JPH0418651Y2 - - Google Patents

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JPH0418651Y2
JPH0418651Y2 JP1987081808U JP8180887U JPH0418651Y2 JP H0418651 Y2 JPH0418651 Y2 JP H0418651Y2 JP 1987081808 U JP1987081808 U JP 1987081808U JP 8180887 U JP8180887 U JP 8180887U JP H0418651 Y2 JPH0418651 Y2 JP H0418651Y2
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filter
tightening
frame
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flange portion
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は清浄な空気を作り出すクリーンルーム
用フイルターの密閉枠に係り、特にクリーンルー
ム用最終フイルターとして用いられるHEPAフ
イルター(High Efficiency Particle Filter)の
取付けを確実にできるよう改良したフイルターの
密閉枠に関するものである。
[従来の技術] 従来、医薬品製造工場、食品工場あるいは病院
の手術室等において無菌状態を作り、それを維持
することが必要とされている。また、近年IC、
超LSI等の発展に伴い半導体製造工場のクリーン
ルームにおいても、ハイレベルの清浄空間が要求
されてきている。これらのクリーンルーム用最終
フイルターは、一般にHEPAフイルターとして
知られる高性能フイルターが使用されており、必
要に応じた清浄度を得るために捕集効率の異なる
種々のクラスのものが使用されている。これらフ
イルターは各種形式毎に大きさが決められてお
り、天井等に配設され、その取付及び交換ができ
るようになつている。
第9図は従来のHEPAフイルターの取付け状
態を示す頭、第10図は第9図の締付け金具部分
の斜視図である。
これらの図において、フイルターユニツト1は
フイルターチヤンバ2と、HEPAフイルター3
と、締付け金具4等とから構成されており、天井
5に形成された取付け口6に装着されている。フ
イルターチヤンバ2には4角いダクト状で下側に
開口部7と、上側にダクト接続口8とが設けられ
ている。またフイルターチヤンバ2の内側には、
取付け板9が設けられ、この取付け板9の下面に
フイルター取付け用のボルト10が数本立設され
ている。HEPAフイルター3は4角い箱形に形
成され、その周縁部の上下にはフランジ部11,
11が形成されている。このHEPAフイルター
3は上側のフランジ部11をガスケツト12を介
装して取付け板9の下面に当接され、下側のフラ
ンジ部11をボルト10に取付けた締付け金具4
に当接して装着されている。このガスケツト12
は、例えば初期厚さが6mmで締付け圧縮量基準が
3mm程度のものが使用される。締付け金具4は板
材から成り、ボルト10に挿通されるとともに、
一端がフランジ部11に当接され、他端側はほぼ
コ字状に曲折されて再びボルト10に上部で当接
されている。そして、HEPAフイルター3はボ
ルト10に設けられたナツト13を回し、締付け
金具4によりフランジ部11周縁の数個所を押圧
することにより装着されている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の締付け金具4によるHEPAフイルター
3の取付け方法では、ガスケツト12をその圧縮
量が同じになるよう均等に締め付ける必要がある
が、締付け金具12は第11図に示す如く締付け
力によつては大きな歪を生ずることがあり、また
フランジ部11周縁の数個所において締付け金具
4で押圧するために締付け力が不均一になりやす
く、取付けに相当の熟練を必要としていた。例え
ば、第12図に示す如く4角いフランジ部11の
向い合う辺の中央部にそれぞれ1個所と他の向い
合う辺のそれぞれ2個所において合計6個所を締
付け金具4で締付けた場合、P1を締付け金具4
に歪が生じる力、P2をガスケツト12の基準圧
縮に必要な締付け力、P3を漏れ止めに必要なガ
スケツト面圧による力とすると、中央部の1個所
で締付けけたフランジ部11の両端側ではガスケ
ツト面圧がP3より小さくなる締付けの弱い部分
が発生し、この部分でリークが発生するおそれが
あつた。また、従来の構造では経時的にガスケツ
ト12の縮みが発生しリークした場合には直接汚
染となるとともに、リーク発生時期の見極めがで
きないため、生産保証上の問題点を生じることが
あつた。さらに、取付け部からの漏れ、フイルタ
ーメデイアの損傷不良、まき込み等によるリーク
判定が極めて難しくなり、かつ保全のための測定
時の手間もかかる問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは、誰でも
フイルターを容易に取付けることができ、たとえ
ガスケツト面からリークしても、汚染の心配が少
なく生産保証上必要な要件を満足でき、さらには
リークの判定が容易になりフイルターの有効寿命
も延長が計れるとともに、保全のための測定も容
易にあるフイルターの密閉枠を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は本考案によれば、フイルターの締付
け用フランジ部に当接する締付け部材と、該締付
け部材に設けられ前記フイルターを案内する枠部
