JPH02156885A - ヒトリゾチームを産生する方法 - Google Patents

ヒトリゾチームを産生する方法

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JPH02156885A JP1248948A JP24894889A JPH02156885A JP H02156885 A JPH02156885 A JP H02156885A JP 1248948 A JP1248948 A JP 1248948A JP 24894889 A JP24894889 A JP 24894889A JP H02156885 A JPH02156885 A JP H02156885A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、遺伝子操作された酵母細胞の培養により、活
性なヒトリゾチームを産生する方法に関する。さらに詳
しくは、本発明は、活性ヒトリゾチームを高い収率で産
生しかつ酵母細胞により分泌し、活性ヒトリゾチームを
酵母細胞から容易に回収および精製することができる方
法に関する。
本発明は、要約すれば、次の通りである:調節可能なプ
ロモーターの制御下にリゾチームを産生および分泌する
ように適当に操作されているDNAを有する酵母細胞を
、リゾチーム合成の実質的不存在下に成長させ、次いで
成長制限条件下に誘発してリゾチームを産生および分泌
させる。この方法は、とくに、ヒトリゾチームまたはそ
の突然変異体の産生に適当する。
リゾチームは、自然に広く広がって分布する酵素に与え
られた普通化であり、そしてバクテリアの細胞壁の主要
成分であるペプチドグリカンの加水分解を触媒すること
が知られている。この活性の結果、リゾチームは抗バク
テリア作用を有し、そして、この理由のため、はとんど
の生きている有機体が有するバクテリア感染に対する、
種々のバリアーにおいて参加すると信じられる。こうし
て、リンパ球および免疫グロブリンを欠く昆虫において
、バクテリアの感染に対する免疫応答は、そのリゾチー
ムが重要な成分である、ポリジーンの酵素系により保証
される[参照、例えば、D。
ハルトマーク(HULTMARK)ら、ヨーロピアン・
ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Eur−J、
Biochem、)、106.7.1980]。高等動
物において、リゾチームの生理学的役割はまだ知られて
いない[R−ラグマタン(RAGHUNATHAN)、
IRC5Sci、上3,480.1985]が、その偏
在する分布はこの役割が重要であろうことを示唆してい
る。それは免疫系へ刺激作用を有しうろことが示唆され
た[参照、p、ジョレス(JOLLES)、バイオメデ
イシン(Biomedicine)、25.276.1
976]。ヒトリゾチームは、生理学的投与量において
、多形核白血球により酵母細胞の生体外食作用を刺激す
ることが示された[参照、M、クロカカルス(KLOC
KAR3)およびP、ロバーツ(ROBERTS) 、
アクタ・ヘマトロジ力(Acta  Haemat、)
、58.289.1976]。また、リゾチームは幕の
監視およびマクロファージの抗腫瘍機能において一般の
役割を有しうろことが示唆された[参照、E、F、オツ
セルマン(○SSERMAN)ら、ネイチャー(Nat
ure)、243.331.1973]。より最近、リ
ゾチームそれ自体は多少抗腫瘍作用を有することが示さ
れた[参照、R,ラグナタン(RAGHNATI(AN
) 、癌の検出および予防(Cancer  Dete
ction   ancl   Prevention
)、 5.78.1982]。すでに、ニワトリリゾチ
ームが、ことに日本において、種々の製剤学の応用にお
いて使用されている。
ニワトリリゾチームは、ヒトリゾチームをまた包含しか
つc (ch i cken)リゾチームと呼ばれる、
密接に関連する酵素のクラスに属する。
それらは次の性質を包含する同様な物理化学的性質によ
り特徴づけられる:約15,000の分子量、アミノ酸
配列および第3構造における密接な相同性、同一の酵素
活性、例えば、多少のキチナーゼ活性1これはg(go
ose、ガチョウ)リゾチームと対照的であり、後者の
リゾチームは約20.000の分子量をもちそしてキチ
ナーゼ活性をもたない[参照、P、ジョレス(JOLL
ES)およびJ、ジョレス(JOLLEs)、モレキュ
ラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Mo1.ce
ll、Biol、)、63.165、+9841゜ しかしながら、これらの構造的および物理化学的な類似
性にかかわらず、同一のクラス内のりゾ・チームは非常
に異なる免疫学的性質を有する。例えば、ニワトリリゾ
チームおよびヒトリゾチームはそれらのそれぞれの抗体
と交差反応性しない[参照、A、フアツジ(FAURE
)およびP。
ジョレス(JOLLES) 、FEBS  Le t 
t。
l01237.1970] 。したがって、ヒトリゾチ
ームは製剤学的使用およびさらに食物の使用にことに応
用される。しかしながら、源が豊富でありかつ実際に利
用されている、すなわち、卵白からのニワトリリゾチー
ムと異なり、ヒトリゾチームは、DNAが前記酵素を発
現するように特別に操作されている細胞を培養する以外
、商業的目的で大量に提供されえない。
微生物の宿主において、異種のタンパク質、例えば、ヒ
ト由来のタンパク質の遺伝情報を指定する遺伝子をクロ
ーニングおよび発現することが現在実施されている。多
数の例は、特許文献に非常に詳しく記載されており、そ
れらのいくつかは既に商業的に実現されている。これは
、例えば、グラム陰性バクテリアEscherichi
ac011において発現されるヒトインスリン、成長ホ
ルモンおよびアルファーインターフェロンについての場
合である。この宿主において、高い発現レベルは容易に
得ることができる;しかしながら、こうして産生された
タンパク質は大きい封入体としてしばしば濃縮させ、こ
こでそれは不溶性および不活性の形態で存在する。この
ような場合において、経費のかかる面倒な復元の手順を
適用することが必要であり、その収率はプロキモシンの
場合におけるように、約20%程度に低いことがある[
参照、F、A、O,マルストン(MAR5TON)ら、
バイオテクノロジー(B i o t echnolo
gy)、2.800、l 984]。
ヒトリゾチームの遺伝情報を指定するDNAセグメント
をE、coliにおいて発現するとき、同一のタイプの
現象が明らかに起こる。細胞の超音波処理後、合成した
ヒトリゾチームは主として細胞破片と会合して見いださ
れる。そのうえ、タンパク質は活性でなく、そして追加
のN末端メチオニン残基の存在により自然ヒトリゾチー
ムと異なる[参照、ムラキ(MURAKI)ら、Atr
ic  Biol、Chem、49.2829.198
5]。
これらの困難を軽減するために、グラム陰性バクテリア
のバクテリウム・スブチリス(Bactrium  5
ubtilis)においてヒトリゾチームを発現するこ
とが試みられた。バクテリウム−スブチリス(Bact
rium  5ubti1is)は、ある数の加水分解
酵素を外部の媒質中に活動的に分泌することが知られて
おり、そして異種のタンパク質の発現および分泌のため
の宿主として広く使用されている。しかしながら、ヒト
リゾチームの場合において、最近、分泌されたタンパク
質は、多分正しくない結合の形成のために、酵素的に不
活性であることが示された[参照、K、 ヨシムラ(Y
O3HIMULA) ら、/<イーA−ケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
(Biochem、Biophy s、Re s、Co
mm、)、145.712、1987]  。
バクテリア以外の宿主は、また、異種のタンパク質の産
生に使用することができ、例えば、真核生物の微生物、
例えば、酵母、ことにサツカロミセス拳セレヒ゛シアx
 (S a c c h a r o m y c e
s  cerevisiae)、またはさらに線状真菌
類である。酵母においてヒトタンパク質の高い収率の産
生の典型的な例は、活性なスーパーオキシドジスムター
ゼの細胞内発現である(参照、国際特許出願w0851
01503号)。しかしながら、成熟ヒトリゾチームの
遺伝情報を指定するDNAを酵母において発現するとき
、E、c。
11において観察されるのと同一の現象が起こる、すな
わち、リゾチームは細胞破片と会合して見いだされ、そ
れから可溶化剤、例えば、濃泳素によりそれを抽出しな
くてはならない(参照、欧州特許出願EPO18163
4号、p、47)。より最近、酵母において発現された
成熟リゾチームは事実不溶性の不活性の形態で、多分ジ
サルファイド結合の不正確な形成の結果として、得られ
るという、それ以上のデータが提供された[参照、T。
ハヤカワ(HAYAKAWA)ら、遺伝子(Gene)
、56−153、l 987]。
ベルギー国特許BE901,223号に開示されている
ように、酵素的に活性なリゾチームは、成熟タンパク質
の遺伝情報を指定するDNAを酵母細胞の分泌機構によ
り認識されるシグナルペプチドの遺伝情報を指定するリ
