JPH02145433A - 活性二酸化マンガンの製造方法 - Google Patents

活性二酸化マンガンの製造方法

Info

Publication number
JPH02145433A
JPH02145433A JP63297881A JP29788188A JPH02145433A JP H02145433 A JPH02145433 A JP H02145433A JP 63297881 A JP63297881 A JP 63297881A JP 29788188 A JP29788188 A JP 29788188A JP H02145433 A JPH02145433 A JP H02145433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manganese dioxide
acid
manganese
washing
aqueous solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63297881A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Ishikawa
石川 遼平
Yutaka Tsukuda
築田 裕
Hiroshi Ochiai
弘 落合
Hiroyuki Miura
三浦 裕行
Hideo Tanaka
英夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Denki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Chuo Denki Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Denki Kogyo Co Ltd filed Critical Chuo Denki Kogyo Co Ltd
Priority to JP63297881A priority Critical patent/JPH02145433A/ja
Publication of JPH02145433A publication Critical patent/JPH02145433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/50Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of manganese
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、活性二酸化マンガンの製造方法に関し、より
詳しくは電解を利用せず、化学合成により高活性・高品
位の二酸化マンガンを経済的に製造する方法に関する。
[従来の技術] 乾電池の正極活物質(減極剤)として用いられる二酸化
マンガンは、その性状が乾電池の性能に大きく影響する
ため、高い品位と活性を有することが求められ、このよ
うな要求を満たすものとして、従来は主に電解法により
製造された電解二酸化マンガンが用いられてきた。電解
二酸化マンガンはγ型の結晶構造を有し、良好な電池性
能を発揮するが、製造時に多量の電力を消費するため製
造コストが高くつく。従って、比較的安価な製品である
乾電池の製造にとって、低コストで製造でき、かつ二酸
化マンガンに匹敵しうる電池性能を示す二酸化マンガン
が求められている。
この要請に応じて、電解を利用せず、化学反応のみで電
気化学的に活性な乾電池用二酸化マンガンを低コストで
製造する各種の方法が提案されており、この方法で製造
された二酸化マンガンを化成二酸化マンガンと称してい
る。
化成二酸化マンガンの代表的な製造方法として、Mnz
03 、Mn3On 、Mn00Hなどの低次マンガン
酸化物を鉱酸で処理して、4価マンガンのMn01と水
溶性の2価マンガン塩とに不均化分解させ、固形分を回
収することにより二酸化マンガンを得る方法がある(特
開昭53−82697号、同60−221324号公報
参照)。
鉱酸として硫酸を使用した場合の不均化反応の反応式を
次に示す。
Mnt03+)I、504−+ MnO,+MnSO4
+H20・・(1)MnSO4+21(zsOn →M
n0z+2MnSO4+211zO++・(2)2Mn
00H+HzSO4→Mn0z + MnSO4+21
(zO・・・(3)この方法により得られる化成二酸化
マンガンは、電気化学的に活性な丁型MnO□結晶であ
る。従って、この方法は、電解二酸化マンガンと同等も
しくはそれ以上の品質の乾電池用二酸化マンガンを、電
解を利用せずに低コストで製造する方法として非常に有
望であり、既に工業的な実施もなされている。
[発明が解決しようとする課題] 上述した低次マンガン酸化物を鉱酸で処理する(以下、
