JPH02160975A - 吸水性複合体の製造方法 - Google Patents

吸水性複合体の製造方法

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JPH02160975A
JPH02160975A JP63308929A JP30892988A JPH02160975A JP H02160975 A JPH02160975 A JP H02160975A JP 63308929 A JP63308929 A JP 63308929A JP 30892988 A JP30892988 A JP 30892988A JP H02160975 A JPH02160975 A JP H02160975A
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功一 岡本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸水性複合体の製造方法に関するものである
。更に詳しくは、吸水性ポリマーが繊維質基材に強固に
固定化されると共に吸水性能および柔軟性に優れ、しか
も残存モノマーが格段に少ない吸水性複合体を製造する
方法に関するものであり、この吸水性複合体は紙オムツ
や生理用ナプキン等の各種吸水性物品に有利に使用する
ことができる。
(従来の技術) 近年、自重の数十倍から数百倍の水を吸収する吸水性ポ
リマーが開発され、紙オムツ、生理用ナプキン等の衛生
分野をはじめとして農林業分野、園芸分野、土木業分野
等に幅広く利用されている。
これらの吸水性ポリマーは一般に粉末状のものであり、
生理用ナプキンや紙オムツ等の脂材用に使用する場合に
は、吸水性ポリマーを不織布・紙・綿等の基材とサンド
イッチしたりパルプ等と混合するなどして吸水体を構成
し、柔軟性・通液性・通気性・吸水速度等を付与してい
る。
しかしながら、これらの方法では、吸水体中に吸水性ポ
リマーを安定に固定することは困難であり、吸水性ポリ
マーの吸水体中での移動や吸水体からの脱落を防止する
ことはできなかった。
粉末状の吸水性ポリマーを用いた事に基づくこれらの欠
点を改良すべく、シート状あるいはフィルム状や11i
tIi状の吸水性ポリマーが提案されている。しかしな
がら、シート状あるいはフィルム状の吸水性ポリマーは
、通気性や柔軟性に欠け、又表面積が小さいために吸水
速度が小さいものであった。また、繊維状の吸水性ポリ
マーは、吸水時のゲル強度が弱く、実際の使用に耐えず
、しかも複雑な製造工程を経るためにコスト的にも不利
であった。
一方、粉末状の吸水性ポリマーを基材と組み合わせてシ
ート状あるいはフィルム状に成形するに際して接着剤等
により吸水性ポリマーを基材と一体化する方法も提案さ
れている。しかしながら、この方法では、接着力が不十
分で吸水性ポリマの基材からの脱落が起こり易く、また
接着剤によって吸水性ポリマー表面が覆われるため、吸
水性ポリマーの吸水速度や吸水倍率が低下するという問
題があった。
さらに、最近では繊維質基材にモノマーを噴霧や塗布な
どの方法によって施した後、重合させることによって吸
水性ポリマーを固定化し吸水性複合体を製造する方法が
提案されている(特公表昭57−500546、特開昭
61−275355特開昭62−22811)。しかし
、これらの方法によって得られる吸水性複合体は、吸水
性ポリマーの脱落を防止できるものの、残存上ツマ−は
多く且つその吸水特性も満足できるものではなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記現状に鑑みなされたものである。
従って、本発明の目的は、吸水性ポリマーがl1il質
基材に強固に固定化されると共に吸水性能や柔軟性に優
れ、しかも残存モノマーが格段に低減された吸水性複合
体を製造するための方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段および作用)本発明は、重
合により吸水性ポリマーとなる親水性アクリル系モノマ
ーをm雑質基材に付着させ、酸化性ラジカル重合開始剤
の存在下に該モノマを重合して41M質基材に一体化し