材とから成り、チヤンバ内において前記フイルタ
ーを固定するフイルターの密閉枠を提供すること
により達成される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について詳細に説明す
る。
第1図は本考案の第一実施例に係りHEPAフ
イルターの取付け状態を示す図、第2図は第1図
の分解斜視図である。
これらの図において、フイルターユニツト21
はフイルターチヤンバ22と、HEPAフイルタ
ー23と、フイルターの密閉枠24等とから構成
されている。このフイルターユニツト21は天井
25等に4角に形成された取付口26に装着され
ている。フイルターチヤンバ22は4角いダクト
状で下側に取付口26に入る大きさで周縁部にフ
ランジ部27を形成した開口部28と、上側に図
示しないエアー循環系統に接続されるダクト接続
口29とが設けられている。また、フイルターチ
ヤンバ22のほぼ中央部の内側には中央部を
HEPAフイルター23よりもやや小さく切り欠
いた4角い開口30aを有する取付板30が設け
られている。この取付板30の下面には、ボルト
31が数本立設されている。このボルト31は4
角い取付板30の下面の向い合う辺の中央部にそ
れぞれ1個所と、他の向い合う辺のそれぞれ2個
所の合計6個所において溶接等により立設されて
いる。HEPAフイルター23は4角い箱形に形
成され、その周縁部の上下にはフランジ部32,
32が形成されている。
一方、フイルターの密閉枠24は中央部を
HEPAフイルター23のフランジ部32の外径
よりもやや小さく切り欠いた4角い開口33aを
有するとともに、フイルターチヤンバ22の開口
部28に入る大きさの板状の締付け部33と、こ
の締付部材33上面に設けられた枠部材34等と
から構成されている。この枠部材34は幅の狭い
板材から成りHEPAフイルター23のフランジ
部32の外側を囲み、該HEPAフイルター23
を案内するよう締付け部材33上面の開口33a
の周縁近傍に溶接等により設けられている。ま
た、締付部材33の周縁には、ボルト31が挿通
されるボルト取付け孔33bが数箇所形成され、
かつ第3図に示す如く検査用のホース接手35が
設けられている。このホース接手35は上及び下
接続口35a,35bを締付け部材33の上下に
突出するよう溶着されており、下側の接続口35
bにはシリコンキヤツプ36が嵌着されて閉塞さ
れている。また、上記取付板30のホース接手3
5に対応する部分には、該取付板30の上下に突
出するよう検査用のホース接手37が設けられて
おり、このホース接手37の上側はフイルターチ
ヤンバ22の上部側に開口され、下側は所定長さ
のホース38の一端側が接続されている。このホ
ース38の他端側はホース接手35の接続口35
aに接続されている。
上記HEPAフイルター23は、上側のフラン
ジ部32にガスケツト39を介装して取付板30
の開口30a周縁の下面に当接され、また下側の
フランジ部32に同様のガスケツト39を介装し
て枠部材34内側の締付け部材33上面に当接さ
れ、かつボルト31をボルト取付け孔33bに挿
通してナツト40により締付けられて装着されて
いる。ナツト40による締付けは、ガスケツト3
9,39が基準圧縮量に達する程度に行われる。
そして、締付けられたナツト40の周囲は第4図
に示す如くシリコン・コーキングによりシールが
施され、かつ締付け部材33とフイルターチヤン
バ22の隙間にも同様にシリコン・コーキングに
よりシールが施される。密閉枠24の締付けはシ
ールが十分に行われるよう第5図に示す如くガス
ケツト41を介して袋ナツト42により行うか、
あるいは第6図に示す如くボルト31にゴムブツ
シユ43を介してボルト取付け孔33bに挿通し
ナツト44により行うことができる。
上記構成によるフイルターの密閉枠24で
HEPAフイルター23を取付け、図示しないエ
アー循環系統にフイルターチヤンバ22のダクト
接続口29を接続することにより、清浄な空気が
開口部28より得られる。HEPAフイルター2
3の検査は、シリコンキヤツプ36を外して、接
続口35bに所定の計測機器を接続することによ
り、ホース接手37の開口からHEPAフイルタ
ー23の上流側濃度を測定することにより行うこ
とができる。
このようなフイルターの密閉枠24によれば、
締付け部材33によりHEPAフイルター23の
フランジ部32の全面を押圧するために、従来の
ように不均一な締付けがなくなり、厳密な基準が
必要でなく誰でも取り付けが容易に出来るように
なる。第7図に示す如く、P1′を密閉枠24に歪
が生じる力、P2′をガスケツト39,39の基準
圧縮に必要な締付け力、P3′を漏れ止めに必要な
ガスケツト面圧による力とすると、締付け部材3
3によりフランジ部32の全面を均一に押圧する
ためP2′の変化が小さく、かつP3′より十分大き
くすることが可能になる。また、密閉枠24は枠
部材34により締付け部材33の剛性が大きくな
るため、歪が生じるP1′の値も大きくなる。
さらにHEPAフイルター23のフランジ部3
2,32に設けられているガスケツト39、39
をほぼ均等に締付けできるため、経時的縮みは従
来よりも格段に良くなり、たとえガスケツト面か
らリークしても、フイルターチヤンバ22内の取
付板30と枠部材34との間に密閉した空間が形
成されるため、その空間内に滞留し直接汚染され
るおそれが少なくなり、生産保証上の不可欠の要
件を満足できる。
また、取付部の漏れがなくなるため、リーク判
定においてフイルターメデイアの損傷不良として
判定でき、フイルターの有効寿命の延長が計れ、
さらには保全のための測定も容易になる。
第8図は本考案の第二実施例に係るフイルター
の密閉枠の斜視図である。
