JPH02147376A - 厚膜ペースト - Google Patents

厚膜ペースト

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JPH02147376A
JPH02147376A JP30102888A JP30102888A JPH02147376A JP H02147376 A JPH02147376 A JP H02147376A JP 30102888 A JP30102888 A JP 30102888A JP 30102888 A JP30102888 A JP 30102888A JP H02147376 A JPH02147376 A JP H02147376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste
powder
vehicle
thick film
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP30102888A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Taniguchi
義章 谷口
Shigeaki Tanaka
茂昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は厚膜ペーストに関し、特に基板上に高さの高い
微細パターンを形成することの可能な厚膜ペーストに関
する。
[従来の技術] 基鈑に微細な厚膜パターンを形成する場合に、例えばシ
ルクスクリーン印刷法によって厚膜ペーストを基板上に
印刷し、乾燥、焼成することによりパターンを形成する
ことが行われている。このような厚膜パターンの形成に
おいて1例えばペーストビヒクルにガラス粉体を混合分
散した厚膜ガラスペーストが用いられ、印刷乾燥後、ガ
ラス軟化点以上の温度で焼成される。
厚膜ガラスペーストは一般のパターン形成においては、
印刷後にその表面が平滑となることが好ましいため、レ
ベリング性が太き(され、これによって表面の凹凸が少
なくなり、他の部材との接触がスムーズに行われる5 [発明が解決しようとする課題] ところで、基板上に高さのあるパターンを形成しようと
する場合には、厚膜ガラスペーストを厚く印刷しても、
またはデイスペンサで厚く描画しても、上記のレベリン
グ性のために印刷されたパターンにいわゆる「だれ」 
「にじみ」が発生し。
パターンの端部がその周囲に流動して移動し、パターン
の高さが減少するため十分な高さが得られない欠点があ
る。特にパターンの幅が小さい場合には、幅当たりの高
さを高くできないため、高さが十分に得られない問題が
ある。
また、レベリング性によってパターンに「だれ」 「に
じみ」が生じるため、微細パターンの精密なパターニン
グが困難となる欠点もあった。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、高さのあ
る微細パターンを正確に形成することのできる厚膜ペー
ストを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、基板上に厚膜パターンを形成するため
の厚膜ペーストは、フタル酸エステルとアクリル樹脂と
を含むペーストビヒクルと、最大粒径10um以下で平
均粒径1μm程度以下の粉体とからなるものである。
本発明の一つの特徴によれば、粉体はガラス粉体である
[作 用] 本発明によれば、フタル酸エステルを溶媒とし、アクリ
ル樹脂を溶質としているペーストビヒクルを使用し、か
つ粒径の小さい粉体を使用しているから、ペーストのレ
ベリング性が小さく、パターン形成直後の形状を保つ性
質を有するから、形成されたパターンにだれ、にじみが
発生しない。したがって1例えば幅に対して高さの大き
いパターンを形成した場合に、その高さを維持できるか
ら、高さの高いパターンを形成する場合に適している。
また、パターンの輪郭がくずれないため、精密なパター
ンの形成に適している。
[実施例] 次に、本発明による厚膜ペーストを厚膜ガラスペースト
に適用した実施例を詳細に説明する。
本実施例による厚膜ガラスペーストは、フタル酸エステ
ルを溶媒とし、アクリル樹脂を溶質としたペーストビヒ
クルを使用する。フタル酸エステルとしては、例えばジ
エチルフタレート、ジブチルフタレートが用いられる。
このような成分のペーストビヒクルを用いることにより
レベリング性の小さい厚膜ガラスペーストが得られる。
ペーストビヒクルは、溶質の成分割合(ビヒクル溶質/
ビヒクル)が重量比において37100以上であること
が望ましい。ビヒクル溶質の割合がこれよりも少ない場
合には、ペースト・によりパターンを形成し、乾燥によ
って溶媒を蒸発させた後の強度が低くなるため、好まし
くない。
上記のペーストビヒクルに、最大粒径10μm以下で平
均粒径1um程度の粉体を分散混合して厚膜ガラスペー
ストが得られる。ガラス粉体は、後述するペーストビヒ
クルとの界面積を大きくするため、平均粒径の小さいも
のを使用する。ガラス粉体は1通常大きさにある程度の
ばらつきのあるものを使用するため、平均粒径が1μm
程度のものにおいても、最大粒径lOμm程度のものが
混在する。しかし、粒径が著しく大きい粉体が混在する