ーダー配列と融合する場合、遺伝子操作された酵母から
得ることができる。この場合において、成熟タンパク質
は原形質膜を通して分泌され、次いで、条件に依存する
程度に、培地中に分泌される。前記ベルギー国特許にお
いて、こうして、ニワトリプレリゾチームの遺伝情報を
指定する完全なcDNAを酵母において発現すると、酵
素的に活性なリゾチームが産生し、その大きい比率、す
なわち、約73%は培地中の可溶化されることが発見さ
れたことが示される。後に、こうして産生されたニワト
リリゾチームのN末端配列は、自然酵素のそれ、すなわ
ち、Lys−Val−Phe−Gly−Arg−Cys
−Leu −A I a−A I aと同一であるC参
照、J、オベルト(OBELTO)ら、特別の酵母分子
生物学および遺伝学の第1回国際シンポジウム、バルナ
、11月4〜9日、1985年:また参照、ベルギー国
特許BE903,626号]。これらの結果が実証する
ように、ニワトリリゾチームのシグナル配列は酵母分泌
系により正しく切断され、これにより前記シグナル配列
を使用して、例えば、ベルギー国特許BE901,22
3号、特許請求の範囲3において特許請求されている種
々の源からリゾチームを分泌させることができる。この
利点は、最近、ヒトリゾチームの場合において得られた
[参照、Y、ジガミ(JIGAMI)ら、遺伝子(Ge
ne)、土3,273.1986およびに、ヨシムラ(
YO3HIMURA)ら、ref、cit、]。しかし
ながら、報告されている収率は比較的小さい。
酵母細胞から分泌されたリゾチームを得る可能性は、大
きい実際的な利点をもつ。こうして得られる酵素は活性
でありかつ自然タンパク質と同一であるばかりでなく、
かつまた既知の方法、例えば、前記ベルギー国特許BE
903,626号に記載されている方法により容易に回
収および精製することができ、ここで細胞を粉砕し、そ
して複雑な経費を要する分画および復元の手順を必要と
しない。細胞から分泌される所望のタンパク質を得ると
いうなお他の利点は、ある二次的使用、例えば、タンパ
ク質飼料配合物においてタンパク質およびビタミンの源
としての使用のために細胞を回収する可能性である。実
際に、酵母の高いタンパク質含量、それらのすぐれたア
ミノ酸バランスおよびそれからのセルロースの不存在は
、それらを若い家畜、例えば、仔ウシおよび子豚のため
の価値ある飼料補給物質とする。
比較的高い体積の、中程度の価値の酵素、例えば、リゾ
チームの発酵により産生を経済的に可能とするために、
それ細胞から分泌させる手段をえることは十分ではない
。また、それを高い収率で産生することが必要である。
したがって、本発明の目的は、酵素的に活性なリゾチー
ムを高い収率で産生ずる改良された方法を提供すること
である。
本発明の他の目的は、この産生を酵素の変性が最小にさ
れかつそれがそれ以上の精製のために容易に処理される
の形態で得られるような条件下に、達成することである
。本発明は、産生されるリゾチームが酵母細胞に比較的
毒性であるとき、とくにヒトリゾチームを産生すべきと
き、とくに興味がある。本発明の他の目的および利点は
、以下の説明および実施例から明らかとなるであろう。
これらの目的は、DNAが適当に操作された酵母細胞を
、成長制限条件下に、誘発させて、ヒトリゾチームを産
生および分泌させる、発酵方法の適用により達成される
1つの面において、本発明は、工程: DNAが遺伝子操作されている成長する酵母細胞を成長
制限条件下に培地と接触させ、そして前記酵母細胞を誘
発して酵素的に活性なリゾチームを合成および分泌させ
る、 からなることを特徴とする、酵素的に活性なリゾチーム
を産生ずる方法に関する。
他の面において、本発明は、工程: 酵素的に活性なリゾチームの合成を抑制する培地中で、
DNAが遺伝子操作されている酵母細胞を成長させ、そ
して 前記成長する酵母細胞を成長制限条件下に培地と接触さ
せ、そして前記酵母細胞を誘発して酵素的に活性なリゾ
チームを合成および分泌させる、からなることを特徴と
する、酵素的に活性なリゾチームを産生ずる方法に関す
る。
他の面において、次ぎの配列 AAGGTTTTCGAAAGATGTGAGCTTC
CAAAAGCTTTCTACACTCGTAGCTA
GAACTTTGAAGAGATTATCGATCTT
GAAACTTCTCTAAGGGTATGGACGG
TTACAGAGGTCCCATACCTGCCAAT
GTCTCCAATCTCCTTGGCTAACTGG
ATGTTAGAGGAACCGATTGACCTAC
AGTTTGGCCAAGTGGGAATCTGGCA
AACCGGTTCACCCTTAGACCTTACA
ACACCAGAGCTACCAACAATGTTGT
GGTCTCGATGGTTGATGTTGCGACC
ACTGTCTAGATGCTTGGAGAAACAG
ATGTCAAACGAACCTCTTTGTCTAC
AGTTTACAGAGACGTTAGACAATAC
GTTGTCTCTGCAATCTGTTATGCAG
GCTGATGCCATAGAAGGTTTAGTTG
AGGTCTATGACCACATTGCTGCCAT
TCTGGGGTCCACGACAATTGCGAAC
AGTGAACAGGACAAGACGAAACAAC
GTTCTGTTGTAGCGACTGCGACAGC
GGACACGATTCTCTCAACAATCTCT
GGGACAAGGTATCAGAGCTTGGGTT
TGTTCCATAGTCTCGAACCCAAおよび
自然ヒトリゾチームと異なりかつムラミダーゼ(mur
amidase)活性を保持するタンパク質の遺伝情報
を指定する、その突然変異体からなる群から選択される
、ことを特徴とする、ヒトリゾチームのための合成遺伝
子に関する。
上で強調したように、遺伝子工学の技術により、酵母に
、酵素的に活性なリゾチームを産生じかつ分泌させるこ
とができる可能性の第1の実証は、モデル化合物として
ニワトリリゾチームを使用してなされた。さらに詳しく
は、ベルギー国特許第901.223号の実施例2.2
において、サツカロミセス・セレビシアエ(Sacch
aromyces  cerevisiae)の1eu
2菌株(GRF18)のプラスミド(plys50)を
使用する形質転換が記載されており、このプラスミドは
内因性2−ミクロンプラスミドの全体の配列、酵母にお
ける分泌のためのプラスミドpJDB219の欠陥LE
U2遺伝子[参照、J、D。
ベッグス(BEGGS)、ネイチ+−(Nature)
、275.104.1978] 、E、c。
11における複製のためのバクテリア配列および完全な
ニワトリリゾチームcDNAが酵母プロモーターp41
5の転写制御下にある発現カセットからなる。この実施
例において、リゾチームの発現および分泌は、細胞ホモ
ジネートおよび細胞不合培地それ自体の両者のミクロコ
ツカス・リソデイクチクス(Micrococcus 
 lys。
de ikt 1cus)の細胞を溶菌する能力により
証明された。合計の活性は、162単位/ m (1、
すなわち、培地において118単位および細胞と会合し
た44単位であった。
同一タイプの結果は、ニワトリリゾチームcDNAの転
写がグリセルアルデヒドホスフェートデヒドロゲナーゼ
の遺伝情報を指定するGAP遺伝子の強い構成的プロモ
ーターにより保証される、他の2−ミクロンに基づく発
現プラスミドを使用するとき、達成される。ヒトリゾチ
ームを発現する最初の寛みにおいて、われわれは、この
後者の構成において、成熟ニワトリリゾチームの遺伝情
報を指定する合成りNA上セグメント成熟ヒトリゾチー
ムの遺伝情報を指定する合成りNA上セグメント置換し
た。第1図に示す、使用した配列は、それ自身の遺伝子
の高い発現のためにS、cerevisiaeにより好
まれるコドンを利用するために、予備的に誘導した。さ
らに、サイレント突然変異を使用して、配列の可能な引
き続く操作のための独特制限酵素を導入した。予期せざ
ることには、この構成を使用すると、leu+形質転換
体は普通の方法により形質転換し、モしてロイシン欠乏
上の選択のときさえ得ることができなかった。こうして
、明らかなように、ヒトリゾチームは、酵母厚形質体中
の活性的に合成したとき、細胞の生存能力を、多分、酵
母細胞壁の正常の構成成分であるキチンノ合成を妨害す
ることにより、減少する[参照、E、カビス(CAB 
I S)およびロバーツ(ROBERTS) 、Ann
、Rev。
Biochem、51.763、l 982]。
しかしながら、われわれは、同一のヒトリゾチーム解読
DNAセグメントの転写を調節可能なプロモーターの制
御下に置いたとき、かつその抑制を成長制限条件下に実
施することを条件として、活性なリゾチームの合成が、
細胞生理学に明らかな悪影響を及ぼさないで、起こるこ
とを発見した。
対照的に、リゾチームの合成が成長を許容する条件下に
起こるとき、バイオマスの産生は障害されるばかりでな
く、かつまた、なおより衝撃なことには、リゾチームの
合成は実際的な興味をもつには制限され過ぎる。成長制
限条件へのヒトリゾチーム合成の依存性はニワトリリゾ
チームでは観察されない。これは両者の酵素の性質の間
の類似性にかんがみて驚くべきことである。−普して、
この差はヒトリゾチームがニワトリリゾチームのそれよ
り2.5倍高い比活性を有するという事実に帰すること
