JPH04317830A - パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置 - Google Patents

パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置

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JPH04317830A
JPH04317830A JP11103191A JP11103191A JPH04317830A JP H04317830 A JPH04317830 A JP H04317830A JP 11103191 A JP11103191 A JP 11103191A JP 11103191 A JP11103191 A JP 11103191A JP H04317830 A JPH04317830 A JP H04317830A
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JP
Japan
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motor
limiting resistor
started
relay
power seat
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JP11103191A
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English (en)
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Hiromitsu Ogasawara
紘充 小笠原
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの駆動制御に
よって、着座姿勢制御装置の可動部材のポジションを着
座者の体形、好み等に応じて任意に調整、設定可能なパ
ワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車両等において、モータの駆
動制御により移動可能なシートスライド装置、シートリ
フター、リクライニング装置等の種々の着座姿勢制御装
置の装着された、いわゆるパワーシートと称されるシー
トがよく知られている。
【0003】このようなパワーシートのモータとして、
一般に、DCギヤードモータ(DCモータ)が利用され
る。そして、モータは、たとえば、モータ制御装置に接
続され、モータ制御装置のスイッチ手段のオン、オフや
モータ制御リレーのリレー接点の切換えによって駆動制
御可能に構成されている。
【0004】ここで、DCモータを利用する構成では、
一般に、モータの巻線端末間の短絡によって生じる回生
制動を利用して、モータ、つまりは可動部材を停止させ
ている。このような構成によれば、DCモータの特徴で
ある停止時の保持力が効果的に利用でき、回生制動のも
とで、モータの停止状態が確実に保持されるため、可動
部材の停止精度が向上される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートスラ
イド装置におけるシートのように、移動範囲の比較的広
い可動部材を持つ着座姿勢制御装置においては、可動部
材の迅速な移動が要求される。そこで、近年のパワーシ
ートにおいては、モータの回転速度の高速化をはかり、
モータの高速回転によって、可動部材の迅速な移動を確
保している。
【0006】しかしながら、公知の構成においては、ス
イッチ手段のオン、オフやリレー接点の切換えに伴うモ
ータへの供給電圧の印加または遮断によって、モータの
起動または停止が制御されているため、モータの急激な
起動、停止は避けられない。
【0007】特に、シートスライド装置におけるシート
のように、着座者の荷重を直接的に支持する可動部材に
おいては、モータの起動時、停止時のショックが可動部
材を介して着座者に伝達されやすい。モータの起動時、
停止時のショックは、着座者に不快感、不安感を与え、
着座者の快適性を損なう虞れがある。
【0008】そして、シートスライド装置等のモータの
起動時、停止時のショックは、シートの安定感を低下さ
せるため、着座姿勢を崩しやすい。着座者は、一旦着座
姿勢を崩すと、姿勢の安定化までに時間を要するため、
着座姿勢設定直後の発進、降車等が容易に行なえない。 そのため、操作性の低下および乗降車性の低下は避けら
れない。
【0009】この発明は、モータの起動時、停止時のシ
