JPH0215066Y2 - - Google Patents

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JPH0215066Y2
JPH0215066Y2 JP7693087U JP7693087U JPH0215066Y2 JP H0215066 Y2 JPH0215066 Y2 JP H0215066Y2 JP 7693087 U JP7693087 U JP 7693087U JP 7693087 U JP7693087 U JP 7693087U JP H0215066 Y2 JPH0215066 Y2 JP H0215066Y2
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plate
belt
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lifting belt
side plate
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はベルトの取付金具、例えば精紡機のリ
ングレールを昇降させるリフチングベルト等の端
末を固定する取付金具に関するものである。
従来の技術とその問題点 リフチングベルトは細長いスチールワイヤを多
数本引き揃えてナイロン被覆しているにすぎな
い。したがつて、リフチングベルトの端末に取付
金具を装着するための取付孔をベルトの中心に穿
設することができない。
現在、リフチングベルトの両端に取付金具を締
着するのに第9図乃至第15図に示す方法を用い
ている。
第9図及び第10図はボルト着方式の平面図
及び正面図である。
図において、1はベルト、例えば細長いスチー
ルワイヤを多数本引き揃えてナイロン被覆したリ
フチングベルトで、両端をピン2に纒掛けて折り
返してある。Aは直方体形状の第1の取付金具本
体で、対向する略対象な左部本体Aaと右部本体
Abとからなつている。取付金具本体Aの左部本
体Aa及び右部本体Abはともに対向する側面か
ら、厚みの中間部に沿つて本体の中央部まで割り
溝13が刻設してある。上記割り溝13は2重に
重なつたベルトが挿入し得る隙間とする。また、
割り溝13の長さ方向の略中央部で、かつ、短辺
方向に割り溝13を拡径する係止孔14を穿設
し、ピン2に纒掛けられたリフチングベルト1を
嵌入し得る大きさにする。割り溝13の最深部に
は割り溝13と直交する貫通孔15を穿設し、割
り溝13より下側には雌ネジ15aを螺刻する。
貫通孔15の側からボルト16を挿入し、雌ネジ
15aと螺嵌することにより割り溝13に挿入し
たリフチングベルト1の重ね合わせ部を着す
る。の取付金具本体の左部本体Aaには貫通孔1
5外側(図において左側)に取付孔17を穿設
し、適宜部材(図示省略)と係合させる。また取
付金具本体の右部本体Abの外側(図において右
側)にはナツト18を介して螺杆19を接続す
る。
このようなベルト着方式においては、取付金
具本体Aに割り溝13を刻設し、雌ネジ15aを
螺刻した貫通孔15を穿設しなければならない等
加工が面倒なうえ、ボルト16を螺嵌して取付金
具本体A,Aをベルト1の両端に取付けるという
組立工程が必要であり、製作費の上昇にもつなが
るという問題点があつた。
次にハンマー叩き方式を第11図及び第12図
を参照しながら説明する。第11図は平面図、第
12図は正面図である。
図において、Bは直方体形状の第2の取付金具
本体で、対向する左部本体Baと右部本体Bbとか
らなつている。この取付金具本体Bは前述の取付
金具本体Aと同様に、対向する側面から、厚みの
中間部に沿つて、本体の略中央部まで割り溝23
が刻設してあり上記割り溝23は2重に重なつた
ベルトが挿入し得る隙間となつている。また、割
り溝23の最深部には短辺方向に割り溝23を拡
径する係止孔24を穿設する。この係止孔24
に、ピン2に纒掛けられたリフチングベルト1を
嵌合し、割り溝23の開口部23aをハンマーで
叩いて係止する。なお、左部本体Baにも取付孔
27を穿設し、また右部本体Bbにも外側にナツ
ト28を介して螺杆29を接続する。
上記取付金具本体Bは前述の取付金具本体Aの
ようにボルト6の螺嵌等の製作、組立の面倒はな
い。しかしリフチングベルト1は割り溝23の開
口部23aをハンマー等で叩いて係止しているの
で、強く叩きすぎるとリフチングベルト1が切断
する。逆に強く叩かないと、リフチングベルト1
の往復運動による係止孔24への引張力のために
割り溝23の開口部23aの締めつけ力が弛んで
リフチングベルト1が取付金具本体Bから外れて
しまうという問題点があつた。
次にプレス挟み込み方式を第13図乃至第15
図を参照しながら説明する。第13図は平面図、
第14図は正面図、第15は一部品の斜視図であ
