JPH02152213A - 樹脂含浸コンデンサの製造方法 - Google Patents
樹脂含浸コンデンサの製造方法Info
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- JPH02152213A JPH02152213A JP30675588A JP30675588A JPH02152213A JP H02152213 A JPH02152213 A JP H02152213A JP 30675588 A JP30675588 A JP 30675588A JP 30675588 A JP30675588 A JP 30675588A JP H02152213 A JPH02152213 A JP H02152213A
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- resin
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、ポリプロピレンその他のプラスチックフィ
ルムに金属蒸着した蒸着フィルムからなり、樹脂を含浸
、硬化する樹脂含浸コンデンサの製造方法に関する。
ルムに金属蒸着した蒸着フィルムからなり、樹脂を含浸
、硬化する樹脂含浸コンデンサの製造方法に関する。
(従来の技術)
周知のようにポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレートなどのプラスチックフィルム(以下
単にフィルムという。)の一方または両方の面に、アル
ミニウムのような金属を蒸着した蒸着フィルムを1巻回
し加熱乾燥してからエポキシのような樹脂を真空含浸し
、これを加熱硬化して、樹脂含浸コンデンサを製造する
ことは、既によく知られている。
レンテレフタレートなどのプラスチックフィルム(以下
単にフィルムという。)の一方または両方の面に、アル
ミニウムのような金属を蒸着した蒸着フィルムを1巻回
し加熱乾燥してからエポキシのような樹脂を真空含浸し
、これを加熱硬化して、樹脂含浸コンデンサを製造する
ことは、既によく知られている。
(発明が解決しようとする課M)
このような構成のコンデンサによると、たとえばポリプ
ロピレンフィルムは、含浸剤であるエポキシ樹脂との接
着性が悪く、そのため冷熱スl〜レスによってエポキシ
樹脂層とポリプロピレンフィルム層との間で剥離が生ず
る。このような剥離が生じると、部分放電が発生し、絶
縁破壊に至ってしまう。
ロピレンフィルムは、含浸剤であるエポキシ樹脂との接
着性が悪く、そのため冷熱スl〜レスによってエポキシ
樹脂層とポリプロピレンフィルム層との間で剥離が生ず
る。このような剥離が生じると、部分放電が発生し、絶
縁破壊に至ってしまう。
この発明はこの種コンデンサの含浸樹脂とフィルムとの
接着性を高め、冷熱ストレスに対する性能を向上させる
ことを目的とする。
接着性を高め、冷熱ストレスに対する性能を向上させる
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段)
この発明はフィルムのうち、電極と重なり合う面に放電
処理を施しておき、加熱処理によって含浸樹脂を硬化す
ることによって、この種コンデンサを製作することを特
徴とする。
処理を施しておき、加熱処理によって含浸樹脂を硬化す
ることによって、この種コンデンサを製作することを特
徴とする。
(作用)
この種フィルムを放電によって表面処理すると、その表
面のぬれ性が大きく向上し、またその表面張力が大きく
、接触角が小さくなり、その結果含浸樹脂との接着力が
著しく向上するようになる。
面のぬれ性が大きく向上し、またその表面張力が大きく
、接触角が小さくなり、その結果含浸樹脂との接着力が
著しく向上するようになる。
このように強力に接着されると、冷熱ストレスによって
も、フィルムと含浸樹脂とが剥離するようなことはなく
なり、絶縁性能の劣化が回避されるようになる。
も、フィルムと含浸樹脂とが剥離するようなことはなく
なり、絶縁性能の劣化が回避されるようになる。
なお表面の放電処理としては、コロナ放電処理。
グロー放電処理などによるとよい。たとえばコロナ放電
処理によるときは、絶縁された電極と接地された誘電体
ロールとの間に、高周波、高電圧を印加し、空気を絶縁
破壊してイオン化し、コロナを発生させる。このコロナ
放電中にフィルムを通過させればよい。
処理によるときは、絶縁された電極と接地された誘電体
