JPH0215537Y2 - - Google Patents

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JPH0215537Y2
JPH0215537Y2 JP1985090962U JP9096285U JPH0215537Y2 JP H0215537 Y2 JPH0215537 Y2 JP H0215537Y2 JP 1985090962 U JP1985090962 U JP 1985090962U JP 9096285 U JP9096285 U JP 9096285U JP H0215537 Y2 JPH0215537 Y2 JP H0215537Y2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクリーンルームに使用する乱流方式の
フイルター装置に於いて、汚染空気のリークをな
くし、清浄度を向上させることのできるフイルタ
ー装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、クリーンルームに使用されている乱流型
のフイルター装置は、第7図、第8図に示すよう
にプリーツ型濾紙31を固着したフイルター枠材
32の上周縁にガスケツト33を固着して形成さ
れたフイルター34を、クリーンルーム上部に吊
設したチヤンバー部35の側壁36の中間部内周
側に周設されたフイルター受け鋼材37の下面に
ガスケツト33を圧接して固定するように構成さ
れている。前記チヤンバー部35は吊りボルト3
8によつてクリーンルーム上部に吊設固定され、
且チヤンバー部35の側壁36の外側下部に天井
ボード受け片39を折曲して設け、該天井ボード
受け片39上に天井ボード40を載置固定し、チ
ヤンバー部35の下方にフイルター34を固定す
る凹部41を設ける。そして、前記フイルター受
け鋼材37の下面に夫々長ナツト42を溶着固定
し、且該長ナツト42に下方よりスタツトボルト
43を螺挿すると共に、該スタツトボルト43の
下方部にフイルター締め金具44を螺挿し、且該
フイルター締め金具44の下方よりスタツトボル
ト43にスプリングワツシヤ45を介在せしめて
ナツト46を螺挿してある。図中、47はチヤン
バー部35に連通するダクトであり、また48は
フイルター34と側壁36との間に生じた空隙部
である。
而して、フイルター34を下方より凹部41内
に挿入して、ガスケツト33をフイルター受け鋼
材37の下面に密着せしめ、然る後フイルター枠
材32の下面をフイルター締め金具44上に載置
し、ナツト46を緊締してフイルター枠材32を
上方へ押圧してガスケツト33をフイルター受け
鋼材37の下面に圧接せしめてフイルター34を
固定していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のフイルター装置は、フイルター34
上面のガスケツト33をフイルター受け鋼材37
の下面に機械的に圧接することにより、フイルタ
ー受け鋼材37とガスケツト33間の汚染空気の
リークを防ぐ構造となつている。
しかしながら、この従来のフイルター装置はガ
スケツト33が経年変化により劣化して圧接力が
なくなり汚染空気のリークが発生するという問題
点があり、また従来のフイルター装置はフイルタ
ー34をフイルター受け鋼材37に吊るす構造で
あるためにフイルター枠材32全体が露出し、附
着塵埃が飛散してフイルター効率が悪くなり、ま
たフイルター34と側壁36との間に空隙部48
が存在するため、その部分がデツドスペースとな
つてしまうという問題点があり、更にフイルター
34を吊り下げ、且ガスケツト33を圧接するた
めのスタツトボルト43、フイルター締め金具4
4等を必要とすると共に、フイルター34の取付
作業が面倒であるのでコストが高くなるという問
題点があつた。
本考案はかかる問題点に着目してなされたもの
で、汚染空気のリーク及び付着塵埃の飛散もな
く、またデツドスペースが少く、然もフイルター
の取付けが容易であるフイルター装置を提供せん
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、チヤンバー部の下部に空間部を有す
る方形枠状のフイルター受け鋼材を周設固定し、
且該フイルター受け鋼材の巾の複数分の1の巾に
形成された複数個のフイルターをフイルター受け
鋼材上に夫々架け渡して載置すると共に、且フイ
ルター受け鋼材に接触するフイルター枠材の各底
部内周側縁に第1の凹欠部を設け、更に前記各フ
イルターのフイルター枠材が互いに突合せ対面す
るフイルター枠材の各底部外側縁に第2の凹欠部
を設け、前記第1、第2の凹欠部にシール材を充
填して、前記各フイルターの突合せ部をシール材
で接合せしめ、各フイルターをフイルター受け鋼
材上に固定するという手段を採用することによ
り、上記問題点を解決した。
(作用) 上記構成より成る本考案の作用は次の通りであ
る。
方形枠状のフイルター受け鋼材の空間部より小
巾に形成されたフイルターを斜めにして複数個の
フイルターをフイルター受け鋼材上に載置し、各
フイルターのフイルター枠材とフイルター受け鋼
材との接触部及び各フイルターの突合せ部に夫々
設けられた第1、第2の凹欠部にシール材を充填
してシールすることにより、各フイルターのフイ
ルター枠材が互いに対面する突合せ部が前記シー
ル材で接合されると共に、各フイルターはフイル
ター受け鋼材上に締付け金具等を用いることな
く、また汚染空気のリークの虞れもなく固定され
る。
(実施例) 本考案の実施の一例を図に就いて説明するに、
本考案はチヤンバー部1の下部に周設固定された
方形枠状のフイルター受け鋼材2上に、該フイル
ター受け鋼材2の巾の複数分の1の巾に形成され
た複数個のフイルター3a,3b…を夫々架け渡
して載置すると共に、該各フイルター3a,3b
…とフイルター受け鋼材2の接触部及び各フイル
ター3a,3b…の突合せ部をシール材4により
シールして、各フイルター3a,3b…をフイル
ター受け鋼材2上に固定できるようにして構成さ
れている。
そして更に詳細に説明すると、フイルター3
a,3b…はフイルター受け鋼材2の巾の複数分
の1の巾に形成されたフイルター枠材5a,5b
…にプリーツ型濾紙6a,6b…を固着すると共
