JPH02150413A - 高純度多価フェノールポリグリシジルエーテルの製造方法 - Google Patents

高純度多価フェノールポリグリシジルエーテルの製造方法

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JPH02150413A
JPH02150413A JP30464788A JP30464788A JPH02150413A JP H02150413 A JPH02150413 A JP H02150413A JP 30464788 A JP30464788 A JP 30464788A JP 30464788 A JP30464788 A JP 30464788A JP H02150413 A JPH02150413 A JP H02150413A
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Taira Harada
原田 平
Kunihiko Takeuchi
邦彦 竹内
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は高純度多価フェノールポリグリシジルエーテル
の製造方法に関する。 更に詳しくは、多価フェノール
類とエピハロヒドリン類とより製造された粗製エポキシ
化合物とハロゲン化アルカリ金属の混合物から過剰のエ
ビへロヒドリンを留去後、残渣に水を加えてポリグリシ
ジルエーテルと副生アルカリ金属塩とを分離させる際に
遠心分離により樹脂層と水層を分離させた後、再閉環反
応を行うことによりゲル状物質の副生を殆ど伴うことな
く、加水分解性ハロゲン含有量の少ない高純度の多価フ
ェノールボリブリシジルエーテルを製造する方法に関す
る。
〈従来の技術〉 多価フェノール類とエビへロヒドリンとからエポキシ樹
脂を製造する方法では、基本的には、水酸化アルカリ金
属またはオニウム塩などの触媒の存在下で、多価フェノ
ール類とエピハロヒドリンとを開環反応させ、そこに−
旦生成するへロヒドリンエーテルを引続き水酸化アルカ
リ金属で脱ハロゲン化水素反応させて、エポキシ基を形
成させている。
この脱ハロゲン化水素反応では、エビハロヒドリン、一
般にはエピクロルヒドリンはフェノール性水酸基に対し
て過剰に使用される。 その理由は、フェノール性水酸
基とエピハロヒドリンとの反応以外に、フェノール性水
酸基と生成物中のグリシジル基の反応、すなわち重付加
反応が競争的に起こっておりこの速度比を制御する必要
があるからである。 また、水酸化アルカリ金属、−n
2には水酸化ナトリウムはフェノール性水酸基1当二に
対して0.8〜1.1当量の割合で使用されている。 
 ところが、このようにして得られた粗製エポキシ樹脂
中には、水酸化ナトリウムの当量比が1,0以上の場合
であっても、微量のクロルヒドリンエーテル基が閉環さ
れず、そのまま残存している。
このような加水分解性の塩素がエポキシ樹脂中に多く含
有されていると、その硬化物の電気特性が劣るなどの欠
点がみられる。 即ち、加水分解性の塩素は、電気絶縁
性の低下、リード線の腐食などの悪影響を及ぼし、特に
半導体を使用する集積回路の封入用原料として使用する
場合には、含有量の少ないことが絶対的な条件となる。
 また、加水分解性塩素の存在は、エポキシ樹脂用の硬
化剤あるいは硬化促進剤としてアミン類を用いた場合に
、その硬化速度を低下させるなどの欠点をももたらす。
従って、エポキシ樹脂中の加水分解性塩素含有量の低減
化が強く望まれており、その対策として、前記脱ハロゲ
ン化水素反応に用いられている水酸化アルカリ金属の量
を更に増加させることが考えられるが、それはエピクロ
ルヒドリンの分解、副反応を促進させるのみで、ル存す
るクロルヒドリンエーテル基を効果的に再閉環反応させ
るものではない。
このために別個に再閉環工程が設けられることになるが
、この再閉yJ/A埋は、一般に過剰量用、いられたエ
ピハロヒドリンを留去した後、必要に応じてトルエン、
キシレンなどの芳香族系ン容媒あるし)はメチルイソブ
チルケトントン系溶媒で希釈して、濃度約1〜50重量
%の水酸化アルカリ金属を、残存している加水分解性塩
素に対してそれの約1.1〜10倍当量程度添加し、約
60〜100℃に加熱して行われている。 ところが、
