JPH0218116A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH0218116A
JPH0218116A JP63165994A JP16599488A JPH0218116A JP H0218116 A JPH0218116 A JP H0218116A JP 63165994 A JP63165994 A JP 63165994A JP 16599488 A JP16599488 A JP 16599488A JP H0218116 A JPH0218116 A JP H0218116A
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JP
Japan
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case
friction
hub
clutches
members
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Application number
JP63165994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Fushiki
正明 伏木
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D11/00Clutches in which the members have interengaging parts
    • F16D11/14Clutches in which the members have interengaging parts with clutching members movable only axially
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/10Clutch systems with a plurality of fluid-actuated clutches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D47/00Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば車両の動力伝達系に用いられる動力
伝達装置に関する。
(従来の技術) 従来の動力伝達装置としては、例えば特開昭6、2−9
4421号公報に記載のようなもの・が知られている。
その主たる構成は、終減速機からの駆動トルクを、伝達
トルク容量可変なる左右の油圧クラッチに伝達し、この
左右の油圧クラッチを介して、左右の後輪駆動軸へそれ
ぞれトルク伝達するものである。また前記油圧クラッチ
には伝達トルク容量を各別に設定するように油圧源から
制御弁装置と油路を介して各別に油圧がアクチュエータ
に供給され、摩擦クラッチ板を別々に締結し又は開放す
る。
ところで、このように構成されているから、例えば走行
中の振動により油路が破損したり、制御弁装置の不調な
どの理由によりアクチュエータに油圧が供給できなくな
ると、車両は走行不能に陥る。
(発明が解決しようとする課題) そこで、この発明は、アクチュエータが作動不良を起こ
しても動力の伝達が可能な動力伝達装置の提供を目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の動力伝達装δは、回転可能なケースと、この
ケースの内部に相対回転可能に設けられたハブ部材と、
前記ケースと回転方向に係合した複数枚の外側摩擦板及
びこの外側摩擦板と交互に配置され前記ハブ部材と回転
方向に係合した複数枚の内側摩擦板とからなる摩擦板組
と、この摩擦板組を各別に締結又は開放する外部操作可
能なアクチュエータと、前記ケースとハブ部材とを連結
する連結位置とこの連結を解除する解除位置へ移動可能
であり前記アクチュエータが前記摩擦板組を締結する力
によって解除位置へ移動する連結部材と、この連結部材
を前記連結位置へ付勢する付勢部材とを備えたことを特
徴とする。
(作用) アクチュエータを外部操作してSva板組に締結力を与
えると、この締結力により連結部材は連結解除位社へ移
動する。従って、ケースとハブ部材は連結部材による連
結を解除されるとともに摩擦板組によって連結される。
摩擦板組においては締結力に応じた大ぎさのトルクが伝
達されるとともに、その締結力に応じた滑りが許容され
る。従って、ケースとハブ部材の一方から他方へFJI
板組の締結力に応じた大きさのトルクが伝達されるとと
もに、その締結力を増減し滑りを調節することによって
ケースとハブ部材の間の差動回転を制限し又許容するこ
とができる。
又、アクチュエータの作動を停止すると、摩擦板組が開
放されるとともに、付勢部材の付勢力により連結部材が
連結位置まで移動してケースとハブ部材とを連結する。
従って、ケースとハブ部材は摩擦クラッチによる連結を
解除されるとともに連結部材によってロック状態で連結
され滑りは許容されない。
(実施例) 第1図と第2図とにより一実施例の説明をする。第2図
はこの実施例を四輪駆動(4WD)車のリヤデフとして
用いた例を示す。なお、以下の説明において左右の方向
は第1図における左右の方向であり、第2図の車両の車
幅方向に相当する。
先ず、第2図によりこの車両の動力伝達を説明する。
エンジン1の回転駆動力はトランスミッション3r変速
され前輪側のデファレンシャル装置(フロントデフ)5
に伝達される。フロントデフ5は伝達された回転駆動力
を前車軸7.7を介して左右の前輪9.9へ差動配分す
るとともに、トランスファ11、プロペラシャフト13
、リヤデフ15であるこの実施例の動力伝達装置に伝達
し、リヤデフ15は伝達された回転駆動力を後車軸17
.19を介して左右の後輪21.23へ差動配分する。
次に、この実施例の構成を説明する。
デフケース(ケース)25はケース本体27とそのカバ
ー29とからなり、これらはボルト31で一体に固定さ
れている。デフケース25はベアリング33.35でデ
フキャリヤ37に回転自在に支承されている。デフケー
ス25にはリングギヤ39がボルト41によって取付け
られている。
リングギヤ39はドライブピニオンシャフト43の後端
に一体に形成されたドライブピニオンギヤ45と噛合っ
ている。ドライブピニオンシャフト43は継手を介して
プロペラシャフト13に連結されている。このように、
デフケース25はエンジン1からの同転駆動力を受けて
回転駆動される。
ケース25の内部には一対のハブ部材47.49が同軸
上で相対回転可能に並設されている。左のハブ部材47
には左の後車@17に連結される軸が、又、右のハブ部
材49には右の後車軸19に連結される軸が各々スプラ
イン連結されている。
ハブ部材47.49の互いに対向する端部にはリング状
の溝51が形成されており、この溝51にはスペーサ5
3が摺動自在に係合している。ハブ部材47.49はこ
のスペーサ53を介してセンタリングを行うとともに夫
々の自由端を互いに支承し合っている。
ハブ部材47.49の外周には夫々スプライン・55.
