JPH02150466A - 建築土木用塗料及び土木建築施工法 - Google Patents

建築土木用塗料及び土木建築施工法

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JPH02150466A
JPH02150466A JP30224688A JP30224688A JPH02150466A JP H02150466 A JPH02150466 A JP H02150466A JP 30224688 A JP30224688 A JP 30224688A JP 30224688 A JP30224688 A JP 30224688A JP H02150466 A JPH02150466 A JP H02150466A
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Shuya Tsuji
修也 辻
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築土木用塗料、特にコンクリートをはじめ
とする各種構造物に塗布される塗膜の密着性等を改善し
たものに関する。
〔従来の技術〕
−mに、コンクリート、モルタル、ALC(軽量コンク
リート)などからなる構造物の防水施工を行う場合には
、これら構造部位の下地に対する防水剤層の接着性を高
めたり、防水剤層の「ふくれ現象」を防止するために、
その塗布前に下地に対して塗布層を設ける、いわゆるプ
ライマー処理が行われている。
従来、このプライマー処理に使用されるプライマー組成
物としては、イソシアネート基(−NGO)を含有する
一液湿気硬化型ウレタン・プライマー組酸物、エポキシ
樹脂系プライマー組成物、瀝青系材料の有機溶剤溶液や
エマルジョンが用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ウレタン系プライマー組成物はその塗膜
が下地の水分が多いときに発泡したり、架橋反応による
硬化終了までの時間が長いため施工性に難点があった。
また、エポキシ樹脂系では硬化が遅いと言う問題点があ
り、さらに瀝青材料としてアスファルトを用いた有機溶
剤溶液においても、その粘度を低くし、作業性を良くす
るために多量の溶剤を必要とし、塗膜の平滑性が十分で
なく、凹凸や亀裂が残るためその塗膜の上に防水層を形
成しても「ふ(れ現象」を生じるという問題点がある。
この「ふくれ現象」はエマルジョンのプライマー組成物
を用いた場合でも同様におこる。
また、上記従来のプライマー組成物で処理した場合、下
地がIIWA状態のときには上塗り防水剤層との接着性
が著しく劣るという致命的な欠点があった。これは、例
えば下地が新設のコンクリートの場合、完全に養生が終
わるまで防水塗装工程に移れないというように作業性を
悪くしている。
以上のように、従来のコンクリート用プライマー組成物
はその湿潤した下地の場合には密着性が悪かったり、上
塗り防水剤層の「ふくれ現象」を生じるという問題点が
あり、その改善が望まれていた。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、(al  少な
くとも架橋用重合性七ツマ−と割合橋ポリマーを含有す
る重合性七ツマー架橋型熱硬化性樹脂組成物と、 (b)  CaO、SiO2を含有するケイ酸塩材料を
含有することを特徴とする建築土木用塗料を提供するも
のである。特に湿潤面に塗布して使用されるプライマー
塗料組成物を提供する。これらの場合水を含有すること
も好ましく 、(al成分、■)成分、水の混合割合も
後述する範囲が好ましい。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明における重合性モノ割合架嬌型熱硬化性樹脂組成
物としては、不飽和ポリエステル、ビニルエステル樹脂
等に熱硬用重合性モノマーを少なくとも含有するものが
挙げられ、そのほかに硬化剤、硬化促進剤その池の添加
剤を含有するものも好ましく用いられ乙。
不飽和ポリエステルに熱硬用重合性モノマー等を含有さ
せた重合性七ツマー熱硬型熱硬化I生不飽和ポリエステ
ル(14脂組成物としては、α、β−不飽和二塩基酸又
はその酸無水物と、芳香族飽和二塩基酸又はその酸無水
物と、グリコール類の重縮合によって製造され、場合に
よって酸成分として脂肪族或いは脂環族飽和二塩基酸を
併用して製造された不飽和ポリエステル30〜80重量
部を、α。
β−不飽和単量体70〜20重量部に溶解して得られる
ものが挙げられる。また、重合性モノマー架清型熱硬化
