JPH04356238A - パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置 - Google Patents

パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置

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JPH04356238A
JPH04356238A JP3155265A JP15526591A JPH04356238A JP H04356238 A JPH04356238 A JP H04356238A JP 3155265 A JP3155265 A JP 3155265A JP 15526591 A JP15526591 A JP 15526591A JP H04356238 A JPH04356238 A JP H04356238A
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JP
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motor
predetermined
limiting resistor
time
seat
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JP3155265A
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English (en)
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Hiromitsu Ogasawara
紘充 小笠原
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • G05B19/21Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device
    • G05B19/23Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device for point-to-point control
    • G05B19/231Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device for point-to-point control the positional error is used to control continuously the servomotor according to its magnitude
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/0244Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits

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  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの駆動制御に
よって、着座姿勢制御装置の可動部材のポジションを着
座者の体形、好み等に応じて任意に調整、設定可能なパ
ワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車両等において、モータの駆
動制御により移動可能なシートスライド装置、シートリ
フター、リクライニング装置等の種々の着座姿勢制御装
置の装着された、いわゆるパワーシートと称されるシー
トが知られている。
【0003】このようなパワーシートのモータとして、
一般に、DCギヤードモータ(DCモータ)が利用され
る。そして、モータは、たとえば、モータ制御装置に接
続され、モータ制御装置のスイッチ手段のオン、オフや
モータ制御リレーのリレー接点の切換えによって駆動制
御可能に構成されている。
【0004】ここで、DCモータを利用する構成では、
一般に、モータの巻線端末間の短絡によって生じる回生
制動を利用して、モータ、つまりは可動部材を停止させ
ている。このような構成によれば、DCモータの特徴で
ある停止時の保持力が効果的に利用でき、回生制動のも
とで、モータの停止状態が確実に保持されるため、可動
部材の停止精度が向上される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートスラ
イド装置におけるシートのように、移動範囲の比較的広
い可動部材を持つ着座姿勢制御装置においては、可動部
材の迅速な移動が要求される。そこで、近年のパワーシ
ートにおいては、モータの回転速度の高速化をはかり、
モータの高速回転によって、可動部材の迅速な移動を確
保している。
【0006】しかしながら、公知の構成においては、ス
イッチ手段のオン、オフやリレー接点の切換えに伴うモ
ータへの供給電圧の印加または遮断によって、モータの
起動または停止が制御されているため、モータの急激な
起動、停止は避けられない。
【0007】特に、シートスライド装置におけるシート
のように、着座者の荷重を直接的に支持する可動部材に
おいては、モータの起動時、停止時のショックが可動部
材を介して着座者に伝達されやすい。モータの起動時、
停止時のショックは、着座者に不快感、不安感を与え、
着座者の快適性を損なう虞れがある。
【0008】ここで、モータ起動時、停止時のショック
の防止対策として、たとえば、トランジスタやFET(
電界効果トランジスタ)等を用いた速度制御手段により
、モータの速度制御を行なうことが、一般的に考えられ
る。
【0009】しかしながら、このような速度制御手段に
おいては、構成が複雑化しやすいとともに、トランジス
タ、FET等が高価であるため、速度制御手段およびモ
ータ制御装置の全体的なコストの増大を招く。
【0010】また、このような速度制御手段においては
、トランジスタ、FET等に発熱、スイッチングノイズ
を生じやすく、付近の電子回路素子等に悪影響を及ぼす
虞れがあり、好ましくない。
【0011】この発明は、モータの起動時、停止時のシ
ョックを抑制するパワーシートのモータ制御方法および
モータ制御装置の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のパワーシートのモータ制御方法によれば
、モータの正転時、逆転時の所定の駆動信号の発生から
、それぞれに応じて制御された所定時間だけ、所定の制
限抵抗をモータの巻線抵抗に直列に挿入している。そし
て、所定の制限抵抗によって抑制された対応する印加電
圧のもとで、モータを低速起動している。
【0013】また、対応する所定時間の経過した後、所
定の制限抵抗の挿入を解除し、制限抵抗を介することな
くモータに供給される定常の印加電圧のもとで、モータ
を定常駆動させている。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0015】図1、図2に示すように、この発明に係る
パワーシートのモータ制御装置10は、マニュアルスイ
ッチ12と、オートスイッチ14と、トルク切換手段1
