JPH02150106A - 複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法 - Google Patents

複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法

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JPH02150106A
JPH02150106A JP30653088A JP30653088A JPH02150106A JP H02150106 A JPH02150106 A JP H02150106A JP 30653088 A JP30653088 A JP 30653088A JP 30653088 A JP30653088 A JP 30653088A JP H02150106 A JPH02150106 A JP H02150106A
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JP
Japan
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output side
input
photosensitive layer
longitudinal vibration
mechanical filter
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JP30653088A
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Kazuo Yamashita
和郎 山下
Yoshihiko Takeuchi
嘉彦 竹内
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法に
関し、−層詳細には、入力側および出力側を含む振動体
(以下、縦振動音片という)と前記縦振動音片間を接続
する結合部材等をフォトリングラフィ技術を用いて単一
の圧電部材から一体的に作製し、而る後、前記入力側お
よび出力側振動音片に、挟持して重合固着される電極を
真空蒸着およびエツチング等の作製方法を用いたメタラ
イズにおいて形成することにより、その作製工程が簡素
化されると共に、量産が促進され、且つ特性が均一化す
る複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法に関する
[発明の背景] 近時、LCフィルタ、水晶フィルタの中間的な存在とし
てメカニカル・フィルタが通信機器等に広範囲に採用さ
れている。メカニカル・フィルタはその良好なQの値の
特性のもとに選択特性に優れ、さらに、温度変化に対す
る安定性にも優れ且つ小型化が可能であるという理由に
基づく。
この種の複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法の
説明の前に、先ず、複合縦振動メカニカル・フィルタの
構成等の一例を第1図に示す。当該複合縦振動メカニカ
ル・フィルタは、図から諒解されるように、同一面上に
配置され、且つ、金属材料等からなる入力側縦振動音片
2と出力側縦振動音片4とを備える。当該入力側縦振動
音片2および出力側縦振動音片4は恒弾性の結合部材6
および8によって一体的に接続されている。この場合、
入力側縦振動音片2と出力側縦振動音片4の外側中央部
には支持部材10および12が突出して設けられている
。入力側縦振動音片2には一対の入力側圧電セラミック
14aおよび14bが半田付等を使用して重合固着され
、出力側縦振動音片4にも一対の出力側圧電セラミック
16aおよび16bが重合固着されている。前記支持部
材10および12の端部、がU字状の保持部材24の直
立片24aおよび24bの上部中央にレーザ溶接等によ
り固着されている。そして、このように構成される複合
縦振動メカニカル・フィルタの入力側圧電セラミック1
4aおよび14bと直立片24a間には人力信号を供給
するための供給線18と接地線18eとが接続され、方
、出力側圧電セラミック16aおよび16bと直立片2
4bには出力信号を導出する導出線20と接地線20e
とが接続されている。
以上のような構成からすれば、結合部材6および8によ
って連設された入力側縦振動音片2と出力側縦振動音片
4とが略空中に配置されて、その振動動作に支障のない
よう形成されていることが諒解されよう。当該複合縦振
動メカニカル・フィルタは図示しない框体等に収納され
た後通信機器等の中間周波増幅部等に装着されてその所
望の目的を達成する。
上記のように構成される複合縦振動メカニカル・フィル
