
スの大きな点火コイルの発生電圧を利用している
ので、点火系のリークや点火ケーブルの静電容量
による充電電流の増加で、点火電圧が低下する。
特に点火系が被水した時には、点火系の静電容量
が増大し、エンジン不調の一因となる。そのため
点火ケーブルとしては、その静電容量ができるだ
け低いことが望まれる。
通常、点火ケーブルを低静電容量とするために
は芯線を被覆する絶縁層の厚さを厚くすれば容易
に達成されるが、従来製品との互換性の問題、材
料費上昇の問題から絶縁層外径は従来通り7〜8
mmφに抑えなければならない。そこで、絶縁層外
径を増大させずに静電容量を低下させるには、芯
線径を縮少する方法が考えられる。
は芯線を被覆する絶縁層の厚さを厚くすれば容易
に達成されるが、従来製品との互換性の問題、材
料費上昇の問題から絶縁層外径は従来通り7〜8
mmφに抑えなければならない。そこで、絶縁層外
径を増大させずに静電容量を低下させるには、芯
線径を縮少する方法が考えられる。
しかし、この芯線径を縮少すると、抵抗線の粗
巻きによる芯線表面での電界強度が急峻となり絶
縁層の放電破壊の原因となると共に、ケーブルの
抗張力に関しても、細い芯線にケーブルの引張荷
重の大部分が加わるため材料の選択が困難になる
という問題点が生じる。
巻きによる芯線表面での電界強度が急峻となり絶
縁層の放電破壊の原因となると共に、ケーブルの
抗張力に関しても、細い芯線にケーブルの引張荷
重の大部分が加わるため材料の選択が困難になる
という問題点が生じる。
さらに、これらの問題点以外に派生する種々の
困難も存在し、その一つとして以下の問題があ
る。巻線型点火ケーブルには絶縁性の繊維束の外
周に電気抵抗線が粗巻きされて構成された芯線が
使用されているのが一般的であるが、電気抵抗線
のコイルにより得られるインダクタンスは繊維束
の外径即ちコイルの内径が細くなれば急激に減少
し、加えてコイルの内径が細くなればコイルの全
長も減少し、電気抵抗線の全長の電気抵抗も減少
する。その為巻線型点火ケーブルが一般に使用さ
れている抵抗値8kΩ/mを確保することも必要
で、抵抗線の選択にも考慮をはらわなければなら
ない。
困難も存在し、その一つとして以下の問題があ
る。巻線型点火ケーブルには絶縁性の繊維束の外
周に電気抵抗線が粗巻きされて構成された芯線が
使用されているのが一般的であるが、電気抵抗線
のコイルにより得られるインダクタンスは繊維束
の外径即ちコイルの内径が細くなれば急激に減少
し、加えてコイルの内径が細くなればコイルの全
長も減少し、電気抵抗線の全長の電気抵抗も減少
する。その為巻線型点火ケーブルが一般に使用さ
れている抵抗値8kΩ/mを確保することも必要
で、抵抗線の選択にも考慮をはらわなければなら
ない。
また、芯線径の縮少でケーブルの端子接続に際
して、絶縁層の除去作業がしにくくなるというこ
ともある。
して、絶縁層の除去作業がしにくくなるというこ
ともある。
本考案は、点火ケーブルの絶縁体層の外径を増
大させずに(外径を8mm以下)、静電容量を従来
の半分以下(90PF/m以下)の低静電容量の点
火ケーブルを得るために、点火ケーブルの芯線の
外径を1mmφ以下で形成し、この芯線径の縮少に
伴う種々の問題点を解決した構成の点火ケーブの
提供も目的とする。
大させずに(外径を8mm以下)、静電容量を従来
の半分以下(90PF/m以下)の低静電容量の点
火ケーブルを得るために、点火ケーブルの芯線の
外径を1mmφ以下で形成し、この芯線径の縮少に
伴う種々の問題点を解決した構成の点火ケーブの
提供も目的とする。
以下、本考案を実施例を用いて詳細に説明す
る。本考案に於いては実施例として、電気抵抗線
に外径0.025mmφのニツケル・クロム合金線(ク
ローム16〜25%、ニツケル残部)が使用された。
この電気抵抗線2が1500デニールのアラミド繊維
束1を弱く撚つたテンシヨンメンバーの外周に巻
きピツチ0.25mmで粗巻きされる。抵抗線が粗巻き
された後のアラミド繊維束1の外径は略々0.5mm
φである。更にその上にカーボン又はグラフアイ
ト微粉並びに剥離剤を合成ゴムテツクスに混合し
て成る体積抵抗率10〜102Ω−cm程度の半導電性
塗料3を塗布含浸させた後約200℃の焼付炉中を