に、フイルター受け鋼材2上に架け渡して載置し
たとき、フイルター受け鋼材2に接触するフイル
ター枠材5a,5b…の各底部内周側縁に発泡ス
チロール等のバツクアツプ材7とシール材4とを
充填するための第1の凹欠部8を設け、更に各フ
イルター3a,3b…のフイルター枠材5a,5
b…が互いに突合せ対面するフイルター枠材5
a,5b…の各底部外側縁にバツクアツプ材7及
びシール材4を充填するための第2の凹欠部9を
設けて形成されている。
また、チヤンバー部1は吊りボルト10によつ
てクリーンルーム上部に吊設固定され、且チヤン
バー部1の下端内周側には前記各フイルター3
a,3b…を架け渡してフイルター枠材5a,5
b…部分を載置できる巾の空間部11を有する大
きさのフイルター受け鋼材2が周設固定され、且
チヤンバー部1の側壁12の外側下部に天井ボー
ド受け片13を折曲して設け、且該天井ボード受
け片13上に天井ボード14を載置固定できるよ
うにして形成してある。なお、図中15はチヤン
バー部1に連通するダクトである。
そして、上記のように構成されたチヤンバー部
1のフイルター受け鋼材2上に複数個の小巾のフ
イルター3a,3b…を並列に架け渡して載置固
定するのであるが、各フイルター3a,3b…は
フイルター受け鋼材2の空間部11に比してその
短手方向の巾は小さいので、第6図に示すように
各フイルター3a,3b…は夫々1個ずつ斜めに
して空間部11より挿入して、フイルター受け鋼
材2上に架け渡して各フイルター3a,3b…の
フイルター枠材5a,5b…部分を載置し、全部
のフイルター3a,3b…がフイルター受け鋼材
2上に載置された後、各フイルター3a,3b…
の位置を調整して並列させ、然る後フイルター受
け鋼材2の下面側より各フイルター3a,3b…
の第1の凹欠部8にバツクアツプ材7とシール材
4とを充填すると共に、各フイルター3a,3b
…の突合せ部の第2の各凹欠部9に架け渡すよう
にしてバツクアツプ材7とシール材4を充填し
て、複数個の小巾のフイルター3a,3b…とフ
イルター受け鋼材2間と、各フイルター3a,3
b,…の各突合せ部間とを夫々シールして接合
し、各フイルター3a,3b,…を並列してフイ
ルター受け鋼材2上に固定するのである。
(考案の効果) 本考案は上述のようであるから、各フイルター
はフイルター受け鋼材上に載置されて、各フイル
ターとフイルター受け鋼材の接触部及び各フイル
ターの突合せ部にシール材を充填してシール固定
されて汚染空気のリークの虞れがなく、また各フ
イルターはフイルター受け鋼材上に載置固定され
るためにフイルター枠材全体がクリーンルーム内
に露出せず付着塵埃が飛散しないのでフイルター
効率が良く、各フイルターの取付固定に特別な金
具が必要でなく、然も各フイルターの突合せ部に
はフイルター受け鋼材が配設されていないので、
デツドスペースがほとんどなく、更に各フイルタ
ーのフイルター受け鋼材への載置も、フイルター
がフイルター受け鋼材の巾の複数分の1の巾に形
成されているため簡単にできる等、その利とする
処大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案フイルター装置の実
施例を示すもので、第1図は全体の縦断面図、第
2図はフイルターの拡大縦断面図、第3図はフイ
ルター受け枠体にフイルターを2個載置した状態
を示す拡大斜視図、第4図はシール材を充填した
第1図A部拡大詳細図、第5図は同第1図B部拡
大詳細図、第6図はフイルターのフイルター受け
枠体への載置状態を示す説明図であり、第7図乃
至第8図は従来のフイルター装置を示すもので、
第7図は全体の縦断面図、第8図は要部の拡大縦
断面図である。 図中、1はチヤンバー部、2はフイルター受け
鋼材、3a,3b…はフイルター、4はシール
材、8は第1の凹欠部、9は第2の凹欠部、11
は空間部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チヤンバー部の下部に空間部を有する方形枠状
    のフイルター受け鋼材を周設固定し、且該フイル
    ター受け鋼材の巾の複数分の1の巾に形成された
    複数個のフイルターをフイルター受け鋼材上に
    夫々架け渡して載置すると共に、且フイルター受
    け鋼材に接触するフイルター枠材の各底部内周側
    縁に第1の凹欠部を設け、更に前記各フイルター
    のフイルター枠材が互いに突合せ対面するフイル
    ター枠材の各底部外側縁に第2の凹欠部を設け、
    前記第1、第2の凹欠部にシール材を充填して、
    前記各フイルターの突合せ部をシール材で接合せ
    しめ、各フイルターをフイルター受け鋼材上に固
    定して成るフイルター装置。
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JP1985090962U JPH0215537Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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JPS621726U JPS621726U (ja) 1987-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598732U (ja) * 1982-07-06 1984-01-20 三洋機工株式会社 手動操作部汎用操作盤
JPS59193112A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Shinwa Boeki Kk フイルタ装置

Patent Citations (2)

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JPS598732U (ja) * 1982-07-06 1984-01-20 三洋機工株式会社 手動操作部汎用操作盤
JPS59193112A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Shinwa Boeki Kk フイルタ装置

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