JPH0215036A - 非対称ビアリール化合物の製造法 - Google Patents

非対称ビアリール化合物の製造法

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JPH0215036A
JPH0215036A JP1113855A JP11385589A JPH0215036A JP H0215036 A JPH0215036 A JP H0215036A JP 1113855 A JP1113855 A JP 1113855A JP 11385589 A JP11385589 A JP 11385589A JP H0215036 A JPH0215036 A JP H0215036A
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compd
aromatic
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compound
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JP1113855A
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Inventor
Thomas Himmler
トーマス・ヒムラー
Rudolf Braden
ルドルフ・ブラーデン
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/30Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/18Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds
    • C07C41/30Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds by increasing the number of carbon atoms, e.g. by oligomerisation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族塩素化合物及び芳香族ハロゲン化合物か
ら非対称的なビアリール化合物を製造する方法に関する
本発明はこれを要約すれば、2種の異った芳香族ハロゲ
ン化合物を金属を用いる反応によりカップリングさせ、
該反応を触媒量のニッケル化合物促進剤及び燐含有配位
子の存在下において行うことにより非対称ビアリール化
合物を製造する方法に関する。
非対称的なビアリール化合物は光沢剤、医薬、植物保護
用活性化合物及び液晶材料の前駆体として興味をもたれ
ている。
ティー・ティー・ツー(T、 T、 Tsou)等のジ
ャーナル・オヴ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティ
−(j、 A、 C,S、)誌101巻7547〜75
60頁(1979)の論文Iこは、2種の異った臭化ア
リール及びヨー化アリールを金属亜鉛及び触媒量のニッ
ケル化合物を用いてカップリングさせると、非対称的な
ビアリール化合物が得られることが報告されている。こ
の反応を反応性が低い芳香族塩素化合物に移行させ、促
進剤による積極的な効果を得ることはこの文献から推測
されることではない。
ヨーロッパ特許A O,O12,201号には金属亜鉛
を使用し、ニッケル、促進剤及び燐含有配位子を存在さ
せて2種の同一な芳香族塩素化合物をカップリングさせ
対称的なビアリール化合物を製造する方法が記載されて
いる。同じ著者による平行して発行された論文[ジャー
ナル・オヴ・オーガニッり・ケミストリー(J、 Or
g、 Chem、)誌51巻2627−2637(19
86)参照]には、この方法は非対称的なビアリール化
合物の製造には不適当であることが強調されている。
本発明においては、随時置換基をもった芳香族塩素化合
物を金属との反応により異った置換基をもった芳香族の
ヨー素、臭素または塩素化合物とカップリングさせ、該
反応は触媒量のニッケル化合物、促進剤及び燐含有配位
子の存在下において行うことを特徴とする非対称ビアリ
ール化合物の製造法が提供される。芳香族塩素化合物と
