JPH02164829A - ヒアルロン酸点眼液 - Google Patents

ヒアルロン酸点眼液

Info

Publication number
JPH02164829A
JPH02164829A JP63321469A JP32146988A JPH02164829A JP H02164829 A JPH02164829 A JP H02164829A JP 63321469 A JP63321469 A JP 63321469A JP 32146988 A JP32146988 A JP 32146988A JP H02164829 A JPH02164829 A JP H02164829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chelating agent
sodium
hyaluronic acid
benzalkonium chloride
bak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63321469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2530491B2 (ja
Inventor
Takakazu Morita
森田 隆和
Tadashi Iso
磯 正
Yoichi Kawashima
洋一 河嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Santen Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Santen Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Santen Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Santen Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP63321469A priority Critical patent/JP2530491B2/ja
Publication of JPH02164829A publication Critical patent/JPH02164829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530491B2 publication Critical patent/JP2530491B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はキレート剤を配合することにより防腐効果を高
め、刺激性の少ないヒアルロン酸またはその塩類の点眼
液を提供するものである。
「従来技術、発明が解決しようとする課題および課題を
解決するための手段」 ヒアルロン酸ナトリウムはD−グルクロン酸とN−アセ
チル−D−グルコサミンで構成される高分子化合物で、
眼手術時等に用いられている。
本発明者らは点眼液の防腐剤として汎用されている塩化
ベンザルコニウムを用いて、ヒアルロン酸またはその塩
類を点眼液(以下ヒアルロン酸点眼液とする)とするこ
とを検討した。
一般に市販されている塩化ペンザルコニウムハ示す。)
で示され、RがC6〜C工、のアルキル基の混合物であ
る。この市販の塩化ベンザルコニウムをヒアルロン酸点
眼液の防腐剤として用いると白濁が生じるため配合する
ことができなかった。
以前、本発明者らはこのような白濁を生じさせない方法
として、Rの炭素数が12のアルキル基の塩化ベンザル
コニウム(以下C1□−BAKと略する)を用いればよ
いことを見い出した。ところが、ヒアルロン酸点眼液の
場合、このC□、−BAKを通常使用されている濃度で
配合してもその防腐効果は十分とは言えなかった。
このため、C1□−BAKを用い、しかも防腐効果が十
分に発揮される方法を検討する必要があったそこで、本
発明者らはこの問題について鋭意検討した結果、C工2
−BAKにキレート剤を加えることによって防腐効果が
増大し、優れた点眼液が得られることを見い出した。
「発明の開示」 本発明はヒアルロン酸またはその塩類を含有し、塩化ベ
ンザルコニウムとキレート剤を配合することを特徴とす
る点眼液に関する。
本発明で用いられるヒアルロン酸はフリーのヒアルロン
酸でも、ナトリウム塩やカリウム塩などのアルカリ金属
塩のどちらでも良く、点眼液に用いられる濃度は特に制
限する必要はないが、好ましくは0.01〜0.5チで
ある。
又、本発明でいうキレート剤としては、例えばエデト酸
ナトリウムやシクロヘキサンジアミン4酢酸ナトリウム
等のポリカルボン酸などが挙げられる。
ヒアルロン酸ナトリウムはD−グルクロン酸とN−アセ
チル−D−グルコサミンで構成される高分子化合物で、
眼手術時等に用いられている。
本発明者らは点眼液の防腐剤として汎用されている塩化
ベンザルコニウムを用いて、ヒアルロン酸またはその塩
類を点眼液とすることを検討し九一般に市販されている
塩化ペンザルコニウムハ示す。)で示され、Rが08〜
C11lのアルキル基の混合物である。この市販の塩化
ベンザルコニウムをヒアルロン酸点眼液の防腐剤として
用いると白濁が生じるため配合することができなかった
以前、本発明者らはこのような白濁を生じさせない方法
として、Rの炭素数が12のアルキル基の塩化ベンザル
コニウム(C1□−BAK ) t−用いればよいこと
