JP2794549B2 - 無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム - Google Patents
無芯ロール状軟質合成樹脂フィルムInfo
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- JP2794549B2 JP2794549B2 JP3346896A JP3346896A JP2794549B2 JP 2794549 B2 JP2794549 B2 JP 2794549B2 JP 3346896 A JP3346896 A JP 3346896A JP 3346896 A JP3346896 A JP 3346896A JP 2794549 B2 JP2794549 B2 JP 2794549B2
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- resin film
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Description
なるロール状包装用フィルムに関する。なお本発明にお
けるフィルムの素材である軟質合成樹脂とは、ポリエチ
レン、エチレン酢酸ビニール共重合樹脂、エチレン、α
オレフィン共重樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニー
ル、ポリ塩化ビニリデン、およびそれらの類似物を含む
ものである。
来のロール状軟質合成樹脂フィルム(01)は、特に家庭用
タイプにあっては、フィルム巻き付け層(02)全体の円筒
形状を維持させるために、円筒形の硬質の紙芯(03)を必
要としている。そのため、製造コスト面で不利であると
ともに、フィルムを使い終れば、紙芯(03)は、カッター
付き収納紙箱(04)とともに廃棄物となり、その廃棄と処
理のための手間とコストも、無視し難いものとなってい
る。
巻き付け層(02)の形状が崩れ易くて、最後まで無駄なく
円滑に使いきることは困難となる。
ルム(01)においては、使用に際し、カッター付き収納紙
箱(04)の蓋を開いた後、巻き終り部分(05)に接着してあ
るテープ状リーダー(06)を爪先で起こして引張るのであ
るが、もし、このとき、ロール状軟質合成樹脂フィルム
(01)が、リーダー(06)が裏側に隠れるような姿勢で収納
されていると、リーダー(06)を引き出すことができない
ので、リーダー(06)が手前に来るように、フィルムを入
れ直す必要が出る。
持させるための芯を不要として、コストの低減を図り、
かつ使い始めに際して、ロール状軟質合成樹脂フィルム
を収納箱に入れ直す必要をなくし、どこからでもフィル
ムの端辺部を引き出すことができるようにした、無芯ロ
ール状軟質合成樹脂フィルムを提供することを目的とし
ている。
めに、本発明においては、芯に巻き付けることなく、巻
き始め部分を、適当層に亙って比較的に大きな張力を加
えた高張力部とすることにより、剛性ある円筒状に形成
し、かつこの高張力部に続く部分を、比較的に小さな張
力をもって巻き付けた低張力部としたフィルム巻き付け
層からなることを特徴としている。
の長さ、例えばフィルム巻き付け層をほぼ一周する長さ
のリーダーを、巻き方向に沿って複数箇所で接着するこ
ともある。
る平均的長さ毎に、幅方向の切断案内線を入れておくの
がよい。
したがって説明する。図1に明示するように、本発明の
無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム(1)においては、フ
ィルム巻き付け層(2)は、内周側の巻き始め部分である
高張力部(3)と、それに続く低張力部(4)との連続する
2部分から構成されている。図1においては、両部分の
特徴を際立たせるために、誇張して模式的に描いてあ
る。
レン、ポリ塩化ビニールあるいはポリ塩化ビニリデン等
からなる、厚さ10〜20ミクロン程度、幅約1.5m、長さ約
30mの帯状の軟質合成樹脂フィルム(1)の始端を、例え
ば実開平4−31753号公報に記載されているような
拡縮径しうる巻芯に止着し、フィルム(1)に長手方向の
強い張力(例えば30kg)を掛けながら、これを巻芯に巻き
付ける。
き付けに先立って、または巻き付けと同時に、1回の使
用にあたって費される平均的長さ、例えば30cm毎に、幅
方向のミシン目もしくは凹溝等の切断案内線を入れてお
くのが望ましい。
なったら、徐々に張力を下げ、フィルム(1)の巻き終り
時において、張力が約15kgとなるようにする。
暫時放置して、フィルム巻き付け層(2)の安定化を待
ち、ついで巻芯を縮径させて、これを抜き外し、かつフ
ィルム巻き付け層(2)を、幅方向の所要の個所で切断し
て分割する。
用フィルム(1)において、剛性が比較的に大きな高張力
部(3)は、巻芯から抜いた後も、あたかも紙芯が存在す
るかのように、各層間が密着して疑似的に固形化するの
で、後続してその上に巻かれている低張力部(4)も、安
定して保持される。
軟質合成樹脂フィルム(1)の巻き終部分(5)の外面に、
紙製あるいは合成樹脂製のテープ状リーダー(6)を、巻
き方向に沿って数か所において軽く接着(7)した状態を
示す展開図である。
ルムの巻き終り部分(5)から突出している部分も加え
て、少なくとも、フィルム巻き付け層(2)を一周する程
度とするのが望ましい。
脂フィルム(1)の未使用の状態を示す斜視図である。未