同様に異った置換基を有する芳香族ヨー素、臭素または
塩素化合物も好適である。
本発明方法においては、式(I) Ar−Hal        (f) 但し式中Halはヨー素、臭素及び塩素を表し、Arは
炭素環式またはへテロ原子を含む5または6個の環形成
原子を有する随時置換基をもった芳香環である、 に対応する芳香族ハロゲン化合物を使用することができ
る。可能なペテロ原子は窒素及び/または燐である。好
適なヘテolf、子を含む5または6個の環形成原子を
もった芳香環は1または2個の窒素原子を含んでいる。
式(1)の好適な化合物は下記式(II)、(IIりま
たは(1v)の化合物である。
4x11 ここでHalはヨー素、臭素または塩素を表し、X1〜
X5は同一または相異り独立に水素、01〜c6−アル
キル、随時置換基を有する06〜C14−アリール、フ
ッ素、C3〜C1−アルコキシ、C,−C,−アルキル
チオ、ハロゲン原子数1〜5のC1〜C2−ハロゲノア
ルキル、ハロゲン原子数1〜5のC1〜C2−ハロゲノ
アルコキシ、随時置換基を有する06〜Cl4−7エノ
キシ、CI〜crs−アルキルアミノ、02〜C36−
ジアルキルアミノ、C,〜C14−アリールアミノ、C
,□〜c+g−ジアリールアミノ、C,〜C18カルボ
キシアルキル、C6〜C1゜−力ルポキシアリール、7
オルミル、シアン、C1〜C1a−アルキルスルフィニ
ル、06〜Cl4−アルキルスルフォニル、C,〜C1
4−アリールスルフィニル、C,〜C14−アリールス
ルフォニル、oco−c、〜C1,−アルキルまたは0
CO−Ca−〜Cl4−アリールを表すが、oco−c
 、 −〜C11アルキル及びoco−c 、−〜C1
4−アリール基はハロゲン原子に関しオルトの位置にあ
ることはできず、また基x1〜X、の任意の2個の隣接
した基は一緒になって −CH2−CH,−CH,−−CH2−CH2−CH,
−−CH2−CH=CH−CI(、−−CH=CH−C
H=CH−1−0−C:L−0−まIこ は  −Q−
cl(、−CH2−0−を表すことができ、夫々の場合
−個またはそれ以上の或いはすべての水素原子は随時フ
ッ素で置換されていることができ、基−CH,−CH2
−CH,−及び−CHz CH2−CH2−の−個また
はそれ以上の或いはすべての水素原子は随時塩素で置換
されていることができ、 Aは酸素、硫黄またはNRを表し、ここでR=CI〜C
IG−アルキル、ベンジル、随時置換基をもった炭素数
6〜20のフェニル、フォルミルまたはアセチルである
さらに好適な芳香族ハロゲン化合物は式(II)におい
て少なくともX1〜X、がハロゲンを表すもの、及び式
(IV)において少なくともX1〜X2がハロゲンを表
すものである。
X、〜X、は好ましくは同一または相異り、独立に水素
、CI−C,−アルキル、随時フッ素、シアン、01〜
C4−アルキル、アセトキシ、CI〜C3−カルボキシ
アルキルまたはハロゲン原子数1〜5のC□〜C2−ハ
ロゲノアルキル、特にフッ素原子で置換されたC1〜C
l0−アリール、フッ素、01〜C4−アルコキシ、c
l〜C4−アルキルチオ、フッ素原子及び/または塩素
原子数数1〜5のC0〜C2−ハロゲノアルキル、フッ
素原子及び/または塩素原子数数1〜5ののC1〜C2
−ハロゲノアルコキシ、随時フッ素、シアノ、C,−C
,−アルキル、アセトキシ、01〜C1−カルボキシア
ルキルまたはハロゲン原子数1〜5のC,−C2−ハロ
ゲノアルキル、特にフッ素原子で置換された有する06
〜C1゜−フェノキシ、01〜C3−アルキルアミノ%
C2〜C8−ジアルキルアミノ、C6〜C1o−アリー
ルアミノ、Cl 2− CI 1−ジアリールアミノ、
C1〜C6−カルポキシアルキル%C6〜C8−カルボ
キシアリール、フォルミル、シアノ、C1〜C6−アル
キルスルフィニル%C1〜C,−アルキルスルフォニル
、cs〜C1゜−アリールスルフィニル、C1〜Cl0
−アリールスルフォニル、oco−c 、〜C8−アル
キルまたはoco−c、−〜Cl0−アリールであり、
これらの基に対する制限は上記と同様であり、基X1〜
X、の任意の2個の隣接した基は一緒になって −CH2−CHx−CHx−CHz−CH=CHCH=
CH−または0−CH2−CH、−0− を表すことができ、この場合これらの基は置換基をもた
ないことが好ましい。
特に好適なx1〜X、は同一または相異り、独立に水素
