JPH0216862Y2 - - Google Patents

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JPH0216862Y2
JPH0216862Y2 JP16732483U JP16732483U JPH0216862Y2 JP H0216862 Y2 JPH0216862 Y2 JP H0216862Y2 JP 16732483 U JP16732483 U JP 16732483U JP 16732483 U JP16732483 U JP 16732483U JP H0216862 Y2 JPH0216862 Y2 JP H0216862Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、トランジスタのチヨツパ制御によ
り溶接負荷への供給直流を制御する直流アーク溶
接機の制御装置に関し、溶接負荷のインピーダン
スの急変時にも供給直流の過出力を防止してトラ
ンジスタの破損などを防止するとともに、溶接負
荷のインピーダンスの高、低によらずアーク音を
ほぼ一定にすることを目的とする。
従来、直流アーク溶接機のアーク特性を改善す
るために、直流電源と溶接負荷との間に制御用の
トランジスタを設け、該トランジスタの動作によ
り溶接負荷への供給直流を制御することが行なわ
れている。
そして制御用のトランジスタを能動領域で使用
し、いわゆるシリーズレギユレータ方式により溶
接負荷への供給直流を制御する場合は、トランジ
スタの入力電圧と出力電圧との差に応じたトラン
ジスタのインピーダンス変化を利用して制御を行
うため、トランジスタによる損失が大きく効率が
低下するとともに、トランジスタに大電力用トラ
ンジスタを用いる必要があり、装置が大型化して
高価になる。
そこで制御用のトランジスタによる損失を少な
くして効率の向上を図るために、トランジスタを
スイツチング動作させ、トランジスタのチヨツパ
制御により供給直流を制御することが考案されて
いる。
そしてチヨツパ制御により供給直流を定電流制
御する従来の直流アーク溶接機の制御装置は第1
図に示すように構成され、交流源1の交流がダイ
オードブリツジの整流回路2により整流されると
ともに、整流回路2の整流出力が平滑用コンデン
サ3により平滑され、コンデンサ3の両端にそれ
ぞれ接続された正、負電源端子4a,4bから電
源直流が出力される。なお、破線の構成により直
流電源5が形成されている。
さらに、正電源端子4aにNPN型の制御用の
トランジスタ6のコレクタが接続され、トランジ
スタ6のオン期間には、トランジスタ6のコレク
タ、エミツタを介した電流が平滑用リアクトル
7、正出力端子8a、溶接負荷、負出力端子8
b、電流検出器9を介して負電源端子4bに流れ
る。
また、トランジスタ6のオフ期間には、リアク
トル7の蓄積エネルギーにもとづく電流が、正出
力端子8a、溶接負荷、負出力端子8b、電流検
出器9を介してバイパス用ダイオード10に流れ
る。
一方、電流検出器9は通電電流に比例した電圧
の検出信号をパルス幅変調回路(以下PWM回路
と称する)11に出力する。
そしてPWM回路11はPWM用集積回路を用
いて第2図に示すように構成され、検出器9の検
出信号が入力抵抗12を介して演算増幅器13の
反転入力端子(−)に入力されるとともに、定電
流値設定用基準電源14の定電流値基準信号が入
力抵抗15を介して演算増幅器13の非反転入力
端子(+)に入力される。
ところで演算増幅器13の反転入力端子(−)
と出力端子との間に利得設定用抵抗16が接続さ
れるとともに、抵抗16に並列に積分用抵抗1
7、積分用コンデンサ18の直列回路が設けられ
ている。
したがつて増幅器13が定電流値基準信号にも
とづいて検出信号を差動増幅するとともに、抵抗
16,17およびコンデンサ18の積分回路の動
作により、検出信号の急変動に対する増幅器13
の出力信号の追従変化が防止され、増幅器13、
抵抗16,17、コンデンサ18により検出信号
の平均演算にもとづく積分処理が行なわれる。
そして増幅器13の出力信号、すなわち第3図
aの実線Aに示すようにゆるやかに変化する積分
検出信号が比較器19の反転入力端子(−)に出
力される。
また、比較器19の非反転入力端子(+)には
第3図aの実線Bに示す一定周波数の鋸波信号が
入力され、比較器19により積分検出信号のレベ