を見い出した。ところが、ヒアルロン酸点眼液の場合、
とのC,2−BAKを通常使用されている濃度で配合し
てもその防腐効果は十分とは言えなかった。
このため、c12−BAKを用い、しかも防腐効果が十
分に発揮される方法を検討する必要があった。
そこで、本発明者らはこの問題について鋭意検討した結
果、C□2−BAKにキレート剤を加えることによって
防腐効果が増大し、優れた点眼液が得られることを見い
出した。
ヒアルロン酸点眼液に配合する9□−BAKの量を増加
させればその防腐効果も増大するものの、濃度が高くな
ると刺激等の副作用にもつながるため、C工2−BAK
の配合量はできるだけ低くする必要があった。
そこで本発明者らはこの問題について鋭意検討した結果
、C1□−BAKにキレート剤を配合することによシ防
腐効果が増大することを見い出した。
これによって、ヒアルロン酸点眼液に配合するc12−
BAKの量を少なくすることが可能となシ、刺激性の少
ない点眼液が得られた。
本発明製剤の効果を示すために、キレート剤として一般
に良く用いられるエデト酸ナトリウムを用いて防腐効果
試験を行なった。詳細なデータについては防腐効果試験
の項で述べるが、エデト酸す) IJウムを配合しなか
ったものでは1週間後でもPseudomonus a
eruginosaが完全には死滅していないのに比較
して、エデト酸ナトリウム配合のものでは1週間後では
完全に菌が認められなかった。エデト酸ナトリウム自身
に防腐効果はないので、この実験結果からキレート剤を
加えることにより、ヒアルロン酸点眼液に配合された防
腐剤の効果が増大することは明らかとなった。
本発明で防腐剤として用いられるC1□−BAKの濃度
は0.002〜0.01%が好ましく、0.0025〜
0.005%がより好ましい。又、配合されるキレート
剤の濃度はその効果が発揮できるものであればよく、好
ましくは0.001〜0.1チである。
本発明の点眼液は通常の点眼剤で使用される緩衝剤、等
張化剤、pH調節剤などを用いて調製され、そのpHは
点眼剤として用いられるものであれば良く、好ましくは
5〜8である。
このようにして得られたヒアルロン酸点眼液は角膜乾燥
症や角膜炎の治療剤として有用で、通常1回1滴〜数滴
、1日1回〜数回投与することができる。
以下に実施例としてその製剤例を挙げる。
「実施例」 実施例1 処方1 100d中 ヒアルロン酸ナト リン酸2水素ナト リン酸水素ナトリ 塙化ナトリウム 塩化カリウム エデト酸ナトリ C1□−BAK 滅菌精製水 製法 リウム   o、i y リウム   0.16y ラム    o、i y O,65y o、i 5 y ラム     o、oiy O,003y 適量 滅菌精製水80−にリン[2水素ナトリウム、リン酸水
素ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、エデト
酸ナトリウム、C1□−BAKを加えて溶解した後、ヒ
アルロン酸ナトリウムを加えて溶解させる。滅菌精製水
を加えて全量を1001neとする。
同様の方法を用いて処方2〜4の点眼液を得た。
処方2100−中 ヒアルロン酸ナトリウム リン酸2水素ナトリウム リン酸水素ナトリウム グリセリン エデト酸ナトリウム C□2−B AK 滅菌精製水 処方3 100+++/!中 ヒアルロン酸ナトリウム リン酸2水素ナトリウム リン酸水素ナトリウム 塩化ナトリウム エデト酸ナトリウム C1□−BAK 滅菌精製水 処方4 100+r+l中 ヒアルロン酸ナトリウム リン酸2水素ナトリウム リン酸水素ナトリウム 塩化ナトリウム 0.1 y 0.16y 0.1 y 2.1 y 0.01 y 0.003y 適量 0.57 0.16y 0.1 y 0.65y O,027 0,005y 適量 0.03 P 0.1 6 P 0.1 y 0.65y 塩化カリウム エデト酸ナトリウム C1□−BAK 滅菌精製水 実施例2 処方5100ne中 ヒアルロン酸ナトリウム 塩化ナトリウム 塩化カリウム e−アミノカプロン酸 エデト酸ナトリウム C,2−BAK 希塩酸 水酸化ナトリウム 滅菌精製水 製法 0.15 ? o、o i y O,0025y 適量 0.1 y 0.7 y O,1,5y 0.4 y 0.01y 0.003y 適量 滅菌精製水80mに塩化す) IJウム、塩化カリウム
、ε−アミノカプロン酸、エデト酸ナトリウム、C1□
−BAKを加えて溶解した後、希塩酸又は水酸化ナトリ
ウムでp Hを6.5に調節する。ヒアルロン酸ナトリ
ウムを加えて溶解した後、滅菌精製水を加えて全量を1
00rnlとする。
防腐効果試験 点眼液の防腐効果に対するキレート剤添加の効果を調べ
るため、キレート剤として点眼液に一般によく使用され
ているエデト酸ナトリウムを用い、5関の方法(防菌防
黴12,293(1984))を使って防腐効果試験を
行なった。
実施例1の処方2と実施例2の処方5の点眼液について
の防腐効果を調べ、これらの点眼液からエデト酸ナトリ
ウムを除いたものを対照とした。
(結果) 添加した菌数に対する1週間後の菌の減少率を表に示し
た。
以下余白 対照1 処方2よjoEDTAを除いたもの対照2 処
方5よりEDTAを除いたもの「発明の効果」 表に示すようにエデト酸ナトリウムを含まないものはい
ずれもPaeudomonus  aeruginos
aが死滅せず残っていたが、エデト酸す) IJウム配
合のものではどちらも菌は完全に死滅していた。
この結果から、キレート剤を添加すると、点眼液に配合
