JP3276727B2 - トグル式射出成形機の型厚補正方法及び装置 - Google Patents

トグル式射出成形機の型厚補正方法及び装置

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JP3276727B2 JP20107193A JP20107193A JP3276727B2 JP 3276727 B2 JP3276727 B2 JP 3276727B2 JP 20107193 A JP20107193 A JP 20107193A JP 20107193 A JP20107193 A JP 20107193A JP 3276727 B2 JP3276727 B2 JP 3276727B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1751Adjustment means allowing the use of moulds of different thicknesses

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トグル式射出成形機の
型厚補正方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトグル式射出成形機の型締力調整
装置としては、図3に示されるようなものがある。これ
に示される型締力調整装置は、トグル式射出成形機の型
締ハウジング18に設けられたラック20及び22と、
ラック20にかみ合わされたピニオン24と、位置セン
サ26と、モータ28と、を有している。位置センサ2
6には、歯車部が形成されており、この歯車部はラック
22にかみ合わされている。ピニオン24はモータ28
と連結されている。型締ハウジング18には、型締シリ
ンダ38が取り付けられている。型締シリンダ38のピ
ストンロッドには、トグル機構16を介して可動盤12
が連結されている。可動盤12と対向する位置には固定
盤10が固定されている。両盤10及び12には、固定
側金型14a及び可動側金型14bがそれぞれ取り付け
られている。固定盤10、可動盤12、金型14、トグ
ル機構16、型締ハウジング18、型締シリンダ38な
どによってトグル式射出成形機が構成されている。金型
交換などの際に、型締力調整を行うには、あらかじめ型
締シリンダ38をピストン伸長方向に駆動することによ
り、トグル機構16をいっぱいに伸長させておく。次
に、モータ28を駆動してピニオン24及びラック20
を介して型締ハウジング18を型閉方向に移動させるこ
とにより両金型14a及び14bを密着させる(金型タ
ッチ)。これにより、金型タッチ時の型締ハウジング1
8の位置が測定型厚として位置センサ26によって検知
される。次に、モータ28を駆動して型締ハウジング1
8を所定量型締方向に移動させるとともに、これと同期
して型締シリンダ38をピストン短縮方向に駆動するこ
とにより、金型タッチ状態を維持しながらトグル機構1
6を図示のような所定の屈曲位置に位置させる。これに
より、金型タッチ状態からトグル機構16をいっぱいに
伸長させたとき、所定の型締力を発生させることができ
る。この型締完了時の型締ハウジング18の位置もハウ
ジング位置変化量として位置センサ26によって検知さ
れる。トグル機構16は、金型タッチ時の屈曲角度が大
きいほど型締完了時に発生する型締力を大きいものとす
ることができる。このようにして、型締ハウジング18
をトグル機構16を介して固定盤10に対して位置決め
する。位置決め終了と同時にモータ28及び型締シリン
ダ38の駆動を停止する。これにより、型締力調整が終
了する。成形作業時においては、型開状態から、型締シ
リンダ38をピストン伸長方向に駆動することにより、
図示の所定位置で金型タッチした後、トグル機構16が
いっぱいに伸長した状態となり、トグル機構16を介し
て金型14に設定どおりの型締力を作用させ、射出工程
を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の射出成形機の型締力調整装置には、型締力
調整後の自動成形作業中に、周囲の雰囲気温度が変化し
たなどの理由によって装置の型開閉方向の寸法が変化し
た場合に、設定どおりの型締力を作用させることができ
なくなるという問題点がある。たとえば、温度低下によ