ルと鋸波信号のレベルとが比較され、比較回路1
9からアンドゲート20の一方の入力端子に、鋸
波信号のレベルが積分検出信号のレベルより高い
間のみハイレベル(以下“1”と称する)になる
検出パルス信号が出力される。
さらに、鋸波信号が比較器21の非反転入力端
子(+)に入力されるとともに、比較器21の反
転入力端子(−)に基準パルス信号のローレベル
期間設定用基準電源22の期間設定用基準信号、
すなわち第3図aの実線Cに示す一定レベルVt
の期間設定用基準信号が入力され、比較器21か
らアンドゲート20の他方の入力端子に、鋸波信
号のレベルが期間設定用基準信号のレベルVtよ
り高い間にのみ“1”になる一定周波数の基準信
号としての基準パルス信号が出力される。
そしてアンドゲート20からNPN型のバツフ
ア用のトランジスタ23のベースに、第3図bに
示すパルス信号、すなわち検出パルス信号により
基準パルス信号をパルス幅変調したパルス信号が
出力され、該変調パルス信号によりトランジスタ
23がスイツチング動作し、トランジスタ23の
ベースからエミツタを介してドライバ回路24に
変調パルス信号が出力される。なお、トランジス
タ23のコレクタに正電圧が印加されるととも
に、トランジスタ23のエミツタが抵抗25を介
してアースされている。また、図中の“0”はロ
ーレベルを示す。
さらに、ドライバ回路24は入力された変調パ
ルス信号にもとづき、変調パルス信号の波形の駆
動信号をトランジスタ6のベースに出力し、トラ
ンジスタ6のスイツチング動作が駆動信号により
制御される。
そして変調パルス信号の最大パルス幅が基準パ
ルス信号により設定されるととともに、積分検出
信号のレベルが高くなる程変調パルス信号のパル
ス幅が狭くなり、トランジスタ6のスイツチング
動作にもとづくチヨツパ制御により供給直流が定
電流制御され、このとき溶接負荷のインピーダン
スの高、低にかかわらず、基準パルス信号の周波
数にもとづく高周波数でトランジスタ6がスイツ
チング動作するため、トランジスタ6の電力損失
が少なくなつて効率が向上し、しかも、溶接負荷
のインピーダンスの高、低にかかわらずアーク音
をほぼ一定にすることができる。
しかし、抵抗17、コンデンサ18の積分要素
を有するPWM回路11のみによりトランジスタ
6のスイツチング動作を制御するため、変調パル
ス信号のパルス幅が広いとき、すなわち溶接負荷
が高インピーダンスのときに、溶接負荷が低イン
ピーダンスに急変動しても積分検出信号が追従変
化せず、変調パルス信号のパルス幅が広い状態に
保持され、トランジスタ6のコレクタからエミツ
タに過大な電流が流れてトランジスタ6が破損す
るととに、溶接に悪影響を与える。
ところで積分要素を用いなければ溶接負荷の急
変動に追従してトランジスタ6のスイツチング動
作を制御できるため、PWM回路11の代わりに
第4図に示すように上限しきい値レベルVaおよ
び下限しきい値レベルVbを有する比較回路26
を設け、検出信号によりトランジスタ6のスイツ
チング動作を直接制御することが考えられる。
なお、比較回路26は演算増幅器を用いたシユ
ミツトトリガ回路などにより構成され、非反転入
力端子(+)に検出信号が入力されるとともに反
転入力端子(−)に定電流値設定用基準信号が入
力される。
そして検出信号が第5図の実線に示すように変
化した場合、検出信号のレベルが下限しきい値レ
ベルVbから上限しきい値レベルVaに上昇するま
での期間Ta,Ta′にハイレベルになるとともに、
検出信号のレベルが上限しきい値レベルVaから
下限しきい値レベルVbに低下するまでの期間
Tb,Tb′にローレベルになる制御パルス信号を
形成し、該制御パルス信号をドライバ回路24に
出力してトランジスタ6のスイツチング動作を制
御する。
なお、検出信号のレベルが上限しきい値レベル
Vaに上昇するまでの期間Ta,Ta′は、溶接負荷
のインピーダンスによらずほぼ一定であるが、検
出信号のレベルが下限しきい値レベルVbに低下
するまでの期間Tb,Tb′は、溶接負荷が高イン
ピーダンスのときに短く、低インピーダンス機の
ときに長くなる。
また、第5図のTa,Tb,Thは溶接負荷が高
インピーダンスのときのトランジスタ6のオン期
間、オフ期間およびスイツチング動作の1周期を
それぞれ示し、同図のTa′,Tb′,Tlは溶接負荷
が低インピーダンスのときのトランジスタ6のオ