された防腐剤の防腐効果が増大することが明らかとなっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒアルロン酸またはその塩類を含有し、塩化ベンザルコ
    ニウムとキレート剤を配合することを特徴とする点眼液
JP63321469A 1988-12-20 1988-12-20 ヒアルロン酸点眼液 Expired - Lifetime JP2530491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63321469A JP2530491B2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 ヒアルロン酸点眼液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63321469A JP2530491B2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 ヒアルロン酸点眼液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02164829A true JPH02164829A (ja) 1990-06-25
JP2530491B2 JP2530491B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=18132913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63321469A Expired - Lifetime JP2530491B2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 ヒアルロン酸点眼液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530491B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139493A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 人工涙液型点眼剤組成物
JP2004262777A (ja) * 2003-02-27 2004-09-24 Shiseido Co Ltd アセチル化ヒアルロン酸含有眼用医薬組成物
WO2007091644A1 (ja) * 2006-02-10 2007-08-16 Seikagaku Corporation 真菌増殖抑制剤
KR20140041586A (ko) * 2011-06-23 2014-04-04 산텐 세이야꾸 가부시키가이샤 히알루론산 또는 그의 염 및 프로필렌글리콜을 함유하는 점안액
JP2016518312A (ja) * 2013-03-11 2016-06-23 カトリック ユニバーシティ インダストリー アカデミック コーオペレイション ファウンデーション 眼科炎症疾患治療用点眼剤組成物及びその製造方法
US10071113B2 (en) 2012-03-26 2018-09-11 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Ophthalmic solution comprising diquafosol

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5270015A (en) * 1975-12-04 1977-06-10 Alcon Lab Inc Solution for ophthalmology
JPS6084225A (ja) * 1983-10-17 1985-05-13 Hiroko Shimizu 点眼剤
JPS6112617A (ja) * 1984-06-27 1986-01-21 Lion Corp 点眼液
JPH0674212A (ja) * 1993-06-29 1994-03-15 Toshihiro Hirai 高速応答ゲル・アクチュエータ
JPH075456A (ja) * 1993-06-11 1995-01-10 Keibunshiya:Kk 液晶表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5270015A (en) * 1975-12-04 1977-06-10 Alcon Lab Inc Solution for ophthalmology
JPS6084225A (ja) * 1983-10-17 1985-05-13 Hiroko Shimizu 点眼剤
JPS6112617A (ja) * 1984-06-27 1986-01-21 Lion Corp 点眼液
JPH075456A (ja) * 1993-06-11 1995-01-10 Keibunshiya:Kk 液晶表示装置
JPH0674212A (ja) * 1993-06-29 1994-03-15 Toshihiro Hirai 高速応答ゲル・アクチュエータ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139493A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 人工涙液型点眼剤組成物