る。図において、Cは偏平な基板30からなる第
3の取付金具本体で、対向する左部本体Caと右
部本体Cbとからなつている。各基板30の一側
部で、かつ、が対向する側縁に係止片31を一体
に設ける。この取付金具本体の左部本体Caの基
板30の他側部に取付孔37を穿設する。取付金
具本体の右部本体Cbの外側部は基板30を円柱
状に形成し、螺杆39を接続する。係止片31は
初めは第15図に示すように開口させておき、リ
フチングベルト1を載置する。そして係止片31
をプレスしてリフチングベルト1を締着する。す
るとピン2に纒掛けられた部分が係止片31の外
側に係止するため引き抜けを防止することができ
る。
このプレス挟み込み方式は、ハンマー叩き方式
と同様強くプレスするとリフチングベルト1が切
断しやすく、また、強くプレスしないとスプリン
グバツクにより、リフチングベルト1にゆるみが
生じるという問題が生じた。
本考案は以上の各問題点を解決するベルトの取
付金具を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は上記全ての問題点を解決するため、板
金からなる長方形の板状部分と、上記板状部分の
長手方向の略半部分の対向側縁に一体に形成され
た側板部分と、上記板状部分で、対向する側板部
分の略中間部位に板状部分の長手方向と直交する
方向に上方に突出させたエンボス部分と、上記対
向する側板部分で、かつ、エンボス部分の両側部
位に、板状部分と孔外径との隙間がベルト二枚の
厚みより若干小さくなるように穿設された四個の
鋲孔とからなる金具本体と、上記側板部分の対向
する鋲孔に貫通挿入するベルト固定用の先細状の
固定鋲とからなり、ピンに纒掛したベルトの折り
返し部分を上記金具本体の対向する側板部分間に
嵌め込み、先細状の固定鋲を対向する鋲孔に貫装
して鋲打ちしたものである。
作 用 ピンに纒掛けしたベルトの折り返し部分を金具
本体の対向する側板部分間に嵌め込むことによ
り、ベルトの折返し部分はエンボス部分上におい
て上方へ盛り上がる。側板部分には、板状部分と
孔外径との隙間がベルト二枚の厚みより若干小さ
くなるような四個の鋲孔が穿設されているから、
ベルトの折返し部分の側面が側板部分の鋲孔に半
分程露呈し鋲孔の径が狭くなる。この径が狭くな
つた鋲孔に固定鋲の先細部を挿入し、固定鋲の先
細部がリフチングベルトの折返し部を下方に押圧
しながら貫装する。ベルトは、金具本体の板状部
分に突設したエンボスと固定鋲に挟まれたて屈折
抵抗も加わる。
実施例 本考案に係る一実施例を第1図乃至第8図を参
照しながら説明する。
第1図及び第2図はピン2を纒掛けたリフチン
グベルト1を装着した本案取付金具本体D等の平
面図及び正面図である。
図において、Daは本案取付金具本体の左部本
体で、第3図に平面図、第4図に正面図を示す。
左部本体Daは板金からなる長方形の第1の板状
部分40と、第1の板状部分40の長手方向の略
半部分の対向側縁に一体に形成された側板部分4
1,41とからなる。第1の板状部分40には、
対向する側板部分41,41の略中間部位に板状
部分の長手方向と直交する方向にエンボス42を
上方へ突出させる。各側板部分41には前記エン
ボス42を斜め下に狭むような位置に2個の鋲孔
43,43を穿設する。鋲孔43,43は、その
孔外径と板状部分40との隙間がリフチングベル
ト1の二枚の厚みよりも若干小さくなるような位
置に穿設する。Dbは本案取付金具本体の右部本
体で、第6図に平面図、第7図に正面図を示す。
本案取付金具本体の右部本体Dbも第2の板状部
分50と第2の板状部分50の対向縁に一体形成
された第2の側板部分51,51とからなる。第
2の板状部分50の上面には第1の基板40と同
様エンボス52を突出させる。第2の側板部分5
1は第2の板状部分50より長尺であるが、第1
の側板部分41と同様にエンボス52を斜め下に
狭むような位置に鋲孔53,53を穿設し、第2
の側板部分51が第2の板状部分50よりも食み
出している部分に、螺杆59を支承する横孔54
を穿設する。横孔54と螺杆59とは、第8図に
示すような先端が平らな掛止鋲56にて連結す
る。上記両鋲孔43,53には第5図に示すよう
に対向側縁に一体に形成された側板部分41,4
1,51,51の間隔よりも長い先の部分は先細
にした固定鋲55を貫装する。
このような金具本体Da,Dbの対向する側板部
分41,41,51,51にピン2に纒掛けした
リフチングベルト1の折り返し部分を嵌め込む。
鋲孔43,53は、その孔外径と板状部分40,
50との隙間がリフチングベルト1の二枚の厚み
より若干小さくなるように穿設されており、しか
も、板状部分40,50の上面にはエンボス4
2,52が突出されているから鋲孔43,53は
リフチングベルト1の折返し部分側面が約半分程
露呈して、鋲孔43,53の径が狭くなる。この