、随時フッ素、シアノ、C,−C,−アルキル、アセト
キシ、C,−C,−カルボキシアルキルまたはハロゲン
を十数t〜5のC,−C2−ハロゲノアルキル、特にフ
ッ素原子で置換されたフェニル、02〜C8−ジアルキ
ルアミノ、cl〜C1カルボキシアルキル、7オルミル
、シアノまたはoco−c、〜C1アルキルである。
式(11)、(II+)及び(IV)の他の好適な化合
物はX、〜X、として水素原子だけか、または水素以外
の基を1または2個含むものである。
式(II+)及び(IV)においてAは好ましくは硫黄
またはNRを表し、ここにNRはC,−C,のアルキル
、ベンジル、随時置換基を有する炭素数6〜12のフェ
ニル、7オルミル 式(11)の化合物は式(II+)及び(IV)の化合
物よりも好適である。
本発明においては芳香族塩素化合物及びハロゲンがヨー
素、臭素または塩素である異った置換基をもった芳香族
ハロゲン化合物が使用され、これから2個の異った芳香
族基を含むビアリール化合物が得られる。例えば本発明
方法は下記の反応式を用いて例示することができる。
Ar−Cl 十Ar’ −Hal−〉Ar−Ar’( 
I )     ( I a)     非対称ビアリ
ール化合物Hal=I, BrまたはC1 ここでAr及びAr’ は上記Arと同じ意味を有する
が、この範囲内においてArとAr’とは異っている。
2種の異った芳香族ハロゲン化合物は等モル量で使用す
ることができる。2種の芳香族ハロゲン化合物の一つを
過剰に使用することがしばしば有利である。何故ならば
そうすると等モル量よりも少量で使用される芳香族ハロ
ゲン化合物は一般に一層選択的に反応して所望の非対称
ビアリール化合物を生じるからである。過剰に使用され
る芳香族ハロゲン化合物の選択は種々の基準によって行
われる。例えば容易に及び/又は廉価に入手できる芳香
族ハロゲン化合物を過剰に使用することができ、或いは
副成物として生じる対応する対称的なビアリール化合物
が反応混合物から容易に除去できる芳香族ハロゲン化合
物を過剰に使用することができる。過剰に使用される芳
香族ハロゲン化合物は例えば他の芳香族塩素化合物に関
し110〜1、000モル%の量で使用することができ
る。この量は好ましくは150〜500モル%、特に好
ましくは200〜400モル%である。
芳香族ハロゲン化合物は無水の状態で使用することが好
ましい。
二種の芳香族ハロゲン化合物をカップリングさせるのに
使用できる金属は特に亜鉛、マンガン及びマグネシウム
である。亜鉛が好適であり、特に亜鉛粉末の形が好まし
く、特に純粋なものが好適である。精製は例えば亜鉛粉
末を順次氷酢酸、水及びアセトンで洗浄し、次いで真空
乾燥することにより行うことができる。この金属の量は
広い範囲で変えることができる。例えば使用する2種の
芳香族ハロゲン化合物に関し0.5〜10モル当量を使
用することができる。この量は0.5〜5モル当量であ
ることが好ましい。
使用可能なニッケル化合物は特にニッケルが酸化状態O
で存在するかまたは亜鉛、マンガン及び/又はマグネシ
ウムで還元することにより酸化状態Oに変え得る無水の
ニッケル化合物である。例として次のものを挙げること
ができる。ハロゲン化ニッケル(II)、例えば塩化ニ
ッケル(II)、臭化ニッケル(II)、ヨー化ニッケ
ル(+D、m酸=ッケル(II)、炭酸ニッケル(1■
)、炭素数1−18の有機酸のニッケル(II)塩、例
えば酢酸ニッケル(II)及びプロピオン酸ニッケル(
II)、ニッケル(11)錯体、例えばニッケル(II
)アセチルアセトネート及びジクロロ−ビス−(トリフ
ェニルフォスフイン)−ニッケル(II)、並びにニッ
ケル(0)錯体、例えばビス−)シクロオクタ−1,5
−ジエン)−ニッケル(0)及びテトラキス−(トリフ
ェニル)オスフィン)−ニッケル(0)。これらのニッ
ケル化合物はすべて市販されているか、または公知方法
で製造することができ、必要に応じ公知方法で結合した
水または含有した水を除去することができる。
上記の無水の形のハロゲン化ニッケル(II)、特に例
えば塩化チオニルとの反応によりNjC12x6HzO
から得られる塩化ニッケル(II)が好ましい。
ニッケル化合物は例えば使用する2種の芳香族ハロゲン
化合物の和に関して帆1〜25モル%の量で使用するこ
とができる。この量は好ましくは1〜20モル%、特に
