JPH0623819Y2 - 角形非金属製伸縮継手の角隅部洩れ防止装置 - Google Patents

角形非金属製伸縮継手の角隅部洩れ防止装置

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JPH0623819Y2
JPH0623819Y2 JP14973289U JP14973289U JPH0623819Y2 JP H0623819 Y2 JPH0623819 Y2 JP H0623819Y2 JP 14973289 U JP14973289 U JP 14973289U JP 14973289 U JP14973289 U JP 14973289U JP H0623819 Y2 JPH0623819 Y2 JP H0623819Y2
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孝義 広庭
裕章 川上
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、原子力発電所等に於いて輸送流体
の滞留や損失を嫌うダクト系の連結に用いられる角形非
金属製伸縮継手に関し、さらに詳しくは、角隅半径が小
さい角隅部のシートに用いられる角形非金属製伸縮継手
の角隅部洩れ防止装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述の角形非金属製伸縮継手に用いられる角隅部
洩れ防止装置としては、例えば、第5図及び第6図に示
すように、角形取付け枠21のフランジ部21aにL字
形の内側取付け板22を固定し、この内側取付け板22
の各平面部22a,22aにフレキシブルカバー23を
嵌着した後、これら各平面部22a,22aに嵌着した
フレキシブルカバー23の平面側端部にL字形の外側取
付け板24を嵌着して、複数本の各ボルト25…と各ナ
ット26…により締付け固定する装置(特開昭49−4
1934号公報参照)がある。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上述の内側取付け板22の各平面部22a,2
2aと対応するフレキシブルカバー23の平面側端部の
みを、この内側取付け板22の各平面部22a,22a
と、外側取付け板24の各平面部24a,24aとで締
付け固定してシールするので、直角を成す角隅部22b
外面に対してフレキシブルカバー23の端部を気密状態
に密着させるために必要な締付け力が得られず、角隅部
22bから輸送流体が漏洩して、圧力低下や滞留現象等
の輸送障害が生じるという問題を有している。
また、この他の洩れ防止手段としては、第7図に示すよ
うに、筒形取付け枠27の円筒部27aにフレキシブル
カバー28を嵌着し、この円筒部27aの外周面に多数
本溶接した各ボルト29…と、フレキシブルカバー28
の端部に多数形成した各切欠き部28a…とを夫々係合
した後、カバー押え板30を介して、多数本溶接した各
ボルト29…に各ナット31…を夫々螺合して締付け固
定する装置(実公昭51−38050号公報参照)があ
る。
この装置の場合、上述と同様に角隅半径の小さい角隅部
のシールには適用不可であり、筒形取付け枠27の円筒
部27aにボルト29を多数本溶接し、且つ、フレキシ
ブルカバー28の端部に切欠き部28aを多数形成する
ので、溶接作業や切欠き作業に手間が掛り経済性等の点
で問題がある。
この考案は上記問題に鑑み、角形取付け枠の角隅部外面
に対向して角面押え板を締付け固定することにより、角
隅部のシールに必要な締付け力が得られ、輸送流体の漏
洩を確実に防止することができる角形非金属製伸縮継手
の角隅部洩れ防止装置の提供を目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案は、角形ダクトに連結固定した角形取付け枠の
角筒部外面に筒状のフレキシブルカバーを嵌着し、上記
角筒部の平面部外面にフレキシブルカバーを介して平面
押え板を締付け固定し、前記角筒部の角隅部外面にフレ
キシブルカバーを介して可撓性を備えた角面押え板を対
接すると共に、該角面押え板の両端部を前記平面押え板
の端部に締付け固定する角形非金属製伸縮継手の角隅部
洩れ防止装置であることを特徴とする。
(ホ)作用 この考案は、角形ダクトに連結固定した角形取付け枠の
角筒部外面にフレキシブルカバーを嵌着し、この角筒部
の平面部外面にフレキシブルカバーを介して平面押え板
を締付け固定することで、角筒部の平面部に対してフレ
キシブルカバーの平面側端部が気密状態に密着固定され