ができる[参照、R,E、カンフイールド(CANF 
I ELD)ら、[リゾチーム(Lysozyme)J
、E、F、オツセルマン(O3SERMAN) 、R,
E、カンフイールド(CANF IELD)およびS、
ベイチョク(BEYCHOK)、アカデミツク・プレス
(Academ i c  P r e s s )、
1974、p、63]。
しかしながら、前者の一次構造が部位特異的突然変異に
より変更され、こうして位置4においてGIu残基はニ
ワトリリゾチームにおけるようにGly残基で置換され
、成長条件下のリゾチームの合成の同一の阻害が観察さ
れ、これに対して基質としてM、Iysode ike
 1cusで突然変異したタンパク質の比活性はニワト
リリゾチームのそれより有意に高くない。
したがって、本発明の1つの重要な面は、成長およびリ
ゾチームの合成が同時の事象の代わりに突貫的に保存さ
れる方法を提供することである。
これは、リゾチームをエンコードするDNAセグメント
の転写のために調節可能な酵母プロモータ−を使用する
ことにより容易に達成することができる。このタイプの
種々のプロモーターは既知である。例えば、酸性ホスフ
ァターゼの遺伝情報を指定する遺伝子のプロモーターは
欧州特許(E P)100.561号において教示され
るように使用することができる。欧州特許(EP)21
3.593号に最近開示されているように、この性質は
、例えば、GAP遺伝子のプロモーターとの融合により
、調節可能な雑種プロモーターを構成するために使用す
ることができる、2つの活性配列の、PH05遺伝子よ
り上流の、存在に関係する。実際に、欧州特許(EP)
164.556号に記載されているように、種々のこの
ような雑種プロモーターは、異なる酵母プロモーター、
ことにGAPのようなグルコース分解酵素の遺伝情報を
指定する遺伝子からの強いプロモーターを、異なる調節
可能な遺伝子、例えば、GAL 1.GAL l O1
御下の遺伝子、例えば、HiSl、HiS3、HiS4
、TRP5またはLEU3と結合することによって構成
することができる。例えば、ADH2遺伝子はグルコー
スにより発現され、そして非発酵性炭素源、例えば、エ
タノールの存在下に抑制される。このような調節可能な
プロモーターを使用することにより、培地の組成を注意
して制御することによって、成長に独立に、リゾチーム
の発現をオンまたはオフに切り替えることが可能である
。温度の変化により調節される他の酵母プロモーターを
、また、使用することができる。
上に強調したように、本発明の他の重要な面は、成長制
限条件下に発現されたリゾチームはそれから分泌される
ことである。はとんどの実験が、酵母において、タンパ
ク質の分泌が細胞の成長に相関関係をもつという、現在
通用する点を証明することを考慮するとき、これは、ま
た、驚くべき事実である[参照、R,シェフマン(SH
EKMAN)、TlB5.July  1982、p、
243]0これと対照的に、酵母細胞が定常期に維持さ
れているとき、原形質膜の外側に見いだされる分泌され
たリゾチームの量は細胞内に見いだされる量を犠牲にし
て増加する。
それにもかかわらず、当業者に知られているように、原
形質膜を通るリゾチームの分泌を保証するために、リゾ
チームをエンコードするD N Aセグメントはシグナ
ルペプチドの遺伝情報を指定するリーダー配列を適当に
装備して、翻訳されたタンパク質を小胞体のルーメン中
に転移させかつ成熟酵素に処理できるようにすることは
必要である。
このリーダー配列は、シグナルペプチドの遺伝情報を指
定し、酵母の分泌の機構により認識されかつ正しく切断
される、相同性または異種の任意の配列であることがで
きる。上に既に論じたように、効率よい分泌はニワトリ
リゾチームのシグナルペプチドをエンコードする配列の
使用から生ずるが、他の異種のシグナルペプチドの遺伝
情報を指定する配列を、また、使用することができる。
他方において、相同性のシグナル配列を使用することが
できる。例えば、効率よいかつより文献に記載された分
泌の発現の方法は、フェロモンのアルファーおよびa−
因子と交配する(mating)酵母の前駆体のリーダ
ー領域を使用するから成る[参照、例えば、欧州特許(
EP)116.2OI号および欧州特許(EP)123
.289号]。
本発明により発現すべきリゾチームをエンコードするD
NAセグメントは、ヒトリゾチームの遺伝情報を指定す
る、例えば、ムラミダーゼ活性を有しかつ自然ヒトリゾ
チームと同一のアミノ酸配列を有するタンパク質の遺伝
情報を指定する、任意のDNA配列であることができる
。それは、自然ヒト遺伝子から転写されるmRNAの逆
転写により得られるcDNAであることができる。ある
いは、それは、上に定義したヒトリゾチームをエンコー
ドする、任意の合成りNA上セグメントあることができ
る。後者の方法の1つの有意の利点は、こうして合成さ
れたDNAセグメントのヌクレオチド配列は、翻訳効率
を改良するために、酵母において最も頻繁に使用される
コドンからなるように設計することができるということ
である。
上の定義に従い、自然ヒトリゾチームに関して多少の修
飾が実際の目的でなされている、例えば、改良された熱
安定性および/または比活性を有する、タンパク質の遺
伝情報を指定する、任意のDNAセグメントは、本発明
の範囲内に包含されると考えなくてはならない。
リゾチームを酵母において発現させかつそれから分泌さ
せるために、それらの異なる要素、すなわち、5′〜3
″調節可能なプロモーター、適当なシグナルペプチドの
遺伝情報を指定するDNA配列、リゾチームをエンコー
ドするDNAセグメントおよび、好ましくは、酵母転写
ターミネータ−からなる発現カセットは、酵母の発現ベ
クターに構成しかつその中に適当に挿入されなくてはな
らない。1つの可能性は、欠損LEU2遺伝子のマーカ
ーとして使用されるものとして、多数のコピーで酵母中
で複製することができるプラスミドを使用することであ
る。このような発現プラスミドの好ましくは異型は、酵
母の内因性の2−ミクロンのプラスミドから誘導された
ものおよび、なお好ましくは、その完全な配列からなる
ものである。この場合において、形質転換のためにc 
i r’菌株、すなわち、それらの2−ミクロンのプラ
スミドからキュアーした菌株を使用することができる。
こうして得られた形質転換体は、リゾチーム遺伝子で構
成されたキメラのプラスミドのみを含有する。したがっ
て、それらのコピ、−の数は最大となり、そして組み換
え反応から得られるプラスミドの不安定性は最小とされ
る。それにもかかわらず、最大の発現安定性のために、
発現カセットを酵母ゲノム中に組み込むことが好ましい
。こうして、非常に多数の発現系を、種々の構成要素を
賢明に組み合わせることにより考案することができ、そ
れらの多数のものはすでにこの分野において入手可能で
ある。
本発明に従い使用することができる酵母は、好ましくは
、サツカロミセス(Saccharomyces)属の
もの、より好ましくはす・7カロミセス・セレビシアエ
(Saccha romyces  cerevisi
ae)種のもの、すなわち、パン酵母である。この理由
の1つは、その生物学的性質が比較的より知られている
ことである。他の重要な理由は、S、cerevisi
aeは、最近オーガニゼイション・フォー・エコノミツ
ク・アンド・デヴエロップメント(Organizat
ion  for  Economic  andDe
velopment)(OECD)により定義されたよ
うな「すぐれた工業的に大規模な実施(Good  I
ndustrial  LargeScale  Pr
actice)Jにことに適当する、典型的にはGRA
S (一般に安全と認識されている)微生物であること
にある。しかしながら、本発明の方法は、また、有利に
、酵母の他の種、例えば、タルイペロミセス・ラクチス
(KIuyveromyces  1actis)、ピ
チア・パストリス(Pichia  pastori 
s) 、サッカロムコブシス・リポリチカ(Sacch
aromycopsis  l1polyti c a
 ) 、シュワンツムセス・アルビウス(Schwan
nomyces  alluvius)。
シゾサッ力ロムセス・ボンベ(Schizosacch
aromyces  pombe)などに適用すること
ができる。
当業者は理解するように、ヒトリゾチームの遺伝情報を
指定するDNAセグメントを前述したように調節可能な
プロモーターの制御下に置くとき、宿主有機体を成長さ
せると同時に酵素の合成を回避することができる。その
ために、プロモーターが抑制されたままであるような成
長条件を維持しなくてはならない。例えば、PH05プ
ロモーターを使用するとき、培地中の無機ホスフェート
は、所望の細胞濃度が得られるまで、十分に高い値で、
例えば、培地への無機ホスフェートの添加により、監視
しなくてはならない。次いで、添加を中断したときかつ
他の栄養が制限量でない場合、培地中の無機ホスフェー
トの濃度は連続する成長の結果減少して、リゾチームの
合成を誘発するが活性な成長を保証しないために十分に
低い値に到達する。
同様に、グルコースにより抑制され、そしてエタノール
により脱抑制されるプロモーター、例えば、ADH2プ
ロモーターを使用するとき、グルコースの濃度は成長を