た状態で吸水性ポリマーを生成させた後、生成した吸水
性ポリマー100重量部に対して0.1〜20重量部の
還元剤を接触吸収させて乾燥することを特徴とする吸水
性ポリマーと繊維質基材とからなる吸水性複合体の製造
方法に関するものである。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明に用いられる重合により吸水性ポリマーとなる親
水性アクリル爪上ツマ−としては、従来より吸水性ポリ
マーの原料モノマーとしてよく知られているものが使用
でき、例えばアクリル酸、メタクリル酸、2−(メタ)
アクリルアミド−2メチルプロパンスルホン酸、2−(
メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)ア
クリロイルプロパンスルホン酸等の不飽和酸及びこれら
の不飽和酸のアルカリ金属塩およびアンモニウム塩;ア
クリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和酸アミド:
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基含
有(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ
)アクリレート等のカチオン性(メタ)アクリレート及
びその4級塩等を挙げることができ、これらの群から選
ばれる1種又は2種以上を主成分として使用することが
できる。特に、アクリル酸およびアクリル酸アルカリ金
属塩が好適に使用され、その際アクリル酸とアクリル酸
アルカリ金属塩との使用比率は吸水能の点からモル比で
0〜70/100〜30とするのが好ましい。また、本
発明における親水性アクリル系モノマーは、前記した親
水性上ツマ−を主成分とするものであるが、得られる吸
水性複合体の吸水能を阻害しない範囲で(メタ)アクリ
ル酸メチル等の疎水性アクリル糸上ツマ−やマレイン酸
、とニルスルホン酸等の他の親水性モノマーを含んでい
てもよい。
前記七ツマ−を重合反応させる際には、必要に応じて架
橋剤を使用することができる。この架橋剤は、重合で得
られるポリマーの水溶性を制御して吸水性ポリマーとし
ての水膨潤性を付与するために慣用のものであり、例え
ばメチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロ・−ルプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート等の重合性不飽和基を2個以上有す
る架橋性単量体や分子内に前記親水性アクリル系モノマ
ー中の官能基と反応しうる官能基を2個以上有する化合
物を挙げることができる。
また、親水性アクリル糸上ツマ−にアクリル酸及び/又
はメタクリル酸を用いる場合は、例えばエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、脂肪族多価アルコールのジ又はポ
リグリシジルエーテル、グリセリン、ペンタエリスリト
ール等のポリオールおよびエチレンジアミン等のポリア
ミンなどのカルボキシル基に対し反応性の基を分子内に
2個以上有する化合物を架橋剤として使用できる。この
ような架橋剤はそれ自身単独で或いは2種以上の混合物
としても使用できる。
親水性アクリル糸上ツマ−を重合させる際に用いられる
酸化性ラジカル重合開始剤としては、水溶性のものであ
れば特に制限されず、例えば過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸瑞;過酸化水
素、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド;その他
、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、第二セリウム塩、過マン
ガン酸塩等が挙げられる。また、上記酸化性ラジカル重
合開始剤と還元剤を併用してレドックス系開始剤として
用いてもよい。用いられる還元剤としては、例えば亜硫
酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸(水素
