JPH02155870A - 車上装備の姿勢設定装置 - Google Patents

車上装備の姿勢設定装置

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JPH02155870A
JPH02155870A JP63308599A JP30859988A JPH02155870A JP H02155870 A JPH02155870 A JP H02155870A JP 63308599 A JP63308599 A JP 63308599A JP 30859988 A JP30859988 A JP 30859988A JP H02155870 A JPH02155870 A JP H02155870A
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JP
Japan
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posture
attitude
control unit
electronic control
seat
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Application number
JP63308599A
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English (en)
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Shinji Takemura
竹村 愼司
Masaki Mori
正樹 森
Tomoaki Katayama
片山 友明
Hideo Kegasa
毛笠 秀夫
Kenichi Onishi
健一 大西
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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    • B60N2/0244Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] [産業上の利用分野] 本発明は、例えば、車上に設けられるドライバ座席、ス
テアリングホイール、ミラー等々の姿勢を設定する車上
装備の姿勢設定装置に関し、特に、スイッチ操作などの
単一の姿勢設定指示によって同時に多数の制御対象に対
し姿勢変更指示を発する姿勢設定装置に関する。
[従来の技術] 車上装備を電気モータで駆動してそれの姿勢を調整する
装置としては、様々なものが知られている。例えば、特
開昭58−75217号公報及び特開昭60−1579
62号公報には、姿勢調整にマイクロコンピュータを用
いた装置が開示されている。
ところで、最近では、自動車上に姿勢制御の制御対象に
なりうる装備が非常にたくさん設けられている。例えば
、ドライバ座席には、座席の前後方向の位置決めを行な
うスライド機構、座席前部の高さ調整を行なうフロント
バーチカル機構、座席後部の高さ調整を行なうリアバー
チカル機構、シートバックのリクライニング機構、ヘッ
ドレストの高さ調整機構等々が備わっており、これら全
てを電気モータで駆動することも可能である。また、ス
テアリングホイールの姿勢を調整するためにステアリン
グコラムに設けられる、ティルト機構及びテレスコピッ
ク機構も、電気モータで駆動しうる。更に、各々のミラ
ーの上下及び左右方向の姿勢調整を行なう機構は大抵の
自動車に備わっている。
これらの機構を電気モータで駆動する場合、制御装置と
してマイクロコンピュータを用いるのが好ましい。即ち
、マイクロコンピュータを用いれば、様々な安全装置を
備えることができるし、姿勢を記憶し、単一のスイッチ
操作で、予め記憶した適正な姿勢に設定することも可能
である。
ところが、車上の多数の姿勢調整指示全てを1つのマイ
クロコンピュータで制御するのは好ましく一3= ない。つまり、マイクロコンピュータの処理能力に比べ
て仕事量が大きいと、1回の処理を実行するのに長い時
間を要するため、処理の間隔が長くなって制御に遅れが
生じ、スイッチ操作を行なってから実際に姿勢調整が開
始されるまでに長い時間を要したり、保安機能の作動が
遅くなって装置の破損などを生じる恐れがある。また、
車上の互いに離れた位置にある複数の機構部を1つの制
御装置で制御する場合、制御装置から離れた位置にある
機構部のスイッチ、電気モータ、位置センサ等の多数の
電気要素と制御装置とは、非常に長い電気ケーブルで接
続しなければならない。
マイクロコンピュータなどの制御装置を複数設けて1機
構部毎に独立した制御装置で制御を行なうようにすれば
、1つの制御装置に割当てられる仕事量が少なくなるの
で制御の遅れを少なくできる。
また、各々の機構部と制御装置とを近い位置に配置すれ
ば、それらを接続する電気ケーブルは短くしうる。
従って、従来より、様々な機構部の姿勢制御を電気的に
行なう場合には、機構部毎に独立した複数の制御装置を
用いている。
[発明が解決しようとする問題点] シートの姿勢、ステアリングホイールの姿勢。
ミラーの姿勢等々は、全て各々のドライバの個有の体形
や着座状態に応じて変更するべきである。
従って、例えば複数のドライバの体形等に応じた、複数
の適正な姿勢を記憶して、スイッチ操作で記憶した姿勢
に設定できるようにする場合、スイッチは、シートの姿
勢、ステアリングホイールの姿勢、ミラーの姿勢等々の
全てに共通に使用できる。
つまり、記憶した姿勢の再生を指示する1つのスイッチ
がある場合、そのスイッチを、シート姿勢制御装置、ス
テアリングホイール姿勢制御装置及びミラー姿勢制御装
置に共通に接続すれば、1つのスイッチ操作で、シート
、ステアリングホイール及びミラーの全ての姿勢調整指
示を発することができる。
ところが、前述のように、各々の機構部の制御装置が独
立し、複数の制御装置が備わっている場合、それら複数
の制御装置に1つの姿勢調整スイッチを共通に接続する
と、次のような不都合が生じることがある。
各々の制御装置が互いに非同期で動作しているため、各
々の制御装置が1つのスイッチの状態を読取るタイミン
グは互いに異なる。従って、ドライバがスイッチをオン
にする時間が比較的短い場合、一部の制御装置がスイッ
チのオン状態を読取っても他の制御装置がそれを読取れ
ないことがある。
その場合、例えば、ドライバが姿勢調整スイッチを操作
し、座席の姿勢調整が適正に実行されたにもかかわらず
、ミラーの姿勢が未調整になる、という現象が生じる。
このような場合、ドライバは姿勢調整が完了したものと
思い込み、自動車を発進させた後でミラーの姿勢不良に
気がつくことになる。
従って、本発明は、複数の独立した制御装置を備え、ス
イッチ操作などの単一の姿勢調整指示に基づいて、多数
の機構部の姿勢を調整するシステムにおいて、姿勢調整
指示の読取りを全ての制御装置が確実に行なう姿勢調整
装置を提供することを第1の目的とする。
ところで、自動車の乗員が乗降をする場合、シートの姿
勢及びステアリングホイールの姿勢は、運転位置とは異
なる退避位置に移動する方が好ましく、乗車が完了した
時に、それらの姿勢を所定の運転姿勢に戻すのが好まし
い。ところが、シートの姿勢及びステアリングホイール
の姿勢が特定の状態にある時には、シートバックとステ
アリングホイールとが互いに接近して干渉しあう可能性
がある。例えば、2ドア車において、後部座席の乗員が
乗降する場合、ドライバ座席を前方に移動し、シートバ
ックを前に倒すことがある。このような場合、シートバ
ック(特にヘッドレスト)とステアリングホイールとが
、ある姿勢において接触する可能性がある。
そこで、本発明は、姿勢調整中のこの種の互いに異なる
機構部間の接触をなくすることを第2の目的とする。
[発明の構成コ アー [問題点を解決するための手段] 前記第1の目的を達成するため、本発明においては、各
々、互いに異なる車上装備の各々の姿勢を調整する電気
的駆動手段を備える、複数の姿勢調整手段;前記複数の
姿勢調整手段の姿勢調整を指示する少なくとも1つのス
イッチ手段;所定の制御プログラムに従って動作し、前
記スイッチ手段及び前記複数の姿勢調整手段のうちの一
部の手段に接続され、前記スイッチ手段のオン/オフに
応答して、それに接続された前記姿勢調整手段を制御す
るとともに、姿勢調整命令を出力する、主電子制御手段
;及び該主電子制御手段とは別の独立した制御プログラ
ムに従って動作し、該主電子制御手段及び前記複数の姿
勢調整手段のうちの残りの手段に接続され、前記主電子
制御手段が発する前記姿勢調整命令に応答して、それに
接続された前記姿勢調整手段を制御する、従電子制御手
段;を設ける。
[作用] 即ち、システム全体の姿勢調整指示を発するスイッチ手
段の状態は主電子制御手段のみによって読取り、主電子
制御手段がスイッチ手段のオン状態、即ち姿勢調整指示
を認識した時には、それが従電子制御手段に姿勢調整指
示を発する。
主電子制御手段と従電子制御手段は、各々、マイクロコ
ンピュータなどによって構成しうるが、それらは互いに
独立した動作プログラム及び動作タイミングに基づいて
動作しているので、両者の動作は非同期である。しかし
、上記構成によれば、スイッチ手段の状態を読取るのは
