JPH0216823B2 - - Google Patents

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JPH0216823B2
JPH0216823B2 JP20191783A JP20191783A JPH0216823B2 JP H0216823 B2 JPH0216823 B2 JP H0216823B2 JP 20191783 A JP20191783 A JP 20191783A JP 20191783 A JP20191783 A JP 20191783A JP H0216823 B2 JPH0216823 B2 JP H0216823B2
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JP
Japan
Prior art keywords
formwork
steel frame
grc
shoring
concrete
Prior art date
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Expired
Application number
JP20191783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6095069A (ja
Inventor
Yukio Hara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Boseki Co Ltd filed Critical Nitto Boseki Co Ltd
Priority to JP20191783A priority Critical patent/JPS6095069A/ja
Publication of JPS6095069A publication Critical patent/JPS6095069A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄骨鉄筋コンクリート造における梁の
GRC(ガラス繊維強化コンクリート)型枠工法の
改良に関する。
〔従来の技術〕
柱、梁等を構築するには一般に合板等のせき板
で型枠を作り、型枠内にコンクリートを打設し、
固化後型枠を外し表面の後処理を行つている。し
かしこの方法はせき板の組み立て、脱型、型接触
面の後処理等多くの手間を必要とする欠点があ
る。これに代わる方法として、GRCで型枠を作
り、GRC型枠内にコンクリートを打設、固化し
た後はGRC型枠をそのまま柱、梁等の外装とし
て用いるGRC型枠工法が開発された。このGRC
型枠工法は従来のせき板による型枠工法に比べて
手間が大幅に省略され、工期及びコストの両面で
有利なため、近年多く採用されるようになつた。
GRC型枠工法を用いた従来の梁構築方法は、
芯となる鉄骨の下に支保工を組み立て、該支保工
上に、鉄骨を取り囲むようにGRC型枠を設置し、
GRC型枠にコンクリートを打設している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、かかる従来方法ではGRC型枠の打設
コンクリートが完全に固まるまで支保工を外すこ
とができず、次の工程(内装工事等)に移るまで
に相当の期間(約1ケ月)を要し、工事期間が長
くなるばかりでなく、支保工を長期間使用しなけ
ればならないという欠点があつた。また、従来方
法は支保工を組み立てながらGRC型枠を設置す
るため、型枠の鉄骨に対する位置決めが難しく、
しかも支保工で梁の全荷重を支えるため、支保工
に大きい強度を要し、支保工が大型で高価となる
ばかりでなく支保工組み立てに手間がかかるとい
う欠点もあつた。
本発明はかかる従来技術の欠点を解消せんとす
るもので、GRC型枠の位置決め及び支保工の組
み立てが容易であり、コンクリート打設後比較的
短期間で支保工の取り外しが可能となり、工期を
短縮しうるGRC型枠による梁の構築方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべくなされた本発明の梁の構
築方法は、芯となる鉄骨に連結材を、鉄骨の両側
に突出するように固定し、断面が略U字状で開口
端近傍の内面にアンカーを設けたGRC型枠を、
その開口端を上にしてかつ前記鉄骨を取り囲むよ
うに配置し、前記アンカーを前記鉄骨に固定され
た連結材に支持させることにより前記GRC型枠
を前記鉄骨で支持させ、該GRC型枠内にコンク
リートを打設することを特徴とする。
〔作 用〕
上記構成の構築方法では、梁の芯となる鉄骨
に、その鉄骨に固定した連結材とGRC型枠に固
定したアンカーによつて、GRC型枠を支持させ
るので、GRC型枠を鉄骨に対する所定の位置に
容易に位置決めすることができ、また、GRC型
枠及びその中に打設するコンクリートの重量を鉄
骨で支持するので、GRC型枠の外側に配置する
支保工としては、GRC型枠やコンクリートの全
重量を支持する必要はなく、単にコンクリート打
設時のGRC型枠の変形を防止する程度のもので
よく、組み立てが容易で且つ短期間で取り外すこ
とが可能となる。
〔実施例〕
以下、添付図面の実施例により本発明を更に詳
細に説明する。
第1図は梁の芯となる鉄骨(本実施例ではI形
鋼)1を取り囲んでGRC型枠2を配置し、その
GRC型枠2を鉄骨1に固定した連結材9で支持
しかつ支保工3で補強し、天井の下面となるPC
板又はオムニア板8を配置し、コンクリートを打
設する直前の状態を示している。ここで用いる
GRC型枠2は断面が略U字状でその開口端上面
に第2図に拡大して示すように、内ねじを有する
吊上げ用インサート4が埋設され、更に開口端近
傍の内面には内ねじを有するアンカーナツト5が
埋設されている。アンカーナツト5にはボルト6