6と、中央処理ユニット18とを具備し、所定のスイッ
チ操作により、モータM1〜M3を駆動制御可能に構成
されている。
【0016】モータM1〜M3として、通常、DCギヤ
ードモータがそれぞれ利用でき、各モータは、シート(
たとえば、アシスタントシート)19に装着された着座
姿勢制御装置、たとえば、シートスライド装置20、リ
クライニング装置22、中折れ機構24の駆動源として
、それぞれ設けられている。
【0017】なお、図2を見るとわかるように、モータ
M1〜M3は、後述するモータ制御リレーRL1 〜R
L6 のリレー接点RL1a〜RL6aを介して、電源
、たとえば、自動車のバッテリー(図示しない)にそれ
ぞれ接続され、リレー接点の切換えによって、駆動制御
可能となっている。
【0018】そして、モータM1〜M3を駆動制御し、
シートスライド装置20、リクライニング装置22およ
び中折れ機構24をそれぞれ作動させることによって、
シート19の前後ポジション、シートバック26の全体
的な傾斜角度(リクライニング角度)、シートバック上
端部26a の傾斜角度(チルト角度)等がそれぞれ調
整可能となっている。なお、シートスライド装置20、
リクライニング装置22および中折れ機構24はそれぞ
れ公知の構成とされ、その構成はこの発明の趣旨でない
ため、詳細には説明しない。
【0019】図1、図2に示すように、モータM1〜M
3は、たとえば、ポジション検出手段28−1〜28−
3をそれぞれ有して形成されている。ポジション検出手
段28−1〜28−3として、たとえば、図2に示すよ
うに、モータの出力軸(図示しない)に固着された円板
状の永久磁石30と、永久磁石の側方に隣接して設けら
れたリードスイッチ32とを有して構成された回転セン
サがそれぞれ利用できる。
【0020】このような構成においては、モータM1〜
M3のそれぞれの出力軸の回転に伴って、永久磁石30
が一体的に回転し、対応するリードスイッチ32の側方
を通過する永久磁石の極性の変動によって、リードスイ
ッチが開閉して、パルスが発生される。
【0021】図1、図2に示すように、回転センサ(ポ
ジション検出手段)のリードスイッチ32は、中央処理
ユニット18にそれぞれ接続されている。モータM1〜
M3の駆動により発生した回転センサ28−1〜28−
3からのパルスは、中央処理ユニット18にそれぞれ出
力され、それぞれのパルスの数が、中央処理ユニットに
おいてカウント、記憶される。
【0022】そして、回転センサ28−1〜28−3の
カウント数により、モータM1〜M3の回転数、つまり
はシート19の前後ポジション、シートバック26のリ
クライニング角度およびシートバック上端部26a の
チルト角度がそれぞれ検出される。なお、パルスのカウ
ント数は、たとえば、モータM1〜M3の正転時にカウ
ントアップ、逆転時にカウントダウンされる。
【0023】モータM1〜M3は、たとえば、マニュア
ルスイッチ12の操作によって、それぞれ駆動制御され
る。図2に示すように、マニュアルスイッチ12は、ス
ライド用スイッチ12−1、リクライニング用スイッチ
12−2、チルト用スイッチ12−3を有して形成され
ている。マニュアルスイッチ12は、図1に示すように
、着座者(アシスタント)の操作可能な位置、たとえば
、シート19のシートクッション34のサイド等に設け
られている。
【0024】図2に示すように、マニュアルスイッチ1
2の各スイッチとして、たとえば、操作方向によってモ
ータM1〜M3の回転方向を切換え可能な、ニュートラ
ルポジションと2ポジションの接点とを持つ自動復帰形
のシーソー式スイッチが利用できる。そして、マニュア
ルスイッチ12の各スイッチは、図1、図2に示すよう
に、中央処理ユニット18にそれぞれ接続されている。
【0025】中央処理ユニット18は、マイクロコンピ
ュータ(マイコン)36を備えて形成され、マイコンは
、記憶されたプログラムに従って入力を処理して、適当
な制御信号を発生可能に構成されている。制御信号は、
図1、図2を見るとわかるように、たとえば、リレード
ライバ38に出力され、リレードライバによって、モー
タ制御リレーRL1 〜RL6 のうちの適当なリレー
の付勢、消勢が制御されている。そして、モータ制御リ
レーRL1〜RL6 のうち、付勢されたリレーが、対
応するリレー接点RL1a〜RL6aをそれぞれ切換え
ることによって、モータM1〜M3がそれぞれ駆動制御
される。
【0026】たとえば、任意のシートポジションにおい
て、マニュアルスイッチのスライド用スイッチ12−1
を操作すると、対応する信号が中央処理ユニット18に
出力される。すると、中央処理ユニット18によって処
理された制御信号が、リレードライバ38に出力され、
リレードライバからの信号によって、たとえば、モータ
制御リレーRL1,RL2 のいずれかが付勢され、対
応するリレー接点RL1a,RL2a が切換えられる
。そして、リレー接点RL1a,RL2a の切換えに
よって、モータM1が、対応する方向に駆動され、シー
ト19が前後方向にスライドして、シートの前後ポジシ
ョンが調整される。
【0027】なお、たとえば、モータ制御リレーRL1
 の付勢に伴うリレー接点RL1aの切換えによって、
モータM1が正転方向に駆動して、シート19が前進さ
れる。また、モータ制御リレーRL2 の付勢に伴うリ
レー接点RL2aの切換えによって、モータM2が逆転
方向に駆動して、シート19が後退される。
【0028】また、マニュアルスイッチのリクライニン
グ用スイッチ12−2、チルト用スイッチ12−3の操
作時においても、上記と同様に、対応する信号が中央処
理ユニット18に出力され、処理された信号が、リレー
ドライバ38に出力される。すると、リレードライバ3
8からの信号によって、たとえば、モータ制御リレーR
L3 〜RL6 のいずれかが付勢され、対応するリレ
ー接点RL3a〜RL6aを切換えることによって、モ
ータM2,M3 が対応する方向に駆動される。そして
、モータM2,M3 の駆動に伴って、シートバック2
6およびシートバック上端部26a がそれぞれ前後方
向に揺動され、各ポジションが調整される。
【0029】なお、図1、図2を見るとわかるように、
中央処理ユニット18、リレードライバ38は、たとえ
ば、安定化電源40を介して電源に接続され、安定化電
源によって一定化された供給電圧のもとで、それぞれ作
動される。
【0030】また、この発明のパワーシートのモータ制
御装置10は、図2を見るとよくわかるように、たとえ
ば、スイッチ14−1〜14−3からなるオートスイッ
チ14を有している。そして、モータ制御装置10は、
中央処理ユニット18の既設メモリー(図示しない)に
予め設定、メモリーされたスイッチごとのシートポジシ
ョン(メモリーポジション)を、オートスイッチ14(
14−1 〜14−3) の操作によって、それぞれ再
生可能に構成されている。
【0031】オートスイッチ14(14−1 〜14−
3) として、たとえば、自動復帰形のプッシュ式スイ
ッチがそれぞれ利用でき、各スイッチは、中央処理ユニ
ット18にそれぞれ接続されている。そして、図1を見
るとわかるように、オートスイッチ14は、マニュアル
スイッチ12と同様に、たとえば、シートクッション3
