JPS6040177B2 - 積層コンデンサの製造方法 - Google Patents

積層コンデンサの製造方法

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JPS6040177B2
JPS6040177B2 JP16308680A JP16308680A JPS6040177B2 JP S6040177 B2 JPS6040177 B2 JP S6040177B2 JP 16308680 A JP16308680 A JP 16308680A JP 16308680 A JP16308680 A JP 16308680A JP S6040177 B2 JPS6040177 B2 JP S6040177B2
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JP
Japan
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film
capacitor
metallized
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multilayer capacitor
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JP16308680A
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敏幸 西森
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属化フィルム単独、若しくは金属化フィルム
と誘電体フィルムとを重ね合せて巻回し、その端面にメ
タリコン処理したコンデンサ母体を刃で切断してコンデ
ンサ素子を得る積層コンデンサの製造方法に関するもの
である。
従釆、積層コンデンサは第1図に示すように、ドラムー
上に補強フィルム2を数層巻回し、その上に金属化フィ
ルム3を単独、若しくは譲露体フィルムと重ね合せて巻
回し、さらにその上に補強フィルム2を数層巻回した後
、その端面にメタリコン(金属漆射)によって電極4を
形成して母体コンデンサを作り、その後、母体コンデン
サの外周から金属バントで締め付け、一定の熱処理を行
って母体コンデンサにおける各フィルムを密着させ、そ
の後母体コンデンサを鎖歯で所要の容量に切断分割する
ことによりコンデンサ素子を製造している。
そして、前記電極4にリード線を接続した後、コンデン
サ素子を絶縁性樹脂で被覆して完成品としている。この
ような積層コンデンサにおいて、特性を左右するものは
、切断後の対向電極間耐圧と連続通電時の寿命による容
量減少である。
これらの特性は製造工程中の金属バソドlこより締め付
けた後における熱処理に影響されやすく、コンデンサ母
体の各フィルム間が十分に締め付けられていないと、切
断後の耐電圧を十分に得ることができず、また連続寿命
においても、部分放電による蒸着膜飛散も多く、容量減
少の原因になってしまう。ところが、上述したような従
来の製造工程では、端面にメタリコンされているため、
金属バンド‘こよる締め付けでは電極4のみに圧力がか
かり、フィルムを十分に締め付けることができない。一
方、金属ドン日こよる締め付けを行った後〆タリコンを
高うことも考えられるが、溶射が金属バンドの影になり
、完全な電極4を形成できなく、しかも金属バンド‘こ
も溶射される。
本発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、以
下本発明の製造方法についいて、第2図および第3図の
図面を用いて説明する。
本発明においては、金属化フィルム3の巻回する前後に
その下層、上層として巻回する補強フィルム2として、
縦方向の熱収縮率が金属化フィルムより大きいベースフ
ィルムに熱圧着用樹脂をラミネートしたものを用いるも
のである。
すなわち、第1図で説明したようにドラム1にフィルム
を巻回してコンデソサ母体を構成しているため、熱処理
することにより、補強フィルム2、金属化フィルム3は
収縮し、ドラム1の中心に向って締め付けられる。
そこで、本発明のような補強フィルム2を使用すること
により、補強フィルム2自体が金属バンドの役目を果す
ことになり、コンデンサ母体の円周に亘って均一に締め
付けることが可能となり、安定したコンデンサ母体を得
ることができる。
第2図に、縦方向の熱収縮率が120qCで15%前後
の厚み50rのポリエチレンテレフタレートフィルムを
10ターン巻回し、その上にコンデンサ要素として厚み
5仏のポヱスチレンテレフタレートフィルムからなる金
属化フィルムを巻回して構成した本発明のコンデンサ(
特性イ)と、縦方向の熱収縮率が120℃で1%前後の
ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた従来のコ
ンデンサ(特性口)とにいて、印加電圧に対する静電容
量変化率(△C/C)の変化を調べた結果を示している
。また、第3図に第2図と同じコンデンサについて、長
期の連続寿命試験における静電容量変化率の変化を調べ
た結果を示している。
この第2図,第3図の結果から明らかなように本発明の
方法により製造したコンデンサは、対向電極間の耐圧が
安定し、しかも長期の連続寿命試験による容量減少も少
なくなる。
ここで、本発明における補強フィルム2の熱収縮率は、
コンデンサ母体の熱処理温度範囲90〜19000にお
いて、金属化フィルム3のベースフィルムの熱収縮率(
譲露体フィルムを重ね合せる場合はその誘電体フィルム
の熱収縮率にしても)より大きくしておくのがよい。
以上のように本発明によれば、コンデンサ母体を金属バ
ンドで締め付けるという作業をする必要がなくなり、し
かも電気的特性を安定化させることができ、高品質の積
層コンデンサを生産性よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の積層コンデンサの製造工程における要部
を示す斜視図、第2図および第3図は本発明による積層
コンデンサの製造方法における効果を説明するための説
明図である。 2・・・・・・補強フィルム、3・・・・・・金属化フ
ィルム、4・・・・・・電極。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属化フイルム単独、若しくは金属化フイルムと誘
    電体フイルムとを重ね合せて巻回し、その端面にメタリ
    コン処理したコンデンサ母体を刃で切断してコンデンサ
    素子を得る積層コンデンサの製造方法において、前記金
    属化フイルム単独、若しくは金属化フイルムと誘電体フ
    イルムを巻回する前後に補強フイルムを巻回し、かつそ
    の補強フイルムとして、縦方向の熱収縮率が前記金属化
    フイルムおよび誘電体フイルムより大きいベースフイル
    ムに熱圧着用樹脂をラミネートしたものを用いたことを
    特徴とする積層コンデンサの製造方法。
JP16308680A 1980-11-18 1980-11-18 積層コンデンサの製造方法 Expired JPS6040177B2 (ja)

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JPS5785215A JPS5785215A (en) 1982-05-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02152390A (ja) * 1988-12-05 1990-06-12 Mitsubishi Electric Corp プログラマブル信号選択装置
US11291364B2 (en) 2008-03-27 2022-04-05 Doheny Eye Institute Optical coherence tomography device, method, and system

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JPS62183507A (ja) * 1986-02-07 1987-08-11 松下電器産業株式会社 積層コンデンサの製造方法
JP2016025323A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 小島プレス工業株式会社 積層フィルムコンデンサの製造方法

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