酸処理という)ことによる活性二酸化マンガンの製造方
法において、製品である二酸化マンガンの回収は、常法
に従って、濾過などの適当な固液分離手段により反応混
合物から固形物である二酸化マンガンを分離し、次いで
水洗し、さらに二酸化マンガンの粒子表面に付着してい
る酸を除去するために中和処理を行った後、乾燥するこ
とにより行っていた(上記公開方法参照)。
しかし、このような回収方法では、二酸化マンガン粒子
表面に付着した2価Mnイオンの除去には有効ではなく
、そのため、得られた製品は品位および活性の点で不十
分であることが判明した。
すなわち、上記反応式(1)〜(3)かられかるように
、酸処理後の溶液中には水溶性の2価マンガン化合物が
多量に溶存しており、この溶液から分離された二酸化マ
ンガン粒子の表面には、酸のほかに2価Mnイオンが付
着している。この付着した2価Mnイオンを除去するた
めに水洗を行っても、pH5以上の通常の水による水洗
では、二酸化マンガン粒子への2価Mnイオンの吸着が
起こるため、水洗量を増やしても完全に除去することは
できないことが判明した。このように、二酸化マンガン
粒子表面に付着し、これに吸着された2価Mnイオンは
、最終的には次の反応式で示すように二酸化マンガンと
反応して、低次マンガン酸化物を形成する。
Mn” + MnO2+H20→2 Mn0OH+2 
)1” −(4)そのため、得られた二酸化マンガン製
品の品位と活性が阻害されることになる。
本発明の目的は、酸処理生成物への2価Mnイオンの付
着に起因する上述した問題点を解決し、従来の化成二酸
化マンガンより優れた品位および活性を有する化成二酸
化マンガンの製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、マンガン酸化物の酸処理による二酸化マ
ンガンの製造において、回収した二酸化マンガンを水で
はなく酸水溶液で洗浄することにより、粒子に付着した
2価マンガンイオンを除去し、また既に生成している低
次酸化物を再び水溶性2価Mn化合物に変化させて除去
することができることを見出し、本発明を完成させた。
ここに、本発明の要旨とするところは、マンガン酸化物
を鉱酸水溶液中で処理し、得られた二酸化マンガンを溶
液から回収後、pH3以下の酸水溶液で洗浄することを
特徴とする、活性二酸化マンガンの製造方法にある。
[作用] 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の二酸化マンガンの製造方法は、上述のように、
酸処理後の洗浄工程に特徴があり、マンガン酸化物の酸
処理自体、すなわち酸処理の方法、条件、装置などは、
従来と同様でよいが、次に簡単に説明する。
原料のマンガン酸化物としては、MnzOs+ Mn5
O4゜Mn00H(=Mnz03・H2O)およびこれ
らの混合物を使用することができる。また、特開昭60
−221324号公報に記載のように、マンガン化合@
IJ(例、硫酸マンガン、炭酸マンガン、硝酸マンガン
など)またはマンガン鉱石[例、軟マンガン鉱、炭酸(
菱)マンガン鉱などコを400°C以上の温度で焙焼し
て得た、Mn3O4および/またはMn20.を主とす
るマンガン酸化物も原料として使用できる。
上記反応式(1)〜(3)かられかるように、Mn3O
4の酸処理では2価Mn塩の副生量が多くなる。従って
、酸処理工程で二酸化マンガンの歩留まりを高くするに
は、MnzOiおよびMn00)1の割合が可及的に高
い原料を使用することが好ましい。
酸としては鉱酸、例えば、硫酸、塩酸、硝酸などを使用
する。
酸処理の方法としては、例えば、原料の酸化マンガンを
スラリー化し、加熱しなから鉱酸水溶液を添加し、50
°C以上(望ましくは70°C以上)の温度で攪拌して
、反応させる。酸処理時の温度が50℃より低いと、反
応速度が小さく、未反応のものが残ったり、酸処理に時
間がかかりすぎることがある。反応に要する時間は、一
般に約15分以上であるが、原料の酸化マンガンおよび
使用鉱酸の種類、特に原料の履歴により大きく変動する
。例えば、炭酸マンガンあるいは炭酸マンガン鉱石を焙
焼して得たMnzOsの場合には、その比表面積が10
〜2Onf/gと大きく反応性が高いため、酸処理は1
5分程度で十分なこともある。一方、硫酸マンガンの焙
焼により得られたMn2O3では、比表面積が2〜3r
rt/gと小さく反応性が低いことから、酸処理時間は
最低でも1時間程度必要である。
酸処理時の溶液濃度は、反応後の溶液中のMnイオン濃
度が0.1〜3.5モル/1の範囲となる程度が好まし
い。これより濃いと水溶性マンガン塩の結晶析出が起こ
り易く、逆にあまりに低濃度であると、反応装置が大型
化し、水が多量に必要となるので、経済的でない。
鉱酸の添加量は、上記(1)〜(3)の反応式に暴づい
た化学量論量(当量)に対してやや過剰量、すなわち、
