JPH02163096A - モノクローナル抗体の不均質性を減少させる方法 - Google Patents

モノクローナル抗体の不均質性を減少させる方法

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JPH02163096A
JPH02163096A JP1256890A JP25689089A JPH02163096A JP H02163096 A JPH02163096 A JP H02163096A JP 1256890 A JP1256890 A JP 1256890A JP 25689089 A JP25689089 A JP 25689089A JP H02163096 A JPH02163096 A JP H02163096A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抗体産生細胞から分泌された抗体の不均質性
を減少させる方法、さらに詳しくは、抗体重鎖の一方ま
たは両方のカルボキシ末端アミノ酸またはアミノ酸群を
変化させることを特徴とする方法に関する。
[従来の技術] ハイブリドーマ細胞からのモノクローナル抗体の大量生
産が、種々の疾病状態の診断、治療、および予後におい
て革命をもたらした。また、モノクローナル抗体は妊娠
などの様々な自然の状態の段階を調べるのにも有用であ
る。しかし、多数のハイブリドーマ由来の抗体が不均質
な形態を示し、これが産生菌株からの高収率を達成する
ために必要とされる精製および単離工程を太き(妨げる
ことがわかった。カチオン交換クロマトグラフィーは、
インビトロで増殖させた細胞から分泌される抗体には少
な(とも3種の別個の不均質な形態が存在することを示
した。これらの形態はその相対的な量を変えて見られる
こともある。これら不均質な形態は腹水液由来の抗体で
は同程度には観察されないが、腹水液からの大量の抗体
の製造は産業用には極めて面倒なものであり、高価なも
のになる。
この不均質性の生化学的な根拠は、抗体重鎖のカルボキ
シ末端に結合している余分のアミノ酸または酸群の存在
に起因する。抗体遺伝子のDNA配列から導かれる推定
のアミノ酸配列は余分のアミノ酸を含んでいるので、通
常、末端のアミノ酸は内部でのプロセッシングまたは細
胞からの抗体の分泌の間に除去されるという可能性が最
も高い。
3種の不均質な形態のうちの1つは、重鎖のどちらにも
余分の末端アミノ酸を含んでいない抗体である。3種の
別個の不均質な形態のうちの第2のものは重鎖の一方に
余分のアミノ酸を含んでおり、第3の形態は重鎖の両方
に余分のアミノ酸を含んでいる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、あらゆるアイソタイプの不均質抗体の重鎖か
ら余分のアミノ酸を特異的に切断し、それによって3種
の形態すべてを1種類の実質的に純粋な均質混合物に変
換する方法を包含する。モノクローナル抗体法の開発・
展開は、大量の実質的に均質な抗体の利用性に依存して
いる。この開発は、種々の不均質な形態の分泌抗体を精
製し、その特徴を調べることが簡単にできないことから
幾分遅れていた。本発明は、はとんどの不均質な抗体を
精製前に1種類の実質的に均質な形態に変換することを
可能にするものであり、この点で有用であり、特に重要
である。この変換によって、−層明確な生化学的特徴を
備えた一層高い収率の抗体、並びに不均質な形態の抗体
に伴われる精製不純物の減少が導かれる。さらに、高度
に精製された単一形態の抗体の所有は、後に行う修飾、
例えば免疫コンジニゲーションあるいは固定化反応など
の再現性および一貫性を大きく増加させる。
本明細書中に開示した発明のために、以下の用語を定義
する。
抗体産生細胞:インビトロまたはインビボのどちらかで
抗体を産生ずるあらゆる細胞、形質転換された細胞、ま
たはハイプリドーマ。
腹水液:腹水腫瘍に感染させた動物の腹腔から抜き取っ
た液体。
CP;カルボキシペプチダーゼ。
CPIP比:カルボキシペプチダーゼ(酵素単位)/免
疫グロブリンタンパク質(肩9)の比。
培養液:抗体を含むあらゆる液体であって、培養液から
直接取った液体、培養液から取ってその後に濃縮した液
体、または予め単離もしくは精製した抗体を含む液体を
包含するが、これらに限定はされない。
Gニゲリシン残基。