溶媒中でこの再閉環処理を行なう場合には、加水分解性
塩素の含有量を0.1重量%以下、特に0.05,=重
量%以下にまで低減化させることは、かなり厳しい条件
を採用しても困難である。
また、水酸化アルカリ金属を過剰量使用すれば、加水分
解性塩素の含有量は低減するものの、今度はゲル状物質
が5士に副生ずるという問題を発生させる。 このよう
なゲル状物質の発生は、後処理工程を煩しくするばかり
ではなく、エポキシ樹脂の収量低下にもつながるため、
ゲル状物質の発生の抑制が強く望まれている。
加水分解性塩素の含有量を効果的に低減させるための種
々の処理方法が、現在まで提案されている。
例えば、特公昭62−31728号公報記叔の方記載は
、多価フェノール類とエピハロヒドリンとから製造され
た粗製エポキシ樹脂を第4級アンモニウム塩が存在する
水酸化アルカリ金属水溶液と疎水性溶媒との混合系で処
理し、残存へロヒドリンエーテル基をグリシジルエーテ
ル基化させることにより、加水分解性塩素の含有量を低
減化させる方法が記載されている。
また、特公昭52−12701号公報には、0、05〜
2重量%の加水分解性塩素を含有するビスフェノールA
ジグリシジルニーチルを、この加水分解性塩素に対して
1〜10倍当量のアルカリ脱塩化水素剤を用い、アルコ
ール溶媒またはアルコール−芳香族炭化水素混合溶媒の
存在下で処理することによりその含有量を0.03重量
%以下に低減せしめる方法が記載されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前述の特公昭62−31728号公報記載の実
施例をみると、加水分解性塩素の含有量が低くとも0.
03重世%のものしか得ることかできず、またこの38
埋方法では、エポキシ樹脂中に窒素分が残存する可能性
があり、樹脂の熱安定性を低下させることが懸念される
また特公昭52−12701号公報記載の方法は、比較
的ゆるやかな条件下で加水分解性塩素を減少させること
ができるが、水溶性溶媒は水と分難し難しいので、廃水
中にこれらの有機溶媒が混入し、このため廃水処理が煩
雑となり、製造コストを高めることになる。
そこで本発明者らは、上記の如き第4級アンモニウム塩
やアルコールなどの有機溶媒を使用することなく、しか
もゲル状物質の副生をほとんど伴うことなく、粗製エポ
キシ樹脂中に含有される加水分解性ハロゲンを低減化さ
せる方法を見い出すことを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために鋭意検討の結果、本発明者ら
は次のようにして加水分解性ハロゲン含有量の低い高純
度エポキシ樹脂が得られることを見い出した。
すなわち、本発明は水酸化アルカリ金属の存在下、多価
フェノール類とエピハロヒドリン頚とを反応させ、粗製
エポキシ化合物とハロゲン化アルカリ金属との混合物を
製造し、 前記混合物から前記反応の際未反応であったエピハロヒ
ドリン類を留去後、残漬に水を加え、前記副生ハロゲン
化アルカリ金属の水溶液を遠心分離によって除去し、樹
脂層中に含まれる水溶液の量を水基準で3重量%以下と
した後に水酸化アルカリ金属水溶液を加えて再閉環反応
を行うことを特徴とする高純度多価フェノールポリグリ
シジルエーテルの製造方法を提供する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の製造方法では、まず多価フェノール類とエピハ
ロヒドリン類とを順次開環反応および脱ハロゲン化水素
反応をさせることで、粗製エポキシ樹脂と副生成物とし
てハロゲン化アルカリ金属が得られる。
本発明に用いられる多価フェノール類としては、レゾル
シノール、ハイドロキノンなどの単環多価フェノールま
たはビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン[ビスフェ
ノールF]、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン
、1.1,2.2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン[ビスフェノールA]1.1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン[ビスフェノールADD、1.