る。
一方、角筒部の角隅部外面にフレキシブルカバーを介し
て角面押え板を対接し、この角面押え板の両端部と、角
隅部を形成する各平面部に固定した各平面押え板の端部
とを夫々締付け固定することで、角隅半径の小さい角隅
部外面に対してフレキシブルカバーの角面側端部が圧接
される方向に締付けられ、角隅部外面に対してフレキシ
ブルカバーの角面側端部が気密状態に密着固定される。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、角隅半径の小さい角隅部外面に対向
して角面押え板を締付け固定するので、角隅部外面とフ
レキシブルカバーの角面側端部とが気密状態に密着固定
され、角隅部のシールに必要な締付け力が得られると共
に、角隅部から輸送流体が漏洩するのを確実に防止する
ことができ、圧力低下や滞留現象等の輸送障害が生じる
ことがなく、流体の輸送が円滑に行える。
しかも、従来例のようにボルトの溶接や切欠き部を形成
する必要が無いため、継手の組付けが容易に行えると共
に、角隅半径の小さい角隅部の洩れ防止手段として有効
である。
(ト)考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は角形ダクトの連結に用いられる角形非金属製伸縮
継手の角隅部洩れ防止装置を示し、第1図及び第2図に
於いて、この角形非金属製伸縮継手1は、角形ダクト2
の開口側端部に固定する断面L字形の角形取付け枠3
と、角形取付け枠3の内周部に形成した角筒部4に嵌着
する筒状のフレキシブルカバー5と、角筒部4の各平面
部4a…にフレキシブルカバー5を介して固定する各平
面押え板6…と、角筒部4の各角隅部4b…にフレキシ
ブルカバー5を介して締付け固定する各角面押え板7…
とから構成している。
上述の角形取付け枠3は、角部が直角を成す角形ダクト
2の開口側端部と対応する形状寸法に形成し、この角形
取付け枠3の角筒部4外周面に形成したフランジ部4c
と、角形ダクト2の開口側端部の外周面に形成したフラ
ンジ部2aとを、ガラス布製のガスケット8を介して、
多数本の各ボルト9…及び各ナット10…により厚み方
向に締付け固定する。
且つ、上述のフランジ部9の外周縁部には、第4図にも
示すように、L字形に形成した支持部材11を所定間隔
に隔てて複数個溶接し、この支持部材11に挿通した長
尺寸法のセットボルト12の端部を各ナット13,13
により締付け固定する。
前述のフレキシブルカバー5は、EPDMスポンジ製の
ガスケット14を介して、上述の角形取付け枠3の角筒
部4外周面に嵌着する。
このフレキシブルカバー5は繊維クロスとコーティング
材とを複合して一体形成し、耐熱、耐圧、耐薬品、耐摩
耗等の各使用条件に対応した材料を適用する。
すなわち、繊維クロスには、例えば、芳香族ポリアミド
繊維、ナイロン、ガラス繊維、弗素樹脂、金属、セラミ
ック、布引きゴム、シリコンゴム、クロロブレンゴム、
弗素ゴム、炭素繊維等の素材を用いる。
コーティング材には、例えば、ネオプレン、ニトリル、
シリコン、バイトン、弗素、ウレタン、ガラス粉、マイ
カ、塩化ビニール、アルミ箔、テフロン樹脂、ブチルゴ
ム等の素材を用いる。
前述の平面押え板6は、第2図及び第3図に示すよう
に、角形取付け枠3の角筒部4の平面部4aと対応する
長尺寸法に形成し、両端部にはL字形のフランジ部6
a,6aを夫々形成しており、この平面押え板6と角筒
部4の平面部4aとは、角筒部4外周面に嵌着したガス
ケット14及びフレキシブルカバー5を介して、複数本
の各ボルト15…及び各ナット16…により厚み方向に
締付け固定する。
上述のボルト15は、EPDM製のガスケット17を介
して、角筒部4の内面側から厚み方向に挿通し、平面押
え板6側に突出したボルト15の先端部にワッシャ18
を介してナット16を螺合する。
前述の角面押え板7は、ステンレス等の金属材料により
形成した薄板7aの両端部にフランジ部7b,7bを夫
々溶接又は係合固定し、角筒部4の角隅部4b外面に嵌
着したフレキシブルカバー5の角面側端部に角面押え板
7を対接して、ステンレス製の薄板7aを角隅部4bの
外面形状に対応させて湾曲すると共に、角面押え板7の
両端部に固定した各フランジ部7b,7bと、角筒部4
の各平面部4a,4aに固定した各平面押え板6,6の
各フランジ部6a,6aとを、六角穴付きの各ボルト1
9…により夫々締付け固定する。
上述の角面押え板7のフランジ部7bと平面押え板6の
フランジ部6aとの締付け間隔は、角面押え板7のフラ
ンジ部7bに螺合した六角穴付きのネジ20と、平面押