ョックを抑制するパワーシートのモータ制御方法および
モータ制御装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のパワーシートのモータ制御方法によれば
、たとえば、モータ起動時の所定時間だけ、制限抵抗を
モータの巻線端末に直列に挿入し、制限抵抗によって抑
制された電流のもとで、モータを低速起動している。 そして、モータ起動からの所定時間の経過後、制限抵抗
を介することなくモータに流れる定常の電流のもとで、
モータを定常駆動させている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、この発明に係るパワー
シートのモータ制御装置10は、マニュアルスイッチ1
2と、制限抵抗R4と、切換手段14とを具備し、マニ
ュアルスイッチの操作によって、モータMを駆動制御可
能に構成されている。
【0013】モータMとして、通常、DCギヤードモー
タが利用され、モータは、シート16に装着された着座
姿勢制御装置の可動部材、たとえば、図2に示すように
、シートスライド装置18においては、シート自体をス
ライドさせる駆動源として設けられている。なお、シー
トスライド装置18は、公知の構成とされ、その構成は
この発明の趣旨でないため、詳細に説明しない。
【0014】図1に示すように、マニュアルスイッチ1
2として、たとえば、主接点12a と2ポジションの
切換接点12b,12c とを持つとともに、主接点が
2ポジションの切換接点のいずれにも接触しないニュー
トラルポジションを有する自動復帰形のシーソー式スイ
ッチが利用できる。
【0015】このようなマニュアルスイッチの主接点1
2a は、通常、ニュートラルポジションに位置し、任
意の方向への操作レバー(図示しない)等の押圧操作に
よって、主接点が切換接点12b,12c のいずれか
に接触される。そして、マニュアルスイッチ12の操作
力を解除すると、主接点12a が、操作レバー等とと
もにニュートラルポジションに自動的に復帰するように
構成されている。
【0016】マニュアルスイッチの主接点12a は、
電源、たとえば、自動車のバッテリー20に接続され、
バッテリーからの電流の供給先が、切換接点12b,1
2c のいずれかに切換え可能となっている。
【0017】そして、図1を見るとわかるように、モー
タ制御リレーRL1,RL2 が、マニュアルスイッチ
の切換接点12b,12c にそれぞれ接続されている
【0018】モータ制御リレーRL1,RL2 として
、たとえば、コイルに電流を流すことによって、対応す
るリレー接点RL1a,RL2a の切換えを行なう電
磁リレーがそれぞれ利用できる。モータ制御リレーのリ
レー接点RL1a,RL2a は、たとえば、モータM
とバッテリー(電源)20との間に介在されている。そ
して、モータ制御リレーRL1,RL2 の付勢、消勢
に伴う、対応するリレー接点RL1a,RL2a の切
換えによって、モータに流れる電流の方向、つまりは、
モータの駆動方向(正転、逆転)を切換え可能に構成さ
れている。
【0019】なお、マニュアルスイッチ12は、着座者
の操作可能な位置、たとえば、図2に示すように、シー
ト20のシートクッションのサイド等に配設されている
。しかし、着座者の操作可能な位置であれば足り、シー
トクッションのサイドに限定されず、他の位置、たとえ
ば、コンソールボックス、ドア内壁のアームレスト(と
もに図示しない)等にマニュアルスイッチ12を配設す
る構成としてもよい。
【0020】ここで、図1を見るとよくわかるように、
この発明によれば、制限抵抗R4が、たとえば、モータ
M、リレー接点RL1a間で、モータの巻線端末に直列
に接続されている。制限抵抗R4として、たとえば、低
抵抗が利用でき、バッテリー20からの電流、つまり、
バッテリーからモータMへの印加電圧を定常値から抑制
可能に構成されている。
【0021】また、この発明においては、たとえば、切
換手段14が、制限抵抗R4に並列に接続され、切換手
段の切換えによって、制限抵抗R4をモータMの巻線端
末に直列に挿入、挿入解除可能に構成されている。
【0022】切換手段14として、たとえば、後述する
制御リレーRL3のリレー接点RL3aが利用でき、制
御リレーの付勢、消勢に伴うリレー接点の切換えによっ
て、制限抵抗R4の端末間を短絡、短絡解除可能に形成
、接続されている。なお、制限抵抗R4の端末間は制御
リレーRL3 の消勢時に短絡され、制御リレーの付勢
に伴うリレー接点RL3a(切換手段14) の切換え
によって短絡解除可能となっている。