不均質性;分泌された抗体が、例えば、抗体重鎖の一方
または両方のカルボキシ末端の余分のアミノ酸または酸
酢などのように(これに限定はされない)、種々の別個
の生化学的形態を有している現象である。
不均質な抗体:例えば、抗体重鎖の一方または両方のカ
ルボキシ末端の余分のアミノ酸または酸酢などのように
、種々の別個の生化学的形態を示す抗体。
ハイプリドーマ:モノクローナル抗体を分泌する細胞ま
たはセルライン;ここで、該セルラインは適切に免疫さ
れた動物由来の肺細胞とミエローマ細胞の融合によって
得られたものである。
K:リジン残基。
Pニブロリン残基。
一次均質形態:抗体重鎖のカルボキシ末端が余分のアミ
ノ酸を含んでいない形態。
組換えDNAクローニングベクター:lまたはそれ以上
の別のDNAセグメントを付加したか、または付加する
ことができるDNA分子を含有するあらゆる自律的に複
製するか、または組み込まれる媒体であって、プラスミ
ドを含むがこれに限定はされない。
トランスフェクション:ファージDNAfn子による受
容宿主細胞へのDNAの導入。
形質転換体:形質転換を受けた受容宿主細胞。
形質転換:遺伝子型を変化させ、受容宿主細胞が変化す
ることになる受容宿主細胞へのDNAの導入。
第1図は、モノクローナル抗体CEM231の不均質な
形態間の相違を図式的に示す模式図である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、抗体産生細胞から分泌された抗体の不均質性
を減少させる方法であって、抗体重鎖の一方または両方
のカルボキシ末端アミノ酸または酸酢を変化させること
を特徴とする方法を提供するものである。本発明は、抗
体重鎖の一方または両方のカルボキシ末端からのアミノ
酸またはアミノ酸群の選択的な除去によって最もよ(例
示的に説明される。この所望の結果を得るための方法の
1つは、分泌された抗体を含有している培養液のpHを
、該抗体の不均質性を減少させるに十分なpHまで低下
させ、次いで、該抗体の不均質性を減少させるに十分な
時間および温度で該培養液をインキュベートすることか
らなる。通常、pHは〜3.0から〜5.5の範囲内ま
で低下させてよいが、pHが〜3.5から〜4.5の範
囲内のときに一層効率的に反応か起こる。反応は、pH
が〜4Oから〜4.5の範囲内であるときにさらに効率
的に起こり、多くの抗体の不均質性を減少させるに好ま
しいpHは〜4.0である。
また、インキュベート温度L度および時間も、不均質抗
体の重鎖からのカルボキシ末端アミノ酸またはアミノ酸
群の除去速度に影ワを及ぼす。インキュベート時間は数
秒から多数日までのいずれであってもよいか、〜1時間
から〜72時間の範囲内で反応か起こるようにするのが
好ましい。多くの場合、〜4時間から〜24時間の範囲
で反応させるのかさらに好ましい。しかし、抗体の生化
学的性質および反応の他のパラメーターに依存するが、
インキュベートは〜24時間だけで〜95%完結するこ
ともあるし、〜48時間から〜72時間程度かかること
もある。インキュベート温度は広い範囲にまたがるか、
〜2℃から〜37℃の範囲で最もよく反応が起こる。ま
た、反応は〜4℃から〜37℃の範囲、さらに〜4℃か
ら〜30℃の範囲で都合よく起こる。多くの抗体にとっ
て好ましい反応温度は〜4℃から〜25℃の範囲であり
、 最らQ子ましく冒、′I!度は〜25℃である。
分泌抗体の不均質性を減少させる別の方法は、抗体の不
均質性を減少させるに十分な量で腹水液を分泌抗体含有
の培養液に加え、次いで、該抗体の不均質性を減少させ
るに十分な時間、温度、およびpHで該培養液をインキ
ュベートすることからなる。広範囲の電の腹水液か反応
を起こさしめるか、腹水液と培養液が〜2:lから〜1
:20の量であるように腹水液を加えた混合物を用いる
のがより効率的である。反応の速度および完結性のため
には、腹水液を〜1.1から〜1.10の量で加えるの
かよく、腹水液を〜1・1から〜12の里で加えるのが
さらによい。好ましい反応液は〜1:1の容量の腹水液
と培養液を含んでいる。
インキュベート時間、インキュベート温度、および培養
液のpHも、上記の腹水法の連関および効率に影響を及
ぼす。好ましいインキュベート時間は数秒から多数日ま
でにわたるが、時間が〜1時間から〜72時間の範囲内
であるときに反応は一層効率的になる。インキュベート
時間が〜16時間から〜72時間の範囲であるときに反