57が設けられており、デフケース25のケース本体2
7の内周にはスプライン59が設けられでいる。ハブ部
材47のスプライン55には複数枚の内側摩擦板61が
回転方向に係合しており、ケース本体27の左端側のス
プライン59には内側r!l擦板61と交互に配置され
た複数枚の外側If擦板63が回転方向に係合し、左側
の摩擦板組を構成している。又、ハブ部材49のスプラ
イン57には複数枚の内側摩擦板65が回転方向に係合
しており、ケース本体27の右端側のスプライン59に
は内側摩擦板65と交互に配置された複数枚の外側a!
擦板67が回転方向に係合し、右側のFl擦板組を構成
している。このようにして、左右一対の摩擦板クラッチ
6つ、71が構成されている。
左右の摩擦板組の間には2枚のリング状の仕切り部材7
3.75が互いに離れて配置され、夫々ケース本体27
の内周に固定されている。すなわち、これらの仕切り部
vi73.75の外周には夫々スプライン部が設けられ
ており、ケース本体27の内周には左の摩擦板組の右端
側に円周溝77が、又、右の摩擦板組の左端側に円周溝
79が設けられている。そして、先ず仕切り部材73.
75を夫々のスプライン部でケース本体27のスプライ
ン59に移動自在に係合させ、夫々円周溝77.7つま
で移動させたところで円周方向に回転させ、円周溝77
.79にかしめて夫々固定する。
仕切り部材73.75は、後述のように、各摩擦クラッ
チ69.71の締結力の受面となるとともに各摩擦クラ
ッチ69.71の一方の力の他方への伝達を遮断するこ
とによりHいの干渉を防止づる。又、仕切り部材73.
75をこのように互いに離して配置したから、各仕切り
部材73.75のかしめに多少の緩みがあってら互いに
影響はなく、従って摩擦板クラッチ69.71間の干渉
は完全に防止される。
左の摩擦仮相の左端に当接してリング81が配置され、
右の摩擦板組の右端に当接してリング83が配置されで
いる。これらのリング81.83は夫々ケース本体27
のスプライン59に軸方向移動可能に係合している。
ケース25の内部において、左のリング81の左方には
左の連結部材85が、又、右のリング83の右方には右
の連結部材87が夫々配置されている。これらの連結部
材85.87はリング状であって各外周にはケース本体
27のスプライン59と軸方向移動可能に係合するスプ
ラインが形成され、各内周にはハブ部材47.49の各
外周に形成されたスプライン89.91と係合可能なス
プラインが形成されている。従って、連結部材85.8
7はケース本体27のスプライン59上をスライドしな
がら、ハブ部材47.49のスプライン89.91と係
合しケース25と各ハブ部材47.49とを連結する連
結位置とこの係合から離脱してケース25と各ハブ部材
47.49の連結を解除する解除位置との間を往復移動
可能である。このように、連結部材85.87と各スプ
ラインとで左右一対のドッグクラッチが構成されでいる
連結部材85.87と前記リング81.83との間には
リング状の皿ばね93.95(付勢部材)が配置されて
おり、連結部材85.87を夫々の連結位置へ付勢して
いる。
デフキャリヤ37の左右の側壁部には夫々シリンダ部9
7.99が設けられている。これらのシリンダ部97.
99には夫々ピストン部材101.103が摺動自在に
、又夫々Oリング105.107とOリング109.1
11を介して液密状に係合し、左右一対のアクチュエー
タ113.115を構成している。
各ピストン部材101.103は夫々ニードルベアリン
グ117.119を介してリング状の押圧部材121.
123に当接している。各押圧部材121.123には
ケース25のケース本体27とカバー29とを夫々貫通
するブツシュロッド125.127が固定されている。
各ブツシュロッド125.127は前記ドッグクラッチ
の連結部材85.87に夫々当接している。このように
して、各アクチュエータ113.115から各摩擦板組
に到る押圧力(締結力)の伝達系が形成されている。
これらの伝達系と夫々連結部4185.87、皿ばね9
3.95、リング81.83とを介してアクチュエータ
113.115は夫々摩擦クラッチ69.71を各別に
締結又は開放する。この際、上記のように、各仕切り部
材73.75の存在により摩擦クラッチ69.71は互
いに干渉しない。
アクチュエータ113.115の各油圧ポート129.
