JPH02147590A - エレベータかごの冷房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的１ （産業上の利用分野） 本発明は、エレベータかこの冷房装置に関−する。

（従来の技術） 近年、各種建築物に設置されるエレベータにおいては、
より快適な空間を提供することを目的として、エレベー
タかご内をも空調するケースが多くなってきた。特に、
展望用エレベータにおいではより快適な展望環境を提供
する必要性が有ると共に透明窓を介して直射日光が入る
ので殊更である。

ここで、従来のエレベータかごの冷房装置の一般的な例
を第６図により説明する。

第６図において、かご１の上部を構成する天井２の上方
には冷房機３が設置され、天井２の下方には照明ランプ
４及び透光板５を備えた照明ケース６が吊架されている
。

天井２と照明ケース６の間には循環通路７が設けられ、
かご１内の空気をこの循環通路７を介して取り入れ、冷
房１５１３で冷却した後、排気ダクト８を介してかご１
内に吹出し、これによりかご１内を冷房する。

天井２には、非常事態が発生した際、乗客を救出するた
めの救出口９が設けられる他、かご１を保持するための
かご枠１０や各種の電源装置、制御装置がところ狭しと
設置されるものである。

（発明が解決しようとする課題） ところが、上記の如き従来よりのエレベータがごの冷房
装置にあっては、天井２の上部に備えた冷Ｐｔｌ［３と
かご１内部とを、循環通路７や固定の排気ダクト８を介
して接続するような構成であったため、その設計が極め
て困難であるという問題点があった。

すなわち、上記の如く、天井上部には救出口９やかご枠
１０のほか各種の電源装置や制６１１装置が配置され、
その取り合いが問題となる。又、かご１内部は照明ケー
ス６の形状やその有無によって吸排気手段が異なるもの
となる。さらに、循環通路７を設けるので、救出口９に
関し多重に構成された開口部を操作する必要性が生じて
救出作業を類推化させ、また通路７の分だけ天井２を高
くする必要が生じる。ために、冷房装置の設計を一品製
作的に設計しなければならなくなり、かつ設計範囲が限
定されるので、その弁装置コストが割高なものとなる。

そこで、本発明は、各種エレベータかごの構造に適し設
計性に優れたエレベータかこの冷房装置を提供すること
を目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） Ｆ記課題を解決する本発明のエレベータかごの冷房装置
は、エレベータかごの天井上部に設置される冷房機の外
周部に任意に位置選択可能の吸・排気口を複数設（ブ、
前記かごの任意の位置に設定された吸・排気口に対し両
吸・排気口をフレキシブルダクトで接続することを特徴
とする。

（作用） 本発明のエレベータかごの冷房装置では、エレベータか
ごの任意の位置に設定された吸・排気口と、エレベータ
かごの上部の任意の位置に１Ｑｆｌされた冷房機の任意
の位置の吸・排気口とをフレキシブルダクトによって接
続する。

したがって冷房機の据付位置を救出口や電源装置、その
他の制′ｎ装置から容易に逃げて配置することができ、
かごの吸・排気口を任意の位置とすることができ、あと
はフレキシブルダクトを介し冷房機をかごの任意の位置
に設けた吸・排気口と接続するだけでよい。

（実施例） 以下、第１図〜第５図により、本発明の実施例を現用す
る。

第１図の実施例において、冷房機１１は、その側面に吸
気口１２及び排気口１３が複数設けられている。

これら吸・排気口１２．１３は、設置される位置及びか
ご２の後述する吸・排気１］の位置などにより適宜選択
されて使用されるものであり、不要の口は器１４で密閉
されるものである。

一方、エレベータかごの天井２には、複数の吸気口１５
及び排気口１６が設けられている。

これら吸・排気口１５．１６は、天井２の下方に吊架さ
れる照明ケース６（第６図参照）の上方に開口され、エ
レベータ設置時の天井２の上部の都合や冷房量により適
宜選択して使用可能のよう複数設けられている。不要の
ものは冷房機１１の吸・排気口１２．１３と同様に１１
４で密閉されるようになっている。

本例では、かご側で適宜の吸・排気口１５，１６を選択
し、冷房機１１を適宜の位置に設置して任意の吸・排気
口１２．１３を選択し、両吸・排気口１２，１３．１５
．１６に吸・排気筒１７゜１８を設け、これら吸・排気
筒をフレキシブルダクト１９でそれぞれ接続する。

したがって、本例の冷房装置では、第６図で示した循環
油ｙ！４７を設ける必要がないのでかご１の天井高さを
その分だけ低くすることができ、天井２の上部の他の部
材との取り合いの問題が緩和され、装置コストを低く押
えることができる。

第１図の右側面断面図に相当する第２図の実施例は、第
１図のものに対し、フレキシブルダクト１９の本数を減
らし、比較的小型のエレベータに適用した例である。

図には、照明ケース６の上部には従来例で示した循環路
６が設けられず、その分だけかご１の天井２を低くする
こができることに加え、排気口１６から吹出す風が照明
ケース６の側面を通って順調に上方に吹き出される様子
が示されている。

第３図は、冷却！ｆｉ１１のＭ１４、又は吸・排気筒１
７，１８の取付方式を示１例である。

図示のように、Ｗ１４又は吸・排気筒１７，１８は、ね
じ２０により、容易に取付は可能である。

第４図は、本発明を照明ケースの無い−Ｅｆｉ天井のか
ご１に適用した例である。

本例では、吸・排気口１５．１６に化粧グリル２１を設
けたので、下方側から見て意匠性が損われることがない
。また、本例では、このように天井２の土部から直接吸
排気を行うことができるので、敢えて二重天井としなく
ともよい。

第５図は第２図の実ｍ例に対し、排気口１６をエレベー
タ人口り部の鵡板２２に開口し、排気筒１８Ａの上端部
を天井面まで伸ばすようにしたものである。

本例では、排気口１６を幕板２２に設けたのＣ１かご１
に配管用のスペースを必要とせず、排気を幕板２２から
室内側へ行うので照明ケース６にその分だけの余裕を与
えることができる。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、適宜の
設計的変更を行うことにより、適宜の態様で実施し得る
ものである。

［発明の効果］ 以トの通り、本発明は、任意に位ｌｉ！選択可能の複数
の吸排気口を備えた冷房機を天井上面の他の部材と干渉
を避ける位置に配置して、この吸排気しＪとかごの退部
に設けた吸排気口とをフレキシブルダクトにより接続す
るエレベータかごの冷Ｉ装置であるから、エレベータか
ご上部の設計自由度が大幅に向上する。

また、大月上面に循環路を設ける必要がないので天井背
丈をその分だけ低く覆−ることができ、意匠性において
も問題がない。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の実施例を示し、第１図は第１
実施例の斜視図、第２図は第１図の右側面断面図に相当
する図で示す他の実施例の説明図、第３図は吸・排気口
及び蓋の取付方式を示で正面図、第４図及び第５図はそ
れぞれ他の実施例を示す側面断面図、第６１ｉ２Ｉは従
来例の断面説明図である。 １・・・かご ２・・・天井 ６・・・照明ケース １１・・・冷房機 １４・・・蓋 １５・・・吸気口 １６・・・排気口 １９・・・フレキシブルダクト 業２０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータかごの天井上部に設置される冷房機の外周部
   に任意に位置選択可能の吸・排気口を複数設け、前記か
   ごの任意の位置に設定された吸・排気口に対し両吸・排
   気口をフレキシブルダクトで接続することを特徴とする
   エレベータかごの冷房装置。