)塩;チオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸塩;亜二チオン
酸塩;亜リン酸水素ナトリウム、次亜リン酸水素ナトリ
ウム等の亜リン酸塩又は次亜リン酸塩;酢酸コバルト、
硫酸第一銅、硫酸第一鉄等の金属塩;L−アスコルビン
酸等の有機還元剤;アニリン、モノエタノールアミン、
ヘキサメチレンジアミン等の第1級アミン;ジェタノー
ルアミン等の第2級アミン;ジメチルアニリン、トリエ
タノールアミン、テトラメチルエチレンジアミン等の第
3級アミン等が挙げられる。
これらの前記した酸化性ラジカル重合開始剤の使用量は
、広い範囲とすることができるが、通常親水性アクリル
糸上ツマ−に対して0.0002〜5重量%であり、好
ましくは0.01〜1重量%である。
本発明に用いられる繊維質基材としては、例えば紙、不
織布及び織布等のシート状物やスポンジなどの多孔性シ
ート状物であって、その素材は特に制限されることなく
、例えばセルロース等の天然繊維、ポリオレフィンやポ
リエステル等の合成繊維及び無機繊維等とすることがで
きる。
本発明においては、先ず繊維質基材に親水性アクリル系
モノマーを付着させ、酸化性ラジカル重合開始剤の存在
下に該七ツマ−を重合して繊維質基材に一体化した状態
で吸水性ポリマーを生成させる。
繊維質基材に親水性アクリル糸上ツマ−を付着させるに
は、従来から公知の方法によることができ、通常眼上ツ
マ−の付着操作や後の重合反応の制御を容易とするため
に該モノマーの水溶液が用いられる。付着させる方法と
して、具体的には例えば、その七ツマー水溶液に基材を
浸漬・含浸する方法、スプレーを用いて基材に対して七
ツマ−水溶液の噴霧や吹き付けを行なう方法、ローラー
やスクリーン等の公知の印刷あるいは印捺方法によって
モノマー水溶液を縞状・点状・水玉模様等に塗布する方
法等が挙げられる。また、七ツマー水溶液の付着の効率
を高めるために、増粘剤などの添加も可能である。
繊維質基材に対する親水性アクリル系モノマーの付着量
は特に制限はないが、−殻内には1liN質基材1重量
部に対して該モノマー0.1〜100重量部の範囲であ
る。好ましくは0.5〜25重量部である。
重合方法としては、例えばあらかゼめ酸化性ラジカル重
合開始剤を前記の親水性アクリル系モノマーまたはその
モノマー水溶液中に溶がして繊維質基材に付着させたの
ち熱重合する方法、モノマー(水溶液)を繊維質基材に
付着させたのち酸化性ラジカル重合開始剤を散布等で基
材に付着させて熱重合する方法、あらかじめ酸化性ラジ
カル重合開始剤を七ツマ−(水溶液)中に溶かして繊維
質基材に付着させたのち還元剤をさらに基材に付着させ
てレドックス重合する方法、あるいは還元剤を調整され
たモノマー水溶液中に溶かして繊維質基材に付着させた
のち酸化性ラジカル重合開始剤をさらに基材に付着させ
レドックス重合する方法等が採用できる。いずれの重合
方法においても酸化性ラジカル重合開始剤の存在下で行
われるものであり、その際アゾ系の重合開始剤を併用し
てもよい。このように重合反応は、熱重合、レドックス
重合など公知のいずれの方法も取り得ることができるが
、残存上ツマ−が特に低減された吸水性複合体を得るた
めに、重合反応は重合不活性な雰囲気下、例えば窒素雰
囲気下で行なわれるのが好ましい。また、酸化性ラジカ
ル重合開始剤の存在下であれば放射線重合の方法も取り
得る。
次に1iA維質基拐に一体化して生成した吸水性ポリマ
ーに還元剤を接触吸収させて乾燥することによって、目
的とする吸水性複合体が得られる。
なお、生成した吸水性ポリマーにそのまま還元剤を接触
吸収させる方法や、吸水性ポリマーが含水グル状物の場
合それを一度乾燥した後に還元剤を接触吸収させる方法
とが考えられるが、どちらの方法を用いても良い。
本発明において、吸水性ポリマーに接触吸収させて用い
られる還元剤としては、前記したレドックス重合法に用
いられるのと同様のものが挙げられる。中でも、吸水性
ポリマーに対する接触吸収操作が容易で乾燥後の吸水性
複合体中の残存上ツマー低減効果が大きいことから、亜
硫酸塩または亜硫酸水素塩が好ましく、それらを水溶液
