JPH02168389A - 自動販売機のベンドラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たばこなどの箱形商品を販売する自動販売機
のベンドラックの構成に関する。

〔従来の技術〕

頭記のような箱形商品を販売する自動販売機のベンドラ
ックとして、ラック内に上下−列に積み重ねて収納した
商品をラックの下端に配備したプッシャ式ベンド機構の
動作でラックから払い出し、シェークを経て商品取出口
へ向けて搬出させるようにした１１１ｍ出方式のものが
周知であり、特にたばこ自動販売機ではこの方式のもの
が多（採用されている。

ところで、前記した従来のベンドラックでは、ラックの
商品搬出端がラックの下端に位置しており、ラック内に
収納した商品を最下位に並ぶ商品から順に払い出し、自
重で商品取出口へ搬出するよう構成されている。したが
って、かかる方式のベンドラックを採用した自動販売機
では、キャビネット前面に設けた商品取出口が必然的に
キャビネットの下部に開口位置することになる。このた
めに、客は腰をかがめて低い姿勢をとらないと商品取出
口から商品を取り出すことができない。

一方、このような商品取出しの不便さを解消させる対策
として、客が立ったままの姿勢で商品が楽に取り出せる
ようにすることを狙いに、商品取出口を客の手の高さ位
置に設けるとともに、機内には商品取出口に通じるエレ
ベータ機構を備えておき、ラックの下端から払い出され
た商品を前記のエレベータ機構で商品取出口まで搬送す
るようにした方式が、例えば実開昭６０−５５７１で知
られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかして、前記した従来の方式では、ヘンドラックの他
に商品搬送用のエレベータ機構を装備する必要があって
構造、制御系が複雑化するのみならず、ラックから払い
出された商品を商品取出口へ搬送するエレベータ機構の
動作時間が余分に多くかかり、それだけ客の待ち時間が
長くなると言った難点が新たに派生する。

また、別な問題として、先記した在来のベンドラックの
ように、ラックの下端から払い出した商品をシュータな
どを介して商品取出口へ搬出する方式では、商品取出口
の位置との関係から機内に設置したラックの高さ寸法が
制約を受け、ラックの下端が商品取出口の位置よりも上
位となるように制限される。このためにラックと機内ス
ペースの底部との間には商品の収納に利用できない大き
なデッドスペースが生じ、商品収容効率が低下する。

本発明は上記の点んにかんがみなされたものであり、エ
レベータ機構などの特別な商品搬送手段を必要とするこ
となく、在来のものと殆ど変わらないプンシャ式のベン
ドラックを採用しつつ、しかもラックから払い出した商
品を客の取り易い高さ位置に設けた商品取出口へ向けて
直接搬出することができ、併せて機内での商品収容効率
の向上も図れるようにした自動販売機のベンドラックを
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記４１１題を解決するために、本発明の自動販売機の
ベンドラックは、ラックの頂部に配備したプンシャ式ベ
ンド機横と、ラック内に収納した商品を下方より支える
昇降式の商品支持台と、該支持台を収納商品とともに常
時上方へ引き上げ付勢する付勢手段とで構成するものと
する。

〔作用〕

上記の構成により、ラックの商品搬出端はラックの上端
に位置し、ラック内に上下積み重ね式に収納されている
商品は、ブンシャ式ベンド機構の動作で最上位に並ぶ商
品から順に払い出される。

また、商品が１個搬出されると、残りの収納商品を搭載
したまま商品支持台が吊り上げばねなどのけ勢手段によ
りラック内で上方に引き上げられ、次に販売される商品
がラック内の最上位に移動して再び販売待機状態に戻る
よう働く。

しかも、商品はラックの上端から払い出されるので、エ
レベータ機構などの特別な商品搬送手段を要することな
く、そのまま客が立ったままの姿勢で商品を楽に取り出
せる高さ位置に設けた商品取出口へ向けて直接搬出する
ことができる。さらに、機内に収設したラックの高さ寸
法は、商品取出口の位置によって制約を受けることがな
く、つまり機内底部にデッドスペースを残すことなく機
内の高さスペースを一杯に生かして拡大することが可能
となり、これにより商品収容効率を向上できる。

なお、ラック内への商品補充に際して、いわゆる商品の
先入れ先出しの条件を容易に守るためには、前記したベ
ンドラックの組立体を、その上端を支点に自動販売機の
前方へ９０度以上傾けて回転式に引き出せるよう構成し
ておくのがよい。これにより、ベンドラックの引出し位
置では、ラック内の残り商品をベンドｉ構側に留めたま
ま商品支持台を後退移動させてラック内の空いたスペー
スへ補充商品を装填することことができる。つまり、商
品をラックに補充した状態では、後から装填した補充商
品が残り商品の後列に並ぶようになり、改めて商品の並
べ替え作業を必要とせずに商品の先入れ先出しの条件が
確保されることになる。

〔実施例］ 第１図は本発明実施例の構成図、第２図、第３図は商品
補充時の状態図を示すものであり、まず第１図によりベ
ンドラックの構造を説明する。

図において、１は自動販売機のキャビネット、２はその
前面扉、３は客が立ったままの姿勢で商品を楽に取り出
すことができるような高さ位置に定めて前面扉２に設け
た商品取出口、４がキャビネットｌの庫内に収設したベ
ンドラックである。