ン期間、オフ期間およびスイツチング動作の1周
期をそれぞれ示す。
そして第4図の場合は、溶接負荷のインピーダ
ンスの急変動に追従して検出信号のレベルが変化
するため、制御パルス信号のパルス幅が溶接負荷
のインピーダンス機の急変動に追従して変化し、
とくに溶接負荷が高インピーダンスから低インピ
ーダンスに急変動した場合にはトランジスタ6の
オフ期間が溶接負荷の急変動に追従して長くなつ
てトランジスタ6のパルス幅が相対的に短くな
り、トランジスタ6のコレクタからエミツタに過
大な電流が流れず、トランジスタ6の破損などは
防止される。
ところでトランジスタ6のオフにもとづき供給
直流の電流が下限値レベルの電流に減少するまで
の期間は、溶接負荷のインピーダンスの高、低に
従つて変化し、第5図に示すようにトランジスタ
6の動作周波数が溶接負荷のインピーダンスの
高、低の逆に変化する。
そして、トランジスタ6の動作周波数に相当す
る期間Ta,Ta′,Tb,Tb′が両しきい値レベル
Va,Vbにより設定されるとともに、両しきい値
レベルVa,Vbのレベル差を小さくすると動作が
不安定になるため、両しきい値レベルVa,Vbの
レベル差は安定な動作が得られる所定レベル差以
上に設定されている。
そのため、トランジスタ6の動作周波数を
PWM回路11を設けた場合のように高くするこ
とが困難で低周波のアーク音が発生するととも
に、溶接負荷の変動にもとづくトランジスタ6の
動作周波数の変動でアーク音が変化し、とくに、
アーク音の変化が非常に耳障りであるため使用者
に不快感を与える。
この考案は、前記の点に留意してなされたもの
であり、直流電源と溶接負荷との間に設けられた
トランジスタのチヨツパ制御により前記負荷への
供給直流を制御する直流アーク溶接機の制御装置
において、 前記供給直流の電流または電圧を検出して検出
信号を出力する検出手段と、 前記検出信号と一定周波数の基準信号とにもと
づくパルス幅変調処理により変調パルス信号を出
力するパルス幅変調回路と、 前記検出信号と過出力防止用の設定値信号とを
比較する比較回路と、 前記変調パルス信号と前記比較回路の出力信号
とが入力されるラツチ回路と、 前記供給直流の過出力時に前記ラツチ回路の出
力信号でオフして前記変調パルス信号のパルス幅
を制限補正するアンドゲートと、 前記アンドゲートの出力信号にもとづくスイツ
チング制御用の駆動信号を前記トランジスタに供
給するドライバ回路とを備えた直流アーク溶接機
の制御装置を提供するものである。
したがつて、この考案の直流アーク溶接機の制
御装置によると、供給直流の過出力時以外はパル
ス幅変調回路の一定周波数の変調パルス信号をそ
のままドライバ回路に供給してトランジスタのス
イツチング動作を制御し、過出力時にアンドゲー
トのオフにもとづき直ちに変調パルス信号のパル
ス幅を制限補正するため、溶接負荷のインピーダ
ンスの急変動により過出力になつたときに、ドラ
イバ回路に供給する変調パルス信号のパルス幅を
直ちに制限してトランジスタをオフし、このトラ
ンジスタの破損などを防止することができるとと
もに、第1図および第2図の場合と同様に、溶接
負荷のインピーダンスの高、低にかかわらずアー
ク音をほぼ一定に制御できるものである。
つぎに、この考案を、その実施例を示した第6
図以下の図面とともに詳細に説明する。
まず、1実施例を示した第6図および第7図に
ついて説明する。
第6図において、第1図ないし第5図と同一記
号は同一もしくは相当するものを示し、PWM回
路11に検出手段を形成する電流検出器9の検出
信号と定電流値設定用基準電源14の定電流値基
準信号とが入力され、PWM回路11からパルス
幅補正部27に第7図aの検出信号にもとづく同
図bの変調パルス信号が出力される。
なお、第7図bにおいてパルス幅の狭いときは
溶接負荷のインピーダンスが低く、また、パルス
幅の広いときは溶接負荷のインピーダンスが高い
ときを示す。
そしてパルス幅補正部27が2個のナンドゲー
ト28,29のラツチ回路30および出力用のア
ンドゲート31とからなり、変調パルス信号が一
方のナンドゲート28およびアンドゲート31に
入力される。
一方、電流検出器9の検出信号が比較回路を形
成する比較器32の反転入力端子(−)に入力さ
れるとともに、比較器32の非反転入力端子
(+)に過電流値設定用基準電源33の設定値信
号が入力される。
