JPH0215893Y2 - - Google Patents

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JPH0215893Y2
JPH0215893Y2 JP4299585U JP4299585U JPH0215893Y2 JP H0215893 Y2 JPH0215893 Y2 JP H0215893Y2 JP 4299585 U JP4299585 U JP 4299585U JP 4299585 U JP4299585 U JP 4299585U JP H0215893 Y2 JPH0215893 Y2 JP H0215893Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はペイルパツク内に溶接用ワイヤをルー
プ状にして積層収容した溶接用ワイヤの装填物に
関し、詳細にはワイヤの端部同志を接合して、並
置した複数のペイルパツクから連続的にワイヤを
取出す場合に適した溶接用ワイヤの装填物に関す
る。
〔従来の技術と問題点〕
一般にペイルパツク入りの溶接用ワイヤを使用
する場合は多量の溶接を行なう場合であり、溶接
用ワイヤの使用量が多く、溶接能率を上げること
が重要で、そのためにはペイルパツク内のワイヤ
が使用され尽くすとき直ちに新しいペイルパツク
からワイヤの供給を開始することが望ましい。こ
のためのペイルパツク内からのワイヤ取出し技術
として特開昭59−220287号公報に開示された技術
がある。該技術はペイルパツク内に積層された溶
接用ワイヤの終端部をペイルパツク胴部に沿つて
上方に導びき、抑え部材の円周孔から取出してペ
イルパツク上部に配置することにより、一つのペ
イルパツク内のワイヤを使い切り、該パツクとワ
イヤ端部同志を接続した次の新しいペイルパツク
内のワイヤの取出しを始める際において、ワイヤ
が抑え部材から離脱することを可能にした技術で
ある。この従来技術は連続的に二つのペイルパツ
ク内のワイヤを取出すことができる利点を有する
ものの、抑え部材の内周孔部分のワイヤの終端部
が曲げ作用を受け易く、かつ抑え部材のループ体
上端を抑える作用が低下するという欠点があつ
た。
〔問題点を解決するための手段・作用〕
本考案は上記従来技術の欠点を解消するために
なされたものであつてその要旨とするところは、
ペイルパツク内に溶接用ワイヤをループ状にして
積層収容し、該ループ体の上端に環状の抑え部材
を載置した溶接用ワイヤの装填物であつて、該抑
え部材は内周側と外周側が連通する切欠きを形成
し、かつループ体上端で回動しないようペイルパ
ツクに係合した抑え部材とし、ループ体下端の溶
接用ワイヤを抑え部材の切欠き位置近傍からペイ
ルパツク胴部に沿つて上方に導びきペイルパツク
上部に取付けてなる溶接用ワイヤの装填物にあ
る。
以下図面に示す具体例に基いて本考案を説明す
るがもとより下記の具体例は本考案を限定するも
のではなく、適宜本考案の主旨を逸脱しない範囲
で種々の具体例が考えられる。
第1図は本考案の溶接用ワイヤの装填物の全体
斜視図(一部破断)を示す。図に示す如くペイル
パツク1の内部空間に溶接用ワイヤがループ状に
巻かれて、積層収納される。2はこの溶接用ワイ
ヤのループ状の積層体(以下ループ体という)を
示し、該ループ体2の上端には円環状でかつその
一部を切欠いた抑え部材3を載置する。
溶接用ワイヤは溶接時における溶接ビードの蛇
行を防止する目的でワイヤの弾性限界の範囲内に
おいて例えばワイヤ1ターン当り略300゜の捩りを
与えられてペイルパツク内にループ体として収納
している。このワイヤの積層収納状態は図に示す
如くワイヤのループ体2の外周部がペイルパツク
の胴部壁と接し、又その内周部は内部空間を形成
している。
ループ体2の上端に載置する円環状の抑え部材
は図に示す如く一部で切欠いて内側と外側を連通
させている。この切欠部4は通常の取出し時に引
上げられるワイヤが切欠部を通らないよう、かつ
ループ体2の下端に位置するワイヤループの取出
し時にワイヤが通るような形状にする。図の例で
は、ワイヤは右旋回(矢印)して引上げられる
が、引上げられるワイヤと先に接触する抑え部材
の切欠端(以下先切欠端という)を5a、後に接
触する切欠端(以下後切欠端という)を5bとす
ると、先切欠端、後切欠端の内周側をそれぞれ、
鋭角状、鈍角状になるよう切欠部を斜めに形成し
ている。又この抑え部材3は水平方向の自由度を
規制されループ体2上端で回動しないようペイル
パツクに係合した構造となつている。図の例では
端部をペイルパツク胴部壁上部に止着し該胴部壁
とループ体2外周との間に垂設した紐8を抑え部
材3に設けた孔9に挿通し、これにより抑え部材
3の回動を防止している。
ループ体2下端の溶接用ワイヤの終端部Weは
図に示すように抑え部材の切欠部4の位置(鉛直
線A)近傍から立上がらせ、ループ体2の外周す
なわちペイルパツク1の胴部壁に沿つて上方に導
びきその最終端をテープでペイルパツク壁に止着
する。ワイヤの終端部Weをこのように配置する
にはワイヤをペイルパツク内に装填を開始する際
に、まずワイヤの終端部We(装填時は先端にな
