JPH0214732Y2 - - Google Patents

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JPH0214732Y2
JPH0214732Y2 JP20056983U JP20056983U JPH0214732Y2 JP H0214732 Y2 JPH0214732 Y2 JP H0214732Y2 JP 20056983 U JP20056983 U JP 20056983U JP 20056983 U JP20056983 U JP 20056983U JP H0214732 Y2 JPH0214732 Y2 JP H0214732Y2
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suction port
fan
semi
suction
fan chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は電気掃除機の吸込口体に係り、特に回
転ブラシ体を有する吸込口体に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来この種の吸込風によつて回転するフアンに
より回転駆動される回転ブラシ体を設け、この回
転ブラシ体によつて塵埃を掻き上げて吸引する構
造の吸込口体は、一般に電気掃除機の電源スイツ
チが閉成されることにより電動送風機が駆動して
いる間、吸込風によつて回転されるフアンに連動
する回転ブラシ体が回転されている。
しかしながら掃除途中において、掃除箇所を変
えるために吸込口体と電気掃除本体と接続した接
続管を持つて吸込口体を持ち上げ、場所を移動す
る場合などには無負荷状態となり、回転ブラシの
回転数が異常に高速になるため、騒音が高まり、
また軸受部の摩耗が甚だしい問題がある。このた
め、例えば、特開昭57−190536号公報に記載され
ているように、吸込口本体のフアン室にフアンを
内部に配設した円筒部とこの円筒部に接続した吸
込管部を有する回転管を設け、このフアン室に回
転ブラシ体を収納した回転ブラシ室に連通する連
通口を開口するとともに前記円筒部に前記連通孔
に対向される上部を狭め下部を拡げた略L字状の
開口を形成し、掃除時に回転管の吸込管部に接続
した接続管を持つて回転管を上方に回動させた状
態では、前記フアン室の連通孔は前記円筒部の開
口の上側の狭い部分とが連通され、吸込風がフア
ンに集中的に吹き付けられ、フアンを回転させ、
また接続管を持つて吸込口体を掃除面から持上げ
て移動する場合、回転管に対し、吸込口体が自重
で回転され、前記フアン室の連通孔は前記円筒部
の開口の下側の広い部分とが連通され、フアンに
集中的に吹き付けられる吸込風が少なくなり、フ
アンは低速回転となり、騒音を低減させるように
した構造の吸込口体が知られている。
また特開昭57−180928号公報に記載されている
ように、吸込口本体のフアン室にフアンを内部に
配設した半円筒部とこの半円筒部に接続した吸込
管部を有する回転管を回動自在に設け、この吸込
口本体に前記回転管の回動により半円筒部にて開
閉されるリーク孔を形成し、掃除時に回転管の吸
込管部に接続された接続管をもつて回転管を上方
に回動させた状態ではフアン室のリーク孔は半円
筒部で閉塞され、吸込口体の下面の吸込風がフア
ンに集中的に吹き付けられてフアンを回転させ、
また接続管を持つて吸込口体を掃除面から持上げ
て移動する場合、回転管に対し吸込口体が自重で
回転され、半円筒部にて閉塞されていたフアン室
のリーク孔は開口され、フアンは低速回転となる
ようにした構造の吸込口体が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記特開昭57−190536号公報に記載の従来の吸
込口体では、掃除箇所を変えるために、接続管を
持つて吸込口体を持ち運ぶ際、接続管を下方に回
動させることにより、回転管の円筒部が回転さ
れ、フアンに集中的に吹付ける吸込風は減少して