当量の1.1〜2.0倍程度が好ましい。これより少な
いと、未反応原料が残る恐れがあり、あまりに多量の酸
を添加するのは、過剰の酸が多くなり経済的でない。
酸処理後、適当な固液分離手段(例、濾過)により、生
成した二酸化マンガンを溶液から分離する。溶液中には
多量の2価マンガン塩が溶解しているので、これを晶析
させて回収し、焙焼すると、本発明の原料であるマンガ
ン酸化物を得ることができ、資源を有効利用できる。
得られた二酸化マンガンを、本発明の方法により、酸水
溶液により洗浄する (以下、この洗浄を酸洗浄という
)。この洗浄の前に、水洗を実施してもよいが、上述し
たように、水洗は二酸化マンガン粒子に付着した2価M
nイオンの粒子への吸着を促進するので、酸洗浄前の水
洗はあまり好ましくない。
この酸洗浄に使用する酸としては、pHが3.0以下、
望ましくは2.5以下の水溶液となるものであれば何で
もよい。例えば、硫酸、硝酸、塩酸などの鉱酸のほかに
、酢酸などの有機酸も使用できる。酸水溶液のpHが3
.0より高いと、本発明による酸洗浄の効果が十分に得
られない。洗浄用の酸水溶液の濃度は、使用する酸の種
類にもよるが、硫酸の場合で0.001規定以上、望ま
しくは0.005規定以上とする。酸濃度を高くするほ
ど、洗浄による効果は大きくなるので、所望の効果が達
成されるように酸濃度を適宜選択すればよい。
酸水溶液は常温でもよいが、加熱したものを使用すると
、同じ酸濃度でより大きな洗浄の効果が得られるという
利点がある。しかし、加熱には時間やエネルギーがかか
るので、能率、コスト等を考慮して温度を決めることが
好ましい。また、洗浄に用いる酸水溶液の量および洗浄
時間も、所望の洗浄効果が達成されるように適宜選択す
ればよい。
酸洗浄の方法は特に限定されない。たとえば、攪拌槽を
使用し、酸水溶液中で二酸化マンガンを攪拌することに
より洗浄を行うことができる。あるいは、二酸化マンガ
ンの回収に使用した濾過機(例、フィルタープレス)あ
るいは遠心分離機などの固液分離装置内で洗浄を行って
もよい。
この酸洗浄により、上述したように、二酸化マンガン粒
子の表面に付着ないし吸着している2価Mnイオンが除
去されると同時に、既に粒子表面上に生成している低次
酸化物Mn0OHが2価マンガン化合物に変換され、粒
子表面から除去される。従来の水洗のみあるいは水洗と
中和による方法では、2価Mnイオンの完全な除去は困
難であり、また2価Mnイオンと二酸化マンガン粒子と
の反応により生成したMn00Hは除去することができ
なかった。
2価Mnイオンが粒子上に残存すると、粒子表面に不活
性なMn00Hが生成し、これが化成二酸化マンガンの
品質劣化の大きな原因となっていた。これに対して、本
発明では、2価MnイオンやMn0OHと反応性のある
酸水溶液を使用して洗浄を行うことにより、上記の効果
が得られるのである。
酸洗浄後、水洗を行い、二酸化マンガン粒子表面に付着
している酸を除去する。所望により、酸を完全に除去す
るため、希アルカリによる中和を行ってもよい。この水
洗および中和も、上記の酸洗浄と同様に実施できる。酸
処理後に二酸化マンガンをフィルタープレスにより濾過
し、続いて酸洗浄および水洗をこの中で行うと、操作お
よび装置が簡略化され、有利である。
このようにして洗浄された二酸化マンガンを、次いで乾
燥し、製品として回収する。こうして得られた化成二酸
化マンガンは、粒子径が3p以下と細か(、またその粒
子自身も一般にポーラスであり、嵩密度が低い。乾電池
用として使用する場合には、乾電池の所定容積内で必要
な充填量を確保するため、嵩密度を高くする処理、すな
わち、重質化処理が必要である。重質化は公知の任意の
方法で実施できる。例えば、特開昭60121323号
公報に記載のように、軽加圧下にロールプレスにより圧
縮成形し、次いで所望粒度に粉砕することにより実施で
きる。
本発明の方法により得られた化成二酸化マンガンは、そ
の粒子表面から品質を阻害する2価MnイオンやMn0
OHが除去されているため、従来の化成二酸化マンガン
に比べて品位および活性が向上しており、電解二酸化マ
ンガンに匹敵するか、あるいはそれより優れた性能を発
揮することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実
施例中の%は、特に指定しない限り重量%である。また
、酸水溶液および水の温度は、特に指定しない限り室温
(約24°C)である。
実隻拠土 三二酸化マンガン(Mr+zO:+) 228 gを水
11に加えてスラリー化し、得られたスラリーを加熱し
て80’Cになったところで18規定硫酸235賊を3
0分かけて添加し、その後、温度を90゛Cに保持した
まま90分関攪拌した。
その後、固形物を吸引濾過器により濾別して二酸化マン
ガンを分離し、次いで濾過器内の二酸化マンガンに0.