4のサイド等に配設されている。
【0032】なお、アシスタントシートにおいては、メ
モリーポジションとして、たとえば、ドライバーのアシ
スト、乗降車等のためのノーマルポジション、窓越しの
景色等を楽しむエンジョイポジション、休息、仮眠のと
りやすいリラックスポジションが、オートスイッチ14
−1〜14−3に対応してそれぞれ設定される。
【0033】しかし、これに限定されず、たとえば、所
定のメモリー操作により、着座者が任意に設定したシー
トポジションをメモリーポジションとして、オートスイ
ッチ14−1〜14−3に対応する設定メモリーに、そ
れぞれメモリーする構成としてもよい。
【0034】シート19、シートバック26等のポジシ
ョンは、たとえば、モータM1〜M3の回転数により検
出される設定基準からの移動量として、中央処理ユニッ
ト18のメモリーに設定、メモリーされる。
【0035】このような構成において、たとえば、オー
トスイッチ14−1〜14−3のいずれかを操作すると
、操作スイッチに対応するメモリー値が読み出され、モ
ータM1〜M3の現在のカウント数(現在値)と比較さ
れる。そして、モータM1〜M3のカウント数が対応す
るメモリー値と一致するまで、各モータがそれぞれ対応
する方向に駆動されて、シート19のメモリーポジショ
ンが、自動的に設定される。そのため、シートポジショ
ン設定時の操作労力が十分に軽減される。
【0036】ところで、公知の構成においては、たとえ
ば、モータ制御リレーRL1,RL2 の切換えによっ
て、モータM1が駆動制御されるため、定常のバッテリ
ー電圧(印加電圧)のもとでの、モータM1の急激な起
動、停止に伴うショックの発生は避けられない。
【0037】また、図1を見るとよくわかるように、シ
ート19として、たとえば、前方への着座者の尻滑り現
象(サブマリン現象)を防止するように、シートスライ
ド装置20を6゜程度後方に傾斜して取付けた構成が知
られている。つまり、このような構成では、スライド前
進時にシート19が傾斜を登る方向にスライドし、スラ
イド後退時に傾斜を下る方向にスライドする。そのため
、シート19のスライド前進時、つまり、モータM1の
正転時においては、スライド後退時に比較して、より大
きなモータトルクが要求される。
【0038】そこで、この発明のパワーシートのモータ
制御装置10においては、たとえば、モータM1の正転
時、逆転時のそれぞれの負荷に応じて低減されたモータ
トルクのもとで、それぞれに適した所定の短時間だけ、
低速起動または低速駆動可能に構成されている。モータ
M1のモータトルクは、トルク切換手段16によって切
換え可能となっている。
【0039】図2を見るとわかるように、トルク切換手
段16は、たとえば、それぞれ並列に接続された制限抵
抗R1,R2 と切換接点RL7aとを備え、切換接点
の切換えによって、制限抵抗をモータM1の巻線端末に
挿入可能に構成されている。
【0040】制限抵抗R1,R2 として、たとえば、
一般的な低抵抗がそれぞれ利用できる。また、切換接点
RL7aとして、たとえば、リレードライバ38を介し
て中央処理ユニット18に接続された制御リレーRL7
 が利用でき、切換接点は、その切換え動作によって、
制限抵抗R1,R2 の端末をともに短絡、短絡解除可
能に形成、接続されている。
【0041】そして、トルク切換手段16は、たとえば
、制限抵抗R2サイドに配設されたダイオードD1を有
し、モータ電流の方向によって、モータM1の巻線端末
に直列に挿入される制限抵抗R1,R2 の抵抗値を切
換えている。
【0042】たとえば、図3に示すように、リレー接点
RL1aの切換えに伴う、モータM1の正転起動時にお
いては、ダイオードD1に順方向のモータ電流IMfが
流れるため、制限抵抗R1,R2 の並列回路が形成さ
れてモータM1の巻線端末に挿入される。そして、数1
に示す数式により算出される印加電圧VMfのもとで、
モータM1が正転方向に低速起動される。
【0043】
【数1】
【0044】ここで、VB は定常の供給電圧(バッテ
リー電圧)を、IMfはスライド前進時のモータ電流を
それぞれ示す。
【0045】つまり、このような構成では、モータM1
の巻線端末への並列の制限抵抗R1,R2の挿入により
、バッテリーからの供給電圧VB が、印加電圧VMf
に抑制され、抑制された印加電圧VMfのもとで、モー
タM1が、正転方向に低速起動または低速駆動される。
【0046】また、図4に示すように、リレー接点RL
2aの切換えに伴う、モータM1の逆転起動時において
は、モータM1の逆転時に流れるモータ電流IMrが、
ダイオードD1の逆方向になるため、ダイオードD1で
の整流作用により、制限抵抗R1のみがモータM1の巻
線端末に直列に挿入される。そして、数2に示す数式に
より算出される電圧VMrのもとで、モータM1が逆転
方向に低速起動または低速駆動される。
【0047】
【数2】
【0048】ここで、制限抵抗R1=2 Ω、制限抵抗
R2=0.56Ωをそれぞれ選択することによって、前
進時、後退時にほぼ同一のスライド速度を得られること
が、実験により確認されている。
【0049】また、この発明においては、モータトルク
の低減時間、つまり、モータM1の巻線端末への制限抵
抗R1,R2 の挿入時間が、モータM1の正転時、逆
転時の負荷に応じてそれぞれ制御されている。
【0050】たとえば、モータM1の正転起動時におけ
る、制御リレーRL7 の付勢時間、つまり、並列の制
限抵抗R1,R2 の挿入時間は、図5のa部、図6の
a部に示すように、マニュアル制御時、オート制御時の
いずれにおいても、スイッチ操作等に伴う、正転起動時
の所定の駆動信号の発生から0.2s程度とされている
。また、たとえば、モータM1の逆転起動時における、
制限抵抗R1の挿入時間は、図5のb部、図6のb部に
示すように、モータM1のマニュアル制御時、オート制
御時のいずれにおいても、スイッチ操作等に伴う、逆転
起動時の所定の駆動信号の発生から0.5s程度とされ
ている。
【0051】なお、マニュアル制御時においては、たと
えば、スライド用スイッチ12−1の操作時に操作方向
に対応する駆動信号が発生し、スイッチの操作解除によ
り、それぞれ消滅する。また、オート制御時においては
、オートスイッチ16の操作により認識されるモータの
駆動方向に対応する駆動信号が発生し、たとえば、モー
タM1の現在値とメモリー値との一致、つまり、メモリ
ーポジションへのシート19の到達により消滅する。
【0052】また、モータM1の停止時においても、制
御リレーRL7 の付勢時間、つまり、制限抵抗R1,
R2 の挿入時間が制御され、正転駆動状態での停止時
、逆転駆動状態での停止時にそれぞれ異なる時間だけ、
モータM1の巻線端末に制限抵抗R1,R2 を挿入可
能に構成されている。
【0053】たとえば、モータM1のマニュアル制御に
よる、正転駆動での停止時においては、スライド用スイ
ッチ12−1の操作解除等に伴う、対応する駆動信号の
消滅から0.4s程度とされている。また、たとえば、
モータM1のマニュアル制御による、逆転駆動での停止
時においては、スライド用スイッチ12−1の操作解除
等に伴う、対応する駆動信号の消滅から0.7s程度と
されている。
【0054】ところで、モータM1のオート制御におい