タにおいて、供給線18および接地線186間に信号源
O5Cから抵抗Rを経た高周波信号S、が入力側圧電セ
ラミック14aおよび14b上に取着された図示しない
電極に加えられ、電気的にアースされた入力側縦振動音
片2との間に入力側圧電セラミック14aおよび14b
を通して高周波信号に相応した電界が生起する。この電
界により入力側圧電セラミック14aおよび14bは厚
さ方向と、図中の矢印V、およびV、、に示す方向に電
歪を生じ、入力側縦振動音片2の長さLlを縦波の半波
長とする周波数F1で共振する。入力側縦振動音片2に
おける縦波の平均伝播速度をVとすると、前記周波数F
1は次式にて与えられる。
Fl  =2Ll  /V             
・・・(1)この周波数F+に↓ける縦振動は結合部材
6および8において出力側縦振動音片4に機械的に伝播
(結合)し、出力側縦振動音片4は長さF2により周波
数F2における縦振動で共振する。この周波数F2は(
1)式と同様に出力縦振動音片4の縦波の平均伝播速度
をVとするならば、F2  =2L2 /V     
       ・・・(2)となる。この出力側縦振動
音片4の縦振動による出力側圧電セラミック16aおよ
び16bに生じた電界において、出力側圧電セラミック
16aおよび16bの図示しない電極に生じる電圧が導
出線20と接地線2Oe間に所定の周波数特性に形成さ
れた高周波信号S2として導出される。
次に、この種の複合縦振動メカニカル・フィルタの製造
方法の一例を、概略の工程順をもって説明する。
当該工程は入力側縦振動音片2あるいは出力側縦振動音
片4を金属部材から切断、研磨等の加工等において作製
する第1の工程と、入力側および出力側縦振動音片2お
よび4に結合部材6および8等をレーザ溶接等を用いて
接続する第2の工程と、支持部材10および12をレー
ザ溶接等を用いて接続する第3の工程と、入力側および
出力側圧電セラミック14a、14bおよび16a、1
6bを切断等の加工において作成する第4の工程と、前
記入力側縦振動音片2に入力側圧電セラミック14a#
よび14bを半田付等をもって重合固着する第5の工程
と、前記出力側縦振動音片4に出力側圧電セラミック1
6aおよび16bを半田付等をもって重合固着する第6
の工程と、前記入力側圧電セラミック14aおよび14
bに供給線18を半田付等をもって接続する第7の工程
と、前言己出カ側圧電セラミック16aおよび16bに
導出線20を半田付等をもって接続する第8の工程と、
接地線18eおよび20eを半田付等をもって保持部材
24に接続する第9の工程と、支持部材10を保持部材
24に取着する第10の工程である。
前記の第1乃至第10の工程は比較的精密に行われるこ
とが希求され、その精度は当該複合縦振動メカニカル・
フィルタにおけるQ値の低下あるいは挿入損失等を決定
する。殊に、Q値の低下あるいは挿入損失等の増大を阻
止すべく入力側および出力側圧電セラミック14a、1
4bおよび16a、16bは入力側および出力側縦振動
音片2および4の上の所定位置に正確に配置し且つ重合
固着するために比較的精密な作業工程が必要となり、近
時の省力化の要請に対応し得す、その作業工程における
簡素化等の改善が要望されていた。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、先ず、フォトリソグラフィ技術を用いて、結合
部材によって連接された複数の縦振動音片と当該入力側
および出力側縦振動音片が支持部材で接続されると共に
、これらを略同−面で囲繞する外枠部材等を単一の圧電
部材から一体的に作製し、而かる後、真空蒸着法等をも
って、一体的に作製された縦振動音片、結合部材、支持
部材、外枠部材の両面にメタライズを形成すると共に、
リングラフィ技術によるエツチング加工により前記入力
側および出力側縦振動音片の所定部分に入力側および出
力側電極と、且つ所要の結線路等が残留せしめられるよ
うに、前記メタライズを除去せしめる製造工程が行われ
ることにより、複合縦振動メカニカル・フィルタの各構
成部材数および作業工程が簡素化されると共に、量産時
の均一な各部材配置が可能となり、それにより量産時に
おけるQ値の低下あるいは挿入損失等の変動が有効に低
減され、均一な特性のもとに量産が促進される複合縦振
動メカニカル・フィルタの製造方法を提供することを目
的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は入力側右よび出
力側を含む圧電部材からなる複数の振動体、当該振動体
を接続する結合部材、入力側および出力側の振動体に挟
持して重合固着された入力側および出力側電極、当該入
力側および出力側電極に夫々接続される導線、前記振動
