JPH0217249A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
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- JPH0217249A JPH0217249A JP16515988A JP16515988A JPH0217249A JP H0217249 A JPH0217249 A JP H0217249A JP 16515988 A JP16515988 A JP 16515988A JP 16515988 A JP16515988 A JP 16515988A JP H0217249 A JPH0217249 A JP H0217249A
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- JP
- Japan
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- case
- friction
- transmitted
- hub member
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、例えば車両の動力伝達系に用いられる動力
伝達装置に関する。
伝達装置に関する。
(従来の技術)
車両などに用いられる動力伝達装置としては。
例えば特開昭62−94421号公報に記載されたよう
なものがある。その主たる構成は、終減速機からの駆動
トルクを、伝達トルク容量可変なる左右の油圧クラッチ
に伝達し、この左右の油圧クラッチを介して、左右の後
輪駆動軸へそれぞれトルク伝達するものである。 とこ
ろで、このようにFJ擦クラッチタイプのデファレンシ
ャル装置は、歯車式のデファレンシャル装置が歯車の噛
合いで動力を伝達するのと異なり、摩擦クラッチに締結
力を与えないと動力が伝達されないが、Wi擦ツクラッ
チは、周知のように、締結力の増加に対して出力トルク
の立上がりが急であり、従って締結力が与えられると入
力側と出力側とが急激に連結され衝撃的にトルクが伝達
されるという性質がある。
なものがある。その主たる構成は、終減速機からの駆動
トルクを、伝達トルク容量可変なる左右の油圧クラッチ
に伝達し、この左右の油圧クラッチを介して、左右の後
輪駆動軸へそれぞれトルク伝達するものである。 とこ
ろで、このようにFJ擦クラッチタイプのデファレンシ
ャル装置は、歯車式のデファレンシャル装置が歯車の噛
合いで動力を伝達するのと異なり、摩擦クラッチに締結
力を与えないと動力が伝達されないが、Wi擦ツクラッ
チは、周知のように、締結力の増加に対して出力トルク
の立上がりが急であり、従って締結力が与えられると入
力側と出力側とが急激に連結され衝撃的にトルクが伝達
されるという性質がある。
このため、締結状態で例えば大きな駆動力や制動力が加
わると摩擦板が一旦滑りを起こした後再び急激に締結さ
れ、そのときに不連続で大きなトルクが衝撃的に伝達さ
れ車体に大ぎな衝撃が作用する。又、車輪に与えられる
駆動力や制動力が急に増加すると車輪のグリップ力が低
下し、車体の姿勢が変り易く走行安定性が損われる。又
、上記のように締結中のfNNツクラッチ急激に力が加
わって摩擦板が滑ると破壊音に似た不快な騒音が発生す
る。
わると摩擦板が一旦滑りを起こした後再び急激に締結さ
れ、そのときに不連続で大きなトルクが衝撃的に伝達さ
れ車体に大ぎな衝撃が作用する。又、車輪に与えられる
駆動力や制動力が急に増加すると車輪のグリップ力が低
下し、車体の姿勢が変り易く走行安定性が損われる。又
、上記のように締結中のfNNツクラッチ急激に力が加
わって摩擦板が滑ると破壊音に似た不快な騒音が発生す
る。
(発明が解決しようとする課題)
そこで、この発明は、トルクの伝達が不連続′C衝撃的
でなく緩やかに行われ、例えば車両に用いられたとき車
体にII撃を与え不安定にすることのない動力伝達装置
の提供を目的とする。
でなく緩やかに行われ、例えば車両に用いられたとき車
体にII撃を与え不安定にすることのない動力伝達装置
の提供を目的とする。
[発明の構成1
(課題を解決するための手段)
この発明の動力伝達装置は、回転入力を受けで回転可能
なケースと、このケースの内部において同軸上で相対回
転可能に並設された一対のハブ部材と、前記ケースと回
転方向に係合した複数枚の外側摩擦板及びこの外側摩擦
板と交互に配置され前記ハブ部材と各別に回転方向に係