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、2.2−ビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、フェノールノボラック、クレゾ
ールノボラックなどの多環多価フェノールなどが例示さ
れる。
特にビスフェノールA1ビスフエノールAD、ハイドロ
キノン等が好適である。  これらの多価フェノール類
は、2種以上の組合せで用いても良い。
この多価フェノール類と、反応させるエピハロヒドリン
としては、エピクロルヒドリンおよびその置換基を有す
るものとして、エピクロルヒドリン、β−メチルエピク
ロルヒドリン等が例示され、特にエピクロルヒドリンが
好ましい。
この多価フェノール類およびエピハロヒドリンは、とも
に前記した例よりそれぞれ1種あるいは2 fffi以
上を混合して用いることができる。
これらの粗製エポキシ樹脂から過剰の未反応エピハロヒ
ドリンを蒸留等の方法を用いて留去する。 後に残漬と
して含まれる副生ハロゲン化アルカリ金属を水溶液とし
て除去するために、通常ハロゲン化アルカリ金属が飽和
濃度になるような量の水を添加し、50〜100℃の温
度で抽出を行う。 抽出後に静置すると、上層に樹脂層
、下層にハロゲン化アルカリ金属の水溶液層が分離する
これまでの方法では、水層を分離後の樹脂層に水酸化ア
ルカリ金属水溶液を新たに添加して樹脂中の微量残存す
るへロヒドリンエーテル基を再閉環させることにより最
終生成物を得ている。
今回、本発明者らは上記の分離樹脂層中に含まれるハロ
ゲン化アルカリ金属水溶液を遠心分流操作により、可能
な限り高度に除くことが好ましく、樹脂層中に残存する
塩水溶液の量は水基準で3重量%以下、好ましくは2重
量%以下にするのがよく、さらには不純物の含有量を減
らすことによって次工程の再閉環反応がゲル状物質の副
生を伴うことなく、容易に進行して薄氷分解性ハロゲン
含量の少ない多価フェノールポリグリシジルエーテルが
得られることを見出した。
遠心分離によるハロゲン化アルカリ金属水溶液除去を行
わないこれまでの方法では、上記の樹脂層に残留する塩
水溶液の量は、洗浄温度、静置時間、静置速度等によっ
ても異なるが水基準で通常5〜8重量重量%子ある。
樹脂層に残留する塩水溶液中には、ハロゲン化アルカリ
金属塩およびその他の水溶性有機化合物が含まれている
から、これまでの再閉環反応は、これらの不純度の共存
下で行われていたことになる。
本発明者らは、再閉環反応における反応速度(すなわち
、加水分解性ハロゲン量の減少速度)、ならびに副生ゲ
ル量に及ぼす各種因子の影響を綿密に調べた結果、ハロ
ゲン化アルカリ金属は主反応速度を低下せしめること、
水溶性有機不純物はゲル状物質の副生原因となることを
見い出している。
換言すれば、再閉環反応をスムーズに進行させるために
はこの反応系における前記2種類の水溶性物質の含有量
は出来るだけ少ない方が良いこいになる。
そこで本発明の製造方法では、樹脂層と水層を分離する
際に、樹脂層中に残留する塩水溶液の量をできるだけ低
くするために、遠心分離手段を用いることとする。 こ
の時、樹脂層と水層とに分離している層を分液法等によ
りおおよそ分離した後、樹脂層について前記遠心分離手
段を行フてもよい。
すなわち遠心分離操作は、 (1)樹脂層と水層とを直接に遠心分離する場合と、 (2)大部分の水層を通通常の分液法により除去した後
に樹脂層を遠心分離して更に水分を絞り出す場合にと、
いずれの場合にも利用することができる。
