JPH02175793A - 摺動部材の組合せ - Google Patents

摺動部材の組合せ

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JPH02175793A
JPH02175793A JP33175688A JP33175688A JPH02175793A JP H02175793 A JPH02175793 A JP H02175793A JP 33175688 A JP33175688 A JP 33175688A JP 33175688 A JP33175688 A JP 33175688A JP H02175793 A JPH02175793 A JP H02175793A
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坂田 辰栄
Toshio Oka
岡 登志夫
Shigeyuki Kaneko
金子 茂之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は、摺動部材の組合せに関し、例えば、油圧装置
の回転部分に使用して好適な、摺動部材の組合せに関す
る。
ロ、従来技術 自動車のオートマチイックトランスミッションは、油圧
クラッチ部や軸受部に作動油を供給する油圧回路部を有
し、この油圧回路部は回転軸部を主要部としている。油
圧回路部のハウジングの材料としては、軽量化のために
アルミニウム合金が使用され、特にダイカスト用アルミ
ニウム合金ADC12が多用されている。
回転軸とハウジングとの間のシールには、従来から合い
口を第6図に示すような釣設合い口8aとした鋳鉄製シ
ールリング8や単純な直角合いロヲ持つ4弗化エチレン
樹脂(PTFE)のシールリングが使用されている。
鋳鉄は、ADC12との摺動合性が良好で、互いに摺動
させて両者共に摩耗が少な(、また、釣設付き合い口の
シールリングとすることにより、シールリングを回転軸
に装着したとき、合い口の両鉤部が互いに掛り合うこと
によってシールリングの拡張する外径が制約され、ハウ
ジング内への回転軸挿入が容易になる。その結果、装着
に熟練を要しない、或いは特殊な治工具も不要であると
いう利点がある。然し、ADC12のハウジング内周面
への追随性が劣ることから、オートマチイックトランス
ミッション内の油温上昇に伴って油の粘性が低下すると
、シール性が悪(なり、油漏れがPTFEのシールリン
グの約100倍に達するようになる。
PTFEのシールリングは、ハウジングの内周面への追
随性は良好であるが、軟質のADC12のハウジングに
対して摺動台性が悪く、短時間の運転でハウジングに異
状摩耗が起こることが多いという欠点がある。更に、小
さな外力によって容易に変形するので、ハウジングへの
挿入に際し、変形や破損を起こすことがある。
ハ1発明の目的 本発明は、一方の摺動部材が他方の摺動部材への追随性
が良好で、互いに摺動して両槽動部材共に摩耗が少なく
、かつ組付は性が良い摺動部材の組合せを提供すること
を目的としている。
二9発明の構成 第一の発明は、充填材としてチタン酸カリウム繊維及び
黒鉛粉末を含有するポリエーテル・エーテルケトン樹脂
からなる第一の摺動部材と、軽金属からなる第二の摺動
部材とが互いに摺動するように構成された、摺動部材の
組合せに係る。
ルケトン樹脂からなる第一の摺動部材と、軽金属からな
る第二の摺動部材とが互いに摺動するように構成された
、摺動部材の組合せに係る。
ホ2発明の作用効果 第一の摺動部材の主要材料としては、エンジニアリング
プラスチックのうちで特に曲げ弾性率が高<  (13
5000kg / Ca1lでPTFEの約10倍)、
自己張力を有するポリエーテル・エーテルケトン樹脂(
PEEK)を、組付は性を良好にするために選んだ。更
に、第一の発明にあっては、機械的強度を改善するため
、チタン酸カリウム(KzTiO□013)繊維を、固
体潤滑材として黒鉛粉末を含有させる。
第二の発明にあっては、機械的性質を改善するため炭素
繊維を、固体潤滑材としてPTFE粉末を含有させる。
炭素繊維は、機械的強度を改善するほか、潤滑作用をも
有している。
第一の発明にあって、チタン酸カリウム繊維は、径0.
