JPH02147400A - 消しゴム組成物 - Google Patents
消しゴム組成物Info
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- JPH02147400A JPH02147400A JP30251688A JP30251688A JPH02147400A JP H02147400 A JPH02147400 A JP H02147400A JP 30251688 A JP30251688 A JP 30251688A JP 30251688 A JP30251688 A JP 30251688A JP H02147400 A JPH02147400 A JP H02147400A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
ポリ塩化ビニル系樹脂を基材とする消しゴム組成物に関
する。
する。
(従来の技術)
従来用いられている消しゴムとして、代表的なものとし
ては以下のものが挙げられる。
ては以下のものが挙げられる。
1、ポリ塩化ビニル系樹脂と可塑剤、充填材を混合した
プラスチゾルを加熱成形してなるポリ塩化ビニル系消し
ゴム 2、天然ゴムとサブ、充填材を混合し加硫してなる天然
ゴム系消しゴム 3、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムとサブ、充填材
、必要に応じて可塑剤を混合して未加硫のまま加熱成形
してなるエラストマー・合成ゴム系の消しゴム これらの中で1本発明に係るポリ塩化ビニル系消しゴム
は他のものに比し基本的に消去性の点で優れたちのたり
得る。そこで、更により良い品質のものとするために種
々の検討が加えられている。例えば、可塑剤としてトリ
メリット酸トリアルキル類或いはピロメリット酸テトラ
アルキル類の中から選択される一種以上の化合物を使用
することで、可塑剤の移行による鉛筆の塗装軸や筆箱等
の溶解汚損の問題を改善せんとしたものが特開昭57−
35000号公報に開示されている。
プラスチゾルを加熱成形してなるポリ塩化ビニル系消し
ゴム 2、天然ゴムとサブ、充填材を混合し加硫してなる天然
ゴム系消しゴム 3、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムとサブ、充填材
、必要に応じて可塑剤を混合して未加硫のまま加熱成形
してなるエラストマー・合成ゴム系の消しゴム これらの中で1本発明に係るポリ塩化ビニル系消しゴム
は他のものに比し基本的に消去性の点で優れたちのたり
得る。そこで、更により良い品質のものとするために種
々の検討が加えられている。例えば、可塑剤としてトリ
メリット酸トリアルキル類或いはピロメリット酸テトラ
アルキル類の中から選択される一種以上の化合物を使用
することで、可塑剤の移行による鉛筆の塗装軸や筆箱等
の溶解汚損の問題を改善せんとしたものが特開昭57−
35000号公報に開示されている。
(解決しようとする課題)
上述したようにポリ塩化ビニル系消しゴムは消去性の点
で優れたちのたり得る反面、他のものに比し柔らかいの
で、その分消去時のたよりなさを感じる。この点、ポリ
塩化ビニル系樹脂に対する可塑剤の量を少なくするか、
充填剤量を増すことで硬いものとすることはできる。
で優れたちのたり得る反面、他のものに比し柔らかいの
で、その分消去時のたよりなさを感じる。この点、ポリ
塩化ビニル系樹脂に対する可塑剤の量を少なくするか、
充填剤量を増すことで硬いものとすることはできる。
しかしながら、これらの方法で硬くすると、消去性が低
下してしまう。これを、詳述すると、ポリ塩化ビニル系
消しゴムによる鉛筆、シャープペンシル等の筆跡の消去
は、可塑化されたポリ塩化ビニル系樹脂に筆跡を吸着さ
せ、消し屑として排出することで果たされる。ここで、
ポリ塩化ビニル系樹脂に対する可塑剤の量が少ないと筆
跡の吸着のし方が悪くなる。また、消しゴム全体に対す
る充填剤量が多くなると、相対的に消しゴム全体に占め
る可塑剤とポリ塩化ビニル系樹脂の量が少なくなるため
、筆跡の吸着量も少なくなる。
下してしまう。これを、詳述すると、ポリ塩化ビニル系
消しゴムによる鉛筆、シャープペンシル等の筆跡の消去
は、可塑化されたポリ塩化ビニル系樹脂に筆跡を吸着さ
せ、消し屑として排出することで果たされる。ここで、
ポリ塩化ビニル系樹脂に対する可塑剤の量が少ないと筆
跡の吸着のし方が悪くなる。また、消しゴム全体に対す