合した内側摩擦板とからなる2組の摩擦板組と、これら
の摩擦板組の間に介設され互いの干渉を防止する仕切り
部材とを有する一対の摩擦クラッチと、これらの摩擦ク
ラッチを各別に締結又は開放する一対のアクチュエータ
と、前記ハブ部材に緩衝材を介して各別に連結され連結
部を有する一対の回転部材とを備えたことを特徴とする
。
なケースと、このケースの内部において同軸上で相対回
転可能に並設された一対のハブ部材と、前記ケースと回
転方向に係合した複数枚の外側摩擦板及びこの外側摩擦
板と交互に配置され前記ハブ部材と各別に回転方向に係
合した内側摩擦板とからなる2組の摩擦板組と、これら
の摩擦板組の間に介設され互いの干渉を防止する仕切り
部材とを有する一対の摩擦クラッチと、これらの摩擦ク
ラッチを各別に締結又は開放する一対のアクチュエータ
と、前記ハブ部材に緩衝材を介して各別に連結され連結
部を有する一対の回転部材とを備えたことを特徴とする
。
(作用)
各7クヂユエータを外部操作して各摩擦クラッチを締結
すれば、ケースと各回転部材とが連結され、一方からの
入力トルクは他方へ各締結力の強さに応じた大きさで伝
達される。又、各I!jmクラッチは別個に制御できる
からケースと各回転部月間の差動回転と各回転部材間の
差動回転とを制限し又は許容することができる。又、各
g*クラッチを開放すればケースと各回転部材の連結が
解除されトルク伝達が遮断される。
すれば、ケースと各回転部材とが連結され、一方からの
入力トルクは他方へ各締結力の強さに応じた大きさで伝
達される。又、各I!jmクラッチは別個に制御できる
からケースと各回転部月間の差動回転と各回転部材間の
差動回転とを制限し又は許容することができる。又、各
g*クラッチを開放すればケースと各回転部材の連結が
解除されトルク伝達が遮断される。
又、回転部材とハブ部材とを連結した緩!!i材のダン
パ効果により摩擦クラッチにかかるトルクは緩やかにな
り、各摩擦板組に不都合な滑りが生じない。従って、操
作入力に対するタイムラグである滑り時開の後に急激に
f!1wAクラッチが再度締結され衝撃的に不連続にト
ルクが伝達されることはない。
パ効果により摩擦クラッチにかかるトルクは緩やかにな
り、各摩擦板組に不都合な滑りが生じない。従って、操
作入力に対するタイムラグである滑り時開の後に急激に
f!1wAクラッチが再度締結され衝撃的に不連続にト
ルクが伝達されることはない。
(実施例)
第1図ないし第3図により第1実施例の説明をする。第
3図はこの実施例を四輪駆動(4WD>車のリヤデフと
して用いた例を示す。なお、以下の説明において左右の
方向は第1図における左右の方向であり、この車両の車
幅方向に相当する。
3図はこの実施例を四輪駆動(4WD>車のリヤデフと
して用いた例を示す。なお、以下の説明において左右の
方向は第1図における左右の方向であり、この車両の車
幅方向に相当する。
先ず、第3図によりこの車両の動力伝達を説明する。
エンジン1の回転駆動力はトランスミッション3で変速
され前輪側のデファレンシャル装H(フロントデフ)5
に伝達される。フロントデフ5は伝達された回転駆動力
を前車軸7.7を介して左右の前輪9,9へ差動配分す
るとともに、トランスフ?11、プロペラシャフト13
、リヤデフ15であるこの実施例の動力伝達装置に伝達
し、リヤデフ15は伝達された回転駆動力を後車軸17
゜19を介して左右の後輪21.23へ差動配分する。
され前輪側のデファレンシャル装H(フロントデフ)5
に伝達される。フロントデフ5は伝達された回転駆動力
を前車軸7.7を介して左右の前輪9,9へ差動配分す
るとともに、トランスフ?11、プロペラシャフト13
、リヤデフ15であるこの実施例の動力伝達装置に伝達
し、リヤデフ15は伝達された回転駆動力を後車軸17
゜19を介して左右の後輪21.23へ差動配分する。
次に、この実施例の構成を説明する。
デフケース(ケース)25は円筒状の側壁を有するケー
ス本体27とそのカバー29とをボルト31で固定して
なり、ベアリング33.35でデフキャリt−37に回
転自在に支承されている。デフケース25にはリングギ
ヤ39がボルト41により取付けられている。リングギ
ヤ39はドライブピニオンシャフト43の後端に一体形
成されたドライブピニオンギヤ45と噛合っている。ド
ライブピニオンシャフト43は継手を介してプロペラシ
ャフト13に連結されている。デフケース25はこのよ
うにしてエンジン1からの回転駆動力を受けて回転駆動
される。
ス本体27とそのカバー29とをボルト31で固定して