フアンは低速回転となるが、下面の吸込口から吸
込む吸込風量は変わらず、吸込口体は掃除面に吸
着状態となり、持ち上げ難く、また下面の吸込口
などに紙などが吸着された場合なども回転管を下
方に回動させてもフアンが低速回転となるのみ
で、紙などは吸込口からの吸込風によつて吸着さ
れたままで、手で排除しなくてはならず、操作性
に問題があるものである。
また前記特開昭57−180928号公報に記載の従来
の吸込口体でも接続管を持つて吸込口体を持ち運
ぶ際、接続管を下方に回動させることによりリー
ク孔が開口され、フアンに集中的に吹付ける吸込
風は減少してフアンは低速回転されるが、リーク
孔はフアン室を直接吸込口体の外方に開口させて
いるため、風切り音およびフアンの回転音が外方
に漏れ、騒音発生の原因となる問題がある。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、掃
除時に掃除箇所を変えるために、回転管に接続さ
れた接続管を下方に回動させることにより、吸込
口体には、下面の吸込口以外からリーク風が吸込
まれ、回転ブラシの回転数を低下させるとともに
下面からの吸込風量が減少され、吸込口体を容易
に持上げることができ、また紙などが吸込口に吸
着された場合なども回転管を下方に向けて回転さ
せることにより、吸込口からの吸込風量が減少
し、吸込口に吸着された紙を容易に取除くことが
でき、操作性がよく、またリーク風の風切り音、
フアンの回転音が外方に漏れることがなく、騒音
が小さい電気掃除機の吸込口体を提供するもので
ある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の電気掃除機の吸込口体は、下面に吸込
口を開口した回転ブラシ室とこの回転ブラシ室に
連通され管取付口を有するフアン室を形成した吸
込口本体と、この吸込口本体の管取付口に上下方
向に回動自在に取付けられ前記フアン室内におい
てこのフアン室の内壁面に沿つて上下方向に回動
する水平方向に支持された半円筒部を有するとと
もにこの半円筒部に接続され上記管取付口から吸
込口本体外へ突出した吸込管部を有する回転管
と、上記吸込口本体の回転ブラシ室内において上
記吸込口に内側から臨む位置に回転自在に設けら
れた回転ブラシ体と、上記吸込口本体のフアン室
内において上記回転管の半円筒部の内側に回転自
在に設けられ上記吸込口から回転管内を通過する
吸込風によつて回転するとともにその回転によつ
て上記回転ブラシ体を回転駆動するフアンとを備
え、前記吸込口本体にその内壁面と前記回転管の
半円筒部の外面との間に形成されるリーク風路に
連通するリーク風口を形成し、前記回転管の半円
筒部は上部接触部と下部先端縁に前記フアン室の
下側内壁面に対向して突設した突条からなる下部
接触部とを形成し、前記フアン室の内壁面の上側
を前記上部接触部の回転軌跡と同一の曲率とし、
前記フアン室の内壁面の下側に前記下部接触部の
回転軌跡と同一の部分を形成するとともにこの下
部に接触部の回転軌跡と同一の部分の前方に前記
曲率より大きくした部分を形成し、上記回転管の
半円筒部の下端部の先端に上記フアンの円周方向
に沿つて前方に突出したガイドリブを形成したも
のである。
(作用) 本考案の電気掃除機の吸込口体は、掃除時に掃
除箇所を変える場合などに、回転管に接続した接
続管を下方に向けて回動させると、半円筒部の回
動で突条にて形成した下部接触部がフアン室の内
壁面に形成した下部接触部の回転軌跡と同一の部
分から離れ、この下部接触部の回転軌跡と同一の
部分より前方に形成された前記曲率より大きくし
た部分と下部接触部との間にてリーク風路が半円
筒部の内側に連通され、フアン室にリーク風が流
れ込み、下面の吸込口からの吸込量が減少し、接
続管を持つて吸込口体を容易に持上げることがで
き、この状態で吸込口体が掃除面から浮き上がる
と、吸込口体は自重で下方に向かつて回動した状
態に保持され、リーク風の流入状態が継続し、下
面の吸込口からの吸込風の風速が低くなり、フア
ンの回転数および回転ブラシ体の回転数が減少
し、フアンおよび回転ブラシ体の騒音を低減でき