主電子制御手段のみであり、主電子制御手段がスイッチ
手段の姿勢調整指示を認識した時には、主電子制御手段
から従電子制御手段に対して姿勢調整指示が発せられる
ので、スイッチ手段の姿勢調整指示は、主電子制御手段
と従電子制御手段の両方に確実に与えられることになる
もし、例えばスイッチ手段のオン時間が非常に短く、主
電子制御手段が姿勢調整指示を認識しない時には、従電
子制御手段も姿勢調整指示を認識することはなく、また
主電子制御手段が姿勢調整指示を認識した時には、従電
子制御手段も姿勢調整指示を認識することになる。この
ため、主電子制御手段の制御する第1組の姿勢調整手段
(例えばステアリングホイール姿勢調整機構)と従電子
制御手段の制御する第2組の姿勢調整手段(例えばシー
ト姿勢調整機構)の一方の姿勢調整のみが実行されて他
方の姿勢調整が実行されない、という現象が生しる恐れ
はない。
後述する実施例においては、前記第2の目的を達成する
ために、前記主電子制御手段は前記従電子制御手段に対
して、主電子制御手段が制御する第1組の姿勢調整手段
の姿勢に応じた情報を出力し、従電子制御手段は主電子
制御手段に対して、従電子制御手段が制御する第2組の
姿勢調整手段の姿勢に応じた情報を出力し、主電子制御
手段は、従電子制御手段が出力する第2組の姿勢調整手
段の姿勢情報に応じて第1組の姿勢調整手段を制御し、
従電子制御手段は、主電子制御手段が出力する第1組の
姿勢調整手段の姿勢情報に応じて第2組の姿勢調整手段
を制御する、ように構成しである。
この構成によれば、互いに異なる姿勢調整機構間の接触
を防止することができる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照した
実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第1図に、本発明を実施する車ト姿勢調整システム全体
の構成の概略を示す。第1図を参照すると、このシステ
11には、ステアリング姿勢制御装置500.シート姿
勢制御装置600及びミラ姿勢制御装置700が備わっ
ている。
ステアリング姿勢制御装置500には、ステアリングホ
イールの上下方向の傾きを調整するテイルI−機構、ス
テアリングホイールの軸方向の位置(長さ)を調整する
テレスコピンク機構、及びシートベルトアンカの姿勢を
調整するベル1〜アン力機構が備わっている。これら各
機構はマイクロコンピュータを内蔵したマスク制御ユニ
ツl−510によって制御される。
シート姿勢制御装置600には、ドライバ座席のシー1
〜クツシヨンの前後方向の位置を調整するスライド機構
、シートバックの傾きを調整するリクライニング機構、
シートクツション前部の高さを調整する前バーチカル機
構、シートクツション後部の高さを調整する後バーチカ
ル機構、及びヘッドレストの位置(高さ)を調整するヘ
ッドレス1ル機構が備わっている。これらの姿勢調整機
構は、マイクロコンピュータを内蔵したシート制御ユニ
ッ1−610によって制御される。
ミラー姿勢制御装置700には、右側ドアに装着される
ミラーの水平軸を中心とした上下方向の傾きを調整する
右ミラー上下動機構、右側ドアに装着されるミラーの垂
直軸を中心とした左右方向の傾きを調整する右ミラー左
右動機構、左側ドアに装着されるミラーの水平軸を中心
とした上下方向の傾きを調整する左ミラーー]二不動機
構、及び左側ドアに装着されるミラーの垂直軸を中心ど
した左右方向の傾きを調整する左ミラー左右動機構が備
わっている。これらの姿勢調整機構は、マイクロコンピ
ュータを内蔵したミラー制御ユニット710によって制
御される。
この姿勢調整システム全体の姿勢調整を行なうために3
つのスイッチSSO,SSI及び882が、マスタ制御
ユニツI〜510に接続されている。なお、実際にはそ
の他にも多数のスイッチが存在するが、ここでは、図面
の内容を単純化するために省略しである。スイッチSS
O(SET)lま、姿勢の記憶を指示するのに利用され
、スイッチSS1は姿勢記憶メモリの第1組を選択する
のに利用され、スイッチSS2は姿勢記憶メモリの第2
組を選択するのに利用される。
マスク制御ユニット510.シート制御ユニット610
及びミラー制御ユニット710は、通信用の信号線を介
して、互いに接続されている。即ち、マスク制御ユニッ
ト510のシリアル信号出力端子Soが1本の信号線を
介してシー1〜制御ユニツト610のシリアル信号入力
端子Si及びミラ制御ユニット710のシリアル信号入
力端子Siに接続され、シート制御ユニット610のシ
リアル信号出力端子SOが、1本の信号線を介してマス
タ制御ユニット510のシリアル信号入力端子Siに接
続されている。従って、マスク制御ユニット510とシ
ート制御ユニット610とは双方向の通信(データ伝送
)が可能であり、マスク制御ユニット510とミラー制
御ユニット710とは一方向の通信が可能になっている
第2図に、第1図の姿勢調整システムを搭載した自動車
の車室内の一部分を示す。第2図を参照すると、1がス
テアリングホイール、2がエンジンキー、3が変速用の
シフトレバ−14がサイドブレーキレバー、10がドラ
イバ用のシート、20がステアリングコラムである。
シート10には、第1図に示したスライド機構。
リクライニング機構、前バーチカル機構、後バーチカル
機構及びヘッドレスト機構が内蔵されており、ステアリ
ングコラム20には、第1図に示したティルト機構及び
テレスコピック機構が内蔵されている。
第3a図に、シート10のシートクツションの下方に配
置される姿勢調整機構を示す。第38図を参照して説明
する。シートスライド用電気モータ301(MT4)の
出力軸は、減速用ギアボックス302を介してスクリュ
ー303に連結されている。シートベース307の下方
にスライドレール305が備わっており、該スライドレ
ール305は車体に固定された固定レール306上に、
前後方向にスライド可能に支持されている。
前記スクリュー303にナツト304が螺合している。
ギアボックス302及びスクリュー303はシートベー
ス側に固着されており、ナツト304は固定レール30
6に固着されている。従って、電気モータ301を付勢
すれば、ギアボックス302を介してスクリュー303
が回動し、該スクリューがナツト304に対して移動す
るため、シトベース307、即ちシートが前方又は後方
にスライドする。
また、シートバックフレーム308は、シートベース3
07と連結されており、係合部311を中心として回動
可能になっている。また、係合部311には、リクライ
ニング用の電気モータ309(MT5)の駆動軸に結合
されたギアボックス310が備わっている。従って、電
気モータ309を付勢すれば、シートバックフレーム3
08がシトベース307に対して回動し、シートバック
の傾きが変わる。
シートベース307の前部及び後部には、それぞれ、シ
ートクツションを持ち上げるアーム314及び317が
横向きで左右方向に延びている。これらのアーム314
及び317は、シートベース307に回動自在に支持さ
れており、支持点を中心にして弧状の軌跡を描いて移動
する。前方のアム314には、前バーチカル姿勢調整用
の電気モータ312の駆動軸に連結されたギアボックス
313が結合されている。また、後方のアーム317に
は、後バーチカル姿勢調整用の電気モータ315の駆動
軸が、リンク機構316を介して連結されている。従っ
て、電気モータ312を付勢すれば、アーム314の高
さが変わってシートクツション前部の高さが変わり、電
気モータ315を付勢すれば、アーム317の高さが変
わってシトクッション後部の高さが変わる。
第3b図に、シートバックに設けられたヘッドレスト6
1の姿勢(高さ)を調整する機構を示す。
第3b図を参照すると、ヘッドレスト61には、2つの
棒状のステー62及び78が固着されており、これらは
、シートバックフレーム74に形成したガイド穴に装着
したステーガイド63.76に支持されており、上下方
向に移動可能である。
ステー62及び78の下端は、それぞれ、サポート75
及び70に固着されている。サポート70及び75は、
それぞれ、ガイドロッド77及び62に沿って上下方向
に移動可能に支持されている。
また、2つのサポート70.75は、アーム66によっ
て互いに結合されている。アーム66の中央部には、ナ
ツト73が設けられており、これにスクリュー72が螺
合している。スクリュー72は、シートバックフレーム
74に支持されており、その下端にギアボックス67の
一端が結合されている。ギアボックス67の他端には、
駆動ケーブル69を介して、電気モータ68の駆動軸が
結合されている。
従って、電気モータ68を付勢すれば、その駆動力が駆
動ケーブル69及びギアボックス67を介してスクリュ
ー72に伝達される。スクリュー72が回動すると、ナ
ツト73に結合されたアーム66が上下方向に移動し、
サポート70及び75を上下方向に駆動する。これによ
り、ステー62及び78が」二下動し、ヘッドレスト6
1の高さが変わる。
第4a図に、ステアリングコラム部分の構造を示す。第
4a図を参照すると、ステアリングホイール1が装着さ
れたアッパメインシャフト31のロアーメインシャフト
36に対する角度を調節する、ティルトステアリング機
構41は、ダツシュボードを構成するボディ33の下方
