JPH02167773A - 感圧記録紙用顕色剤 - Google Patents

感圧記録紙用顕色剤

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JPH02167773A
JPH02167773A JP63310185A JP31018588A JPH02167773A JP H02167773 A JPH02167773 A JP H02167773A JP 63310185 A JP63310185 A JP 63310185A JP 31018588 A JP31018588 A JP 31018588A JP H02167773 A JPH02167773 A JP H02167773A
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JP
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acid
resins
xylene
formaldehyde
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JP63310185A
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English (en)
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Yukio Tokunaga
幸雄 徳永
Yukio Saeki
佐伯 幸雄
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Sumitomo Durez Co Ltd
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Sumitomo Durez Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発色濃度、耐黄変性、発色像の耐光退色性お
よび耐水退色性などが良好で、かつ発色速度が大幅に向
上した感圧記録紙用顕色剤に関するものである。
〔従来の技術〕
感圧記録紙は、一般にマイクロカプセル中に高沸点溶媒
(以下「カプセルオイル」という)に溶解された電子供
与性無色染料(以下「発色剤jという)と電子受容性化
合物(以下「顕色剤」という)とを組み合わせて、両者
の接触による発色反応を利用した記録紙である。
従来、顕色剤としては、酸性白土、ゼオライト、カオリ
ン等の無機系顕色剤、各種フェノール化合物、ノボラッ
ク樹脂、芳香族カルボン酸多価金属塩および多価金属化
カルボキシ変性テルペン・フェノール樹脂などの有機系
顕色剤が知られている。
また芳香族カルボン酸あるいは芳香族カルボン酸のアル
デヒド重合体をキシレン樹脂と共縮合させてなる顕色剤
も提案されている(特公昭6l−38038)。
しかしながら、無機系顕色剤は、発色速度は早いものの
保存中に大気中のガスや水分を吸着して、発色性能が低
下する欠点を有する。また各種フェノール化合物は発色
性酷が劣る。ノボラック型フェノール樹脂、特にパラ置
換フェノール・ホルムアルデヒド樹脂は、発色性能、発
色像の耐水退色性が優れているが、日光および大気中の
酸化性ガス(NOx、Sox等)により黄変し易い欠点
がある。芳香族カルボン酸多価金属塩は、発色性能およ
び日光、酸化性ガスによる耐黄変性は良好であるが、発
色像′の耐水退色性が劣る。多価金属化カルボキシ変性
テルペン・フェノール樹脂は発色性能、発色像の耐水退
色性は良好であるが、日光および酸化性ガスによる耐黄
変性が低い欠点がある。また芳香族カルボン酸あるいは
芳香族カルボン酸のアルデヒド重合体とキシレン樹脂の
共縮合物は発色性が劣る。
この様に、従来使用されている顕色剤は、いずれもそれ
ぞれ欠点があり、その改良が望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、発色濃度、耐黄変性、発色像の耐光退色性
および耐水退色性などが良好で、かつ発色速度が大幅に
向上した感圧記録紙用顕色剤を得れる置換サリチルfa
類の1種以上と、Cool( OOH イ)トルエン、エチルベンゼン、O−キシレン、mキシ
レン、P−キシレンおよびメシチレンから選ばれる芳香
族炭化水素類の1種以上と、(C)ホルムアルデヒド類
