JPH02171138A - 鮮魚の乾燥処理方法および乾燥処理装置 - Google Patents

鮮魚の乾燥処理方法および乾燥処理装置

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JPH02171138A
JPH02171138A JP63327380A JP32738088A JPH02171138A JP H02171138 A JPH02171138 A JP H02171138A JP 63327380 A JP63327380 A JP 63327380A JP 32738088 A JP32738088 A JP 32738088A JP H02171138 A JPH02171138 A JP H02171138A
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JP
Japan
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drying
cold air
fresh fish
far
fish
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JP63327380A
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Kazuo Koyashiki
一雄 小屋敷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、鮮魚の乾燥処理方法および乾燥処理装置に
関し、換言すれば、魚の干物の製造方法および製造装置
に関する。特に、店内をと乾燥装置を設置して、鮮魚を
してその場で魚の干物を製造す4方法および同製造装置
に関する。
(従来の技術) 従来、魚類の干物製造方法としては、天日干し、かげ干
に代表される自然環境下における自然乾燥方法、あるい
は冷蔵庫内などにて、冷風の環境下における人工乾燥方
法などが広く採用されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の魚類の干物製造方法において、天日干は紫外線の
力で比較的美味に仕上るが、年間を通じて、干物の安定
供給できない。このことは、またかげ千の場合にも云え
ることである。またこの自然乾燥方法は、天候に大きく
左右され、品質にムラが発生しやすく、常時均質な製品
を供給することが困難であった。
冷風乾燥に代表される人工乾燥方法の場合、天候に関係
なく年間を通じて干物の安定供給が可能であるも、自然
乾燥ものに比べ、味覚の上で見劣りすることは否めない
以上の自然乾燥あるいは人工乾燥方法いずれの場合にあ
っても、生産地より、各消費地へ輸送される折、この干
物はその鮮度の低下を防止するため、−旦、生産地にて
冷凍され、消費地における販売店にて自然解凍して、こ
れを販売していた。
またその鮮度低下をより少なくするための一手段として
用いられる、塩分濃度を高める処理手段は、魚本来のお
いしさを大きく損うこととなり、またこの過剰な塩分量
は、成人病予防の面からも決して好ましいものでなく、
このことは干もの自体の販路を狭める結果ともなってい
る。また、これらの状況は魚類の干物にこれ以上の味覚
を期待することは無理であるとの、固定観念を消費者に
植え付ける一因ともなっている。
この発明は、販売地、より具体的には販売店の店先にて
、二枚開きとした鮮魚を需要者の面前にて干物とするこ
とに特徴があり、乾燥のばらつきがなく、異臭の外部へ
の流出がなく、かつ比較的短時間のうちに処理ができ、
さらに鮮魚本来の味覚を損うことのない鮮魚の乾燥処理
方法および同乾燥処理装置を提供することを目的とする
(課題を解決するための手段) この発明は上記目的を達成させるために、鮮魚の乾燥処
理方法として、二枚に開いた鮮魚は、遠赤外線放射の輻
射域に置かれ、該輻射域には常時温度および湿度が所定
の範囲に制御された冷風が循環すると共に、この冷風に
はオゾン化処理が行われていることを特徴とする。
また鮮魚の乾燥処理を実施する装置として、開き鮮魚を
多段に亘って載置する棚受枠の局面には遠赤外線放射体
が、これを囲むように張設され、またこの棚受枠の周囲
には、棚受枠内と連通ずる冷風流路が形成され、この冷
風流路にはオゾン発生装置および除湿装置が設置されて
いることを特徴とする。
