JPH0216297B2 - - Google Patents

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JPH0216297B2
JPH0216297B2 JP2513782A JP2513782A JPH0216297B2 JP H0216297 B2 JPH0216297 B2 JP H0216297B2 JP 2513782 A JP2513782 A JP 2513782A JP 2513782 A JP2513782 A JP 2513782A JP H0216297 B2 JPH0216297 B2 JP H0216297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
compound
perfluoro
group
membered ring
Prior art date
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Expired
Application number
JP2513782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58144370A (ja
Inventor
Kazumasa Yokoyama
Tsutomu Fukaya
Yoshio Tsuda
Taizo Ono
Yoshio Arakawa
Yoshihisa Inoe
Yoichiro Naito
Tadakazu Suyama
Ryoichi Naito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GREEN CROSS CORP
Original Assignee
GREEN CROSS CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by GREEN CROSS CORP filed Critical GREEN CROSS CORP
Priority to JP2513782A priority Critical patent/JPS58144370A/ja
Publication of JPS58144370A publication Critical patent/JPS58144370A/ja
Publication of JPH0216297B2 publication Critical patent/JPH0216297B2/ja
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は代用血、酸素運搬輸液における酸素運
搬成分として有用な新規パーフルオロトリシクロ
アミン化合物に関する。 更に詳しくは、下記一般式 (式中、A環は5又は6員環を、B環は5、6又
は7員環を、C環は5又は6員環を、f、g、
h、i、j及びkはそれぞれA環、B環及びC環
が上記員環となるに相当する数を、Rは低級パー
フルオロアルキル基を示す。) で表わされ、R以外の低級パーフルオロアルキル
基を1又は2個以上有していてもよいパーフルオ
ロトリシクロアミン化合物に関する。 一般式()に関して、f、g、h、i、j及
びkは上述の如くA環が5又は6員環、B環が
5、6又は7員環、C環が5又は6員環となるに
相当する数であるが、具体的には、たとえばfと
しては2、3及び4が、gとしては0、1及び2
が、hとしては0、1が、i、j及びkとしては
各々0、1、2及び3が例示される。 一般式()に関して、Rで示される低級パー
フルオロアルキル基は、直鎖又は分枝状のもの
で、たとえばパーフルオロメチル基、パーフルオ
ロエチル基、パーフルオロ―n―プロピル基、パ
ーフルオロ―iso―プロピル基、パーフルオロ―
n―ブチル基、パーフルオロ―iso―ブチル基、
パーフルオロ―sec―ブチル基、パーフルオロ―
tert―ブチル基などの炭素数1〜4のもの、好ま
しくは炭素数1〜2のものが例示される。 A環、B環及びC環、就中A環、C環は、その
任意の位置が前記Rで示される置換基の他に1個
または2個以上(好ましくは1個または2個)の
低級パーフルオロアルキル基で置換されていても
よい。かかる置換基としての低級パーフルオロア
ルキル基としては、Rに関して例示したと同様の
ものがあげられる。特に好ましいものとしてはパ
ーフルオロメチル基があげられる。当該置換基が
2個以上存在する場合、それらは相互に異なるも
のであつてもよい。 化合物()の総炭素数は通常10〜12、好まし
くは10又は11個である。 化合物()の一態様としては、たとえば一般
(式中、A環、B環及びC環は前記と同意義、f
+g+h+i+j+k+l+m+n=5又は6で
かつfは1、2、3又は4を、gは0、1又は2
を、、h、l、m及びnはそれぞれ0又は1を、
i、j、及びkはそれぞれ0、1、2又は3を示
す)で表わされる化合物があげられる。 化合物()は化合物()に対応するパーヒ
ドロ化合物をフツ素化することによつて製造する
ことができる。そのフツ素化としては、たとえば
直接フツ素化法、コバルトフツ素化法、電解フツ
素化法などがあげられる。 本発明化合物()の製造には電解フツ素化法
を行うことが好ましく、これはたとえば電解槽中
に無水フツ化水素と原料化合物であるパーヒドロ
化合物を混合、溶解した後、電気分解に付すこと
によつて行われ、当該電気分解における電圧は通
常3〜9V、陽極電流密度は通常0.1〜3.0A/d
cm3、浴温は通常4〜12℃である。 かくして生成した化合物()は無水フツ素化
水素酸に不溶であるため電解槽の下層に沈澱す
る。 当該沈澱からの化合物()単離、精製は、た
とえば回収した沈澱に等容量のアルカリ水溶液・
アミン系化合物の混液を加え還流後、最下層の化
合物()を分液し(このとき、アミン層には部
分フツ素化合物が分液される)、これを適当量の
ヨウ化カリウム含有アセトン水溶液で洗浄してち
つ素原子にフツ素原子が結合した化合物を除去し
た後、さらに分留して化合物()を分取するこ
とによつて行われる。 本発明に係る化合物()は、大量の酸素を溶
解することができるうえに代謝的に不活性であ
り、しかも速やかに体外へ排泄されるところか