なり、ベアリング33.35でデフキャリt−37に回
転自在に支承されている。デフケース25にはリングギ
ヤ39がボルト41により取付けられている。リングギ
ヤ39はドライブピニオンシャフト43の後端に一体形
成されたドライブピニオンギヤ45と噛合っている。ド
ライブピニオンシャフト43は継手を介してプロペラシ
ャフト13に連結されている。デフケース25はこのよ
うにしてエンジン1からの回転駆動力を受けて回転駆動
される。
ケース25の内部には一対のハブ部材47.49が同軸
上で相対回転可能に並設されている。ハブ部材47.4
9の間にはリング状の摺動スペーサ51が介設されてい
る。
上で相対回転可能に並設されている。ハブ部材47.4
9の間にはリング状の摺動スペーサ51が介設されてい
る。
ハブ部材47.49の外周には各々スプライン53.5
5が設けられ、デフケース25のケース本体27の内周
にはスプライン57が設けられている。左側のハブ部材
47のスプライン53には複数枚の内側摩擦板59が回
転方向に係合し、ケース本体27の左端側のスプライン
57には内側摩擦板59と交互に配置された複数枚の外
側11!擦板61が回転方向に係合し、左側の摩擦板組
を構成している。ヌ、右側のハブ部049のスプライン
55には複数枚の内側sm板63が回転方向に係合し、
ケース本体27の右端側のスプライン57には内側摩擦
板63と交互に配置された複数枚の外側[111板65
が回転方向に係合し、右側の摩擦板組を構成している。
5が設けられ、デフケース25のケース本体27の内周
にはスプライン57が設けられている。左側のハブ部材
47のスプライン53には複数枚の内側摩擦板59が回
転方向に係合し、ケース本体27の左端側のスプライン
57には内側摩擦板59と交互に配置された複数枚の外
側11!擦板61が回転方向に係合し、左側の摩擦板組
を構成している。ヌ、右側のハブ部049のスプライン
55には複数枚の内側sm板63が回転方向に係合し、
ケース本体27の右端側のスプライン57には内側摩擦
板63と交互に配置された複数枚の外側[111板65
が回転方向に係合し、右側の摩擦板組を構成している。
このようにして左右一対のHIM板クラッチ67.69
が#l成されている。
が#l成されている。
これら左右のa!原板組の間には仕切り部材71が配置
され、ケース本体27の内周に固定されている。仕切り
部材71はその外周に設けられたスプラインをスプライ
ン57に係合し、ケース本体27の内周に設けられた円
周溝73まで移動させ、回転方向にねじってスプライン
の凸部を円周iM 73にかしめて固定されている。仕
切り部材71は各fIJS板組の締結力の受面となると
ともに各摩擦クラッチ67.69間の干渉を防止する。
され、ケース本体27の内周に固定されている。仕切り
部材71はその外周に設けられたスプラインをスプライ
ン57に係合し、ケース本体27の内周に設けられた円
周溝73まで移動させ、回転方向にねじってスプライン
の凸部を円周iM 73にかしめて固定されている。仕
切り部材71は各fIJS板組の締結力の受面となると
ともに各摩擦クラッチ67.69間の干渉を防止する。
第2図に示すように、ハブ部材47.49には回転中心
軸と間怠の貫通孔75が設けられている。
軸と間怠の貫通孔75が設けられている。
この貫通孔75には、円周等配位置に4本の溝77が設
番プられている。溝77の開口に対向する面78(底面
)は円筒面になっている。回転部材である中空軸79.
81には、第2図に示すように、外周等配位置に4個の
凸部83が設置ブられてJ5す、その外周を貫通孔75
に係合し、凸部83を満77に係合することによりハブ
部材47.49に各別に嵌装されている。その際、回転
部4179.81の外周はハブ部材47.49の貫通孔
75と情動可能に嵌合し、凸部83の頂面は溝77の底
面78と摺動可能に当接している。そして、?R77と
凸部83の両側面の間には、第2図に示すように、矩形
断面のa+i材8材厚5設されている。中空軸79.8
1の対向する端部間には円周溝87が形成され、前記W
IvJスペーサ51の内周部が摺動自在に係合しており
、ハブ部材47.49と中空軸79.81のセンタリン
グを円周溝87に係合したその内周部で行っている。又
、左の中空軸79には左の後巾軸17が、右の中空軸8
1には右の後事軸19が各々スプライン連結されている
。
番プられている。溝77の開口に対向する面78(底面
)は円筒面になっている。回転部材である中空軸79.