(作用) 棚受枠中に配された魚身部には、遠赤外線放射体より発
せられる輻射熱により、魚身の内外両部平均的な乾燥処
理が実施され、この魚身部には、常時、温度および湿度
共所定の最適数値に制御された冷風が循環し、円滑な除
湿処理が行われ、同時にオゾン照射により、冷風はオゾ
ン化され、この冷風流中に曝される魚身には、殺菌処理
が、さらに乾燥処理機の庫内も除菌、殺菌かつ脱臭処理
も併せ実施される。
(実施例) つぎに、この発明に係る鮮魚の乾燥処理方法および同乾
燥処理装置の具体的実施例を図面を用いて説明する。
図面は、この発明に係る鮮魚乾燥処理機の一部切欠き側
面図であり、この発明に係る鮮魚乾燥処理機1の庫内に
は、複数段の棚2を装備した棚受枠3が、棚受枠3の上
下両面、両側面および前後面に、その最大の場合大面に
亘って、棚受枠3と庫内壁間に冷風が流過するに適した
間隙が残されている。
この立体状に組立てられた棚受枠5の上下両面、左右両
側面には遠赤外線放射体、例えば板状のセラミックス4
が、該棚受枠3を囲むように張設されている。これによ
り棚受枠3の周囲には、棚受枠3内と連通ずる冷風流路
6が形成されている。
そして前記冷風流路6中の棚受枠5の背部にはオゾン発
生装置、例えばオゾンランプ7が設置され、また冷風流
路6中にはファン8,8が、−個は棚受枠3の後方背面
部に、他の一個は棚受枠3の下面側に位置する冷風流路
6中にそれぞれ設置され、冷風を流路に沿って循環せし
めている。また乾燥処理機1の庫内底部には、冷凍機1
0が設置され、さらに前記冷風流路6中、棚受枠3より
の冷風流出側にはクーラー11A、IIBおよび冷凍機
10のホットガス利用の再熱コイル12A、1213が
順次設置され、棚受枠3の冷風流入側に位置して電気ヒ
ーター13が設置され、これら一連の機器にて除湿装置
14を形成している。そして前記冷凍機10はクーラー
、11A、IIBとそれぞれ連繋しており、クーラー1
1および再熱コイル12をそれぞれ2個併設せしめるこ
とにより、各機器の効率化を図っている。
また前記冷風流路6からは分岐する形にて下向きのドレ
ン16が形成され、魚身より蒸出した水分は除湿装置1
4、特に冷風の棚受枠よりの流出側に配されたクーラー
11にて捕捉され、ドレンパン上に集められた水分はこ
のドレン16を介シて、ドレン16の終端部に配され、
かつ乾燥機1本体に着脱自在な水受は容器17に収容さ
れるよう構成されている。
まず、鮮魚としてアジを用いた場合、アジを2枚に開い
て、塩分濃度5%の塩水中に、60分間浸漬して1前処
理を予め行っておく。
乾燥処理機1内の冷凍機10を起動せしめて、クーラー
11A、11Bを駆動し、ファン8.8を回転せしめて
、庫内を0°C内外に冷却することにより、庫内の湿気
を除湿しつ\、同時に冷凍機10のホットガスを用いた
再熱コイル12A。
12B、さらにヒーター13の加熱により、常時、乾燥
処理機1の庫内を温度20°C内外、湿度20〜30%
に保った冷風をしてファン8,8の力により、冷風流路
6、棚受枠3間を循環せしめる。
棚受枠3の棚2上には二枚開きにされた鮮魚が載せられ
、冷風雰囲気中にて乾燥処理される。一定庫内温度に保
たれる結果、板状セラミックスは加熱され、波長7〜2
0ミクロンの遠赤外線が放射され、この輻射域に置かれ
た魚身部には、遠赤外線の保温性および浸透性により、
表面部および内部均一の乾燥力が作用し、魚身に対して
は均質な乾燥処理が実施される。また庫内を循環する冷
風はオゾンランプ7の照射によるオゾン化に伴い、この
冷風と接触する魚身の殺菌効果は助長され、さらに魚身
表面のベトつきの発生は抑制解消され。
魚の干物としての良好なる品質達成および長期に亘る品
質保持が確保される。
なお、セラミックスより放射される遠赤外線は。
庫内温度が高い程放射率は高まるも、冷風温度が20°
C以上となると鮮魚の劣化を早める結果となり、また2
0°C以下に下げると鮮魚の乾燥処理に時間がかかりす
ぎる結果となる。
(発明の効果) この発明にあって、庫内の棚上に収容された鮮魚は、棚
受枠部に配した遠赤外線放射体より放された輻射熱の保
温性および滲透性は魚身内部にまで達し、魚身の表面部
、中心部ともその含水分量は一定化し、さらに庫内を循
環する冷風流との接触とによって、短時間のうちに魚身
各所均等な乾燥が実現し、従来の干物処理にあって、季
節による乾燥時間の長短に伴う商品の品質のバラつきは