に取付けられた、ブレークアウェイブラケット34とこ
のブラケット34に取付けられた電気モータ42(MT
I)と、該電気モータ42に連結された減速機構43と
、該減速機構43に連結されたスクリューナツト機構4
4と、前記ブレークアウェイブラケット34に枢着され
スクリューナツト機構44によって揺動されるアッパブ
ラケット35とを備えている。
従って、電気モータ42を付勢すれば、減速機構43を
介してスクリューナツト機構44が駆動され、アッパブ
ラケット35が揺動し、ステアリングホイール1の傾き
が変わる。
このティルトステアリング機構よりもステアリングホイ
ール1寄りの位置に存在するテレスコピックステアリン
グ機構の構成を第4b図に示し、第4b図のIV c 
−IV c線断面を第4c図に示す。各回を参照して、
テレスコピックステアリング機構を説明する。
アッパメインシャフト31は、シャフト212゜該シャ
フト212にティルトセンタになるジヨイント軸213
を介して連結された中空状のアウタシャフト214.及
び該アウタシャフト214に軸方向移動可能に嵌合され
たインナシャフト215でなっている。前記シャフト2
12の図示方向左方側は、図示しないステアリングギア
に連結されている。また、インナシャフト215の図示
方向右側にセレーション部が形成され、該セレーション
部にステアリングホイール1の支持部材が係合されてい
る。従って、ステアリングホイールlを回動すると、イ
ンナシャフト215の外周面とアウタシャフト214の
内周面に形成された軸方向のセレーション部214a、
215aを介して、インナシャフト215及びアウタシ
ャフト214が回動し、メインシャフト212が回動す
る。
アウタシャフト214は、図示しない軸により車体に軸
支される固定ブラケット217に、一対の軸受218a
、218bにより回動自在に支持される。また、インナ
シャフト215は、可動ブラケット219に、軸受22
0を介して支持されている。可動ブラケット219は、
第51図に示す左側部分が、固定ブラケット217の右
端外周に、図示方向左右方向に移動可能に嵌合している
。また、右側部分は、インナシャフト215に係止され
た止め輸230とともに、軸受220を挟持する。
可動ブラケット219の左端下方には、ナツト部221
が形成されるとともに、該ナツト部221と螺合するス
クリュー222が固定ブラケット217の右端に回動自
在に支持されている。また、支持ブラケット223は固
定ブラケット217に固着されている。そして、支持ブ
ラケッ1〜223はスクリュー222をカバーするとと
もに、スクリュー222の移動空間を確保する。
スクリュー222の左端部分には、歯車243がスクリ
ュー222と一体に配設され、電気モータ224  (
MT2)の駆動軸225に取付けられたウオーム歯車2
26と噛み合っている。なお、電気モータ224は固定
ブラケット217に取付けられている。従って、電気モ
ータ224が回動すると、スクリュー222が回動する
。これにより、ナツト部221がスクリュー222上を
その軸方向に沿って移動する。ナツト部221を有する
可動ブラケット219が、固定ブラケット217に対し
て進退される。従って、インナシャフト215がアウタ
シャフト214に対して抜き差しされ、ステアリングホ
イールlが、その回動軸に沿って移動する。
第5a図及び第5b図に、シートベルトの位置決め機構
の概略を示す。各回を参照すると、ドライバ乗降用のド
ア開口の周囲の一部、即ち、センタピラ−190上部の
コーナ部には、レール110が敷設されており、そこに
は、ショルダアンカ101を搭載してレール110内を
往復動するスライダ120が係合されている。
シートベルト100の一端は、車体に枢着されたラップ
アウタアンカ140に固着されており、他端はショルダ
アンカ101に形成されたベルト通し穴を通り、更にセ
ンタピラー内に進入し、センタピラ−190内下部に備
わる巻取装置(図示せず)に巻き取られている。巻取装
置は、シートベルト100に急激な張力が印加されると
ロックするイナーシャロック機構を内蔵している。
シートベルト100にはタングプレート130が移動自
在に係合されており、さらにタングプレートの落下防止
用ストップ(図示せず)が装置されている。スライダ1
20は、電気モータMT3を含む駆動機構が結合されて
いる。従って、電気モタMT3を駆動することにより、
スライダ120が移動して、シートベルト100は、第
5a図に示す下降位置(退避姿勢)又は第5b図に示す
上昇位置(装着姿勢)に位置決めされる。
第6図、第7図及び第8図に、それぞれ、第1図のマス
ク制御ユニット510.シート制御ユニット610及び
ミラー制御ユニット710の構成を示す。まず、第6図
を参照してマスク制御ユニット510の構成を説明する
概略でいうと、このユニット510には、シングルチッ
プ構成のマイクロコンピュータ511.A/D変換器5
12.スイッチ入力回路(インターフェース)513.
モータドライバ514.バッファ515.ウォッチドッ
グタイマ516及びスタンバイ回路517が備わってい
る。
モータドライバ514には、3つの電気モータMTl、
MT2及びMT3が接続されている。これらの電気モー
タMTI、MT2及びMT3は、それぞれ、既に説明し
たステアリングホイールのティルト姿勢調整機構、テレ
スコピック姿勢調整機構及びシートベルトアンカの姿勢
調整機構の駆動を行なう。
ステアリングホイールのティルト姿勢調整機構。
テレスコピック姿勢調整機構及びシートベルトアンカの
姿勢調整機構には、それぞれ、各々の姿勢情報を出力す
るポテンショメータPMI、PM2゜PM3が備わって
いる。これらのポテンショメーPMI〜PM3夕が出力
するアナログ電気信号は、A/D変換器512を介して
、マイクロコンピュータ511に印加される。
スイッチMSI、MS2.MS3及びMS4は、それぞ
れ、ティルト姿勢の上昇指示、ティルト姿勢の下降指示
、テレスコピック姿勢の短縮指示。
及びテレスコピック機構の伸長指示を発するためのマニ
ュアルスイッチである。これらのマニュアルスイッチは
、A/D変換器512に接続されている。即ち、4つの
マニュアルスイッチMSI〜MS4とその周囲に接続さ
れた抵抗器が、それらのスイッチのオン/オフの組合せ
に応じてA/D変換器512に入力するアナログ電圧を
変える回路を構成している。従って、マイクロコンピュ
ータ511は、A/D変換器512を介して電圧を読取
ることにより、マニュアルスイッチMS1〜MS4の状
態を識別しうる。
スイッチ入力回路513に接続されたスイッチMS5は
、シートベルトアンカの姿勢調整を指示するマニュアル
スイッチである。
スイッチDR8,PKS、UWS及びIGSは、各々、
次のようになっている。
DR8・・・ドアカーテシスイッチ 自動車のドアが開
くとオンし、ドアが閉じるとオフする。
PKS・・・パーキングスイッチ 変速機のシフトレバ
−3がP(パーキング)のレンジにある時にオンし、そ
うでない時にオフする。
UWS・・・アンロックウオーニングスイッチエンジン
キー2がキーシリンダに差し込まれている時にオンし、
引き抜かれるとオフする。
IGS・・・イグニッションスイッチ スイッチSSO,SSI及びSS2は、姿勢制御システ
ム全体、即ち、ステアリング姿勢制御機構。
シート姿勢制御機構及びミラー姿勢制御機構の全てに対
して同時に姿勢調整などの指示を与える時に利用される
。具体的には、スイッチSSOはその時の姿勢をメモリ
に記憶するために利用され。
スイッチSSIは姿勢の記憶又は再生のために第1組の
姿勢メモリを選択するのに利用され、スイッチSS2は
姿勢の記憶又は再生のために第2組の姿勢メモリを選択
するのに利用される。
モータドライバ514は、多数のリレーなどで構成され
ており、マイクロコンピュータ511からの各電気モー
タに対するオン/オフ指示と駆動方向(正転/逆転)の
指示に基づいて、電気モータMTI〜MT3の各々の通
電のオン/オフと通電方向を制御する。
このマイクロコンピュータ511には、シリアル通信機
能が備わっており、シリアルデータを送信する時には、
そのデータが端子S○に出力される。
端子Siにシリアルデータを入力すれば、そのデータを
受信できる。端子S○及びSiは、バッファ515を介
して、第1図に示す他の制御ユニットと接続されている
。つまり、マイクロコンピュタ511は、端子SOに命
令などのデータを出力することにより、それをシート制
御ユニット610及びミラー制御ユニット710に送信
でき、またシー1−制御ユニット610が出力するデー
タを端子Siで受信できる。
ウォッチドッグタイマ516は、マイクロコンピュータ
511の動作を監視してそれが暴走した場合にリセット
信号を出力する回路であり公知のものである。スタンバ
イ回路517は、マイクロコンピュータ511が節電モ
ード(スリーブモード)で動作している時に、通常のモ
ードに戻す信号を出力するための回路である。
次に、第7図を参照して、シート制御ユニット610の
構成を説明する。概略でいうと、このユニットには、マ
イクロコンピュータ611.A/D変換器612.スイ
ッチ入力回路613.モータドライバ614.バッファ
615.ウォッチドラグタイマ616及びスタンバイ回
路617が備わっている。
モータドライバ614には、5つの電気モータMT4.
