JPS6119498Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6119498Y2 JPS6119498Y2 JP14423180U JP14423180U JPS6119498Y2 JP S6119498 Y2 JPS6119498 Y2 JP S6119498Y2 JP 14423180 U JP14423180 U JP 14423180U JP 14423180 U JP14423180 U JP 14423180U JP S6119498 Y2 JPS6119498 Y2 JP S6119498Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wire
- terminal
- conductor
- magnetic layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は内燃機関点火装置の結線に用いられる
端子付雑音防止用電線に関するものである。
端子付雑音防止用電線に関するものである。
端子付雑音防止用電線の電線端末部の処理は、
第１図に示すごとくガラス芯１１が設けられてい
る。磁性体層１２を内部に有する巻線（導体部）
１３の径が1.5mm程度の電線１０の場合、外側の
絶縁被覆１４だけを適当長除去し、巻線１３を折
り曲げて、絶縁被覆１４と抱き合わせて金具１５
でかしめ形成していた。この場合金具の抜け強度
は相当強い。しかし第２図に示すごとぐガラス芯
２１、磁性体層２２を内部に有する巻線２３の径
が2.0mm以上の電線の場合、通常太くて折り曲げ
ることができないので、端面２０Ａより第３図に
示す如き細長い接続片２６を一端で挿入し、折り
曲げて、端を絶縁被覆２４の外側に重ねて金具２
５でかしめていた。この場合金具の引き抜き強度
は比較的弱く、特に絶縁被覆にシリコンゴム等の
引裂き強度の弱いものを用いた場合、金具の引抜
き強度は著しく弱くなる。
第１図に示すごとくガラス芯１１が設けられてい
る。磁性体層１２を内部に有する巻線（導体部）
１３の径が1.5mm程度の電線１０の場合、外側の
絶縁被覆１４だけを適当長除去し、巻線１３を折
り曲げて、絶縁被覆１４と抱き合わせて金具１５
でかしめ形成していた。この場合金具の抜け強度
は相当強い。しかし第２図に示すごとぐガラス芯
２１、磁性体層２２を内部に有する巻線２３の径
が2.0mm以上の電線の場合、通常太くて折り曲げ
ることができないので、端面２０Ａより第３図に
示す如き細長い接続片２６を一端で挿入し、折り
曲げて、端を絶縁被覆２４の外側に重ねて金具２
５でかしめていた。この場合金具の引き抜き強度
は比較的弱く、特に絶縁被覆にシリコンゴム等の
引裂き強度の弱いものを用いた場合、金具の引抜
き強度は著しく弱くなる。
本考案は電線端末部にかしめによつて装着され
た端子金具が強固な引抜き強度を有し、特に絶縁
被覆にシリコンゴム等の引抜き強度の弱いものを
使用した場合にも端子金具が十分強固な引抜き強
度を有するように端末処理された端子付雑音防止
用電線の提供を目的とする。
た端子金具が強固な引抜き強度を有し、特に絶縁
被覆にシリコンゴム等の引抜き強度の弱いものを
使用した場合にも端子金具が十分強固な引抜き強
度を有するように端末処理された端子付雑音防止
用電線の提供を目的とする。
本考案の端子付雑音防止用電線は、中心に可撓
性絶縁体芯を有する磁性体層の外周を巻線の導体
部で取り巻き、その外周に可撓性の絶縁被覆を施
した電線と、該電線の端部に外嵌されかしめて固
着される筒状部を備えた接続用端子金具とを有す
る端子付雑音防止用電線において、前記端子金具
の固着は、前記電線の磁性体層、導体部および絶
縁被覆を適当長除去して絶縁体芯のみを露出し、
一端が小巾の差し込み部とされ他端が広巾とされ
た薄板状接続片の該一端を前記電線端面より導体
部に差し込むと共に他端を前記露出した絶縁体芯
と重ねて前記絶縁被覆の外側に折り曲げ、さらに
前記金具の筒状部で前記重ねた両者を電線端部と
ともに覆い、かしめてなされたことを骨子とす
る。
性絶縁体芯を有する磁性体層の外周を巻線の導体