通過させて焼付け、外径が略々0.6mmφの芯線を
完成させる。
る。本考案に於いては実施例として、電気抵抗線
に外径0.025mmφのニツケル・クロム合金線(ク
ローム16〜25%、ニツケル残部)が使用された。
この電気抵抗線2が1500デニールのアラミド繊維
束1を弱く撚つたテンシヨンメンバーの外周に巻
きピツチ0.25mmで粗巻きされる。抵抗線が粗巻き
された後のアラミド繊維束1の外径は略々0.5mm
φである。更にその上にカーボン又はグラフアイ
ト微粉並びに剥離剤を合成ゴムテツクスに混合し
て成る体積抵抗率10〜102Ω−cm程度の半導電性
塗料3を塗布含浸させた後約200℃の焼付炉中を
通過させて焼付け、外径が略々0.6mmφの芯線を
完成させる。
この芯線の製造において、芯線が焼付炉中を
200℃程度に加熱されて走行するので、これに耐
えるため、電気絶縁性と抗張力が損傷しないアラ
ミド繊維がテンシヨンメンバーとして選択され
る。また、加工時の引張力は24Kg以上必要であ
り、そのためアラミド繊維束の直径は実施例にお
いては0.5mmφを用いたが、少なくとも0.4mmφ位
は必要となる。したがつて抵抗線2として外径
0.025mmφのニツケル・クロム合金線を用いたと
すれば、芯線の外径は0.45mmφ位となり、芯線の
外径は1mmφ以下と云つても、製造上の制約から
0.45mmφ位が限度と云える。
200℃程度に加熱されて走行するので、これに耐
えるため、電気絶縁性と抗張力が損傷しないアラ
ミド繊維がテンシヨンメンバーとして選択され
る。また、加工時の引張力は24Kg以上必要であ
り、そのためアラミド繊維束の直径は実施例にお
いては0.5mmφを用いたが、少なくとも0.4mmφ位
は必要となる。したがつて抵抗線2として外径
0.025mmφのニツケル・クロム合金線を用いたと
すれば、芯線の外径は0.45mmφ位となり、芯線の
外径は1mmφ以下と云つても、製造上の制約から
0.45mmφ位が限度と云える。
アラミド繊維束1上に粗巻きされる電気抵抗線
2は、雑音防止効果を得るためには、その導体抵
抗値が8kΩ/m以上必要である。電気抵抗線とし
ては、温度係数の高いカーボン系の抵抗体と比較
して、抵抗値のばらつきも少なく温度特性の良好
な金属抵抗線が用いられ、実施例ではニツケル・
クロム合金線を用いたが、所望の抵抗値が得られ
る他の合金線(例えばステンレス線)を用いるこ
ともできる。また、実施例ではその線径が0.025
mmφの抵抗線を用いたが、導体抵抗−抵抗線径の
関係から、抵抗線の線径は0.1mmφ以下で所望の
導体抵抗8kΩ/m以上が得られる。
2は、雑音防止効果を得るためには、その導体抵
抗値が8kΩ/m以上必要である。電気抵抗線とし
ては、温度係数の高いカーボン系の抵抗体と比較
して、抵抗値のばらつきも少なく温度特性の良好
な金属抵抗線が用いられ、実施例ではニツケル・
クロム合金線を用いたが、所望の抵抗値が得られ
る他の合金線(例えばステンレス線)を用いるこ
ともできる。また、実施例ではその線径が0.025
mmφの抵抗線を用いたが、導体抵抗−抵抗線径の
関係から、抵抗線の線径は0.1mmφ以下で所望の
導体抵抗8kΩ/m以上が得られる。
しかし、巻回加工時の必要な張力は30g位であ
るから、その最少径は0.02mmφ位が限度と云え
る。
るから、その最少径は0.02mmφ位が限度と云え
る。
上述の実施例のように芯線の外径が1mmφ以下
となるようにアラミド繊維束1上に、電気抵抗線
2を粗巻きしたとき、繊維束の表面にできる細い
らせん状の突起部分の電界強度が急峻となるの
で、この部分での絶縁破壊が生じ易い。
となるようにアラミド繊維束1上に、電気抵抗線
2を粗巻きしたとき、繊維束の表面にできる細い
らせん状の突起部分の電界強度が急峻となるの
で、この部分での絶縁破壊が生じ易い。
そこで本考案では、繊維束の外周に半導電性塗
料3を塗布することにより前記のらせん状突起部
分の段部を埋めて平滑性を与え、突起部分の周囲
に電気的な導電位面を形成することにより、突起
部分の電界強度を緩和し、絶縁破壊の発生を防止
している。なお、半導電性塗料は巻回された抵抗
線2と繊維束1との段部が少なくとも滑らかな面