性ビニルエステル樹脂組成物としてiよ、不飽和ポリエ
ステルの末端をビニル変性したもの、及びエポキシ1M
脂骨格(エポキシ(封脂)の末′Sをビニル変性したち
のC二上記と同様に少なくとも架橋用重合性モノマーを
混合したものが挙げられる。
これらには必要により硬化触媒、硬化促進剤が用いられ
、さらに増粘剤、充填剤、低収縮化剤等を添加するが、
特に硬化触媒、硬化促進剤の添加は硬化反応を起こし易
(する点で好ましい。
上記のα、β−不飽和二塩基酸又はその酸無水物として
は、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、クロルマレ・イン酸、及びこれらの
エステル等があり、芳香族飽和二塩基酸又はその酸無水
物としては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、ニトロフタル酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ハロ
ゲン化無水フタル酸及びこれらのエステル等があり、脂
肪族或いは脂環族飽和二塩基酸としては、シュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸及びこれ
らのエステル等があり、それぞれ単独或いは併用して使
用される。グリコール類としては、エチレングリコール
、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、■、3−ブタンジオール、1.4
−7’タンジオール、2−メチルプロパン−1,3−ジ
オール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、1.5−ベンタンジ
オール、l、6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA
1水素化ビスフエノールA1エチレングリコールカーボ
ネート、2.2−ジー(4−ヒドロキシプロポキシジフ
ェニル)プロパン等が挙げられ、単独或いは併用して使
用さるが、その他にエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド等の酸化物も同様に使用できる。また、グリコ
ール類と酸成分の一部としてポリエチレンテレフタレー
ト等の重縮合物も使用できる。
また、架橋用重合性モノマーとしての上記αβ−不飽和
単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチ
ルスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ビニ
ルナフタレン、エチルビニルエーテル、メチルビニルケ
トン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチ
ルメタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル等のビニル化合物及びジアリルフタレート、ジアリ
ルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルシア
ヌレート等のアリル化合物なとの不飽を日ポリエステル
やビニルエステル樹脂と架橋可能なビニルモノマー或い
はビニルオリゴマー等が挙ケられ、単独或いは併用して
用いられるが、−船釣にはスチレンが使用される。
硬化剤としては、有機過酸化物が挙げられる。
具体的にはジアシルパーオキサイド系、パーオキシエス
テル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオ
キサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタ
ール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネート糸
環公知のものが使用され、混線条件、養生温度等で適宜
選択される。
硬化剤の添加量は通常使用れている量であり、好ましく
は重合性モノマー架橋型熱硬化型樹脂と架橋用重合性七
ツマ−の合計量100重量部に対して0.01〜4重量
部である。勿論上記硬化剤は21重以上組み合わせて使
用しても良い。
硬化促進剤としは、金属石鹸類、例えばナフテン酸コバ
ルト、オクテン酸コバルト、オクテン酸バナジル、ナフ
テン#!銅、ナフテン酸バリウムが挙げられ、金泥キレ
ート化合物類としては、バナジルアセチルアセテート、
コバルトアセチルアセテート、鉄アセチルアセトネート