の形態で用いるのが好ましい。
本発明において吸水性ポリマーに還元剤を接触吸収させ
る方法は、例えば還元剤あるいはその水溶液や水と親水
性有機溶媒の混合液に溶かした溶液・に繊維質基材に一
体化して生成した吸水性ポリマーを浸漬する方法、還元
剤あるいはその溶液を噴霧する方法等がある。また、溶
液を用いる場合その還元剤濃度は0.01〜50重邑%
が好ましい。
この溶液濃度があまり激すきると還元剤が吸水性ポリマ
ー中に吸収されにくり、逆に薄ければ吸水性ポリマー中
に吸収された水分の乾燥に長時間を要し経済的に好まし
くない。
吸水性ポリマーに吸収させるための還元剤の使用量は吸
水性ポリマー100重量部に対して0.1〜20重量部
であるが、好ましくは0.5〜10重量部である。添加
量が、0.1重量部未満であると残存モノマーの低減が
不十分であり、また10重量部を越える多量でも使用量
にみあった残存モノマーの低減効果が見られず不経済で
ある。
吸水性ポリマーに還元剤を接触吸収させる際、先に示し
た還元剤の群の中から、一種又は二種以上の組合せを用
いてもよい。
本発明において、吸水性ポリマーに対する還元剤処理は
重要な要件であり、重合前の七ツマ−に対して還元剤を
添加しても、得られる吸水性複合体の残存モノマー量は
低減しない。また、繊維質基材に一体化した状態の吸水
性ポリマーに対して還元剤を接触吸収させる処理方法も
重要な要件であり、粉末状の吸水性ポリマーに対して還
元剤を接触吸収させたのでは、操作中に吸水性ポリマー
の飛散等が起こって取扱いが困難となるだけでなく、比
較的多量の還元剤を使用して残存モノマー低減効果を高
めようとしても、吸水性ポリマーが団粒化してしまいこ
れを乾燥しても充分な残存上ツマー低減が達成できない
本発明において吸水性ポリマーに還元剤を接触吸収させ
たのちの乾燥方法としては、熱風、赤外線、マイクロ波
等による方法が挙げられるが、特に限定されるものでは
ない。乾燥時の温度は、乾燥効果および残存上ツマー低
減効果の点から100〜200℃の範囲が好ましい。
(発明の効果) 本発明の方法に従えば、繊維質基材に吸水性ポリマーが
強固に固定化され繊維質基材からの吸水性ポリマーの脱
落が防止できると共に吸水性能や柔軟性に優れ、しかも
残存モノマーが格段に少ない吸水性複合体が得られる。
従って、本発明の方法で製造される吸水性複合体は、人
体や環境への悪影響がなく、衝打用、食品用、土木、農
林等の分野に幅広く使用でき、しかも従来品にない優れ
た吸水特性を有するものである。
(実施例) 以下、実施例および比較例をあげて本発明をさらに詳述
するが、本発明の範囲がこれらの実施例により限定され
るものではない。なお、実施例に記載の吸水性能、残存
モノマー量は下記試験方法によって測定した。
■吸水倍率 細かく裁断した吸水性複合体的0.5g(Wp)を不織
布製のティーバック式袋(40姻X150#IIl+)
に入れ、0.9重量%塩化ナトリウム水溶液中に30分
間浸漬した。ティーバック式袋を引きあげ、5分間水切
りを行った後、ティーバック式袋の重量(W)を測定し
、以下の式で吸水倍率を算出した。
W =吸水性複合体入りティーバック式袋の吸水後の重
量(0) WO−ブランクのティーバック式袋の吸水後の重量(0
) Wp−吸水性複合体の重量(9) ■残存モノマー量 吸水性複合体に含まれている吸水性ボリマーロが0.5
 aになるように吸水性複合体をはかりとり、細かく裁
断後1リットルの純水中に撹拌しながら分散した。2時
間後に分散液をワットマンか紙でか過し、炉液中の残存
上ツマー量を高速液体クロマトグラフィーを用いて測定
した。その測定値より吸水性ポリマー中の残存上ツマー
量を求めた。
実施例 1 75モル%が水酸化ナトリウムにより中和された部分中
和アクリル酸水溶液(モノマー濃度:37重量%)にN
、N−メチレンビスアクリルアミド0.06モル%(対
部分中和アクリル酸)および過硫酸アンモニウム1.0
重量%(対部分中和アクリル酸)を溶解し、次に窒素ガ
スを吹き込んで溶存酸素を除去した。こうして得られた
モノマー水溶液を目付100(1/mlのポリエステル
不織布の上に七ツマー純分の付着量が150g/m2と
なるようにスプレーで均一に噴霧した。