って見かけ上の型厚寸法が基準寸法よりも小さくなった
場合には、実際の型締力が設定値よりも小さくなってし
まい、金型14内に射出された溶融材料が金型14a及
び14b間の合わせ面から漏れてバリを生じ成形不良と
なることがある。また、温度上昇によって見かけ上の型
厚寸法が基準寸法よりも大きくなった場合には、実際の
型締力が設定値よりも大きくなってしまい、装置を損傷
させるおそれがある。このため、金型タッチ位置及び型
締完了位置が所定量以上ずれた場合には、自動成形運転
を中断して、再度手動による型締力調整作業を行う必要
があった。本発明はこのような課題を解決することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動成形サイ
クルの合間に、型厚補正を行えるようにすることにより
上記課題を解決する。すなわち本発明のトグル式射出成
形機の型厚補正方法は、型締力調整時における金型タッ
チ位置から型締完了位置までの型締ハウジングの移動量
を基準位置変化量として、これと実際の成形時における
位置変化量との偏差を求め、次の射出サイクルを開始す
る前に、型締ハウジングを偏差の符号及び絶対値の大き
さに応じて移動させる。なお、上記偏差の絶対値があら
かじめ決定した所定量よりも大きい場合にのみ上記補正
を行うようにするとよい。また、上記方法を実施する装
置は、型締ハウジング(18)を型開閉方向に移動可能
なモータ(28)と、型締ハウジング(18)の型開閉
方向の位置を検知可能な位置センサ(26)と、を有す
るものを対象としており、型厚補正指令装置(30)が
設けられており、型厚補正指令装置(30)は、上記位
置センサ(26)によって検知された、型締力調整時に
おける金型タッチ位置から型締完了位置までの型締ハウ
ジング(18)の移動量と、実際の成形時における移動
量との偏差を求め、型厚補正に必要な型締ハウジング
(18)の移動方向及び移動量を算出し、次の射出サイ
クルを開始する前に、補正指令信号(36)を上記モー
タ(28)に出力する構成とされている。なお、型厚補
正指令装置(30)は、ハウジング位置変化量基本テー
ブル(42)と、ハウジング位置変化量記憶部(44)
と、3つの比較部(46、52及び54)と、補正用デ
ータテーブル(48)と、測定型厚記憶部(50)と、
を有しており、測定型厚記憶部(50)は、これに射出
成形機の型締力調整時における金型タッチ位置の上記位
置センサ(26)からの位置信号(26a)に基づく測
定型厚が記憶されているとともに、この測定型厚信号
(50a)を第2比較部(52)及び第3比較部(5
4)にそれぞれ出力可能であり、ハウジング位置変化量
基本テーブル(42)は、これに射出成形機の型締力調
整時における金型タッチ位置から型締完了位置までの上
記位置センサ(26)によって検知された型締ハウジン
グ(18)の移動量が基準位置変化量として読み込まれ
ているとともに、これを第1出力信号(42a)として
第1比較部(46)に出力可能であり、ハウジング位置
変化量記憶部(44)は、これに射出成形機の実際の成
形時ごとの金型タッチ位置から型締完了位置までの上記
位置センサ(26)によって検知された型締ハウジング
(18)の移動量が、そのつどの位置変化量として更新
記憶されているとともに、これを第2出力信号(44
a)として第1比較部(46)に出力可能であり、第1
比較部(46)は、第1出力信号(42a)と第2出力
信号(44a)とを比較して偏差信号(46a)を補正
用データテーブル(48)に出力可能であり、補正用デ
ータテーブル(48)は、これのデータテーブル部から
偏差信号(46a)に対応するデータを選択するととも
に、これを第3出力信号(48a)として第2比較部
(52)及び第3比較部(54)にそれぞれ出力可能で
あり、第2比較部(52)は、第3出力信号(48a)
と測定型厚信号(50a)とに基づいて型厚補正のため
の第1補正指令信号(36a)を上記モータ(28)に
出力可能であり、第3比較部(54)は、第3出力信号
(48a)と測定型厚信号(50a)とに基づいて型厚
補正のための第2補正指令信号(36b)を上記モータ
(28)に出力可能であり、型厚補正指令装置(30)
は、第1補正指令信号(36a)及び第2補正指令信号
(36b)のうち、偏差信号(46a)の符号に対応す
るもののみを出力する構成とされているとよい。なお、
