JPH02160889A - 外周金属嵌合型オイシール用シーラント - Google Patents
外周金属嵌合型オイシール用シーラントInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
、マタネシウムなどの熱膨張の大きい軽合金製ハウジン
クに嵌合する外周金属嵌合型オイルシールに用いるシー
ラントに関するものである。
外周金属嵌合型オイルシールにおいては、ハウジングに
所要の嵌合代をもって圧入嵌合するため、金属嵌合面を
直接ハウシングに接触させて嵌合しようとすると、通常
では圧入することかできず、無理に圧入した場合ハウジ
ング(特にアルミニウム合金の場合)内面を傷付けやす
く、また嵌合面のシール性も悪いことから、嵌合面にシ
ーラントを塗布している。
ル等のゴムラテックス或いは溶剤に溶かしたゴムか専ら
用いられているか、このシーラントを塗布した外周金属
嵌合型オイルシールをハウシングに嵌合した場合、その
圧入荷重は同じ嵌合代をもって嵌合した外周ゴムタイツ
のオイルシールの圧入荷重の約1.5倍程あるため、ハ
ウジングに対する組付性に難点かあり、またこのように
圧入荷重か高過ぎることから、出願人か最近開発しつつ
ある硬化処理を施した薄肉の補強環を用いる外周金属嵌
合型オイルシールでは嵌合時に補強環か変形を起す等の
問題かあった。
た接着性か大きいゴムラテウクスや溶剤に溶かしたゴム
に、低分子四ふっ化エチレン樹脂の微粉末を配合するこ
とにより、剪断力か小さく圧縮流動性の良いシーラント
を得ることかでき、これを外周金属嵌合型オイルシール
の嵌合面に塗布することにより、ハウシングに対する圧
入荷重を従来の約半分に軽減してオイルシールの組付性
を著しく向上させることを可能としたシーラントを開発
したか、この低分子四ふっ化エチレン樹脂は組付性を向
上する反面摩擦係数か小さいため、アルミニウムなどの
熱膨張の大きい軽金属製ハウジングに対してはこれが高
温に加熱されて熱膨張した場合にオイルシールの抜は荷
重か低下するという問題があった。
験を重ねた結果発明されたもので、接着性か大きい溶剤
に溶かしたゴムを主剤としこれに軽金属と同等以上の硬
度を有する微粉末を配合することにより、アルミニウム
などの8膨張の大きい軽金属製ハウジングか高温に加熱
されて熱膨張した場合においても、微粉末のハウシング
への食い付きによりオイルシールの抜けに対する抵抗を
大幅に増大させ、抜は荷重を著しく高めるようにしたシ
ーラントを提案するものである。
同等以上の硬度を有する微粉末と併せて、低分子四ふっ
化エチレン樹脂の微粉末を配合することにより、抜は荷
重の増強と共に圧入荷重を軽減して組付性を向上するよ
うにしたシーラントを提案するものである。
カップリング剤を配合した接着性の良いアクリルゴムの
ポリマー等を溶剤に溶かしたゴムを主剤とし、これにガ
ラス、アルミナなどの無機質材5所要硬度の合成樹脂な
どの有機質材或いはアルミニウム、マグネシウムなどの
金属等、ハウジング材であるアルミニウム、マグネシウ
ムなどの軽金属と同等以上の硬度を有する物質からなる
平均粒径lO〜100ル■の微粉末を全固形分に対する
重量比で1〜30%配合して生成されている。
嵌合型オイルシール2の外周部の嵌合面3に塗布した場
合、優れた機能を発揮することが分った。
ジングが高温に加熱されて熱膨張した場合においても、
微粉末のハウジンク内壁への食い付きによりオイルシー
ルの抜けに対する抵抗を大幅に増大させ、抜は荷重を著
しく高めることか可能となる。
は、その平均粒径か10gm°以下ではハウジンクへの
食い付きがほとんど期待できずまた l(]0μm程度
以してはオイルシールのハウジンクへの嵌合か極めて困
難となり、仮に嵌合できてもハウシンク内壁を著しく傷
付け、再圧入時におけるシール性を低下することから好
ましくなく、更に10%以上配合すると粒子密度か過剰
となってオイルシールのハウジングへの圧入荷重が高過
ぎて組付は性を阻害することから好ましくない。
合することにより抜は荷重を増大させることかできるか
、その配合のみでは圧入荷重か高過ぎて組付は性か悪い
ため、更にこれに加えて低分子四ふっ化エチレン樹脂(
例えば、ダイキン工業製ルッロンL)の微粉末を固形分
に換算して 5〜70重量%配合する。
により、剪断力を小さくして圧縮流動性か良くし、オイ
ルシールをハウシンクに嵌合したときの圧入荷重か従来
のアクリルゴムのシーラントの約半分程度に軽減して組
付性を著しく向上し、オイルシールの装着作業性を高め
ることか可能となる。
下の場合には、剪断力か高くなって組付性に難かあり2
また70重量%以上の場合にはペースト状をなしてシー
ラントとしての性状を維持することかできず、いずれも
実用上に好ましくないが、材料コストが高いためあまり