81には、第2図に示すように、外周等配位置に4個の
凸部83が設置ブられてJ5す、その外周を貫通孔75
に係合し、凸部83を満77に係合することによりハブ
部材47.49に各別に嵌装されている。その際、回転
部4179.81の外周はハブ部材47.49の貫通孔
75と情動可能に嵌合し、凸部83の頂面は溝77の底
面78と摺動可能に当接している。そして、?R77と
凸部83の両側面の間には、第2図に示すように、矩形
断面のa+i材8材厚5設されている。中空軸79.8
1の対向する端部間には円周溝87が形成され、前記W
IvJスペーサ51の内周部が摺動自在に係合しており
、ハブ部材47.49と中空軸79.81のセンタリン
グを円周溝87に係合したその内周部で行っている。又
、左の中空軸79には左の後巾軸17が、右の中空軸8
1には右の後事軸19が各々スプライン連結されている
。
デフキャリヤ37の左右端にはシリンダ部89゜91が
形成され、これらシリンダ部89.91には各々Oリン
グ93,95.97.99を介してピストン部材101
.103が摺動自在に液密状に係合し、一対のアクチュ
エータ105.107を構成している。各ピストン部材
101.103はニードルベアリング109.111を
介してリング状の押圧部材113,115に当接し、こ
れらの押圧部材113,115にはケース25のケース
本体27とカバー29とを各々貫通するブツシュロッド
117,119がスプリングピン121.121によっ
て取付けられている。ブツシュロッド117.119は
ケース25内部に軸方向移動可能に配置された抑圧リン
グ123.125に各々当接している。抑圧リング12
3,125は各々摩擦クラッチ67.69の各摩擦板組
に当接している。このようにして、各アクチュエータ1
05.107から各摩擦板組に至る押圧力の伝達系が構
成されている。
形成され、これらシリンダ部89.91には各々Oリン
グ93,95.97.99を介してピストン部材101
.103が摺動自在に液密状に係合し、一対のアクチュ
エータ105.107を構成している。各ピストン部材
101.103はニードルベアリング109.111を
介してリング状の押圧部材113,115に当接し、こ
れらの押圧部材113,115にはケース25のケース
本体27とカバー29とを各々貫通するブツシュロッド
117,119がスプリングピン121.121によっ
て取付けられている。ブツシュロッド117.119は
ケース25内部に軸方向移動可能に配置された抑圧リン
グ123.125に各々当接している。抑圧リング12
3,125は各々摩擦クラッチ67.69の各摩擦板組
に当接している。このようにして、各アクチュエータ1
05.107から各摩擦板組に至る押圧力の伝達系が構
成されている。
これらの伝達系を介して、左のアクチュエータ105は
左の摩擦クラッチ67を、父君のアクチュエータ107
は右のIl!擦クワクラッチ69別に締結又は開放する
。この際、仕切り部材71の存在により左右の1!!擦
クラツチ67.69の作動は互いに干渉しない。
左の摩擦クラッチ67を、父君のアクチュエータ107
は右のIl!擦クワクラッチ69別に締結又は開放する
。この際、仕切り部材71の存在により左右の1!!擦
クラツチ67.69の作動は互いに干渉しない。
アクチュエータ105.107の各油圧ボート127.
129へは油圧源131から制御弁装置133を介し各
別に設けられた油路135.137を経て別々に油圧が
供給される。この制御弁装置は運転席から信号系路13
9を介して手動操作可能であるか、又は舵角、車体のヨ
ーイングモーメント、加速度あるいは路面条件などを検
出するセンサからの信号により自動操作可能にJlll
l成されている。このようにして、アクチュエータ10
5゜107は左右独立して外部操作される。
129へは油圧源131から制御弁装置133を介し各
別に設けられた油路135.137を経て別々に油圧が
供給される。この制御弁装置は運転席から信号系路13
9を介して手動操作可能であるか、又は舵角、車体のヨ
ーイングモーメント、加速度あるいは路面条件などを検
出するセンサからの信号により自動操作可能にJlll
l成されている。このようにして、アクチュエータ10
5゜107は左右独立して外部操作される。
次に、機能を説明する。
アクチュエータ105.107を外部操作して各摩擦ク
ラッチ67.69を締結すると、ケース25と各ハブ部
材47.49とが連結され、エンジン1からの回転駆動
力が左右の後輪21.23に伝達される。このとき、摩
擦クラッチ67.69の締結力を調節ずれば前輪9.9
側に配分される回転駆動力に対して後輪21.23側へ
配分される回転駆動力の大きさを任意に調節できる。又
、左右の摩擦クラッチ67.69の締結力を別々にa節
すれば左右の後輪21.23への回転駆動力の配分割合
いを任意に選択できる。
ラッチ67.69を締結すると、ケース25と各ハブ部
材47.49とが連結され、エンジン1からの回転駆動
力が左右の後輪21.23に伝達される。このとき、摩
擦クラッチ67.69の締結力を調節ずれば前輪9.9
側に配分される回転駆動力に対して後輪21.23側へ
配分される回転駆動力の大きさを任意に調節できる。又
、左右の摩擦クラッチ67.69の締結力を別々にa節
すれば左右の後輪21.23への回転駆動力の配分割合
いを任意に選択できる。
ハブ部材47.49と中空軸79.81の間に介設した
緩衝材85のm衝吸収効果によって摩擦クラッチ67.