部で取り巻き、その外周に可撓性の絶縁被覆を施
した電線と、該電線の端部に外嵌されかしめて固
着される筒状部を備えた接続用端子金具とを有す
る端子付雑音防止用電線において、前記端子金具
の固着は、前記電線の磁性体層、導体部および絶
縁被覆を適当長除去して絶縁体芯のみを露出し、
一端が小巾の差し込み部とされ他端が広巾とされ
た薄板状接続片の該一端を前記電線端面より導体
部に差し込むと共に他端を前記露出した絶縁体芯
と重ねて前記絶縁被覆の外側に折り曲げ、さらに
前記金具の筒状部で前記重ねた両者を電線端部と
ともに覆い、かしめてなされたことを骨子とす
る。
つぎに本考案を第４〜７図に示す実施例に基づ
き説明する。
き説明する。
１は巻線型高圧電線であり、耐熱絶縁性のガラ
ス繊維製で（本実施例では直径2.3mmの）紐状の
絶縁体芯２の外周に該絶縁体芯２の端部２Ａを除
いてフエライト混和物の磁性体層３を設けて直径
35mmとし、その上に（本実施例では0.05mmの）ニ
クロム線が所定のピツチで螺線巻されてなる導体
部４が設けられ、その外周に透明でシリコンゴム
製の絶縁被覆５が施されて直径７mmに形成されて
なる。６は接続片であり、例えば第７図に示すご
とく小巾の差し込み部６１とされ、中央には小巾
の括れ部６２が設けられ、これらはいずれも巾１
mm程度とされ、他端部６３を含む他の部分は巾３
mm程度とされた肉薄の金属板で形成されている。
この接続片６は第４図に示すごとく小巾の差し込
み部６１を電線端面１Ａから差し込んで導体部４
と接触させ、他端部６３を露出した絶縁体芯の端
部２Ａを内側に重ねてＵ字型に折り曲げて絶縁被
覆５外側に接触せしめられる。７は軸方向のスリ
ツト７０と内方に突出した爪７１とが設けられた
円筒状部７２を有する端子金具であり、該円筒状
部７２が前記重ねた芯の端部２Ａと接続片の他端
部６３とともに電線１の端部に外嵌され外からか
しめ、導体部４と金具７を電気的に接続させると
共に該金具７を巻線型高圧電線１の端に固着され
る。
ス繊維製で（本実施例では直径2.3mmの）紐状の
絶縁体芯２の外周に該絶縁体芯２の端部２Ａを除
いてフエライト混和物の磁性体層３を設けて直径
35mmとし、その上に（本実施例では0.05mmの）ニ
クロム線が所定のピツチで螺線巻されてなる導体
部４が設けられ、その外周に透明でシリコンゴム
製の絶縁被覆５が施されて直径７mmに形成されて
なる。６は接続片であり、例えば第７図に示すご
とく小巾の差し込み部６１とされ、中央には小巾
の括れ部６２が設けられ、これらはいずれも巾１
mm程度とされ、他端部６３を含む他の部分は巾３
mm程度とされた肉薄の金属板で形成されている。
この接続片６は第４図に示すごとく小巾の差し込
み部６１を電線端面１Ａから差し込んで導体部４
と接触させ、他端部６３を露出した絶縁体芯の端
部２Ａを内側に重ねてＵ字型に折り曲げて絶縁被
覆５外側に接触せしめられる。７は軸方向のスリ
ツト７０と内方に突出した爪７１とが設けられた
円筒状部７２を有する端子金具であり、該円筒状
部７２が前記重ねた芯の端部２Ａと接続片の他端
部６３とともに電線１の端部に外嵌され外からか
しめ、導体部４と金具７を電気的に接続させると
共に該金具７を巻線型高圧電線１の端に固着され
る。
上記実施例の場合、金具７でもつて接続片６と
重ねてかしめられた絶縁体芯端部２Ａが第５図の
ように扇形に広がる。このため金具７は一方から
前記爪７１で絶縁被覆５に係止され、他方からは
接続片の他端部６３および芯の端部２Ａにより広
い面積で絶縁被覆５に係止されるため引抜き強度
を大きく向上させることができる。
重ねてかしめられた絶縁体芯端部２Ａが第５図の
ように扇形に広がる。このため金具７は一方から
前記爪７１で絶縁被覆５に係止され、他方からは
接続片の他端部６３および芯の端部２Ａにより広
い面積で絶縁被覆５に係止されるため引抜き強度
を大きく向上させることができる。
考案の端子付雑音防止用電線では巻線径3.5mm
の電線を使用した場合、第２図に示す従来の端子
付雑音防止用電線の場合、温度150℃で引抜き強
度は約６Kgであるのに対し、本考案のものは同じ