がある。又アミン類にはジメチルアニリン、Nun−ジ
エチルアニリン、N−n−ジメチルパラトルイジン、N
−エチル−メタトルイジン、トリエタノールアミン、メ
タトルイジン、ジエチレントリアミン、ピリジン、フェ
ニルモルホリン、ピペリジン、ジェタノールアニリン等
がある。
硬化促進剤の添加量は重合性七ツマー架橋型熱硬化型樹
脂と架橋用重合性七ツマ−の合計量100重量部に対し
て通常0.1〜3重量部使用する。本発明においてはア
ミン系促進剤が好ましい、なお、硬化促進剤は予め樹脂
に添加しておいても良いし、使用時に添加しても良い。
本発明で使用する重合性七ツマー架橋型樹脂組成物の好
ましい粘度は、0.5〜20ポイズ、より好ましくは0
.5〜5ポイズの範囲である。粘度が高い場合には混練
が難しくなり、低い場合には配合成分の分離を生じ易く
なる。
この粘度及び下地に対する含浸性を改善するために、溶
剤を添加してもよい。この溶剤としてはトルエン、キシ
レン、シクロヘキサンなどの炭化水素、アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコールな
どのアルコール類、メチルセロソルブ、セロソルブ、ブ
チルセロソルブ、カルピトールなどのエーテル類、酢酸
エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、セロソルブアセテー
トなどのエステル類が挙げられ、1種又は2種以上混合
して使用される。これら溶剤の配合量は、本発明のプラ
イマーの使用目的、使用部位、作業性などを考慮して適
宜法められるが、通常は重合性モノマー架橋型熱硬化性
樹脂と架橋用重合性モノマーの合計量100重量部に対
して10〜200重量部、好ましくは20〜100重量
部の範囲で用いられる。溶剤の使用量は低い方が作業環
境の点で好ましい。
本発明ではCaO、SiO2を含有する水硬性ケイ酸塩
材料が用いられるが、Ca045〜75重量%、SiO
215〜30ffi量%、残りに例えばA I!203
 、Fe2O3、MgO、so3等を含有するものが挙
げられ、その代表的なものは、ポルトランドセメントで
ある。その他早強、超早強、中庸熱、耐硫酸塩等の各1
重ポルトランドセメントも使用できる。また、混合セメ
ントすなわち、高炉セメント、シリカセメント、フライ
アッシュセメント等も使用可能である。
更に特殊セメント、例えば白色セメント、アルミナセメ
ント、オイルウェルセメント、コロイドセメント、急硬
化性セメント、高硫酸塩スラグセメント、地熱セメント
等も使用できる。
本発明においては、充填剤も併用でき、これには炭酸カ
ルシウム粉、クレー、アルミナ粉、珪石粉、タルク、硫
酸バリウム、シリカパウダー、ガラス粉、ガラスピーズ
、マイカ、水酸化アルミニウム、セルロース糸、珪砂、
川砂、寒水石、天理石屑、砕石等が挙げられる。
また、本発明の塗料には着色剤を添加できる。
これには無機顔料、有機顔料等の公知の着色剤が挙げら
れる。
本発明においては、水を加えても良く、この水には一般
に使用される水道水、井戸水等であれば良く、海水や、
硫酸塩を含む水等も使用可能である。好ましくは日本建
築学会、建築工事標準仕様書・同解説JASS 5鉄筋
コンクリート工事に合格する水であれば良い。
本発明の塗料においては、各成分の割合は上記重合性七
ツマー架橋型熱硬化性樹脂組成物が40〜95重量部、
好ましくは45〜85M量部、水硬性ケイ酸塩材料が5
〜60重量部、好ましくは8〜40重量部の割合であり
、さらに水が0.5〜20重量部、好ましくは4〜15
重量部の割合で含有されることである。重合性七ツマー
架橋型熱硬化性樹脂組成物が40重量部より少ないと、
プライマー組成物の粘度が高くなり過ぎ、塗布しにくく
なり、配合成分の分離現象を生じ易くなる。また、水硬
性ケイ酸塩材料が5重量部より少ないと、配合成分の分
離現象が生じ、60重量部より多いと粘度が高くなり、
取扱い難くなる。水が0.5重量部より少ないと湿潤面
に対する塗膜の接着性が良くない場合がある。
また、20部より多くなると水が塗料中で分離し、均一
な塗料とならないし、硬化不良を起こす。
本発明の塗料を製造するには、必要に応じて加えた硬化
開始剤、硬化促進剤等を含有する重合性七ツマー架橋型
熱硬化性樹脂組成物に上記CaO1Si02等からなる
水硬性ケイ酸塩材料等を混合し、水を加えるか、逆に水
を先に加えて混合してから水硬性ケイ酸塩材料等を加え
ても良い0作業性の点からは、重合性モノマー架橋型熱
硬化性樹脂組成物と、水と水硬性ケイ酸塩材料の混合物
とを予め別々に調製してから両者を混合することが好ま