体を支持する支持部材、前記支持部材が取着される保持
部材とからなり、入力側電極に供給された高周波信号を
所定の周波数帯域に形成して出力側電極に導出する複合
縦振動メカニカル・フィルタの製造方法であって、第1
工程において圧電部材の一方の面に感光層を形成し、第
2工程において複数の振動体と結合部材と支持部材と保
持部材の形状の第1のマスクパターンを介して前記感光
層に光の照射を行うと共に露光処理を施し、第3工程に
おいて前記露光処理が施された感光層に現像処理を行い
光が照射された部分あるいは光が照射された部分以外の
感光層を除去し、第4工程において前記第1のマスクパ
ターンの形状の以外の部分に浸食処理を施して除去し、
第5工程において前記第4工程で形成された圧電部材の
一方の面および/または他方の面にメタライズを形成せ
しめ、第6工程において前記第5工程で形成されたメタ
ライズの一方の面および/または他方の面に感光層を形
成し、第7工程において少なくとも前記入力側電極およ
び出力側電極と当該入力側および出力側電極に接続され
た導線の形状を含む第2のマスクパターンを介して前記
第6工程における感光層に光の照射を行うと共に露光処
理を施し、第8工程において前記露光処理が施された感
光層に現像処理を行い光が照射された部分あるいは光が
照射された部分以外の感光層を除去し、第9工程におい
て前記第7工程における第2のマスクパターンの形状以
外のメタライズドの部分に浸食処理を施して除去するこ
とを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る複合縦振動メカニカル・フィルタの
製造方法について好適な一実施態様を掲げ、添付図面を
参照しながら以下詳細に説明する。なお、文中の煩瑣を
避けるため共通の要素には共通の参照符号を付し、且つ
、重複した説明は省略する。
また理解を容易にするため、本実施態様では、表記虐で
先ず本発明に係る複合縦振動メカニカル・フィルタの製
造方法が適用された複合縦振動メカニカル・フィルタの
構成および作用を説明し、表記G2において複合縦振動
メカニカル・フィルタの製造方法を説明する。また表記
G3において本実施態様例が適用された複合縦振動メカ
ニカル・フィルタの変形例を説明する。
<G+>本発明に係る複合縦振動メカニカル・フィルタ
の製造方法が適用された複合縦振動メカニカル・フィル
タの構成および作用(第2図、第3図)。
第2図において、参照符号30は複合縦振動メカニカル
・フィルタを示し、当該複合縦振動メカニカル・フィル
タ30は入力側縦振動音片32と、当該入力側縦振動音
片32と同一形状の出力側縦振動音片34と、前記夫々
の入力側および出力側縦振動音片32および34を結合
する結合部材36および38とを有している。さらに入
力側縦振動音片32と出力側縦振動音片34の中央部か
ら突出した支持部材40および42と、さらに前記支持
部材40および42端部が長方形の外枠部材50の内端
面に接続されるように構成されている。
斯かる全部材はMTカットの水晶部材、+5゜Xカット
水晶部材、140°回転Y板LiNbO5基板等の平板
からフォ) IJソグラフィ技術を用いたエツチング加
工により一体的に作製される。
さらに、第2図における■−■線間の断面図(第4図)
に示されるように、前記入力側縦振動音片32には一対
のメタライズの入力側電極44aおよび44bが重合固
着されている。同様に、出力側縦振動音片34にも出力
側電極46aおよび46bが重合固着されている。また
支持部材40および42と外枠部材50の表裏面には入
力側電極44aおよび44bに夫々接続される導線54
および56が形成され、また出力側電極46aおよび4
6bに導線58および60が形成されている。さらに、
導線54および56には夫々結線部66および68と、
同様に導線58および60に夫々結線部72および74
が形成されている。
斯かる前記の各部は真空蒸着法あるいはスパッタ法等を
もって、金材料あるいはアルミニウム材等が採用された
メタライズが形成された後、リソグラフィ技術等のエツ
チング加工により不要部を除去せしめて一体的に作製さ
れる。
その後、結線部6Gおよび68には夫々供給線84aお
よび84bが接続され、また、結線部72および74に
は夫々出力線86aおよび接地線86eが接続されてい
る。
このように構成される複合縦振動メカニカル・フィルタ
30の動作を説明する。先ず、一対の入力側電極44a
および44bとの間に、結線部66および6Bを経て信
号源0.。より抵抗Rを介した高周波信号S4、例えば
、スーパーヘテロダイン式受信機等の周波数変換部より
生成される455KI(zの中間周波数信号が供給され