131には例えば油圧ポンプのような油圧源133から
制御弁装置135と、各別に設けられた油路137.1
39とを介して油圧が供給される。この制御弁装置13
5は運転席から信号系路141を介して手動操作可能で
あるか、又は舵角、車体の旋回角及び旋回の速さ、加速
度あるいは路面条件などの変化を検出するセンサからの
信号により自動操作可能に構成されている。このように
して、アクチュエータ113.115は左右独立して外
部操作可能である。
次に機能を説明する。
アクチュエータ113.115を外部操作して各f9!
擦クラッチ69.71に締結力を与えると、この締結力
によって各ドッグクラッチの連結部材85.87は夫々
皿ばね93.95の付勢力に抗してケース本体27のス
プライン5つ上をスライドして連結解除位置へ移動し、
夫々リング81.83を介して左右の摩擦板組を押圧し
締結させる。
このようにして、ケース25と各ハブ部材47.4つと
が夫々摩擦クラッチ69.71により連結され、エンジ
ン1からの回転駆動力が伝達されて左右の後輪21.2
3が駆動される。このとき、摩擦クラッチ69.71の
締結力を調節1れば、前輪9.9側に配分される回転駆
動力に対して後輪21.23側へ配分される回転駆動力
の大きさを任意に調整できる。又、その締結力に応じた
各摩擦板組の滑りによって両者間の差動回転を制限し、
又、許容することができる。さらに、左右の摩擦クラッ
チ69.71の締結力を別々に調節すれば、左右の後輪
21.23への回転駆動力の配分割合を任意に調整でき
る。又、各摩擦板組の締結力に応じた滑りの差によって
両者間の差動回転を制限し又許容することができる。
アクチュエータ113.115へ供給する油圧を弱める
と連結部材85.87は皿ばね93.95の付勢力によ
りスプライン59上をわずかにスライドして夫々リング
81.83から離れ、摩擦クラッチ69.71は開放さ
れる。このとき、連結部材85.87が連結位置まで移
動しない程度に油圧を保てば、摩擦クラッチ69.71
とドッグクラッチともに連結されないからケース25と
各ハブ部材47.49との連結は解除され、後輪21.
23への回転駆動力の伝達が遮断されるとともに後輪2
1.23は回転フリーの状態となる。
アクチュエータ113.115への供給油圧を停止すれ
ば、連結部材85.87は皿ばね93.95の付勢力に
よりスプライン59上をスライドし、夫々の連結位置ま
で移動してハブ部材47.49のスプライン89.91
と夫々係合し、ケース25と各ハブ部材47.49とを
連結する。このようにして、ケース25とハブ部材47
.4つとは摩擦クラッチ6つ、71による連結を解除さ
れるとともにドッグクラッチによって連結される。
従って、例えば油圧供給系やその制御系などの故障によ
りアクチュエータ113.115への油圧の供給が停止
してもドッグクラッチによって動力の伝達が確保される
から、2WD車の駆動車軸側に用いられたとき、上記の
ような故障が生じても車両は走行可能である。
次に、第2図の車両の性能に即してこの実施例の機能と
効果とを説明する。
上記のように、摩擦クラッチ69.71又はドッグクラ
ッチ4を締結させると、後輪21.23にも駆動力が伝
達されて車両は4WD走行状態となる。又、アクチュエ
ータ113.115への油圧を適度に弱めて、摩擦クラ
ッチ69.71とドッグクラッチとを開放状態にすると
、後輪21.23への駆動力が遮断されて車両は2WD
走行状態となり燃費を向上させることができる。このよ
うに、4WD車において2WD走行と4WD走行とを切
換える2−4切換機構を設けずに同様な機能を行うこと
ができる。
又、第2図の車両で、例えばトランスファ11に2−4
切換機構を設け、これによって2WD走行状態に切換え
たとぎに摩擦クラッチ69.71とドッグクラッチとを
開放すればケース25からプロペラシャフト13などを
介して前記2−4切換機構までの動力伝達系が切離され
るから、これらの駆動伝達系を無駄に回転させる(連れ
回る)ことによるこの動力伝達系各部の摩耗、燃費の低
下、騒音と振動などを防止することができる。このよう
に、ハブクラッチを装備しないでも同様な機能を行うこ
とができる。
又、上記のように、舵角や路面条件などにより摩擦クラ
ッチ69.71の締結力を揃えて、又は左右別々に調節
すれば、前輪9.9と後輪21.23との間で、又後輪
21.23の間で駆動力の配分割合を任意に変えること
が可能である。又、締結力により摩擦クラッチ69.7
1の滑りを調整すれば前輪9.9と後輪21.23との
間の差動回転及び後輪21.23の間の差動回転を任意
に制限し又許容することができる。そして、このような
駆動力の配分割合と差動回転の制御は摩擦クラッチ6つ
、71の締結から開放までの極めて広い範囲で行うこと
ができる。6、従って、下記のように操縦安定性や走破
性などを著しく向上させることができる。
例えば、悪路において2WD走行状態において、前輪9
.9側がスリップ状態になったとき摩擦クラッチ69.