るとともに、フアンの回転音、風切り音は回転管
の半円筒部の下部接触部を形成するフアン室の下
側内壁面に対向した突条によつて絞られた部分か
ら半円筒部の下部接触部とフアン室の内壁面との
間の拡がつた部分を通過するため、この部分で減
衰され、吸込口体の外方に漏れず、またガイドリ
ブによつてリーク風はフアンに直接当らず、フア
ンとの衝突音が発生しないための騒音が小さく、
さらに軸受の摩耗も防止でき、また下面の吸込口
に紙などが付着した場合にも、同様に下面の吸込
口からの吸込風量を減少させて容易に除去でき
る。
また掃除に際して、吸込口体を掃除面に接地さ
せて、接続管を上方に回動させた状態で、吸込口
体を移動させると、半円筒部の下部接触部がフア
ン室の内壁面の下部接触部の回転軌跡と同一の部
分に接触し、リーク風路は閉じられ、下面の吸込
口からのみフアン室に吸込まれる吸込風でフアン
が回転され、回転ブラシ体が回転される。
(実施例) 次に本考案の一実施例の構成を図面について説
明する。
吸込口体は下面に吸込口1を開口した略直方体
の吸込口本体2と、この吸込口本体2の一側面に
上下方向に回動自在に設けられ図示しない接続管
を介して電気掃除機本体に接続される回転管3
と、前記吸込口本体2内に回転自在に設けられ前
記吸込口1に内側から臨む回転ブラシ体4と、前
記吸込口本体2内において前記回転管3の内側に
回転自在に設けられ前記吸込口1から回転管3を
通過して電気掃除機本体内に吸引される吸込風に
よつて回転するとともにその回転により前記回転
ブラシ体4を回転駆動するフアン5とを備えてい
る。
前記吸込口本体2は、一側面に前記回転管3を
上下方向に回動自在に取付けるための管取付口1
1を有し、上下に分割される上部ケース12と下
部ケース13とから形成されている。そしてこの
吸込口本体2の上面となる上部ケース12の上面
に前記回転ブラシ体4に対応する大きさの開閉自
在の蓋体14が取付けられている。またこの上部
ケース12の上面一側に長孔状の開口15が開口
されている。さらに前記下部ケース13の下面に
前記吸込口1が開口され、またこの下部ケース1
3の下面に回転ローラ16が回転自在に設けられ
ている。また、この下部ケース13の外周にバン
パ17が設けられている。そしてこの上下部ケー
ス12,13にて管取付口11内に前記回転管3
を挟持して下部ケース13に前記上部ケース12
を複数のねじ18で結合し、吸込口本体2を形成
する。
また、前記吸込口本体2内には長手方向に向う
仕切壁19によつて回転ブラシ室20とフアン室2
1とに仕切られ、この回転ブラシ室20の下面に
前記吸込口1が形成され、上側は前記蓋体14に
よつて開閉される開口部が形成されている。そし
て、前記仕切壁19の中央部に回転ブラシ室20
とフアン室21とを連結する連通口22が形成さ
れており、この連通口22は前記仕切壁19に沿
つて摺動される摺動板23によつて開口面積が調
整可能になつている。さらにこの摺動板23は前
記吸込口本体2に摺動自在に設けられた調整つま
み24に連結され、この調整つまみ24の操作部
は前記上部ケース12の開口15から外方に突出
されている。
また、第3図に示すように、前記吸込口本体2
内における前記管取付口11の両側にこの管取付
口11内に上下方向に回動自在に取付けた前記回
転管3と管取付口11の開口縁との間に形成され
る〓間を塞ぐ遮風壁25がそれぞれ設けられ、こ
の遮風壁25の吸込口本体2の内側の縁部26は
上部が垂直で、下部がやや弧を描いて吸込口本体
2の内側に傾斜してこの吸込口本体2の後側下部
の管取付口11における角部を塞いでいる。
前記回転管3は水平方向に支持される半円筒部
31と、この半円筒部31の中央部に接続されこ
の半円筒部31の内側に連通する吸込管部32と
からなつており、前記半円筒部31は吸込口本体
2内における前記フアン室21内に上下方向に回
動自在に支持され、前記吸込管部32は管取付口
11から外部に突出されている。そして、前記半
円筒部31が収納されているフアン室21を形成
する吸込口本体2の管取付口11の近傍部分は半