狭くなつた鋲孔43,53に固定鋲55の先細し
た先端部を挿入し、固定鋲55の下面がリフチン
グベルト1の上面を押圧しながら貫装する。固定
鋲55を完全に貫装して鋲打ちすると、固定鋲5
5によつてリフチングベルト1の全短辺方向に下
向きの押圧力が加わるとともに、エンボス42,
52がリフチングベルト1を山状に押し上げ、こ
の押し上げられた部分を固定鋲55,55が狭圧
するため、リフチングベルト1に屈接抵抗が加わ
る。このようにリフチングベルト1は第1及び第
2の基板40,50と固定鋲55,55との間の
押圧力及び、エンボス42,52と固定鋲55,
55との間の屈折抵抗により完全に固定される。
さらに、リフチングベルト1がピン2に纒掛けら
れている部分は、リフチングベルト1の折り返さ
れている部分よりも、ピン2の厚みだけ厚くなつ
ているため、外側の固定鋲55,55が係止軸と
なつて絶体に引き抜けることがない。
以上は本考案に係る一実施例を説明したもの
で、本考案はこの実施例に限定されることなく本
考案の要旨内において設計変更することができ、
例えば、ベルトはリフチングベルトに限らず実施
することができる。
考案の効果 本考案によれば、先細の固定鋲がリフチングベ
ルトを押圧しながら貫装するため、組立て、製作
がきわめて容易で作業性が向上するとともにコス
トダウンも図ることができる。しかも、基板に突
設エンボスと固定鋲との屈折抵抗により、リフチ
ングベルトが取付金具本体から脱抜することが絶
無となり、また、従来のような切断が生じること
も皆無となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の全体の平面
図、第2図は同じく正面図、第3図は本考案の取
付金具本体の平面図、第4図は同じく正面図、第
5図は本考案の構成部品である固定鋲の全体図、
第6図は本考案の取付金具本体の平面図、第7図
は同じく正面図、第8図は係止鋲の全体図であ
る。第9図及び第10図は第1の従来例の平面図
及び正面図、第11図及び第12図は第2の従来
例の平面図及び正面図、第13図、第14図及び
第15図は第3の従来例の平面図、正面図及び一
部品の斜視図である。 A……第1の取付金具本体、B……第2の取付
金具本体、C……第3の取付金具本体、D……本
案取付金具本体、1……ベルト(リフチングベル
ト)、2……ピン、13……割り溝、14……係
止孔、15……貫通孔、15a……雌ネジ、16
……ボルト、17……取付孔、18……ナツト、
19……螺杆、23……細溝、23a……開口
部、24……係止孔、27……取付孔、28……
ナツト、29……螺杆、30……基板、31……
係止片、37……取付孔、39……螺杆、40…
…第1の板状部分、41……第1の側板部分、4
2……エンボス、43……鋲孔、47……取付
孔、50……第2の板状部分、51……第2の側
板部分、52……エンボス、53……鋲孔、54
……横孔、55……固定鋲、56……係止鋲、5
9……螺杆。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板金からなる長方形の板状部分と上記板状の長
    手方向の略半部分の対向側縁に一体に形成された
    側板部分と、上記板状部分で、対向する側板部分
    の略中間部位に板状部分の長手方向と直交する方
    向に上方に突出させたエンボス部分と、上記対向
    する側板部分で、かつ、エンボス部分の両側部位
    に、板状部分と孔外径との隙間がベルト二枚の厚
    みより若干小さくなるように穿設された四個の鋲
    孔とからなる金具本体と、 上記側板部材の対向する鋲孔に貫通挿入するベ
    ルト固定用の先細状の固定鋲とからなり、ピンに
    纒掛したベルトの折り返し部分を上記金具本体の
    対向する側板部分間に嵌め込み、先細状の固定鋲
    を対向する鋲孔に貫装して鋲打ちしたことを特徴
    とするベルトの取付金具。
JP7693087U 1987-05-21 1987-05-21 Expired JPH0215066Y2 (ja)

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US6345419B1 (en) * 2000-01-19 2002-02-12 Otis Elevator Company Termination for flat flexible tension member
ZA200606234B (en) * 2005-09-02 2007-12-27 Inventio Ag Suspension means end connector for an elevator

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