ては、メモリーされたシートポジションまでの移動距離
、つまりはメモリーポジションの再生に要するモータM
1の駆動量および駆動方向が予め認識できる。そこで、
この発明では、モータM1のオート制御時において、駆
動方向に対応する制限抵抗R1,R2 を対応する所定
時間だけ、メモリーポジションへの到達前に挿入してモ
ータM1を減速し、所定時間だけ低速駆動した後、メモ
リーポジションでモータM1を回生制動のもとで停止す
るように構成されている。
【0055】たとえば、モータM1のオート制御による
、正転駆動状態での停止時においては、メモリーポジシ
ョンへの到達まで、つまり、対応する駆動信号の消滅ま
での0.4s程度だけ、モータM1が減速されて正転方
向に低速駆動する。そして、対応する駆動信号の消滅、
つまりはメモリーポジションへのシート19の到達によ
り、モータM1の巻線端末が短絡されて、回生制動の作
用により、モータM1が、正転方向での低速駆動状態か
ら停止する。
【0056】また、たとえば、モータM1のオート制御
による、逆転駆動状態での停止時においては、対応する
駆動信号の消滅までの0.7s程度だけ、モータM1が
減速されて逆転方向に低速駆動する。そして、対応する
駆動信号の消滅により、モータM1の巻線端末が短絡さ
れて、回生制動の作用により、モータM1が、逆転方向
での低速駆動状態から停止する。
【0057】なお、図5、図6を見るとわかるように、
モータ起動時の対応する駆動信号の発生から、たとえば
、20msecのタイムラグの後、モータ制御リレーR
L1,RL2 の付勢により、モータM1が正転方向、
逆転方向にそれぞれ起動される。
【0058】また、図5に示すように、モータM1のマ
ニュアル制御時においては、対応する駆動信号の消滅か
ら、たとえば、20msecのタイムラグの後、モータ
制御リレーRL1,RL2 の消勢により、モータM1
を停止している。 つまり、マニュアル制御時においては、たとえば、スラ
イド用スイッチ12−1の操作解除による対応する駆動
信号の消滅により、モータM1を一旦減速し、20ms
ecの低速駆動後、回生制動のもとで停止している。
【0059】たとえば、図2に示すような、マニュアル
スイッチ12、オートスイッチ14のオフ状態、モータ
制御リレーRL1 〜RL6 および制御リレーRL7
 の消勢状態をモータ制御装置10の初期状態と仮定し
て、モータM1のマニュアル制御、オート制御でのそれ
ぞれの制御動作を以下説明する。
【0060】モータM1のマニュアル制御時において、
たとえば、スライド用スイッチ12−1を前進方向に操
作すると、図5のa部に示すように、まず、対応する駆
動信号が発生する。そして、対応する駆動信号の発生と
ほぼ同時に、制御リレーRL7 が付勢されるとともに
、駆動信号の発生から、たとえば、20msecのタイ
ムラグの後、モータ制御リレーRL1 が付勢される。
【0061】すると、図3に示すように、切換接点RL
7a、リレー接点RL1aがそれぞれ切換えられ、制限
抵抗R1,R2 の端末間の短絡が解除されて、モータ
M1の巻線端末に並列の制限抵抗R1,R2 が挿入さ
れる。つまり、図5のa部に示すように、並列の制限抵
抗R1,R2 によって抑制された印加電圧VMfがモ
ータM1に印加され、印加電圧VMfのもとで、モータ
M1が正転方向に低速起動される。
【0062】そして、図5のa部および図7に示すよう
に、たとえば、スライド用スイッチ12−1の操作,つ
まりは対応する駆動信号の発生から対応する所定時間の
0.2sが経過すると、制御リレーRL7 の消勢によ
って、切換接点RL7aが切換えられ、制限抵抗R1,
R2 の端末間が短絡される。すると、モータ電流IM
fは、制限抵抗R1,R2 を介することなく、リレー
接点RL7aを介してモータM1に流れ、モータM1は
、定常のバッテリー電圧VB のもとで正転方向に定常
駆動されて、シート19が前方にスライドされる。
【0063】また、たとえば、着座者が所望のシートポ
ジションを認識して、スライド用スイッチ12−1を操
作解除すると、対応する駆動信号が消滅し、図5のa部
に示すように、制御リレーRL7 が直ちに付勢されて
、切換接点RL7aが切換えられる。すると、モータ制
御リレーRL1 の消勢に伴うリレー接点RL1aの切
換えまでの20msecのタイムラグの間だけ、図3に
示すように、並列の制限抵抗R1,R2 がモータM1
の巻線端末に挿入されて、抑制された印加電圧VMfの
もとで、モータM1が減速して低速駆動される。
【0064】対応する駆動信号の消滅から20msec
のタイムラグの経過後、モータ制御リレーRL1 が消
勢されて、リレー接点RL1aが切換えられると、図8
に示すように、モータM1の巻線端末が、制限抵抗R1
,R2 を介在して短絡され、制限抵抗によって抑制さ
れた回生制動力のもとで、モータM1が更に減速される
【0065】そして、図5のa部に示すように、スライ
ド用スイッチ12−1の操作解除、つまり、駆動信号の
消滅から対応する所定信号、つまりは0.4sが経過す
ると、制御リレーRL7 の消勢に伴う切換接点RL7
aの切換えによって、図2に示すように、制限抵抗R1
,R2 の端末間が短絡され、制限抵抗を介在しないル
ープによる定常の回生制動力のもとで、モータM1が低
速駆動状態から停止される。
【0066】また、これとは逆に、たとえば、スライド
用スイッチ12−1を後退方向に操作すると、対応する
駆動信号の発生により制御リレーRL7 が付勢される
とともに、駆動信号の発生から、たとえば、20mse
cのタイムラグの後、モータ制御リレーRL2が付勢さ
れる。
【0067】すると、図4に示すように、切換接点RL
7a、リレー接点RL2aがそれぞれ切換えられ、モー
タM1の巻線端末に制限抵抗R1が直列に挿入されて、
制限抵抗R1によって抑制された印加電圧VMrのもと
で、モータM1が逆転方向に低速起動される。
【0068】そして、図5のb部および図9に示すよう
に、たとえば、スライド用スイッチ12−1の操作,つ
まりは対応する駆動信号の発生から0.5sが経過する
と、制御リレーRL7 の消勢によって、切換接点RL
7aが切換えられて、制限抵抗R1の端末間が短絡され
る。すると、モータ電流IMrは、制限抵抗R1を介す
ることなく、リレー接点RL7aを介してモータM1に
流れ、モータM1は、定常のバッテリー電圧VB のも
とで逆転方向に定常駆動されて、シート19が後方にス
ライドされる。
【0069】また、たとえば、着座者が所望のシートポ
ジションを認識して、スライド用スイッチ12−1を操
作解除すると、対応する駆動信号が消滅し、図5のb部
に示すように、制御リレーRL7 が直ちに付勢されて
切換接点RL7aが切換えられる。すると、モータ制御
リレーRL2 の消勢に伴うリレー接点RL2aの切換
えまでの20msecのタイムラグの間だけ、図4に示
すように、制限抵抗R1がモータM1の巻線端末に挿入
されて、抑制された印加電圧VMrのもとで、モータM
1が減速して低速駆動される。
【0070】対応する駆動信号の消滅から20msec
のタイムラグの経過後、モータ制御リレーRL2 が消
勢されて、リレー接点RL2aが切換えられると、図8
に示すように、モータM1の巻線端末が、制限抵抗R1