かっこ内の符号は実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】射出成形機の自動運転中、金型タッチ位置から
(所定の型締力を発生させるための)型締完了位置まで
の型締ハウジングの位置変化量が位置センサによって検
知されており、型締力調整時の基準位置変化量と実際の
位置変化量とが第1比較部によって比較され、これらの
偏差が偏差信号として補正用データテーブルに出力され
る。補正用データテーブルは、偏差信号の符号及び絶対
値の大さに対応するデータをデータテーブル中から選択
して、これを第3出力信号として第2比較部及び第3比
較部にそれぞれ出力する。また、測定型厚記憶部から測
定型厚が測定型厚信号として第2比較部及び第3比較部
にそれぞれ出力される。これにより補正指令信号の符号
に応じて第2比較部又は第3比較部から補正指令信号が
出力され、補正指令信号の符号に対応した型厚減方向又
は型厚増方向に、また補正指令信号の大きさに対応した
回転量だけ、モータが駆動されることになる。すなわ
ち、射出成形機の自動運転中に温度変動などに基づいて
型締ハウジングなどの位置が変化した場合には、射出サ
イクルの合間に、型締ハウジングの位置補正、すなわち
型厚の補正作業が自動的に行われることになる。型厚補
正作業終了後、直ちに自動成形運転を再開することがで
きる。
【0006】
【実施例】図1及び図2に本発明の実施例を示す。な
お、図1は型厚補正のブロック図を示し、図2は本発明
の型厚補正装置を、射出成形機の型締装置とともに示
す。初めに本発明が適用されるトグル式射出成形機につ
いて説明する。図2において、固定盤10は固定部に固
定されている。固定盤10と対向する位置には可動盤1
2が配置されている。固定盤10には固定側金型14a
が取り付けられており、また、可動盤12には可動側金
型14bが取り付けられている。トグル機構16のリン
クは、これの図中右端側が可動盤12と連結されてお
り、またこれの図中左端側が型締ハウジング18と連結
されている。トグル機構16のクロスヘッド16aは、
型締シリンダ38のピストンロッド38aに連結されて
いる。可動盤12及びこれと一体の可動側金型14b
は、トグル機構16を介して型締シリンダ38によって
駆動されることにより、固定盤10に近づく方向、及び
これから遠ざかる方向に移動可能である。次に本発明の
型厚補正装置について説明する。型締装置の型締ハウジ
ング18には、対向する位置に一対のラック20、及び
22がそれぞれ設けられている。図中上方のラック20
には、ピニオン24がかみ合わされており、また図中下
方のラック22には、位置センサ26の歯車部がかみ合
わされている。位置センサ26は、型締ハウジング18
の位置を示す測定位置信号26aを後述する型厚補正指
令装置30に出力可能である。型厚補正指令装置30
は、後述するように補正指令信号36をモータ28に出
力可能である。モータ28はピニオン24の軸に連結さ
れている。型厚補正指令装置30からの補正指令信号3
6に基づいてモータ28を駆動することによりピニオン
24を介して型締ハウジング18を型開閉方向に必要量
移動させること、すなわち型厚補正が可能である。型厚
補正指令装置30は、図1(a)に示すような構成を有
している。すなわち、型厚補正指令装置30は、ハウジ
ング位置変化量基本テーブル42、ハウジング位置変化
量記憶部44、第1比較部46、補正用データテーブル
48、測定型厚記憶部50、第2比較部52、及び第3
比較部54を有している。型厚補正指令装置30には、
射出成形機の図示してない制御装置からの型締完了信号
32及び1サイクル終了信号34が、それぞれ入力可能
である。上述の位置センサ26からの出力は、所定のタ
イミングで型厚補正指令装置30の対応する機器部に取
り込まれるようになっている。すなわち、型締力調整時
の金型タッチ位置における測定位置信号26aが測定型
厚として測定型厚記憶部50に記憶されるようになって
おり、同様に型締力調整時の型締完了位置における測定
位置信号26aが基準位置変化量(金型タッチ位置から
の移動量)としてハウジング位置基本テーブル42に入
力されるようになっており、さらに実際の成形時の型締
完了位置における測定位置信号26aが実際の位置変化
量としてハウジング位置変化量記憶部44に記憶される
ようになっている。なお、ハウジング位置変化量記憶部