ロールとの間に、高周波、高電圧を印加し、空気を絶縁
破壊してイオン化し、コロナを発生させる。このコロナ
放電中にフィルムを通過させればよい。
(実施例)
この発明の実施例を図によって説明する。たとえば第1
図に示すように、前記したフィルムの一方の面1に、金
属蒸着による蒸着層からなる電極3を形成した蒸着フィ
ルム4を、2枚重ね合わせて巻回する。これにエポキシ
樹脂のような樹脂5を真空含浸し、これを加熱して樹脂
5を硬化させる。そして両端面にメタリコン6を設ける
ことによって構成される。
図に示すように、前記したフィルムの一方の面1に、金
属蒸着による蒸着層からなる電極3を形成した蒸着フィ
ルム4を、2枚重ね合わせて巻回する。これにエポキシ
樹脂のような樹脂5を真空含浸し、これを加熱して樹脂
5を硬化させる。そして両端面にメタリコン6を設ける
ことによって構成される。
また第2図に示すように、前記したフィルムの両方の面
1,2に、蒸着層からなる電極3を形成した蒸着フィル
ム4と、非蒸着フィルム7とを重ね合わせて巻回し、同
じくこれにエポキシ樹脂のような樹脂5を真空含浸し、
これを加熱して樹脂5を硬化させる。そして両端面にメ
タリコン6を設けることによって構成される。
1,2に、蒸着層からなる電極3を形成した蒸着フィル
ム4と、非蒸着フィルム7とを重ね合わせて巻回し、同
じくこれにエポキシ樹脂のような樹脂5を真空含浸し、
これを加熱して樹脂5を硬化させる。そして両端面にメ
タリコン6を設けることによって構成される。
第3図は前記のようにして構成された樹脂含浸コンデン
サ8を示す、9は各メタリコン6から引出されたリード
である6なお第1図における蒸着フィルム4の蒸着され
ている面1、第2図における非蒸着フィルム7の両面1
0,11は粗面化されているものを使用した例を示して
いる。
サ8を示す、9は各メタリコン6から引出されたリード
である6なお第1図における蒸着フィルム4の蒸着され
ている面1、第2図における非蒸着フィルム7の両面1
0,11は粗面化されているものを使用した例を示して
いる。
また第1図における蒸着フィルム4の電極3は、他の蒸
着フィルムの非蒸着面2に接触するようにして巻回され
るし、第2図における各蒸着フィルム4の電極は、非蒸
着フィルム7の面10,11のそれぞれに接触するよう
にして巻回される。
着フィルムの非蒸着面2に接触するようにして巻回され
るし、第2図における各蒸着フィルム4の電極は、非蒸
着フィルム7の面10,11のそれぞれに接触するよう
にして巻回される。
以上のようにして製造されるコンデンサは従来のものと
特に相違するものではない、この発明にしたがい、蒸着
フィルム4の一方の面1に電極3を設けているが、その
反対の面2を放電処理しておく。
特に相違するものではない、この発明にしたがい、蒸着
フィルム4の一方の面1に電極3を設けているが、その
反対の面2を放電処理しておく。
このようにして巻回したあと、前記したように真空加熱
処理を施して樹脂5を硬化させる。すると放電処理を施
した面2の表面張力が著しく増大しているため、硬化し
た樹脂5との接着性が高まる。これによって冷熱ストレ
スによっても、樹脂5とフィルム4との剥離が生じない
ようになる。
処理を施して樹脂5を硬化させる。すると放電処理を施
した面2の表面張力が著しく増大しているため、硬化し
た樹脂5との接着性が高まる。これによって冷熱ストレ
スによっても、樹脂5とフィルム4との剥離が生じない
ようになる。
第2図に示す例では、非蒸着フィルム7の両面7A、7
Bを放電処理しておく。この場合も非蒸着フィルム7と
硬化した樹脂5とが強力に接着されるようになる。
Bを放電処理しておく。この場合も非蒸着フィルム7と
硬化した樹脂5とが強力に接着されるようになる。
この発明による実験例を次に説明する。すなわち従来方
法によって製作したコンデンサについて、その初期の部
分放電開始電圧が1300V以上、また一20℃〜+6
0℃の冷熱を10サイクル行なったあとの部分放電開始
電圧が300vであった。
法によって製作したコンデンサについて、その初期の部
分放電開始電圧が1300V以上、また一20℃〜+6
0℃の冷熱を10サイクル行なったあとの部分放電開始
電圧が300vであった。
これに対し、同じコンデンサについて、この発明方法に
したがって製作したものは、初期の部分放電開始電圧が
1300V以上、また前記した冷熱サイクルを行なった
あとの部分放電開始電圧は1300V−1500Vであ