応か一層好都合になることが多く、〜16時間から〜4
8時間の範囲であるときにさらに都合のよいものとなる
。最も好ましい反応時間は〜16時間である。反応温度
はほとんと限定のない範囲にわたるが、温度が〜2℃か
ら〜42℃の範囲内であるときに一層効率的なものにな
る。温度が〜2℃から〜37℃の範囲内であるときに反
応か好ましいものとなり、〜26℃から〜37℃である
ときにさらに好ましいものとなる。最も好ましい反応温
度は〜37℃である。培養液のpHも反応速度を早くし
たり、遅くしたりすることができ、また、抗体の解離を
妨げるのに重要である。培養液のpHは広い範囲にわた
って変化しうるが、pHが〜4゜0から〜9.0の範囲
内であるときに効率がよい。
pHカ〜7.5から〜8.5の範囲内であるときに反応
は良好に進行し、pHが〜7.5から〜8.0の範囲内
であるときにはさらによい。最も好ましい培養液のpH
は〜7.5であり、従って、低pH法とは対照的に、こ
の腹水液法は生理学的なpHで実施されてよい。
分泌抗体の不均質性を減少させるさらに別の方法は、抗
体の不均質性を減少させるに十分なCPIP比でカルボ
キシペプチダーゼを分泌抗体含有の培養液に加え、次い
で、該抗体の不均質性を減少させるに十分な時間、温度
、およびpHで該培養液をインキュベートすることから
なる。広範囲のCP I P比が反応を起こさしめるで
あろうか、〜0.01から〜10.0の範囲内のCPI
P比を用いると一層効率的である。〜0.2から〜80
の範囲のCPIP比で反応させるのかよく、〜02から
〜1.0の範囲のCPIP比を用いるのがもっとよい。
通常、〜0.4のCPIP比か最も好ましいが、酵素量
か高(なるほどさらに高い速度での反応を引き起こすで
あろうことは当業者の認めるところであろう。また、多
数の別タイプのカルボキシペプチダーゼ、例えばCpA
、CpB、CpC,CpG、CpP、CpW、cpyお
よびその他か当分野でよく知られており、これらすべて
を本発明の方法において用いることができることも当業
者の認めるところであろう。さらに、カルホキジペプチ
ダーゼの単位は規格化されており、当分野では周知であ
るので、本発明の実施は特定のカルボキシペプチダーゼ
供給元によって定義されている単位に限定されるもので
はない。また、当業者なら、酵素を固体支持体に固定化
することにより精製中の酵素の除去を避けることができ
ることも認識しているであろう。
インキュベート時間、インキュベート温度、および培養
液のpHも、上記のカルホキジペプチダーゼ法の速度お
よび効率に影響を及ぼす。適切なインキュベート時間は
数秒から数日までにわたるか、この時間が〜1時間から
〜48時間の範囲内であるときに反応が一層効率的にな
る。インキュベート時間が〜1時間から〜24時間の範
囲内であるときに反応がさらに好ましいものになること
が多く、〜1時間から〜16時間の範囲であるときにさ
らに良好なものとなる。反応は、インキュベート時間が
〜5時間から〜16時間の範囲内であるときになお一層
好ましいものとなり、〜5時間であるときに最も好まし
い。反応温度はほとんど限定のない範囲にわたるか、温
度が〜1℃から〜42℃の範囲内であるときに好ましい
ものとなる。
この反応は、温度が〜15℃から〜37℃の範囲内であ
るときに一層好ましいものとなり、〜20℃から〜30
℃の範囲内であるときになお一層好ましいものとなる。
最も好ましい反応温度は〜23℃である。また、培養液
のpF(も反応速度を上げたり下げたりすることかでき
、広範囲に変化しうるか、pHが〜6.0から〜9.0
の範囲内であるときに効率的なものとなる。この反応は
、 pHが〜7.0から〜8.0の範囲内であるときに良好
に進行し、pHが〜7.5から〜8.0の範囲内である
ときになお一層良好なものとなる。培養液の最も好まし
いpHは〜7.5である。
培養液のpH、インキュベート時間、インキュベート温
度、腹水液比、あるいはCPIP比を変えることによっ
て、上記方法のすべてをあらゆる免疫グロブリン精製法
の要求に適合させることかできることは当業者の認める
ところであろう。不均質性を減少させる反応に続き、当
分野で周知の方法を用いて培養液から抗体を不均質性が
減少した形態で単離することができる。当業者なら、上
記の方法を用いて、既に精製が為された抗体の不均質性
を減少させることもできることを容易に認めるであろう