遠心分離は種々の遠心分離装置を用いて行われ得る。 
円筒型およびデカンタ−型遠心沈降器あるいはバスケッ
ト型遠心脱水器等がある。 詳細については例えば、藤
田重文、東畑平一部編°“化学工学1■”第2版(東京
化学同人、1975年)P、193等を参考にするのも
よい。
遠心分離を行う温度はデ過速度向上の観点からできるだ
高い方が良いが、樹脂の熱安定性の観点からは150℃
以下であることが好ましい。 具体的には50〜150
℃、好ましくは70〜120℃の範囲で行う。  また
’IF Aは樹脂の熱分解を防ぐために50〜120℃
の温度で行うのがより好ましい。
この遠心分離操作は、樹脂層中に残留するハロゲン化ア
ルカリ金属水溶液の量が水基準で3重量%以下になるよ
うに行えばゲル副生量の低減化効果が現れ、また一定時
間後の再閉環反応率も上昇する。
遠心分離の際の遠心力は、遠心効果(Z)として通常数
百G以上である。
副、生ハロゲン化アルカリ金属および水溶性有機不純物
を除去した後、水酸化アルカリ金属を用いて再開環反応
を行う。
この再閉環反応は、遠心分流手段を用いて副生ハロゲン
化アルカリ金属を除去しているため、その反応速度は速
くなる。
再閉環反応で使用する水酸化アルカリ金属としては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。 好
ましくは、水酸化ナトリウムを用いるのがよい。
また−例として、前記反応に適する水酸化ナトリウムの
水溶液は粗製エポキシ樹脂中に残存する加水分解性ハロ
ゲン1原子に対して一般に約1〜5倍当量となるような
水酸化アルカリ金属を用い、それを約1〜30重量%、
好ましくは約3〜10重量%の濃度に調製して使用され
る。
再閉環反応は約50〜150℃、好ましくは約70〜1
00℃の温度で約0.5〜3時間程度加熱撹拌すること
により行われる。
その後、樹脂層を疎水性溶媒、例えばトルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類、メチルイソブチルケトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類で希釈してから水層
を分離除去する。
樹脂層にリン酸モノナトリウム水?9 ?&、リン酸:
AC溶液などの中和剤を加えて中和および洗浄した後、
疎水性溶媒を除去し、必要に応じてf過を行えば容易に
精製されたエポキシ樹脂を得ることができる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明
する。
(実施例1) ビスフェノールA[2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン]とエピクロルヒドリンとを開環反応さ
せた後、引続き水酸化ナトリウムによる脱塩化水素反応
を行なった。 未反応のエピクロルヒドリンを減圧下て
留去した。 その結果、主としてビスフェノールAジグ
リシジルエーテルからなる粗製エポキシ樹脂および食塩
からなる混合物を得た。 なお、粗製エポキシ樹脂中の
加水分解性塩素含量は1,05重全量、混合物中に占め
る食塩含量は22.7重世%であった。
次いでこの混合物に抽°出系中での食塩水(B液の濃度
が24重量%になるように水184kgを添加した後、
90〜95℃の温度で30分間加熱した。 同温度で静
置分離後、下層の水層221kgを除去して213kg
の含水樹脂を得た。 樹脂層中の飽和塩水溶液濃度は水
基準で6.9重量%、また加水分解性塩素含有量は0.