MT5.MT6.MT7及びMT8が接続されている。
これらの電気モータMT4.MT5゜MT6.MT7及
びMT8は、それぞれ、既に説明したドライバ座席の、
スライド姿勢調整機構。
リクライニング姿勢調整機構、前バーチカル姿勢調整機
構、後バーチカル姿勢調整機構及びヘッドレスト姿勢調
整機構の駆動を行なう。
スライド姿勢調整機構、リクライニング姿勢調整機構、
前バーチカル姿勢調整機構、後バーチカル姿勢調整機構
及びヘッドレスト姿勢調整機構には、それぞれ、各々の
姿勢情報を出力するポジションセンサPS4.PS5.
PS6.PS7及びps8が備わっている。これらのポ
ジションセンサPS4〜PS8が出力するパルス信号は
、マイクロコンピュータ611でカウントされ、各々の
位置をあられす。
スイッチMS6.MS7.MS8.MS9およびM5I
Oは、それぞれ、スライド姿勢調整指示、リクライニン
グ姿勢調整指示、前バーチカル姿勢調整指示、後バーチ
カル姿勢調整指示及びヘッドレスト姿勢調整指示を発す
るための、マニュアルスイッチである。これらのスイッ
チの信号は、スイッチ入力回路613を介して、マイク
ロコンピュータ611に印加される。
モータドライバ614は、多数のリレーなどで構成され
ており、マイクロコンピュータ611からの各電気モー
タに対するオン/オフ指示と駆動方向の指示に基づいて
、電気モータMT4〜MT8の各々の通電のオン/オフ
とその通電方向を制御する。
このマイクロコンピュータ611には、シリアル通信機
能が備わっており、シリアルデータを送信する時には、
そのデータが端子Soに出力される。
端子Siにシリアルデータを入力すれば、そのデータを
受信できる。マイクロコンピュータ611のデータ送信
端子Soは、バッファ615を介して、マスク制御ユニ
ットのマイクロコンピュータ511のデータ受信端子S
tと接続されており、マイクロコンピュータ611のデ
ータ受信端子Siは、バッファ615を介して、マスク
制御ユニットのマイクロコンピュータ511のデータ送
信端子SOと接続されている。従って、マイクロコンピ
ュータ611及び511は、互いに双方向の通信を行な
うことができる。
ウォッチドッグタイマ616は、マイクロコンピュータ
611の動作を監視してそれが暴走した場合にリセット
信号を出力する回路であり公知のものである。スタンバ
イ回路617は、マイクロコンピュータ611が節電モ
ードで動作している時に、通常のモードに戻す信号を出
力するための回路である。
次に、第8図を参照して、ミラー制御ユニット710の
構成を説明する。概略でいうと、このユニットには、マ
イクロコンピュータ711.A/D変換器712.スイ
ッチ入力回路713.モタドライバ714.バッファ7
15.ウォッチドッグタイマ716及びスタンバイ回路
717が備ゎっている。
モータドライバ714には、4つの電気モータMT9.
MTIO,MTII及びMT12が接続されている。こ
れらの電気モータMT9.MTIO,MTII及びMT
12は、それぞれ、右側ドアに装着されたミラーの水平
軸を中心とした上下方向の傾きを調整する機構、該ミラ
ーの垂直軸を中心とした左右方向の傾きを調整する機構
、左側ドアに装着されたミラーの水平軸を中心とした上
下方向の傾きを調整する機構、及び該ミラーの垂直軸を
中心とした左右方向の傾きを調整する機構を駆動するの
に使用される。
これらのミラーの姿勢調整機構には、各々の姿勢情報を
出力するポテンショメータPM9.PMIO。
PMII及びPM12が備わっており、これらのポテン
ショメータは、A/D変換器712の入力端子に接続さ
れている。従って、マイクロコンピュータ711は、A
/D変換器を介して、各ミラー姿勢の情報を読取ること
ができる。
スイッチMS12及びMS13は、それぞれ、各ミラー
の左右方向の姿勢調整、及び上下方向の姿勢調整を指示
するマニュアルスイッチである。スイッチMS11は、
マニュアル姿勢調整を行なうミラーの右と左の選択に使
用される。
モータドライバ714は、多数のリレーなどで構成され
ており、マイクロコンピュータ711からの各電気モー
タに対するオン/オフ指示と駆動方向の指示に基づいて
、電気モータMT9〜MT12の各々の通電のオン/オ
フとその通電方向を制御する。
このマイクロコンピュータ711には、シリアル通信機
能が備わっており、シリアルデータを送受信が可能であ
る。但し、この実施例では、受信機能のみを利用してい
る。即ち、端子Siにシリアルデータを入力すれば、そ
のデータを受信できる。
マイクロコンピュータ711のデータ受信端子Siは、
バッファ715を介して、マスク制御ユニットのマイク
ロコンピュータ511のデータ送信端子Soと接続され
ている。従って、マイクロコンピュータ711は、マス
ク制御ユニットが出方する送信データを受信できる。
ウォッチドッグタイマ716は、マイクロコンピュータ
711の動作を監視してそれが暴走した場合にリセット
信号を出力する回路であり公知のものである。スタンバ
イ回路717は、マイクロコンピュータ711が節電モ
ードで動作している時に、通常のモードに戻す信号を出
力するための回路である。
第9a図、第9b図、第9 c vR,第9d図、第9
e図、第9f図、第9g図及び第9h図に、マスク制御
ユニット510のマイクロコンピュータ511の動作の
概略を示す。
まず、第9a図に示すメインルーチンの動作を説明する
。電源がオンすると、最初にメモリ(バッテリーバック
アップされたRAM)の内容をチエツクする。最初は、
メモリに必要な情報が書込まれていないので、次のステ
ップ2に進み、初期化を実行する。即ち、メモリの内容
をクリアし、出力ボートの状態を初期化し、タイマや割
込みの設定を行ない、メモリに初期値を設定する。
もし、メモリに姿勢情報などが書込まれている時には、
ステップ2の初期化は省略し、ステップ3に進む。
ステップ3以降の処理群は、ループ状に構成されており
、電源がオフするまで、短い周期で繰り返し実行される
ステップ3では、予めメモリ」二にセットしたデータを
出力ポートに出力し、電気モータの通電制御などを実際
に行なう。
ステップ4では、内部タイマの内容を調べる。もし20
m5ecを経過している時には、ステップ5のサブルー
チン″アナログ信号処理″を実行する。
即ち、ステップ5のサブルーチンは、20m5ecに1
回の割合いで、定期的に実行される。
ステップ6では、入力ボートに接続された多数のスイッ
チSSO,SSI、SS2.MS5.D’R8,PKS
、UWS及びIGS(7)状態を読取り、その結果を所
定のメモリにストアする。
ステップ7では、データの送信及び受信の処理を行なう
。即ち、送信すべきデータがメモリ上にあれば、それを
シリアル送信端子SOから出力し、シート制御ユニット
610又はミラー制御ユニット710に送る。また、シ
ート制御ユニット610から送信されたデータがシリア
ル受信端子Siに入力された場合には、それを受信して
所定のメモリ上にストアする。
ステップ8では、それまでの動作モードや各種スイッチ
の状態変化に応じて、その時の動作モードを識別する。
この動作モードには、退避モード。
復帰モード、マニュアルモード、スリーブモード。
記憶モード、再生モード及び非動作モードが備わってい
る。
ステップ8での識別の結果、動作モードが退避モト、復
帰モード、マニュアルモード、スリーブモード、記憶モ
ード又は再生モードであると、それぞれ、ステップ15
.ステップ16.ステップ17、ステップ18.ステッ
プ19及びステップ20のサブルーチンを実行する。
各々のモードについて簡単に説明する。退避モードは、
予め設定した乗員が乗降し易い退避位置に各々の姿勢調
整機構を位置決めするモードであり、この実施例では、
エンジンキー2がキーシリンダから抜かれた時にこのモ
ードに入る。復帰モードは、各々の姿勢調整機構が退避
位置に位置決めされている時に元の運転位置に各々の姿
勢調整機構を位置決めするモードであり、この実施例で