実質的に同じ結果が、ペプチドからカルボキシ末端残基
を除去する多種の他の化学的な処理によって得られるこ
ともある。例えば、ある選ばれたケースでは、ヒドラジ
ツリシス、トリチウム化およびヒダントイン生成、これ
に続くアセトヒドロキサム酸による処理が有用となろう
。実質的には、免疫グロブリンのフラグメントのカルボ
キシ末端からペプチドまたはペプチド群を除去するあら
ゆる化学反応が、本発明の範囲内に含まれることになろ
う。特に、カルボキシ末端からジペプチド類を除去する
ジペプチジルカルボキシペプチダーゼ類が本方法を実施
する際に有用となるであろうが、リジジ残基の内側にあ
るカルボキシ末端領域において特冗的に切断することが
可能なその他のあらゆる酵し同様であろう。
本発明実施のさらに別の方法は、免疫グロブリン重鎖を
コードしている遺伝子から、カルボキシ末端のリジンま
たはりシン群をコードしているコドンまたはコドン詳を
選択的に除去することからなる。当業者なら、抗体をコ
ードしているDNA配列か推定されると、組換えDNA
法を用いてカルボキシ末端ペプチドをコードしているコ
ドンまたはコドン群を除去することは技術者の問題であ
ることを認識している。トランスフェクションまたは形
質転換か行われた細胞内でこの先端を切除した遺伝子か
発現すると、その遺伝子産物は、野生型の抗体路とはカ
ルボキシ末端ペプチドの除去だけが異なっている抗体路
で構成されているであろう。別法によれば、組換えDN
A法を用いて別の残基をコードしているコドンをポリペ
プチドのカルボキシ末端に付加することかでき、これに
よって、カルホキ/末端の量を変え、抗体群の不均質性
を減少させることができる。従って、化学的あるいは生
物学的な操作のいずれであっても、抗体のカルボキシ末
端を変えることによって抗体群の不均質性を減少させる
あらゆる操作が本発明の範囲内に含まれる。
本発明の好ましい態様は、モノクローナル抗体CEM2
31の変換によって最もよく例示される。
モノクローナル抗体CEM231は、アメリカン・タイ
プ・カルチャー・コレクション[ATCC。
American Type Cu1ture Co1
1ection、  12301 Parklawn 
Drive、 Rockville、 MD 2085
2]に1988年1月7日に寄託され、その永久保存培
養物コレクションの一部となっている菌株であるハイブ
リドーマCEM231.6.7から分泌される。この株
は取得番号ATCCHB9620のもと、抗体の供給源
および貯蔵受容体としてだれでも入手することができる
血清を含まない培地でハイブリドーマを増殖させた後、
細胞を含まない培養液を4O−115Xに濃縮し、この
液のpHをH,PO,による滴定によってpH4,0ま
で低下させた。液を25℃で24時間インキュベートし
た後には、培養液中の抗体の95%以上が一次均質形態
に変換されていた。
カチオン交換クロマトグラフィーから明らかなように、
この−次均質形態は、抗体鎖のカルボキシ末端が外側の
アミノ酸を含んでいない形態である。
さらに、ある場合には、反応混合物にEDTA(110
mM)などのキレート化試薬を加えることによって本変
換法の効率が向上することもある。
また、腹水液法を用いて不均質なCEM231を一次均
質形態に変換することもできる。濃縮したCEM231
培養液を腹水液と1:1容量比でa合し、次いで37℃
、pH7,4でインキュベートした。この反応は、16
時間でほぼ等モル濃度の不均質な抗体を80%以上の一
次均質抗体に変換した。ある場合には、反応混合物にE
DTA(110mM)などのキレート化試薬を加えるこ
とによって、この変換法の効率を向上させることもでき
る。あらゆる腹水液を本変換法に用いることができるが
、変換を受ける抗体とは実質的に異なる生化学的性質を
有する抗体を含有しているものを用いるのが好ましい。
即ち、この別の性質は、精製工程中における腹水産生さ
れた抗体と変換された抗体の交叉汚染を防止するのに有
用である。
さらに、カルボキシペプチダーゼ法を用いて不均質なC
EM231を一次均質形態に変換することもできる。血
清不含の培地でハイブリドーマを増殖させた後、細胞不
含の培養液を70Xに濃縮し、次いでカルホキジペプチ
ダーゼBをこの培養液にCPIP比3.0で加えた。こ
の液を23℃で5時間インキュベートした後には培養液