【0023】制御リレーRL3 として、たとえば、電
磁リレーが利用でき、制御リレーは、図1に示すように
、バッテリー20と集積回路IC1 の出力端子(OU
T) との間に接続されている。
【0024】集積回路IC1 として、たとえば、入力
端子(IN)からのパルスの入力により、所定の幅のパ
ルスを出力して、出力パルスの幅に対応する所定時間だ
け、出力端子(OUT) を導通可能とするワンショッ
トマルチバイブレータが利用できる。このような構成で
は、たとえば、集積回路IC1 の入力端子(IN)へ
のパルスの入力から所定時間だけ、制御リレーRL3 
が付勢され、リレー接点RL3aが切換えられる。制御
リレーRL3 を付勢する所定時間、つまり、リレー接
点RL3 を切換えて制限抵抗R4の端末間を短絡解除
する所定時間は、たとえば、0.1 秒程度に設定され
る。
【0025】そして、集積回路IC1 は、モータ制御
リレーRL1,RL2 の付勢、消勢を検出して、モー
タ制御リレーの付勢時、消勢時において、制御リレーR
L3 を付勢可能に構成されている。
【0026】ここで、モータ制御リレーRL1,RL2
 の付勢、消勢の検出は、たとえば、モータ制御リレー
のコイルから発生される誘起電圧の検出によって行なわ
れる。
【0027】モータ制御リレーRL1,RL2 の付勢
時、消勢時に発生された誘起電圧は、図1に示すように
、ダイオードD1,D2 を介して、直列のコンデンサ
C1、抵抗R1に流れる。抵抗R1に誘起電圧が流れる
と、抵抗R1の端末に端末電圧が瞬間的に発生し、抵抗
R3を介して、集積回路IC1 に入力端子(IN)に
入力される。つまり、モータ制御リレーRL1,RL2
 の付勢、消勢を抵抗R1の端末電圧の発生によって検
出し、抵抗R1の端末電圧を入力パルスとして、集積回
路IC1 の入力端子(IN)に入力することによって
、所定時間だけ、制限抵抗R4の端末間が短絡解除可能
となっている。
【0028】たとえば、図1に示すニュートラルポジシ
ョンから、マニュアルスイッチ12の操作により、主接
点12a を切換接点12b に接触させると、図3、
図4に示すように、モータ制御リレーRL1 が付勢さ
れ、リレー接点RL1aが切換えられる。
【0029】すると、モータ制御リレーRL1 からの
誘起電圧により、抵抗R1に端末電圧が発生し、抵抗R
3を介して、集積回路IC1 に入力され、集積回路か
らの出力パルスにより、制御リレーRL3 が所定時間
、たとえば、0.1 秒間だけ付勢され、リレー接点R
L3aが切換えられる。
【0030】図3を見るとよくわかるように、制御リレ
ーRL3 の付勢に伴って、リレー接点RL3aが切換
えられると、制限抵抗R4の端末間が開き、バッテリー
20からの電流は、制限抵抗R4を介して、モータMに
流れる。つまり、モータMは、制限抵抗R4によって抑
制された印加電圧のもとで、起動される。
【0031】そして、図4、図5に示すように、たとえ
ば、マニュアルスイッチ12の操作から0.1 秒経過
後、集積回路IC1 の出力パルスの消滅により、制御
リレーRL3 が消勢されると、リレー接点RL3 が
再度切換えられて、制限抵抗R4の端末間が短絡される
。すると、バッテリー20からの電流は、図5に示すよ
うに、制限抵抗R4を介することなく、リレー接点RL
3aを介してモータMに流れ、定常の印加電圧のもとで
モータが駆動されて、シート16が前方にスライドされ
る。
【0032】このような構成によれば、制限抵抗R4に
より十分に抑制された印加電圧のもとで、モータMが低
速起動、いわゆるソフトスタートされ、所定時間経過後
は、モータの定常駆動のもとで、シートが前方にスライ
ドされる。そのため、モータ起動時のショックが十分に
抑制され、ショックに起因する不快感、不安感を着座者
に与えることもなく、着座者の快適性が改善される。
【0033】そして、モータ起動時のショックが着座者
に伝達されにくいため、着座者の姿勢崩れが十分に抑制
できる。そのため、着座姿勢の安定化がはかられ、この
点からも、着座者の快適性が改善される。
【0034】更に、マニュアルスイッチ12の操作に伴
う、モータ制御リレーRL1 の付勢からの0.1 秒
経過後は、制限抵抗R4の端末が短絡されて、定常の電
流がモータMに流れ、定常の印加電圧のもとで、モータ
が駆動される。そのため、制限抵抗R4による電圧ロス
が防止され、モータMの定格特性を損なうこともない。
【0035】また、図4に示すように、たとえば、任意
のシートポジションにおいて、マニュアルスイッチ12
の操作力を解除し、主接点12a をニュートラルポジ