しい。
本発明の塗料を例えばプライマーとして使用するには、
例えばコンクリート躯体にウレタン樹脂塗装床材を施工
する場合、まず、コンクリート躯体のほこり、油汚れ、
水たまり、その他汚染物質を除去する。この際、表面は
湿っている程度でも良く、その程度はケフト水分針C8
−2型で15%以下なら良い。ついでプライマーをハケ
、ローラ等で均一に塗布する。塗布量としては50〜1
500g/ mが好ましい。放置して塗膜を硬化させた
後、この上に上塗り用ウレタン塗料を塗布硬化させる。
また、コンクリート躯体の劣化状況が激しく、凹凸が大
きい場合には、川砂、珪砂、石粉等の充填剤を骨材とし
て含有させた塗料を下地調整モルタル材として使用して
も良い。この場合の塗布量は1000〜10000g/
 rdが好ましい。なお、骨材は通常の塗料の場合にも
使用することができる。
また、被塗物が発泡コンクリートのように著しく塗料を
吸収するときは、2〜4回の重ね塗りを行うことにより
その表面上に平滑な硬化塗膜を形成できる。
このようにして下地塗膜が形成されるが、その硬化は例
えば−液湿気硬化型ウレタンプライマーエポキシ系プラ
イマー、エマルジョン系プライマーに比べ、塗膜形成時
間すなわち硬化時間が非常に速く、上塗り塗装工程に移
ることのできる時間は0.5〜2時間であり、従来の8
〜48時間より大幅に向上する。
本発明の塗料をプライマーとして用いた場合の上塗り塗
料としては、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル、ビニ
ルエステル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、アクリル
樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルゴム等の塗料が
用いられるが、これに限らず塩化ビニル樹脂、加硫ゴム
等のシート類、アスファルト系材料、ポリマーコンクリ
ート、レジンコンクリートも上塗り塗料と同様に使用で
きる。
上記はコンクリートにプライマーを塗布する場合につい
て説明したが、被塗物はモルタル、木材等であっても良
く、プライマーでなく直接塗布される塗料としても用い
られる。
本発明の塗料には水を含まないものでも良く、被塗面が
湿潤状態、さらに濡れているような場合にこれを塗布す
ると塗料に水を含有させた同じ硬化を得られることがあ
る。また、塗膜を形成した後例えば霧吹き等により水を
散布しても良い。
本発明における土木建築用塗料とは、その材料に限らず
それを用いた建築物、土木構築物用にも使用されるもの
を含む。
〔実施例1 実施例1〜15、比較例1.2 まず、重合性モノマー架橋型熱硬化性熱硬化性樹脂組成
物A、B、Cを次のように合成する。
■A樹脂組成物 プロピレングリコール3.15モル、オルソフタル91
.5モル、フマル酸1.5モル、トルハイドロキノン5
0 ppmを200〜205℃で加熱縮合し、酸1i2
6になった時点で反応を終了させた。得られた樹脂65
重量部にスチレンモノマー35重量部を攪拌混合して熔
解し、重合性モノマー架構型熱硬化性不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物であるA樹脂組成物を製造した。
■B樹脂組成物 ネオペンチルグリコール3.15モル、イソフタル酸2
モル、フマル酸1モル、トルハイドロキノン50 pp
mを200〜205℃で加熱縮合し、酸価15になった
時点で反応を終了させた。得られた樹脂55重量部にス
チレンモノマー45重量部を攪拌混合して熔解し、重合
性モノマー架橋型熱硬化性不飽和ポリエステル樹脂組成
物であるB樹脂組成物を製造した。
■C樹脂組成物 ビスフェノール八とエピクロルヒドリンとの反応により
得られたエポキシ当量119のエピクロン850(大日
本インキ化学工業■製エポキシ樹脂)485g、メタク
リル酸215g、ハイドロキノン0.35g及びトリエ
チルアミン2.1gを加えて、110℃まで昇温しで6
時間反応を続け、酸価6のビニルエステル樹脂を得た。
これに300gのスチレンモノマーを加えて重合性モノ
マー架橋型熱硬化性ビニルエステル樹脂組成物であるC
樹脂組成物を製造した。
上記で得られた組成物を表1の各実施例、各比較例の欄
に示す他の成分とともにを23℃、65%相対湿度のも
とて200ccのポリエチレン製ビーカに採って混合し
、30分後のビーカ中の状態を観察した結果、及びこの
30分経過した各試料にさらにベンゾイルパーオキサイ
ドペーストを2%添加したものをスレート板(厚さ2.