保証するがリゾチームの合成を保証しないために十分に
高いレベルに維持スべきである。このような条件は、い
わゆるクラブトリ効果の結果、エタノールの産生を生ず
る[参照、例えば、○、ケッパリ(K(1)PPELI
)ら、CRCCr1tical  Reviewsin
  Biotechnology)、4.299.19
86]。次いで、グルコースの供給を中断すると、リゾ
チームの合成はこうして産生されたエタノールの犠牲で
起こるであろう。
本発明を実施する好ましい方法に従い、酵母の培養およ
びリゾチームの産生を別の作業として実施する。第1培
地において、酵母の成長はリゾチームの不存在下に所望
の細胞密度まで起こる。次いで、細胞をリゾチームの合
成を保証するが、成長を制限するために選択した培地中
に移す。この方法の主要な利点は、両者の作業に最適な
条件を独立に適用できるということである。これらの作
業は、バッチ式で、供給バッチ作業におけるような半連
続的に、あるいは完全に連続的に実施することができる
本発明をなおいっそう詳細に説明するために、第9図を
参照する、この図面は、本発明を実施する特定のモード
が説明し、したがって本発明を限定するものと考慮すべ
きでない。こうして図解される方法において、酵母の培
養は発酵槽1において実施し、ここで空気をライン2か
らおよび適当な栄養をライン3から供給する設備が設け
られている。これらの栄養は、前に説明したように、活
性な成長を保証するが、リゾチームの合成を抑制するた
めに十分な量で供給すべきである。それらは炭素源から
なり、炭素源は純粋なグルコースまたはスクロースまた
は工業的廃液、例えば、糖蜜であることができる。成長
に要求される他の栄養は、無機塩、例えば、(NH+ 
)2304およびに、HP○、の形態であることができ
、これらは、パン酵母の産生において一般に使用される
ような、成長因子、例えば、アミノ酸、ビタミン、およ
び金属塩類とともに補充することができる。あるいは、
それらはより複雑な自然産生物、例えば、酵母エキス、
ペプトン、麦芽エキスなどの形態で供給することができ
る。
酵母の培養は、正常の作業と適合しうる、最高の可能な
細胞濃度で実施されるであろう。たいていの場合におい
て、槽1において到達される酵母の濃度は乾燥重量の0
.5〜lO%、好ましくは3〜6%であろう。0.5%
より低いと、取り扱うべき体積は回収すべき有用な産生
物の量と不釣合いになり、そして10%より高いと、実
際的問題が、例えば、細胞懸濁液の高い粘度から生ずる
槽lにおいて産生されるバイオマスは、ライン4を通し
て遠心装置5に送られ、ここでそれは濃縮される。正常
にされた培地はライン6を経て槽1少なくとも部分的に
再循環させ、残りは廃棄される。濃縮された細胞懸濁液
はライン7を通して槽8へ移される。この懸濁液の一部
は、また、ライン9を通して1lilへ再循環すること
ができる;これは高い細胞密度およびバイオマスの高い
産生を達成するために、連続的作業においてことに興味
あることである。
槽8において、栄養をライン10からおよび空気をライ
ン11かも供給する。そこにおける条件はリゾチームの
発現系の完全な脱抑制するようなものであり、したがっ
て、それらは遺伝子の転写を制御するために選択したプ
ロモーターに依存する。上に強調した理由で、また、こ
れらの条件は、例えば、成長に要求されるがタンパク質
の合成に要求されない、ある因子の濃度を制限すること
によって、成長を制限するように調節することが重要で
ある。
リゾチーム産生酵母の懸濁液は、槽8からライン12を
通して抜き出される。細胞を遠心装置13から分離し、
この培地は、抽出ユニット15においてリゾチームの抽
出のために処理した後、少なくとも部分的にライン14
を経て槽8少なくとも部分的に再循環する。この後者の
作業は、イオン交換または親和性物質への吸着により容
易に活性化され、次いでこれから酵素を、例えば、ライ
ン16からの水性NaClで、溶離することにより容易
に回収することができる。溶離液は引き統いてライン1
7を経て精製ユニットI8へ送り、ここでそれを処理し
、この処理は他の古典的な方法、例えば、限外濾過、結
晶化などの組み合わせからなることができる。最後に、
商業化のために準備された一乾燥産生物は、凍結乾燥ま
たは噴霧合成(図示せず)により得ることができる。
本発明の実施において、少なくとも2つの理由で、酵母
細胞から選択されたリゾチームの主要部分が細胞壁に会
合したままであるような条件を、槽8において適用する
ことが有利であることがある。第1の理由は、細胞に会
合したリゾチームは脱活性化に対して保護されるからで
ある。脱活性化は、酵素が培地中に′遊離されるとき、
徐々に起こる。第2の理由は、ベルギー国特許BE第9
03.626号に教示されているように、前記細胞Iこ
会合したリゾチームの実質的な分画は、無機塩の水溶液
により簡単な洗浄で濃縮した形態で回収することができ
ることにある。第10図は、このような条件を槽8に適
用する、本発明の方法の実施態様を示す。酵母の懸濁液
をライン12を通して槽8から抜き出す。遠心装置I3
において、細胞を培地から分離し、この培地を少なくと
も部分的にライン14を通して槽8に再循環し、残りを
廃棄する。遠心装置13からの細胞をライン19におい
てライン20からの無機塩の水溶液を接触させ、これに
より細胞壁に会合したリゾチームをそれから遊離する。
前記塩は水溶性であり、比較的中性であり、そして好ま
しくは酵母細胞に対して無毒である。特定の例は、次の
とおりである:NaCl、KCI、NaNo3、KNO
,、Na。
SO,、(NH4)2S○、など。経済性の理由で、N
aClは一般に好ましいであろう。細胞に会合したリゾ
チームの効率よい回収のために使用すべきその濃度は、
臨界的でなく、例えば、0゜2〜2,0モルの範囲内で
変化することができる。
実際に、0.5〜1.0モルのNaC]の濃度は有利に
使用される。0.5モルより低い濃度は、一般に、回収
を制限し、その結果、産生されたリゾチームの実質的な
部分は残留する細胞とともに失われる。他方において、
1.0モルより高い濃度は一般に改良をもたらさないで
あろう。次いで、こうして遊離されたリゾチームは遠心
装置24において残留細胞から分離し、そして前述と同
一の技術によりユニット18においてさらに精製するこ
とができる。こうして、酵母の細胞壁事態は、酵素を回
収するための吸着物質として、作用しかつ利用すること
ができる。
作業のこの後者のモードを適用するために、槽8におけ
る無機塩の濃度を制限することが重要である。逆に、作
業の最初に述べたモードにおけるように、ユニット15
における抽出により培地から酵素の主要部分を回収する
ことが好ましい場合、槽8における無機塩の濃度を増加
ことかよりよい。
この目的に対して、同一塩類を細胞に会合したリゾチー
ムの回収について上に定義したのと同一の濃度で使用す
ることができる。以下の実施例において示すように、高
い濃度の塩の存在は、成長制限条件下に、成長する酵母
に対して悪影響を及ぼすが、酵母を産生するリゾチーム
にとってそうではない。したがって、本発明の2工程の
方法のそれ以上の利点は、バイオマスの産生に最適な条
件下に酵母を成長させ、次いで培地中にへの酵素の最適
な分泌を保証する条件下ににリゾチームの合成を誘発す
る手段を提供することである。
作業のどのモードから得られた残留酵母も、回収し、そ
してそれ以上の処理、例えば、プレスまたは乾燥後、究
極的にそのまま使用することができる。このような残留
物は、また、部分的に槽8へ再循環してさらにリゾチー
ムの産生を実施するか、あるいは、究極的に適当な崩壊
処理後、栄養および成長因子の源として発酵装置lへ再
循環することができる。
以上の説明ならびに本発明の他の実施態様は、以下の実
施例から明らかとなるであろう。これらの実施例は、例
示を目的とし、本発明の範囲を限定することを意図しな
い。
実施例 1、  スクリーニングにニワトリリノチームシグナル
配列を使用する酵母における(1)ヒトリゾチーム、(
2)ヒトリゾチームのG1y−4突然変異体および(3
)ニワトリリゾチームのプラスミド仲介発現 1.1、 発現ベクターの構成 1.1.1.   ヒトリゾチーム 酵母の好ましいコドンをもつヒトリゾチーム遺伝子の配
列に対応するオリゴヌクレオチドを、アプライド・バイ
オシステムス(AI)pliedBiosystems
)DNA合成装置でホスホルアミダイトの化学を使用し
て合成した。個々のオリゴヌクレオチドは、オーバーラ
ンプを最大にしかつ不正確なアニーリングを最小にする
コンピュータープログラムを使用して設計した。分子の
すべては5′末端を除外して5′ホスフエートを有した
。全体の遺伝子をアニーリングし、−緒に結合し、そし
て全長の結合生成物(参照、第1図)をアガロースゲル
から分離した。次いで、それを5′末端においてT4ポ
リヌクレオチドキナーゼでリン酸化し、そしてNcol
および5alIおよびアルカリ性ホスファターゼで処置
したプラスミドpGAPl中に結合した。pGAPlは
pGAPの誘導体(参照、J、)ラビス(TRAVIS
)ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ ス 
ト リ −(J、   B  i  o  1.   