る。それにより、入力側縦振動音片32との間に入力側
電極44aおよび44bを通して高周波信号S4に相応
した電界を生起する。この電界により入力 側縦振動音
片32は厚さ方向および図中の矢印m、およびmoに示
す方向に電歪を生じ、入力側縦振動音片32が長さL3
を縦波の半波長とする周波数F3において共振する。入
力側縦振動音片32における縦波の平均伝播速度をVと
すると、周波数F、は次式にて与えられる。
F3  =2L3  /V ・・・(3) この縦振動は結合部材36および38において出力側縦
振動音片34に機械的に結合して伝播され、出力側縦振
動音片34が長さL4による周波数F4で縦振動の共振
を生起する。この周波数F、は(3)式と同様に出力側
縦振動音片34の縦波の平均伝播速度をVとするならば
、 F4−2L、/V ・・・(4) となる。この出力側縦振動音片34の縦振動による電歪
により、出力側電極46aおよび46bに生じる電界で
、出力側電極46aおよび46bに電圧を生起し、これ
により縦振動の伝達等に起因して形成される所定の急峻
な周波数特性、すなわち、狭帯域の周波数特性に形成さ
れた、例えば、455KHzの中間周波信号が出力線8
6aおよび接地線86eから出力信号S5として導出さ
れる。
〈G2〉複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法。
次に、例示した複合縦振動メカニカル・フィルタ30の
製造方法を以下詳細に説明する。
この複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法におい
ては、先ず、フォトリングラフィ技術を用いて、入力側
および出力側を含む複数の縦振動音片、さらに当該縦振
動音片間を連接する結合部材、また入力側および出力側
縦振動音片に形成される支持部材、前記各部材を略同−
面で囲繞する外枠部材等を単一の圧電部材から一体的に
作製し、次に、真空蒸着法、スパッタ法を用いて、前記
入力側および出力側縦振動音片、結合部材、支持部材、
外枠部材の両面にメタライズ処理を施し、さらにリソグ
ラフィ技術によるエツチング加工を用いて、前記入力側
および出力側縦振動音片の所定部分に高周波信号の入力
側および出力側電極および結線路等を形成すべく前記メ
タライズを除去する。
ここでフォトリングラフィ技術は、例えば、IC製造の
高精度自動化大量生産技術として知悉され、また、メタ
ライズについては真空蒸着法あるいはスパッタ法等の処
理が多用されている。
以下、製造方法を工程順をもって説明する。
第1の工程(第4図)として、縦振動音片32および3
4、結合部材36および38、支持部材40および42
、外枠部材50の全体を一面に含み、所望の縦振動特性
が得られるように設計された、例えば、前記MTカット
水晶等の基板82上に、フォトレジスト層84を塗布す
る。
第2の工程(第5図)として、縦振動音片32および3
4、結合部材36および38、支持部材40および42
、外枠部材50と同一の形状を含んだ第1のマスクパタ
ーン86を介して光照射、例えば、エックス線りを照射
して、露光の処理を施す。
第3の工程(第6図)として、溶媒に浸して現像処理を
施し、面かる後、光照射された部分のフォトレジスト層
87a乃至87Cの部分を除去する。
第5の工程(第7図)として、前記第4の工程において
除去された基板82のフ1)レジスト層87a乃至87
cの部分を浸食処理を施して除去する。
第6の工程(第8図)として、前記第5工程で形成され
た入力側および出力側縦振動音片32および34、結合
部材36および38、支持部材40および42、外枠部
材50の一方の面に真空蒸着法あるいはスパッタ法を用
いて金材料あるいはアルミニウム材料等のメタライズ9
2を形成する。
第7の工程(第9図)として、入力側および出力側縦振
動音片32および34、結合部材36および38、支持
部材40および42、外枠部材50のメタライズ92上
に、フォトレジスト層94を形成する。
第8の工程(第10図)として入力側および出力側電極
44aおよび46aと当該入力側および出力側電極44
aおよび46aに接続された導線54および58、さら
に結線部66および72と同一形状のマスクパターン9
6を介して光照射、例えば、エックス線りを照射した後
、露光の処理を施す。
第9の工程(第11図)として、溶媒に浸して現像処理
を施し、光照射された部分のフォトレジスト層の98a
乃至98a部分を除去する。
第10工程(第12図)において前記入力側および出力
側電極44aおよび46aと、当該入力側および出力側
電極44aおよび46aに接続された導線54および5
8さらに結線部66および72とを残留するようにメタ