とを、酸性触媒存在下で反応させて得られる置換サリチ
ル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド共縮合物の亜
鉛、錫、アルミニウムおよびニッケルから選ばれる多価
金属の塩100重量部に、 (B)石油樹脂類、テルペン樹脂類、変性テルペン樹脂
類、クマロン樹脂類、変性クマロン樹脂類(以下「石油
樹脂類等の樹脂類」という)より選ばれる1種以上を5
〜200重量部配合して得られた顕色剤が、いずれの感
圧紙特性においてもきわめて優れている事を見出し、本
発明を完成するに至ったものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記の置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホ
ルム゛アルデヒド共縮合物多価金属塩100重量部に、
石油樹脂類等の樹脂類より選ばれる1種以上を5〜20
0重量部配合することにより得られる感圧記録紙用顕色
剤に関するものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
あるいは5位に炭素数4以上の置換基を有するもので、
非置換サリチル酸のアルキル化、アラルキル化、アリー
ル化あるいは置換フェノール類のコルベシュミット反応
によるカルボキシル化で得ることができる。
C00H C○OH 炭素数が4未満の置換基を有する置換サリチル類を使用
して得られた置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルム
アルデヒド共縮合物多価金属塩は、カプセルオイルへの
溶解性が低い為、発色速度がおそく、炭素数が12を越
える置換基を有する置換サリチル酸類を用いた場合は最
終発色濃度が低い。
また、置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデ
ヒド共線を反応において共縮合を得るには、置換サリチ
ル酸類のホルムアルデヒドとの反応性が、芳香族炭化水
素のホルムアルデヒドとの反応性に近い必要があるが、
非置換サリチル酸や4位および/または6位に置換基を
持つ置換サリチル酸類は、ホルムアルデヒドとの反応性
が芳香族炭化水素に比べてはるかに高いので、置換サリ
チル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド共縮合反応
において、置換サリチル酸・ホルムアルデヒド重縮合物
を生成し、目的の共縮合物が得られない。3位と5位の
両方にi?ft’A基を持つ置換サリチル酸類は、ホル
ムアルデヒドとの反応性が芳香族炭化水素に比べてはる
かに低いので、置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホル
ムアルデヒド共縮合反応において芳香族炭化水素・ホル
ムアルデヒド重縮合物を生成し、目的の共縮合物が得ら
れない。
本発明で用いられる置換サリチル酸類としては、3−s
ee−ブチルサリチル酸、3−tert−ブチルサリチ
ル酸、3−tart−オクチルサリチル酸、3−ノニル
サリチル酸、3− ドデシルサリチル酸、3−フェニル
サリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−α−メチル
ベンジルサリチル酸、3−α、αジメチルベンジルサリ
チル酸、5−sec−ブチルサリチル酸、5−tert
−ブチルサリチル酸、5−tert−オクチルサリチル
酸、5−ノニルサリチル酸、5− ドデシルサリチル酸
、5−フェニルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、
5−α−メチルベンジルサリチル酸、および5−α、α
−ジメチルベンジルサリチル酸があり、特に5−see
−ブチルサリチル酸、5−tert−オクチルサリチル
酸、および5−ノニルサリチル酸が好ましい。
芳香族炭化水素としては、トルエン、エチルベンゼン、
0−キシレン、m−キシレン、P−キシレン、メシチレ
ンおよびこれらの混合物が使用できる。
ホルムアルデヒド類としては、ホルマリン、トリオキサ
ン、パラホルムアルデヒドなどのホルムアルデヒド供給
源となりうるものが使用できる。
置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド共
縮合反応において、触媒としては無機酸あるいは有機酸