これを反応器の中に入れ75℃で15分間保持して、不
織布に付着している七ツマ−を重合させたのち乾燥して
、該不織布に吸水性ポリマー含水グルの付着した複合物
(1)を得た。こうして得られた複合物(1)中の吸水
性ポリマー含水グルの固形分は、87重量%であり、吸
水性ポリマー中の残存モノマー量は18000ppIl
lであった。
次いで、この複合物(1)を濃度1.0重置%の亜硫酸
水素ナトリウム水溶液に浸漬し複合物(1)の還元剤水
溶液吸収量が750g/m2になるように調整したのち
、150℃で20分間乾燥した。
こうして得られた吸水性ポリマーと繊維質基材とからな
る吸水性複合体(1)の吸水倍率は40.1g/g、残
存モノマー置は50 ppmであった。
実施例 2 75モル%が水酸化カリウムにより中和された部分中和
アクリル酸水溶液(モノマー濃度=50重量%)にN、
N−メチレンビスアクリルアミド0、O,,06モル%
(対部分中和アクリル酸)および過硫酸アンモニウム1
.0重量%(対部分中和アクリル酸)を溶解し、次に窒
素ガスを吹き込んで溶存酸素を除去した。こうして得ら
れたモノマー水溶液を目付100o /m2のポリエス
テル不織布の上にモノマー純分の付着量が150g/T
rL2となるようにスプレーで均一に噴霧した。
これを反応器の中に入れ85℃で20分間保持して、不
織布に付着しているモノマーを重合させて、該不織布に
吸水性ポリマー含水ゲルの付着した複合物(2)を得た
。こうして得られた複合物(2)中の吸水性ポリマー含
水ゲルの固形分は、85重量%であり、吸水性ポリマー
中の残存モノマー量は120001)pmであった。
次いで、この複合物(2)を濃度1. OIi量%の亜
硫酸ナトリウム水溶液に浸漬し複合物(2)の還元削氷
溶液吸収量が750o/m2になるように調整したのち
、150℃で20分間乾燥した。
こうして得られた吸水性ポリマーと繊維質基材とからな
る吸水性複合体(2)の吸水倍率は40.5g/+;+
 、残存モノマー量は40 ppmであった。
実施例 3 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
水溶液を1.0重量%モノエタノールアミン水溶液に代
えた他は実施例1と同様にして吸水性複合体(3)を得
た。
この吸水性複合体(3)の吸水倍率は40.20/Q1
残存モノマー量は110ppmであった。
実施例 4 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
水溶液を1.0重量%L−アスコルビン酸水溶液に代え
た他は実施例1と同様にして吸水性複合体(4)を得た
この吸水性複合体(4)の吸水倍率は42.5++/g
、残存モノマー量は901)pHlであった。
実施例 5 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
の水溶液濃度を0.2重量%に代えた他は実施例1と同
様にして吸水性複合体(5)を得た。
この吸水性複合体(5)の吸水倍率は41.20/q1
残存モノマー量は220 III)IIIであった。
実施例 6 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
の水溶液濃度を0.05重量%に代えた他は実施例1と
同様にして吸水性複合体(6)を得た。
この吸水性複合体(6)の吸水倍率は41.!M/9、
残存モノマー量は4901)l)mであった。
実施例 7 75モル%が水酸化ナトリウムにより中和された部分中
和アクリル酸水溶液(モノマー濃度:37重量%)にN
、N−メチレンビスアクリルアミド0.06モル%(対
部分中和アクリル酸)および過硫酸アンモニウム1.0
重量%(対部分中和アクリルl1i)を溶解し、次に窒
素ガスを吹き込んで溶存酸素を除去した。こうして得ら
れた七ツマー水溶液を目付90(]/TrL2のポリエ
ステル不織布の上に、七ツマー純分の付着量が120g
/TrL2となるようにスプレーで均一に噴霧した。
これを反応器の中に入れ75℃で15分間保持して、不
織布に付着している七ツマ−を重合させて、該不織布に
吸水性ポリマー含水ゲルの付着した複合物(7)を得た