69の各sm板組に伝わるトルクは緩やかになって短時
間に大きなトルクが働(ことがなくなる。従って、締結
状態で*m板組に不都合な滑りが発生することがなく、
従って操作入力に対するタイムラグとなる滑り時間が経
過した後にrii擦クワクラッチ6フ9が急激に締結状
態に戻りトルクが衝撃的に伝達されるという現象が起こ
らない。従って、駆動時と制動時とを問わず操作の瞬間
に意図したように駆動力又は制動力をかけることができ
る。
緩衝材85のm衝吸収効果によって摩擦クラッチ67.
69の各sm板組に伝わるトルクは緩やかになって短時
間に大きなトルクが働(ことがなくなる。従って、締結
状態で*m板組に不都合な滑りが発生することがなく、
従って操作入力に対するタイムラグとなる滑り時間が経
過した後にrii擦クワクラッチ6フ9が急激に締結状
態に戻りトルクが衝撃的に伝達されるという現象が起こ
らない。従って、駆動時と制動時とを問わず操作の瞬間
に意図したように駆動力又は制動力をかけることができ
る。
又、各摩擦クラッチ67.69を開放すればケース25
とハブ部材47.49との連結が解除されて、後輪21
.23への回転駆動力の伝達が遮断されるとともに後輪
21.23はフリー回転状態となる。
とハブ部材47.49との連結が解除されて、後輪21
.23への回転駆動力の伝達が遮断されるとともに後輪
21.23はフリー回転状態となる。
次に、車両の性能に即してこの実施例の機能と効果とを
説明する。
説明する。
上記のように、摩擦クラッチ67.69を締結すると後
輪21.23が駆動されて、車両は4WD走行状態とな
る。又、11!擦クラツチ67.69を開放すれば後輪
21.23への駆動力の伝達が遮断され、車両は二輪駆
動(2WD)走行状態となる。このようにして、2−4
切換機構を設けずに同様な機能を行うことができる。
輪21.23が駆動されて、車両は4WD走行状態とな
る。又、11!擦クラツチ67.69を開放すれば後輪
21.23への駆動力の伝達が遮断され、車両は二輪駆
動(2WD)走行状態となる。このようにして、2−4
切換機構を設けずに同様な機能を行うことができる。
又、第3図に示した車両において、例えばトランスファ
11に別途2−4切換機構を設けて2WD走行状態に切
換えたときに摩擦クラッチ67゜69を開放すれば、ケ
ース25からプロペラシャフト13などを介して前記2
−4切換機構に至る動力伝達系が切離されるから、これ
らの動力伝達系を無駄に回転させながら連れ回ることに
よるこの動力伝達系各部の摩耗、燃費の低下、騒音と振
動の発生などを防止することができる。このようにして
、ハブクラッチを装備せずに同様な機能を行うことがで
きる。
11に別途2−4切換機構を設けて2WD走行状態に切
換えたときに摩擦クラッチ67゜69を開放すれば、ケ
ース25からプロペラシャフト13などを介して前記2
−4切換機構に至る動力伝達系が切離されるから、これ
らの動力伝達系を無駄に回転させながら連れ回ることに
よるこの動力伝達系各部の摩耗、燃費の低下、騒音と振
動の発生などを防止することができる。このようにして
、ハブクラッチを装備せずに同様な機能を行うことがで
きる。
又、上記のように、舵角や路面条件などにより摩擦クラ
ッチ67.69の締結力を両方いっしょに又は左右別々
に調整すれば、前輪9,9と後輪21.23の間で、又
は後輪21.23の間で任意に広範囲で駆動力の配分比
を変え、差動回転の制御(制限と許容)を行うことが可
能であり、従って、下記のように、操縦安定性や走破性
などを向上させることができる。
ッチ67.69の締結力を両方いっしょに又は左右別々
に調整すれば、前輪9,9と後輪21.23の間で、又
は後輪21.23の間で任意に広範囲で駆動力の配分比
を変え、差動回転の制御(制限と許容)を行うことが可
能であり、従って、下記のように、操縦安定性や走破性
などを向上させることができる。
すなわち、摩擦クラッチ67.69を開放すれば、2W
D走行状態となって燃費が向上する。
D走行状態となって燃費が向上する。
又、例えば悪路において前輪9,9側がスリップ状態に
なったとき摩擦クラッチ67.69を締結すれば、後輪
21.23側に駆動力が伝達されて走破性が向上し悪路
から脱出することができる。
なったとき摩擦クラッチ67.69を締結すれば、後輪
21.23側に駆動力が伝達されて走破性が向上し悪路
から脱出することができる。
又、例えば左の後輪21がスリップ状態になると右のv
1車軸19に負荷が集中Jるとともに右の後輪23の駆
動力により車体を左に旋回させようとづ゛る運転者が意