が使用でき、塩酸、硫酸、リン酸、シュウ酸、ギ酸、パ
ラトルエンスルホン酸、ヘンゼンスルホン酸、フェノー
ルスルホン酸などが好ましく使用できる。
置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド共
縮合物は、置換サリチル酸1モルに対して芳香族炭化水
素類1〜10モルおよびホルムアルデヒド[1−10モ
ルを混合し、更に酸性触媒と、置換サリ゛チル酸を溶解
しかつ芳香族炭化水素と相溶して反応系を均一にしうる
酢酸、プロピオン酸などの酸性溶媒を加えた混合物を9
0〜150°Cで1−10時間反応させた後、熱水で洗
浄して酸性触媒および酸性溶媒を除去し、さらに減圧蒸
留で未反応の芳香族炭化水素および水分を除くことによ
り得られる。
置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド共
縮合物は、さらに (1)炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、安息香
酸アンモニウム等のアンモニウム塩の存在下に多価金属
の酸化物、水酸化物、塩化物、炭酸塩、硫酸塩等と10
0〜200’Cで反応させる方法(2)水あるいはアル
コール中で水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアル
カリ金属水酸化物と溶解させた後、水または、アルコー
ルに可溶の多価金属塩を加えて反応させる複分解法 などにより多価金属塩とされる。多価金属としては、亜
鉛、錫、アルミニウムおよびニッケルを用いることがで
きる。
かくして得られた置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホ
ルムアルデヒド共縮合物多価金属塩に、さらに石油樹脂
類等の樹脂類を混合することにより本発明の感圧記録紙
用顕色剤が得られる。
石油樹脂類等の樹脂類の配合量は、置換サリチル酸・芳
香族炭化水素・ホルムアルデヒド共縮合物多価金属塩1
00重量部に対して5〜200重量部が好ましく、20
〜130 ff11部が特に好ましい、配合量が5重量
部未満の場合発色速度向上効果が少なく、200重量部
を越えると発色速度および発色濃度の低下をきたす。
石油樹脂類としては、芳香族系、脂肪族系、共壇 重合系、脂脅族系のいずれのものも使用できる。
テルペン樹脂類としては天然系テルペン樹脂、およびテ
レピン油から合服されたポリテルペン樹脂などであり、
変性テルペン樹脂類としては、フェノール類を共重合さ
せたテルペンフェノール樹脂、芳香族系モノマーと共重
合させた芳香族変性テルペン樹脂などである。クマロン
樹脂類としては、インデン、スチレン、クマロンを主成
分とする重合体で、各モノマーのホモポリマー、上記モ
ノマーのいずれか2種の共重合体、あるいは3種の共重
合体等の混合樹脂であり、組成化がインデン100重量
部に対してスチレンが20〜60重量部及び/又はクマ
ロンが10〜30重量部の範囲のものが好ましく使用で
きる。変性クマロン樹脂類としては、前記クマロン樹脂
をフェノール、クレゾールノ寸う置換フェノール等のフ
ェノール類で3〜50%変性したものが使用できる。
置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド共
縮合物多価金属塩と石油樹脂類等の樹脂類との混合は、
両者が相溶して均一な相となる方法で行われる。すなわ
ち、■両者を加熱して融解状態で混合した後、冷却固化
する方法、■溶解度の高い溶媒に両者を溶解後、常圧又
は減圧状態でその溶媒を蒸発させる方法等で行なうこと
ができる。
この様にして得られた感圧記録紙用顕色剤を用いて感圧
記録紙を製造する方法には、 (1)顕色剤を水分散液とした後、無機顔料、バインダ
ー等を加え支持体に含浸または塗布する方法(2)顕色
剤を有機溶剤に溶解した後、無機顔料、ノイインダー等
を加え支持体に含浸または塗布する方法(3)支持体の
製造時に顕色剤を混入する方法(4)上記の各方法にお
いて、発色剤あるいは発色剤を含有するマイクロカプセ
ルをさらに加える方法、等がある。
また、本発明の顕色剤はインキ化が可能であり、溶剤に
溶解してインキとした後、支持体の所定部分に印刷する
ことにより、印刷部分のみ発色する下用紙が得られる。
支持体としては、紙、合成紙、プラスチックフィルム、