円筒部31に対応して断面略円弧状に形成されて
おり、この半円筒筒部31はこの半円弧状部分の
内壁面に沿つて上下方向に回動されるようになつ
ている。
またこの半円筒部31の上部には前記フアン室
21の内壁面に接触する上部接触部34aが形成
され、下部先端には前記フアン室21の内壁面下
側に接離する突条34が内壁面に対向して突設さ
れている。そして、前記フアン室21の内壁面の
上側は上部接触部34aの回転軌跡と同一の曲率
となつており、また前記フアン室21の内壁面の
下側は下部接触部を形成する突条34の回転軌跡
と同一曲率の部分が形成され、この同一の曲率の
部分より前方は前記曲率より大きい曲率に形成さ
れている。そして、回転管3が上方に回動したと
きに、この半円筒部31の上部接触部34aおよ
び下部接触部の突条34のいずれもが吸込口本体
2の半円弧状部分の内壁面に接触し、回転管3が
下方に回動したとき、半円筒部31の上部接触部
34aは吸込口本体2の内壁面に沿つて摺動さ
れ、半円筒部31の下部接触部となる突条34は
回動の途中から吸込口本体2の内壁面の下部接触
部を形成する突条34の回転軌跡と同一曲率の部
分から離れ、この突条34と下部接触部の突条3
4の回転軌跡の曲率より大きい曲率に形成されて
いる部分との間の間〓によつて前記管取付口11
に通じるリーク風路33が半円筒部31の内側に
連通するようになつている。
さらに、前記半円筒部31の外面中間部で前記
吸込口本体2の管取付口11に臨む部分を平面部
35に形成し、この平面部35は前記回転管3を
上方に回動したときに、前記遮風壁25の後縁部
26の上部垂直部に対向し、この平面部35の下
方の外壁面が遮風壁25の後縁部26の下部傾斜
部に対向して〓間を塞ぎ、回転管3を下方に回動
したときに、前記平面部35と遮風壁25の後縁
部26の垂直部と傾斜部とにより前記リーク風路
33に通じる略三角形状のリーク風口36を形成
するようになつている。そして、前記回転管3を
下方へ回転したときに、半円筒部31の内側に通
じる前記リーク風路33はこの半円筒部31の突
条34と吸込口本体2の内壁面の下部接触部の突
条34の回転軌跡の曲率より大きい曲率の部分と
の間が最も狭く形成されており、前記リーク風口
36から入つてくるリーク風がこの突条34の部
分で最も速くなり、またフアン5の回転音、風切
り音は回転管3の半円筒部31の下部接触部を形
成する突条34によつて絞られた部分から半円筒
部31の外面とフアン室21の内壁面との間の拡
がつた部分を通過するため、この部分で減衰され
吸込口本体2の外方に漏れないようになつてい
る。また、前記半円筒部31の下端に前記フアン
5の円周方向に沿うようにガイドリブ37が突出
され、このガイドリブ37と前記フアン室21の
突条34の回転軌跡の曲率より大きい曲率の部分
との間の間〓にて形成されるガイド風路38は、
前記回転管3を下方に回動したときに形成される
前記リーク風路33の突条34とフアン室21の
突条34の回転軌跡の曲率より大きい曲率の部分
との間の間〓より広くなるようになつている。
また、前記回転管3の両側に側壁部39がそれ
ぞれ設けられ、この各側壁部39の外面にこの半
円筒部31を回動自在に支持する軸部40が形成
され、この各軸部40が上部ケース12および下
部ケース13に挟持されるようになつている。そ
して、一方の軸部40は縁部に切り欠き開口した
貫通孔41となつている。
前記回転ブラシ体4は、前記回転ブラシ室20
内に回転自在に設けられた回転軸42とこの回転
軸42の外周に螺施状に植設されたブラシ毛43
と、この回転軸42の外周に螺施状に突設された
螺施突起44とからなり、このブラシ毛43の先
端を前記吸込口1からやや突出させるように配置
されている。
さらに、前記フアン5は、前記吸込口本体2の
フアン室21内において、前記回転管3の半円筒
部31に内包されて回転自在に支持され、一端に
前記半円筒部31の貫通孔41を貫通している回
動自在の連動軸51が設けられ、この連動軸51
のプーリと前記回転ブラシ体4の回転軸41に設