使用の状態にあっては、前記リーダー(6)はフィルム巻
き付け層(2)全体を極く軽く緊縛しており、この状態の
まま、カッター付き収納紙箱(9)に収納されている。
(8)の蓋を開けたまま、リーダー(6)の任意の箇所に指
を引掛けてリーダー(6)を引っ張れば、フィルムの始端
部(5)は引き出される。
られる。 (a) 巻き始め部分を、適宜の層数に亘り、高張力の剛
性ある円筒状に形成してあるため、従来のような紙芯を
省いてあるにも拘らず、形状が崩れたり、折り曲がった
りすることはない。従って紙芯を廃止した分、コストの
低減は可能となり、また不要となった紙芯の処理に伴う
手間や費用は不要となる。
は、低張力部としてあるので、使い始めから、容易に引
き剥すことができる。
層から引き剥がすことができるように、フィルムの巻き
終り部分に、適宜の長さ、例えばフィルム巻き付け層を
ほぼ一周する長さのリーダーを、巻き方向に沿って複数
個所で接着しておくことにより、ロール状フィルムがど
のような向きで紙箱に収納されていても、これを入れ直
すことなく、蓋を開ければ、直ちにリーダーを指によっ
て容易に引っ張って、フィルムを楽に引き出すことがで
きる(請求項2の発明)。
線を入れておくと、使用に便利であるとともに、従来の
ように、収納紙箱にカッターを設けておく必要はなくな
るので、コストと廃棄処理に関する手間と費用を低減さ
せることができる(請求項3の発明)。
一実施例を示す端面図である。
おいて、リーダーを付けた例を示す斜視図である。
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 芯に巻き付けることなく、巻き始め部分
を、適当層に亙って比較的に大きな張力を加えた高張力
部とすることにより、剛性ある円筒状に形成し、かつこ
の高張力部に続く部分を、比較的に小さな張力をもって
巻き付けた低張力部としたフィルム巻き付け層からなる
ことを特徴とする無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム。 - 【請求項2】 フィルムの巻き終り部分に、適宜の長さ
のリーダーを、巻き方向に沿って複数箇所で接着してな
る請求項1記載の無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム。 - 【請求項3】 フィルムに、1回の使用にあたって費さ
れる平均的長さ毎に、幅方向の切断案内線を入れてある
ことを特徴とする請求項1または2記載の無芯ロール状
軟質合成樹脂フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3346896A JP2794549B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3346896A JP2794549B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09226826A JPH09226826A (ja) | 1997-09-02 |
JP2794549B2 true JP2794549B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=12387388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3346896A Expired - Lifetime JP2794549B2 (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 無芯ロール状軟質合成樹脂フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794549B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4512277B2 (ja) * | 2001-02-02 | 2010-07-28 | 信越ポリマー株式会社 | 芯無しラップフィルム巻回体の複合固定具およびこれを用いたラップフィルム巻回体の包装態 |
ITFI20050086A1 (it) * | 2005-05-02 | 2006-11-03 | Perini Fabio Spa | Rotolo di materiale nastriforme senza anima di avvolgimento centrale, macchine e metodo per la sua produzione |
JP2007145430A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-06-14 | Kureha Corp | ラップフィルム装置及びラップフィルムのロール |
CN105883157B (zh) * | 2015-02-13 | 2018-10-02 | 旭化成株式会社 | 薄膜卷收纳装置 |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP3346896A patent/JP2794549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09226826A (ja) | 1997-09-02 |
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