7mm)に塗布した後の状態を観察した結果を表1に示
す。表中、配合は重量部を示す。
なお、表中、容器中の状態の各符号は次のことを示す。
O・・配合成分の分離なし △・・水が少し浮き出て分離 ×・・2層分離 また、スレート板の塗布物の各符号は次のことを示す。
○・・硬化(指に付着せず) △・・未硬化(指にかなり付着) ×・・ベタツキ大きい(指に付着) (この頁以下余白) 表1(つづき) 〔評価試験〕 湿潤面駒体とのf9着状態を評価するため、次ぎのよう
なコンクリート供試体を作製した。
即ち、以下のような配合のコンクリートを■マルイ製傾
胴型コンクリートミキサー(M IC−109−0−0
2型)にて混練し、第1図のような3鶴厚さの一面開放
のステンレス製型枠lに打設した。
兵庫糸西島の砕石で粗粒率6.64の細骨材、Gは岡山
県児島の川砂で粗粒率2.66の粗骨材を表わす。
このようにして得られた試験体1個のMjiは27〜2
8にg、厚みは500 mであった。この厚みは土木構
造用コンクリートを想定して決めた。
打設後開放面を上面にして、20℃、65%相対湿度の
恒温室に入れて気中養生した。コンクリートの湿潤程度
は養生時間を変えることで変化させた。
コンクリート表面の含水率はケント−のCH−2型高周
波水分率計を用いた。参考のためにはかった市販のJI
S歩道版は8〜9%であった。
各設定の養生時間終了後、開放面を#40のサンドペー
パーで研磨し、上記実施例1〜15の内第2表に示すも
のについて同表に示す硬化剤を用いたプライマーをへヶ
塗りした。2時間放置後各プライマーが硬化した後(乾
燥後)上塗り塗料又はシート被覆処理を行った。
上塗り塗料は、大日本インキ化学■製デイック・ウレタ
ンNを用い、その配合は主剤2:硬化剤1の比率で行い
、コテを用いて塗布して塗布量を2にgirdにした。
塗布後3日以上放置し、型枠を外してコンクリート試験
片について一軸引張り接着試験を第2図に示すような方
法で行った喝 すなわち、コンクリート2の上記プライマー塗膜に上塗
り塗膜又はシートからなく防水層3を有するコンクリー
ト試験片に切溝4を入れたコンクリート部分に40 X
 40鰭鋼製治具5をエポキシ系接着剤6により接着さ
せ、接着剤が硬化した後、山本扛重機■製油圧式接着試
験機を用い、20℃で載荷速度IKgf/ cd/秒で
試験した。
引張り接着強度は次の式より求め、その結果を第2表に
示す0表中、配合は重量部を示す。
目視により評価した。
○:ふくれ発生なし ×:直径30以上のふくれ発生あり (この頁以下余白) してJISコンクリート歩道板(旭コンクリート■製)
を3ケ月間浸漬し、取り出した後表面の水滴を軽く拭き
取り第3図のような半水中の状態にして上記と同様のプ
ライマーを塗布し、上塗り塗料を塗布した。これについ
ても上記と同様の引張試験を行いその結果を第2表に示
す。
なお、11は容器、12は厚さ10℃mの標準砂層、1
3は上記と同様の組成の厚さ60nのコンクリート歩道
版である。コンクリート歩道版13の451mまで水1
4が満たされ、その15℃mが空中に露出している。
ふ(れ現象の観察 表2 表2(つづき) なお、表中、ウレタンゴム系防水材はウレタンゴム系2
類防水材デイツクウレタンN(大日本インキ化学工業■
製)であり、OPルーフシートは大日本インキ化学工業
nmの塩化ビニル系シート、ハイネスシー)SSは明石
化工■製品でゴムアスファルト防水けである。硬化剤の
使用量は重合性七ツマー架橋型熱硬化性暑封脂組成物に
対する重量%である。
表中、FR−200ガラスマツトは、上記と同様に実施
例2のプライマーをコンクリートに塗布し、硬化させた
後被覆材としてFRP積層を行った。FRP材料は大日