中の抗体の95%以上が一次均質形態に変換された。
モノクローナル抗体CEM231の変換に加え、上記方
法は、ハイブリドーマセルラインおよび形質転換または
トランスフェクションを受けたセルラインの両者由来の
多種多様の抗体の不均質性を減少させるために用いられ
る。第1表は、試験した種々抗体の代表的な試料と得ら
れた結果を示すものである。
第1表 抗体 EV124 C1054 5EO31 5EO31 FU212 211806g EV124 C1054 11CUO61 EV124 C1054 02M231 キメラ性    CP CEM231/CllA255 変換の結果 方法 り114 pH4 pH4(低濃度) pH4(高濃度) pH4 pH14 腹水 腹水 腹水 CP CP 結果 〉80%ピーク(4℃,4−24時間)60%ピーク(
4°0143時間) 〉80%ピーク(4℃148時間) 〉80%ピーク(4℃114時間) 〉80%ピーク(4℃156時間) 〉80%ピーク(4℃172時間) 〉80%ピーク(37°0116時間)69%ビーク(
37℃、24時間) 〉80%ピーク(37°0117時間)〉80%ピーク
(23℃,5時間) 〉80%ピーク(22℃、16時間) 〉80%ピーク(22℃116時間) 当業者なら、本発明の方法がハイブリドーマ以外の細胞
から産生される抗体の不均質性を減少させるのにも有用
であることを容易に認めるであろう。特に、モノクロー
ナル抗体をコードしている遺伝子を種々の組換えDNA
クローニングベクターに連結することができ、次いで細
菌あるいは酵母を含む適切な宿主細胞に導入するか、ま
たはトランスフェクションすることができる。次いで、
適切な条件のもとでは、形質転換されたか、またはトラ
ンスフェクションされた細胞はモノクローナル抗体を産
生ずるか、または分泌するであろう。
また、ある抽出来の可変領域とこれに結合した第2の種
由来の不変領域を含有するキメラ抗体も構築することが
でき、組換え法によって形質転換あるいはトランスフェ
クションされた宿主細胞で発現させることができる。ブ
ーリアン[Boulianneet al、、 Nat
ure 312 : 643−646(1984)]ら
を参照(この文献は参考のために挙げた)。さらに、本
発明の方法はヒト抗体あるいは二官能性抗体の不均質性
を減少させるのにも有用である。また、本発明の方法を
用いて血液、fill清またはその他の体液から単離し
た抗体の不均質性を減少させることらできる。
さらに、多数の別の化合物を用いて培養液のpHを低下
させうること、およびそのような等価なものすべてが本
発明の範囲内に入ることも当業者の認めるところであろ
う。腹水法を用いるときには、抗体培養1夜と腹水液の
多くの異なる比率を用いてよく、そのような等価なもの
すべてが本発明の範囲内に入る。また、抗体の不均質性
を減少させるためにカルポキンペプチターセ法を用いる
ときには、多くのCPIP比を用いることかでき、この
すべてか本発明の範囲内に入る。さらに、最適の変換に
必要なインキュベートの時間および温度、並びに培養液
のpHは、使用する抗体の正確な生化学的性質によって
変わるであろう。また、変換工程を始める前に培養液を
?農縮するのか好都合であることもあるか、本発明の新
規方法は濃縮および希釈試料の両方で行いうるので、本
発明は試料の濃縮によって限定されるものではない。
ハイブリドーマおよびその他の抗体分泌セルラインをフ
ラスコ中で、あるいは持続的に流れる発酵タンク中で増
殖させてよい。血清不含の培地を用いることができ、培
養液のp)(を約6.5〜85の範囲内に維持し、温度
を30℃〜40℃の範囲内に維持する。抗体分泌セルラ
インのそれぞれはそれ独自の最適条件を必要とするか、
このような条件は当技術者により容易に見つけられるは
ずである。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。試薬ある
いは装置の供給元は単に利便のために挙げたものであっ
て、本発明を限定するものではない。本発明実施につい
ての説明および実際の方法は適当なところに記載した。
実施例1 ハイブリドーマCEM231.6.7の培養 モノクローナル抗体CEM231を分泌するハイブリド
ーマOEM231.6.7をアメリカン・タイプ・カル
チャー・コレクション(ATCC)から入手した。ハイ
ブリドーマCEM231.6.7はATCCの永久保存