を介在して短絡され、制限抵抗によって抑制された回生
制動力のもとで、モータM1が更に減速される。
【0071】そして、図5のb部に示すように、対応す
る駆動信号の消滅から0.7sが経過すると、制御リレ
ーRL7 の付勢に伴う切換接点RL7aの切換えによ
って、図2に示すように、制限抵抗R1,R2 の端末
間が短絡され、制限抵抗を介在しないループによる定常
の回生制動力のもとで、モータM1が低速駆動状態から
停止される。
【0072】また、モータM1のオート制御時において
は、まず、操作されたオートスイッチ16のいずれかに
対応するメモリーポジションが読み出され、たとえば、
モータM1の現在値とメモリー値との比較により、メモ
リーポジションまでのモータM1の駆動量および駆動方
向が認識される。そして、図6のa部に示すように、た
とえば、モータM1の正転駆動に対応する駆動信号が発
生すると、制御リレーRL7 が付勢されるとともに、
20msecのタイムラグの後、モータ制御リレーRL
1 が付勢される。
【0073】すると、マニュアル制御時と同様に、図3
に示すように、切換接点RL7a、リレー接点RL1a
がそれぞれ切換えられ、制限抵抗R1,R2 の端末間
の短絡が解除されて、モータM1の巻線端末に並列の制
限抵抗R1,R2 が挿入される。つまり、図6のa部
に示すように、並列の制限抵抗R1,R2 によって抑
制された印加電圧VMfがモータM1に印加され、印加
電圧VMfのもとで、モータM1が正転方向に低速起動
される。
【0074】そして、図6のa部に示すように、たとえ
ば、オートスイッチ16の操作,つまりは対応する駆動
信号の発生から0.2sが経過すると、制御リレーRL
7 の消勢によって、切換接点RL7aが切換えられて
、制限抵抗R1,R2 の端末間が短絡される。すると
、図7に示すように、モータ電流IMfは、制限抵抗R
1,R2 を介することなく、リレー接点RL7aを介
してモータM1に流れ、モータM1は、定常のバッテリ
ー電圧VB のもとで正転方向に定常駆動されて、シー
ト19が前方にスライドされる。
【0075】ここで、モータM1のオート制御時におい
ては、図6のa部に示すように、予め認識したメモリー
ポジションへの到達までの所定時間前、つまり、0.4
s前になると、制御リレーRL7 が付勢されて、正転
時の制限抵抗、つまり、並列の制限抵抗R1,R2 が
、モータM1の巻線端末に、直列に挿入される(図4参
照)。
【0076】すると、バッテリー電圧が並列の制限抵抗
R1,R2 によって抑制され、抑制された印加電圧V
Mfのもとで、モータM1が減速して低速駆動される。
【0077】なお、このような場合における、モータM
1の低速駆動の所定時間は、通常、スライド速度等との
関係によってスライド距離、つまりはモータM1の回転
数に換算され、モータM1の現在値が所定の値になった
とき、メモリーポジション到達までの0.4s前と判断
されて、制御リレーRL7 が付勢される。
【0078】そして、モータM1の減速から0.4sが
経過し、モータM1の現在値が対応するメモリー値に一
致すると、図6のa部に示すように、駆動信号が消滅し
、モータ制御リレーRL1 、制御リレーRL7 がと
もに消勢して、モータM1が、回生制動により、低速駆
動状態から停止される(図2参照)。
【0079】また、オートスイッチ16のいずれかの操
作に伴う、メモリーポジションまでのモータM1の駆動
量および駆動方向の認識によって、図6のb部に示すよ
うに、たとえば、モータM1の逆転駆動に対応する駆動
信号が発生すると、制御リレーRL7が付勢されるとと
もに、20msecのタイムラグの後、モータ制御リレ
ーRL2 が付勢される。
【0080】すると、図4に示すように、切換接点RL
7a、リレー接点RL2aがそれぞれ切換えられ、制限
抵抗R1の端末間の短絡が解除されて、制限抵抗R1が
、モータM1の巻線端末に直列に挿入されて、印加電圧
VMrのもとで、モータM1が逆転方向に低速起動され
る。
【0081】そして、図6のb部に示すように、逆転駆
動に対応する駆動信号の発生から、逆転起動時における
所定時間、つまりは0.5sが経過すると、制御リレー
RL7 の消勢によって、切換接点RL7aが切換えら
れて、制限抵抗R1の端末間が短絡される。すると、図
9に示すように、モータ電流IMrは、制限抵抗R1を
介することなく、リレー接点RL7aを介してモータM
1に流れ、モータM1は、定常のバッテリー電圧VB 
のもとで逆転方向に定常駆動されて、シート19が後方
にスライドされる。
【0082】また、図6のb部に示すように、モータM
1の現在値が、予め認識したメモリーポジションまでの
逆転駆動での所定時間、つまりは0.7sに対応する所
定値に到達すると、制御リレーRL7 が付勢されて、
制限抵抗R1がモータM1の巻線端末に直列に挿入され
る(図4参照)。
【0083】すると、バッテリー電圧が制限抵抗R1に
よって抑制され、抑制された印加電圧VMrのもとで、
モータM1が減速して低速駆動される。
【0084】そして、モータM1の減速から0.7sが
経過し、モータM1の現在値が対応するメモリー値に一
致すると、図6のb部に示すように、駆動信号が消滅し
、モータ制御リレーRL2 、制御リレーRL7 がと
もに消勢して、モータM1が、回生制動により、低速駆
動状態から停止される(図2参照)。
【0085】上記のように、この発明のパワーシートの
モータ制御方法によれば、モータM1の正転起動時、逆
転起動時のそれぞれの負荷に対応する所定の制限抵抗を
それぞれに適する所定時間だけ、モータM1の巻線端末
に直列に挿入している。つまり、対応する所定時間だけ
、制限抵抗R1,R2 によって抑制された印加電圧V
MfまたはVMrのもとで、モータM1がそれぞれの方
向に低速起動、いわゆるソフトスタートされる。そのた
め、モータ起動時のショックが十分に抑制され、ショッ
クに起因する不快感、不安感を着座者に与えることもな
く、着座者の快適性が改善される。
【0086】そして、モータ起動時のショックが着座者
に伝達されにくいため、着座者の姿勢崩れが十分に抑制
できる。そのため、着座姿勢の安定化がはかられ、この
点からも、着座者の快適性が改善される。
【0087】更に、この発明においては、モータM1の
正転起動時、逆転起動時の負荷に応じて、挿入する制限
抵抗R1,R2 の抵抗値および挿入時間をそれぞれ切
換えている。そのため、図1に示すように傾斜して取付
けられたシートスライド装置20のモータM1において
も、正転起動時、逆転起動時、つまりはシート19の前
進時、後退時のそれぞれに対応したソフトスタートが確
実に得られ、この点からも、着座者の快適性が十分に改
善される。
【0088】そして、たとえば、正転起動時、逆転起動
時における、所定の低速起動時間が経過すると、制限抵
抗R1,R2 が挿入解除されて、定常のバッテリー電
圧VB のもとで、モータM1が対応する方向に定常駆
動される。 そのため、駆動時における、制限抵抗R1,R2 によ
る電圧ロスが防止され、モータM1の定格特性を損なう
こともない。従って、シート19等の可動部材の迅速な
移動が十分に確保でき、モータM1の高速化を損なうこ
ともない。
【0089】また、たとえば、モータM1のマニュアル