は、エンジンキー2がキーシリンダに差し込まれた時に
このモードに入る。マニュアルモードは、乗員のマニュ
アルスイッチ(MSI〜MS5)の操作に応答して、各
々のスイッチに対応付けられた姿勢調整機構の姿勢調整
を行なうモードである。スリーブモードは、マイクロコ
ンピュータ511の節電動作/通常動作の切換えを行な
うモードである。記憶モードは、その時の各々の姿勢設
定機構の姿勢を指定されたメモリに記憶するモードであ
り、スイッチSSOがオンした場合にこのモードに入る
。再生モードは、予めメモリ上に記憶された姿勢に各々
の姿勢設定機構の姿勢を設定するモードであり、この実
施例では、記憶モードでない時にスイッチSSI又はS
S2がオンすると、このモードに入る。
次に、第9a図の各サブルーチンの内容を説明する。ま
ず、第9g図を参照して、アナログ信号処理を説明する
この処理では、まず、20m5ecタイマをクリアする
。従って、このタイマは0から再スタートする。
次にポテンショメータPMIが出力するティルト姿勢、
ポテンショメータPM2が出力するテレスコピック姿勢
及びポテンショメータPM3が出力するシートベルトア
ンカの姿勢を順次にサンプリングし、その結果をメモリ
にストアする。
減速検知処理では、サンプリングした各々の姿勢をそれ
までの姿勢と比べ、姿勢変化の速度の低下の有無を識別
する。また、姿勢識別処理では、各々の姿勢を調べ、予
め設定した位置、記憶した位置及び限界位置に達したか
否かを識別する。
なおアナログ信号処理のサブルーチンでは、マニュアル
スイッチMSI〜MS4の読取りも実行される。
次に、第9b図を参照して、″退避姿勢位置決め″サブ
ルーチンの内容を説明する。まず、ステップ31で、そ
の時の運転姿勢を予め定めた退避用のメモリに記憶する
。また同時に、シート制御ユニット610及びミラー制
御ユニット710に対して、それぞれ、その時の運転姿
勢を退避用のメモリに記憶するように命令を出力する。
ステップ32では、テレスコピック機構の姿勢をチエツ
クする。退避動作を開始する時には、通常の運転姿勢に
あるので、ステップ34に進み、テレスコピック機構を
短縮する方向に駆動を開始し、タイマTMIをスタート
する。テレスコピック機構が最短姿勢、即ち退避姿勢に
なったら、ステップ32の次にステップ33に進み、テ
レスコピック機構の駆動を停止する。
ステップ35では、タイマTMIの内容をチエツクする
。タイマTMIの計数値が0.3秒を経過すると、ステ
ップ36に進む。ステップ36では、ティルト機構の姿
勢をチエツクする。退避動作の開始直後は、ティルト機
構は通常の運転姿勢にあるので、ステップ36の次にス
テップ38に進み、ティルト機構を上昇する方向に駆動
を開始して、タイマTMIを停止する。ティルト機構の
姿勢が、最上位置、即ち退避位置に達したら、ステップ
36の次にステップ37に進み、ティルト機構の姿勢調
整を停止し、ベルトアンカの退避制御を実行する。
従って、エンジンキーをキーシリンダから抜くことによ
り、ティルト姿勢、テレスコピック姿勢及びベルトアン
カ姿勢が所定の退避位置に自動的に設定される。また、
マスク制御ユニット510からの退避指示に応答して、
シート制御ユニット610は、シートの各種姿勢を予め
定めた退避姿勢に自動的に設定する。
次に、第9c図を参照して、″運転姿勢位置決め″サブ
ルーチンの内容を説明する。まず、ステップ41で、退
避用のメモリをアクセスし、それに記憶された退避前の
運転姿勢情報を読出す。また同時に、シート制御ユニッ
ト610に対して、退避前の運転姿勢情報を退避用のメ
モリから読出して、シート姿勢をその姿勢に設定するよ
うに命令を出力する。
ステップ42では、ティルト機構の姿勢をチエツクする
。復帰動作を開始する時には、ティルト姿勢が運転姿勢
にないので、ステップ44に進み、ティルト機構を下降
方向向かつてに駆動開始し、タイマTMIをスタートす
る。ティルト機構が元の運転姿勢に戻ったら、ステップ
43に進み、ティルト機構の駆動を停止する。
ステップ45では、タイマTMIの内容をチエツクする
。タイマTMIの計数値が0.3秒を経過すると、ステ
ップ46に進む。ステップ46では、テレスコピック機
構の姿勢をチエツクする。復帰動作の開始直後は、テレ
スコピック機構の姿勢が運転姿勢にないので、ステップ
48に進み、テレスコピック機構を伸長する方向に駆動
開始し、タイマTM1を停止する。テレスコピック機構
の姿勢が退避前の運転姿勢に戻ったら、ステップ46の
次にステップ47に進み、テレスコピック機構の駆動を
停止し、更にシートベルトアンカの姿勢調整を行なう。
次に、第9d図を参照して、マニュアル姿勢変更を説明
する。この処理では、各々のマニュアルスイッチの操作
に応じて、それに対応付けられた姿勢調整を実行する。
即ち、マニュアルスイッチMS1がオンすると、ステア
リングティルト姿勢を上昇方向に変更し、MS2がオン
すると、ティルト姿勢を下降方向に変更し、MS3がオ
ンすると、ステアリングテレスコピック姿勢を短縮方向
に駆動し、MS4がオンするとテレスコピック姿勢を伸
長方向に駆動し、MS5がUP側にオンすると、シート
ベルトアンカを上昇方向に駆動し、MS5がDOWN側
にオンすると、シートベルトアンカを下降方向に駆動す
る。
次に、第9e図を参照してスタンバイ処理を説明する。
まず、ステップ71で割込を禁止し、ステップ72で所
定のスリーブ処理を実行する。スリーブ処理を実行する
と、マイクロコンピュータは節電モードに入り、動作が
停止する。なお、ステップ73では処理は実行しない(
ノーオペレーション)。
スイッチ操作などによってマイクロコンピュータ511
に起動がかけられると、ステップ74を実行し、節電モ
ードから通常モードに戻る。そして、ステップ75でメ
モリの内容をチエツクし、OKなら割込を許可する。
次に、第9f図を参照して、″姿勢記憶処理″の内容を
説明する。
ステップ81ではイグニッションスイッチIGSの状態
をチエツクし、ステップ82ではパーキングスイッチP
KSの状態をチエツクし、ステップ83では、セットス
イッチSSOの状態をチエツクし、ステップ84では、
″1″′スイッチSSIの状態をチエツクし、ステップ
85では、″′2″スイッチSS2の状態をチエツクす
る。
イグニッションスイッチがオンし、シフトレバ−がパー
キングの位置にセットされ、2つのスイッチSSO,S
SIが同時にオンしている時には、ステップ86に進み
、現在の姿勢を第1組の姿勢メモリにストアする。また
この時、シート制御ユニット610及びミラー制御ユニ
ット710に対しても、同様に現在のそれらの姿勢を記
憶するように、命令を出力する。
イグニッションスイッチがオンし、シフ1−レバがパー
キングの位置にセットされ、2つのスイッチSSO,S
S2が同時にオンしている時には、ステップ87に進み
、現在の姿勢を第2組の姿勢メモリにストアする。また
この時、シート制御ユニット610及びミラー制御ユニ
ット710に対しても、同様に現在のそれらの姿勢を記
憶するように、命令を出力する。
つまり、この実施例では、セットスイッチSSOをオン
しながらy 1 nスイッチをオンすると、システムの
全ての姿勢が第1の姿勢として、それを制御するマイク
ロコンピュータに登録(記憶)され、セットスイッチS
SOをオンしなからII 2 ggのスイッチをオンす
ると、システムの全ての姿勢が第2の姿勢として、それ
を制御するマイクロコンピュータに登録される。
次に、第9h図を参照して、″姿勢再生処理″の内容を
説明する。
ステップ101ではイグニッションスイッチIGSの状
態をチエツクし、ステップ102ではパーキングスイッ
チPKSの状態をチエツクし、ステップ104ではアン
ロックウオーニングスイッチUWSの状態をチエツクし
、ステップ105ではドアカーテシスイッチの状態をチ
エツクし、ステップ106では、このステップを最初に
実行してから30秒以内か否かをチエツクする。
イグニッションスイッチがオンしくエンジン動作中)、