けたギヤ状のプーリ53とに無端ベルト52が懸
回されている。
次にこの実施例の作用を説明する。
掃除するときには、回転管3の吸込管部32に
接続した接続管を握持して吸込口本体2を被掃除
面を摺動させる。このときに、吸込口本体2に対
して回転管3は上方に回動されており、回動管3
の半円筒部31の下部の突条34がフアン室21
の内壁面の突条34の回転軌跡の曲率と同一の曲
率部分に接触され、リーク風路33は閉じられ、
同時に半円筒部31の外面の平面部35がリーク
風口36を閉じている。そして、調整つまみ23
により摺動板23を摺動させて連通口22の開口
面積を狭くすると、吸込口1からこの連通口22
を通り、フアン室21および回転管3を通過して
電気掃除機本体内に吸引される吸込風の風速がフ
アン室21内にて強くなり、フアン室21内に支
持されているフアン5を回転させ、このフアン5
の回転が連動軸51、無端ベルト52を介して回
転ブラシ体4の回転軸41に伝導され、回転ブラ
シ体4が回転駆動される。
そして、掃除の途中で、被掃除箇所をかえると
きに、接続管を握持して吸込口本体2を持ち上げ
ると、吸込口本体2が自重で回転管3に対して下
方に回動される。この回転管3が回動すると、半
円筒部31の下部接触部となる突条34がフアン
室21の内壁面の突条34の回転軌跡の曲率と同
一の曲率部分に接触摺動し、フアン室21の内壁
面の突条34の回転軌跡の曲率と同一の曲率部分
から離反し、フアン室21の内壁面の突条34の
回転軌跡の曲率より大きい曲率部分に至り、リー
ク風路33を開き、また回転管3の平面部35が
リーク風口36を開くので、このリーク風口36
からリーク風路33およびガイド風路38を通つ
てリーク風がフアン室21に入り込む。なお、吸
込口本体2を持ち上げる際に、吸込口1から吸込
まれる吸込風量によつて掃除面に吸着されて重い
ときには、回転管3を下方に少し回転させ、リー
ク風路33を開口させて下面の吸込口1からの吸
込風量を低下させてから上方に持ち上げることに
より軽く吸込口本体2を持上げることができ、ま
たこの吸込口本体2が浮き上がると、吸込口本体
2は自重で下方に回動される。この状態では、連
通孔22からフアン室21に流れ込む吸込風の風
速が弱くなり、フアン5の回転数が低下し、回転
ブラシ体4の回転数も低下し、リーク風路33は
半円筒部31の突条34部分が最も狭いため、リ
ーク風はリーク風口36では弱く、突条34部分
では速くなり、この突条34部分より広いガイド
風路38内で再び弱くなり、フアン室21に入り
込み、リーク風の風切り音はリーク風口36で発
生されることがなく、リーク風路33の突条34
部分でのみ発生されるが、フアン5の回転音、風
切り音は回転管3の半円筒部31の下部接触部を
形成する突条34によつて絞られた部分から半円
筒部31の外面とフアン室21の内壁面との間の
拡がつた部分を通過するため、この部分で減衰さ
れ、吸込口本体2の外方に漏れることがない。
また、回転管3の半円筒部31のガイドリブ3
7がフアン5の円周方向に沿つて突出しており、
リーク風はこのガイドリブ37によるガイド風路
38に導かれ、直接フアン5に当たらないため、
フアン5との衝突音が低くなる。
次いで、被掃除面上に再び吸込口本体2を置く
と、吸込口本体2が上方に回動し、回転管3が上
方に回動したことにより、半円筒部31の突条3
4がフアン室21の内壁面の突条34の回転軌跡
の曲率と同一部分に接触し、リーク風路33は閉
じられ、平面部35がリーク風口36を閉じ、吸
込口1から連通口22を経てフアン室21に吸込
まれる吸込風の風速が強くなり、フアン5の回転
数が高くなり、回転ブラシ体4の回転数も高くな
る。
また、前記吸込口本体2に形成したリーク風口
36は遮風壁25および回転管3の平面部35に
より開閉される構造としため、通常の掃除時に
は、回転管3が上方に回動された状態で、リーク
風口36とリーク風路33が閉じられ、リーク風
を確実に遮断できるが、リーク風口36は管取付
口11の〓間からリーク風が入り込むようにした