によつて埋められるか、巻回線の巻間が埋められ
る程度で塗布されて表面的に平滑にされていれば
良い。
料3を塗布することにより前記のらせん状突起部
分の段部を埋めて平滑性を与え、突起部分の周囲
に電気的な導電位面を形成することにより、突起
部分の電界強度を緩和し、絶縁破壊の発生を防止
している。なお、半導電性塗料は巻回された抵抗
線2と繊維束1との段部が少なくとも滑らかな面
によつて埋められるか、巻回線の巻間が埋められ
る程度で塗布されて表面的に平滑にされていれば
良い。
また、この半導電性塗料は、電気抵抗線を繊維
束上に埋め固めているので、芯線上に絶縁層を形
成するに際しても電気抵抗線の粗巻のみだれや、
巻回間の電気接触が防止され、所定の電気特性の
ものが得られる。そして、点火ケーブルの端末に
電極端子を圧着、その他の手段により取付ける場
合にも、抵抗線のばらけ、切断等がこの半導電性
塗料の存在によつて防止することができる。
束上に埋め固めているので、芯線上に絶縁層を形
成するに際しても電気抵抗線の粗巻のみだれや、
巻回間の電気接触が防止され、所定の電気特性の
ものが得られる。そして、点火ケーブルの端末に
電極端子を圧着、その他の手段により取付ける場
合にも、抵抗線のばらけ、切断等がこの半導電性
塗料の存在によつて防止することができる。
また、上述の半導電性塗料中に含まれる導電性
を付与するカーボン又はグラフアイトは後述する
如く点火ケーブルの端末処理で芯線から絶縁層を
剥離する際容易に芯線が絶縁層から剥離する作用
も有しているが、更に剥離剤として雲母又は硅素
樹脂塗料等を少量混合することにより、確実で安
定した剥離を行なうことができ、芯線径を縮少し
ても、電気端子接続のための端末処理を容易に行
なうことができる。他の実施態様として、この半
導電性塗料中にフエライト微粉などの磁性材を混
和させコイルのインダクタンスを増大させること
ができる。
を付与するカーボン又はグラフアイトは後述する
如く点火ケーブルの端末処理で芯線から絶縁層を
剥離する際容易に芯線が絶縁層から剥離する作用
も有しているが、更に剥離剤として雲母又は硅素
樹脂塗料等を少量混合することにより、確実で安
定した剥離を行なうことができ、芯線径を縮少し
ても、電気端子接続のための端末処理を容易に行
なうことができる。他の実施態様として、この半
導電性塗料中にフエライト微粉などの磁性材を混
和させコイルのインダクタンスを増大させること
ができる。
上述の如く芯線を製作した後その外周に架橋剤
を添加したポリエチレンを加熱押出して絶縁層4
を形成し蒸気架橋又は赤外線架橋等の従来のよう
な処理により架橋させ架橋ポリエチレンとする。
或いは又架橋ポリエチレンの代りにタフマー(商
標)(三井石油化学工業株式会社製エチレン−α
−オレフイン共重合体)を押出機により押出被覆
してもよい。何れにしろ電気誘電率の比較的低い
耐熱耐電圧の高い材料が好ましい。
を添加したポリエチレンを加熱押出して絶縁層4
を形成し蒸気架橋又は赤外線架橋等の従来のよう
な処理により架橋させ架橋ポリエチレンとする。
或いは又架橋ポリエチレンの代りにタフマー(商
標)(三井石油化学工業株式会社製エチレン−α
−オレフイン共重合体)を押出機により押出被覆
してもよい。何れにしろ電気誘電率の比較的低い
耐熱耐電圧の高い材料が好ましい。
更に従来知られているようにこの絶縁層の上に
芯線のみを露出した折り返えし、その上を電極端
子で圧着するが、電極端子の絶縁層への結合を強
固するため絶縁層の外周にガラス編組5を設ける
か、更にその上に絶縁シース層6を設けるなど従
来と同様の手段が施される。
芯線のみを露出した折り返えし、その上を電極端
子で圧着するが、電極端子の絶縁層への結合を強
固するため絶縁層の外周にガラス編組5を設ける
か、更にその上に絶縁シース層6を設けるなど従
来と同様の手段が施される。
上述の実施例により試作された点火ケーブルは
従来180PF/m程度の静電容量を有していた外径
(7mmφ)と同じ外径で70PF/mの静電容量を有
するにとどまり、綜合インピーダンスも従来より
高く、耐電圧特性も良好であつた。
従来180PF/m程度の静電容量を有していた外径
(7mmφ)と同じ外径で70PF/mの静電容量を有