71 (又はドッグクラッチ)を締結させれば、後輪2
1.23側に駆動力が送られて走破性が向上し悪路から
脱出することができる。
又、例えば左の後輪21がスリップ状態になると右の後
車軸19に負荷が集中するとともに右の後輪23の駆動
力により車体を左に旋回させようとする、運転者が意図
しない、ヨーイブモーメントが生じて危険である。この
ような場合、右の摩擦クラッチ71(又は右のドッグク
ラッチ)を開放して右の後輪23への駆動力伝達を遮断
すれば右の後車軸19の破損や車体が急に旋回する危険
を回避することができる。
又、左右の摩擦クラッチ69.71の締結力を別々に調
節して左右の後輪21.23に異った大きさの駆動力を
与えれば、車体に任意の方向のヨーイングモーメントを
与えることができる。例えば、第2図において、駆動力
の大ぎさを、実線で描いた矢印のように左後輪21側を
大きくすれば、実線の矢印143のように車体を右旋回
させるヨーイングモーメントが生じ、又破線で描いた矢
印のように右後輪23側を大きくすれば破線の矢印14
5のように車体を左旋回させるヨーイングモーメントが
生じる。このことを利用して、例えば中低速のコーナリ
ングに際してはコーナの内側へのヨーイングモーメント
を与えてオーバステアリング気味にすればコーナリング
がスムーズに行え、高速のコーナリングに際してはコー
ナの外側へのヨーインクモーメントを与えてアンダース
テアリング気味にすればコーナ内側への切れ込みやスピ
ンなどが防止されて操縦安定性か高まる。
摩擦クラッチ69.71の締結力をある程度弱めれば、
例えば車庫入れなどのような低速急旋回の際の前輪9.
9と後輪21.23の間の回転差によるプロペラシャフ
ト13のねじれが摩擦クラッチ69.71の部分で吸収
されるからタイトコーナーブレーキング現象が防止でき
る。又、左右の後輪21.23の間の回転差が許容され
るからスムーズなコーナ7リングが行われる。
この発明の装置を、車両のフロントデフか又はリヤデフ
として用いれば、前後輪間に設けた差動制限機能付きデ
ファレンシャル装置あるいはビスカスカップリングの動
力伝達装置などを用いなくても、上記のように、これら
の装置と同様に前輪9.9と後輪21.23間の駆動力
の差動配分と差動回転の制御とを行うことができる。従
って、これらの装置が不要となりその分のコストと重量
とを低減することができる。
なお、この発明において、摩擦クラッチ69.71が開
放されたときに締結され、締結されたときに開放される
ように構成すれば他のタイプのドラグクラッチあるいは
他の型式のクラッチを用いてもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明の動力伝達装置はアクチュエー
タによる摩擦板組の締結が不能になっても連結部材によ
る自動的な連結が行われるからトルク伝達を確保できる
【図面の簡単な説明】
第1図は車両のリヤデフとして用いた一実施例を他の部
材とともに示す全体断面図、第2図は第1図の実施例を
用いた車両の動力伝達を示す概略図である。 25・・・デフケース(ケース) /17.49・・・ハブ部材 61.65・・・内側摩擦板 63.67・・・外側摩擦板 6つ、71・・・摩擦クラッチ 73.75・・・仕切り部材 81.83・・・皿ばね(付勢部材) 85.87・・・連結部材 13. 15・・・アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  回転可能なケースと、このケースの内部に相対回転可
    能に設けられたハブ部材と、前記ケースと回転方向に係
    合した複数枚の外側摩擦板及びこの外側摩擦板と交互に
    配置され前記ハブ部材と回転方向に係合した複数枚の内
    側摩擦板とからなる摩擦板組と、この摩擦板組を各別に
    締結又は開放する外部操作可能なアクチュエータと、前
    記ケースとハブ部材とを連結する連結位置とこの連結を
    解除する解除位置へ移動可能であり前記アクチュエータ
    が前記摩擦板組を締結する力によって解除位置へ移動す
    る連結部材と、この連結部材を前記連結位置へ付勢する
    付勢部材とを備えたことを特徴とする動力伝達装置。
JP63165994A 1988-07-05 1988-07-05 動力伝達装置 Pending JPH0218116A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006068607A1 (en) * 2004-12-22 2006-06-29 Haldex Traction Ab All -wheel drive torque vectoring system
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