構造とすることもできる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、吸込口体を持上げると、回転
ブラシ体の回転数が低下し、騒音が少なく、軸受
けの摩耗も防止できるとともに、掃除時に掃除箇
所をかえる場合などに、下面の吸込口からの吸込
風量によつて吸込口本体が掃除路面に吸着されて
重いときには、回転管に接続した接続管を下方に
向けて回動させると、半円筒部の回動で下部接触
部がフアン室の内壁から離れ、吸込口本体の内壁
面と回転管の半円筒部の外面との間に通じるリー
ク風路がフアン室に連通され、フアン室にリーク
風が流れ込み、下面の吸込口からの吸込量が減少
し、接続管を持つて吸込口体を容易に持上げるこ
とができ、フアンの回転数および回転ブラシ体の
回転数が減少し、フアンおよび回転ブラシ体の騒
音を低減できるとともに、フアンの回転音、風切
り音は回転管の半円筒部の下部接触部を形成する
フアン室の下側内壁面に対向した突条によつて絞
られた部分から半円筒部の下部接触部とフアン室
の内壁面との間の拡がつた部分を通過するため、
この部分で減衰され、吸込口体の外方に漏れず、
さらにリーク風は半円筒部の下端部に突設したガ
イドリブによつて直接フアンに当らず、リーク風
路を吸込口体の床面側に設けたこととあいまつ
て、騒音が小さく、また下面の吸込口に紙などが
付着した場合にも、同様に下面の吸込口からの吸
込風量を減少させて容易に除去できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の
吸込口体の斜視図、第2図は同上分解斜視図、第
3図は同上回転管部の分解斜視図、第4図は同上
回転管の斜視図、第5図および第6図は同上縦断
面図である。 1……吸込口、2……吸込口本体、3……回転
管、4……回転ブラシ体、5……フアン、11…
…管取付口、20……回転ブラシ室、21……フ
アン室、31……半円筒部、32……吸込管部、
33……リーク風路、34……突条、34a……
上部接触部、36……リーク風口、37……ガイ
ドリブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下面に吸込口を開口した回転ブラシ室とこの回
    転ブラシ室に連通され管取付口を有するフアン室
    を形成した吸込口本体と、この吸込口本体の管取
    付口に上下方向に回動自在に取付けられ前記フア
    ン室内においてこのフアン室の内壁面に沿つて上
    下方向に回動する水平方向に支持された半円筒部
    を有するとともにこの半円筒部に接続され上記管
    取付口から吸込口本体の外方へ突出した吸込管部
    を有する回転管と、上記吸込口本体の回転ブラシ
    室内において上記吸込口に内側から臨む位置に回
    転自在に設けられた回転ブラシ体と、上記吸込口
    本体のフアン室内において上記回転管の半円筒部
    の内側に回転自在に設けられ上記吸込口から回転
    管内を通過する吸込風によつて回転するとともに
    その回転によつて上記回転ブラシ体を回転駆動す
    るフアンとを備え、 前記吸込口本体にその内壁面と前記回転管の半
    円筒部の外面との間に形成されるリーク風路に連
    通するリーク風口を形成し、 前記回転管の半円筒部は上部接触部と下部先端
    縁に前記フアン室の下側内壁面に対向して突設し
    た突条からなる下部接触部とを形成し、 前記フアン室の内壁面の上側を前記上部接触部
    の回転軌跡と同一の曲率とし、 前記フアン室の内壁面の下側に前記下部接触部
    の回転軌跡と同一の部分を形成するとともに、こ
    の下部接触部の回転軌跡と同一の部分の前方に前
    記曲率より大きくした部分を形成し、 上記回転管の半円筒部の下端部の先端に上記フ
    アンの円周方向に沿つて前方に突出したガイドリ
    ブを形成したことを特徴とする電気掃除機の吸込
    口体。
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