3〜2pm、長さ5〜20μmのものを10〜35重量
%(以下、重量%を単に「%」で表わす。)含有させる
のが良く、黒鉛粉末は平均粒径1〜30μmのものを5
〜25%含有させるのが良い。第二の発明にあって、炭
素繊維は平均径5〜15μm、長さ150μm以下のも
のを10〜35%含有させるのが良く、PTFE粉末は
、平均粒径5〜40μmのものを5〜25%含有させる
のが良い。ベース材料のPEEKは第一の発明、第二の
発明共に、60〜80%とするのが良い。
第一の発明、第二の発明共に、PEEKが60%未満で
は成形性が悪くなり、これが80%を越えると充填材の
含有量が少なくなって後述する充填材の効果が顕著では
な(なる。
第一の発明にあってチタン酸カリウム含有量が10%未
満では、第二の発明にあって炭素繊維含有量が10%未
満では、機械的強度の改善の効果が顕著ではなく、これ
らが35%を越えると成形性が悪くなる。第一の発明に
あって黒鉛粉末含有量が5%未満では、第二の発明にあ
ってPTFE粉末が5%未満では、潤滑性が不足して充
分には耐摩耗性が改善されずこれらが25%を越えると
摺動面からの黒鉛粉末又はPTFE粉末の脱落が多くな
って機械的強度も低下する。
第一の摺動部材は、樹脂をベース材料としているので、
第二の摺動部材の摺動面への追随性が良好で、前述のP
TFEの摺動部材と同等の優れたシール性を示し、流体
のシールを行う一方の摺動部材として好適である。また
、充填材としてのチタン酸カリウム繊維(第一の発明)
或いは炭素繊維(第二の発明)によって機械的強度が改
善され、外力によって容易に変形することがなくて組付
は時の取扱いが容易であり、耐摩耗性も良好になる。
更に、黒鉛粉末(第一の発明)或いはPTFE粉末(第
二の発明)の含有により、これらが潤滑材として作用し
、第一の摺動部材、第二の摺動部材共に摩耗が少なくな
る。
第一の摺動部材と摺動する第二の摺動部材は、軽量化の
ため、軽金属製とするが、アルミニウム合金又はマグネ
シウム合金が好適であり、ダイカスト用のアルミニウム
合金又はマグネシウム合金を使用してダイカストで製造
するのが生産性の観点から望ましい。
へ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
災指貫土 PEEK粉末に、平均径約1μm、長さ5〜20μmの
チタン酸カリウム繊維を20%、平均粒径1〜30μm
の黒鉛粉末を10%配合して混合し、この混合粉を、射
出成形が容易になるよう、粒子の短径約1 mm、長径
約1.5mmの造粒粉とした。この造粒粉を、射出圧力
1600kg / cffl 、射出時間10秒、スク
リュー回転数55rpm 、ノズル温度390°C1冷
却時間30秒の条件でシールリング素材を成形した。
この素材に仕上げ加工を施して表面粗さを6Sにし、第
1図に示すような、呼び径りが50mm、幅日が262
M、厚さ丁が2.2mmのシールリングとした。
第1図はシールリングの使用状態での拡大斜視図で、合
い口3a (4a)は直角合い口゛とし、合い口隙間C
は0 、2 mmとしである。
このシールリングを第2図に要部概略断面図で示す試験
機に組付け、摩耗試験及びシール試験を行った。図中、
2は構造用炭素鋼345C製の回転軸で、壁面を表面粗
さ6Sに旋削仕上げされたリング溝2a、2bが設けら
れ、リング溝2a、2b間にはオイル通過のための円弧
状環状溝2cが設けられている。リング溝2a、2bに
夫々第1図のシールリング3.4を装着し、これらを、
ダイカスト用アルミニウム合金ADC12からなり、表
面粗さ6Sに仕上げられた内径50Mのシリンダ1内に
嵌入させた。シールリング3.4は、適度の開性を有し
ていて、上記組付けは容易になされた。
シリンダ1には、回転軸2の環状溝2cに対向して、オ
イル導入口1aとオイル吐出口1bとが対称に180度
の位置に設けられている。
回転軸2を600Orpmの回転数で回転させ、流動点
−40°C1粘度係数150のオートマティックトラン
スミンシゴン用オイルを図示しないオイルポンプにて1
20’Cに加熱し、このオイル5を図示しないオイルポ
ンプによって10 kg / cutの油圧でオイル導
入口1aからシリンダ1内のシールリング3.4間の空
間へ導入し、オイル吐出口1bから吐出させた。この運
転を50時間連続して行い、シールリング3.4の摩耗
量、回転軸2のリング溝2a、2bの壁面(シールリン