ら、たとえば化合物()の5〜50w/v%、好
ましくは10〜40w/v%を含む水性乳剤として調
製することによつて人を含む温血動物(イヌ、ネ
コ、牛、マウス、ラツト、モルモツトなど)用の
代用血、酸素運搬輸液などの酸素運搬体として使
用される。 上記乳剤の調製に当つて、乳化剤としては、高
分子系非イオン性界面活性剤、リン脂質などが用
いられ、その添加量は1〜5w/v%である。 また、媒質としては生理的に許容される水溶液
が用いられ、要すれば等張化量のグリセロールの
如き等張化剤、さらにコロイド浸透圧調製のため
にHES、デキストランの様な血漿増量剤を添加
してもよい。 而して、上述の如き諸成分を、たとえば高圧噴
射式乳化機により粒子径が0.05〜0.3μ、好ましく
は0.2μ以下になるように均質化することによつて
乳剤が調製される。 なお、出発原料である化合物()に対応する
パーヒドロ化合物は実質的に公知化合物である。 実施例 電解槽としてモネルメタル製容量1.5であり、
極間距離1.7〜2.0mmで交互に配列されたニツケル
製(純度99.6%以上)極板(陽極6枚、陰極7
枚)を有し、有効陽極面積10.5dm2で槽上部には
銅製の還流冷却器を備えたものを用いた。この電
解槽にフツ化水素1.2を導入し、予備電解によ
り微量の不純物(水分及び硫酸)を除去した。次
いで4―メチル―4―アザトリシクロ〔5,2,
1,02,6〕デカン0.675モル(102g)をフツ化水
素中に溶解し、窒素ガスを流速50ml/minで槽下
部より通じながら、陽極電流密度0.4〜2.0A/d
m2、電圧5〜7V、浴温7〜12℃で730Ahrの電解
を行つた。フツ化水素は24時間につき300ml追加
した。電解中に生成した揮発性の裂断生成物の液
化捕集は行なわなかつた。電解終了後、電解槽内
の液は、フツ化水素の上層とフルオロカーボン類
の下層とに分かれているので、下層をドレインよ
り分離捕集したところ260g(収率57%)であつ
た。 この分離したフルオロカーボン70w/v%水酸
化ナトリウム水溶液とジイソブチルアミンをそれ
ぞれ等容量加え、約5日間の還流を行つた。反応
体をアイスバスで冷却すると、パーフルオロ体は
最下層に沈降するので、これを分液ロートで分離
した後、水、濃硫酸、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、3%ヨウ化カリウム含有90%アセトン水溶
液の順に洗浄を行い、最後に数回水で洗浄し、プ
ロトンを含まないパーフルオロ体162.0gを得た。
これをスピニングバンド式精密分留装置で蒸留を
行い沸点が143〜152℃の化合物39.2g(収率8.6
%)を得た。これを赤外吸収スペクトル、 19F核
磁気共鳴スペクトル、マススペクトルなどにより
分析した結果、目的化合物(パーフルオロ―4―
メチル―4―アザトリシクロ〔5,2,1,02,6
デカン)であることが確認された。 その他の一連のパーフルオロトリシクロアミン
化合物も全く同様の方法によつて合成し精製を行
つたのちに、赤外吸収スペクトル、 19F核磁気共
鳴スペクトル、マススペクトルなどにより分析
し、目的化合物であることを確認した。 各目的化合物の構造式と沸点とは表のようであ
つた。なお、構造式において「F―」とあるは、
パーフルオロ化合物であることを示すものであ
り、たとえば式 は正確には式 を示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式 (式中、A環は5又は6員環を、B環は5、6又
    は7員環を、C環は5又は6員環を、f、g、
    h、i、j及びkはそれぞれA環、B環及びC環
    が上記員環となるに相当する数を、Rは低級パー
    フルオロアルキル基を示す。) で表わされ、R以外の低級パーフルオロアルキル
    基を1又は2個以上有していてもよいパーフルオ
    ロトリシクロアミン化合物。
JP2513782A 1982-02-17 1982-02-17 パ−フルオロトリシクロアミン化合物 Granted JPS58144370A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2513782A JPS58144370A (ja) 1982-02-17 1982-02-17 パ−フルオロトリシクロアミン化合物

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JP2513782A JPS58144370A (ja) 1982-02-17 1982-02-17 パ−フルオロトリシクロアミン化合物

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Publication Number Publication Date
JPS58144370A JPS58144370A (ja) 1983-08-27
JPH0216297B2 true JPH0216297B2 (ja) 1990-04-16

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ID=12157576

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JP2513782A Granted JPS58144370A (ja) 1982-02-17 1982-02-17 パ−フルオロトリシクロアミン化合物

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JP4869832B2 (ja) * 2006-08-18 2012-02-08 株式会社リコー 付着物吸引除去装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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Publication number Publication date
JPS58144370A (ja) 1983-08-27

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