ションに戻すと、バッテリー20からの電流の遮断によ
り、モータ制御リレーRL1 が消勢され、リレー接点
RL1aが切換えられる(図6参照)。そして、このと
き、モータ制御リレーRL1 からの誘起電圧の発生に
伴う、抵抗R1の端末電圧の発生によって、0.1 秒
間だけ、制御リレーRL3 が付勢され、リレー接点R
L3 が切換えられて、制限抵抗R4の端末間が開かれ
る。
【0036】すると、図6に示すように、モータMの巻
線端末間が、制限抵抗R4を介在して短絡され、制限抵
抗R4の介在により、モータに生じる回生制動力が抑制
される。つまり、図4に示すように、モータMは、制御
リレーRL3 の付勢される0.1 秒間だけ、抑制さ
れた回生制動力のもとで減速される。
【0037】そして、図1、図4に示すように、マニュ
アルスイッチ12の操作力解除から0.1 秒経過後、
制御リレーRL3 の消勢に伴う、リレー接点RL3a
の切換えによって、制限抵抗R4の端末が短絡され、制
限抵抗R4の介在しないループによる定常の回生制動力
のもとで、モータMが停止される。
【0038】このような構成によれば、モータMは、制
限抵抗R4によって抑制された回生制動力のもとで減速
され、減速した状態から停止される。そのため、モータ
Mの、いわゆるソフトストップが可能となり、モータの
停止時におけるショックが十分に抑制でき、ショックに
起因する不快感、不安感を着座者に与えることもない。
【0039】そして、モータ停止時のショックが着座者
に伝達されにくいため、着座者の姿勢崩れが十分に抑制
できる。そのため、着座姿勢の安定化がはかられ、この
点からも、着座者の快適性が改善される。特に、シート
ポジションの設定直後における発進やステアリングホイ
ール等の車上設備に妨害されないライドポジション設定
直後の降車が容易に行なえるため、乗車時、降車時の動
作が煩雑化せず、乗降車の迅速化がはかられる。
【0040】また、マニュアルスイッチ12の操作力の
解除に伴う、モータ制御リレーRL1 の消勢から0.
1 秒経過後は、制限抵抗R4の端末が短絡されて、定
常の回生制動力がモータMに作用する。そのため、モー
タMの回生制動のもとで、シート16の停止精度が十分
に確保できるとともに、シートが十分な保持力によって
、停止位置に保持される。
【0041】ここで、実施例とは逆に、マニュアルスイ
ッチ12の操作により、主接点12a を切換接点12
c に接触させると、モータ制御リレーRL2 の付勢
により、リレー接点RL2 が切換えられて、モータM
が逆転方向に起動される。
【0042】そして、モータ制御リレーRL2 が付勢
されると、誘起電圧がダイオードD2、コンデンサC1
を介して、抵抗R1に流れる。つまり、上記と同様に、
抵抗R1の端末電圧を検出し、抵抗R3を介して集積回
路IC1 に入力することによって、制御リレーRL3
 が、たとえば、0.1 秒間だけ付勢され、リレー接
点RL3aの切換えによって、制限抵抗R4の端末が開
かれる。
【0043】すると、制限抵抗R4によって抑制された
電流、つまりは抑制された印加電圧のもとで、モータM
が起動されるとともに、0.1 秒経過後の制御リレー
RL3 の消勢に伴う、リレー接点RL3 の切換えに
よって、モータが逆転方向に定常駆動され、シート16
が後方にスライドされる。
【0044】また、マニュアルスイッチ12の操作力の
解除によるモータ制御リレーの消勢に伴って、制御リレ
ーRL3 が、0.1 秒間だけ付勢され、制限抵抗R
4の介在によって抑制された回生制動力のもとで、モー
タMが減速される。そして、0.1 秒経過後の制御リ
レーRL3 の消勢によって、リレー接点RL3aが切
換えられ、制限抵抗R4の端末間が短絡されて、モータ
Mに定常の回生制動力が作用し、定常の回生制動力のも
とで、モータが停止、保持される。
【0045】つまり、このモータ制御方法によれば、モ
ータMの正転時、逆転時のいずれにおいても、モータの
ソフトスタート、ソフトストップが実行でき、着座者の
快適性が確実に改善される。
【0046】ここで、実施例においては、モータMのソ
フトスタート、ソフトストップの双方を実行可能な構成
として具体化している。しかし、これに限定されず、た
とえば、モータMのソフトスタート、ソフトストップの
少なくともいずれかを実行する構成としてもよい。
【0047】しかしながら、実施例のように、モータM
のソフトスタート、ソフトストップの双方を実行可能と
すれば、モータの起動時、停止時のいずれのショックも
抑制できるため、着座者の快適性がより向上される。
【0048】そして、この発明のパワーシートのモータ