った。これからしても絶縁耐力になんらの低減も見られ
なかったことが判明する。
したがって製作したものは、初期の部分放電開始電圧が
1300V以上、また前記した冷熱サイクルを行なった
あとの部分放電開始電圧は1300V−1500Vであ
った。これからしても絶縁耐力になんらの低減も見られ
なかったことが判明する。
なお以上の説明はフィルムを巻回した巻回コンデンサに
ついて説明したが、これに限られるものではなく、たと
えば積層コンデンサについてもこの発明が適用可能であ
ることはいうまでもない。
ついて説明したが、これに限られるものではなく、たと
えば積層コンデンサについてもこの発明が適用可能であ
ることはいうまでもない。
またフィルムとしては、ポリプロピレンの他に、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレートその他のフィルム
が使用できるし、またこれらに対して含浸させる樹脂と
して、エポキシ樹脂の他に、たとえばポリウレタン樹脂
なども使用できる。
チレン、ポリエチレンテレフタレートその他のフィルム
が使用できるし、またこれらに対して含浸させる樹脂と
して、エポキシ樹脂の他に、たとえばポリウレタン樹脂
なども使用できる。
(発明の効果)
以上詳述したようにこの発明によれば、蒸着金属からな
る電極を備えたフィルムと、前記電極に重ね合わされる
フィルムとからなり、樹脂を含浸させて製作されるコン
デンサにおいて、前記電極に重ね合わされるフィルムの
面を放電処理しておいてから、加熱硬化してコンデンサ
を製作するようにしたので、従来方法によって製作され
たものに比較して、絶縁耐力の優れたコンデンサが得ら
れる効果を奏する。
る電極を備えたフィルムと、前記電極に重ね合わされる
フィルムとからなり、樹脂を含浸させて製作されるコン
デンサにおいて、前記電極に重ね合わされるフィルムの
面を放電処理しておいてから、加熱硬化してコンデンサ
を製作するようにしたので、従来方法によって製作され
たものに比較して、絶縁耐力の優れたコンデンサが得ら
れる効果を奏する。
第1図はこの発明の実施例を示す拡大断面図。
第2図はこの発明の他の実施例を示す拡大断面図、第3
図はこの発明によって製作されたコンデンサの斜視図で
ある。 1.2・・・蒸着フィルムの各面、3・・・電極、4・
・・蒸着フィルム、5・・・含浸樹脂。 第2図
図はこの発明によって製作されたコンデンサの斜視図で
ある。 1.2・・・蒸着フィルムの各面、3・・・電極、4・
・・蒸着フィルム、5・・・含浸樹脂。 第2図
Claims (1)
- 少なくとも一方の面に、蒸着金属からなる電極を備え
たプラスチックフィルムと、前記電極に重なり合う面を
放電処理したプラスチックフィルムとを重ね合せ、樹脂
を含浸してから加熱して、その含浸樹脂を硬化する樹脂
含浸コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30675588A JPH02152213A (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 樹脂含浸コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30675588A JPH02152213A (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 樹脂含浸コンデンサの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02152213A true JPH02152213A (ja) | 1990-06-12 |
Family
ID=17960919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30675588A Pending JPH02152213A (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 樹脂含浸コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02152213A (ja) |
-
1988
- 1988-12-02 JP JP30675588A patent/JPH02152213A/ja active Pending
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