と、後述するレベリング性を小さくするために好ましく
ないので、ガラス粉体の最大粒径は10μm以下とする
ことが望ましい。
最大粒径20gm、平均粒径2〜3μmの粉体を使用し
た場合には、スクリーン印刷によるパターン形成におい
てレベリング性の大きいペーストとなり1本実施例にお
いては好ましくない。また、さらに粒径の大きな最大粒
径30μm以上、平均粒径4μm以上の粉体を使用した
場合には1例えば325メツシユパスによりスクリーン
印刷を行う場合であっても、力を加えると粘度(抵抗力
)が急激に上昇する、いわゆるグイラタント流動を示す
ペーストとなり、さらに経時により粉体が沈降するため
厚膜形成には適しない。
本実施例においては、上記のように粒径の小さいガラス
粉体をペーストビヒクルに混合分散して使用するため、
ガラス粉体の単位量当りの表面積が大きくなる。したが
って、ガラス粉体がペーストビヒクルと接触する粉体界
面積が大きくなり、これによってガラス粉体のペースト
ビヒクル内での移動が妨げられるから、粉体のビヒクル
内での流動性、すなわちレベリング性が小さくなる。
ペーストビヒクルに対するガラス粉体の混合比(粉体/
ビヒクルノは、60cc/100g以上が好ましい。ガ
ラス粉体の割合がこれよりも少ないと、ペーストの粘度
が低くなり、形成されたパターンにだれの発生が著しく
なる。
なお、ペーストによって形成されるパターンに着色性ま
たは導電性が必要な場合には、ガラス粉体の一部を、顔
料、導電粉体により置換することも可能である。その場
合にもこれらの粒子の径は1μm程度以下であることが
望ましい。また、顔料、導電粉体によりガラス粉体を置
換する割合は、焼成後に平滑なガラス表面が必要な場合
には30%(v/v)以上が望ましい。
本実施例による厚膜ガラスペーストは、上記のような構
成のため、レベリング性が低く、パターニング直後の形
状を保つ性質が付与されている。
したがって、幅当りの高さ(H/11の大きい微細パタ
ーンの形成が可能である。
従来の厚膜ペーストは、a−テルピネオール。
トリデカノール等を溶媒とし、エチルセルロース樹脂を
溶質としたペーストビヒクルを用いている。このような
、ペーストビヒクルはレベリング性を大きくすることを
目的としているため1通常の厚膜パターンのようにスク
リーン印刷後の表面を平滑にする用途には適しているが
1例えばパターンの高さを高くする用途や、パターンの
だれを少なくして精密なパターンを得る用途には適して
いない。
これに対して本実施例によれば、上記のように流動性の
小さいペーストビヒクルを使用し、粒径の小さいガラス
粉体を混合することによってガラス粉体とペーストビヒ
クルとの界面積を大きくしているから、レベリング性を
低くした厚膜ペーストが得られる。したがって、前記の
ように高さの高いパターンまたは精密な微細パターンを
得ることができる。
次に本実施例による厚膜ガラスペーストの具体的な使用
例を、図面を参照して説明する。
この使用例は第1図に示すように、カード用感熱プリン
タに使用されるサーマルヘッド基板l上にカードガイド
3を形成するために、本実施例による厚膜ガラスペース
トを使用したものである。
第1図には、カード用感熱プリンタの一部が示されてい
る。サーマルヘッド基板lは放熱板IO上に配置されて
いる。サーマルヘッド基板1表面には、カード8の感熱
面を加熱するための発熱抵抗体2が設けられている。サ
ーマルヘッド基板lの発熱抵抗体2に対向する位置には
、カード8を発熱抵抗体2に圧接移動させるためのプラ
テン6が設けられている。
サーマルヘッド基板1表面にはさらに発熱抵抗体2を選
択的に発熱させるためのIC回路5が設けられ、図示し
ない導電パターンにより発熱抵抗体2に接続されている
。IC回路5には保護カバー4が被覆されている。保護
カバー4はカードの挿入移動のため、発熱抵抗体2側に
図示のような傾斜が設けられている。
サーマルヘッド基板1表面の発熱抵抗体2と保護カバー
4の間にはカードガイド3が設けられている。カードガ
イド3は、第2図に示すように保護カバー4の端面4a
と平行な方向に長く形成され、第3図に示されるように
カード8の進行方向がなめらかな半円形状を呈するもの
が好ましい。
カードガイド3は、カード8の保護カバー4方向への進
行をスムーズに行わせるためのものであり、上記実施例
の厚膜ペーストによって形成される。
あらかじめ感熱発色剤を塗布されたプラスチックのカー
ド8が上記のようなプリンタに図示の方向から挿入され
ると、プラテン6が矢印方向に回転してカード8を発熱
抵抗体2に圧接し、発熱抵抗体2の選択的な発熱によっ
てカード8の下面の感熱面に感熱印刷が行われる。カー
ド8はプラテン6の回転により矢印の保護カバー4の方
向に送り出され、カードガイド3によって矢印で示され
るように保護カバー4の上方へ誘導される。
その後、プラテン6が矢印と反対の方向に回転し、カー
ド8は矢印と反対の方向に戻され、プリンタから排出さ
れる。
このようにカード8はカードガイド3の曲面によってガ
イドされ、保護カバー4の上方へ送られるから、保護カ
バー4内に侵入したり、または保護カバー4の端面に当
接することによって進行が阻止されることがなく、送り
出しおよび感熱印刷がスムーズに行われる。
保護カバー4の端面の高さは1例えば約200μmであ
