JPH02144703A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、制御対象の各制御行程に対応する複数のグ
ループ化されたユーザプログラムを有し、制御対象の状
態を示す人力データの条件に応じて各グループのユーザ
プログラムを順次並列的に実行するプログラマブルコン
トローラに関するものである。

〔従来の技術〕

この種のプログラマブルコントローラの処理方式は、い
わゆる、フローチャート方式で、条件成立を？芋って次
の動作に移行する待ち命令、条件成立を待つことなく条
件不成立なら他の条件に移行するようにする分岐命令お
よび各グループ間の実行順序を制御するグループ制御命
令の組み合わせにより各グループのプログラムを並列的
に実行するようになっており、全体としての処理速度の
向上が図られている。

周知のように、フローチャート方式のプログラマブルコ
ントローラは、制御対象の動作の流れをそのままプログ
ラムすることができるので、ユーザから見たときその動
作が制御対象の動作に直結し理解し易いという特徴があ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のプログラマブルコントローラにおいては
モニタ用の表示器を備えており、この表示器をプログラ
ムの作成に用いているが、その後、プログラムの実行中
はこの表示器に制御対象の状態を検出するスイッチのオ
ン、オフを表示させるのみであった。

この場合、もう一つの表示器を設けてこの表示器に現在
実行中のプログラムデータを表示すれば、ユーザプログ
ラムの実行が停滞した時に、異常箇所の発見に有効と思
われる。しかし、このような構成では三箇所の表示器を
監視しなければならずオペレータの負担が増大する他、
並列処理中のプログラムを表示しようとすれば多数の表
示器が必要となり、表示部の構成が著しく複雑化すると
同時に、益々オペレータの負担が増大するために現実的
ではなかった。

しかして、従来のプログラマブルコントローラにあって
は、表示器を備えてはいるものの、これを保守点検ある
いはデパックに使用し難いという間ｍ点があった。

この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、オペレータの負担を増大させたり、表示部の構成を
複雑化させたりしなくとも、容易にプログラムの保守点
検あるいはデパックを行うことのできるプログラマブル
コントローラを得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のプログラマブルコ
ントローラにおいては、表示部に対する２通りの表示指
令を出力するモード切替スイッチと、バッファを含み、
モード切替スイッチが第１の表示指令を出力したとき、
実行中のユーザプログラムデータをバッファにセットし
、第２の表示指令を出力したとき、入力データをバッフ
ァにセットする表示データ作成手段と、この表示データ
作成手段のバッファにセットされたデータを表示部に表
示する表示制御手段とを備えたものである。

また、ユーザプログラムを並列的に実行することに対応
して、一操作毎に表示変更指令を出力する表示変更スイ
ッチと、この表示変更スイッチが表示変更指令を出力す
る毎に順次他のグループのユーザプログラムデータを上
を己バッファにセットする表示指示変更手段とをさらに
備えると好都合である。

〔作　用〕

上記のように構成されたプログラマブルコントローラに
あっては、モード切替スイッチを切替操作するだけで現
在実行中のユーザプログラムデータとこれに対応する入
力データとがバッファにセットし直され、これが表示部
に表示されるので、外部入力信号が異常となり、ユーザ
プログラムの実行が停滞したとき、モード切替スイッチ
の切替により異常箇所が直ぐに発見でき、これによって
保守点検あるいはデパックが容易化される。

また、表示変更スイッチが表示変更指令を出力する毎に
表示指示変更手段が順次他のグループのユーザプログラ
ムデータを前記バッファにセットするように構成するこ
とにより、モード切替スイッチを操作する度毎に並列処
理中のプログラムを順次表示部に表示することができ、
保守点検およびデパックがさらに容易化される。

〔実施例〕

第２図はこの発明の一実施例のハードウェアを示すもの
で、ＣＰＵＩと、このＣＰＵの演算処理上のワーキング
エリアとなるＲＡＭ２と、ＣＰＵ１の演算処理に必要な
制御手順および固定データを予め書き込み、必要に応じ
てＣＰＵＩに提供するＲＯＭ３と、グループ化された複
数のプログラムユニヅトでなるユーザプログラム４と、
プログラムおよび入力データを表示するための表示部５
と、外部の機器に信号を入出力する人、出力回路６とが
相互に接続されている。また、人、出力回路６にプログ
ラム側とモニタ側とに随時切替えできるモード切替スイ
ッチ７、運転時にオン状態にされる運転スイッチ８、表
示部５の表示内容を切替える表示切替スイッチ９および
制御対象としての被制御機器１０が接続されている。

この場合、プログラムの作成については本発明に直接関
係しないので、これに対応する外部機器は省略してあり
、運転スイッチ８をオン操作することによって、ＣＰＵ
１がＲＯＭ３の処理手順に従って被制御機器１０を制御
していることを前提としたものである。この状態で、モ
ード切替スイッチ７をモニタ側にすれば表示部５に人、
出力回路６を介して得られる入力データが、プログラム
側にすれば表示部５に現在実行中のプログラムがそれぞ
れ表示され、さらに、プログラムの表示中に表示切替ス
イッチ９を押し操作すると、表示部５の表示内容が並列
処理中の他のプログラムユニットのプログラムが切替表
示されることになる。

