JPH01303366A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH01303366A
JPH01303366A JP13259188A JP13259188A JPH01303366A JP H01303366 A JPH01303366 A JP H01303366A JP 13259188 A JP13259188 A JP 13259188A JP 13259188 A JP13259188 A JP 13259188A JP H01303366 A JPH01303366 A JP H01303366A
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JP
Japan
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case
oil pressure
clutches
differential
friction clutches
Prior art date
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Pending
Application number
JP13259188A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Shinozaki
篠崎 光彦
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は車両用の動力伝達装置の改良に関する。
(従来の技術) 例えば四輪駆動(以下、4WDという)車等の動力伝達
装置は左右輪及び前後輪のそれぞれの間に旋回走行時等
に発生する差動回転を許容吸収しながら充分な値のトル
ク伝達を行なわねばならない。このために従来の4WD
車では前後車軸に各々デファレンシャル装置を設ける他
に、例えばプロペラシャフトに前後輪間の差動を吸収す
るいわゆるビスカスカップリングを設けたもの等がある
(実開昭59−188731号公報)。
このように、従来の装置では前後車軸のデファレンシャ
ル装置の他にビスカスカップリングを設けなければなら
ず、構造が著しく複雑化する。
また、従来のデファレンシャル装置は例えばピニオンギ
ヤ、υイドギヤ等を内装し、極めて′FUlである。こ
のようなデファレンシャル装置で油圧制御゛により差動
制限を行なう特公昭57−4536号公報記載のデファ
レンシャル装置においては、サイドギヤの差動を制限す
るクラッチ板と、これを押圧制御するシリンダ装置等の
アクチュエータを必要とし、装置がますます複雑化する
これに対し第3図のように、ケース101と左右車軸1
03.105側のハブ107.109との間に第1、第
2摩擦クラッチ111.113を設け、アクチュエータ
115,117により締結力を調部して動力伝達を行な
う装置が考えられる。
このような構造の場合、第1、第2摩擦クラツチ111
.115は別々に作用するようにしなければならないが
、第3図のように、ケース101が左右のケース部材1
01a 、101bからなる2ピースタイプであると、
両クラッチ111.113が互いに影響し合うものとな
ってしまう。すなわち、2ピースタイプのデフケース1
01では、両ケース部材101a 、101bを結合す
る前に、各クラッチ111.113をケース部材101
aの一側からスプライン115に噛合させるように順次
組付けるため、両りラッチ111,113間に固定の仕
切部材を設けることができない。このため、例えば一方
のクラッチ111が締結力を受けると、その締結力が他
方のクラッチ113に伝わってしまうものとなる。
一方、デフケース101を3ピースタイプとし、さらに
分割1れば、両クラッチ111.113を左右両側から
組付けることができ、ケース101の中央に固定の仕切
部材を設けることもできる。
しかし、部品点数が増え、組付けも煩雑となる。
(発明が解決しようとする課題) この発明は上記従来の問題点に鑑み創案されたもので、
構造が筒中でありながら車輪間の差動を許すと共に差動
制限の制御を可能とし、4WD車に用いた場合には前後
輪、左右輪の差動を同時に許すことができ、しかも作動
が確実で構造が簡単な動力伝達装置の提供を目的とする
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の動力の伝j工装置は、筒状のケースと、このケ
ースの内部において同軸上に相対回転可能に配置された
第1と第2のハブ部材と、前記ケースとこれら第1と第
2のハブ部材のそれぞれに個別に回転方向に係合し交互
に配設された摩擦板からなる第1と第2の摩擦クラッチ
と、これら第1と第2の摩擦クラッチの間でケース外周
に形成された貫通孔と、この貫通孔にケース外周から圧
入固定されたシャフトと、このシャフトと前記各摩擦ク