によりアンカー7が固定されている。なお、アン
カーナツト5を用いる代わりに、ボルト6の一部
を直接型枠2に埋め込んで固定してもよく、また
アンカー7の一部を直接型枠2に埋め込んで固定
してもよい。連結材9は、鉄骨1に、例えばその
上面に、鉄骨の両側に突出するように固定され、
連結ボルト12とナツト13によつてアンカー7
を吊りさげることができるように設けられるもの
であり、本実施例ではアングル材が使用されてい
る。
次に、上記構造のGRC型枠を用いた梁構築手
順を説明する。
(1) 第1図、第3図に示すように鉄骨1の上面に
適宜のピツチで、アングル材で構成された連結
材9を、その両端が鉄骨1の両側に突出するよ
うに固着する。
(2) 鉄骨1のまわりに適宜の方法であばら筋10
及び主筋11等の鉄筋を配設する。
(3) GRC型枠2を、その開口端を上にして、吊
上げ用インサート4を利用して吊り上げ、鉄骨
1を取り囲むように配置し、更に型枠2内面に
固定されているアンカー7を連結ボルト12で
連結材9に連結して吊下げるとともに、ナツト
13を締め込んでGRC型枠2を所定の位置に
固定する。かくしてGRC型枠2は鉄骨1に、
連結材9、連結ボルト12、アンカー7等を介
して吊下げられ、支持される。
(4) 所定位置に固定されたGRC型枠2のまわり
に支保工3を組み立てる。なお、この支保工3
は梁の全重量を支持するためのものではなく、
型枠2内にコンクリートを打設した後、コンク
リートがある程度固まるまで型枠2が変形しな
いよう補強するものであり、従来の支保工より
剛性が小さくてよい。
(5) 連結材9の両端にアングル材を、そのアング
ル材がGRC型枠2の上面に位置するように取
付け、次いで、PC板8を取付ける。
(6) PC板8上及びGRC型枠2内にコンクリート
を打設し、天井と梁を形成する。
(7) コンクリートが初期硬化した時点で型枠2の
変形の恐れがなくなるので(コンクリート打設
後、約5〜7日後)、支保工を取り外し、次の
工事(内装工事)等を行う。以上で梁の構築工
程が終了する。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明はGRC型枠を
梁の芯となる鉄骨に、連結材、アンカー等を介し
て支持させ、型枠及びその中に打設されるコンク
リートの重量を鉄骨で支持させるものであるの
で、支保工は単にコンクリートが固まるまで型枠
の形状を保つ役割を果たせばよく、支保工を短期
間(5〜7日)で取り外すことができ、工期を著
しく短縮することができる。また、GRC型枠を
支持するために用いたアンカーは型枠内面に設け
ているので、梁内に埋め込まれ、梁の外観を損な
うことはない。更に、本発明ではGRC型枠を鉄
骨に支持させているため、型枠の位置決めが容易
であり、また、その後支保工を組めばよく、しか
も強固にする必要もないので、支保工組立を能率
よく簡単にできる。かくして、本発明はGRC型
枠を用いた梁の構築において工期を短縮しかつ工
事費を低減できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄骨にGRC型枠を支持させかつ支保
工を組み立てた状態を示す断面図、第2図は第1
図の型枠2の上端角部を拡大して示す断面図、第
3図は第1図の一部の上面図である。 1…鉄骨、2…GRC型枠、3…支保工、5…
アンカーナツト、6…ボルト、7…アンカー、9
…連結材、10…あばら筋、11…主筋、12…
連結ボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄骨を芯にしたコンクリート梁の構築方法に
    おいて、芯となる鉄骨に連結材を、鉄骨の両側に
    突出するように固定し、断面が略U字状で開口端
    近傍の内面にアンカーを設けたGRC型枠を、そ
    の開口端を上にしてかつ前記鉄骨を取り囲むよう
    に配置し、前記アンカーを前記鉄骨に固定された
    連結材に支持させることにより前記GRC型枠を
    前記鉄骨で支持させ、該GRC型枠内にコンクリ
    ートを打設することを特徴とするGRC型枠によ
    る梁の構築方法。
JP20191783A 1983-10-29 1983-10-29 Grc型枠による梁の構築方法 Granted JPS6095069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20191783A JPS6095069A (ja) 1983-10-29 1983-10-29 Grc型枠による梁の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20191783A JPS6095069A (ja) 1983-10-29 1983-10-29 Grc型枠による梁の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6095069A JPS6095069A (ja) 1985-05-28
JPH0216823B2 true JPH0216823B2 (ja) 1990-04-18

Family

ID=16448942

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20191783A Granted JPS6095069A (ja) 1983-10-29 1983-10-29 Grc型枠による梁の構築方法

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JPS6095069A (ja) 1985-05-28

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