制御装置10によれば、簡単な構成にも拘らず、上記の
モータ制御方法が適切に遂行でき、モータMの起動時、
停止時のショックを抑制するソフトスタート、ソフトス
トップが確実に得られる。そのため、着座者の快適性が
十分に改善される。
【0049】また、モータ制御リレーRL1,RL2 
の付勢時、消勢時の所定時間、たとえば、0.1 秒間
以外は、制限抵抗R4に電流が流れないため、小型、安
価な抵抗を制限抵抗R4として利用しても、制限抵抗R
4が過熱、焼損することもない。そのため、モータ制御
装置10の構成の複雑化、コストの増加が十分に防止で
きるとともに、シート等の可動部材の移動を機械的に阻
止する構成の着座姿勢制御装置にも、この発明のモータ
制御装置が利用でき、モータ制御装置の利用範囲が十分
に拡大される。
【0050】更に、マイクロコンピュータ等を設けるこ
となく、モータのソフトスタート、ソフトストップが実
行できるため、モータ制御装置の高価格化、構成の複雑
化が十分に防止でき、この点においても、モータ制御装
置の利用範囲が十分に拡大される。
【0051】ここで、実施例においては、制御リレーR
L3 のリレー接点RL3aが、制限抵抗R4の切換手
段14として利用されている。しかし、モータ制御リレ
ーRL1,RL2 の付勢、消勢に連動して、所定時間
だけ、制限抵抗R4の端末間を短絡、短絡解除すれば足
り、リレー接点RL3aに限定されず、他の手段から切
換手段14を構成してもよい。
【0052】しかしながら、実施例のように、リレー接
点RL3aを切換手段14とすれば、簡単な構成にも拘
らず、モータ制御リレーRL1,RL2 の付勢、消勢
に連動する制限抵抗R4の端末の短絡、短絡解除、つま
りは制限抵抗の挿入、挿入解除の切換えが確実に得られ
る。
【0053】また、制限抵抗R4は、低抵抗として具体
化しているが、これに限定されず、他の部材、たとえば
、パワーサーミスタ等を制限抵抗として利用する構成と
してもよい。
【0054】なお、実施例においては、パワーシートの
着座姿勢制御装置として、可動部材をシート16とする
シートスライド装置18を例示しているが、これに限定
されず、他の着座姿勢制御装置、たとえば、リクライニ
ング装置、シートリフター等に、この発明が応用できる
ことはいうまでもない。
【0055】また、実施例においては、自動車のパワー
シートのモータ制御装置として具体化されている。しか
し、モータの駆動制御により、着座姿勢制御装置の可動
部材の位置を調整可能なシートであれば足り、自動車の
パワーシートに限定されず、たとえば、電車、飛行機、
船舶等のシートやあんま、理髪等のためのシートにも応
用できる。
【0056】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るパワーシ
ートのモータ制御方法によれば、制限抵抗をモータの巻
線端末に直列に挿入し、モータへの印加電圧およびモー
タの回生制動力を抑制することによって、モータ起動時
、停止時の少なくともいずれかのショックが、十分に抑
制される。そのため、モータ起動時、停止時のショック
に起因する不快感、不安感を、着座者に与えることもな
く、着座者の快適性が改善される。
【0058】そして、モータ起動時、停止時のショック
に起因する着座者の姿勢崩れが十分に抑制でき、着座姿
勢の安定化がはかられるとともに、乗降車性の向上がは
かられる。
【0059】また、この発明のパワーシートのモータ制
御装置によれば、簡単な構成にも拘らず、上記のモータ
制御方法が適切に遂行でき、モータの起動時、停止時の
ショックを抑制するソフトスタート、ソフトストップが
確実に得られる。そのため、着座者の快適性が十分に改
善される。
【0060】そして、モータの起動、停止動作に連動し
て付勢される制御リレーのリレー接点を、切換手段とす
る構成では、構成を複雑化することなく、モータ起動時
、停止時における、制限抵抗端末の短絡、短絡解除、つ
まりは制限抵抗の挿入、挿入解除の切換えが確実に得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパワーシートのモータ制御装置
の回路図である。
【図2】シートスライド装置の装着されたシートの概略
側面図である。
【図3】モータ起動時における、一部破断の回路作動図
である。
【図4】この発明のパワーシートのモータ制御方法によ
るタイムチャートである。
【図5】モータ駆動時における、一部破断の回路作動図
である。
【図6】モータの停止時における、一部破断の回路作動
図である。
【符号の説明】