図しない、ヨーイングモーメンが生じて危険である。こ
のような場合、右の摩擦クラッチ69を開放すれば、右
の後車軸19の破損や急に車体が旋回する危険を避ける
ことができる。
1車軸19に負荷が集中Jるとともに右の後輪23の駆
動力により車体を左に旋回させようとづ゛る運転者が意
図しない、ヨーイングモーメンが生じて危険である。こ
のような場合、右の摩擦クラッチ69を開放すれば、右
の後車軸19の破損や急に車体が旋回する危険を避ける
ことができる。
又、左右の摩擦クラッチ67.69の締結力を別々に調
節して左右の後輪21.23に巽なった大きさの駆動力
を与えれば、車体に任意の方向のヨーイングモーメント
を与えることができる。例えば、第3図に示すように、
駆動力の大きさを実線の矢印のように左後輪21側を大
きくすれば実線の矢印141のように車体を右旋回させ
るモーメントが生じ、破線の矢印のように右後輪23側
を大きくフれば破線の矢印143のように車体を左旋回
させるモーメントが生じる。このことを利用して、例え
ば中低速のコーナリングに際してはコーナ内側へのモー
メントを与えてオーバステアリング気味にすればコーナ
リングが容易になり、^速のコーナリングに際してはコ
ーナ外側へのモーメントを与えてアンダーステアリング
気味にすれば安全性が高まる。
節して左右の後輪21.23に巽なった大きさの駆動力
を与えれば、車体に任意の方向のヨーイングモーメント
を与えることができる。例えば、第3図に示すように、
駆動力の大きさを実線の矢印のように左後輪21側を大
きくすれば実線の矢印141のように車体を右旋回させ
るモーメントが生じ、破線の矢印のように右後輪23側
を大きくフれば破線の矢印143のように車体を左旋回
させるモーメントが生じる。このことを利用して、例え
ば中低速のコーナリングに際してはコーナ内側へのモー
メントを与えてオーバステアリング気味にすればコーナ
リングが容易になり、^速のコーナリングに際してはコ
ーナ外側へのモーメントを与えてアンダーステアリング
気味にすれば安全性が高まる。
又、摩擦クラッチ67.69の締結力をある程度弱めれ
ば、例えば車庫入れなどのような低速急旋回の際の前輪
9.9と後輪21.23間の回転差によるプロペラシャ
フト13のねじれが摩擦クラッチ67.69の間で吸収
されるからタイトコーナーブレーキング現象を防止でき
る。又、左右の後輪21.23間の回転差が許容される
からスムーズなコーナリングが行われる。
ば、例えば車庫入れなどのような低速急旋回の際の前輪
9.9と後輪21.23間の回転差によるプロペラシャ
フト13のねじれが摩擦クラッチ67.69の間で吸収
されるからタイトコーナーブレーキング現象を防止でき
る。又、左右の後輪21.23間の回転差が許容される
からスムーズなコーナリングが行われる。
この発明の装置を4WD車の前車軸7,7又は後車軸1
7.19側のデファレンシャル装置として用いれば、セ
ンターデフ又はビスカスカップリングを備えた動力伝達
装置などを用いなくても、上記のように、前輪9.9と
後輪21.23の間の駆動力の差動配分と差動回転の制
御(制限と許容)とを行うことができる。従って、これ
らの装置が不要となりその分のコストと重量とを低減す
ることができる。
7.19側のデファレンシャル装置として用いれば、セ
ンターデフ又はビスカスカップリングを備えた動力伝達
装置などを用いなくても、上記のように、前輪9.9と
後輪21.23の間の駆動力の差動配分と差動回転の制
御(制限と許容)とを行うことができる。従って、これ
らの装置が不要となりその分のコストと重量とを低減す
ることができる。
又、上記のように、操作に伴ってタイムラグなしに意図
した駆動力又は制動力が発生するから危険がなく操縦安
定性が高まる。その上、駆動力やエンジンブレーキによ
る制動力が衝撃的に車輪に伝達されることがないから車
体に衝撃が加わらず、又車輪のグリップ力が急激に変化
せず操縦安定性が損われない。例えば、コーナリング時
に駆動力や制動力が増加することにより後輪21.23
側のコーナリングフォースが急激に減少し車体が急に内
側に切れ込むタックイン現象やスピンなどの危険が避け
られる。アクチュエータ105.107の自動操作は、
上記のように、舵角、車体のヨーイングモーメント、加
速度などに基づいて行われるが、いずれの場合も上記の
理由でタイムラグがなく又車体が不安定になることがな
い。例えば、舵角に応じて後輪21.23間の駆動配分
を自動的に変えるように構成した場合、緩いコーナを高