第１図はかかる表示状態を実現するための機能ブロック
図であり、第２図と同一の要素には同一の符号を付して
その説明を省略する。

ここでユーザプログラム４はプログラムユニット４ａ、
４ｂ・・・４ｎでなり、人、出力制御手段２０はＲＡＭ
領域に確保した人、出力メモリ１１を有し、所定の条件
が成立したときこの人、出力メモリ１１を利用してプロ
グラムユニット４ａ。

４ｂ・・・４ｎの各プログラムを被制御機器１０に出力
すると共に、被制御機器１０の状態信号を取り込んで、
後述する表示データ作成手段５０に送出する。また、モ
ード切替スイッチ７および運転スイッチ８はモード処理
手段３０に接続されている。

このモード処理手段３０は運転スイッチ８がオン状態に
あることを条件にして、モード切替スイッチ７がプログ
ラム側かモニタ側かを判定するものでその判定結果を表
示データ作成手段５０に与える。また、表示データ作成
手段５０とユーザプログラム４との間に、表示切替スイ
ッチ９に応動して異なるプログラムユニットを選択する
表示指示変更手段４０が設けられている。

次に、表示データ作成手段５０はそれぞれＲＡＭ領域に
確保した表示用バッファ１２、表示指示レジスタ１３を
含み、モード処理手段３０の判定結果に応じて人、出力
制御手段２０から送り込まれる入力データまたは現在実
行中のユーザプログラムを表示用バッファ１２にセット
し、さらに、表示指示変更手段４０が選択したプログラ
ムユニットナンバー（ナンバーをＮｏ、と略記する）を
表示指示レジスタ１３にセットし、このユニットＮｏ、
のプログラムを表示用バッファ１２にセットする。また
、表示用バッファ１２にセットされたデータを表示制御
手段６０が表示部５に表示させる構成になっている。

上記のように構成された本実施例の動作を具体的な処理
手順を示すフローチャートに従って説明する。

先ず、プログラムユニットの実行処理について説明する
と、ＲＡＭ２のプログラムユニットの状態記憶領域は第
９図に示すように、ｎ＋１バイトにプログラムユニット
Ｎαφ〜ｎまでを設定し、φ、１．２ビツトの３ビツト
内でストップ状態（φ。

φ、φ）、ラン状態（φ２．φ、１）、ウェイト状態（
φ、１．１）、ストップオン状態（１，φ。

１）の４状態を記憶し、３〜７ビツトでウェイト状態指
示光のプログラムユニット随を記憶する。

各プログラムユニットは実行状態でストップ、ラン、ウ
ェイトの３状態をとることができ、ストップ状態とはプ
ログラムユニットが実行されていない状態、ラン状態と
はプログラムユニットが実行されている状態、ウェイト
状態とはプログラムユニットが途中で中断され再開待と
なっている状態で、ラン状態の時に実行をストップする
とその状態を保持して停止するストップオンの状態を作
ることができる。

次にユーザプログラムの実行処理を第８図のフローチャ
ートに基づいて説明すると、ステップ１５１−でストッ
プ状態からラン状態の変化の時ステップ１５２で表示ス
テップが実行ステップと同一かどうかを判断し、同一の
場合はステップ１５４でプログラムユニット状態の記憶
領域のビット２をすべてφにし、ステップ１５１でスト
ップ状態からラン状態への変化でない場合はステップ１
５５に進む。ステップ１５２で表示ステップと実行ステ
ップが同一でない場合はステップ１５３でタイマ、カウ
ンタ、実行ステップ記憶領域、状態記憶領域等の初期化
をしてステップ１５５に進み、ステップ１５５でプログ
ラムユニットがラン状態をみて、ラン状態の時ステップ
１５６で実行処理し、ステップ１５７で他のプログラム
ユニットに影響があるかどうかを判断し、影響がある場
合はステップ１５８でストップ状態への状態移行処理を
行ない、ステップ１５９でラン状態への状態移行処理を
行い、ステップ１６０でウェイト状態への状態移行処理
を行ないステップ１６１に進む。ステップ１５５でラン
状態でない場合とステップ１５７で他のプログラムユニ
ットに影響ない場合はステップ１６１に進み、ステップ
１６１でラン状態からストップ状態への変化をみて、ス
テップ１６２でプログラム状態記憶領域のビット２をす
べて１としてユーザプログラムの実行処理を終了し、ス
テップ１６１でラン状態からストップ状態への変化でな
い場合はユーザプログラムの実行処理を終了する。