グ3.4と接触する面)の摩耗量及びシリンダ1の摺動
面の摩耗量を測定すると共に、漏れたオイルを漏斗6を
経由してメスシリンダ7に捕集させ、オイル漏れを経時
的に測定した。
比較のために、シールリング3.4に鋳鉄(ピストンリ
ング用ねずみ鋳鉄)製のシールリング又は充填材として
ポリイミド粉末を含有させたPTFE製のシールリング
を使用し、同様の試験を行った。
摩耗量は、触針走査方式の表面粗さ計を使用して求めた
。第3図に、シリンダ1の内周面摩耗を例に挙げて、上
記表面粗さ計によって記録された表面凹凸を示すプロフ
ィールのチャートを示す。
第4図は摩耗量測定結果を示すグラフである。
第4図から次のことが解る。ポリイミド粉末含有PTF
Eのシールリングを使用した比較例では、シールリング
の摩耗、シリンダ摩耗共に大きく、特にシールリング4
に対するシリンダの摺動面は異状摩耗を起こし、第3図
のチャートでスケールアウトを起こして測定不能であっ
た。これに対して実施例では、鋳鉄製シールリングを使
用した比較例よりも若干摩耗が少なく、良好な耐摩耗性
を示している。
第5図はオイル漏れ測定結果を経時的に示すグラフであ
る。鋳鉄製シールリングを使用した比較例では、前述の
ように摩耗量は少ないのであるがオイル漏れは非常に大
きい。これは、鋳鉄製シールリングはシリンダ内周面へ
の追随性が悪いことによるものである。これに対して実
施例では、シールリングのシリンダ内周面への追随性が
良好で、ポリイミド粉末含有PTFE製シールリングを
使用した比較例と同程度の良好なシール示を示している
以上のように、比較例は耐摩耗性シール性のいずれかが
悪いのに対し、本実施例では、耐摩耗性、シール性の双
方共に優れていて、油圧回路部の摺動部材の組合せとし
て頗る好適である。
1施班呈 チタン酸バリウム繊維に替えて炭素繊維を、黒鉛粉末に
替えて、PTFE粉末を含有させ、その他は上記実施例
と同様にして製作したシールリングを使用した場合も、
上記前記実施例1と略同様な結果が得られた。但し、こ
の例では、炭素繊維は平均径10!Jm、長さ80 u
 mのものを20%、PTFE粉末は平均粒径10μm
のものを15%含有させた。
また、前記実施例1.2共に、第2図の回転軸2の材料
をダイカスト用アルミニウム合金ADC12とした場合
も、前記実施例と同様の良好な耐摩耗性、シール性を示
した。また、これにより一層の軽量化が実現する。
以上の例は、オートマチイックトランスミッションの油
圧回路部についての実験であるが、本発明は、そのほか
、例えばメカニカルシールや圧縮装置、減圧装置内の摺
動部材の組合せに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の実施例を示すものであって、 第1図はシールリングの使用状態での拡大斜視図、 第2図は摩耗試験及びシール試験に供した実験装置の要
部概略断面図、 第3図は表面粗さ計による摺動表面の凹凸プロフィール
の一例を示すチャート、 第4図は摩耗量測定結果を示すグラフ、第5図はオイル
漏れを経時的に示すグラフである。 第6図は従来の鋳鉄製シールリングの拡大部分正面図で
ある。 なお、図面に示された符号において、 1・・・・・・・・・シリンダ 1a・・・・・・・・・オイル導入口 1b・・・・・・・・・オイル吐出口 2・・・・・・・・・回転軸 2a、2b・・・・・・・・リング溝 2c・・・・・・・・・オイル通過用環状溝3.4・・
・・・・・・・シールリング3a、4a・・・・・・・
・・合い口 5・・・・・・・・・オイル 6・・・・・・・・・漏斗 7・・・・・・・・・メスシリンダ である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、充填材としてチタン酸カリウム繊維及び黒鉛粉末を
    含有するポリエーテル・エーテルケトン樹脂からなる第
    一の摺動部材と、軽金属からなる第二の摺動部材とが互
    いに摺動するように構成された、摺動部材の組合せ。 2、充填材として炭素繊維及び4弗化エチレン樹脂粉末
    を含有するポリエーテル・エーテルケトン樹脂からなる
    第一の摺動部材と、軽金属からなる第二の摺動部材とが
    互いに摺動するように構成された、摺動部材の組合せ。
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