る)を図のように配置し抑え部材の切欠部4の位
置に合わせてワイヤの立上がり部をテープ10で
止着して固定し、しかる後に装填を開始すればよ
い。テープ10としては当該ワイヤ部分を引き上
げるときに容易に止着を解除しうるよう例えばマ
ジツクテープ(商品名)を使用する。又テープに
かえてマグネツトあるいはクリツプ等を使用する
ことも可能である。
ワイヤの始端Wsの処置については特に限定し
ないが例えばペイルパツクの胴部壁にテープ12
で止着する。
第2図a,b,cはペイルパツクの底部で引き
上げられるワイヤが抑え部材から離脱する様子を
経時的に示した図である。ワイヤWはループ体上
端から順次上方へと右旋回して引き上げられる状
態を続け、aに示すループ体下端に至る。この時
点で、引き上げられるワイヤWはもはや抑え部材
3下部に後続のワイヤが位置せず、抑え部材3の
外周のワイヤ終端部Weへと続いているので、b,
cに示すようにワイヤWが切欠部4に至ると該切
欠部4から抜け出て抑え部材3を離脱する。そし
てワイヤ終端部We、該終端部Weと接合された引
き続く次のペイルパツク内のワイヤの取出しへと
移る。
図の矢印AはワイヤWの旋回方向(右旋回)
を、又矢印BはワイヤWの上昇方向を示す。
本考案ではこのようにループ体上端に載置する
抑え部材に内周と外周とが連通する切欠部を設
け、該切欠部の位置が回動しないよう抑え部材を
ペイルパツクに係合するとともに、抑え部材がペ
イルパツク底部に至つたときの切欠部位置からル
ープ体下端のワイヤ終端部をペイルパツク胴部に
沿つて立上がらせる構成としているので、引き上
げられるワイヤはペイルパツク底部位置で抑え部
材との係合状態を解き、容易に離脱できるのであ
る。
前記したようにこの抑え部材の切欠部の形状は
通常時に引き上げられるワイヤは切欠部を通らな
いよう、かつループ体下端のワイヤループは通る
ような形状であれば特に限定はしない。例えば上
記実施例における抑え部材の他第3図、第4図、
第5図に示すものが考えられる。第3図〜第5図
のいずれもaは抑え部材の全体斜視図、bは抑え
部材の切欠部の平面図を示す。第3図は抑え部材
31に形成した切欠部41の先切欠端51a、後
切欠端51bの内周側をそれぞれ鋭角状、鈍角状
とし、かつ後切欠端に外周側の鋭角部分を第1図
の抑え部材よりも大きく切除した例、第4図は抑
え部材32に形成した切欠部42の先切欠端52
aの内周側を上方に湾曲させ、かつ後切欠端52
bの外周側も上方に湾曲させた例(平面図的には
第1図の抑え部材と同一)、第5図は抑え部材3
3に形成した切欠部43の先切欠端53a、後切
欠端53bのいずれの内周側、外周側も鈍角状に
し、後切欠端を上方に湾曲させた例である。
〔考案の効果〕 本考案によればループ体のワイヤ終端部を抑え
部材の内周孔に挿通せず、抑え部材の外周側に配
置できるので、従来のようにワイヤが抑え部材に
より曲げ作用を受ける、抑え部材の抑え機能が低
下する等の不都合は生じず、しかも円滑にワイヤ
が抑え部材を離脱して新しいペイルパツクのワイ
ヤの取出しへと移行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の溶接用ワイヤの装填物の具体
例を示した全体斜視図(一部破断)、第2図a,
b,cはワイヤが抑え部材を離脱する様子を経時
的に示した図、第3図a,b、第4図a,b、第
5図a,bは抑え部材の他の例を示した図でいず
れもaは全体斜視図、bは切欠部の平面図であ
る。 1……ペイルパツク、2……ループ体、3,3
1,32,33……抑え部材、4,41,42,
43……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ペイルパツク内に溶接用ワイヤをループ状にし
    て積層収容し、該ループ体の上端に環状の抑え部
    材を載置した溶接用ワイヤの装填物であつて、該
    抑え部材は内周側と外周側が連通する切欠きを形
    成し、かつループ体上端で回動しないようペイル
    パツクに係合した抑え部材とし、ループ体下端の
    溶接用ワイヤを抑え部材の切欠き位置近傍からペ
    イルパツク胴部に沿つて上方に導びきペイルパツ
    ク上部に取付けてなることを特徴とする溶接用ワ
    イヤの装填物。
JP4299585U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0215893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4299585U JPH0215893Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JP4299585U JPH0215893Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JPS61160143U JPS61160143U (ja) 1986-10-03
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