ライズ92に浸食処理を施して除去する。
なお、前記の第6乃至第10の工程の処理状態は、一方
の面のみ、すなわち、図示される上面をもって説明した
が、同様に他方の面に同様の工程をもって第10工程(
第12図)に示されるように入力側および出力側電極4
4bおよび46bと当該入力側および出力側電極に接続
された導線56および60さらに結線部68および74
を他の面(裏面)に形成することは勿論である。
なお、前記の実施態様では光が照射された部分のフォト
レジスト層が除去される、所謂、ネガ型製法として説明
しているが、ポジ型製法をもって形成することを妨げる
ものではない。
このように一体的に作製しているため、その製造工程が
簡素化され、精度が向上すると共に大量生産が可能とな
り、殊に、使用される圧電部材の定数のみにおいて、縦
振動等の特性を決定し得ることになる。それにより設計
時の特性の算定および作製後の特性解析等が容易になる
また、圧電部材に単結材が用いられることにより、量産
における特性の均一性が向上し、経時的劣悪化が有効に
阻止出来る。
<G3 >複合縦振動メカニカル・フィルタの変形例。
前記の実施態様においては、2つの縦振動音片を用いて
説明しているが、これに限定されることなく、例えば、
第13図に示されるように、より急峻な周波数特性が得
られるように縦振動音片を3以上の複数個をもって構成
する製造方法も可能である。すなわち、この複合縦振動
メカニカル・フィルタ100においては、入力側縦振動
音片102と出力側縦振動音片106と、さらに、縦振
動音片112.114 、および116が夫々結合部材
120乃至134をもって同一面に形成される。さらに
、この全体を囲繞する外枠部材136を含み、当該外枠
部材136の内端面と入力側および出力側縦振動音片1
02および106とが支持部材137および138で夫
々接続されている。
斯かる全部材は前記複合縦振動メカニカル・フィルタ3
0と同様にM、Tカットの水晶部材等の平板からフォト
リソグラフィ技術を用いて一体的に作製される。
さらに、入力側縦振動音片102には一対のメタライズ
の入力側電極104aおよび104bが重合固着され、
同様に、出力側縦振動音片106にも出力側電極108
aおよび108bが重合固着される。また支持部材13
7および138と外枠部材136の表裏面には入力側電
極104aおよび104bに夫々接続される導線144
および146が形成され、また出力側電極108aおよ
び108bに導線154および156が形成されている
。前記導線144および146には夫々結線部162お
よび164と、同様に導線154および156にも夫々
結線部172および174が形成されている。
斯かる各部は真空蒸着等をもってメタライズが形成され
、而かる後、リングラフィ技術等によるエツチング加工
により、不要部を除去せしめて一体的に作製される。
その後、結線部162および164と外枠部材136に
は夫々供給線182および184が接続され、また、結
線部172および174と外枠部材136には夫々出力
線186および188が接続されている。
このように、より急峻な周波数特性を得るために縦振動
音片を多数で構成する場合は、殊に、その製造の工程が
比較的簡素化される利点がある。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、先ず、フォトリングラ
フィ技術を用いて、結合部材によって連接された複数の
縦振動音片と当該入力側および出力側縦振動音片が支持
部材で接続されると共に、これらを略同−面で囲繞する
外枠部材等を単一の圧電部材から一体的に作製し、而か
る後、真空蒸着法等をもって、一体的に作製された縦振
動音片、結合部材、支持部材、外枠部材の両面にメタラ
イズを形成すると共に、リングラフィ技術によるエツチ
ング加工により前記入力側および出力側縦振動音片の所
定部分に入力側および出力側電極と、且つ所要の結線路
等が残留せしめられるように、前記メタライズを除去せ
しめる製造工程が行われることにより、複合縦振動メカ
ニカル・フィルタの各構成部材数および作業工程を簡素
化すると共に、均一な各部材配置が形成され、量産にお
けるQ値の低下あるいは挿入損失等の変動が有効に低減
される。殊に、より急峻な周波数特性を得るため、例え
ば、多数の縦振動音片が必要とされる場合の製造工程が
比較的簡単になる夫々の利点乃至効果を有する。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る複合縦振動メカニカル・フィル
タの製造方法が適用された複合縦振動メカニカル・フィ
ールタの構成を示す斜視図、第2図は本発明に係る複合
縦振動メカニカル・フィルタの製造方法が適用された複
