JPH0544962U - 巻取り用リール - Google Patents
巻取り用リールInfo
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- JPH0544962U JPH0544962U JP10369091U JP10369091U JPH0544962U JP H0544962 U JPH0544962 U JP H0544962U JP 10369091 U JP10369091 U JP 10369091U JP 10369091 U JP10369091 U JP 10369091U JP H0544962 U JPH0544962 U JP H0544962U
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- Japan
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- reel
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 テープ巻取り開始時の重なりによるトラブル
を解消する。 【構成】 円筒状ハブ1の円筒面に設けたテープ挿入溝
3を一部水平面Hまたは傾斜面Kとし、それとテープ挿
入溝3との境にアールrをつける。
を解消する。 【構成】 円筒状ハブ1の円筒面に設けたテープ挿入溝
3を一部水平面Hまたは傾斜面Kとし、それとテープ挿
入溝3との境にアールrをつける。
Description
【0001】
本考案は、小型電子部品を収納するためのキャリヤテープ用またはこれに小型 電子部品を収納してトップカバ−テ−プを貼付したキャリヤ型テ−ピングテープ 巻取り用リールに関するものである。
【0002】
小型電子部品を収納するためのキャリヤテープは、一般に図3に示すような、 収納ポケット20と送り孔30が長手方向に連続する帯状のテープ40であって 、各種のサイズがあり、たとえばSOP(スモ−ルアウトラインパッケ−ジ)型 用のキャリヤテ−プでは、幅(W)16〜32mm、収納ポケットの深さ(C) 2.3〜4.15mmのものがある。 また、このキャリヤテ−プに小型電子部品を収納しトップカバ−テ−プを貼付 したキャリヤ型テ−ピングテープがある(以下キャリヤテープおよびキャリヤ型 テ−ピングテープを単にテ−プと称する)。 このようなテープを、図4に示すフランジ1と円筒状ハブ2からなるテ−プ巻 取り用リ−ルに巻取る場合には、テープ挿入溝(以下溝という)3付近でテープ 40が重なるため、テープ巻取り時の張力によって収納ポケット20が変形また は損傷し、円滑に巻取りができないことがある。
【0003】 とくに収納ポケット20が重なると、上のポケットの縁が押しつけられてくぼ み、内部の小型電子部品を破損する事故が発生する。そこで、テープの重なりを 可及的に回避しなければならない。 このため、テープ末端一巻き分には小型電子部品を収納せずにテ−プとし、こ の末端を押しつぶして溝に挿入する場合は、つぶれが和らげられるが、テープを 押しつぶす余計な作業が必要になる。 また、テープ40の末端部分を接着テープでハブに固定することも考えられる が、この方法は、厚いテープの場合に効果が少ない。
【0004】 さらに、ハブ表面にテープの厚さに相当する段差を設けてテープの重なりを避 けることが考えられるが、しかしこの方法は、段差のある正方向に巻取る場合に は効果があっても、巻取り方向に制限があって逆方向に巻取る場合には、かえっ て収納ポケット20のつぶれが増大するという欠点がある。
【0005】
本考案の課題は、テ−プ巻取り用リールについて起こり得る、テープ巻取り開 始時の収納ポケット20のつぶれを解決することである。
【0006】
この課題は、フランジと円筒状ハブを備えたキャリヤテ−プまたはキャリヤ型 テ−ピングテープ巻取り用リ−ルであって、前記円筒状ハブの円筒面に設けたテ ープ挿入溝の両側を水平面または凹面とし、それとテープ挿入溝との境がア−ル をもつことを特徴とするキャリヤテープまたはキャリヤ型テ−ピングテープ巻取 り用リールにより解決される。
【0007】 本考案のテープ巻取り用リールは、図1の(a)に示すように、円筒状ハブ2 の溝3を挟んでその付近をわずかに水平カットして水平面Hとするか、(b)に 示すようにくぼんだ傾斜面Kを設けた構成である。水平カットの深さは0.5〜 5.0mm好ましくは1.0〜2.0mmとされる。 この溝3と水平面Hまたは傾斜面Kとの境にはア−ルをつけ、ゆるやかな角度 になるように、例えば、円筒状ハブの直径50〜200mm、好ましくは80〜 150mm,溝の深さ3〜20mm、好ましくは6〜10mmの場合は、アール を2〜8mm,好ましくは3〜5mmとされる。 このようにすれば溝付近で重なるテープの収納ポケット先端部分はゆるやかな アールをもつ境で受けられるため、つぶれが緩和され円滑な巻取りができる。
【0008】 溝にテ−プを挿入して巻取る場合、始めの1巻の巻取りで外れなければ、後の 巻取りは円滑に行われる。溝が広い方がテ−プの挿入が容易であるが、テ−プ抜 取りの抵抗が小さくなるため、最初の巻取りでテ−プが外れやすく作業性が悪く なる。このため本考案では、溝入口のア−ルを大きく取っているが、ここに小突 条4をテープの直角方向に設けることにより、滑り止め効果が得られテープの巻 取りが容易となる。この小突条4は先端が鋭角で、高さは0.2〜0.5mm以 下のもので十分効果がある。この場合小突条の数は4〜6本程度を配置すればよ い。