多く配合するとオイルシールのコストの上昇を招くこと
から、30重量%前後の配合とすることか望ましい。
チレン樹脂(図中4Fと表示)を30重量%配合した従
来のシーラントと、溶剤に溶かしたアクリルゴムのシー
ラントに 500メツシユ(平均粒P1.:l5gm程
度)のアルミナ粉末を5重量%を加えた本発明のシーラ
ントと、溶剤に溶かしたアクリルゴムのシーラントに2
00メツシユ(平均粒径80gm)程度のアルミニウム
粉末を5毛量%を加えた本発明のシーラントと、溶剤に
溶かしたアクリルゴムのシーラントに100(1メツシ
ユ(平均粒eI:16gm程度)のアルミナ粉末を5重
量%を加えた本発明のシーラント、並びに溶剤に溶かし
たアクリルゴムのシーラントに低分子四ふっ化エチレン
樹脂を70重量%配合し、これに 320メツシユ(平
均粒径57#L+s程度)のアルミナ粉末を5重量%を
加えた本発明のシーラントをそれぞれ塗布した回し外周
金属嵌合型オイルシールを、それぞれ笑事アルミニウム
ソテイナーに所要の嵌合代をもって圧入嵌合し、 15
0°Cの炉内に放置した実験による抜は荷重の炉内放置
時間における経時変化を示したもので、この結果から本
発明によるシーラントを用いることにより抜は荷重を飛
躍的に高めることかてきることか分る。
化エチレン樹脂を旧1重量%配合した従来のシーラント
、溶剤に溶かしたアクリルゴムのシーラントに 500
メツシユ(平均粒径35p1程度)のアルミナ粉末を5
重量%を加えた本発明のシーラント、溶剤に溶かしたア
クリルゴムのシーラントに 320メツシユ(平均粒径
57pm程度)のアルミナ粉末を5重量%を加えた本発
明のシーラント、溶剤に溶かしたアクリルゴムのシーラ
ントに1000メツシユ(平均粒径16g−程度)のア
ルミナ粉末を5重量%を加えた本発明のシーラント、溶
剤に溶かしたアクリルゴムのシーラントに200メツシ
ユ(平均粒径80鉢層程度)のアルミニウム粉末を5重
量%を加えた本発明のシーラント、並びに溶剤に溶かし
たアクリルゴムのシーラントに低分子四ふっ化エチレン
樹脂を70重量%配合し、これに 320メツシユ(平
均粒径57μ−程度)のアルミナ粉末を51都1%を加
えた本発明のシーラントをそれぞれ塗布した回し外周金
属嵌合型オイルシールをそれぞれ実車アルミニウムリテ
イナーに各種圧入前嵌合代をもってプレス圧入し、圧入
荷重の実験による圧入前嵌合代と圧入荷重との関係を示
したちのて、本発明のシーラントによれば従来のシーラ
ントとほぼ同程度の圧入荷重で嵌合できることか分る。
%配合したシーラントに 320メツシユ(平均粒径5
フル■程度)のアルミナ粉末を5重量%を加えた本発明
のシーラントにおいては従来のシーラントに比べて圧入
荷重か若干上昇する傾向が見られるか、これを第4図の
低分子四ふっ化エチレン樹脂70重量%の配合とすると
ほぼ従来のシーラントと同様の圧入荷重となり抜は荷重
増強の効果が見られることか分る。
ルミニウム粉末を加えたものでは、圧入荷重に対する影
響か少なく、しかも抜は荷重に対しては圧入時にアルミ
ニウム粒子がUKして同材質のアルミニウムハウシング
との滑り抵抗が増大するため、大幅に抜は荷重か増大す
ることか分る。
ラントを塗布した外局金属嵌合型オイルシールの嵌合時
におけるアルミニウムハウシングに対する傷利きの程度
を実験した結果をt′表に示す。
合がなく、僅かにハンマーの打込みによる場合に、アル
ミナ微粒子(粒度メ・ンシュ320)て、低分子四ふっ
化エチレン樹脂を30重量%配合したシーラントにおい
てオイル漏れを生した。
ルミニウム粒子ではハウジングと同材質であることがら
粒径か大きくてもほとんど傷か見られないことが分った
。
きい溶剤に溶かしたゴムを主剤としこれに軽金属と同等
以1の硬度を有する微粉末を配合するので、アルミニウ
ムなどの熱膨張の大きい軽金属ハウシンクが高温に加熱
されて熱膨張した場合においても、微粉末のハウシンク
への食い付きにより外周金属嵌合型オイルシールにおけ
る抜けに対する抵抗を大幅に増大させ、抜は荷重を著し
く高めることかできる。
硬度を有する微粉末に加えて1低分子四ふっ化エチレン
樹脂の微粉末を配合することにより、外周金属嵌合型オ
イルシールにおける抜は荷重の増強と共に圧入荷重を軽
減して組付性を向上することかでき、特に軽金属と同等
量−ヒの硬度を有する微粉末の平均粒径なlO〜80B
mとし、全固形分量に対する重量比で1〜30%配合す
ることにより、抜は荷重の確実な増強と、ハウシンクの
傷付きを着実に防止しなから圧入荷重の確実な軽減を図
ることかできる。
オイルシールの一例を示す部分縦断面図、第2図は各種
のオイルシールなハウシングに嵌合した場合における抜
は荷重の熱時における経時変化を示す線図、第3図は各
種のオイルシールなハウシンクに嵌合した場合における