培養物コレクションの一部となっており、取得番号AT
CCI(B9620のもとて抗体の供給源および貯蔵受
容体としてだれでも入手できる。凍結細胞を素堅く解凍
し、次いて直ちに4+nMグルタミンを追加したH l
−1培地(約1011ので洗浄した。HLI培地はヘン
ドレックス・オブ・ポートランド[Ventrex o
f Portland。
Maine]から購入した。この細胞を′Fフラスコに
入れ、高密度の細胞が得られるまでインキュベートした
4mMグルタミンを追加したHLI培地を入れた250
iQのスピナーピン2個に、抗体を分に・しているCE
M231.6.7細胞を1mQあたり約3oo、ooo
細胞で蒔いた。細胞密度かLtxQあたり約900,0
00細胞に達するまでこの細胞を37℃で約48時間イ
ンキュベートした。次いで、それぞれのスピナーにさら
にグルタミンを加え、培養液の最終濃度を4mMグルタ
ミンにした。次に、OEM231.6.7細胞を含んで
いるスビナ−をさらに8〜10日間、37℃てインキュ
ベートした。
最終インキュベートの後、細胞培養液を2個の250i
&ビンに注ぎ、Beckma*n J 2−21遠心機
のBeckmann JA80−ター中、約10.OO
Orpmで20分間遠心した。上清(約375iのを回
収し、予(liii定量することにより抗体濃度か約8
0μy/ iQであることかわかった。次いで、YMI
O76rINフイルターを備えた400JIL2の撹拌
細胞l農縮器[アミコン社(Amicon Corpo
ration、  5cientific Syste
ms Division、 2111artwell 
Avenue、 LexingtonMA fl121
73)から入手できる]を用いて培養液を約40mQま
で濃縮した。YMIOフィルターを備えた50y(lの
アミコン撹拌細胞濃縮器を用いてこの40ff(!培f
t 1fflをさらに約3271まで濃縮した。この濃
縮した上清を最後に12μx25izアクロデイスク(
Acrodisc)で濾過した。必要なら、この集めた
上清を一70℃で凍結することかできる。
”fM Fi flλ低pH法を用いる抗体CEM23
1の変換 抗体CEM231の細胞不含の濃縮液をlNの83PO
4で滴定することによってp)(4,0に調節した。次
いて、この試料を25℃で24時間インキュベートし、
その不均質性を、Mono−S IIR515カラムの
カチオン交換クロマトグラフィー(pH4゜5.0.0
−0.2M NaCQ勾配の0.17M酢酸す) l)
ラム緩衝液)で評価した。実験結果は、24時間後には
試料中に残っている検出可能な不均質物は存在しないこ
とを示した。
求塵創洛腹水液を用いる抗体CEM231の変換 実質的にガルフレおよびミルシュタイン[Ga1fra
 and Milstein、 Methods in
 Enzymology 73 : 43−44(19
81)](この文献は祭考のために挙げた)の教示に従
って、腹水を産生じているマウスから腹水液を単離した
。精製したモノクローナル抗体CEM231の一部(各
部は約200μ9の抗体を含んでいる)を腹水液と、l
:2の腹水液/抗体培養液の比で混合した。この試料を
24℃て24時間インキュベートし、その不均質性を、
¥ono−811R515カラムのカチオン交換クロマ
トグラフィー(pH4、5,0,0−0,2M NaC
Q勾配の0.17M酢酸ナトリウム緩衝液)で評価した
。実験結果は、24時間後には、抗体の80%以上か一
次均質形態に変換されたか、腹水液なしてインキュベー
トした対照試料は3種の不均質な形態すへてかほぼ等モ
ルのままであることを示した。
実施例4cp2を用いる抗体CEM231の変換 抗体CEM231濃縮液(約5 ul?)をカルボキン
ペプチダーゼB(約50μ9)とともに23℃で5時間
インキュベートした。カルボキシペプチダーゼBはカル
ビオケム[Calbiochem、 P、O,Box 
12087San Diego、 Ca1iforni
a 92112]から購入した。この酵素は2951 
U/ytrgの酵素活性を有している。
従って、この反応は約30のCPIP比に対応している
。5時間インキュベートした後、試料の不均質性を、M
ono−3HR515カラムのカチオン交換クロマトグ
ラフィー(pH4、5,0,0−0,2MのNaCQ勾
配の0.17M酢酸す) IJウム緩衝液)で評価した