ラッチとの間に設けられた受圧リングと、前記第1と第
2の摩擦クラッチを受圧リングに対し押圧して締結させ
る外部制御可能なアクチュエータとを備えたことを特徴
とする。
(作用) 本発明は以上のように構成したので、ケースにエンジン
からの駆動力を入力してこれを駆動回転させ、摩擦クラ
ッチを介して第1と第2のハブ部材のそれぞれに嵌装、
延設された車軸に出力を取り出す。前記摩擦クラッチは
アクチュエータで締結する。アクチュエータは外部制御
されているため、摩擦クラッチの締結条件の調整が自在
にでき、4WD車に用いた場合には駆動力の差動配分と
差動制限とを左右輪間と前後輪間同時に行える。
又、ケースに圧入されたシャフトの存在により、第1と
第2のr*taクラッチ間の干渉は生じない。
さらに、ケースを2ピースにできる。
(実施例) 第1図と第2図により一実施例を説明する。
この実施例は(FF)フロントエンジン・フロントドラ
イブ)ベースの4WD車の後車軸に用いた。
なお、以下の説明における左右方向はこれらの図面の左
右方向および車幅方向に相当する。
まず、構成を説明すると、 ケース1は円筒状の側壁を有する袋状の部材であり、後
車軸側のデフキャリヤ(図示していない)の内部にベア
リング3,5により回転自在に支承されている。ケース
1はカバー7を備えリングギヤ9と共にボルト10によ
り共線めされており、リングギヤ9はピニオンギヤ11
と噛合している。
ピニオンギヤ11は入力軸13を介して伝達されるエン
ジンの駆動力により回転し、ピニオンギヤ11を介して
ケース1を回転させる。
シャフト15は、第2図に示すように、第1シセフ1〜
部17の中央部に設けた溝19.21に2本の第2シP
フト部23.25の一端を圧入し十文字に形成してなり
、各シャフト部17.23゜25の先端部はケース1の
中央部においてケース1の與通孔26に圧入し固定され
ている。シャフト15を挾んで2板の円板状のデイスタ
ンドピース27.29が配置されている。
ケース1の内部において、デイスタンドピース27.2
9を挾み円筒状をした第1および第2のハブ部材31.
33が同軸上に相対回転可能に配置されている。これら
のハブ部材31.33とデイスタンドピース27.29
との間にはニードルベアリング35.37が配設されて
いる。
ハブ部材31には左後輪の車軸が、又ハブ部材33には
右後輪の車軸がスプライン連結されている。
ケース1とハブ部材31.33との間には環状!39.
41が形成されている。環状室39.41の内部におい
て、ケース1の内周部には複数枚のIII板43.45
が、又ハブ部材31.33の外周部には複数枚の摩擦板
47.49が各々スプラインにより回転方向に係合して
いる。環状室3つにおいて摩擦板43.47は、又、環
状室41においで摩擦板45.49は一枚づつ交互に配
設されている。このようにシャフト15を挾んで左右に
第1と第2の摩擦クラッチ51.53が形成されている
。これら摩擦クラッチ51.53と前記シャツ]・15
との間には受圧リング52.54が設けられている。
デフキャリアには各々シリンダー55.57とビス]〜
ン59.61とからなるアクチュエータ63.65が取
付けられている。後述のようにアクチュエータ63.6
5に油圧が供給されるとこれらのビスl−ン59.61
は各々ニードルベアリング67.69、外部押圧リング
71,73、押圧スピンドル75.77、内部押圧リン
グ79,81を介して摩擦クラッチ51.53を押圧し
締結させる。この押圧スピンドル75.77は内周上に
等間隔に配置され各々カバー7とケース1の頂部を摺動
自在に貫通している。
前記アクチュエータ63.65に設けられた油圧ポート
83.85には油圧源87から油圧調整も器である電磁
弁89.91を介して油圧が供給される。
電磁弁89.91の開度調整は路面状況や操舵条f′1
などに応じて運転席から左右独立して手動操作が可能で
あり、又例えば、前後左右の車輪のスリップセンサから
の信号により自動操作が可能である。
摩擦クラッチ51.53は、これらの手動又は自動操作
によりアクチュエータ63.65へ油圧が供給されると
締結し、油圧の供給が停止されると開放状態となる。油
圧を増減しピストン5つ。
61の押圧力を加減すれば摩擦クラッチ51.53の締
結力を任意に調節できる。
その際、ケース1に圧入固定されたシャフト15を配置
したことにより、左右の摩擦クラッチ51.53間に力
の干渉は生じない。つまり、摩擦クラッチ51.53の
作動は各々完全に独立して行われる。
次に、機能を説明すると、 手動又は自動操作により、摩擦クラッチ51゜53を締
結すると、ドライブギヤ11、リングギA79、ケース
1および摩擦クラッチ51.53、左右の後車軸を介し
てエンジンの駆動力が左右の後輪に伝達され、4WD状
態となる。
このとき、手動又は自動操作により摩擦クラッチ51.