10    パワーシートのモータ制御装置12   
 マニュアルスイッチ 14    切換手段(リレー接点) M    モータ R4    制限抵抗 RL3   制御リレー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  モータ起動時の所定時間だけ、制限抵
    抗をモータの巻線端末に直列に挿入し、制限抵抗によっ
    て抑制された電流のもとで、モータを低速起動するとと
    もに、モータ起動からの所定時間の経過後、制限抵抗を
    介することなくモータに流れる定常の電流のもとで、モ
    ータを定常駆動させるパワーシートのモータ制御方法。
  2. 【請求項2】  モータ停止時の所定時間だけ、制限抵
    抗をモータの巻線端末に直列に挿入して、巻線端末の短
    絡によって生じる回生制動力を抑制し、抑制された回生
    制動力のもとで、モータを減速するとともに、モータ停
    止動作からの所定時間の経過後、制限抵抗を介すること
    なく、巻線端末の短絡されたモータの定常の回生制動力
    のもとで、モータを減速状態から停止させるパワーシー
    トのモータ制御方法。
  3. 【請求項3】  モータ起動時および停止時の所定時間
    だけ、制限抵抗をモータの巻線端末に直列にそれぞれ挿
    入し、モータ起動時においては、制限抵抗によって抑制
    された電流のもとで、モータを低速起動し、モータ起動
    からの所定時間の経過後、制限抵抗を介することなくモ
    ータに流れる定常の電流のもとで、モータを定常駆動さ
    せるとともに、モータ停止時においては、巻線端末の短
    絡によって生じる回生制動力を抑制し、抑制された回生
    制動力のもとで、モータを減速し、モータ停止動作から
    の所定時間の経過後、制限抵抗を介することなく、巻線
    端末の短絡されたモータの定常の回生制動力のもとで、
    モータを減速状態から停止させるパワーシートのモータ
    制御方法。
  4. 【請求項4】  可動部材を移動させるためのモータと
    、モータの駆動制御を行なうマニュアルスイッチと、モ
    ータの巻線端末に直列に接続された制限抵抗と、通常時
    、制限抵抗の端末間を短絡するとともに、マニュアルス
    イッチの切換え操作に連動するモータの起動時、停止時
    の少なくともいずれかにおいて、所定時間だけ、制限抵
    抗の端末間の短絡を解除して、制限抵抗をモータの巻線
    端末に直列に挿入する切換手段と、を具備するパワーシ
    ートのモータ制御装置。
  5. 【請求項5】  切換手段が、マニュアルスイッチの操
    作に伴う、モータの起動、停止動作に連動して付勢され
    る制御リレーのリレー接点であり、制御リレーの消勢時
    に、制限抵抗の端末間を短絡する請求項4記載のパワー
    シートのモータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2875073A1 (fr) * 2004-09-03 2006-03-10 Faurecia Sieges Automobile Circuit de commande de moteur electrique pour organe de liaison de siege de vehicule automobile, procede de commande de tels moteurs, systemes comprenant un tel systeme de commande et un siege de vehicule, et vehicule

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FR2875073A1 (fr) * 2004-09-03 2006-03-10 Faurecia Sieges Automobile Circuit de commande de moteur electrique pour organe de liaison de siege de vehicule automobile, procede de commande de tels moteurs, systemes comprenant un tel systeme de commande et un siege de vehicule, et vehicule

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