制御時においては、所定の駆動信号の消滅から対応する
所定時間だけ、オート制御時においては、所定の駆動信
号の消滅までの対応する所定時間だけ、対応する制限抵
抗R1,R2 によって抑制された印加電圧VMfまた
はVMrのもとで低速駆動され、低速駆動状態から回生
制動により停止される。つまり、モータM1は、一旦減
速された後の減速状態から停止するため、モータM1の
、いわゆるソフトストップが可能なる。そのため、モー
タM1の停止時におけるショックが十分に抑制でき、シ
ョックに起因する不快感、不安感を着座者に与えること
もない。
【0090】そして、モータ停止時のショックが着座者
に伝達されにくいため、着座者の姿勢崩れが十分に抑制
できる。そのため、着座姿勢の安定化がはかられ、この
点からも、着座者の快適性が改善される。
【0091】また、正転駆動状態での停止時、逆転駆動
状態での停止時に応じて、制限抵抗R1,R2 の抵抗
値および挿入時間をそれぞれ切換えている。そのため、
モータM1の停止時においても、駆動時のモータM1の
負荷に適したソフトストップが確保でき、この点からも
、着座者の快適性が十分に改善される。
【0092】更に、停止時のモータM1には、制限抵抗
R1,R2 の挿入解除された巻線端末の短絡によって
、回生制動が作用する。そのため、シート19の停止精
度が十分に確保できるとともに、シートが十分な保持力
によって、停止位置に保持される。
【0093】そして、オート制御時においては、メモリ
ーポジションまでの対応する所定時間だけ、モータM1
を減速して低速駆動し、メモリーポジションへの到達に
より、回生制動のもとでモータM1を直ちに停止してい
る。 そのため、オート制御時における、シート19等の可動
部材の停止誤差が十分に抑制でき、停止精度が向上する
とともに、誤差の累積が防止される。
【0094】また、この発明のパワーシートのモータ制
御装置10によれば、上記のモータ制御方法が適切に遂
行でき、モータM1の起動時、停止時のショックの抑制
されたソフトスタート、ソフトストップが確実に得られ
る。 そのため、着座者の快適性が十分に改善される。
【0095】そして、モータM1の起動時、停止時の所
定時間以外は、制限抵抗R1,R2 に電流が流れない
ため、小型、安価な抵抗を制限抵抗R1,R2 として
利用しても、制限抵抗R1,R2 が過熱、焼損するこ
ともない。そのため、モータ制御装置10の構成の複雑
化、コストの増加が十分に防止できるとともに、他の電
子回路素子等に悪影響を与えることもない。
【0096】なお、図中の参照符号42,43 および
参照符号46,47 は、モータM1およびモータM3
のためのリミットスイッチを示す。このようなリミット
スイッチ42,43 および46,47 は、シート1
9、シートバック26a 等の可動部材の移動限度位置
を検出可能にそれぞれ設けられ、移動限度位置への可動
部材の到達によって、バッテリーからの電流を遮断する
ように構成されている。
【0097】このような構成では、リミットスイッチ4
2,43 および46,47 によって、シート19、
シートバック上端部26a 等の可動部材の移動範囲が
確実に規定されるため、可動部材の過剰な移動、つまり
はモータM1,M3 の過剰な駆動が十分に防止でき、
モータ等の安全性が確保される、
【0098】ここでは、モータM1,M3 にリミット
スイッチ42,43 および46,47 をそれぞれ設
けた構成として、具体化しているが、これに限定されず
、これに加えて、モータM2にも、リミットスイッチを
設けた構成としてもよい。
【0099】ところで、モータM1の電源として利用す
る自動車等のバッテリーは、通常、電圧の変動を生じや
すく、バッテリーの電圧変動が生じると、モータの回転
速度の変動により、起動時、停止時に発生するショック
の度合いを変化させる虞れがあある。
【0100】そこで、図10に示す、この発明の第2実
施例のパワーシートのモータ制御装置110 のように
、たとえば、バッテリー電圧(電源電圧)を検出、監視
する電圧検出手段50を設け、バッテリー電圧の高低に
よって、制限抵抗の挿入時間を適宜制御する構成として
もよい。
【0101】電圧検出手段50として、たとえば、予め
設定された規定値以下の電流のみを通過させるローパス
フィルタが利用できる。そして、ローパスフィルタ(電
圧検出手段)50は、図10を見るとわかるように、バ
ッテリーに接続されるとともに、たとえば、A/Dコン
バータ52を介して、中央処理ユニット18に接続され
ている。
【0102】このような構成において、たとえば、バッ
テリーからの電流値が、ローパスフィルタ50の規定値
より高くなると、ローパスフィルタでの遮断によって小
さくされた小信号が、A/Dコンバータ52を介して、
中央処理ユニット18に出力され、バッテリー電圧の高
電圧状態が検出される。
【0103】また、バッテリーからの電流値が、ローパ
スフィルタ50の規定値より低くなると、たとえば、ロ
ーパルフィルタを通過した大信号が、A/Dコンバータ
52を介して、中央処理ユニット18に出力され、バッ
テリーの低電圧状態が検出される。
【0104】たとえば、オート制御による、モータM1
の正転起動時において、図11のa部に示すように、対
応する駆動信号が発生すると、20msecのタイムラ
グの後、モータ制御リレーRL1 、制御リレーRL7
 が付勢されて、抑制された印加電圧VMfのもとで、
モータM1が正転方向に低速起動される。
【0105】このとき、たとえば、バッテリーの高電圧
状態がローパスフィルタ50からの信号によって検出さ
れると、モータM1の正転起動時に対応する所定時間t
1だけ、制御リレーRL7 が付勢されて、モータM1
が正転方向に低速起動される。そして、所定時間t1が
経過すると、制御リレーRL7 が消勢されて、モータ
M1が、バッテリーからの印加電圧のもとで、正転方向
に駆動される。
【0106】そして、停止時においては、対応する所定
時間t2だけ、再度、制御リレーRL7が付勢されて、
モータM1が所定の制限抵抗R1,R2 のもとで減速
、つまりは低速駆動し、メモリーポジションへの到達に
よって、モータ制御リレーRL1 、制御リレーRL7
 が消勢されると、回生制動のもとで、モータM1が停
止される。
【0107】ここで、図11のa部を見るとわかるよう
に、バッテリーの高電圧状態における、正転起動時の所
定時間t1および停止時の所定時間t2は、一点鎖線で
示すような、規定値の印加電圧のもとでの規定時間t0
より、それぞれ長時間となっている。つまり、バッテリ
ーの高電圧状態においては、それぞれの所定時間、つま
りは低速起動時間t1および減速時間t2を長くとるこ
とによって、高電圧のもとで増大されるショックの抑制
をはかっている。
【0108】また、ローパスフィルタ50からの信号に
より、バッテリーの低電圧状態が検出されると、図11
のb部に示すように、バッテリー電圧に対応して制御さ
れた所定時間、つまりは低速起動時間t3だけ、制御リ
レーRL7 が付勢されて、モータM1が正転方向に低
速起動される。
【0109】そして、停止時においては、対応する所定
時間t4だけ、再度、制御リレーRL7が付勢されて、
モータM1が所定の制限抵抗R1,R2 のもとで減速