好ましくは5〜15モル%である。
また2種またはそれ以上のニッケル化合物の混合物を使
用することもできる。
使用可能な促進剤は特にアルカリ金属、アルカリ土類金
属、亜鉛、マグネシウム及びマンガンのハロゲン化合物
である。いずれの場合にもヨー化物が好適である。促進
剤は例えば使用するニッケル化合物に関し帆1〜1 、
000モル%の量で使用することができる。この量は1
〜700モル%、特に10〜500モル%が好適である
使用可能な燐含有配位子は特にトリアリールフォスフイ
ン、例えばアリールl単位当り6〜10mの炭素を有す
るものである。トリフェニルフォスフイン、トリトリル
7オスフイン及びトリフェルフォスフインカ好適でアル
。トリフェニルフォスフインが特に好適である。燐含有
配位子は例えば使用するニッケル化合物の量に関し20
0〜10,000モル%の量で使用することができる。
この量は好ましくは400〜5,000モル%、特に5
00〜1,000モル%である。
燐含有配位子の他に、必要に応じ異った芳香環に少なく
とも2個の窒素原子を有し全炭素数がlO〜18の一種
またはそれ以上の多環式芳香族化合物を使用することが
できる。この場合の好適な化合物は2.2′−ジピリジ
ル及び1.10−フェナンスロリンである。多環式化合
物はニッケル化合物の使用量に関し50〜500モル%
の量で使用することができる。
本発明方法は溶媒を存在させまたは存在させずに行うこ
とができる。例えば反応熱の除去を容易にコントロール
できるために、溶媒を存在させることが好ましい。非プ
ロトン性の溶媒、例えばジメチルフォルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、N−メチルカプロラクタム、N−メ
チルピロリドン、ジメチルスル7オキシド フォンが適している。乾燥した溶媒、例えばモレキュラ
ー・シーブで処理した溶媒及び/又は必要に応じ保護用
ガス雰囲気中で蒸留した溶媒を使用することが好ましい
本発明の方法は例えば温度O〜250°Cにおいて行わ
れる。好適な温度は0〜200°C1特に50〜150
°Cである。
本発明の反応は不活性保護雰囲気中で行うことが好まし
い。適当な保護雰囲気用のガスは例えば窒素、ヘリウム
及びアルゴンである。
本発明方法は一般に常圧で行われる。しかし高圧または
減圧、例えば0.1 −10バールの範囲で行うことが
できる。
本発明方法の一具体化例においては、金属はニッケル化
合物であり、促進剤は燐含有配位子であって必要に応じ
多環式芳香族化合物であり、必要に応じ先ず極性の非プ
ロトン性溶媒と混合しこの混合物を反応容器に入れ、こ
の混合物に2種の芳香族ハロゲン化合物を別々にまたは
混合物として加え、必要に応じ(さらに)溶媒と混合す
る。
本発明の反応に対する適当な反応時間は3分〜24時間
の範囲にある。この反応時間は0.1〜10時間、特に
好ましくは0.5〜6時間である。
反応混合物の回収は金属塩、ニッケル化合物、配位子及
びその中に含まれる副成物(例えば対称的なビアリール
化合物)、及び必要に応じ存在する金属並びに存在する
溶媒を除去することにより種々の方法で行うことができ
る。これらの成分の種類及び量に依存して種々の回収方
法が好適になる。例えば先ず混合物を濾過し、次いで濾
液から溶媒を除去し、必要に応じ真空中で濃縮し、次い
で残渣を水と混合する溶媒(例えば塩素化された炭化水
素)に取り、この有機相を水または塩酸水溶液で抽出し
、再び有機相を分離してこれを濃縮し、このようにして
得られる残渣を必要に応じ再結晶法またはクロマトグラ
フ法で精製する。
本発明方法によれば非対称ビアリール化合物を良好な収
率及び選択性で製造することができる。
このことは上記従来法の立場からすhば非常に驚くべき
ことである。何故なら問題となる技術的観点からすれば
非対称ビアリール化合物は芳香族塩素化合物を原料とす
る限り有用な方法では製造できないという立場が取られ
ていたからである。反応性の高い芳香族の臭素及びヨー
素化合物を使用すると、これらの化合物は選択的に自分
自身と反応し、芳香族塩素化合物との反応生成物は認め
得る量では得られないことが期待される。
実施例 実施例1 4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−安息香酸メ