Chem、  )  、  260.4384.198
5)であり、ここでGAPプロモーター(グリセルアル
デヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ遺伝子49
1プロモーター)は雑種ADH2−GAPプロモーター
で置換されている[参照、L、S、コラセンス(COU
SENS)ら、遺伝子(Gene)、61,265.1
987]。次いで、リゾチーム遺伝子をジデオキシ配列
分析にかけ、そして設計した配列を表かした。ADH2
−GAPプロモーター、ニワトリリゾチームングナル配
列、ヒトリゾチーム遺伝子、およびGAPターミネータ
−から成る発現カセットを、BamHIで切除し、そし
て酵母−E、coliシャトルベクターpAB24にお
いて挿入した[参照、P、J、バール(BARR)ら、
ジャーナル・才ブ・イクスペリメンタル・メディンン(
J、Exp、Med、)、165.1160、l 98
7] 。生ずるプラスミド、I)AB24AGScLy
sHは第2図に示されている。
1.1.2、  Gly−4ヒトリゾチームGlu−4
のヒトリゾチーム遺伝子におけるグルコースへの突然変
異体を含有する類似プラスミドを作るために、標準の方
法を使用して、ニワトリのシグナルにおいて5pe1部
位から、成熟タンパク質の位置4におけるコドンがGA
A (グルタミン酸)からGGA (グルコース)に変
化してヒト遺伝子におけるNhe1部位までの遺伝子の
部分を合成した。発現ベクターの再構成は、第4図に示
すプラスミドp244を生じた。
1.1.3、  ニワトリリゾチーム 同様な方法を使用して、ADH2−GAPプロモーター
により推進されたニワトリリゾチーム遺伝子をもつプラ
スミドを作ることができた。このプラスミドは、第5図
に示すpAB24AGscLysCである。
■、2、 酵母におけるリゾチームの発現および分泌 3つのプラスミドをS、cerevisiae菌株中に
形質転換し、そしてロイシンプロトドローフを選択した
。このS、cerevisiaeはGRF I 8の誘
導体[E、エルハルト(ERHART)およびC,P、
、ホレンベルグ(HOLLENBERG)、ジャーナル
・オブ・バクテリオロジー(J、 Bac t r i
 o I ogy)、156.625.1983]であ
り、これから内因性2ミクロンのサークル(circl
e)がキュアされていた。形質転換体をロイシンを欠き
、そして8%のグルコースを含有する最小培地中で28
°Cにおいて2日間成長させた。次いで、それらを使用
して8%のグルコースを含有する複合培地(YEP:1
%の酵母エキス+2%のペグトン)の培養物に1:15
0の比で接種し、そしてこれらの培養物を28°Cにお
いて180rpmで成長させた。5日間培養した後、1
0mQのアリコートを取り出し、2500gで10分間
遠心し、そしてリゾデームの活性を培養上澄み液におい
て決定した(S、分画)。アッセイはり、ンユガー(S
 HU G A R)の方法[参照、バイオヒミカ・エ
ト・バイオフィジカ・アクタ(Biochim。
Biophys、Acta)、8.302、1952]
に従い基質としてミクロコツカス・リソデイクチクス(
Micrococcus  Iys。
de ikt 1cus)を使用して実施した。活性の
1単位は、1m+2の反応混合物中で66ミリモルのリ
ン酸カリウム、pH6,24、中のM。
1ysode ikt 1cusの懸濁液を使用して、
0.001/分の450nmにおける吸収の減少を引き
起こす酵素の量として定義する。
形質転換体からの細胞を、0.5モルのNaC1を含有
する0、1モルリン酸ナトリウム緩衝液、pH6,5、
の1mff中に懸濁させ、そして4°Cにおいて5分間
インキュベーションした。細胞を遠心により除去し、そ
して塩洗浄液(分画S+)中のリゾチーム活性を決定し
た。細胞内であったリゾチームの量を決定するために、
細胞の沈澱物を5分間ガラスピーズとともに、0.5モ
ルのNaclおよび0.05%のトリトンX−100を
含有する0、1モルのリン酸ナトリウム緩衝液、pH6
,5、中でブラウン(B r a u n)ホモジナイ
ザー内で撹拌した。細胞破片を12500gにおける遠
心により分離した後、可溶性細胞内分画(分画si)中
に存在するリゾチーム活性を決定した。
得られた結果を表1に記載する。
合計のリゾチーム活性は、グルコース中で成長させたと
きヒトについて433U10D(活性単位/光学密度の
単位)および、それぞれ、ヒト突然変異体およびニワト
リリゾチームについて167および170U10Dであ
った。すべての3つの場合において、合計の活性の14
および32%が分泌された:それは培地(S、)中に存
在しおよび/または細胞に会合しており、不活性前記細
胞からNaClの洗浄により細胞を破壊せずに解放する
ことができ(Sl)、後者の活性は、分泌されるが酵母
細胞壁にまだ吸着しているリゾチームの分画に相当する
1.3、 分泌されたリゾチームの分離、精製および特
徴づけ 酵母誘導組み換え体を精製するために、菌株GRF18
0中の3つのプラスミド形質転換体の培養物を、前述し
たように、8%のグルコースを含有するYEP培地中で
5日間成長させた。細胞を2500gにおいて15分間
遠心により濃縮し、゛次いでそれらを等しい体積の、0
.5モルのNaCIを含有するO、1モルのリン酸ナト
リウム緩衝液、pH6,5、中に再懸濁させた。4°C
において60分間インキュベーション後、上澄み液を遠
心により集め、0.1モルのリン酸ナトリウム緩衝液p
H6,5で10倍に希釈し、そしてCM−セファローズ
(Sepharose)7yストア0−[ファーマシア
(Pha rmac i a)]カラム上に装入した。
装入の完結後、カラムを同一緩衝液で洗浄し、次いでリ
ゾチームを0.5モルのNaCIを含有する同一緩衝液
で溶離した。
前述したように決定したリゾチーム活性を含有する分画
をプールし、アミコン・ダイヤフロー(Amicon 
 Diaf low)膜を使用する限外濾過により濃縮
し、セファデックス(Sephadex)G−25カラ
ムで脱塩し、そして凍結乾燥した。
リゾチーム調製物の比活性は、まずリゾチーム活性を前
述のように測定し、そしてバイオラド(Biorad)
タンパク質アッセイを使用し、ニワトリリゾチームを標
準として用いて、タンパク質濃度を測定することによっ
て決定した。結果を表2に示す。
(単位/μgタンパク質) ヒト 1y−4 酵母 ニワトリ    卵白酵母      263ここに記
載する値に基づいて、表1に示すグルコース培地中の3
つのリゾチームの合計の合成は、ヒト、ヒト突然変異体
およびニワトリリゾチームについて、それぞれ、17.
