JPH02161414A - 有機固体電解質およびエレクトロクロミック素子の製法 - Google Patents

有機固体電解質およびエレクトロクロミック素子の製法

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JPH02161414A
JPH02161414A JP31764788A JP31764788A JPH02161414A JP H02161414 A JPH02161414 A JP H02161414A JP 31764788 A JP31764788 A JP 31764788A JP 31764788 A JP31764788 A JP 31764788A JP H02161414 A JPH02161414 A JP H02161414A
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JP
Japan
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electrolyte
metal salt
curing
meth
solid electrolyte
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Pending
Application number
JP31764788A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Samura
徹也 佐村
Nobuyuki Kashiwabara
柏原 伸行
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は有機固体電解質およびエレクトロクロミック素
子(以後EC素子と略す)の製法に関する。
[従来の技術] 従来1.EC素子の製法としては電解液をゲル状にした
もの(特開昭61−41129号公報、特開昭61−8
627号公報等)また有機固体電解質の製法としポリエ
チレングリコール誘導体を使用したもの(特開昭80−
148003号公報、特開昭60−217263号公報
、特開昭61−260557号公報等)が知られている
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の製法による着色、消色の速度が速
いEC素子や伝導度の高い有機固体電解質は電解液が有
機溶媒にポリマーを溶解させゲル状にしたものであり、
有機溶剤が拡散、気化して有害であり、またそれを防止
しようとするとシール機構が複雑になるという問題点が
ある。またフィルム状の有機固体電解質は伝導度が低く
また、それを使用したEC素子は着色、消色の速度が遅
いという問題点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、安全性、高伝導性に優れた有機固体電解
質および安全性、簡単なシール機構および着色、消色の
応答性にf、!2れたEC素子の製法につき鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明はアルカリ金属塩、有機溶媒、(メタ
)アクリル基を3個以上有する紫外線硬化性モノマー 
重合開始剤、必要によりその他の助剤からなる電解液を
紫外線硬化させることを特徴とする有機固体電解質の製
法およびエレクトロクロミック層を宵する導電性基板と
対向電極板との間にアルカリ金属塩、有機溶媒、(メタ
)アクリル基を3個以上有する紫外線硬化性上ツマ−重
合開始剤、必要によりその他の助剤からなる電解液を存
在させ、紫外線を照射して硬化せしめることを特徴とす
るエレクトロクロミック素子の製法である。
本発明においてアルカリ金属塩としては、I族、または
■族の金属塩が挙げられ、中でも陽イオン半径の小さい
L I + N aおよびT〈塩が好ましい。
これらの金属の陰イオンとしてはハロゲンイオン、チオ
シアン酸イオン、過塩素酸イオン、トリフルオロメタン
スルフォン酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオンが使
用できる。このうち好ましいものはチオシアン酸イオン
、過塩素酸イオン、トリフルオロメタンスルフォン酸イ
オン、テトラフルオロホウ酸イオンである。
を機溶媒としてはアミド溶媒(N−メチルホルムアミド
、N−エチルホルムアミド、N、  N−ジメチルホル
ムアミド、N、  N−ジエチルホルムアミド、N−メ
チルアセトアミド、N−エチルアセトアミド、N−メチ
ルピロシリノン等)、ラクトン溶媒(γ−ブチロラクト
ン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、3−メ
チル−1,3−オキサゾリジン−2−オン等)、カーボ
ネート溶媒(エチレンカーボネート、プロピレンカーボ
ネート、ブチレンカーボネート等)、アルコール溶媒(
エチレングリコール、グリセリン、メチルセルソルブ、
ポリオキシエチレングリコール、ポリ(メチシール、1
,2−ジメトキシエタン、1−エトキシ−2−メトキシ
エタン、1.2−ジェトキシエタン等)、ニトリル溶媒
(アセトニトリル、3−メトキシプロピオニトリル等)
、燐酸エステル溶媒(トリメチルホスフェート等)、フ
ラン溶媒(2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン等)
、2−イミダゾリジノン類(1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン等)、ピロリドン類の単独あるいは混合
溶媒が使用できる。これらのうちアミド溶媒、ラクトン
溶媒、カーボネート溶媒、アルコール溶媒、エーテル溶
媒、ニトリル溶媒が好ましい。
(メタ)アクリル基を3個以上有する紫外線硬化性モノ
マーとしてはUV、EB硬化技術((株)総合技術セン
ター発行)142頁〜152頁記載の光重合性上ツマ−
および光重合性プレポリマーのうち3官能以上のモノマ
ー プレポリマー(トリメチロールプロパントリアクリ
レート、ペンタエリスリトール(トリ)ペンタアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールへキサアクリレート等)
が好ましい。必要により2官能以下のモノマーを使用し
てもよい。紫外線硬化性モノマーの分子量は通常100
〜1000、好ましくは100〜500である。この範
囲外では伝導度が低下したり硬化性が悪くなる。
重合開始剤としては前述の書¥M153頁〜156頁記
載の光On始剤のうちアセトフェノン類、ベンゾフェン
オン類、ベンジルジメチルケタール類およびチオキサン
ソン類が好ましい。
その他の助剤としては増感剤、貯蔵安定剤などが使用さ