え板6のフランジ部6aとの当接により調節する。
図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、角
形非金属製伸縮継手1の取付け方を説明する。
先ず、第1図及び第4図に示すように、角形ダクト2に
形成したフランジ部2aと、角形取付け枠3の角筒部4
に形成したフランジ部4cとを、ガスケット8を介し
て、多数本の各ボルト9…及び各ナット10…により締
付け固定する。
次に、角形取付け枠3の角筒部4外周面にガスケット1
4及びフレキシブルカバー5を嵌着した後、この角筒部
4の各平面部4a…に嵌着したフレキシブルカバー5の
平面側端部に各平面押え板6…を夫々対接し、複数本の
各ボルト15…及び各ナット17…により締付け固定し
て、角筒部4の各平面部4a…に対してフレキシブルカ
バー5の平面側端部を気密状態に密着固定する。
次に、第3図にも示すように、角筒部4の各角隅部4b
…に嵌着したフレキシブルカバー5の角面側端部に各角
面押え板7…を夫々対接し、この角面押え板7を角隅部
4bと対応する形状に湾曲させ、この角面押え板7の両
端部に固定した各フランジ部7b,7bと、角隅部4b
を形成する各平面部4a,4aに固定した各平面押え板
6,6の各フランジ部6a,6aとを、六角穴付きの各
ボルト19…により夫々締付け固定することで、角隅半
径の小さい各角隅部4b…の外面に対してフレキシブル
カバー5の角面側端部が圧接される方向に締付けられ、
角筒部4の各角隅部4b…に対してフレキシブルカバー
5の角面側端部を気密状態に密着固定することができ
る。
このように角筒部4の角隅半径の小さい角隅部4b外面
に対向して角面押え板7を締付け固定するので、角隅部
4b外面とフレキシブルカバー5の角面側端部とが気密
状態に密着固定され、角隅部4bのシールに必要な締付
け力が得られると共に、角隅部4bから輸送流体が漏洩
するのを確実に防止することができ、圧力低下や滞留現
象等の輸送障害が生じることがなく、流体の輸送が円滑
に行える。
しかも、従来例のようにボルト29の溶接や切欠き部2
8aを形成する必要が無く、継手の組付けが容易に行え
ると共に、角隅半径の小さい角隅部4bの洩れ防止手段
として有効である。
この考案の構成と、上述の実施例との対応に於いて、 この考案の角隅部洩れ防止装置は、実施例の平面押え板
6と、角面押え板7と、ボルト19とに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
例えば、上述の角筒部4の角隅部4bの外面に、予めL
字形に形成した角面押え板7を対接して相互を締付け固
定するもよく、上述の実施例と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は角形非金属製伸縮継手の拡大斜視図、 第2図は角形非金属製伸縮継手の幅方向縦断面図、 第3図は角形非金属製伸縮継手の角隅部拡大縦断面図、 第4図は角形非金属製伸縮継手の使用状態を示す側面
図、 第5図は従来例を示す洩れ防止装置の角隅部拡大斜視
図、 第6図は第5図に示す洩れ防止装置の縦断面図、 第7図は他の従来例を示す洩れ防止装置の一部縦断側面
図である。 1……角形非金属製伸縮継手 2……角形ダクト、3……角形取付け枠 4……角筒部、4a……平面部 4b……角隅部、5……フレキシブルカバー 6……平面押え板、7……角面押え板 19……ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角隅半径の小さい角形ダクトに連結固定さ
    れる角形非金属製伸縮継手の角隅部洩れ防止装置であっ
    て、 上記角形ダクトの開口側端部に断面L字形に形成した角
    形取付け枠を連結固定し、 上記角形取付け枠の角筒部外面に筒状のフレキシブルカ
    バーを嵌着し、 上記角筒部の平面部外面にフレキシブルカバーを介して
    平面押え板を締付け固定し、前記角筒部の角隅部外面に
    フレキシブルカバーを介して可撓性を備えた角面押え板
    を対接すると共に、該角面押え板の両端部を前記平面押
    え板の端部に締付け固定する角形非金属製伸縮継手の角
    隅部洩れ防止装置。
JP14973289U 1989-12-25 1989-12-25 角形非金属製伸縮継手の角隅部洩れ防止装置 Expired - Lifetime JPH0623819Y2 (ja)

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