る充填剤量が多くなると、相対的に消しゴム全体に占め
る可塑剤とポリ塩化ビニル系樹脂の量が少なくなるため
、筆跡の吸着量も少なくなる。
従って、消去性を低下することなく、消去時のたよりな
さを感じないよう硬い消しゴムとすることが本発明の目
的である。
さを感じないよう硬い消しゴムとすることが本発明の目
的である。
(課題を解決するための手段)
本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂を基材とする消しゴム
組成物において、珪藻土を含有することを特徴とする消
しゴム組成物を要旨とする。
組成物において、珪藻土を含有することを特徴とする消
しゴム組成物を要旨とする。
以下、詳述する。
珪藻土は多孔性の粉体であり、例えば、米国ジョーンズ
・マンビル・インターナショナル・コーポレーションか
ら、スノーフロス、セライト315、スーパーフロスと
いう商品名で市販されている。この珪藻土を単独、ある
いは、炭酸カルシウム、カオリン、炭酸マグネシウム、
タルク等地の充填剤との併用で使用する。充填剤全体の
使用量は樹脂の量を1として、0.2〜1.5(重量割
合)が好ましい。
・マンビル・インターナショナル・コーポレーションか
ら、スノーフロス、セライト315、スーパーフロスと
いう商品名で市販されている。この珪藻土を単独、ある
いは、炭酸カルシウム、カオリン、炭酸マグネシウム、
タルク等地の充填剤との併用で使用する。充填剤全体の
使用量は樹脂の量を1として、0.2〜1.5(重量割
合)が好ましい。
基材であるポリ塩化ビニル系樹脂としては。
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合体等
を例示できる。
を例示できる。
可塑剤としては、一般にポリ塩化ビニル系樹脂に使用さ
れる可塑剤が使用でき、具体的には、ジオクチルフタレ
ート、ジブチルフタレート等を例示できる。前掲公報開
示のものもまた一例である。この可塑剤の使用量は樹脂
の量を1として、0.5〜2.O(重量割合)が好まし
い。
れる可塑剤が使用でき、具体的には、ジオクチルフタレ
ート、ジブチルフタレート等を例示できる。前掲公報開
示のものもまた一例である。この可塑剤の使用量は樹脂
の量を1として、0.5〜2.O(重量割合)が好まし
い。
その他、必要に応じて、安定剤1着色剤、香料等を適宜
併用できる。
併用できる。
消しゴムを得るにあたっては、従来のポリ塩化ビニル系
消しゴムと同様に、樹脂に可塑剤、珪藻上、並びに、そ
の他必要に応じて使用されるものを加えて混合撹拌した
後、加熱成形を行えばよい。しかし、気相中でポリ塩化
ビニル系樹脂と珪藻土を高速撹拌した後、可塑剤を加え
て混合し、加熱成形して消しゴムとすると、良好な消去
性のものであって、更に硬いものとなる。これは、気相
中でポリ塩化ビニル系樹脂と珪藻土とが衝突することで
、ポリ塩化ビニル系樹脂が珪藻土の孔の中へ積極的につ
め込まれるためと思料される。
消しゴムと同様に、樹脂に可塑剤、珪藻上、並びに、そ
の他必要に応じて使用されるものを加えて混合撹拌した
後、加熱成形を行えばよい。しかし、気相中でポリ塩化
ビニル系樹脂と珪藻土を高速撹拌した後、可塑剤を加え
て混合し、加熱成形して消しゴムとすると、良好な消去
性のものであって、更に硬いものとなる。これは、気相
中でポリ塩化ビニル系樹脂と珪藻土とが衝突することで
、ポリ塩化ビニル系樹脂が珪藻土の孔の中へ積極的につ
め込まれるためと思料される。
(作 用)
珪藻上の孔の中にポリ塩化ビニル系樹脂が入り、その分
珪藻土をとりまくポリ塩化ビニル系樹脂の量が減る。よ
って、見掛は上、充填剤量が増えたことと同じになる。
珪藻土をとりまくポリ塩化ビニル系樹脂の量が減る。よ
って、見掛は上、充填剤量が増えたことと同じになる。
そのため消しゴムは硬くなる。
また、珪藻土は崩れ易い。そのため、珪藻土の中のポリ
塩化ビニル系樹脂も筆跡の吸着に寄与する。
塩化ビニル系樹脂も筆跡の吸着に寄与する。
(実施例)
以下、単に「部」とあるのは「重量部」を示す。
実1遼リー
ポリ塩化ビニル 10部(ゼオン
121:日本ゼオン■製) ジオクチルフタレート 15部珪藻±(ス
ーパーフロス:前述) 1部部エポキシ化大豆油(安
定剤) 0.2部上記各成分を混合機にて混合して
、ペースト状物を得、減圧脱泡後、120’C,20分
間プレス成形して消しゴムを得た。
121:日本ゼオン■製) ジオクチルフタレート 15部珪藻±(ス
ーパーフロス:前述) 1部部エポキシ化大豆油(安
