JP2508537Y2 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JP2508537Y2 JP1990116297U JP11629790U JP2508537Y2 JP 2508537 Y2 JP2508537 Y2 JP 2508537Y2 JP 1990116297 U JP1990116297 U JP 1990116297U JP 11629790 U JP11629790 U JP 11629790U JP 2508537 Y2 JP2508537 Y2 JP 2508537Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機の型締装置に関するものである。
(従来の技術) 第4図は従来の型締装置を示し、同型締装置は夫々に
金型を有する固定盤1aと、可動盤1、油圧シリンダ2、
油圧駆動装置3、制御装置4、ストロークセンサ5とか
ら構成されている。同装置において、油圧駆動装置3か
ら油経路3aを通って油圧シリンダ2の圧油室3dに圧油が
送られると、可動盤1は右側(型閉側)の固定盤1aに移
動する。また油経路3bから油圧シリンダ2の圧油室3cに
圧油が送られると、可動盤1は左側(型開側)に移動す
る。可動盤1の移動状態は、ストロークセンサ5により
検知され、可動盤1の現在位置は制御装置4に送られ
る。制御装置4は可動盤1の位置情報に基づいて、可動
盤1が速度制御を行なうべく位置に達しているかを判断
し、速度制御指令を油圧駆動装置3へ送信する。油圧駆
動装置3は速度制御指令に基づいて油圧シリンダ2へ圧
油を給排し、可動盤1を低速から高速、高速から低速へ
と制御する。また油圧駆動装置3は図示しない減速機構
も備えている。
ここで型開工程について説明する。一般的に型開工程
は第5図に示すような各動作工程からなり、可動盤1の
速度の切換位置を夫々LSA,LSB,LSCとする。この切換位
置は、予め制御装置4に入力されており、ストロークセ
ンサ5からの入力により、可動盤1の速度切換位置に達
すると、可動盤1は離型低速から型開高速、型開高速か
ら型開再低速へと速度制御される。速度切換制御の中
で、可動盤1が型開高速から型開再低速への切換位置LS
Bに達すると、速度変化図のポイントDからブレーキを
かけて可動盤1の移動速度を減速させる。可動盤1が減
速距離l1を過ぎると、可動盤1の移動速度は所定の型開
再低速速度になり、この状態で所定の型停止位置LSCに
達し、型開工程が終了する。従来装置では以上のように
ブレーキをかけ、可動盤1の速度制御を行なうのが一般
的であり、この制御方法では型停止位置精度を向上させ
ることができると共に、取出機によるチャックミス等を
防ぐのに効果があり、更に型開閉サイクルの短縮にもつ
ながる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述した従来装置のものは、通常では
速度指令が最大(100%)の時にブレーキ効果が発揮す
るよう設定されているため、型開再低速距離lは、一定
の距離を保つ必要がある。また高速指令値によっては、
必要な低速距離lを目視にて判断し、減速開始位置のLS
Bを設定することとなり、成形条件毎に制御装置でLSBを
設定する必要がある。
更に型停止位置精度を上げる為、型開再低速距離lを
長くとるように設定すると、所要時間が長くなり、サイ
クル短縮が計れない。また逆に型開再低速距離lを短く
なるように設定すると、可動盤1は型停止位置LSCより
かなりオーバーランして停止することになり、型停止位
置精度が悪くなる。この様に従来装置のものにあって
は、型開高速動作を終了させて型開速度を減速させる位
置、即ち速度の切換位置LSBを正確に設定することが難
しく、この設定作業に熟練を要していた。
本考案は前記従来の課題を解決するために提案された
ものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、固定型盤と可動型盤と型締シリン
ダとを備え,型開動作が高速区間と,低速区間と,高速
区間から低速区間の切換え時の減速区間に応じて制御さ
れ,前記可動型盤を所定の型停止位置に停止させること
ができる射出成形機の型締装置において,低速速度定数
a,高速速度定数bのメモリを有する減速開始位置を演算
する演算回路と,同演算回路により型停止位置から減速
開始位置を演算し,ストロークセンサの位置情報からそ
の位置に到達したら減速制御をする油圧駆動装置を有す
るもので,これを課題解決のための手段とするものであ
る。
(作用) 高速区間の速度値と、低速区間の速度値とから、減速
開始位置を演算し、この得られた減速開始位置に可動盤
が到達した時、定められた減速勾配に基づく制御信号を
出力し、この減速勾配に基づいて可動盤を移動させる。
減速が完了した後は、所定の低速速度で可動盤を移動さ