JP2004262777A (ja) * 2003-02-27 2004-09-24 Shiseido Co Ltd アセチル化ヒアルロン酸含有眼用医薬組成物
WO2007091644A1 (ja) * 2006-02-10 2007-08-16 Seikagaku Corporation 真菌増殖抑制剤
JP5095421B2 (ja) * 2006-02-10 2012-12-12 生化学工業株式会社 真菌増殖抑制剤
US8557574B2 (en) 2006-02-10 2013-10-15 Seikagaku Corporation Fungal growth inhibitor
KR20140041586A (ko) * 2011-06-23 2014-04-04 산텐 세이야꾸 가부시키가이샤 히알루론산 또는 그의 염 및 프로필렌글리콜을 함유하는 점안액
US10071113B2 (en) 2012-03-26 2018-09-11 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Ophthalmic solution comprising diquafosol
US10632139B2 (en) 2012-03-26 2020-04-28 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Ophthalmic solution comprising diquafosol
US11166974B2 (en) 2012-03-26 2021-11-09 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Ophthalmic solution comprising Diquafosol
JP2016518312A (ja) * 2013-03-11 2016-06-23 カトリック ユニバーシティ インダストリー アカデミック コーオペレイション ファウンデーション 眼科炎症疾患治療用点眼剤組成物及びその製造方法
US10279046B2 (en) 2013-03-11 2019-05-07 Catholic University Industry-Academic Cooperation Foundation Eye drop composition for treating ocular inflammatory disease and preparation method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2530491B2 (ja) 1996-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7447176B2 (ja) ジクアホソル含有点眼液
JPS62181228A (ja) 液体−ゲル相転移を起すタイプの医薬組成物
KR20010012521A (ko) 방부 조성물
EP0824916B1 (en) Pranoprofen eyedrops containing organic amine
EP1905453B1 (en) Preservative composition for ophthalmic use
JPH085800B2 (ja) 塩化リゾチ−ム及びグリチルリチン酸ジカリウム含有水溶液製剤
SG191389A1 (en) Ophthalmic solution containing diquafosol, method for producing the same, and method for inhibiting formation of insoluble precipitate
JP2003206241A (ja) 眼科用剤
EP0233615B1 (en) Aqueous preparation and method of preparation thereof
JPH02164829A (ja) ヒアルロン酸点眼液
JPH01294620A (ja) 水溶液製剤およびその製造方法
JP4757970B2 (ja) 点眼剤組成物
JP3050898B2 (ja) 水性医薬製剤
JPH0296515A (ja) 点眼液
JPH11302197A (ja) ヒアルロン酸安定化組成物
JP5434981B2 (ja) 点眼剤
JPH0674212B2 (ja) 塩化ベンザルコニウム含有水性製剤の配合禁忌防止方法
JP4157988B2 (ja) 配合禁忌の防止された水溶性製剤
JPH1029937A (ja) メフェナム酸水溶液製剤
JP4524538B2 (ja) 眼科用組成物
EP2419081B1 (en) Aqueous ophthalmic compositions containing anionic therapeutic agents
JP4961671B2 (ja) 点眼剤
JP5019923B2 (ja) プラノプロフェン含有医薬組成物
EP0770383B1 (en) Ophthalmic cromolyn gel preparation
US3322627A (en) Method of treating herpes simplex infections with 5-methylamino-2'-deoxyuridine, and compositions therefor

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 13