001規定硫酸水溶液(p H0,34)を加えて吸引
することにより、酸による洗浄(酸洗浄)を行った。さ
らに続いて、水2りを加えて吸引し、水洗を行った。こ
うして洗浄された二酸化マンガンを吸引濾過し、水1i
でスラリー化し、pHが7.0になるまで5%アンモニ
ア水を加えて中和した。中和後、二酸化マンガンを吸引
濾過により回収し、温度90°Cの乾燥器内で10時間
乾燥し、110 gの生成物を得た。
以下、同様にして、第1表の実施例2〜6に示す酸洗浄
条件(洗浄にはいずれも硫酸を使用)で、二酸化マンガ
ン粉末を製造した。実施例1〜実施例6で得られた二酸
化マンガン粉末を、それぞれ試料1〜6とする。
比較のために、上記の酸洗浄を省略し、酸処理後に吸引
濾過された二酸化マンガンを、水31を使用して上記と
同様に濾過器内で水洗した以外は、上記と全く同様の操
作を繰り返して、二酸化マンガン粉末を得た。このよう
にして、従来法に従って酸処理、水洗、中和により得ら
れた二酸化マンガン粉末を、試料7とする。
第1表 試料1〜7のpHを、JIS K 14674.8に規
定の方法に準拠して測定した。
また、各試料の飽和甘木電極に対する電位を次のように
して測定した。まず、各試料10.0 gをコニカル−
ビーカーにとり、予めPH5,4±0.1に調整した塩
化アンモニウム溶液(20w/v%)50賊を加えてふ
たをし、25±2 ”Cで30分間磁気攪拌装置により
攪拌した。これを、底部に白金電極を入れたガラス沈澱
管に入れ、遠心分離機で固形分を沈澱させた。一方、飽
和塩化カリウム水溶液を入れた別の容器に飽和甘木電極
を浸漬し、この飽和カリウム水溶液と上記ガラス沈澱管
内の上清液とを塩橋で接続し、沈澱管内の白金電極と飽
和甘木電極との電位差を電圧計により測定した。
このようにして測定された二酸化マンガンの電位に基づ
き、pHの傾斜値として一般的に認められている59m
V/pHの値を使って、PH5,0のときの補正電位を
次式により算出した。
E’ =  E  +  59X(P−5,0)E゛:
  補正電位(m V ) E : 測定電位(m V ) P : 測定pH 以上のpH1測定電位およびp H5,0での補正電位
の結果を、下記の第2表に示す。
さらに、試料1〜7を正極活物質に使用して単二乾電池
を作製したときの開路電圧の値も第2表に併せて示す。
第2表 また、試料5および7の品位(Mn含有量およびMnO
2含有量)の測定結果を次の第3表に示す。さXの値を
求めた。結果を第3表に併せて示す。
ここで、[Mn原子量] −54,94、[MnO,分
子量] =86.94 として計算した。
第3表 第2表の結果かられかるように、本発明の方法に従って
酸水溶液で洗浄することにより、従来法に比べ電位の高
い二酸化マンガンが得られる。また、酸水溶液のpHが
3以上の場合では電位の上I!l″L 昇は見られず、ZのpHが低くなるほど(酸濃度が高く
なるほど)電位が高くなっていることがわかる。
電位が高いということは、その二酸化マンガンがより大
きな減極能を持っていることを意味し、具体的には、実
際に乾電池の正極活物質として使用した場合に、より高
い電圧を発生することができる。第2表に示した結果よ
り、電位の高い試料はど乾電池の開路電圧が高くなって
いることがわかる。
一方、第3表の結果から、本発明の方法により、従来法
に比べ品位、とりわけMnO□品位の高い二酸化マンガ
ンが得られることがわかる。一般に二酸化マンガンの実
験組成式をMnO,(X≦2)と表すことが行われてい
るが、この方法で比較すると、本発明法による二酸化マ
ンガンは、従来法のものに比べて、Xの値がより2に近
くなっている。すなわち、より酸化度の高い高活性な二
酸化マンガンになっていると言える。
[発明の効果コ 以上に説明したように、本発明によれば、鉱酸による酸
処理後に、生成した二酸化マンガン粉末を希酸で洗浄す
るという簡単な操作を加えることによって、水洗では除
去が困難な粒子表面の付着物ないし吸着物を除去するこ
とができ、そのため従来の水洗のみの二酸化マンガン生
成物に比べて、品位および電気化学的活性のいずれをも
改善することができる。
その結果、本発明の方法により、電解性二酸化マンガン
と同等以上の優れた品質の二酸化マンガンを、電解工程
を経ることなく経済的に製造することが可能となる。従
って、本発明の方法は工業的に極めて有利な二酸化マン
ガンの製造方法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マンガン酸化物を鉱酸水溶液中で処理し、得られた二酸
    化マンガンを溶液から回収後、pH3以下の酸水溶液で
    洗浄することを特徴とする、活性二酸化マンガンの製造
    方法。