するにとどまり、綜合インピーダンスも従来より
高く、耐電圧特性も良好であつた。
以上の如く本願は、登録請求の範囲に記載の要
件を具備する点火ケーブルとすることにより、ケ
ーブルの外径を増大させることなく低静電容量化
をはかるに際して、芯線径の縮少に伴う種々の困
難な問題点をも解消できる。
件を具備する点火ケーブルとすることにより、ケ
ーブルの外径を増大させることなく低静電容量化
をはかるに際して、芯線径の縮少に伴う種々の困
難な問題点をも解消できる。
そして、このように構成された点火ケーブルの
使用は被水、特に寒冷地に使用される凍結防止用
塩類の散布の際に付着する塩水によつて、自動車
エンジンに点火ミスが発生するのを未然に防ぐこ
とができる。
使用は被水、特に寒冷地に使用される凍結防止用
塩類の散布の際に付着する塩水によつて、自動車
エンジンに点火ミスが発生するのを未然に防ぐこ
とができる。
第1図は本発明の点火ケーブルの斜視図を例示
している。 1……絶縁性の繊維束、2……電気抵抗線、3
……半導電性塗料、4……絶縁層、5……偏組、
6……シース層。
している。 1……絶縁性の繊維束、2……電気抵抗線、3
……半導電性塗料、4……絶縁層、5……偏組、
6……シース層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーブル絶縁体層の外径を8mmφ以下、ケー
ブル芯線の外径を1mmφ以下とした低静電容量
の点火ケーブルにおいて、芯線をアラミド繊維
束の外周に線径0.1mmφ以下の金属抵抗線を粗
巻きし、この粗巻きによつて生じる繊維束と抵
抗線の段部が剥離剤を含む半導電性塗料によつ
て埋められ平滑にされていることを特徴とする
巻線型低静電容量の点火ケーブル。 (2) 半導体電性塗料に磁性粉を含有せしめた実用
新案登録請求の範囲第(1)項記載の巻線型低静電
容量の点火ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980110820U JPH021776Y2 (ja) | 1980-08-02 | 1980-08-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980110820U JPH021776Y2 (ja) | 1980-08-02 | 1980-08-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5733023U JPS5733023U (ja) | 1982-02-20 |
JPH021776Y2 true JPH021776Y2 (ja) | 1990-01-17 |
Family
ID=29471947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980110820U Expired JPH021776Y2 (ja) | 1980-08-02 | 1980-08-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH021776Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067448B2 (ja) * | 1986-09-10 | 1994-01-26 | 矢崎総業株式会社 | 巻線式雑音防止用高圧抵抗電線 |
JPH0770249B2 (ja) * | 1989-11-16 | 1995-07-31 | 矢崎総業株式会社 | 雑音防止用高圧抵抗電線 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5629854Y2 (ja) * | 1976-03-16 | 1981-07-16 |
-
1980
- 1980-08-02 JP JP1980110820U patent/JPH021776Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5733023U (ja) | 1982-02-20 |
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