なお、設定値信号のレベルは第1図の制御用の
トランジスタ6の過電流遮断レベルに設定されて
いる。
そして検出信号のレベルが設定値信号のレベル
より高い間、すなわちトランジスタ6のコレクタ
からエミツタに流れる電流が過電流より少ない間
は、第7図cに示すように比較器32の出力信号
が“1”になる。
また、比較器32の出力信号はラツチ回路30
に設けられた他方のナンドゲート29に入力さ
れ、ラツチ回路30は変調パルス信号をリセツト
信号、比較器32の入力信号をセツト信号として
動作し、比較器32の出力信号が“0”かつ変調
パルス信号が“1”のときにのみラツチ回路30
の出力信号が“0”になる。
そしてラツチ回路30の出力信号がアンドゲー
ト31に入力され、ラツチ回路30の出力信号が
“1”のとき、すなわち検出信号のレベルが設定
値信号のレベルより低いときは第7図dに示すよ
うに、アンドゲート31の出力パルス信号は変調
パルス信号の波形になる。
さらに、アンドゲート31の出力パルス信号が
第1図のドライバ回路24に入力され、アンドゲ
ート31の出力パルス信号にもとづくドライバ回
路24の駆動信号によりトランジスタ6のスイツ
チング動作が制御される。
すなわち、溶接負荷への供給直流が過電流にな
るまでの間は、PWM回路11の変調パルス信号
からなるアンドゲート31の出力パルス信号によ
りトランジスタ6のスイツチング動作が制御さ
れ、供給直流の電流特性が定電流設定値信号にも
とづく定電流特性に制御される。
つぎに、溶接負荷のインピーダンスが低インピ
ーダンスに急変動して供給直流の電流が過電流に
なると、検出信号のレベルが溶接負荷のインピー
ダンスの急変に追従して変化し、このとき検出信
号のレベルが設定値信号のレベルより高くなり、
比較器32の出力信号のレベルが第7図cに示す
ように直ちに“0”に変化する。
一方、PWM回路11の積分検出信号は第2図
の抵抗17、コンデンサ18の積分要素のために
変化せず、変調パルス信号は第7図bに示すよう
に溶接負荷のインピーダンスの急変動にかかわら
ず溶接負荷のインピーダンスが高いときのパルス
幅の信号に保持される。
そこでトランジスタ6がオンしているときに、
たとえば溶接負荷のインピーダンスが高インピー
ダンスから低インピーダンスに急変動すれば、比
較器32の出力信号が“0”かつ変調パルス信号
が“1”になり、ラツチ回路30の出力信号が直
ちに“0”になる。
そしてラツチ回路30の出力信号が“0”にな
ると、第7図cに示すようにアンドゲート31の
出力信号が“0”になつてトランジスタ6がオフ
し、トランジスタ6のコレクタからエミツタへの
電流は遮断され、供給直流の電流が減少変化す
る。
ところで供給直流の電流の減少により検出信号
のレベルが設定値信号のレベルより低下すると、
比較器32の出力信号は直ちに“1”に変化する
が、このとき変調パルス信号が“1”であればラ
ツチ回路30の出力信号は“0”に保持され、基
準パルス信号にもとづいて変調パルス信号がつぎ
に“0”から“1”に変化したときに出力パルス
信号が“1”に反転する。
すなわち、トランジスタ6がオンしているとき
に、溶接負荷のインピーダンスが高インピーダン
スから低インピーダンスに急変動して過電流が流
れ始めると、比較器32の出力信号にもとづくラ
ツチ回路29の出力信号の“1”から“0”への
変化により、アンドゲート31の出力パルス信号
が直ちに“0”に変化して出力パルス信号のパル
ス幅が第7図dに示すように、同図bの変調パル
ス信号のパルス幅より短いパルス幅に制限補正さ
れ、トランジスタ6が直ちにオフして過電流によ
るトランジスタ6の破損などが防止される。な
お、溶接負荷のインピーダンスが低インピーダン
スのときにさらに低インピーダンスに急変動すれ
ば、同様の動作により出力パルス信号のパルス幅
が可変制御されるのは勿論である。
また、基準パルス信号にもとづく変調パルス信
号によりトランジスタ6の動作周波数が制御され
るため、第1図および第2図の場合と同様に、溶
接負荷のインピーダンスの高、低にかかわらずト
ランジスタ6の動作周波数がほぼ一定に制御され
てアーク音がほぼ一定になり、使用者に不快感を
与えることがない。
さらに供給直流の電流が過出力前の電流に減少
したときは、比較器32の出力信号が“0”から
“1”に変化した後の変調パルス信号の“0”か
ら“1”の変化に同期して出力パルス信号が