チルの製法 33gのM鉛粉末、33gのトリフェニル7オスフイン
、5gのヨー化ナトリウム、2.2gの塩化ニッケル(
11)及び200m1のジメチルフォルムアミドを窒素
雰囲気中において混合し、この混合物を先ず反応容器に
入れる。この混合物を30分間50〜60°Cに保つと
、深み褐色の懸濁物が得られる。20.2g(0,11
モル)の3−クロロペンゾトリフルオリド、38.2g
(0,22モル)の4−クロロ安息香酸メチル及び10
0m1のジメチル7オルムアミドを含む溶液をこの懸濁
液に30分間に互って滴下する。80’Oで60時間保
った後反応混合物を500m1のクロロフォルム中に採
り、濾過する。この1斗上の残渣を400m1のトルエ
ン中で沸騰させ、熱い内に濾過する。冷却後融点213
〜214°Cのジメチルビフェニル−4,4′−ジヵル
ポキシレーN5gが得られた(使用した4−クロロ安息
香酸メチルに関し理論値の50.5%)。濾液を稀薄塩
酸水溶液と振盪した漬水と振盪して抽出し、有機相を硫
酸ナトリウム上で乾燥し濃縮する。
得られた残留物を蒸留する。この方法で3,3゛−ビス
−(トリフルオロメチル)−ビフェニル6.4g (使
用した4−クロロ安息香酸メチルに関し理論値の20%
)及び帆1〜0.3ミリバールにおける沸点125〜1
30℃の4−(3−1−リフルオロメチルフェニル)−
安息香酸メチルが全部で16g(使用した3−クロロペ
ンゾトリフルオリドに関し理論値の52%)得られた。
実施例2 4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−安息香酸メ
チルの製法 方法は実施例1と正確に同じであるが、3−タロロペン
ゾトリフルオリドの代りに同量の4−クロロペンゾトリ
フルオリドを用いた。この方法で16.5g ノ4−(
4−トリフルオロメチルフェニル)−安、!酸メチルが
得られた。これは使用した4−タロロペンゾトリフルオ
リドに関し理論値の53%に相当する。
実施例3 4−アセトキシ−4゛−メチルビフェニルの製法20g
の亜鉛微粉末、20gのトリフェニル7オスフイン、3
gのヨー化ナトリウム及び1.3gの塩化ニッケル(I
I)を150m1のジメチルフォルムアミド含む混合物
を先ず窒素雰囲気中において反応容器に入れる。この混
合物を30分間60°Cに保つ。12.3g(0. 1
モル)の4−クロロトルエン、17.1g C0.1モ
ル)の4−クロロアセトキシベンゼン及び50mlのジ
メチルフォルムアミドを含む溶液を滴下する。80°C
で6時間後、反応混合物を濾過し、濾液を濃縮し、残渣
を500m lのクロロフォルムに溶解し、この混合物
を水と振盪して抽出する。有機相を硫燵ナトリウム上で
乾燥し溶媒を除去した後、ガス・クロマトグラフで油状
の残留物を分析した。4−アセトキシ−4−メチルビフ
ェニルの収率は理論値の40%であった。
実施例4 4−メトキシ−4′−メチルビフェニルの製法方法は実
施例3と正確に同じであったが、4−クロロアセトキシ
ベンゼンの代りに14.3g (0,1モル)の4−ク
ロロアニソールを用いた。ガス・クロマトグラフ法によ
る分析の結果理論値の49%の収率で4−メトキシ4′
−メチルビフェニルが得られた。
実施例5 4−アセトキシ−4′−シアノビフェニルの製法方法は
正確に実施例3と同じであるが、4−クロロトルエンの
代りに対応する量の4−クロロベンゾニトリルを用いた
。ガス・クロマトグラフ法による分析の結果理論値の4
2%の収率で4−アセトキシ4−シアノビフェニルが得
られた。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1、随時置換基をもった芳香族塩素化合物を金属との反
応により異った置換基をもった芳香族のヨー素、臭素ま
たは塩素化合物とカップリングさせ、該反応は触媒量の
ニッケル化合物、促進剤及び燐含有配位子の存在下にお
いて行う非対称的なビアリール化合物の製造法。
2、式(1) %式%(1) 但し式中1(alはヨー素、臭素及び塩素を表し、Ar
は炭素環式またはへテロ原子を含む5または6個の環形
成原子を有する随時置換基をもった芳香環である、 に対応する芳香族ハロゲン化合物を使用する上記第1項
記載の方法。
3、式(II)、(Ill)及び/または(IV)at 但し式中Halはヨー素、臭素または塩素を表し、X、