95重量%であった。
得られた前記含水樹脂400gを遠心分離器(日立製作
所(株)製型式05P−21)を用い、50〜70℃の
温度で300Orpmの条件下で5分間分11i11処
理した。 水層30gを分離した後の樹脂層中の水分濃
度は1.42瓜量%、加水分解性塩素含有量は1.0重
量%であった。
分離した後の樹脂層370gに、水酸化ナトリウムの水
溶液(143g/6重量%)(加水分解性塩素に対して
2.0倍当ff1)を加え、93℃で90分間加熱して
再閉環反応を行なった。 その後生成物をトルエン30
0gに溶解した。 分離した水層を除去し、有機層を、
5重量%リン酸モノナトリウム水溶液で中和した。 有
機層から減圧下でトルエンを除去し、f遇するとエポキ
シ当量: 188 g / e q、加水分解性塩素1
7に0.001重量%の液状エポキシ樹脂361gを得
た。 また、再閉環反応中に副性したゲル量″1)は5
 m f!、 / k g樹脂、乾燥ゲル重量”2)は
O,Ig/kg樹脂以下であった。
◆1)トルエン添加後、有機層、水層、および/または
2層間に浮遊するゲル状物質の二を室温下で測定し、生
成樹脂1kg当りに換算した。
+2)ゲル層を300メツシユのナイロン製フィルター
でf通夜、アセトン、水、アセトンの順で洗浄を行ない
、60℃で3時間減圧乾燥した後の重量(g)を生成樹
脂1kg当りに換算した。
(比較例1) 実施例1において、含水樹脂400gを遠心分離処理す
ることなく、これに6重量%水酸化ナトリウム水溶液1
43gを加え、実施例1と同様な条件および同様な操作
方法でエポキシ当量188 g / e q、加水分解
性塩素量0.011重量%の液状エポキシ樹脂を得た。
また、副生じたゲル量は120 m 11 / k g
樹脂、乾燥ゲル重量は4.5g/kg樹脂であった。
(実施例2〜4) 実施例1において遠心分離器(巴工業(株)製シャープ
レス・スーパー・セントリフユージAS−16プラズマ
型)を用いて表1に記載の条件で分離した。 樹脂層3
50gに水酸化ナトリウムの6重量%水溶液を所定量加
え、実施例1と同様な条件および同様な操作方法で処理
した。 得られた液状エポキシ樹脂の性状および副生ゲ
ル量を表1に記載した。
(実施例5) 実施例1において、主としてビスフェノールAジグリシ
ジルエーテルからなる粗製エポキシ樹脂および食塩から
なる混合物600gを水洗−静置分離後に水層を除くこ
となく遠心分離器(日立製作所(株)製型式05P−2
1)を用い、50〜70℃の温度、3000rpmの条
件下で10分間分離した。 水層を分離後、樹脂層中の
水分濃度を測定したところ、1.07重量%であった。
 実施例1と同様に加水分解性塩素に対して2.0倍当
量の水酸化ナトリウムを6重量%水溶液の形で加えて再
閉環処理した。 その結果、エポキシ当i;188g/
eq、加水分解性塩素含量0.003重量%の液状エポ
キシ樹脂を得た。 また、再閉環反応中に副生じたゲル
量は4 m i/ k g樹脂、乾燥ゲル重量は、O,
Ig/kg樹脂以下であった。
〈発明の効果〉 本発明方法によれば、ゲル状物質の副生をほとんど伴う
ことなく再閉環反応速度を向上させ得るため、樹脂中の
加水分解性ハロゲン含有量を0.02重量%以下まで低
減させることができろ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸化アルカリ金属の存在下、多価フェノール類
    とエピハロヒドリン類とを反応させ、粗製エポキシ化合
    物とハロゲン化アルカリ金属との混合物を製造し、 前記混合物から前記反応の際未反応であっ たエピハロヒドリン類を留去後、残渣に水を加え、前記
    副生ハロゲン化アルカリ金属の水溶液を遠心分離によっ
    て除去し、樹脂層中に含まれる水溶液の量を水基準で3
    重量%以下とした後に水酸化アルカリ金属水溶液を加え
    て再閉環反応を行うことを特徴とする高純度多価フェノ
    ールポリグリシジルエーテルの製造方法。
JP30464788A 1988-12-01 1988-12-01 高純度多価フェノールポリグリシジルエーテルの製造方法 Pending JPH02150413A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008184570A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Dic Corp エポキシ樹脂の精製方法
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