そして、ベンドラック４は、たばこなどの箱形商品５を
上下−列に積み重ねて収納する箱形のラック６と、該ラ
ック６の頂部に配備したプッシャ式ベンド機構７と、ラ
ック内に収納した商品５を下方から支える昇降式の商品
支持台８と、該商品支持台８を収納商品５とともに常時
上方へ向けて引き上げ付勢するよう支持台８と固定部と
の間に張架した引張ばね９とを主要部品とした組立体と
して構成されている。

ここで、前記の各部品をさらに詳記すると、ラック６は
その上端とベンド機構７との間に商品−個分の厚みに相
応する商品払出し通路６ａを切欠いた箱形容器であり、
またその前面壁には商品補充の際に開放する小扉６ｂ　
（第３図参照）を備えている。また、プッシャ式ベンド
機構７は、基台７ａの下面側に突出するプッシャ７ｂを
ベンドモータ７℃の駆動によりナビアねじなどを介して
矢印Ｐ方向に往復動操作するよう構成したものである。

さらに、昇降式の商品支持台８は、支持台の本体がラッ
ク６の内部に遊嵌して配備されており、かつラック側の
上下方向の隙間を通して外方に引出した前端部が昇降ガ
イＰレールｌＯにガイド支持され、後端部がベンド機構
７との間に張架した引張ばね９に結合されている。なお
、１１はベンドラック４の組立体をキャビネットｌの前
方へ回転式に引き出す際の支点となるヒンジ金具、１２
は商品補充時にベンドラック４を引出し位置に支えるス
トッパ棒であり、その機能については後述する。

次に、前記構成のベンドラックによる商品搬出動作につ
いて説明する０図示は販売待機状態を示し、ここで販売
指令が与えられると、ベンド機構７が動作してプッシャ
７ｂを前進操作する。これによりラック６の最上位に並
ぶ商品５が背後からプッシャ７ｂに押されてラック６よ
り前方に払い出され、そのまま前面扉２に設けた商品取
出口３の受は台３ａに搬出される。一方、商品搬出後に
プッシャ７ｂが元の位置に後退すると、商品支持台８は
引張ばね９の付勢を受けて残りの収納商品５を搭載した
まま矢印Ｑのように上昇する。これにより、次に販売さ
れる商品５がラック６の商品搬出端位置へ移動して再び
販売待機状態に戻ることになる。

以下、販売指令が与えられる毎に前記の動作を繰り返し
て販売が進行する。

なお、第１図の実施例では、昇降式商品支持台８の付勢
手段として引張ばね９を示したが、引張ばねの代わりに
商品支持台８を下方から圧縮ばねで押し上げ付勢するか
、あるいは重鎮と滑車を組合せて商品支持台８を引き上
げ付勢する方式で実施することもできる。

次に第２図、第３図により商品補充作業の手順について
述べる。販売の進行によりラック６内の残り商品数が少
なくなった場合には、第１図における前面扉２を開放し
、ここでヒンジ金具１１を支点にベンドラック４を第２
図のように鎖線で表した庫内収設位置から実線で表した
商品補充位置に向けて回転式に引出した上で、ストッパ
棒１２でベンドラック４を商品補充姿勢に支える。この
ラック引出し位置では、商品支持台８が鎖線位置にあっ
てラック６内の残り商品５はベンド機構７の方に押し付
けられている。ここで第３図のように上面に向いたラッ
ク６の小扉６ａを開き、さらに引張ばね９に抗して手動
操作で商品支持台８を矢印Ａのように実線位置に後退さ
せると、ラック６には残り商品５の背後に商品補充スペ
ースが空くようになる。ここで、補充商品５０を矢印Ｂ
のように上方からラック６内の空きスペースに装填する
。補充商品５０の装填が終了すれば、ストッパ棒１２を
外して再び第１図の状態に戻す、これにより補充商品５
０が残り商品５の後列に並び、いわゆる商品の先入れ先
出しの条件が確保されることになる。

〔発明の効果〕

本発明による自動販売機は、以上説明したように構成さ
れているので、次記の効果を奏する。

（１）商品を機内に設置したベンドラックの上端から払
い出すようにしたので、エレベータ機構などの特別な商
品搬送手段を要することなく、ラックから払い出した商
品を直接自動販売機の前面上部に設けた商品取出口（客
が立ったままの姿勢で商品を楽に取り出せる高さ位置に
開口している）へ直接搬出することがでる。

（２）機内に設置したラックは、商品取出口の位置に制
約されることなく機内スペースの底部まで一杯に存効活
用してラックの高さ寸法を拡大することが可能となり、
これにより商品収容効率を高めて限られた機内スペース
により多くの商品を収容することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例による自動販売機のベンドラック
の構成図、第２図はベンドラックを引出した商品補充時
の状態図、第３図は引出し状態にあるベンドラックの部
分斜視図である０図において、 ｌ：キャビネット、２：前面扉、３：商品取出口、４：
ベンドラック、５：商品、６：ラック、７：プツシ中成
ベンド機構、８：昇降式商品支持台、９：引張ばね（付
勢手段）、１０：昇降ガイド第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）商品を上下に積み重ねて収納するラックと、該ラッ
   クの商品搬出端に配備したプッシャ式のベンド機構とを
   組合せ、販売指令に基づくベンド機構の動作でラックか
   ら商品を１個ずつ商品取出口へ搬出する自動販売機のベ
   ンドラックであって、ラックの頂部に配備したプッシャ
   式ベンド機構と、ラック内に収納した商品を下方より支
   える昇降式の商品支持台と、該支持台を収納商品ととも
   に常時上方向けて付勢する付勢手段とから構成したこと
   を特徴とする自動販売機のベンドラック。