り、カード8を上方に送り出すためにはカードガイド3
は例えば幅750μmで、最高点の高さ100μm以上
が必要である。
カードガイド3は前記の厚膜ペーストをデイスペンサで
描画することによって容易に形成することができ、ペー
ストのレベリング性が小さいから、十分な高さが得られ
、ガラス粉体を用いているから、耐摩耗性にも優れてい
る。
次に、カードガイド3の具体的な作成法を示す。
次の成分を混合して着色厚膜ガラスペーストを作成した
ジエチルフタレートとアクリル樹脂を重量比4:lの構
成比で混合したペーストビヒクル14部 軟化点600℃、比重4、平均粒径1gmのホウケイ酸
鉛ガラス粉体       30部比重4の酸化チタン
系黄色顔料    4部このペーストを0.2 mm孔
径のデイスペンサに充填し、基板を載置したステージを
移動させることによって基板をデイスペンサに対して移
動させ、デイスペンサの孔から上記ペーストを基板表面
に押し出すことにより1回の描画で、基板表面にカード
ガイドのための厚膜パターンを形成する。
その後、100℃で20分間乾燥後、入口から出口まで
が60分かかるベルト炉においてピーク温度650℃で
焼成し、カードガイド3を形成した。これにより幅75
0gm、高さ150μmのカードガイド3が得られた。
このカードガイド3をサーマルヘッド基板lに設けるこ
とにより、カード8は保護カバー4に当接することなく
、スムーズに上方へ移動させることができた。
従来の厚膜ペーストを用いた場合には、レベリング性が
大きいため、例えば幅750μmのパターンにおいて、
高さを50μm程度より高くすることはできなかった。
これに対して本実施例の厚膜ペーストを使用すれば、上
記のように150umの高さが得られた。
なお、上記の実施例においてはガラス粉体を用いたもの
について説明したが、本発明の厚膜ペーストは、ガラス
粉体以外の′jt属その他の粉体な用いることができる
[発明の効果1 本発明によれば、フタル酸エステルを溶媒とし、アクリ
ル樹脂を溶質としているペーストビヒクルな使用し、か
つ粒径の小さい粉体を使用しているから、ペーストのレ
ベリング性が小さく、パターン形成直後の形状を保つこ
とができる。したがって、高さの高い、すなわち厚みの
あるパターンを形成することができ、形成されたパター
ンは形状を保持することができるため、ガイド等の用途
に適している。またパターンのにじみが少ないため、精
密なパターンを形成する場合にも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による厚膜ペーストを用いてガイドを形
成したカード用プリンタの一部を示す側面図、 第2図は第1図のデバイスの平面図、 第3図は第1図および第2図のカードガイドの拡大側面
図である。 主 。 の、3の税明 121.サーマルヘッド基板 2109発熱抵抗体 321.カードガイド 420.保護カバー 5、、、IC回路 610.プラテン 816.カード

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に厚膜パターンを形成するための厚膜ペース
    トにおいて、該厚膜ペーストは、 フタル酸エステルとアクリル樹脂とを含むペーストビヒ
    クルと、 最大粒径10μm以下で平均粒径1μm程度以下の粉体
    とからなることを特徴とする厚膜ペースト。 2、前記粉体がガラス粉体であることを特徴とする請求
    項1に記載の厚膜ペースト。
JP30102888A 1988-11-30 1988-11-30 厚膜ペースト Pending JPH02147376A (ja)

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JP30102888A JPH02147376A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 厚膜ペースト

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JP30102888A JPH02147376A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 厚膜ペースト

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0676622A (ja) * 1992-08-26 1994-03-18 Fuji Xerox Co Ltd 機能性薄膜形成用ペースト組成物および機能性薄膜の作製法
JP2012009548A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Tdk Corp 電子部品
US8141453B2 (en) 2008-01-10 2012-03-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steering column cover structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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