せ、型開停止位置に可動盤を正確に停止させる。これに
より、型停止位置精度を効果的に向上させることが出来
る。
(実施例) 以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明すると、
第1図は本考案の型締装置の系統図である。なお、図中
符号1〜5は従来のものと同じ装置であり、本実施例は
これら従来の装置1〜5と、減速開始位置を演算する演
算回路6と、低速速度定数a用メモリ7と、高速速度定
数b用メモリ8とから構成されている。ここで夫々の定
数a,bは射出成形機固有の機械系及び油圧系の条件から
決まる値である。第2図に示す型開工程において、LSX
は演算処理された減速開始位置であり、第2図で示す速
度変化図ではポイントEに対応している。
また減速開始位置のLSXは型停止位置のLSCから第3図
の速度変化図に示す距離Lの位置であり、この距離Lは
型開再低速区間である。減速開始位置LSXは、演算回路
6により次のように演算される。
L=L1+L2,L1=a・Vk,L2=b・VlここでL1は減速
距離、L2は必要最小限の低速距離である。またVkは高速
区間の速度値、Vlは低速区間の速度値であり、それぞれ
の速度定数a及びbにより、L1及びL2が求められる。型
開高速速度値Vk、型開再低速速度値Vlと、速度定数a,b
とは、制御装置から図示しない手段により予め入力設定
可能となっている。そして運転時に所望の夫々の速度値
を設定すると、演算回路6により演算された減速開始位
置のLSXの位置情報が制御装置4に送られる。可動盤1
が型開側へ移動し、ストロークセンサ5による位置情報
が制御装置4へ送られ、可動盤1が減速開始位置LSXに
達すると、制御装置4から減速指令が油圧駆動装置3へ
送られる。油圧駆動装置3は制御装置4に図示しない手
段で予め設定された減速パターンに基づき、第2図に示
すように可動盤1を減速させる。続いて、減速距離L1
位置情報が、ストロークセンサ5から制御装置4に送ら
れると、予め定められた低速速度情報が制御装置4から
油圧駆動装置3へ送られる。油圧駆動装置3はこの時点
から型停止位置LSCまで可動盤1を低速で移動させ、停
止させる。
ところで、通常は離型低速区間と型開再低速区間の速
度値及び低速速度定数a、高速速度定数lは可変値とな
っているものの、殆ど固定値と云ってよい程のものであ
るため、所定の減速距離を得るには型開高速区間の速度
値を成形条件によって変更するものである。なお、型開
高速区間の速度指令値が変化しても、例えばVkの速度指
令が80%に設定替えされても、減速開始位置LSXは演算
により自動的に決定され、この場合LSXは第3図の速度
線図で示すポイントFとなる。本考案は型閉工程にも同
様に適用することができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は構成されているの
で、成形品に応じた型開高速動作、或いは型開再低速動
作の速度指令値に応じた減速開始位置を演算回路で演算
することができ、この演算結果に基づいて低速距離Lが
決定され、されに応じた動作工程が自動的に行なわれる
ので、低速区間の所定時間を安定させることができる。
また型停止位置の安定化も図ることができ、型停止位置
精度を向上させることができる。即ち,型開高速の速度
と,再低速の速度から減速開始位置を演算して,自動的
に減速するので,型停止位置の精度を向上させ,速度値
を設定するだけですむので,操作性が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る型締装置の系統図、第2
図は第1図の型開動作時の工程を示す説明図、第3図は
同型開高速区間の速度値を変更した場合の型開工程を示
す説明図、第4図は従来の型締装置を示す系統図、第5
図は第4図の型開動作時の工程を示す説明図である。 図の主要部分の説明 4……制御装置 7……低速速度定数aのメモリ 8……高速速度定数bのメモリ LSX……減速開始位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型盤と可動型盤と型締シリンダとを備
    え,型開動作が高速区間と,低速区間と,高速区間から
    低速区間の切換え時の減速区間に応じて制御され,前記
    可動型盤を所定の型停止位置に停止させることができる
    射出成形機の型締装置において,低速速度定数a,高速速
    度定数bのメモリを有する減速開始位置を演算する演算
    回路と,同演算回路により型停止位置から減速開始位置
    を演算し,ストロークセンサの位置情報からその位置に
    到達したら減速制御をする油圧駆動装置を有することを
    特徴とする射出成形機の型締装置。
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