。こうして得られた複合物(7)中の吸水性ポリマー含
水ゲルの固形分は、55重量%であり、吸水性ポリマー
中の残存モノマー量は190001)I)lであった。
次いで、この複合物(7)に濃度1.0重量%の亜硫酸
水素す1ヘリウム水溶液を、複合物(7)の還元剤水溶
液吸収量が600o/m2になるように噴霧したのち、
150℃で20分間乾燥した。
こうして得られた吸水性ポリマーと繊維質基材とからな
る吸水性複合体(7)の吸水倍率は41,3(+ /g
、残存モノマー量は601it)Illであった。
実施例 8 75モル%が水酸化カリウムにより中和された部分中和
アクリル酸水溶液(七ツマー濃度二60重量%)にポリ
エチレングリコールジアクリレト(新中村化学株式会社
製A−600>0.006モル%(対部分中和アクリル
酸)および過硫酸アンモニウム0.5重量%(対部分中
和アクリル酸)を溶解し、次に窒素ガスを吹き込んで溶
存酸素を除去した。こうして得られた七ツマー水溶液に
目付750/7Nのレーヨン不織布を、モノマー純分の
付着量が113(1/m2となるように浸漬した。
続いて、この不織布に濃度0.5重が%の亜硫酸水素ナ
トリウム水溶液を付着量が20g/′rIL2となるよ
うに噴霧して付着せしめ、直ちに反応器の中に入れ60
℃で20分間保持して、不織布に付着している七ツマ−
を重合させて、該不織布に吸水性ポリマー含水グルの付
着した複合物(8)を得た。こうして得られた複合物(
8)中の吸水性ポリマー含水グルの固形分は70重量%
であり、吸水性ポリマー中の残存上ツマー量は9000
 ppmであった。
次いで、この複合物(8)を濃度1.0重量%の亜硫酸
水素ナトリウム水溶液に浸漬し複合物(8)の還元剤水
溶液吸収量が560g/′rrL2になるように調整し
たのち、150℃で20分間乾燥した。
こうして得られた吸水性ポリマーとIIA雑質基質基材
らなる吸水性複合体(8)の吸水倍率は35.3g/g
、残存モノマー量は4oppmであった。
比較例 1 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
水溶液を蒸留水に代えた他は実施例1と同様にして比較
吸水性複合体(1)を得た。
この比較吸水性複合体(1)の吸水倍率は41.20 
/g、残存モノマー量は150001)l)IIIT”
あった。
比較例 2 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
の水溶液濃度をO,OO5重量%に代えた他は実施例1
と同様にして比較吸水性複合体(2)を得た。
この比較吸水性複合体(2)の吸水倍率は41.5g/
g、残存モノマー量は1l10001)I)であった。
比較例 3 実施例1において用いた還元剤の亜硫酸水素ナトリウム
の水溶液濃度を0.01重量%に代えた他は実施例1と
同様にして比較吸水性複合体(3)を得た。
この比較吸水性複合体(3)の吸水倍率は41.3g/
g、残存モノマー量は4300t)I)Illであった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.重合により吸水性ポリマーとなる親水性アクリル系
    モノマーを繊維質基材に付着させ、酸化性ラジカル重合
    開始剤の存在下に該モノマーを重合して繊維質基材に一
    体化した状態で吸水性ポリマーを生成させた後、生成し
    た吸水性ポリマー100重量部に対して0.1〜20重
    量部の還元剤を接触吸収させて乾燥することを特徴とす
    る吸水性ポリマーと繊維質基材とからなる吸水性複合体
    の製造方法。 2.還元剤が亜硫酸塩または亜硫酸水素塩であり、それ
    らを水溶液の形態で吸水性ポリマーに接触吸収させる請
    求項1記載の吸水性複合体の製造方法。 3.繊維質基材が紙、不織布、織布である請求項1記載
    の吸水性複合体の製造方法。 4.吸水性ポリマーに接触吸収させる還元剤の量が吸水
    性ポリマー100重量部に対して 0.5〜10重量部の範囲である請求項1記載の吸水性
    複合体の製造方法。
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