シかもシフトレバ−がパーキングの位置にある時には、
ステップ103のサブルーチン″姿勢設定モード1″を
実行する。
また、イグニッションスイッチがオフしくエンジン停止
中)、アンロツクウ方−二ングスイッチがオフしくエン
ジンキーなし)、ドアが閉になってから30秒以内であ
る時には、ステップ107のサブルーチン″姿勢設定モ
ード2″を実行する。
マスク制御ユニットのパ姿勢設定モード1″のサブルー
チンの内容を、第10a図及び第10b図にシート制御
ユニットの動作とともに示し、マスク制御ユニットの″
姿勢設定モード2″のサブルチンの内容を、第10c図
及び第10d図にシート制御ユニットの動作とともに示
す。
なお、シート制御ユニット610及びミラー制御ユニッ
ト710のメインルーチンの内容は、図示しないが、マ
スク制御ユニット510と大部分が同一である。但し、
シート制御ユニット610及びミラー制御ユニット71
0に直接接続されているスイッチはマニュアルスイッチ
のみであるから、自動姿勢設定や姿勢記憶に関する処理
は、マスク制御ユニット510が出力する各種命令に基
づいて実行する。また、ミラー制御ユニット710の通
信処理は、受信のみで送信処理はない。更に、ミラー制
御ユニット710の制御においては、退避姿勢位置決め
や運転姿勢に復帰する位置決め処理は備わっていない。
マス、マスク制御ユニット510 (マイクロコンピュ
ータ511)が″姿勢設定モード1″サブルーヂンを実
行する場合の動作を、第10a図を参照して説明する。
rr 1 nスイッチSSIがオンした場合には、マス
ク制御ユニットの処理は、ステップ111からステップ
112に進み、″姿勢1モード1′″の命令をシート制
御ユニットおよびミラー制御ユニットに対して出力する
。この命令は、各々の制御ユニットが第1組の姿勢メモ
リに記憶した姿勢に、各々の機構の姿勢を設定する処理
を起動するものである。
また、112 ITスイッチSS2がオンした場合には
、マスク制御ユニットの処理はステップ113からステ
ップ114に進み、゛′姿勢2モード1″の命令を、シ
ート制御ユニット及びミラー制御ユニットに対して出力
する。この命令は、各々の制御ユニットが第2組の姿勢
メモリに記憶した姿勢に、各々の機構の姿勢を設定する
処理を起動するものである。
ステップ112又は114を実行すると、次はステップ
115に進む。ステップ115では、シト制御ユニット
が出力すべきT&T (ティルト及びテレスコピック)
実行命令を、マスク制御ユニットが受信したか否かをチ
エツクする。受信している場合にはステップ117に進
み、受信していなければ、ステップ116に進む。
T&T実行命令を受信した場合には、マスク制御ユニッ
トは、ステップ117に進んで、ティルト姿勢及びテレ
スコピック姿勢が目標位置か否かを識別する。即ち、現
在のティルト姿勢及びテレスコピック姿勢を、姿勢メモ
リ1又は姿勢メモリ2に記憶された姿勢と比較する。″
姿勢設定モード1″を実行しはじめた直後は、現在の姿
勢が目標姿勢でないので、ステップ119に進む。ステ
ップ119では、マスク制御ユニットが、それ自身に接
続されたティルト機構及びテレスコピック機構の姿勢を
、目標位置に動かすように位置決め制御する。
ステップ117で、ティルト姿勢及びテレスコピック姿
勢が目標位置に達したことが検知されると。
ステップ118に進み、T&T完了信号をシリアル通信
ラインを介して、シート制御ユニットに送リ、ティルト
及びテレスコピックの姿勢設定が完了したことをシート
制御ユニットに通知する。
ステップ120では、マスク制御ユニット自身が制御す
るシートベルトアンカの現在の姿勢を、姿勢メモリ1又
は姿勢メモリ2に記憶された姿勢と比較して、目標姿勢
と一致するか否かをチエツクする。最初は、シートベル
トアンカの姿勢は目標姿勢と一致しないので、ステップ
120の次にステップ122に進む。
ステップ122では、検出されるシートベルトアンカ姿
勢が目標姿勢と一致するように、シートベルトアンカの
姿勢調整機構を制御する。ステップ120でシートベル
トアンカの姿勢が目標姿勢と一致した場合には、ステッ
プ121に進み、ベルトアンカ完了信号を、シリアル通
信ラインを介してシート制御ユニットに送り、ベルトア
ンカ姿勢の調整完了を通知する。
ステップ115で、T&T実行命令を受信せずにステッ
プ116に進んだ場合には、シート制御ユニットが出力
すべき、ベルトアンカ実行命令の受信の有無をチエツク
する。ベルトアンカ実行命令を受信した時には、第10
b図のステップ131に進む。
ステップ131では、マスク制御ユニット自身が制御す
るシートベルトアンカの姿勢が目標姿勢と一致するか否
かをチエツクする。最初は、シートベルトアンカの姿勢
は目標姿勢と一致しないので、ステップ131の次にス
テップ133に進む。
ステップ133では、検出されるシートベルトアンカ姿
勢が目標姿勢と一致するように、シートベルトアンカの
姿勢調整機構を制御する。ステップ131でシートベル
トアンカの姿勢が目標姿勢と一致した場合には、ステッ
プ132に進み、ベルトアンカ完了信号を、シリアル通
信ラインを介して、シート制御ユニットに送り、ベルト
アンカ姿勢の調整完了を通知する。
ステップ132の次には、ステップ134に進む。
ステップ134では、現在のティルト姿勢及びテレスコ
ピック姿勢が目標位置と一致するか否かをチエツクする
。ティルト姿勢及びテレスコピック姿勢の姿勢調整が完
了している時には、ステップ135に進む。
ステップ135では、シート制御ユニットが出力すべき
、シート姿勢完了信号の受信の有無をチエツクする。ス
テップ135でシート姿勢完了信号を受信している場合
には、ステップ136に進み、所定の姿勢設定完了処理
を実行する。
マスク制御ユニットが″姿勢設定モード1″を実行する
場合の、シート制御ユニットの動作を説明する。まず第
10a図を参照する。ステップ201でマスク制御ユニ
ットがステップ112で出力ずべき、゛姿勢1モート1
″命令をシート制御ユニットが受信している時には、シ
ート制御ユニットの処理はステップ202に進み、シー
ト制御ユニット上の姿勢メモリ1に記憶された姿勢情報
を読込む。
また、ステップ203でマスク制御ユニットがステップ
114で出力すべき、゛′姿勢2モード1″命令をシー
ト制御ユニットが受信している時には、シート制御ユニ
ットの処理はステップ204に進み、シート制御ユニッ
ト上の姿勢メモリ2に記憶された姿勢情報を読込む。
ステップ202又は204の次には、ステップ205に
進み、現在のシート姿勢(スライド、リクライニング、
前バーチカル、後バーチカル、ヘッドレスト)が各々ど
のような状態にあるかを識別する。
スライドの姿勢1又は2が現在の位置よりも前寄りの位
置にある時、リクライニングの姿勢1又は2が現在の位
置よりも前側に倒れている時、又はシートスライドとリ
クライニングの両方の姿勢が姿勢1又は2の状態にある
時には、いずれも、ステップ210に進む。この場合、
シート制御ユニットは、シリアル通信ラインを介して、
”T&T実行命令″を、マスク制御ユニットに対して送
信する。
次いてステップ211を実行し、マスク制御ユニットが
出力するT&T完了信号を受信したか否かを識別する。
ステップ21]でT&T完了信号を受信していると、次
にステップ222に進む。
また、スライドの姿勢1又は2が現在の位置よりも後方
に位置し、リクライニングの姿勢が現在の位置よりも後
側に倒れている時には、各ステップ206−207−2
08− (209)  を通って、ステップ22】に進
む。
ステップ221では、″ベルトアンカ実行命令・・を、
シリアル通信ラインを介して、マスク制御ユニットに送
信する。
ステップ222では、シートスライド及びリクライニン
グの姿勢調整が完了しているか否かをチエツクする。完
了していない時には、ステップ223に進む。
ステップ223では、シート制御ユニットは、それ自身
に接続されたシートスライド機構及びリクライニング機