条件で20Kgの引抜き強度が得られた。
の電線を使用した場合、第２図に示す従来の端子
付雑音防止用電線の場合、温度150℃で引抜き強
度は約６Kgであるのに対し、本考案のものは同じ
条件で20Kgの引抜き強度が得られた。
本考案の端子付雑音防止用電線は、叙上のごと
き構成を有し電線端末部にかしめによつて装着さ
れた端子金具が強固な引抜き強度を持ち、特に絶
縁被覆にシリコンゴム等の引裂き強度の弱いもの
を使用した場合にも端子金具が十分強固な引抜き
強度を持つという効果を有する。
き構成を有し電線端末部にかしめによつて装着さ
れた端子金具が強固な引抜き強度を持ち、特に絶
縁被覆にシリコンゴム等の引裂き強度の弱いもの
を使用した場合にも端子金具が十分強固な引抜き
強度を持つという効果を有する。
第１図は従来の端子付雑音防止用電線の一例を
示す断面図、第２図は他の従来例を示す断面図、
第３図は第２図の他の接続片を示す正面図、第４
図は本考案にかかる端子付雑音防止用電線を示す
断面図、第５図はその左側面図、第６図はその電
線端部の断面図、第７図はその接続片を示す平面
図である。 図中、１……巻線型高圧電線、２……絶縁体
芯、３……磁性体層、４……導体部、５……絶縁
被覆、６……接続片、７……金具、１Ａ……端
面、２Ａ……絶縁体芯の端部。
示す断面図、第２図は他の従来例を示す断面図、
第３図は第２図の他の接続片を示す正面図、第４
図は本考案にかかる端子付雑音防止用電線を示す
断面図、第５図はその左側面図、第６図はその電
線端部の断面図、第７図はその接続片を示す平面
図である。 図中、１……巻線型高圧電線、２……絶縁体
芯、３……磁性体層、４……導体部、５……絶縁
被覆、６……接続片、７……金具、１Ａ……端
面、２Ａ……絶縁体芯の端部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 中心に可撓性絶縁体芯を有する磁性体層の外周
を巻線の導体部で取り巻き、その外周に可撓性の
絶縁被覆を施した電線と、該電線の端部に外嵌さ
れかしめて固着される筒状部を備えた接続用端子
金具とを有する端子付雑音防止用電線において、 前記端子金具の固着は、前記電線の磁性体層、
導体部および絶縁被覆を適当長除去して絶縁体芯
のみを露出し、一端が小巾の差し込み部とされ他
端が広巾とされた薄板状接続片の該一端を前記電
線端面より導体部に差し込むと共に他端を前記露
出した絶縁体芯と重ねて前記絶縁被覆の外側に折
り曲げ、さらに前記金具の筒状部で前記重ねた両
者を電線端部とともに覆い、かしめてなされたこ
とを特徴とする端子付雑音防止用電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14423180U JPS6119498Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14423180U JPS6119498Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5767314U JPS5767314U (ja) | 1982-04-22 |
| JPS6119498Y2 true JPS6119498Y2 (ja) | 1986-06-12 |
Family
ID=29503945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14423180U Expired JPS6119498Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6119498Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-09 JP JP14423180U patent/JPS6119498Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5767314U (ja) | 1982-04-22 |
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