速で走行する際にハンドルを外側に切りながらコーナリ
ングを行うテクニックを用いてもハンドル操作の瞬間に
意図した駆動力の差が生じるから意図したようにコーナ
リングを安全に行うことができる。
した駆動力又は制動力が発生するから危険がなく操縦安
定性が高まる。その上、駆動力やエンジンブレーキによ
る制動力が衝撃的に車輪に伝達されることがないから車
体に衝撃が加わらず、又車輪のグリップ力が急激に変化
せず操縦安定性が損われない。例えば、コーナリング時
に駆動力や制動力が増加することにより後輪21.23
側のコーナリングフォースが急激に減少し車体が急に内
側に切れ込むタックイン現象やスピンなどの危険が避け
られる。アクチュエータ105.107の自動操作は、
上記のように、舵角、車体のヨーイングモーメント、加
速度などに基づいて行われるが、いずれの場合も上記の
理由でタイムラグがなく又車体が不安定になることがな
い。例えば、舵角に応じて後輪21.23間の駆動配分
を自動的に変えるように構成した場合、緩いコーナを高
速で走行する際にハンドルを外側に切りながらコーナリ
ングを行うテクニックを用いてもハンドル操作の瞬間に
意図した駆動力の差が生じるから意図したようにコーナ
リングを安全に行うことができる。
又、締結状態のときに摩擦板59.61.63゜65に
上記のような不都合な滑りが生じないから、滑りに伴う
騒音が発生せず静粛であり運転者に不快感や不安感を与
えない。
上記のような不都合な滑りが生じないから、滑りに伴う
騒音が発生せず静粛であり運転者に不快感や不安感を与
えない。
次に、第4図により第2実施例の説明をする。
以下、上記第1実施例と同一の部材には同一の番号を付
して引用しながら第1実施例との相異点だけを説明する
。
して引用しながら第1実施例との相異点だけを説明する
。
内側Il!擦板59.63を各別にスプライン係合する
左右のハブ部材145は円筒形の部材である。
左右のハブ部材145は円筒形の部材である。
このハブ部材145にはゴムのような弾性体からなる円
筒形の緩衝材147を介して外周が円筒形の中空軸14
9が嵌装されている。左側の中空軸149には左の後串
軸17に連結される軸が、又右側の中空軸149には右
の後串軸19に連結される軸が各々スプライン連結され
ている。
筒形の緩衝材147を介して外周が円筒形の中空軸14
9が嵌装されている。左側の中空軸149には左の後串
軸17に連結される軸が、又右側の中空軸149には右
の後串軸19に連結される軸が各々スプライン連結され
ている。
このように構成されているから、ハブ部材145と中空
軸149の一方からのトルク入力は!l衝41147の
ダンパ効果により瑳やかにされて他方へ伝達される。従
って、上記の第1実施例と同様に摩擦クラッチ67.6
9の不都合な滑りが防止され、滑った後の衝撃的なトル
クの立上がりがない。
軸149の一方からのトルク入力は!l衝41147の
ダンパ効果により瑳やかにされて他方へ伝達される。従
って、上記の第1実施例と同様に摩擦クラッチ67.6
9の不都合な滑りが防止され、滑った後の衝撃的なトル
クの立上がりがない。
この実施例では緩衝材147に大きなトルクが入力する
とハブ部材145と中空軸149とは各々!l!i41
147との間で多少滑ることができるから大きなダンパ
効果が得られる。
とハブ部材145と中空軸149とは各々!l!i41
147との間で多少滑ることができるから大きなダンパ
効果が得られる。
なお、このmwi材147は例えば肉厚を増してハブ部
材145と中間軸149の一方又は両方に接着してもよ
い。
材145と中間軸149の一方又は両方に接着してもよ
い。
またハブ部材145と中間軸149を多角形とする構造
としてもよい。
としてもよい。
その他の機能と効果とは第1実施例と同じである。
さらに上記実施例においては4輪駆動台車に適用して説
明したが前輪又は後輪の一方のみを駆動する2輪駆動車
の左右車輪間に用いることもできる。
明したが前輪又は後輪の一方のみを駆動する2輪駆動車
の左右車輪間に用いることもできる。
この発明において、緩衝材とは上記のようなゴムの他に
ばねなどすべての弾性体を含んだ概念とする。
ばねなどすべての弾性体を含んだ概念とする。
[発明の効果]
以上のように、この発明の動力伝達装置はトルクの差動
配分機能と差動回転の117限およびFF容機能を有す
るとともにこれらの機能を任意に広い範囲で調節するこ
とができる。その上、衝撃的で立上りの急なトルク伝達
が起こらず操作と同時に意図した大きさのトルク伝達が
行える。