“1”になり、設定値信号のレベルを定電流値基
準信号のレベルに近いレベルに設定して高精度の
制御を行なつても、トランジスタ6の動作周波数
が異常に高くならず、安定した制御を行なうこと
ができる。
したがつて、前記実施例によるとトランジスタ
6のチヨツパ制御により溶接負荷への供給直流を
定電流制御することができ、トランジスタ6によ
る損失を少なくするとともに小型化して安価にで
きるとともに、溶接負荷のインピーダンスの急変
動時による過出力を防止して過出力時のトランジ
スタ6の破損などを防止することができ、さら
に、溶接負荷のインピーダンスにかかわらずトラ
ンジスタ6をほぼ一定の動作周波数で制御してア
ーク音の変動を防止することができるものであ
る。
また、設定値信号のレベルを定電流値基準信号
のレベルに近いレベルに設定して高精度の制御を
行なうことができるものである。
なお、設定値信号のレベルを定電流値基準信号
のレベルに近いレベルに設定したりすると、比較
器32の出力信号が不安定になる恐れがあるた
め、この場合は、比較器32の代わりにシユミツ
トトリガ回路などからなる比較回路、たとえば第
4図の比較回路26の両しきい値レベルVa,Vb
より小さなレベル差の2しきい値レベルを有する
比較回路を設けて構成する。
ところで前記実施例の場合は、供給直流の定電
流値を変更する場合、定電流値用基準電源14と
過出力値設定用基準電源33とを調整する必要が
ある。
そこで定電流値と過電流値との差電流値が、定
電流値を変更しても変化しない場合は、第8図に
示すように、過電流値設定用基準電源33の代わ
りに差電流値設定用基準電源34と、基準電源1
4の定電流値基準信号と基準電源34の差電流値
信号を加算して設定値信号を形成する加算器35
とを設ければ、定電流値を変更するときに、基準
電源14のみを調整して設定された各電流値それ
ぞれの制御を行なうことができ、調整操作を非常
に簡素化できる。
なお、前記実施例では供給直流を定電流制御す
る場合について説明したが、電流検出器の代わり
に電圧検出器を用いて供給直流を定電圧制御する
場合にも適用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直流アーク溶接機の制御装置の
1例のブロツク図、第2図は第1図のパルス幅変
調回路の結線図、第3図a,bは第2図の動作説
明用の波形図、第4図は従来の直流アーク溶接機
の制御装置の他の例のブロツク図、第5図は第4
図の動作説明用の波形図、第6図以下の図面はこ
の考案の直流アーク溶接機の制御装置の実施例を
示し、第6図は1実施例の要部のブロツク図、第
7図a〜dは第6図の動作説明用の波形図、第8
図は他の実施例の一部のブロツク図である。 5……直流電源、6……トランジスタ、8a,
8b……正、負出力端子、9……電流検出器、1
1……パルス幅変調回路、24……ドライバ回
路、27……パルス幅補正部、32……比較器、
33……過電流値設定用基準電源、34……差電
流値設定用基準電源、35……加算器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 直流電源と溶接負荷との間に設けられたトラン
    ジスタのチヨツパ制御により前記負荷への供給直
    流を制御する直流アーク溶接機の制御装置におい
    て、 前記供給直流の電流または電圧を検出して検出
    信号を出力する検出手段と、 前記検出信号と一定周波数の基準信号とにもと
    づくパルス幅変調処理により変調パルス信号を出
    力するパルス幅変調回路と、 前記検出信号と過出力防止用の設定値信号とを
    比較する比較回路と、 前記変調パルス信号と前記比較回路の出力信号
    とが入力されるラツチ回路と、 前記供給直流の過出力時に前記ラツチ回路の出
    力信号でオフして前記変調パルス信号のパルス幅
    を制限補正するアンドゲートと、 前記アンドゲートの出力信号にもとづくスイツ
    チング制御用の駆動信号を前記トランジスタに供
    給するドライバ回路と を備えた直流アーク溶接機の制御装置。
JP16732483U 1983-10-27 1983-10-27 直流ア−ク溶接機の制御装置 Granted JPS6074851U (ja)

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