次に、モード処理手段３０は第３図に示すように、運転
スイッチ８がオン状態にあることを条件にしてステップ
１０１でモード切替スイッチ７がプログラム側かモニタ
側かを判定し、ステップ１０２および１０３でそれぞれ
のモードフラグをセットする。また、表示データ作成手
段５０は第４図に示すように、ステップ１１１で運転ス
イッチ８がオン状態か否かを確認し、オン状態であれば
ステップ１１２でモード処理手段３０でセットされたフ
ラグがプログラム側かモニタ側かを判定し、若し、プロ
グラム側であればステップ１１３で現在実行中のプログ
ラムデータを表示用バッファ１２にセットする。この場
合、表示指示レジスタ１３にユニットＮαか記憶されて
いるプログラムユニットのプログラムデータをセットす
る。なお、現在実行中のプログラムは、図示省略の実行
ステップ管理バッファの値を参照してユーザプログラム
４から選択する。一方、ステップ１１３の判定により、
モニタ側と判定された場合にはステップ１１４にて現在
実行状態の被制御機器１０からの入力データを表示用バ
ッファ１２にセットする。

表示制御手段６０は表示用バッファ１２にそれぞれセッ
トされたデータを表示部５に表示する。

次に、表示指示変更手段４０は第５図に示すように、ス
テップ１２１で表示切替スイッチ９がオフ状態からオン
状態に変わる、いわゆる、オンエツジか否かを判定し、
オンエツジになる毎にステップ１２２にて表示指示レジ
スタ１３に記憶されているユニットＮｏ、より大きなユ
ニットＮｏ、を捜し、ステップ１２３でユニットＮｏ、
の大きなものが有るか否かを判定する。若し、ユニット
ｍの大きいものがあればこのユニットＮｏ、を表示指示
レジスタ１３にセットし、大きいものがなければ最小の
ユニットＮαを表示指示レジスタ１３にセットする。

かかる表示指示変更手段４０の動作に応じて表示データ
作成手段５０は第６図に示すように、ステップ１３１で
表示指示レジスタ１３にセットされたユニットＮαの実
行状態を判定し、現在実行中であればステップ１３２で
実行ステップ管理バッファの該当するプログラムデータ
を取りだしステップ１３４で表示用バッファ１２にセッ
トする。逆に、ステップ１３１で実行中でないと判定さ
れた場合にはそのユニットＮｏ、の最初のステップのプ
ログラムデータを取りだし、ステップ１３４の処理に移
る。このような、表示用バッファ１２の書替えに対して
表示制御部６０は第７図に示すように、ステップ１４１
で表示用バッファ１２の内容を表示部５に表示する。

かくして、この実施例によれば、ユーザプログラムの実
行時に、モード切替スイッチ７の切替操作によりプログ
ラムデータおよび入力データの切替表示が可能となる。

また、表示切替スイッチ９をオン操作する毎に、表示部
５の表示内容がユニットＮｏ、順に表示切替される。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかなようにこの発明によれば、
モード切替スイッチを切替操作するだけで現在実行中の
ユーザプログラムデータとこれに対応する入力データと
がバッファにセットし直され、これが表示部に表示され
るので、外部入力信号が異常となり、ユーザプログラム
の実行が停滞したとき、モード切替スイッチの切替によ
り異常箇所が直ぐに発見でき、これによって保守点検あ
るいはデパックが容易化される。

また、表示変更スイッチが表示変更指令を出力する毎に
表示指示変更手段が順次他のグループのユーザプログラ
ムを前記バッファにセットするように構成したので、モ
ード切替スイッチを操作する度毎に並列処理中のプログ
ラムを順次表示部に表示することができ、これによって
保守点検およびデパックがさらに容易化される。

すブロック図、第２図は同実施例の概略構成を示すブロ
ック図、第３図乃至第８図は同実施例の動作を説明する
ためのフローチャート、第９図は同実施例のプログラム
ユニットの状態記憶領域の説明図である。

４・・・ユーザプログラム、４ａ、４ｂ〜４ｎ・・・プ
ログラムユニット、５・・・表示部、７・・・モード切
替スイッチ、９・・・表示切替スイッチ、１１・・・人
、出力メモリ、１２・・・表示用バッファ、１３・・・
表示指示レジスタ、２０・・・人、出力制御手段、３０
・・・モード処理手段、４０・・・表示指示変更手段、
５０・・・表示データ作成手段、６０・・・表示制御手
段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、制御対象の各制御行程に対応する複数のグループ化
   されたユーザプログラムを有し、前記制御対象の状態を
   示す入力データの条件に応じて各グループの前記ユーザ
   プログラムを順次並列的に実行するプログラマブルコン
   トローラにおいて、表示部と、この表示部に対する２通
   りの表示指令を出力するモード切替スイッチと、バッフ
   ァを含み、前記モード切替スイッチが第１の表示指令を
   出力したとき、実行中のユーザプログラムデータを前記
   バッファにセットし、第２の表示指令を出力したとき、
   前記入力データを前記バッファにセットする表示データ
   作成手段と、前記バッファにセットされたデータを前記
   表示部に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴と
   するプログラマブルコントローラ。 ２、一操作毎に表示変更指令を出力する表示変更スイッ
   チと、この表示変更スイッチが表示変更指令を出力する
   毎に順次他のグループのユーザプログラムを前記バッフ
   ァにセットする表示指示変更手段とを備えたことを特徴
   とする請求項１記載のプログラマブルコントローラ。