、つまりは低速駆動し、メモリーポジションへの到達に
よって、モータ制御リレーRL1 、制御リレーRL7
 が消勢されると、回生制動のもとで、モータM1が停
止される。
【0110】なお、このような、バッテリーの低電圧状
態においては、モータM1のショック自体も低下するた
め、正転起動時の所定時間t3および停止時の所定時間
t4を規定時間t0より短くしても、ショックの抑制が
十分にはかられる。そして、所定時間、つまり、低速起
動時間t3、減速時間t4を短くすることによって、着
座者にシート19等の可動部材の低速感を与えることも
なく、着座者の快適性が確保できる。
【0111】また、図12のa部、b部を見るとわかる
ように、モータM1の逆転時においても、上記と同様に
、高電圧状態における低速起動時間t5、減速時間t6
、および、低電圧状態における低速起動時間t7、減速
時間t8のもとで、それぞれ起動、停止される。
【0112】上記のような構成によれば、バッテリー電
圧の高低に対応して、モータの低速起動時間および減速
時間をそれぞれ制御している。そのため、モータM1の
負荷およびバッテリー電圧に応じたソフトスタート、ソ
フトストップがそれぞれ得られ、バッテリー電圧の高低
に影響を受けることなく、モータのショックが十分に抑
制でき、着座者の快適性が一層向上される。
【0113】そして、特に、バッテリー電圧の低電圧状
態においては、低速起動時間、減速時間をそれぞれ短く
しているため、着座者に低速感を与えることもなく、こ
の点からも、着座者の快適性の向上がはかられる。
【0114】なお、実施例においては、モータM1のオ
ート制御時における時間の制御について説明しているが
、これに限定されず、マニュアル制御時においても、起
動時、停止時の所定時間が同様に制御される。
【0115】ここで、実施例においては、制御リレーR
L7 の切換接点RL7aの切換えに伴う所定の制限抵
抗R1,R2 の端末間の短絡解除、短絡によって、モ
ータM1の巻線端末への制限抵抗R1,R2 の挿入、
挿入解除を行なっている。しかし、モータM1の起動時
、停止時の所定時間だけ、モータM1の巻線端末への制
限抵抗R1,R2 の挿入、挿入解除を切換えれば足り
るため、制御リレーRL7 の切換接点RL7aに限定
されず、他の手段により、制限抵抗の挿入、挿入解除を
切換える構成としてもよい。
【0116】しかしながら、実施例のように、制御リレ
ーRL7 の切換接点RL7aを利用すれば、簡単な構
成にも拘らず、モータM1の起動、停止に連動する制限
抵抗R1,R2 の挿入、挿入解除の切換えが確実に得
られる。
【0117】また、実施例においては、たとえば、モー
タM1の正転起動時、逆転起動時によって、異なる値の
制限抵抗R1,R2 をモータM1の巻線端末に挿入し
て、印加電圧、つまりはモータトルクを変えている。し
かし、これに限定されず、モータM1の正転起動時、逆
転起動時のいずれにおいても、同一値の制限抵抗の挿入
による同一のトルクのもとで、モータM1を駆動する構
成としてもよい。
【0118】しかしながら、モータM1の正転起動時、
逆転起動時に応じて、モータトルクの切換え可能な構成
とすれば、正転時、逆転時によって、モータM1に異な
る負荷の作用する着座姿勢制御装置においても、モータ
起動時、停止時のショックが十分に抑制できる。そのた
め、図1に示すように、着座者のサブマリン現象の対策
として後方に傾斜して取付けられたシートスライド装置
20においても、モータ起動時、停止時のショックが無
理なく抑制でき、このような構成に特に有効に利用でき
る。
【0119】更に、モータM1のマニュアル制御時、オ
ート制御時によって、モータ停止時における制限抵抗R
1,R2 の挿入のタイミングが異なっているが、オー
ト制御時においても、メモリーポジションへの到達によ
って、モータM1を減速状態から停止させる構成として
もよい。
【0120】しかしながら、実施例のように、モータM
1のオート制御時において、メモリーポジションへのシ
ート19の到達までの所定時間だけ、モータM1を減速
駆動し、メモリーポジションへの到達によって直ちに減
速状態から停止させれば、オート制御時における、シー
ト19の停止誤差が十分に抑制できるとともに、誤差の
累積が防止できる。
【0121】なお、この実施例のモータ制御装置10,
110は、シートスライド装置20のモータM1にのみ
トルク切換手段16の設けられた構成として具体化され
ている。しかし、これに限定されず、シートスライド装
置20に加えて他の着座姿勢制御装置、たとえば、リク
ライニング装置22、中折れ機構24等にトルク切換手
段16を設ける構成としてもよい。
【0122】そして、シートスライド装置20、リクラ
イニング装置22および中折れ機構24を備えた構成と
して、シート19が具体化されている。しかし、これに
限定されず、たとえば、シートリフター、ヘッドレスト
等の他の着座姿勢制御装置を更に備えたパワーシートに
も、この発明のモータ制御装置10,110が応用でき
ることはいうまでもない。
【0123】また、ここでは、アシスタントシートに適
するパワーシートのモータ制御装置10,110して具
体化しているが、これに限定されず、ドライバーシート
のモータ制御装置に、この発明を応用してもよい。
【0124】なお、実施例においては、自動車用のパワ
ーシートのモータ制御装置として具体化されている。し
かし、モータの駆動制御により、着座姿勢制御装置の可
動部材のポジションを調整可能なシートであれば足り、
自動車用のパワーシートに限定されず、たとえば、電車
、飛行機、船舶等のシートやあんま、理髪等のためのシ
ートに、この発明のモータ制御装置を応用してもよい。
【0125】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0126】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るパワーシ
ートのモータ制御方法によれば、モータの正転起動時、
逆転起動時および各停止時の負荷に対応する所定の制限
抵抗をそれぞれに適する所定時間だけ、モータの巻線端
末に直列に挿入し、モータへの印加電圧を抑制すること
によって、モータ起動時および停止時のショックが十分
に抑制されている。そのため、モータ起動時、停止時の
ショックに起因する不快感、不安感を着座者に与えるこ
ともなく、着座者の快適性が改善される。
【0127】そして、モータの正転起動時、逆転起動時
の負荷に応じて、挿入する制限抵抗の抵抗値および挿入
時間をそれぞれ切換えている。そのため、モータの正転
時、逆転時の負荷が異なる場合においても、ショックの
抑制されたモータのソフトスタート、ソフトストップが
確実に得られる。
【0128】また、モータのオート制御時において、メ
モリーポジションまでの所定時間だけ低速駆動し、所定
時間の経過後、回生制動のもとでモータを停止する構成
では、オート制御時における、モータの停止誤差が十分
に抑制できる。そのため、モータ、つまりは可動部材の
停止精度が向上するとともに、誤差の累積が防止される
【0129】そして、電源電圧を検出、監視し、規定値
を基準とした電源電圧の高低によって、所定の制限抵抗
の挿入時間を制御する構成では、モータの負荷および電