定剤) 0.2部上記各成分を混合機にて混合して
、ペースト状物を得、減圧脱泡後、120’C,20分
間プレス成形して消しゴムを得た。
尖に孤又
実施例1において、珪藻上(スーパーフロス)の使用量
を10部から1部に変え、また、ジオクチルフタレート
の使用量を15部から4部に変えた以外、すべて実施例
1と同様にして消しゴムを得た。
を10部から1部に変え、また、ジオクチルフタレート
の使用量を15部から4部に変えた以外、すべて実施例
1と同様にして消しゴムを得た。
去新Lm
実施例1において、ポリ塩化ビニルの使用量を10部か
ら8部に変え、また、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体(デンカビニルME−120:電気化学工業■製)2
部を使用し、また、ジオクチルフタレートの使用量を1
5部から10部に変え、更にジブチルフタレート2部を
使用し、そして、珪藻土をスーパ−フロス1o部からス
ノーフロス(前述)8部に替えた以外、すべて実施例1
と同様にして消しゴムを得た。
ら8部に変え、また、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体(デンカビニルME−120:電気化学工業■製)2
部を使用し、また、ジオクチルフタレートの使用量を1
5部から10部に変え、更にジブチルフタレート2部を
使用し、そして、珪藻土をスーパ−フロス1o部からス
ノーフロス(前述)8部に替えた以外、すべて実施例1
と同様にして消しゴムを得た。
爽庭族土
実施例1において、ジオクチルフタレートの使用量を1
5部から21部に変え、珪藻土として、スーパーフロス
10部からスーパーフロス8部とセライト315(前述
)8部の併用に変えた以外、すべて実施例1と同様にし
て消しゴムを得た。
5部から21部に変え、珪藻土として、スーパーフロス
10部からスーパーフロス8部とセライト315(前述
)8部の併用に変えた以外、すべて実施例1と同様にし
て消しゴムを得た。
夾五班五
実施例1において、ジオクチルフタレートの使用量を1
5部から1o部に変え、更にジブチルフタレート5部を
使用し、珪藻±(スーパーフロス)の使用量を10部か
ら8部に変え1重質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム罪
製)4部を充填剤として併用した以外、すべて実施例1
と同様にして消しゴムを得た。
5部から1o部に変え、更にジブチルフタレート5部を
使用し、珪藻±(スーパーフロス)の使用量を10部か
ら8部に変え1重質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム罪
製)4部を充填剤として併用した以外、すべて実施例1
と同様にして消しゴムを得た。
失庭■旦
実施例1で使用のポリ塩化ビニル25部と珪藻土(スー
パーフロス:前述)25部を気相中で撹拌する機械(0
,M、ダイザ−3型;奈良ハイブリゼーションNH3I
型システム:■奈良機械製作所製)に入れ軽く混合した
後、回転数x500rpmで20分間撹拌し、珪藻土の
孔の中に樹脂のつまった粉50部を得た。
パーフロス:前述)25部を気相中で撹拌する機械(0
,M、ダイザ−3型;奈良ハイブリゼーションNH3I
型システム:■奈良機械製作所製)に入れ軽く混合した
後、回転数x500rpmで20分間撹拌し、珪藻土の
孔の中に樹脂のつまった粉50部を得た。
この粉のうちの20部とジオクチルフタレート15部、
エポキシ化大豆油0.2部を成分とし、実施例1におけ
る混合機による混合以下の処理を施して消しゴムを得た
。
エポキシ化大豆油0.2部を成分とし、実施例1におけ
る混合機による混合以下の処理を施して消しゴムを得た
。
ル笠■上
実施例1において、珪藻上(スーパーフロス10部)に
替え1重質炭酸カルシウム(前述)を10部使用した以
外、すべて実施例1と同様にして消しゴムを得た。
替え1重質炭酸カルシウム(前述)を10部使用した以
外、すべて実施例1と同様にして消しゴムを得た。
坦笠災ス
比較例1において、ジオクチルフタレートの使用量を1
5部から10部に変えた以外、すべて比較例1と同様に
して消しゴムを得た。
5部から10部に変えた以外、すべて比較例1と同様に
して消しゴムを得た。
ル較何主
比較例1において、重質炭酸カルシウムの使用量を10
部から15部に変えた以外、すべて比較例1と同様にし
て消しゴムを得た。
部から15部に変えた以外、すべて比較例1と同様にし