構の姿勢が、各々、自身の姿勢メモリ1又は姿勢メモリ
2に記憶された姿勢情報と一致するように姿勢調整を実
行する。
ステップ222で、スライド及びリクライニングの姿勢
調整が完了していると、次にステップ224に進む。ス
テップ224では、マスク制御ユニツトが出力すべき、
″′ベルトアンカ完完了倍信号受信の有無をチエツクす
る。この信号を既に受信している時には、次にステップ
225に進む。
ステップ225では、マスク制御ユニットが出力すべき
、”T&T完了″信号の受信の有無をチエツクする。こ
の信号を既に受信している時には次にステップ226に
進み、そうでなければステップ210に進む。
ステップ226では、シート制御ユニットは、それ自身
に接続された前バーチカル機構及び後バチカル機構の姿
勢が、自身の姿勢メモリ1 (又は姿勢メモリ2)に記
憶された目標姿勢と一致するか否かをチエツクする。バ
ーチカル姿勢が未調整の時には、次にステップ227に
進む。
ステップ227では、シート制御ユニットは、前バーチ
カル機構及び後バーチカル機構の姿勢が自身の姿勢メモ
リ1 (又は姿勢メモリ2)に記憶された目標姿勢と一
致するように、その姿勢調整を実行する。
ステップ226で、前バーチカル機構及び後バチカル機
構の姿勢調整が完了している時には、次にステップ22
8に進む。ステップ228では、ヘッドレストの姿勢を
目標姿勢と比較する。ヘッドレストの姿勢(高さ)が未
調整の時には、次にステップ230に進み、ヘッドレス
トを目標姿勢に位置決めする。
ステップ228で、ヘッドレストの姿勢調整が完了して
いる時には、次にステップ229に進む。
ステップ229では、マスク制御ユニットに対して″シ
ート姿勢完了″信号を出力しシート姿勢の調整が全て終
了したことをマスク制御ユニットに通知する。そして、
所定の姿勢設定完了処理を実行する。
以上、今まで述べてきた姿勢設定モード1の動作順序を
まとめると次の第1表のようになる。つまり、スライド
、リクライニングという、その動作がドライバ近傍の余
裕スペースの増減に大きく寄与するものの再生方向を順
序決定の判断材料とし、どちらかが後方に動作する場合
、それをチルト、テレスコより先に動作させ、余裕スペ
ースを大きくしてから、チルト、テレスコをはじめとす
る、他の動作を実行させようというものである。
なお、ミラーは、その動作が他の動作に全く影響を与え
ないので、姿勢1又は2のモード1命令をミラー制御ユ
ニットが受信した時点より、動作を開始する。
第1表 次に、マスク制御ユニット510 (マイクロコンピュ
ータ511)が″姿勢設定モード2″サブルーチンを実
行する場合、つまり、各機構の姿勢が退避姿勢である状
態から、第1組又は第2組の姿勢メモリに記憶された姿
勢を再生する場合の動作を、第10c図を参照して説明
する。
II 111スイツチS81がオンした場合には、マス
ク制御ユニットの処理は、ステップ151からステップ
152に進み、″姿勢1モード2″命令をシート制御ユ
ニット及びミラー制御ユニットに対して出力する。この
命令は、各々の制御ユニットが第1組の姿勢メモリ(即
ちメモリ1)に記憶した姿勢に各々の機構の姿勢を設定
する処理を起動するものである。
また、rr 2 uスイッチSS2がオンした場合には
、マスク制御ユニットの処理は、ステップ153からス
テップ154に進み、″姿勢2モード2″命令をシート
制御ユニット及びミラー制御ユニットに対して出力する
。この命令は、各々の制御ユニットが第2組の姿勢メモ
リ(即ち姿勢メモリ2)に記憶した姿勢に各々の機構の
姿勢を設定する処理を起動するためのものである。
ステップ152又はステップ154を実行すると、次は
ステップ155に進む。ステップ155では、マスク制
御ユニット自身が制御するシートベルトアンカの姿勢が
目標姿勢と一致するか否かをチエツクする。最初は、ベ
ルトアンカの姿勢が未調整なので、次にステップ157
に進み、ベルトアンカの姿勢を目標姿勢に設定する制御
を実行する。
ステップ155で、シートベルトアンカの姿勢調整が完
了していると、次にステップ156に進む。
ステップ156では、シート制御ユニットが出力すべき
、シートスライド及びリクライニング姿勢の完了信号を
受信しているか否かをチエツクする。
この完了信号を受信している場合には、次にステップ1
61 (第10d図)に進む。
ステップ161では、アンロックウオーニングフラグF
UWをチエツクする。通常は、このフラグが′O″にク
リアされているので、次にステップ162に進み、アン
ロックウオーニングスイッチUWSをチエツクする。ス
イッチUWSがオフの時、即ちエンジンキーがキーシリ
ンダから抜けている時には、ステップ163に進んでバ
ーチカルフラグFVTCLを” 1 ”にセットする。
更に、ステップ164でバーチカル命令を、シリアル通
信ラインを介して、シー1−制御ユニットに送信し、ス
テップ169に進む。
ステップ162で、スイッチT−TWSがオンの時、即
ちエンジンキーがキーシリンダに差し込まれた時には、
ステップ164に進み、アンロックウォニングフラグF
UWを” 1 ”にセットする。続いて、ステップ16
6に進む。
ステップ166では、マスク制御ユニット自身が制御す
るティルト及びテレスコピック機構の姿勢が目標姿勢と
一致するか否かをチエツクする。最初は、ティルト姿勢
及びテレスコピック姿勢が未調整なので、次にステップ
168に進み、ティルト及びテレスコピックの姿勢調整
を実行する。
ステップ166で、ティルト及びテレスコピックの姿勢
調整が完了している時には、次にステップ167に進み
、バーチカルフラグF V T CL、をチエツクする
。フラグFVTCLが1でなければ、バチカル姿勢が未
調整なので、ステップ165を実行し、シー1へ制御ユ
ニツ1−にバーチカル姿勢を調整させる。
ステップ169では、シート制御ユニットが出力すべき
、″シート姿勢完了″信号の受信の有無をチエツクする
。この信号を受信済の時には、ステップ170に進み、
所定の姿勢設定完了処理を実行する。
マスク制御ユニットが″姿勢設定モード2″を実行する
場合の、シート制御ユニットの動作を説明する。まず第
10c図を参照する。ステップ152でマスク制御ユニ
ットが出力すべき″姿勢1モード2″命令をシート制御
ユニッ1−が受信した時には、シート制御ユニットの処
理は、ステップ24Jから242に進み、シート制御ユ
ニット」二の姿勢メモリ1に記憶された姿勢情報を読込
む。
また、マスク制御ユニットがステップ154で出力すべ
き″姿勢2モード2″命令をシート制御ユニツトが受信
した時には、シート制御ユニットの処理は、ステップ2
43から244に進み、シート制御ユニット上の姿勢メ
モリ2に記憶された姿勢情報を読込む。
ステップ242又は244を実行した時には、次にステ
ップ245に進む。ステップ245では、シート制御ユ
ニッ1−は、その自身が制御するシートスライド及びリ
クライニングの姿勢が目標姿勢と一致するか否かをチエ
ツクする。
最初はシートスライド及びリクライニングの姿勢が未調
整なので、ステップ245の次にステップ247に進み
、シー1−スライド及びリクライニングの姿勢を、記憶
された目標姿勢と一致するように制御する。
ステップ245で、シートスライド及びリクライニング
の姿勢調整が完了していると、次にステップ246に進
み、マスク制御ユニットに対して、シートスライド及び
リクライニングの姿勢調整が完了したことを示す信号を
出力する。
ステップ248では、マスク制御ユニットがステンプ1
65で出力すべき、バーチカル命令の受信の有無をチエ
ツクする。バーチカル命令を受信した時には、ステップ
249に進み、シート制御ユニット自身が制御する前バ
ーチカル機構及び後バーチカル機構の姿勢が、記憶され
た目標姿勢と一致するか否かをチエツクする。
最初は、バーチカル姿勢が目標姿勢と一致しないので1
次にステップ250に進み、前バーチカル機構及び後バ
ーチカル機構の姿勢が目標姿勢と一致するように調整を