53の締結力を調節すれば、前後輪間の駆動力の配分を
任意の割合で行い走安性や走破性などを向上させること
ができる。
摩擦クラッチ51.53の締結力をある程度弱めれば、
車庫入れのような低速急旋回の際の前後輪間の差動回転
によって生じるプロペラシャツ1〜のねじれが吸収され
てタイトコーナーブレーキング現象の発生が防止される
又、悪路において、例えば左後輪がスリップしスタック
状態になった場合、左の摩擦クラッチ51を開放すると
ともに右の摩擦クラッチ53の締結力を増加して右後輪
へ駆動力を集中すればスタック状態から脱出できる。
左右の摩擦クラッチ51.53の締結力を個別に調節し
て左右輪の差動回転を許容吸収すれば円滑なコーナリン
グが行える。
手動又は自動操作によりアクチュエータ63゜65への
油圧の供給を停止すれば、摩擦クラッチ51.53が開
放状態となり後車輪へのエンジン駆動力の伝達が遮断さ
れて二輪駆動(2WD)状態となる。
このように、本発明の動力伝達装置は差動制限機能付き
のデファレンシャル装置(LSD)のように駆動力の差
動配分機能と差動制限機能とを有する。4WD車に用い
れば左右輪間と同時に前後輪間の差動配分と差動制限と
が行なえるからセンターデフが不要となり、その分コス
トと重(6)を低減することができる。
又、従来の歯車タイプの差動装置にi擦りラッチあるい
はビスカスカップリングを組み合わせたLSDに比べる
と左右輪間あるいは前後輪間の駆動力差動配分比を広範
囲で任意に選択することができる上、部品点数が少く、
構造が簡単である。
なお、本発明の動力伝達装置は4WD巾のセンターデフ
、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)ベースの4
WD車の前車軸、あるいは2 W r)車に用いること
もできる。
[発明の効果] 本発明の動力伝達装置は駆動力の差動配分機能と差動制
限機能とを有するLSDとして機能する。
4WD車に用いれば左右輪間と同時に前後輪間の差動配
分機能を行うからセンターデフを不要とし、コストおよ
び1吊の低減に寄与づる。又、左右の摩擦クラッチの締
結力を個別に調節できるから差動配分機能と差動制限機
能との最適なバランスを広い範囲で任意に選択できる。
従って、あらゆる走行条性下、操舵条件下で操舵支定性
を高めることができる。又、ケースを2ピースにでき構
造が簡単で組立が容易であり、左右の摩擦クラップ−間
の干渉が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の断面図、第2図は第1図に示す実施
例の仕切部材と、デイスタン[・ピースとニードルベア
リングの一部を切り欠いた正面図、第3図は従来例を示
す図である。 1・・・ケース 15・・・シ1!フト31.33・・
・ハブ部材 43.45.47.49・・・摩擦板 51.53・・・摩擦クラッチ 52.54・・・受圧リング 63.65・・・アクチュエータ 代理人 弁理士  三 好 保 男 ]9 2] 第2面 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 筒状のケースと、このケースの内部において同軸上に相
    対回転可能に配置された第1と第2のハブ部材と、前記
    ケースとこれら第1と第2のハブ部材のそれぞれに個別
    に回転方向に係合し交互に配設された摩擦板からなる第
    1と第2の摩擦クラッチと、これら第1と第2の摩擦ク
    ラッチの間でケース外周に形成された貫通孔と、この貫
    通孔にケース外周から圧入固定されたシャフトと、この
    シャフトと前記各摩擦クラッチとの間に設けられた受圧
    リングと、前記第1と第2の摩擦クラッチを受圧リング
    に対し押圧して締結させる外部制御可能なアクチュエー
    タとを備えたことを特徴とする動力伝達装置。
JP13259188A 1988-06-01 1988-06-01 動力伝達装置 Pending JPH01303366A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011089825A1 (ja) * 2010-01-25 2011-07-28 本田技研工業株式会社 動力伝達装置

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JPWO2011089825A1 (ja) * 2010-01-25 2013-05-23 本田技研工業株式会社 動力伝達装置
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