【0009】
つぎに示す寸法のハブを備えたキャリヤテープ用リールを製作した。 ハブ直径(D) =80mm、 溝の幅(w) =2mm、 溝の深さ(h) =10mm、 アール(r) =3mm、 水平カット深さ(d)=2mm、 このリールを用いて図2に示す幅24mm、収納ポケットの深さ3.8mmの テープを巻取つたところ、図2に示すように、2巻き目から通常の円状となり円 滑な巻取りができた。
【0010】
本考案によれば、巻取り用リ−ルは正逆どちらの方向でもよいため、従来の問 題点をすべて解消できるので、実用上の価値が大きい。
【図1】本考案に用いられる円筒状ハブの部分拡大断面
図で、(a)は水平面H、(b)は傾斜面Kを示す
図で、(a)は水平面H、(b)は傾斜面Kを示す
【図2】テープを1回あまり巻いた本考案の円筒状ハブ
の部分拡大断面図
の部分拡大断面図
【図3】テープの説明図で、(a)は平面図、(b)は
側面図
側面図
【図4】テープを1回あまり巻いた従来の巻取り用リ−
ルの一部切欠き概念図
ルの一部切欠き概念図
1 フランジ 2 円筒状ハブ 3 テープ挿入溝 4 小突条 10 小型電子部品 20 収納ポケット 30 送り孔 40 テ−プ
Claims (1)
- 【請求項1】フランジと円筒状ハブを備えたキャリヤテ
−プまたはキャリヤ型テ−ピングテープ巻取り用リ−ル
であって、前記円筒状ハブの円筒面に設けたテープ挿入
溝の両側を水平面または凹面とし、それとテープ挿入溝
との境がア−ルをもつことを特徴とするキャリヤテープ
またはキャリヤ型テ−ピングテープ巻取り用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103690U JP2564449Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 巻取り用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103690U JP2564449Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 巻取り用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544962U true JPH0544962U (ja) | 1993-06-15 |
JP2564449Y2 JP2564449Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=14360779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991103690U Expired - Fee Related JP2564449Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 巻取り用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564449Y2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174616A (ja) * | 1974-12-25 | 1976-06-28 | Sony Corp | Riiru |
JPS5182740U (ja) * | 1974-12-24 | 1976-07-02 | ||
JPS5330315U (ja) * | 1976-08-23 | 1978-03-15 | ||
JPS643760U (ja) * | 1987-06-24 | 1989-01-11 | ||
JPH01161408U (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-09 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP1991103690U patent/JP2564449Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5182740U (ja) * | 1974-12-24 | 1976-07-02 | ||
JPS5174616A (ja) * | 1974-12-25 | 1976-06-28 | Sony Corp | Riiru |
JPS5330315U (ja) * | 1976-08-23 | 1978-03-15 | ||
JPS643760U (ja) * | 1987-06-24 | 1989-01-11 | ||
JPH01161408U (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2564449Y2 (ja) | 1998-03-09 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |