JP2005057666A - Sawチップの製造方法およびその製造方法により製造したsawチップ並びにsawデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一のウエハから製造されるSAWチップ間の共振周波数のばらつきを小さくできるようにする。
【解決手段】 ウエハの表面にアルミニウムまたはアルミニウム系合金の金属膜を成膜する(ステップ52a)。その後、金属膜の上にレジスト膜を形成してパターニングする(ステップ50b)。次に、レジスト膜をマスクにして金属膜をエッチングしてIDT電極を形成し(ステップ50c)、ウエハに多数のSAW素子を形成する。次に、IDT電極による共振周波数を測定して目標共振周波数との偏差を求め(ステップ52)、この偏差を零にできる陽極酸化膜の膜厚を求める(ステップ54)。さらに、IDT電極を陽極酸化してIDT電極の表面に所定膜厚の陽極酸化膜を形成して共振周波数の調整を行なう(ステップ56)。その後、ウエハをダイシングしてSAW素子をSAWチップにする(ステップ58)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾性表面波(Surface Acoustic Wave:SAW)を利用したSAWチップの製造方法に係り、特にSAW素子の周波数調整に好適なSAWチップの製造方法、およびその製造方法により製造したSAWチップ並びにSAWデバイスに関する。
通信機器、コンピュータ、時計等の様々な電子機器において、共振子、フィルタなどの電子部品としてSAWチップを用いたSAWデバイスが使用されている。SAWチップは、水晶やタンタル酸リチウム(LiTaO)などの圧電材料から形成されている。特に、近年は、電子機器の高性能化に伴って高精度なSAWデバイスが要求され、温度特性に優れ、エッチングや機械加工等の形状加工を容易に行なうことができる水晶が、SAWチップを形成する圧電材料として使用されている。
SAWチップは、周知のように水晶などの圧電基板の表面に金属からなる櫛型のIDT(Interdigital Transducer)電極を有している。このIDT電極は、圧電基板の表面にスパッタリングやCVDによってアルミニウムなどの金属薄膜を形成したのち、金属薄膜をフォトエッチングして形成する。また、SAWチップのIDT電極を構成している電極指のピッチと共振周波数との間に一定の関係があるが、電極の厚み、幅が変化すると、共振周波数も変化する。そして、圧電材料のウエハに形成したSAW素子は、形成した金属薄膜の膜厚のばらつき、IDT電極の形成誤差などにより、共振周波数が目標とする共振周波数からずれるのが一般的である。このため、SAWチップを製造する場合、各SAWチップの共振周波数を調整する必要がある。そこで、従来は、特許文献1に記載されているように、圧電材料のウエハに形成したSAW素子のIDT電極をエッチングし、共振周波数の調整を行なっていた。
すなわち、特許文献1に記載の共振周波数の調整方法は、圧電基板(ウエハ)に目標膜厚よりも厚く金属膜を成膜し、これをエッチングして圧電基板に複数のSAW素子のIDT電極を形成する。その後、SAW素子の共振周波数を測定し、測定共振周波数と目標とする目標共振周波数との差から電極のエッチング厚みを求め、IDT電極をエッチングして求めた厚み分薄くし、SAW素子の共振周波数を高くして目標共振周波数となるように調整する。
特開平10−13178号公報
ところが、特許文献1に記載のように、IDT電極をエッチングして共振周波数を調整する場合、エッチング量にばらつきを生じ、SAW素子の共振周波数を目標共振周波数に調整することが容易でない。すなわち、アルミニウムからなる電極を塩素(Cl)などのガスを用いてエッチングする場合、図9に示したように、エッチング処理の開始当初は、電極の表面が酸化されて酸化物が形成され、その後、エッチングされるようになる。この酸化物の形成は、電極の表面状態によって異なり、図9の曲線A、B、Cに示したように、電極の表面状態によってエッチングの開始時点が異なってくる。このため、エッチング処理の開始から経過した時間が同じであったとしても、エッチング量がばらつき、周波数調整後の共振周波数のばらつきが大きくなってしまう。
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、同一のウエハから製造されるSAWチップ間の共振周波数のばらつきを小さくできるようにすることを目的としている。
また、本発明は、電極間の短絡を防止できるようにすることを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係るSAWチップの製造方法は、圧電基板の表面にアルミニウムまたはアルミニウム系合金からなるIDT電極を形成する電極形成工程と、前記IDT電極による共振周波数を測定し、測定共振周波数と目標共振周波数との偏差を求める偏差演算工程と、前記IDT電極の表面を陽極酸化し、求めた前記偏差に応じた厚みの酸化膜を形成する周波数調整工程と、を有することを特徴としている。
アルミニウムまたはアルミニウム系合金からなるIDT電極は、表面を陽極酸化すると、酸素が取り込まれて電極が重くなるとともに、電極の厚みと幅とが大きくなる。このため、SAWチップのIDT電極をアルミニウムまたはアルミニウム系合金によって形成し、IDT電極の表面を陽極酸化すると、SAWチップの共振周波数が低下する。しかも、陽極酸化によって形成される酸化膜(陽極酸化膜)の膜厚は、陽極酸化するときの電圧に依存し、酸化膜の膜厚を高い精度で制御することができる。
そこで、IDT電極を形成する場合、予め陽極酸化膜の膜厚、すなわち陽極酸化処理をする電圧と共振周波数の変動量(シフト量)との関係を求めておき、SAWチップの共振周波数が目標共振周波数より高くなるようにIDT電極を形成する。その後、形成したIDT電極による共振周波数を測定して測定共振周波数と目標共振周波数との偏差を求め、この偏差に応じた厚みの陽極酸化膜をIDT電極の表面に形成し、SAWチップの共振周波数を低下させる。これにより、SAWチップ間における共振周波数のばらつきを小さくすることができる。しかも、IDT電極は、表面が絶縁体である陽極酸化膜によって覆われるため、金属粒子などの異物がIDT電極に付着したとしても、電極間における短絡を防止することができる。
周波数調整工程は、複数のSAW素子が形成してあるウエハに対して行なうことができる。共振周波数の調整を行なう場合、SAW素子をウエハから分割してSAWチップにする前に行なえば、多数のSAW素子の周波数調整を1度に行なうことができる。しかも、同一ウエハ内のSAW素子は、IDT電極の膜厚、電極幅が近似しているため、同一の陽極酸化の条件で共振周波数の調整を行なうことにより、高精度な周波数調整が可能で、個々のSAWチップの周波数調整を行なう必要がない。また、高精度のSAWデバイスを形成する場合であっても、ウエハに形成したSAW素子間における共振周波数のばらつきが小さいため、SAWデバイスにおける共振周波数の調整を容易に行なえるとともに、歩留まりを向上することができる。
陽極酸化は、IDT電極の接続パッド部をマスクして行なうとよい。接続パッド部は、SAW素子の特性を測定、検査する際に、測定機器のプローブを接触させる部分であり、酸化膜を除去する工程を省くことができる。
そして、本発明に係るSAWチップは、上記のいずれかのSAWチップの製造方法により製造したことを特徴としている。これにより、上記の作用効果を得ることができる。また、本発明に係るSAWデバイスは、上記のSAWチップを有することを特徴としている。
本発明に係るSAWチップの製造方法およびその製造方法により製造したSAWチップ並びにSAWデバイスの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係るSAWチップの一例を示す説明図であって、(1)は平面図であり、(2)は(1)のA−A線に沿った一部断面図である。図3(1)に示したように、SAWチップ10は、水晶などの圧電基板12の上面中央部にIDT電極14が形成してある。IDT電極14は、一対の櫛型電極16(16a、16b)から構成してあって、一方の櫛型電極16aの各電極指18a間に、他方の櫛型電極16bの電極指18bが挿入され、すだれ状に形成してある。また、SAWチップ10は、IDT電極14の長手方向両側にすだれ状に形成した反射器20(20a、20b)を備えている。そして、各櫛型電極16は、配線パターン22(22a、22b)を介して各反射器20の外側に設けた接続パッド部24(24a、24b)に接続してある。
このSAWチップ10は、例えばSAW共振子などのSAWデバイスに使用され、櫛型電極16a、16b間に所定周波数の電圧を印加することにより、IDT電極14の長手方向に弾性表面波が伝播する。各反射器20は、伝播してくる表面波を反射し、振動エネルギーを閉じ込めて共振させる。そして、SAWチップ10の共振周波数は、基本的にIDT電極14の電極指18のピッチによって定まる。しかし、共振周波数は、周知のように、IDT電極14の電極指18の厚み(高さ)、幅によって変動する。このため、実施形態のSAWチップ10は、図3(2)に示したように、各電極指18がアルミニウムまたはアルミニウム−銅(Al−Cu)、アルミニウム−ケイ素(Al−Si)などのアルミニウム系合金からなる電極本体25と、共振周波数を調整するために電極本体25の表面に形成した所定厚みの陽極酸化膜26とからなっている。
図1は、上記のSAWチップ10の製造方法を示すフローチャートであり、図2はその工程図である。SAWチップ10の製造は、まず、図1のステップ50に示した電極形成工程を行ない、圧電基板の表面にIDT電極14を形成する。電極形成工程は、ステップ50a〜50cからなっている。すなわち、図1のステップ50aと図2(1)とに示したように、圧電基板である水晶などのウエハ30の表面(上面)全体に電極用の金属膜32を成膜する。金属膜32は、実施形態の場合、アルミニウムまたはアルミニウム−銅(Al−Cu)、アルミニウム−ケイ素(Al−Si)などのアルミニウム系合金から形成してある。そして、金属膜32は、後述するように共振周波数の調整を行なうため、IDT電極14を形成したときの共振周波数が目標共振周波数より高くなるような厚みに成膜する。
次に、図1のステップ50b、図2(2)に示したように、金属膜32の上にフォトレジストを塗布し、乾燥させてレジスト膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ法を用いてレジスト膜を露光、現像、ベーキングして所定の形状34にパターニングする。その後、塩素ガス(Cl)や塩化ホウ素(BCl)などのエッチングガスを用いて、所定形状のレジスト膜34をマスクにして金属膜32をエッチングし、金属膜32をパターニングする(図1ステップ50c、図2(3)参照)。さらに、金属膜32の上に残存しているレジスト膜34を除去する(図2(4)参照)。これにより、IDT電極14の電極本体25が形成される。また、この電極形成工程においては、反射器20や配線パターン22、接続パッド部24などが同時に形成される。これにより、ウエハ30に多数のSAW素子が形成される。
次に、図1のステップ52に示したように、偏差演算工程を行なう。この偏差演算工程は、ウエハ30に形成したSAW素子のIDT電極14による共振周波数を測定し、測定した共振周波数と目標共振周波数との偏差を求める。SAW素子の共振周波数の測定は、ウエハ30に形成した多数のSAW素子から複数位置のSAW素子を適宜に選択し、選択したSAW素子の接続パッド部24に周波数測定器のプローブを接触させて行なう。そして、例えば複数の測定共振周波数の平均値と目標共振周波数との偏差を求めたら、この偏差を零にするための陽極酸化膜の膜厚を演算する(図1ステップ54)。
陽極酸化膜の膜厚は、陽極酸化の条件によって定まっており、例えばリン酸アンモニウム系電解液を用い、ある一定の電圧でアルミニウムなどの金属に対して陽極酸化処理を行なった場合、図4に示したように、膜厚が処理時間とともに増加し、最終的に陽極酸化電圧で定まる一定の限界膜厚になる。この陽極酸化膜の限界膜厚は、陽極酸化電圧との間に一定の関係があり、アルミニウムの場合、陽極酸化電圧をVとすると、約14オングストローム/Vである。したがって、図5に示したように、陽極酸化電圧を高くするにしたがって、形成される陽極酸化膜の膜厚が厚くなる。
一方、SAW素子においては、共振周波数がIDT電極の電極指のピッチによって定まるため、高周波になるほど電極指の幅が狭くなる。このため、共振周波数の異なるSAW素子のIDT電極に同じ膜厚の陽極酸化膜を形成した場合であっても、共振周波数によって周波数の変動量(シフト量)が変化する。図6は、その一例を示したものである。この図6は、横軸が陽極酸化膜の膜厚をオングストロームによって示しており、縦軸がMHzを単位とした共振周波数のシフト量を示している。また、図6において実線は共振周波数が200MHzのSAW素子の場合であり、破線が共振周波数300MHz、一点鎖線が共振周波数400MHzのSAW素子の場合を示している。図6から明らかなように、陽極酸化膜の膜厚を大きくすると、共振周波数のシフト量が大きくなる。また、共振周波数が高いほど周波数のシフト量が大きくなることがわかる。
そこで、実施形態においては、予めSAW素子の共振周波数に対する陽極酸化膜の膜厚と周波数シフト量との関係を実験などによって求めておく。そして、図1のステップ52において求めた測定共振周波数と目標共振周波数との偏差に基づいて、共振周波数を考慮して偏差を零にするための陽極酸化膜の膜厚を演算する(ステップ54)。さらに、この膜厚を得るための陽極酸化電圧を求め、図1のステップ56に示したように、リン酸アンモニウムなどの電解液により、IDT電極14を陽極酸化して周波数調整工程を行なう。これにより、IDT電極14は、図2(5)に示したように、表面が所定の膜厚を有する陽極酸化膜26によって覆われる。
このようにして陽極酸化により周波数の調整を行なうと、図7に示したように、従来のIDT電極14をエッチングして周波数の調整を行なう場合と比較して、各SAW素子間における共振周波数のばらつきを小さくすることができる。この図7は、同一のウエハ内に形成した多数のSAW素子間における、周波数調整後の共振周波数のばらつき状態を示したもので、(1)がウエハ全体を陽極酸化した実施形態の結果を示し、(2)がウエハ全体をエッチングした従来の結果を示している。図7に示されているように、実施形態の陽極酸化による周波数調整は、共振周波数のばらつきを従来のエッチングによる周波数調整に比較して1/3程度にすることができる。これは、陽極酸化膜の膜厚は、陽極酸化電圧に依存し、所望の厚さの陽極酸化膜を容易に形成できることによる。しかも、IDT電極14の表面が絶縁体である陽極酸化膜26によって覆われているため、IDT電極14の表面に金属粒子などの異物が付着したとしても、電極指18a、18b間における短絡を防止することができる。