配分機能と差動回転の117限およびFF容機能を有す
るとともにこれらの機能を任意に広い範囲で調節するこ
とができる。その上、衝撃的で立上りの急なトルク伝達
が起こらず操作と同時に意図した大きさのトルク伝達が
行える。
第1図ないし第3図は第1実施例に係り、第1図は車両
のリヤデフとして用いられた実施例を他の部材とともに
示す断面図、第2図は第1図におけるA−Ali面図、
第3図は第1図の実施例を用いた車両の動力伝達を示す
概略図、第4図は第2実施例の要部断面図である。 25・・・デフケース(ケース) 47.49,145・・・ハブ部材 59.63・・・内側摩擦機 61.65・・・外側I!!擦板 67.69・・・摩擦クラッチ 71・・・仕切板 79.81,149・・・中空軸(回転部祠)85.1
47・・・緩衝材 105.107・・・アクチュエータ
のリヤデフとして用いられた実施例を他の部材とともに
示す断面図、第2図は第1図におけるA−Ali面図、
第3図は第1図の実施例を用いた車両の動力伝達を示す
概略図、第4図は第2実施例の要部断面図である。 25・・・デフケース(ケース) 47.49,145・・・ハブ部材 59.63・・・内側摩擦機 61.65・・・外側I!!擦板 67.69・・・摩擦クラッチ 71・・・仕切板 79.81,149・・・中空軸(回転部祠)85.1
47・・・緩衝材 105.107・・・アクチュエータ
Claims (1)
- 回転可能なケースと、このケースの内部において同軸
上で相対回転可能に並設された一対のハブ部材と、前記
ケースと回転方向に係合した複数枚の外側摩擦板及びこ
の外側摩擦板と交互に配置され前記ハブ部材と各別に回
転方向に係合した内側摩擦板とからなる2組の摩擦板組
と、これらの摩擦板組の間に介設され互いの干渉を防止
する仕切り部材とを有する一対の摩擦クラッチと、これ
らの摩擦クラッチを各別に締結又は開放する一対のアク
チュエータと、前記ハブ部材に緩衝材を介して各別に連
結され連結部を有する一対の回転部材とを備えたことを
特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16515988A JPH0217249A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16515988A JPH0217249A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217249A true JPH0217249A (ja) | 1990-01-22 |
Family
ID=15806990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16515988A Pending JPH0217249A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0217249A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03107562U (ja) * | 1990-02-20 | 1991-11-06 | ||
JP2016169006A (ja) * | 2011-04-28 | 2016-09-23 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited | ドライブライン、自動車及びそれを制御する方法 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP16515988A patent/JPH0217249A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03107562U (ja) * | 1990-02-20 | 1991-11-06 | ||
JP2016169006A (ja) * | 2011-04-28 | 2016-09-23 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited | ドライブライン、自動車及びそれを制御する方法 |
US10293686B2 (en) | 2011-04-28 | 2019-05-21 | Russell Osborn | Vehicle and method of controlling a vehicle |
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