て消しゴムを得た。
(発明の効果)
上記各側で得たものについて、JISS6050に準じ
て硬度と消字性について調べた結果を表−1に示す。
て硬度と消字性について調べた結果を表−1に示す。
(以下、余白)
表−1
比較例1のものは消字性は良好であるが硬度が低い。硬
度を高めた比較例2.比較例3のものは消字性が悪化し
ている。これに対し、実施例1から実施例6のものは消
字性良好にして硬度もある。
度を高めた比較例2.比較例3のものは消字性が悪化し
ている。これに対し、実施例1から実施例6のものは消
字性良好にして硬度もある。
このように本発明によれば、筆跡消去性が良好な、しか
も硬度もある消しゴムたり得る。
も硬度もある消しゴムたり得る。
特許出願人 ぺんてる株式会社
Claims (1)
- ポリ塩化ビニル系樹脂を基材とする消しゴム組成物にお
いて、珪藻土を含有することを特徴とする消しゴム組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30251688A JPH02147400A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 消しゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30251688A JPH02147400A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 消しゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02147400A true JPH02147400A (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=17909907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30251688A Pending JPH02147400A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 消しゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02147400A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103847368A (zh) * | 2012-12-05 | 2014-06-11 | 三菱铅笔株式会社 | 擦除构件和使用其的擦除工具 |
JP2014111320A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 消し具 |
CN109535609A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-03-29 | 山东博拓塑业股份有限公司 | Pvc发泡型材及其制备方法 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP30251688A patent/JPH02147400A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103847368A (zh) * | 2012-12-05 | 2014-06-11 | 三菱铅笔株式会社 | 擦除构件和使用其的擦除工具 |
JP2014111320A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 消し具 |
CN103847368B (zh) * | 2012-12-05 | 2017-04-12 | 三菱铅笔株式会社 | 擦除构件和使用其的擦除工具 |
US11207913B2 (en) | 2012-12-05 | 2021-12-28 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Erasing member and erasing tool using the same |
CN109535609A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-03-29 | 山东博拓塑业股份有限公司 | Pvc发泡型材及其制备方法 |
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