なお、IDT電極14を陽極酸化する場合、図3に示した接続パッド部24の部分をフォトレジストによって覆い、接続パッド部24が陽極酸化されないようにする。これにより、SAW素子の特性検査をするときに、測定器のプローブを接触させる接続パッド部24の陽極酸化膜を除去する工程を省くことができる。
上記のようにしてSAW素子が形成されたウエハ30は、図1のステップ58に示したように、ダイシングされて各SAW素子が図3に示したSAWチップ10にされる。そして、このようにして得た各SAWチップ10は、上記したように共振周波数が目標共振周波数の近傍となっているため、個々に周波数調整をする必要がなく、歩留まりを大幅に向上することができる。
上記のようにして製造したSAWチップ10は、図8(1)に示したベース60に収容してSAWデバイスであるSAW共振子にされる。ベース60は、例えばセラミックシートを複数積層して形成してあり、SAWチップ10を収容するキャビティ62を有する箱状をなしている。SAWチップ10は、同図(2)に示したように、IDT電極14が形成されていない下面が接着剤64によってベース60の底面に接合される。その後、SAWチップ10は、同図(3)に示したように、接続パッド部24がアルミニウムや金からなるワイヤ66を介して、ベース60に設けた電極パターンに電気的に接続される。さらに、SAWチップ10を収容したベース60は、真空または窒素雰囲気中に搬入され、図8(4)に示したように、上端に例えば金属製の蓋体68が配置される。この蓋体68は、ベース60の上面にシーム溶接などにより接合される。これにより、SAWチップ10を収容したベース60の内部が真空または窒素雰囲気に封止され、SAW共振子70が完成する。なお、図8(3)に示したワイヤボンディングをした段階において、必要に応じてSAWチップ10にプラズマを照射し、IDT電極14又は、圧電基板30をプラズマエッチングにして周波数調整をし、より高精度のSAW共振子とすることができる。
上記のSAW共振子70は、携帯電話機や各種測定器、コンピュータ、通信機器などの電子機器に使用することができる。また、前記実施形態においては、共振型について説明したが、トランスバーサル型であってもよいし、共振子でなくフィルタであってもよい。
実施の形態に係るSAWチップの製造方法のフローチャートである。 実施の形態に係るSAWチップの製造工程図の説明図である。 実施の形態に係るSAWチップの説明図である。 陽極酸化の処理時間と陽極酸化膜厚との関係を示す模式図である。 陽極酸化電圧と陽極酸化膜厚との関係を示す図である。 共振周波数に対する陽極酸化膜厚と周波数シフトとの関係を示す図である。 実施形態と従来との周波数調整後における周波数のばらつきの比較図である。 実施の形態に係るSAW共振子の製造工程の説明図である。 従来のエッチングによる周波数調整のばらつきを説明する図である。
符号の説明
10………SAWチップ、12………圧電基板、14………IDT電極、20a、20b………反射器、18a、18b………電極指、24a、24b………接続パッド部、25………電極本体、26………陽極酸化膜、30………圧電基板(ウエハ)、32………金属膜、60………ベース、68………蓋体、70………SAWデバイス(SAW共振子)。

Claims (5)

  1. 圧電基板の表面にアルミニウムまたはアルミニウム系合金からなるIDT電極を形成する電極形成工程と、
    前記IDT電極による共振周波数を測定し、測定共振周波数と目標共振周波数との偏差を求める偏差演算工程と、
    前記IDT電極の表面を陽極酸化し、求めた前記偏差に応じた厚みの酸化膜を形成する周波数調整工程と、
    を有することを特徴とするSAWチップの製造方法。
  2. 請求項1に記載のSAWチップの製造方法において、
    前記周波数調整工程は、複数のSAW素子が形成してあるウエハに対して行なうことを特徴とするSAWチップの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のSAWチップの製造方法において、
    前記陽極酸化は、前記IDT電極の接続パッド部をマスクして行なうことを特徴とするSAWチップの製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のSAWチップの製造方法により製造したことを特徴とするSAWチップ。
  5. 請求項4に記載のSAWチップを有することを特徴とするSAWデバイス。
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