JPH02143824A - 電動射出成形機の型開閉制御による型厚自動演算・設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機の型締装置に適用される金型交換
時の型厚自動演算・設定方法に関する。

（従来の技術） 従来、金型の厚さは金型交換時に実測した値を設定器を
用いてオペレータが設定するが、或いは専用の型位置セ
ンサを設置し、そのデータに基づき自動演算し設定して
いる。

（発明が解決しようとする課題） 金型交換時に新しい金型の型厚を設定することは、実成
形に入る以前に必ず行われなければならない。既述した
ように、−ｉ的にはオペレータが新しい金型の厚さを測
定し、その結果を設定器を用いて設定するか、或いは金
型厚さを自動的に演算・設定する機能を有するものでも
実際に型位置を検出するための専用の位置検出用センサ
を設置する必要があるが、前者は設定ミスを生ずる可能
性や非効率的であり、後者は専用の位置センサが必要な
ため、取付加工や部品代等のコストアンプの要因となる
。

そこで、本発明の目的は型開閉の位置器’＜１１Ｉ運転
を行っているサーボモータの位置情報を利用して、金型
厚さを格別な装置を設置することなしに自動的に演算・
設定する方法を提供することにある。

（課題を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明は型開閉位置の制御を
行うサーボモータと、同サーボモータをコントロールす
る制御装置とを（１１３えた電動射出成形機の型締装置
において、金型交換をする際にサーボモータにより位置
制御運転を行い、そのとき得られるサーボモータの位置
情報をもって型位置を判断し、適当な計算式に基づき交
換した金型の厚さを自動的に演算し設定することを特徴
とする型厚自動演算・設定方法を構成とし、上記課題を
解決するための手段とした。

（作用） 金型の交！Ａ後に制御装置によってサーボモータの回転
を制御しながら可動盤を移動させる。

このとき例えば可動盤を固定盤に密着するまで移動させ
、その位置を制御装置に原点位置として記憶させた後、
次に可動盤を型開眼検出センサまで位置側１１ｆｆ　Ｌ
、なから移動させ、その位置データに基づき型厚を適当
な式により自動的に演算し、設定する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する
。

図は本発明の詳細な説明するための射出成形機における
型開閉装置の制御ブロック線図を示し、同図において１
は型開閉を行うためのサーボモータ、２はサーボモータ
１の回転を制御し、可動盤４の位置制御を行うとともに
同時に射出成形機全体の制御を行う制御装置、３はサー
ボモータの回転を型開閉の動作に変換するための装置、
５は固定盤、６は可動盤４が型開眼まで移動したことを
検出するための型開眼検出センサである。金型７ａと７
ｂは可動盤４及び固定盤５の対向面に取付けられる。

以上の装置を用いて本発明による型厚自動演算・設定方
法を実施するには、金型交換時に新註の金型取付終了後
まず制ｊ１０装置２からサーボモータ１へ位置指令を順
次送り、サーボモータ■を回転させて可動盤４を型閉方
向に移動させて金型が取付けられた固定盤５、可動盤４
を密着させる。可動盤４と固定盤５が密着し、制御装置
２からサーボモータ１への指令電流が一定のレヘルを越
えた時点での位置を原点位置として、ごれを制′４１０
装置２の中で更新し記憶する（この位置をＢとする。）
。位置Ｂは金型が変わるたびに上記動作を行うことによ
って常に更新される。次いで：Ｌ制御装置２によるサー
ボモータ１への位置指令を順次変化させ、可動盤４を型
開方向に移動させる。可動盤４が型開比検出センサ６の
位置まで移動し、型開眼検出センサ６が可動盤４を検出
した時点で、制御装置２はその位置（Ａとする。）を記
１．ａシて可動盤４の移動を停止させる。

制御装置２に記憶された前記（八）と（Ｂ）の位置情報
はサーボモータ１からの位置情報であるため、金型交換
毎にその基準位置は変化するものであり、一種の相対寸
法と見做すことが出来る。

一方、型締装置におけるデーライト寸法とは（最小型厚
寸法１可動盤４の有効ストローク寸法）であり、図にお
いては固定盤５と型開眼位置における可動盤４と各内側
間寸法（Ｄ）であり、このデーライト寸法りは制御装置
２に予め設定されている。

従って、いま金型７ａと７ｂの型厚寸法Ｍは式：Ｍ＝Ｄ
−（Ａ−Ｂ） で求めることが出来る。

つまり、前述の如き可動盤４の動作を実施することによ
り、制御装置２は旧式に従い金型７　ａ　＋７ｂの型厚
寸法Ｍを自動的に演算・設定し、型厚寸法Ｍの自動設定
が可能となる。

以上は、金型の密着位置１３寸法を原点として型開眼位
置Ａとデーライト寸法りとから型厚寸法を演算・設定す
る例であるが、逆に型開眼位１八を原点とし、可動盤の
閉動作により金型密着位置Ｂまでの寸法を測り、型厚寸
法Ｍを演算・設定することもできる。

即ち、金型交換時に、新旧の金型を交換した後にまず制
御装置２によるサーボモータ１への位置指令を順次変化
させて、可動盤４を型開方向に移動させ、制御装置２に
型開限検出センサ６が可動盤４を検出した時点の可動語
位置Ａを記ｔａさせ、サーボモータ１を停止させる。即
ち、Ａ位置は最大の型開位置である。次に制御装置２に
よるサーボモータ１への位置指令を変化させ、可動盤４
を型閉方向に移動させる。可動盤４と固定２５が密着し
制御装置２からサーボモータｌへの指令電流が一定レベ
ルを越えたことを制御装置２で判断し、その時点の可動
語位置Ｂを制？１１１装置２に記憶する。更に制御装置
２ではこれらの位置情１１Ａ、Ｂと予め設定された上記
デーライト寸法りとを使って上記式により型厚を自動的
に演算し、設定する。

なお、本発明によれば上記実施例に示す一連の動作を金
型交換スタート信号に連動させることにより全自動で行
わせることも可能である。

（発明の効果） 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、サーボモー
タの位置制御機能を利用し、型厚を自動的に演１γし設
定することにより、作業者が介在すること無しに型厚の
演算・設定が可能になり、金型交換作業の効率化が計れ
るとともに、専用の型位置検出用センサが不要であるた
めコストダウンにもつながる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明を実施するための射出成形機における型締装
置の制御ブロック図である。 図の主要部分の説明 １−サーボモータ ２−射出成形機制御装置 ４−可動盤 ５−固定盤 ６−型開眼検出センサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 型開閉位置の制御を行うサーボモータと、同サーボモー
   タをコントロールする制御装置とを備えた電動射出成形
   機の型締装置において、金型交換をする際にサーボモー
   タにより位置制御運転を行い、そのとき得られるサーボ
   モータの位置情報をもって型位置を判断し、適当な計算
   式に基づき交換した金型の厚さを自動的に演算し設定す
   ることを特徴とする型厚自動演算・設定方法。