この実施例のフイルターの密閉枠51は、第一
実施例と同様に形成された開口52aと、ボルト
取付け孔52bを有する締付け部材52と、この
締付け部材52上面に設けられた枠部材53等と
から構成されている。この枠部材53はHEPA
フイルター23のフランジ部32の角部のみを案
内するL字状の板材で形成されている。
この実施例のフイルターの密閉枠51によれ
ば、枠部材53の内側にHEPAフイルター23
を配置することにより位置決めができ、第一実施
例と同様に取付けることができる。締付け部材5
2が十分剛性を有するものであれば、HEPAフ
イルター23の位置を決める枠部材53のみで第
一実施例と同様に作用する。
なお、上記実施例において締付け部材33,5
2はHEPAフイルター23のフランジ部32の
全面をガスケツトを介して押圧できるものであれ
ばよく、ボルト31も6個所限らず大きさに応じ
て適宜4〜8個所にでき、形状等も実施例に限定
されない。また枠部材34,53はHEPAフイ
ルター23の位置を決めることができるよう枠状
に形成されていればよく、締付け部材33,52
の剛性が十分に大きいときには枠の一部分のみで
もよい。さらに、HEPAフイルター23は各種
形式の高性能のフイルターに適用できる。
また、本発明のフイルターの密閉枠は、従来の
技術で述べた天井に取付けるものに限らず、側面
の壁等にも容易に取付けることができる。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように本考案によれば、フ
イルターの密閉枠をフイルターのフランジ部に当
接する締付け部材と、この締付け部材に設けたフ
イルターを案内する枠部材とで構成しているた
め、誰でもフイルターを容易に取付けることがで
き、たとえガスケツト面からリークしても汚染の
心配がなく生産保証上必要な要件を満足でき、さ
らにはリークの判定が容易になりフイルターの有
効寿命の延長が計れるとともに、保全のための測
定も容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例に係るHEPAフ
イルターの取付け状態を示す図、第2図は第1図
の分解斜視図、第3図は第1図のホース接手部分
の拡大断面図、第4図はシリコン・コーキングに
よるシール状態を示す図、第5図は袋ナツトによ
るシール状態を示す図、第6図はゴムブツシユに
よるシール状態を示す図、第7図は本考案による
フイルターの密閉枠の締付け力の状態を示す図、
第8図は本考案の第2実施例に係るフイルターの
密閉枠の斜視図、第9図は従来のHEPAフイル
ターの取付け状態を示す図、第10図は第9図の
締付け金具部分の斜視図、第11図は第9図の締
付け金具に歪が生じている状態を示す図、第12
図は従来のフイルターの締付け金具による締付け
力の状態を示す図である。 21……フイルターユニツト、22……フイル
ターチヤンバ、23……HEPAフイルター、2
4、51……フイルターの密閉枠、25……天
井、26……取付口、27……フランジ部、28
……開口部、29……ダクト接続口、30……取
付板、31……ボルト、32……フランジ部、3
3、52……締付け部材、33a,52a……開
口、33b,52b……ボルト取付け孔、34,
53……枠部材、35,37……ホース接手、3
5a,35b……接続口、36……シリコンキヤ
ツプ、38……ホース、39……ガスケツト、4
0……ナツト、41……ガスケツト、42……袋
ナツト、43……ゴムブツシユ、44……ナツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端部周縁にフランジ部が形成され、該フラン
    ジ部の一方がダクト状のフイルターチヤンバの内
    壁に設けられた取付板にガスケツトを介して当接
    されるフイルターを、該フイルターチヤンバ内に
    固定するフイルターの密閉枠において、 前記密閉枠は、前記フランジ部の他方とその周
    囲のフイルターチヤンバ開口部を覆い、該開口部
    壁にシールし得る大きさで、かつボルトで前記取
    付板に固定するためのボルト穴を有し、ガスケツ
    トを介して該フランジ部の他方全面に当接される
    締付け部材、及びフイルターを案内する枠部材か
    らなることを特徴とするフイルターの密閉枠。
JP1987081808U 1987-05-28 1987-05-28 Expired JPH0418651Y2 (ja)

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JP1987081808U JPH0418651Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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JPS63189324U JPS63189324U (ja) 1988-12-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6151886B2 (ja) * 2012-02-24 2017-06-21 日本無機株式会社 エアフィルタ
JP6259607B2 (ja) * 2013-08-09 2018-01-10 日本エアーテック株式会社 フィルタ検査治具

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JPS61159021U (ja) * 1985-03-26 1986-10-02

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