合縦振動メカニカル・フィルタの構成を示す斜視図、第
3図は第2図に示される■−■線間の断面図、 第4図乃至第12図は本発明に係る複合縦振動メカニカ
ル・フィルタの製造方法の第1の工程乃至第9の工程の
説明に供される斜視図、第13図は本発明に係る複合縦
振動メカニカル・フィルタの製造方法が適用され、縦振
動音片が5個で形成された複合縦振動メカニカル・フィ
ルタの構成を示す斜視図である。 30・・・複合縦振動メカニカル・フィルタ32・・・
入力側縦振動音片(圧電部材)34・・・出力側縦振動
音片(圧電部材)36.38・・・結合部材     
40.42・・・支持部材44a、44b・・・入力側
電極 46a、46b・・・出力側電極  50・・・外枠部
材54.56・・・入力側電極に接続される導線58.
60・・・出力側電極に接続される導線66.68・・
・入力側電極用の結線部72.74・・・出力側電極用
の結線部100・・・複合縦振動メカニカル・フィルタ
Aらn 弓8 FIG、10 FIG、11 FIG、12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力側および出力側を含む圧電部材からなる複数
    の振動体、当該振動体を接続する結合部材、入力側およ
    び出力側の振動体に挟持して重合固着された入力側およ
    び出力側電極、当該入力側および出力側電極に夫々接続
    される導線、前記振動体を支持する支持部材、前記支持
    部材が取着される保持部材とからなり、入力側電極に供
    給された高周波信号を所定の周波数帯域に形成して出力
    側電極に導出する複合縦振動メカニカル・フィルタの製
    造方法であって、 第1工程において圧電部材の一方の面に感光層を形成し
    、 第2工程において複数の振動体と結合部材と支持部材と
    保持部材の形状の第1のマスクパターンを介して前記感
    光層に光の照射を行うと共に露光処理を施し、 第3工程において前記露光処理が施された感光層に現像
    処理を行い光が照射された部分あるいは光が照射された
    部分以外の感光層を除去し、第4工程において前記第1
    のマスクパターンの形状の以外の部分に浸食処理を施し
    て除去し、第5工程において前記第4工程で形成された
    圧電部材の一方の面および/または他方の面にメタライ
    ズを形成せしめ、 第6工程において前記第5工程で形成されたメタライズ
    の一方の面および/または他方の面に感光層を形成し、 第7工程において少なくとも前記入力側電極および出力
    側電極と当該入力側および出力側電極に接続された導線
    の形状を含む第2のマスクパターンを介して前記第6工
    程における感光層に光の照射を行うと共に露光処理を施
    し、 第8工程において前記露光処理が施された感光層に現像
    処理を行い光が照射された部分あるいは光が照射された
    部分以外の感光層を除去し、第9工程において前記第7
    工程における第2のマスクパターンの形状以外のメタラ
    イズドの部分に浸食処理を施して除去することを特徴と
    する複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法。
JP30653088A 1988-11-30 1988-11-30 複合縦振動メカニカル・フィルタの製造方法 Pending JPH02150106A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6150903A (en) * 1995-01-19 2000-11-21 Matsushita Electric Industrtial Co., Ltd. Piezoelectric filter, its manufacturing method, and intermediate frequency filter
KR100401691B1 (ko) * 2001-03-13 2003-10-17 한국생산기술연구원 금형 연마공구 자동교환장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6150903A (en) * 1995-01-19 2000-11-21 Matsushita Electric Industrtial Co., Ltd. Piezoelectric filter, its manufacturing method, and intermediate frequency filter
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