圧入荷重と嵌合代との関係を示す線図、第4図は各種の
オイルシールをハウジングに嵌合した場合における圧入
荷重と嵌合代との関係を示す線区である。 l・・シーラント、2・・外周金属嵌合型オイルシール
、3・・嵌合面。 手続肴naE書(方式) ih件の表示 昭和63年特許願第315329号 発明の名称 外周金属嵌合型オイルシール用シーラント補正をする者 事件との関係 特許出願人 株式会社 荒井製作所
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)溶剤に溶かしたゴムを主剤とし、これに軽金属と同
等以上の硬度を有する微粉末を配合してなることを特徴
とする外周金属嵌合型オイルシール用シーラント。 2)溶剤に溶かしたゴムに低分子四ふっ化エチレン樹脂
の微粉末、及び軽金属と同等以上の硬度を有する微粉末
を配合してなることを特徴とする外周金属嵌合型オイル
シール用シーラント。 3)軽金属と同等以上の硬度を有する微粉末は、平均粒
径が10〜100μmで、全固形分量に対する重量比で
1〜30%配合してなることを特徴とする請求項1又は
2記載の外周金属嵌合型オイルシール用シーラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63315329A JPH0759696B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 外周金属嵌合型オイシール用シーラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63315329A JPH0759696B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 外周金属嵌合型オイシール用シーラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02160889A true JPH02160889A (ja) | 1990-06-20 |
JPH0759696B2 JPH0759696B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=18064099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63315329A Expired - Lifetime JPH0759696B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 外周金属嵌合型オイシール用シーラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759696B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920375A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-02 | Nok Corp | オイルシ−ル及びその製造方法 |
JPS63275856A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-14 | Nok Corp | 密封装置 |
JPH02155980A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 外周金属嵌合型オイルシール用シーラント |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP63315329A patent/JPH0759696B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920375A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-02 | Nok Corp | オイルシ−ル及びその製造方法 |
JPS63275856A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-14 | Nok Corp | 密封装置 |
JPH02155980A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 外周金属嵌合型オイルシール用シーラント |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0759696B2 (ja) | 1995-06-28 |
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