19および19mg/aである。SDSポリアクリルア
ミドゲルの分析により、すべての3つの試料は、適当な
対照(ヒトタンパク質についてヒト乳リゾチームおよび
ニワトリリゾチームについて卵白リゾチーム)と同一の
移動度を有する単一のバンドとして移動することが示さ
れた。自動化されたエドマン(Ed m a n )分
解にかけたとき、すべての3つのタンパク質はリジンの
単一のN末端を有し、そしてそれ以上の配列の分析はD
NA配列から期待される配列を与えた。こうして、ニワ
トリのシグナル配列はすべての3つのタンパク質から正
しく処理される。
比較例1 実施例1.2に記載する成長のプロトコルをすべての3
つのタンパク質について反復したが、ただし1%のエタ
ノールを炭素源として8%のグルコース化わりに使用し
た。この培地は、細胞の成長およびリゾチームの合成が
同時に起こるようなものである。3つの培養物における
リゾチーム活性を決定したとき、表1に示す結果が得ら
れた。
ヒトタンパク質およびヒト突然変異体タンパク質の両者
について、エタノール中の成長はリゾチームの産生を、
細胞を8%のグルコース中で成長させたときのレベルの
5%より下に劇的に減少させた。対照的に、ニワトリリ
ゾチームの発現は8%のグルコース培養物において観察
されるレベルの50%に減少しただけでであった。
これらの結果が明瞭に実証するように、酵中で実際的に
重要性をもつために十分に活性なヒトリゾチーム(真性
または突然変異体、ニワトリではない)の合成を達成す
るために、本発明に従い、成長が同時に起こらないよう
な条件下に作業することが必要である。
上の実施例において使用した培養条件下におけるプラス
ミドの安定性を推定するために、それ以上の試験をまた
実施した。これらの試験は、ペトリ皿上で、実験の終わ
りにおいてロイシンのプロトトロフィーをなお表す酵母
細胞、すなわち、リゾチーム発現プラスミドを保持する
細胞、の分画を決定することから成る。こうして得られ
た結果を、また、表1に示す。それらが示すように、ヒ
トリゾチーム(真性または突然変異体、ニワトリではな
い)の場合において、細胞はプラスミドを実質的失った
エタノールの存在下に成長した。こうして、成長はヒト
リゾチームの合成により非常に障害されるので、有糸分
裂の分離の結果プラスミドを失った細胞の数はプラスミ
ドをなお有するもののそれを急速に越えるように思われ
る。
比較例2 標準の方法を使用して、酵母におけるその発現が第1図
に示されている3つのリゾチーム遺伝子を、強い構成的
GAPプロモーターを使用して、発現力セント中に挿入
した。ニワトリリゾチームの構成体は第6図に示す;ヒ
トおよびヒト突然変異体のプラスミドは、リゾチーム遺
伝子を除外して同一である。これらのプラスミドをGR
F 180中に形質転換しそしてロイシンプロトドロー
フを選択したとき、ヒトおよびヒト突然変異体のプラス
ミドを使用して形質転換体はえることができなかったが
、ニワトリリゾチーム発現プラスミドを使用して形質転
換体は容易に得られた。これらの形質転換体は実施例1
に記載するように成長させ、そしてリゾチーム活性を決
定した。合計のニワトリリゾチーム活性はll0U10
dであり、これに対してADH2−GAPプラスミドを
有する調節された発現プラスミドについて173U10
Dであった。
これは、ヒトリゾチームの合成は成長する酵母細胞に悪
影響を及ぼすという比較例1から誘導された結論を確証
する。この効果が上の特定の実験において使用した特定
の酵母菌株に限定されないことを確認するために、この
比較例の形質転換プロトコルを次の菌株を使用して反復
した:菌株AH22CA、ヒン不ン(HrNNEN)ら
、プロシーデインダス・オブ・ナショナル・アカデミ−
・オブ・サイエンシズ(Proc、Na t l。
Acad、Sc i、)USA、75.1929.19
78]、菌株5150−28 [C,ハトフィールド(
HADF I ELD)ら、遺伝子(Gene)、52
.59.19871、菌株Y−294[G、S、ブルッ
ゲ(BRUGGE)も、モレキュラー・アンド・セルラ
ー・バイオロジー(M。
1、Ce11.Biol、)、7.2180.2987
)および菌株MC16cir   EA、B、7チヤー
 (FUTCHER)およびB、S。
コックス(COX)ら、ジャーナル・オブ・バクテリオ
ロジー(J、Bactriology)、157.28
3.1984] 。GRF180を使用しときと実質的
に同一の結果が得られた。
2、 分泌のためにアルファ因子のリーダーを使用して
酵母におけるヒトリゾチームのプラスミド仲介発現 2.11 発現ベクターの構成 プラスミドpAB24AGa l phaFLysH(
参照、第7図)を、ニワトリシグナル配列をもたないヒ
トリゾチーム遺伝子のほとんどを含有するNhel−B
amHr断片およびGAPターミネータ−をプラスミド
pAB24AGScLysH(第2図)から分離するこ
とによって作った。
合成x b a−N h eアダプターを使用して、こ
の断片を、アルファー因子リーダーに融合したADH2
−GAPプロモーターを含有するB a m H1−X
ba断片に結合した[参照、A、J、ペイク(BAKE
)ら、プロシーデインダス・オブ・ナショナル・アカデ
ミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、Na t 1.