金属箔およびこれらの複合シートが使用でき、無機顔料
としては、酸性白土、活性白土、カオリン、炭酸カルシ
ウム、水酸化アル4ニウム、タルク、ゼオライト等が使
用できる。また、バインダーとしてはラテックス、水溶
性および水分散性バインダー等が使用できる。
この様に本発明の顕色剤を用いて感圧記録紙を製造する
方法は種々の方法があげられるが、本発明はこれらの方
法に限定されるものではない0本発明の顕色剤に公知の
無機系顕色剤または有機系顕色剤、すなわち酸性白土、
バラ置換フェノールホルムアルデヒド樹脂およびその金
属塩、芳香族カルボン酸およびその金属塩等を併用する
ことができる。さらに公知の酸化防止剤、紫外線吸収剤
などを配合することができる。
本発明は、従来感圧記録紙用に使用されている発色剤に
対して極めて有効であり、例えばフルオラン系発色剤、
トリフェニルメタンフタリド系発色剤、スピロピラン系
発色剤、フェノチアジン系発色剤、トリフェニルメタン
系発色剤およびインドール系発色剤と共に使用される。
〔作  用] 本発明轡轡快により製造された感圧記録紙用顕色剤は、
発色濃度、耐黄変性、発色像の耐光退色性などが良好で
、かつ発色速度が大幅に向上したものである。本発明の
顕色剤がこの様に良好な特性を発揮する理由は詳細には
明らかではないが、次の様に推定される。
すなわち、サリチル酸多価金属塩は良好な顕色能は有す
るが、カプセルオイルに対する溶解度が低い為発色速度
が低い。石油樹脂類等の樹脂類はカプセルオイルへの溶
解度は高いが、顕色能が非常に低い。またサリチル酸多
価金属塩を、石油樹脂類等の樹脂類と混合しても相溶せ
ず、均一な相とならない。一方、本発明において得られ
た置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルムアルデヒド
共縮合物多価金属塩は、芳香族炭化水素類との共縮合に
よりカプセルオイルへの溶解度が向上し、かつ、石油樹
脂類等の樹脂類との相溶性もよくなる為、混合した際均
−の相となり、カプセルオイルへの溶解度が一層向上し
、発色速度が大幅に向上するものと思われる。また、サ
リチル酸多価金属塩部分を石油樹脂類等の樹脂類が覆う
ことにより、耐黄変性、発色像の耐光退色性、耐水退色
性なども向上するものと考えられる。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
ここに記載している「部」はすべて「重量部」を示す。
合成例1 5−see−ブチルサリチル酸19.4部、トルエンラ 18.4部、87%バ苧ホルムアルデヒド3.8部、お
よび酢酸30部の混合物に触媒として95%硅酸2.0
部を加え4時間還流後、水洗し、減圧蒸留にて未反応の
トルエンおよび水分を除去することにより、5−sec
−ブチルサリチル酸・トルエン・ホルムアルデヒド共縮
合物31部を得た。この共縮合物10部を10%水酸化
ナトリウム水溶液14部に加えて80°Cで溶解し、4
0’Cに冷却して塩化亜鉛2.4部を加え、40°Cで
1時間反応後、析出物を口過、水洗、乾燥させて、5s
ec−ブチルサリチル酸・トルエン・ホルムアルデヒド
共縮合物亜鉛塩11.5部を得た。
合成例2 5−sec−ブチルサリチル酸19.4部の代りに5t
ert−ブチルサリチル酸19.4部を使用し、トルエ
ン18.4部の代りにメシチレン24部を使用すサリチ
ル酸・メシチレン・ホルムアルデヒド共縮合物亜鉛塩1
1部を得た。
合成例3 5−sec−ブチルサリチル酸19.4部の代りに5t
ert−オクチレサリチル酸25.0部を使用する以外
は合成例1と同様にして5−tert−オクチルサリチ
ル酸・トルエン・ホルムアルデヒド共縮合物34部を得
た。この共縮合物10部を10%水酸化カリウム水溶液
19.2部に加え、ao’cで溶解して、40゛Cに冷
却し、塩化第1錫2水和物の10%水溶液34部を加え
、40°Cで1時間反応後析出物を口過、水洗、乾燥さ
せて、5−tert−オクチルサリチル酸・トルエン・
ホルムアルデヒド共線金物錫塩13部を得た。
合成例4 5−ノニルサリチル酸26.4部、m−キシレン15.
9部、5y11−トリオキサン3.4部および酢酸15
部の混合物に触媒としてパラトルエンスルホン酸4.0
部を加え5時間還流後、水洗し、減圧蒸留にて未反応の
m−キシレンおよび水分を除去することにより、5−ノ
ニルサリチル酸・m−キシレン・ホルムアルデヒド共縮
合物38部を得た。この共縮合物10部に酸化亜鉛0.