源電圧の高低に応じたソフトスタート、ソフトストップ
が確実に得られる。そのため、電源電圧の影響を受ける
ことなく、モータのショックが十分に抑制でき、着座者
の快適性が一層向上される。
【0130】また、この発明のパワーシートのモータ制
御装置によれば、上記のモータ制御方法が適切に遂行で
き、モータの起動時、停止時のショックの抑制されたソ
フトスタート、ソフトストップが確実に得られる。その
ため、着座者の快適性が十分に改善される。
【0131】そして、モータの起動時、停止時の所定時
間以外は、制限抵抗に電流が流れないため、小型、安価
な抵抗を制限抵抗として利用しても、制限抵抗が過熱、
焼損することもない。そのため、モータ制御装置の構成
の複雑化、コストの増加が十分に防止できるとともに、
他の電子回路素子等に悪影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパワーシートのモータ制御装置
の概略的なブロック図である。
【図2】パワーシートのモータ制御装置の、中央処理ユ
ニットを中心とした詳細なブロック図である。
【図3】モータの正転起動時における、一部破断の回路
作動図である。
【図4】モータの逆転起動時における、一部破断の回路
作動図である。
【図5】マニュアル制御時における、この発明のパワー
シートのモータ制御方法のタイムチャートである。
【図6】オート制御時における、この発明のパワーシー
トのモータ制御方法のタイムチャートである。
【図7】モータの正転駆動時における、一部破断の回路
作動図である。
【図8】モータの停止時における、一部破断の回路作動
図である。
【図9】モータの逆転駆動時における、一部破断の回路
作動図である。
【図10】この発明の第2実施例における、パワーシー
トのモータ制御装置のブロック図である。
【図11】この発明の第2実施例における、パワーシー
トのモータ制御方法のタイムチャートである。
【図12】この発明の第2実施例における、パワーシー
トのモータ制御方法のタイムチャートである。
【符号の説明】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  モータの正転時、逆転時の対応する駆
    動信号の発生から、それぞれに応じて制御された所定時
    間だけ、所定の制限抵抗をモータの巻線端末に直列に挿
    入し、所定の制限抵抗によって抑制された対応する印加
    電圧のもとで、モータを低速起動するとともに、対応す
    る所定時間の経過した後、所定の制限抵抗の挿入を解除
    し、所定の制限抵抗を介することなくモータに供給され
    る定常の印加電圧のもとで、モータを定常駆動させるパ
    ワーシートのモータ制御方法。
  2. 【請求項2】  モータの対応する駆動信号の消滅から
    、正転駆動状態での停止または逆転駆動状態での停止に
    応じて制御されたそれぞれの所定時間だけ、所定の制限
    抵抗をモータの巻線端末に直列に挿入し、所定の制限抵
    抗によって抑制された対応する印加電圧のもとで、モー
    タを減速して低速駆動し、対応する所定時間の経過した
    後、所定の制限抵抗の挿入を解除するとともに、モータ
    の巻線端末の短絡により発生する回生制動のもとで、モ
    ータを低速駆動状態から停止させるパワーシートのモー
    タ制御方法。
  3. 【請求項3】  モータのオート制御時において、メモ
    リーポジションまでのモータの駆動量および駆動方向を
    予め認識し、正転駆動状態での停止または逆転駆動状態
    での停止に応じて制御されたメモリーポジションまでの
    それぞれの所定時間だけ、所定の制限抵抗をモータの巻
    線端末に直列に挿入し、所定の制限抵抗によって抑制さ
    れた対応する印加電圧のもとで、モータを減速して低速
    駆動し、対応する所定時間の経過した後、所定の制限抵
    抗の挿入を解除するとともに、モータの巻線端末の短絡
    により発生する回生制動のもとで、モータを低速駆動状
    態から停止させるパワーシートのモータ制御方法。
  4. 【請求項4】  モータの正転起動時、逆転起動時、お
    よび、正転駆動状態での停止、逆転駆動状態での停止に
    応じて制御されたそれぞれの所定時間だけ、対応する所
    定の制限抵抗をモータの巻線端末に直列にそれぞれ挿入
    し、モータ起動時においては、所定の制限抵抗によって
    抑制された対応する印加電圧のもとで、駆動信号の発生
    から対応する所定時間だけ、モータを低速起動し、対応
    する所定時間の経過した後、所定の制限抵抗の挿入を解
    除し、所定の制限抵抗を介することなくモータに供給さ
    れる定常の印加電圧のもとで、モータを定常駆動すると
    ともに、マニュアル制御でのモータの停止時においては
    、対応する駆動信号の消滅から対応する所定時間だけ、
    また、オート制御でのモータ停止時においては、予め認
    識したメモリーポジションまでの対応する所定時間だけ
    、正転時、逆転時に応じた所定の制限抵抗をそれぞれモ
    ータの巻線端末に直列に挿入し、制限抵抗によって抑制
    された対応する印加電圧のもとで、モータを減速して低
    速駆動し、所定時間の経過後、所定の制限抵抗の挿入を
    解除するとともに、モータの巻線端末の短絡により発生
    する回生制動のもとで、モータを低速駆動状態から停止
    させるパワーシートのモータ制御方法。
  5. 【請求項5】  電源電圧を検出、監視して、予め設定
    された規定値と比較し、規定値を基準とした高電圧、低
    電圧によって、所定の制限抵抗の挿入時間を制御する請
    求項1ないし4記載のパワーシートのモータ制御方法。
  6. 【請求項6】  可動部材を移動させるためのモータと
    、モータの駆動をマニュアル制御して、シートポジショ
    ンの調整、修正の可能なマニュアルスイッチと、モータ
    の駆動をオート制御して、予め設定された所定のシート
    ポジションを自動的に設定可能なオートスイッチと、モ
    ータの巻線端末への所定の制限抵抗の挿入、挿入解除を
    選択して、モータのトルクを切換えるトルク切換手段と
    、入力された情報を所定のプログラムに従って処理して
    、少なくともモータの駆動およびトルク切換手段の動作
    を制御する中央処理ユニットと、を具備し、モータの正
    転起動時、逆転起動時、および、正転駆動状態での停止
    時、逆転駆動状態での停止時の少なくともいずれかに応
    じて制御された所定時間だけ、所定の制限抵抗をモータ
    の巻線端末に直列に挿入するパワーシートのモータ制御
    装置。
  7. 【請求項7】  電源電圧を検出、監視する電圧検出手
    段を更に具備し、電源電圧と予め設定された規定値とを
    比較して、規定値に対する電源電圧の高低によって、所
    定の制限抵抗の挿入時間を制御する請求項6記載のパワ
    ーシートのモータ制御装置。
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