実行する。
ステップ249で、バーチカル機構の姿勢調整が完了し
ていると、次に第10d図のステップ261に進む。ス
テップ261では、シート制御ユニット自身が制御する
ヘッドレス1〜の姿勢が記憶された目標姿勢と一致する
か否かをチエツクする。ヘッドレストの姿勢が未調整の
時には、ステップ262に進み、ヘッドレストの姿勢が
記憶された目標姿勢と一致するように姿勢調整を実行す
る。
ステップ261でヘッドレストの姿勢調整が完了してい
る時には、次にステップ263に進み、マスタ制御ユニ
ットに対して、″シート姿勢完了″信号を送信する。更
に、ステップ264に進み、所定の姿勢設定完了処理を
実行する。
以上、今まで述べてきた姿勢設定モード2の動作順序を
まとめると、次の第2表及び第3表の様になる。
第  2  表 この時には、チルト、テレスコの動作は行なわない。こ
れは、スイッチUWSがオフの時にステアリングはチル
ト、テレスコとも退避状態にあり、ドライバがシートに
着席してスイッチUWSがオン、つまりキーが差し込ま
れた時に動作させた方が好ましい、という考えからであ
る。
第3表 注)RL:リクライニング、SLニスライドvT:バー
チカル、BA:ベルトアンカHR:ヘッドレスト VTはフロントとリアが同時 第2表は、アンロックウオーニングスイッチUWSがオ
フのままであった時の再生順序である。
さて、キーが差し込まれ、スイッチUWSがオンになっ
た時の動作順序であるが、これは第3表に示す通りであ
る。即ち、スイッチUWSがオフの時の動作を第2表に
示すようにA、B、Cの3領域に分けた場合、次のよう
になる。
*A動作中にスイッチUWSがオンした時は、A動作の
終了後、チルト・テレスコ動作を実行し、それが完了後
にB、Cと継続する。
*B、C動作中にスイッチUWSがオンした時は、その
時点よりチルト・テレスコ動作を起動する。
これは、スライド・リクライニングとチルト・テレスコ
は互いの動作が影響し合い同時動作は好ましくないと考
えるからである。
[効果] 以上のとおり、本発明によれば、多数の姿勢調整機構を
複数の互いに独立した処理を行なう制御装置によって制
御する場合に、全体の姿勢調整を指示するスイッチ手段
(実施例のSSO,SSI。
SS2等)が発する姿勢調整指示を、全ての制御装置が
確実に認識するので、どのようなタイミングでスイッチ
操作が行なわれたとしても、姿勢調整を実行する制御装
置と姿勢調整を実行しない制御装置とが同時に生じる恐
れはなく、部分的な姿勢の未調整が生じない。
また、実施例のように、複数の制御装置がお互いの制御
する調整機構の姿勢の状態に応じて、調整実行命令や調
整完了信号を互いに伝達することにより、多数の姿勢調
整機構の間(例えばステアリングホイールとヘッドレス
トとの間)で衝突などが生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する姿勢調整システム全体の構
成を示すブロック図である。 第2図は、第1図の装置を搭載した自動車の車室内の一
部を示す斜視図である。 第3a図及び第3b図は、第2図に示すドライバ座席に
備わったシート姿勢調整機構の一部を示す斜視図である
。 第4a図は第2図の自動車のステアリングコラム部分の
内部構成を示す正面図、第4b図はステアリングコラム
に備わったテレスコピック機構の部分を示す平面図、第
4c図は第4b図のIVcIVc線断面図である。 第5a図及び第5b図は、第2図の自動車のシートベル
トの姿勢調整機構を示す正面図である。 第6図、第7図及び第8図は、それぞれ、第1図のマス
ク制御ユニット、シート制御ユニット及びミラー制御ユ
ニットの構成を示すブロック図である。 第9a図、第9b図、第9c図、第9d図、第9e図、
第9f図、第9g図及び第9h図は、第6図のマスク制
御ユニットのマイクロコンピュータ511の動作の概略
を示すフローチャートである。 第1. Oa図及び第10b図は、マスク制御ユニット
の第9 h図のステップ103の姿勢設定モード1の具
体的な内容と、それに対応するシート制御ユニットの動
作とを示すフローチャートである。 第10c図及び第10d図は、マスク制御ユニットの第
9h図のステップ107の姿勢設定モード2の具体的な
内容と、それに対応するシート制御ユニットの動作とを
示すフローチャートである。 1ニステアリングホイール 2:エンジンキ3:シフト
レバー     4:サイドブレーキレバ10:シート
       20ニステアリングコラム41:チルト
ステアリング機構 43:減速機構 44ニスクリユ一ナツト機構 61:ヘッドレスト    62,787ステ66:ア
ーム       67:ギアボツクス69:駆動ケー
ブル    70,75:サポート72ニスクリユー 
    73:ナット74ニジ−ドパツクフレーム 100:シートベルト   101:ショルダアンカ1
10:レール      120ニスライダ130:タ
ングプレート 140ニラツブアウタアンカ 190:センタピラー 500ニステアリング姿勢制御装置 510:マスク制御ユニット(主電子制御手段)511
:マイクロコンピュータ 600:シート姿勢制御装置 610:シート制御ユニット(従電子制御手段)611
:マイクロコンピュータ 700:ミラー姿勢制御装置 71O:ミラー制御ユニット(従電子制御手段)711
:マイクロコンピュータ SSO,SSI,SS2:スイッチ(スイッチ手段)M
T1〜MT12:電気モータ(姿勢調整手段)PM1〜
PM12:ポテンショメータ UWS:アンロックウオーニングスイッチPKS :パ
ーキングスイッチ IGS:イグニッションスイッチ DRS :ドアカーテシスイッチ MSI〜MS 1 3 :マニュアルスイッチ)d図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各々、互いに異なる車上装備の各々の姿勢を調整
    する電気的駆動手段を備える、複数の姿勢調整手段; 前記複数の姿勢調整手段の姿勢調整を指示する少なくと
    も1つのスイッチ手段; 所定の制御プログラムに従って動作し、前記スイッチ手
    段及び前記複数の姿勢調整手段のうちの一部の手段に接
    続され、前記スイッチ手段のオン/オフに応答して、そ
    れに接続された前記姿勢調整手段を制御するとともに、
    姿勢調整命令を出力する、主電子制御手段;及び 該主電子制御手段とは別の独立した制御プログラムに従
    って動作し、該主電子制御手段及び前記複数の姿勢調整
    手段のうちの残りの手段に接続され、前記主電子制御手
    段が発する前記姿勢調整命令に応答して、それに接続さ
    れた前記姿勢調整手段を制御する、従電子制御手段; を備える車上装備の姿勢設定装置。
  2. (2)前記主電子制御手段は前記従電子制御手段に対し
    て、主電子制御手段が制御する第1組の姿勢調整手段の
    姿勢に応じた情報を出力し、従電子制御手段は主電子制
    御手段に対して、従電子制御手段が制御する第2組の姿
    勢調整手段の姿勢に応じた情報を出力し、主電子制御手
    段は、従電子制御手段が出力する第2組の姿勢調整手段
    の姿勢情報に応じて第1組の姿勢調整手段を制御し、従
    電子制御手段は、主電子制御手段が出力する第1組の姿
    勢調整手段の姿勢情報に応じて第2組の姿勢調整手段を
    制御する、前記特許請求の範囲第(1)項記載の車上装
    備の姿勢設定装置。
  3. (3)前記主電子制御手段及び従電子制御手段の一方は
    、それ自身が複数の姿勢調整手段を制御するとともに、
    それらの姿勢調整手段の姿勢調整順位を、前記主電子制
    御手段及び従電子制御手段の他方の姿勢調整状態に応じ
    て切換える、前記特許請求の範囲第(1)項記載の車上
    装備の姿勢設定装置。
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