れる。その具体例としてはUV、EB硬化技術((株)
総合技術センター発行)158頁〜159頁記載の増感
剤、貯蔵安定剤のうち前者は尿素、ニトリル、燐化合物
が好ましく、後者は第4級アンモニウムクロライド、ベ
ンゾチアゾール、ハイドロキノンが好ましい。
好適な添加量の範囲について記述する。アルカリ金属塩
は電解液全量に対し通常2〜40重量%、好ましくは3
〜35重量%である。この節囲外では伝導度が低いか、
または塩の飽和濃度以上となり電解液から塩が析出する
。有機溶媒は電解液全量に対し通常10〜95重量%、
好ましくは10〜90重量%である。この範囲外では良
好な伝導性と作業性が得難い。
(メタ)アクリル基を3個以上有する紫外線硬化性モノ
マーは電解液全量に対し通常40重量%以下、好ましく
は30重■%以下である。40重量%を越えると伝導度
が低下する。
重合開始剤は電解液全量に対し通常0. 1〜5重1%
、好ましくは0.1〜3重量%である。この範囲\外で
は適度な反応性が得られない。その他の助剤は電解液全
量に対し通常0. 1〜5重量%、好ましくは0.1〜
3重量%である。
エレクトロクロミック層を有する導電性基板は無機また
は有機のエレクトロクロミック剤を導電性基板上に前者
の場合は蒸着、イオンスパッタ等により、後者の場合は
電解、コーイング等により作成することができる。
無機のエレクトロクロミック剤としては二酸化タングス
テン、三酸化モリブデン、酸化インジューム等が挙げら
れる。有機のエレクトロクロミック斉1としてはフタロ
シアニン、ビピリジン、ビオロゲン、高分子コンプレッ
クス(たとえば高分子ビオロゲン/高分子スルホン酸、
バソフェナンドロリンスルフォン酸/高分子四級アンモ
ニュウム塩等)、導電性ポリマー(たとえばポリチオフ
ィン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリインチアナフ
テン等)が挙げられる。このうち、無機のニレトロクロ
ミック剤、フタロシアニンおよび導電性ポリマーが好ま
しい。
導電性基板はガラスまたはフィルム上にインジュームス
ズオキサイドを蒸着したものやポリインチアナフテン等
の導電性ポリマーが使用できる。
導電性基板は透明であることが好ましい。対向電極板は
導電性基板と同じものが使用できる。
有機固体電解質の製法は次の方法による。すなわち、ア
ルカリ金属塩、有機溶媒、 (メタ)アクリル基を3個
以上有する紫外線硬化性モノマー重合開始剤、必要によ
りその他の助剤からなる電解液を紫外線硬化させること
により得られる。
EC素子の製法は次の方法による。すなわちエレクトロ
クロミック層を有する導電性基板と対向電極板との間に
アルカリ金属塩、有機溶媒、3個以上有する紫外線硬化
性モノマー 重合開始剤、必要によりその他の助剤から
なる電解液を入れ、紫外線を照射して硬化せしめること
により得られる。
[実施例コ 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。以下において部は重1
を示す。
実施例1 アルカリ金属塩として過塩素酸リチウム9.2部、を機
溶剤としてプロピレンカーボネート72部、(メタ)ア
クリル基を3個以上有する紫外線硬化性モノマーとして
トリメチロールプロパントリアクリレート18部、重合
開始剤としてP−tert−ブチルトリクロロアセトフ
ェノン0. 8部を均一に溶解させた電解液に中圧水銀
灯で紫外線を総量で20ミリジユール照射して硬化させ
透明な有機固体電解質を得た。交流インピーダンス法に
より25°Cの伝導度を測定し、値は8 X 10−’
S/cmであった。
実施例2 三酸化タングステンをネサガラス上に500OAの厚さ
に蒸着しエレクトロクロミック層を有する導電性基板と
した。対向電極板はネサガラスを使用した。電解液には
実施例1の電解液をそのまま使用した。エレクトロクロ
ミック層を有する導電性基板と対向電極板の間に1mm
のスペーサで隙間を設け、電解液を注入し中圧水銀灯で
紫外線を総量で3000ミリジュール照射しEC素子き
した。対向電極を陰極とし3Vの直流電圧を印加すると
青の鮮明な着色が認められ、逆電圧とすると消色した。
発消色の時間は0. 8秒程度であった。
また寿命試験として両極性電源を用い、印加電圧3V1
矩形波0.1H2の条件で発消色を106回繰り返した
後、該EC素子の劣化状態を調べたが変化は認められず
、初期の性能が維持されていた。
比較例1 実施例1のトリメチロールプロパントリアクリレートの
代わりに2−ヒドロキシルエチルメタアクリレートを使
用した以外は実施例1(!:同様に実験を行った。電解
液が硬化せず固体状のものを得ることはできなかった。
[発明の効果コ 本発明によれば有機固体電解質は透明で安全性に優れ、
高伝導性を示すので二次電池、心電図電極、調光素子、
EC素子用材料として特に有用である。またEC素子は
安全性に優れ、シール機構が簡単で、速い発消色を示し
、信頼性も高いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルカリ金属塩、有機溶媒、(メタ)アクリル基を
    3個以上有する紫外線硬化性モノマー、重合開始剤、必
    要によりその他の助剤からなる電解液を紫外線硬化させ
    ることを特徴とする有機固体電解質の製法。 2、エレクトロクロミック層を有する導電性基板と対向
    電極板との間にアルカリ金属塩、有機溶媒、(メタ)ア
    クリル基を3個以上有する紫外線硬化性モノマー、重合
    開始剤、必要によりその他の助剤からなる電解液を存在
    させ、紫外線を照射して硬化せしめることを特徴とする
    エレクトロクロミック素子の製法。
JP31764788A 1988-12-15 1988-12-15 有機固体電解質およびエレクトロクロミック素子の製法 Pending JPH02161414A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024070885A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 東亞合成株式会社 ゲル状電解質、硬化型組成物及び蓄電デバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141129A (ja) * 1984-08-02 1986-02-27 Asahi Glass Co Ltd エレクトロクロミツク装置の製造方法
JPS6394501A (ja) * 1986-10-09 1988-04-25 宇部興産株式会社 イオン伝導性固体電解盾の製造法

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