。実験結果は、試料中の95%以」二の抗体が一次均質
形態に変換されたが、未処理の抗体はほぼ等モル比の不
均質な形態を保持していることを示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、モノクローナル抗体CEM231の不均質な
形態間の相違を図式的に示す模式図である。 特許出願人イーライ・リリー・アンド・カンパニー代理
 人弁理士 前出 葆 はか1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、抗体産生細胞から分泌された抗体の不均質性を減少
    させる方法であって、抗体重鎖の一方または両方のカル
    ボキシ末端のアミノ酸またはアミノ酸群を除去するか、
    または該末端にアミノ酸またはアミノ酸群を付加するこ
    とを特徴とする方法。 2、抗体重鎖の一方または両方からカルボキシ末端アミ
    ノ酸またはアミノ酸群を選択的に除去することからなる
    請求項1記載の方法。 3、(a)抗体の不均質性を減少させるに十分なCPI
    P比でカルボキシペプチダーゼを分泌抗体含有培養液に
    加え、 (b)該抗体の不均質性を減少させるに十分な時間、温
    度、およびpHで該培養液をインキュベートし、 次いで、該培養液から不均質性が減少した形態の抗体を
    単離すること、 からなる請求項2記載の方法。 4、CPIP比が〜0.01から〜10.0の範囲内で
    ある請求項3記載の方法。 5、インキュベート時間が〜1時間から〜48時間の範
    囲内である請求項4記載の方法。6、インキュベート温
    度が〜1℃から〜42℃の範囲内である請求項5記載の
    方法。 7、培養液のpHが〜6.0から〜9.0の範囲内であ
    る請求項6記載の方法。 8、CPIP比が〜3.0であり、インキュベート時間
    が〜5時間であり、インキュベート温度が〜23℃であ
    り、培養液のpHが〜7.5である請求項4、5、6、
    または7のいずれかに記載の方法。 9、(a)抗体の不均質性を減少させるに十分な量の腹
    水液を分泌抗体含有培養液に加え、 (b)該抗体の不均質性を減少させるに十分な時間、温
    度、およびpHで該培養液をインキュベートし、 次いで、該培養液から不均質性が減少した形態の抗体を
    単離すること、 からなる請求項2記載の方法。 10、腹水液と培養液が〜2:1から〜1:20容量の
    範囲内であるように腹水液を加える請求項9記載の方法
    。 11、インキュベート時間が〜1時間から〜72時間の
    範囲内である請求項10記載の方法。 12、インキュベート温度が〜2℃から〜42℃の範囲
    内である請求項11記載の方法。13、培養液のpHが
    〜4.0から〜9.0の範囲内である請求項12記載の
    方法。 14、〜1:1容量の腹水液が培養液に加えられ、イン
    キュベート時間が〜16時間であり、インキュベート温
    度が〜37℃であり、培養液のpHが〜7.5である請
    求項10、11、12、または13のいずれかに記載の
    方法。 15、(a)分泌抗体含有培養液のpHを、該抗体の不
    均質性を減少させるに十分なpHまで低下させ、 (b)該抗体の不均質性を減少させるに十分な時間、お
    よび温度で該培養液をインキュベートし、次いで、該培
    養液から不均質性が減少した形態の抗体を単離すること
    、 からなる請求項2記載の方法。 16、培養液のpHを〜3.0から〜5.5の範囲内ま
    で低下させる請求項15記載の方法。 17、インキュベート時間が〜1時間から〜72時間の
    範囲内である請求項16記載の方法。 18、インキュベート温度が〜2℃から〜37℃の範囲
    内である請求項17記載の方法。19、培養液のpHを
    〜4.0まで低下させ、インキュベート温度が〜40℃
    であり、インキュベート時間が〜72時間である請求項
    16、17、または18のいずれかに記載の方法。 20、分泌抗体がキメラ、二官能、およびヒトモノクロ
    ーナル抗体からなる群から選ばれる請求項1〜19のい
    ずれかに記載の方法。
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