9部と炭酸水素アンモニウム0.5部を予め混合したも
のを150’Cで徐々に加え、添加終了後、更に150
°Cで1時間反応させることにより5−ノニルサリチル
酸・m−キシレン・ホルムアルデヒド共縮合物亜鉛塩1
0.8部を得た。
合成例5 5− ドデシルサリチル酸30.6部、P−キシレン2
1.2部、87%パラホルムアルデヒド3.8部および
酢酸30部の混合物に触媒として95%硫酸2.0部を
加え、6時間還流後、水洗し、減圧蒸留にて未反応のP
−キシレンおよび水分を除去することにより5− ドデ
シルサリチル酸・Pキシレン・ホルムアルデヒド共縮合
物43部を得た。この共縮合物10部を5%水酸化カリ
ウム水溶液32部に加え、80°Cで溶解し、40°C
に冷却して塩化ニッケル・6水和物の10%水溶液28
部を加え、40゛Cで30分反応後、析出物を口過、水
洗、乾燥させて、5− ドデシルサリチル酸・P−キシ
レン・ホルムアルデヒド共縮合物ニッケル塩l1部を得
た。
合成例6 5−tert−オクチルサリチル酸25部の代わりに、
5−フェニルサリチル酸21.4部を使用する以外は合
成例3と同様にして、5−フェニルサリチル酸・トルエ
ン・ホルムアルデヒド共縮合物錫塩13部を得た。
合成例7 5−ベンジルサリチル酸22.8部、エチルベンゼン2
1.2部、87%パラホルムアルデヒド3.8部および
酢酸25部の混合物に触媒として95%硫酸1.0部を
加え4時間還流後、水洗し、減圧蒸留にて、未反応のエ
チルベンゼンおよび水分を除去することにより5−ベン
ジルサリチル酸・エチルベンゼン・ホルムアルデヒド共
縮合物33部を得た。この共縮合物00部を合成例1と
同様にして亜鉛化し、5−ベンジルサリチル酸・エチル
ベンゼン・ホルムアルデヒド共縮合物亜鉛塩11部を得
た。
合成例8 5−α−メチルベンジルサリチルM24.2部、Oキシ
レン21.2部、37%ホルマリン8.9部および酢酸
25部の混合物に触媒として95%硫#4.0部を加え
、5時間還流後、水洗し、減圧蒸留にて未反応のO−キ
シレンおよび水分を除去することにより5−α−メチル
ベンジルサリチル酸・O−キシレン・ホルムアルデヒド
共縮合物35部を得た。この共縮合物00部を合成例3
と同様にして錫塩とし、5−α−メチルベンジルサリチ
ル酸・0−キシレン・ホルムアルデヒド共縮合物13部
を得た。
合成例9 5−ノニルサリチル酸26.4部の代わりに、5−α2
 α−ジメチルベンジルサリチル酸25.6部を使用す
る以外は合成例4と同様にして5−αα−ジメチルベン
ジルサリチル酸・m−キシレン・ホルムアルデヒド共縮
合物33部を得た。
この共縮合物00部を合成例5と同様にしてニッケル塩
とし、5−α、α−ジメチルベンジルサリチル酸・m−
キシレン・ホルムアルデヒド共縮合物ニッケル塩11部
を得た。
合成例10 3−フェニルサリチル酸21.4部、トルエン18,4
部、87%パラホルムアルデヒド3.8部および酢酸3
0部の混合物に触媒として95%硫酸2.0部を加え、
4時間還流後、水洗し、減圧蒸留にて未反応のトルエン
および水分を除去することにより3−フェニルサリチル
酸・トルエン・ホルムアルデヒド共縮合物32部を得た
。この共縮合物00部を合成例4と同様にして亜鉛塩と
し、3−フェニルサリチル酸・トルエン・ホルムアルデ
ヒド共縮合物亜鉛塩10.8部を得た。
合成例11 5−α−メチルベンジルサリチル酸の代わりに3−α−
メチルベンジルサリチル酸を使用する以外は合成例8と
同様にして3−α−メチルベンジルサリチル酸・0−キ
シレン・ホルムアルデヒド共縮合物錫塩13部を得た。
合成例12 サリチル酸13.8部、トルエン18.4部、87%パ
ラホルムアルデヒド6.9部および酢酸30部の混合物
に触媒として硫酸1.0部を加え4時間還流後、水洗し
、減圧蒸留にて未反応のトルエンおよび水分を除去する
ことにより、サリチル酸・トルエン・ホルムアルデヒド
共縮合物31部を得た。この共縮合物00部をlO%水
酸化ナトリウム水溶液41部に加え、80℃で溶解後、
40°Cに冷却して塩化亜鉛7.0部を加え、40°C
で1時間反応後、析出物を口過、水洗、乾燥させて、サ
リチル酸、トルエン・ホルムアルデヒド共縮合物亜鉛塩
12部を得た。
合成例13 サリチル#13.8部の代わりに5−α−メチルサリチ
ル酸15.2部を使用する以外は、合成例12と同様に
して5−α−メチルサリチル酸・トルエン・ホルムアル
デヒド共縮合物亜鉛塩11部を得た。
各合成例の構成要素を表1にまとめる。