JP63297881A 1988-11-25 1988-11-25 活性二酸化マンガンの製造方法 Pending JPH02145433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63297881A JPH02145433A (ja) 1988-11-25 1988-11-25 活性二酸化マンガンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63297881A JPH02145433A (ja) 1988-11-25 1988-11-25 活性二酸化マンガンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02145433A true JPH02145433A (ja) 1990-06-04

Family

ID=17852321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63297881A Pending JPH02145433A (ja) 1988-11-25 1988-11-25 活性二酸化マンガンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02145433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002056847A (ja) * 2000-08-08 2002-02-22 Seimi Chem Co Ltd リチウム電池正極用マンガン酸化物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002056847A (ja) * 2000-08-08 2002-02-22 Seimi Chem Co Ltd リチウム電池正極用マンガン酸化物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5753202A (en) Method of preparation of lithium manganese oxide spinel
JP4916094B2 (ja) リチウムイオン二次電池正極材料用前駆体とその製造方法並びにそれを用いた正極材料の製造方法
AU713857B2 (en) Spheroidally agglomerated basic cobalt (II) carbonate and spheroidally agglomerated cobalt (II) hydroxide, a process for producing them and their use
JP5692821B2 (ja) ラムズデライト型結晶構造を有したナノメートルサイズの二酸化マンガンを合成する方法、二酸化マンガンを用いて水酸化物イオン起源のプロトン、電子および酸素を生成する方法
WO2010131686A1 (ja) スコロダイト型鉄砒素化合物粒子および製造方法並びに砒素含有固形物
CN110775951A (zh) 电极材料高纯度磷酸盐的制备方法
CN113039295A (zh) 用于从锂离子电池提取金属的方法
US4520005A (en) Method of making a compound
JP5136004B2 (ja) 電解二酸化マンガン及びその製造方法並びにその用途
KR100575173B1 (ko) 수산화코발트로 코팅된 수산화니켈
JPH02145433A (ja) 活性二酸化マンガンの製造方法
RU2154664C2 (ru) Основные карбонаты двухвалентного кобальта, способ их получения и их применение
GB2023558A (en) Process for the Production of Electrochemically Active Lead Dioxide
JPH07118019A (ja) 二酸化マンガンの製造法
JP4015212B2 (ja) イオン交換剤
JP2847417B2 (ja) リチウム吸着用二酸化マンガン及びその製造方法
JPS6321225A (ja) 電解二酸化マンガンの製造方法
KR0164961B1 (ko) 층상 결정구조 이산화망간 제조방법
JPH10188975A (ja) 酸化銀電池用陽極材料とその製造方法
CN106517339A (zh) 一次颗粒为球形的高纯高活性碳酸锰的合成
JPH07144918A (ja) α−二酸化マンガンの製造法
CN114229881B (zh) 利用含锰硫酸液制备高纯度纳米硫酸钡的工艺方法
JP2001354425A (ja) 四三酸化マンガンおよびその製造方法
JPS60221323A (ja) 活性二酸化マンガンの製造方法
JPH0383818A (ja) 二酸化マンガンおよびその製造法