−X、は同一または相異り独立に水素、01〜C。
アルキル、随時置換基を有する06〜C14−アリール
、フッ素、01〜C6−アルコキシ、C,−C,−アル
キルチオ、ハロゲン原子数1〜5のC1〜C2−ハロゲ
ノアルキル、ハロゲン原子数1〜5のC1〜C2−ハロ
ゲノアルコキシ、随時置換基を有する06〜 C8−フ
ェノキシ、CI ”” Cl 8−アルキルアミノ、0
2〜C38−ジアルキルアミノ、C,〜Cl4−アリー
ルアミノ、C1□〜C+a−ジアリールアミノ、cl〜
C1□−カルボキシアルキル、C1〜Cl0−力ルポキ
シアリール、7オルミル、シアン、01〜C1M−アル
キルスルフィニル、06〜C114アルキルスルフオニ
ル、C6〜C14−アリールスルフィニル、C6〜C0
−アリールスルフォニル、oco−c 、〜cps−ア
ルキルまたはoco−ca−〜Cl4−アリールを表す
が、0CO−CI−〜C+a−アルキル及びoco−c
 a−〜Cl4−アリール基はハロゲン原子に関しオル
トの位置にあることはできず、また基x、−XSの任意
の2個の隣接した基は一緒になって=CH2GHz−C
Hz   −CH2CH2−CH2CH,−−CH=C
H−CH,−、−CH=CH−CH=CH−0−CH2
−0−または−0−CH2−CH、−0−を表すことが
でき、夫々の場合−個またはそれ以上の或いはすべての
水素原子は随時フッ素で置換されていることができ、基
−CH、−CH2−CH2−及び=CH,−CH。
−CH,−の−個またはそれ以上の或いはすべての水素
原子は随時塩素で置換されていることができ、 Aは酸素、硫黄またはNRを表し、ここでR=01〜C
1゜−アルキル、ベンジル、随時置換基をもった炭素数
6〜20のフェニル、フォルミルまたはアセチルである
、 の芳香族ハロゲン化合物を使用する上記第1及び2項記
載の方法。
4、芳香族ハロゲン化合物の一つは他の芳香族ハロゲン
化合物に関し110〜1,000モル%の量で使用され
る上記第1〜3項記載の方法。
5.2種の異った芳香族ハロゲン化合物をカップリング
させる金属として亜鉛、マンガン及び/又はマグネシウ
ムを0.5〜10モル当量の量で使用する上記第1〜4
項記載の方法。
6、ニッケルが酸化状態0で存在するかまたは亜鉛、マ
ンガン及び/又はマグネシウムで還元することにより酸
化状態0に変え得る無水のニッケル化合物を、使用する
2種の芳香族ハロゲン化合物の和に関し0.1〜25モ
ル%の量で使用する上記第1〜5項記載の方法。
7、促進剤としてアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜
鉛、マンガン及び/又はマグネシウムのハロゲン化物を
、使用するニッケル化合物の量に関し0.1〜1.00
0モル%の量で使用する上記第1〜6項記載の方法。
8、燐含有配位子としてトリアリールフォスフインを、
使用するニッケル化合物に関し200〜10.000モ
ル%の量で使用する上記第1〜7項記載の方法。
9、燐含有配位子の他に、異った芳香環に少なくとも2
個の窒素製子を有し全部で10〜18個の炭素原子をも
った一種またはそれ以上の多環式芳香族化合物を、使用
するニッケル化合物に関し50〜500モル%の量で使
用する上記第1〜8項記載の方法。
10、非プロトン性極性溶媒の存在下において0〜25
0°Cの温度範囲で反応を行う上記第1〜9項記載の方
法。
特許出願人 バイエル・アクチェンゲゼルシャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、随時置換基をもった芳香族塩素化合物を金属との反
    応により異った置換基をもった芳香族のヨー素、臭素ま
    たは塩素化合物とカップリングさせ、該反応は触媒量の
    ニッケル化合物、促進剤及び燐含有配位子の存在下にお
    いて行うことを特徴とする非対称ビアリール化合物の製
    造法。
JP1113855A 1988-05-11 1989-05-08 非対称ビアリール化合物の製造法 Pending JPH0215036A (ja)

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DE3816120.6 1988-05-11

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