Acad、Sc i、)USA。
81.71642.1984]。得られるプロモーター
、アルファ因子リーダー ヒトリゾチーム遺伝子、およ
びターミネータ−から成るBamHI発現カセットを、
プラスミドpAB24中に挿入して、第7図に示すpA
B24AGa I phaFLy sHを産生じた。
2.2、  ヒトリゾチームの発現および分泌このプラ
スミドを酵母菌株GRF180、GRF18のcir’
誘導体、中に形質転換し、そしてロイシンプロトドロー
フを選択した。形質転換体を8%のグルコースを含有す
るロイシン選択的培地中で2日間成長させ、次いで2%
のグルコースを含有するYEP培地中に1;20で希釈
した。
30°Cにおいて2日間培養した後、細胞を収穫し、そ
して前述のようにリゾチーム活性を決定した。
結果を表3に示す。
て5ac2で直線化し、次いで菌株GRF181GRF
 l 80のura3欠失誘導体、中に形質騙換した。
ウラシルプロトドローフを8%のダルースを含有するウ
ラシル選択的平板上で選択しf−次いで、形質転換体を
8%のグルコースを含有するウラシル選択的培地中で成
長させ、そして発がのため8%のグルコースを含有する
YEP培地[1にI:20に希釈した。5日後、培養物
を収穫そして前述のようにリゾチーム活性を測定した。
結果を表4に示す。リゾチーム活性はこれらの末み込み
体について明瞭に実証されたが、レベル(同一条件下に
プラスミド仲介発現について見らtたレベルより低かっ
た。
明らかなように、リゾチームはアルファ因子リーダー融
合構成体により発現および分泌されるが、レベルはニワ
トリシグナルを使用するときより低い。
3、 酵母におけるヒトリゾチームの組み込み仲介発現 3.11 組み込みベクターの構成 その構成を実施例1.1に記載するヒトリゾチーム発現
カセットを、プラスミドpAB24AGScLysH(
参照、第2図)から、制限酵素BamHIを使用する消
化により切除し、そして組み込みプラスミドYIP5 
[参照、K、ストルヒル(STRUHL)ら、プロシー
デインダス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サ
イエンシズ(Proc、Nat 1.Acad、Sci
、)USA、76.1035.1979]中に挿入して
、第8図に示すYIP5AGScLysHを産生した。
3.2、  ヒトリゾチームの発現および分泌このプラ
スミドをGAPターミネータ−におい4、 形質転換し
た酵母の培養におけるヒトGlプラスミドpAB24A
GscLysHGly4(参照、第4図)で形質転換し
た酵母菌株GRF180を、ロイシンを欠きかつ8%の
グルコースを含有する最小培地中で28℃において3日
間成長させた。次いで、得られる培養物を使用して、8
%の複合YEP培地を1:150比で接種した。
実施例1に記載するのと同一のリゾチームの決定のため
のプロトコルを、28℃において89および209時間
後に得られた培養物に適用した。リゾチームの分布への
無機塩の効果を決定するために、培養物のアリコートの
部分にNaClを89時間接0.5モルのNaC]に補
充し、そしてインキュベーションを対照の培養における
ように続けた。同一の接種物を使用する他の実験におい
て、0.5モルのNaCIを培養の開始から存在させt
こ。
得られた結果を表5に記載する。
表5のデータが示すように、普通のYEP培地において
、リゾチームのほとんどは細胞内(SZ分画)に見いだ
され、インキュベーション時間が少なくなると、より多
くなる。対照的に、NaC1を系に添加すると、リゾチ
ームは主としてS0+51分画中に見いだされる、すな
わち、主に分泌される。実質的に、NaClが培養の開
始時に存在するとき、同一のリゾチームの分布が得られ
る;しかしながら1、この場合において、成長は多少阻
害される。
同一のタイプの結果は、真性のヒトリゾチームを産生ず
るように形質転換した酵母を使用して得られる。
する複合YEP培地をl:6の比で接種した。28°C
において48時間後、細胞を遠心により収穫し、そして
同一体積の合成培地中に再懸濁した。
この合成培地の組成を表6に記載する。
プラスミドpAB24AGScLysH(第2図)を使
用する酵母菌株GRF180を、ロイシンを欠きかつ8
%のグルコースを含をする最小培地を28°Cにおいて
3日間成長させ、次いで得られる培養物を使用して、8
%のグルコースを含有表 6=ヒトリゾチームの合成お
よび分泌K Hz P 04 Mg5O+−7HzO CaCIz、2H2O aC1 (N H4) ! S O4 カゼイン加水分解物 ビタミン混合物 ビオチン 葉酸 カルシウムパントチネート ニコチン酸 ピリドキシン−HCl チアミン−HCI p−アミン安息香酸 リボフラビン ミオイノシトール 6g 6g 0.1 g 0.1 g 0g 0g 0m12 0.002% 0.002% 0.4% 0.4% 0.4% 0.4% 0.2% 0.2% 2.0% 微量元素溶液 M n S O4 n5Oa eCI2 モリブデン酸ナトリウム ホウ酸 硫酸第二銅 I ヌクレオチドおよびアミノ酸補充物質 アデニン ウリジン トリプトファン メチオニン システィン スレオニン ヒスチジン 水 0mQ 004% 0.4% 0.2% 0.2% 0.5% 0.4% 0.1% 0mQ とする量 比較のため、細胞のアリコートの部分を新鮮な・YEP
培地中に再懸濁した。両者の培地に8%のグルコースを
補充した。次いで、得られる懸濁液を28°Cにおいて
90時間さらにインキュベーションし、そして培養物中
のリゾチームの分布を実施例1に説明するように決定し
た。
得られる結果を表7に示す。
表7におけるデータが前の実施例のデータ、すなわち、
YEP目は、成長に好ましいが、広範な分泌を促進しな
い、を確証する:産生されたリゾチームの約3/4は細
胞内に止まる。対照的に、使)シた合成培地において、
リゾチームの約3/4は分泌され、その93%は溶液中
に放出される、すなわち、普通の手段、例えば、限外濾
過により容易に回収可能である形態である。
しかしながら、他の実験は、この合成培地はことに活性
な成長を保証しないことを示した。こうして、明らかな
ように、本発明に従い、リゾチームからバイオマスの産
生を分離し、そしてヒトリゾチームの最適な産生を達成
するために、両者の工程の条件を別々に選択することが
重要である。
本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
11工程: DNAが遺伝子操作されている成長する酵母細胞を成長
制限条件下に培地と接触させ、そして前記酵母細胞を誘
発して酵素的に活性なリゾチームを合成および分泌させ
る、 からなることを特徴とする、酵素的に活性なリゾチーム
を産生ずる方法。
2、酵母細胞により産生および分泌されたリゾチームは
酵母細胞に対して毒性である、上記第1項記載の方法。
3、酵母細胞により産生および分泌されたリゾチームは
、ヒトリゾチームまたはその突然変異体である、上記第
2項記載の方法。
4、リゾチームの合成の誘発は調節可能なプロモーター
により保証される、上記第1項記載の方法。
5、前記プロモーターはりプレッシブル(repres
sible)プロモーターであり、そしてリゾチームの
合成はプロモーターを活動的にする(derepres
s)ことによって誘発する、上記第4項記載の方法。
6、前記プロモーターは、PH05、ADH2、GAL
I、GAL I 01SUC2、MAL6S。
MAL6T、CYCI、一般のアミノ酸制御において含
まれる遺伝子のプロモーター、温度感受性プロモーター
、およびそれらから構成された雑種プロモーターからな
る群から選択される、上記第4項記載の方法。
7、前記プロモーターはPH05およびその上流の活性
化配列で構成された雑種プロモーターからなる群から選
択される、上記8g6項記載の方法。
8、プロモーターはADH2−GAP雑種プロモーター
である、上記第6項記載の方法。
9、リゾチームの主要部分は培地中に分泌される、上記
第1項記載の方法。
IO1前記培地は、前記酵母細胞の壁から前記培地中に
リゾチームを遊離するためにを効な量の無機塩を含有す
る、上記第9項記載の方法。
11、前記無機塩は水溶性であり、そして前記酵母細胞
に対して無毒である、上記第10項記載の方法。
12、前記無機塩はNaCl、KC11NaN○s 、
N a 2 S 04および(NH,)zsotからな
る群から選択される、上記第10項記載り方法。  1
3、前記無機塩はNaCIである、上記第12項記載の
方法。
14、前記無機塩の濃度は0.2〜2モルである、上記
第1O項記載の方法。
15、前記無機塩の濃度は0.5〜1モルである、上記
第14項記載の方法。
16、分泌されたリゾチームの少なくとも50%は酵母
細胞の壁と会合して(associate  with
)止まる、上記第1項記載の方法。
I7、無機塩の濃度は0.2モル以下である、上記第1
6項記載の方法。
18、工程: 酵素的に活性なリゾチームの合成を抑制する培地中で、
DNAが遺伝子操作されている酵母細胞を成長させ、そ
して 前記成長する酵母細胞を成長制限条件下に培地と接触さ
せ、そして前記酵母細胞を誘発して酵素的に活性なリゾ
チームを合成および分泌させる、からなることを特徴と
する、酵素的に活性なリゾチームを産生する方法。
l9、酵母細胞により産生および分泌されたリゾチーム
は酵母細胞に対して毒性である、上記第18項記載の方
法。
20、酵母細胞により産生および分泌されたリゾチーム
は、ヒトリゾチームまたはその突然変異体である、上記
第19項記載の方法。
21、  リゾチームの合成の誘発は調節可能なプロモ
ーターにより保証される、上記第18項記載の方法。
22、前記プロモーターはりプレツシブルプロモーター
であり、そしてリゾチームの合成はプロモーターを活動
的にすることによって誘発する、上記第21項記載の方
法。
23、前記プロモーターは、PH05、ADH2、GA