1差舅ユニ土土 上記合成例で得られた置換サリチル酸・芳香族炭化水素
・ホルムアルデヒド共縮合物多価金属塩基lOO部に表
2における配合で石油樹脂類等の樹脂類を各々別々に1
50°Cにて融解状態で混合後、冷却固化して顕色剤と
した。
止較拠ユJJ 合成例12.13の置換サリチル酸・芳香族炭化水素・
ホルムアルデヒド共線金物多価金属塩および5− te
rt−オクチルサリチル酸錫各100部に表2における
配合で石油樹脂類等の樹脂類を各々別々に150’Cに
て融解状態で混合後、冷却固化して顕色剤と七た。
比較例4 合成例3で得られた5−tert−オクチルサリチル酸
・トルエン・ホルムアルデヒド共縮合物錫塩をそのまま
顕色剤として用いた。
比較例5 バラフェニルフェノール170部、80%パラホルムア
ルデヒド22.5部、パラトルエンスルホン酸1,7部
およびトルエン200部の混合物を100°Cで2時間
反応後、減圧蒸留にてトルエン及び水を除去して得られ
た軟化点85°Cのバラフェニルフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂を顕色剤として用いた。
実施例1−11および比較例I〜5の顕色剤40部を各
々別々にアニオン界面活性剤(オロタン7310−ム・
アンド・ハース社製)IL PVA粉末0.1部、水5
8.9部と共にアトライターに仕込み8時間混式粉砕し
て混合物の粒径が5μ以下の分散液を得た。
この分散液を表3に示す配合で実験用ミキサーに仕込み
、1時間混合して均一な塗工液を調整した。この塗工液
を上質紙に塗工量5g/ボ(乾燥重量)で塗工して、顕
色剤層を表面にもつ16種の顕色紙を得た。
表3゜ 塗工液配合 これらの16種類の顕色紙について、発色性、耐黄変性
、耐光退色性及び耐水退色性を下記に記述する試験方法
により測定し、その結果を表4に示した。
(特性試験方法) Ia)発色性 顕色紙にクリスタルバイオレットラクトンを主体とする
市販の青色用発色紙を重ねてロールにて加圧し、加圧3
0秒後及び1時間後の反射濃度をマクベス反射濃度計で
測定した。(白色標準板0.05、黒色標準板1.76
) 中)耐黄変性 顕色紙に低圧水銀灯を16時間照射し、照射前後のハン
ター白色度を測定した。
(C)耐光退色性 発色性試験と同様にして発色した顕色紙に低圧水銀灯を
8時間照射し、照射前後の反射濃度を測定した。
(b)耐水退色性 発色性試験と同様にして発色した顕色紙を水中に30分
保持し、その前後の反射濃度を測定した。
表4から明らかな様に、本発明の実施例により得られた
顕色紙はいずれも各性能が優れていた。
〔発明の効果〕
本発明で得られた顕色剤は従来公知の顕色剤に比べ、発
色濃度、耐黄変性、発色像の耐光退色性及び耐水退色性
などが良好で、かつ発色速度が大幅に向上し、高品質の
感圧記録紙を工業的に生産するのに好適である。
手続補正書(自発) 平成元年 2月

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)(a)一般式( I )または(II)で表さ
    れる置換サリチル酸類の1種以上と、 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )▲数式、化
    学式、表等があります▼(II) 〔R_1、R_2:sec−ブチル基、tert−ブチ
    ル基、tert−オクチル基、ノニル基、ドデシ ル基、フェニル基、ベンジル基、 α−メチルベンジル基またはα,α ジメチルベンジル基 (b)トルエン、エチルベンゼン、O−キシレン、m−
    キシレン、P−キシレンおよびメシチレンから選ばれる
    芳香族炭化水素類の1種以上と、 (c)ホルムアルデヒド類とを酸性触媒存在下で反応さ
    せて得られる置換サリチル酸・芳香族炭化水素・ホルム
    アルデヒド共縮合物の亜鉛、錫、アルミニウムおよびニ
    ッケルから選ばれる1種以上の多価金属の塩100重量
    部に (B)石油樹脂類、テルペン樹脂類、変性テルペン樹脂
    類、クマロン樹脂類、変性クマロン樹脂類より選ばれる
    1種以上を5〜200重量部配合することにより得られ
    る感圧記録紙用顕色剤。
JP63310185A 1988-12-09 1988-12-09 感圧記録紙用顕色剤 Pending JPH02167773A (ja)

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