解消され、やわらかく、かつふっくらした美味な干物が
でき上る。また庫内、特に冷風流路中に設置されたオゾ
ン発生装置たるオゾンランプの照射による、循環する冷
風のオゾン化は、庫内の殺菌、脱臭を実現し、さらに干
物自体もオゾン殺菌処理され、庫内の異臭を外部に放出
することを防止でき、これにより店先などに本乾燥処理
機を設置した折にも、臭気の漏出に伴う店内体のイメー
ジ低下を懸念することがなく、また商品たる魚身表面の
ベトつきの発生、異臭の残存を阻止し、この面からも商
品価値を高めることができる。
またオゾン殺菌処理により商品の日持ちを良好なものと
することができるので、従来の干物のような塩分過多な
処理工程をとり去り、塩分量はひかえ目で、塩分の調節
が自由にでき、魚本来のおいしさを活かし、味を損わな
い商品を手軽に提供することができる。
また販売店サイドよりのメリットとして、鮮魚の売れ残
りの不安を解消できる。すなわち、その仕入れに必要以
上の気遣いも不要となり、売れ残って翌日に持ち越しが
難しい鮮魚にあっては、この乾燥処理を行うことにより
、従来量も商品管理が困難である業種の一つであった鮮
魚業にあって在庫対策の幅を広げ得る結果となる。
そして全体的に従来より魚の干物に、ついてまわった安
っぽい商品としてのイメージを一掃し、これを払拭する
効果すら期待できる。
勿論、この装置はビーフジャーキー、ドライフラワ−1
乾燥野菜など幅広く各種物品の乾燥処理に転用しうるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係る鮮魚の乾燥処理装置の一部切欠
き側面図である。 1・・・鮮魚乾燥処理機、 2・・・棚、 3・・・棚受枠、 4・・・板状セラミックス、 6・・冷風流路、 7・・・オゾンランプ、 8・・・ファン、 10・・冷凍機、 11・・・クーラー 12・・・再熱コイル。 13・・・ヒーター 14・・・除湿装置、 16・・・ドレン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、開いた鮮魚を遠赤外線の輻射域に配し、該輻射域内
    に冷風を循環せしめつつ、該冷風域より除湿処理と冷風
    域のオゾン化処理を実施してなる鮮魚の乾燥処理方法。 2、遠赤外線の輻射域は加熱されたセラミックスよりの
    放射により形成されている請求項1記載の鮮魚の乾燥処
    理方法。 3、循環する冷風のオゾン化処理はオゾンランプの照射
    による請求項1記載の鮮魚の乾燥処理方法。 4、循環する冷風は温度20℃内外、湿度20〜30%
    に設定されている請求項1記載の鮮魚の乾燥処理方法。 5、庫内に設置した複数枚の棚を納めた棚受枠の周囲に
    は、棚受枠を囲むように遠赤外線放射体を配すると共に
    、棚受枠の周囲部には棚受枠内と連通する冷風流路を形
    成し、この冷風流路中に、除湿装置とオゾン発生装置を
    設置した鮮魚の乾燥処理装置。 6、遠赤外線放射体は板状のセラミックスにて形成され
    ている請求項5記載の鮮魚の乾燥処理装置。 7、オゾン発生装置はオゾンランプである請求項5記載
    の鮮魚の乾燥処理装置。 8、冷風流路内に設置された除湿装置は棚受枠より冷風
    の流出側にクーラー、棚受枠の冷風流入側にヒーターが
    設置された構成からなる請求項5記載の鮮魚の乾燥処理
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06105642A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Isao Watanabe 乾燥水産物の粉末物とその粉末物の製造方法とその 粉末物の製造装置と乾燥水産物の粉末物による成形 方法と乾燥水産物の粉末物による成形物とその成形 物の成形のための成形枠と乾燥水産物の粉末物から なる調味料と食品添加物
JPH0638583U (ja) * 1992-11-02 1994-05-24 日栄電機工業株式会社 電気を利用した温風循環方式の珍味用昆布等の食品乾燥機
JP2010252701A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Fuji Kensetsu Kk 魚介の干物製造装置

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