本インキ化学工業gil製不飽和ポリエステル樹脂ポリ
ライトFR−200、硬化剤としてMEKPO補強材と
してガラスチョップマット#450を用いた。
また、DPルーフシートは、上記と同様に実施例2のプ
ライマーを塗布後、ニトリルゴム系接着材D−Pポンド
Nをそのシート裏面とコンクリートの両方に均一に塗布
し、オープンタイム15分をとり圧着した。塗布量は5
00g/mであった。
また、ハイネスシートSS(ベース30 (3,2Kg
/ %)は、上記と同様に実施例2のプライマーを塗布
、硬化後その上に張りつけた。
比較例3〜6 一液湿気硬化型ウレタンプライマー(プライデイ、7り
T−117)を上記実施例と同様に塗布して0.2Xg
/nlの厚さの塗膜を形成し、上記実施例と同様にして
表3にしたがって評価した結果を表3に示す。
比較例7.8 エポキシ系プライマー(大日本インキ化学工業■製エピ
クロン系のもの(主剤5300−42 、硬化剤B−3
150−45)を上記実施例と同様に塗布して0.3K
g/−の厚さの塗膜を形成し、上記実施例と同様にして
表3にしたがって評価した結果を表3に示す。
表3中、配合は重量部を示す、。
表 〔発明の効果〕 本発明によれば、水硬性ケイ酸塩材料と重合性七ツマー
架橋型熱硬化性樹脂組成物を含有する塗料を提供できる
ので、特にコンクリートの未硬化状態の成形体表面のよ
うな湿潤面に対する接着性を向上し、この上に塗布され
る上塗り塗料やシート等の基材に対する接着性を向」−
シ、その塗膜あるいはシートを平滑に設けることができ
る。
また、硬化が速く、接着性も速く上昇するので本発明の
塗料をプライマーとして使用するときは、次の上塗り工
程に移行するまでの時間を短くし塗装作業性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は塗料を塗布する被塗布体としてのコンクリート
打設用型枠、第2図は塗膜の接着試験を行うときの具体
的構成図、第3図はコンクリート歩道版の湿潤状態を作
る装置の断面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)少なくとも架橋用重合性モノマーと被架橋
    ポリマーを含有する重合性モノマー架橋型熱硬化性樹脂
    組成物と (b)CaO、SiO_2を含有するケイ酸塩材料を含
    有することを特徴とする建築土木用塗料。
  2. (2)湿潤面に塗布して使用されることを特徴とする請
    求項1記載の建築土木用塗料。
  3. (3)下地塗り用のプライマーであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の建築土木用塗料。
  4. (4)水を含有し、(a)成分を40〜95重量部、C
    aOが45〜75重量%、SiO_2が15〜30重量
    %含まれる(b)成分を5〜60重量部、水を0.5〜
    20重量部の割合で含有することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の建築土木用塗料。
  5. (5)(b)成分を5重量部以上の割合で含有しモルタ
    ル材として使用されることを特徴とする請求項4記載の
    建築土木用塗料。
  6. (6)請求項1ないし5のいずれかに記載の建築土木用
    塗料を用いることを特徴とする土木建築施工法。
JP63302246A 1988-12-01 1988-12-01 建築土木用塗料及び土木建築施工法 Expired - Lifetime JP2789619B2 (ja)

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