LL、GALIO,5UC2、MAL6S、MAL6T
、CYCl、一般のアミノ酸制御において含まれる遺伝
子のプロモーター、温度感受性プロモーター、およびそ
れらから構成された雑種プロモーターからなる群から選
択される、上記第4項記載の方法。
24、前記プロモーターはPH05およびその上流の活
性化配列で構成された雑種プロモーターからなる群から
選択される、上記第23項記載の方法。
25、プロモーターはADH2−GAP雑種プロモータ
ーである、上記第23項記載の方法。
26、リゾチームの少なくとも50%は培地中に分泌さ
れる、上記第18項記載の方法。
27、前記培地は、前記酵母細胞の壁から前記培地中に
リゾチームを遊離するために有効な量の無機塩を含有す
る、上記第26項記載の方法。
28、前記無機塩は水溶性であり、そして前記酵母細胞
に対して無毒である、上記第27項記載の方法。
29、前記無機塩はNaC:I、KCI、NaNO3、
Na2504および(NH4)250.からなる群から
選択される、上記第27項記載の方法。
30、前記無機塩はNaCIである、上記第29項記載
の方法。
31、前記無機塩の濃度は0.2〜2モルである、上記
第27項記載の方法。
32、前記無機塩の濃度は0.5〜1モルである、上記
第31項記載の方法。
33、分泌されたリゾチームの少なくとも50%は酵母
細胞の壁と会合して止まる、上記第18項記載の方法。
34、無機塩の濃度は0.2モル以下である、上記第3
3項記載の方法。
35、次ぎの配列 AAGGTTTTCGAAAGATGTGAGCTTC
CAAAAGCTTTCTACACTCGTAGCTA
GAACTTTGAAGAGATTATCGATCTT
GAAACTTCTCTAAGGGTATGGACGG
TTACAGAGGTCCCATACCTGCCAAT
GTCTCCAATCTCCTTGGCTAACTGG
ATGTTAGAGGAACCGATTGACCTAC
AGTTTGGCCAAGTGGGAATCTGGCA
AACCGGTTCACCCTTAGACCTTACA
ACACCAGAGCTACCAACAATGTTGT
GGTCTCGATGGTTGTACAACGCTGG
TGACAGATCTAATGTTGCGACCACT
GTCTAGATCCGACTACGGTATCTTC
CAAATGGCTGATGCCATAGAAGGTT
TACAACTCCAGATACTGGTGTAACG
TTGAGGTCTATGACCACATTGGACG
GTAAGACCCCAGGTGCTGCTGCCAT
TCTGGGGTCCACGACTTAACGCTTG
TCACTTGTCCTGAATTGCGAACAGT
GAACAGGACTTCTGCTTTGTTGCAA
GACAACAAGACGAAACAACGTTCTG
TTGATCGCTGACGCTGTCGCCTGTG
TAGCGACTGCGACAGCGGACACCTA
AGAGAGTTGTTAGAGACCCGATTCT
CTCAACAATCTCTGGGACAAGGTAT
CAGAGCTTGGGTTTGTTCCATAGTC
TCGAACCCAAおよび自然ヒトリゾチームと異な
りかつムラミダーゼ活性を保持するタンパク質の遺伝情
報を指定する、その突然変異体からなる群から選択され
る、ことを特徴とする、ヒトリゾチームのための合成遺
伝子。
36、上記第35項記載の合成遺伝子を発現することが
できるように遺伝子操作されていることを特徴とする、
酵母細胞。
37、前記合成遺伝子の5′末端は、酵母分泌の機構に
より認識されかつ正しく切断されているシグナルペプチ
ドの遺伝情報を指定する、リーダー配列と同調して融合
されている、上記第36項記載の酵母細胞。
38、リーダー配列はニワトリリゾチームのシグナルペ
プチドをエンコードする、上記第37項記載の酵母細胞
39、合成遺伝子の発現は調節可能なプロモーターによ
り制御される、上記第37項記載の酵母細胞。
40、前記プロモーターはりプレッシプルプロモーター
であり、そしてリゾチームの産生はプロモーターを活動
的にすることによって誘発する、上記第39項記載の酵
母細胞。
41、前記プロモーターは、PH05、ADH2、GA
LI、GALIO,5UC2、MAL6S、MAL6T
、CYCl、一般のアミノ酸制御において含まれる遺伝
子のプロモーター、温度感受性プロモーター、およびそ
れらから構成された雑種プロモーターからなる群から選
択される、上記第39記載の酵母細胞。
42、前記プロモーターはPH05およびその上流の活
性化配列で構成された雑種プロモーターからなる群から
選択される、上記第41項記載の酵母細胞。
43、プロモーターはAD)12−GAP雑種プロモー
ターである、上記第41項記載の酵母細胞。
44、宿主菌株はサツカロミセス・セレビシアエ(Sa
ccharomyces  cerevisiae)属
に属する、上記第36項記載の酵母細胞。
45、宿主菌株は菌株GRF 18、GRF180、A
H22、MCl6  air  、5150−2Bおよ
びY−294からなる群から選択される、上記第44項
記載の酵母細胞。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ヒトリゾチームの遺伝情報を指定する合成遺
伝子の配列を示し、ここでヒトリゾチームは酵母の好ま
しいコドン[J、L、ペンネツゼン(BENNETZE
N)およびB、D、ハルCHALL)、ジャーナル・才
ブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、B io 1
.Chem、)、257.3026.1982] を使
用してアプライド・バイオシステムス(Applied
  Biosysterris)DNA合成装置でホス
ホルアミダイトの化学に従い合成された。 第2図は、プラスミドpAB24AGScLysHを示
し、これはヒトリゾチームの酵母における発現のために
使用することができ、そして調節可能なADH2−GA
Pプロモーター、ニワトリリゾチームのシグナル配列、
第1図に示すヒトリゾチーム遺伝子およびGAPターミ
ネータ−からなるヒトリゾチーム発現カセットの酵母−
E。 coliシャトルベクターpAB24中に挿入すること
によって得られた。 第3図は、cy+y−4をもつ突然変異体ヒトリゾチー
ム遺伝子の配列を示し、これはニワトリシグナルにおけ
るSpe 1部位からヒト遺伝子においてNhe1部位
への合成断片を使用して合成され、ここで成熟タンパク
質の位置4におけるコドンはGAA (グルタミン酸)
からGGA (グリシン)に変化された。 第4図は、プラスミドpAB24AGScLysHGl
y4を示し、これは第3図の突然変異体遺伝子が第1図
に示すヒトリゾチーム遺伝子と置換されている以外、第
2図に示すものと同一である。 第5図は、プラスミドpAB24AGscLysCを示
し、これは発現カセットがADH2−GAP7’ロモー
ター、完全なリゾチームcDNAおよびADHlターミ
ネータ−から成る以外、第2図に示すものと同一である
。 第6図は、プラスミドpAB24GScLysCを示し
、これは発現カセットが構成的GAPプロモーター、第
5図に示すのと同一の細胞cDNAおよびGAPプロモ
ーターから成る以外、第2図に示すものと同一である。 第7図は、プラスミドpAB24AGa IphaFL
y sHを示し、これはアルファ因子のリーダー配列が
ニワトリリゾチームのシグナル配列と置換されている以
外、第2図に示すものと同一である。 第8図は、プラスミドYIP5AGScLysHを示し
、これは第2図に示すプラスミドpAB24AGScL
ysHの構成のために使用したのと同一のヒトリゾチー
ム発現カセットの組み込みプラスミドYIPS中の挿入
により得られた。 第9図は、本発明を実施するための1つの特定のモード
の実施態様のフローシートを示し、ここで分泌されたリ
ゾチームは液状培地から抽出により回収される。 第1O図は、この方法の他の実施態様のフローシートを
示し、ここでリゾチームの産生はその分泌された部分が
酵母細胞の壁と会合して止まるような条件下に実施され
る。 ■、  発酵槽 2   ライン 3   ライン 4   ライン 5   遠心装置 6   ライン 7   ライン 8槽 lOライン 11   ライン 12   ライン 13   遠心装置 14   ライン 15   抽出ユニット 16   ライン 17   ライン 18   精製ユニット 20   ライン 24   遠心装置 第2図 bal 第4図 第6図 第5図 第7図 baI

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、工程: DNAが遺伝子操作されている成長する酵母細胞を成長
    制限条件下に培地と接触させ、そして前記酵母細胞を誘
    発して酵素的に活性なリゾチームを合成および分泌させ
    る、 からなることを特徴とする、酵素的に活性なリゾチーム
    を産生する方法。 2、工程: 酵素的に活性なリゾチームの合成を抑制する培地中で、
    DNAが遺伝子操作されている酵母細胞を成長させ、そ
    して 前記成長する酵母細胞を成長制限条件下に培地と接触さ
    せ、そして前記酵母細胞を誘発して酵素的に活性なリゾ
    チームを合成および分泌させる、からなることを特徴と
    する、酵素的に活性なリゾチームを産生する方法。 3、次ぎの配列 【遺伝子配列があります】 および自然ヒトリゾチームと異なりかつムラミダーゼ活
    性を保持するタンパク質の遺伝情報を指定する、その突
    然変異体からなる群から選択される、ことを特徴とする
    、ヒトリゾチームのための合成遺伝子。 4、特許請求の範囲第3項記載の合成遺伝子を発現する
    ことができるように遺伝子操作されていることを特徴と
    する酵母細胞。
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