44のデータは、実際の成形のつど更新記憶される。第
1比較部46には、型締完了信号32をトリガとして、
ハウジング位置変化量記憶部44からの第1出力信号4
2a及びハウジング位置変化量記憶部44からの第2出
力信号44aがそれぞれ入力される。第1比較部46
は、両出力信号42a及び44aを比較して偏差信号4
6aを補正用データテーブル48に出力する。補正用デ
ータテーブル48は、後述のように、これに入力される
偏差信号46aの符号に応じてプラス側及びマイナス側
の2つのデータテーブルのいずれか一方を選択出力する
ようになっている。測定型厚記憶部50は、1サイクル
終了信号34をトリガとして測定型厚信号50aを第2
比較部52及び第3比較部54にそれぞれ出力する。第
2比較部52は、補正用データテーブル48からの第3
出力信号48a及び測定型厚記憶部50からの測定型厚
信号50aを比較して第1補正指令信号(型厚減指令用
の信号)36aを第1リレーAXの接点AX1に出力可
能である。同様にして、第3比較部54は、補正用デー
タテーブル48からの第3出力信号48a及び測定型厚
記憶部50からの測定型厚信号50aを比較して第2補
正指令信号(型厚増指令用の信号)36bを第1リレー
AXの接点AX2に出力可能である。第1リレーAXの
各接点AX1及びAX2は、第2リレーBX及び第3リ
レーFXにそれぞれ接続されている。図1(b)に示す
ように、第2リレーBX及び第3リレーFXは、モータ
28にそれぞれ接続されている。型厚補正指令装置30
は、型締完了信号32をトリガとして、上述の補正指令
信号36(第1補正指令信号36a及び第2補正指令信
号36bのいずれか一方)を第2リレーBX及び第3リ
レーFXのいずれか一方を介してモータ28に出力可能
である。
【0007】次に、この実施例の作用を説明する。射出
成形機の型締力調整時の金型タッチ位置は、位置センサ
26によって検知されており、この位置信号26aが測
定型厚記憶部50に入力され、測定型厚として記憶され
る。また、型締力調整における、型締完了時の型締ハウ
ジング18の位置が位置センサ26によって検知されて
おり、この位置信号26aがハウジング位置変化量(金
型タッチ位置からの移動量、すなわち、基準位置変化
量)としてハウジング位置変化量基本テーブル42に記
憶される。次に成形作業が開始される。自動運転中、型
締完了信号32をトリガとして型締完了時の型締ハウジ
ング18の位置が位置センサ26によって検知され、こ
のときの位置信号26aが実際のハウジング位置変化量
(金型タッチ位置からの移動量)としてハウジング位置
変化量記憶部44に更新記憶されるとともに、第2出力
信号44aとして第1比較部46に出力される。これと
同時にハウジング位置変化量基本テーブル42から基準
位置変化量が第1出力信号42aとして第1比較部46
に出力される。第1比較部46においては、第1出力信
号42aと第2出力信号44aとを比較し、これの偏差
が偏差信号46aとして補正用データテーブル48に出
力される。補正用データテーブル48は、データテーブ
ル中の対応するデータを第3出力信号48aとして、第
2比較部52及び第3比較部54にそれぞれ出力する。
第2比較部52及び第3比較部54においては、補正用
データテーブル48からの出力信号48a及び測定型厚
記憶部50からの測定型厚信号50aを比較して、補正
指令信号36(第2比較部52から出力された場合は第
1補正指令信号36a、第3比較部54から出力された
場合は第2補正指令信号36b)を出力する。この補正
指令信号36は、あまり小さい値の間は出力しないよう
に、あらかじめ設定した値よりも大きくなったとき出力
するように設定しておくことができる。これにより、微
小量の型厚補正を行わないようにすることができる。い
ま、出力信号48aの符号がプラスである場合には、第
2比較部52から第1補正指令信号36a(型厚減方向
の補正指令信号)が出力される(第3比較部54からの
信号はキャンセルされる)。したがって1サイクル終了
信号34をトリガとして第1リレーAXが励磁され、こ
れに応じて第2リレーBXが励磁され、モータ28が型
厚減方向に、第1補正指令信号36aの大きさに対応し
た回転量(回転角度又は回転数)だけ駆動されることに
なる。また、出力信号48aの符号がマイナスである場
合には、第3比較部54から第2補正指令信号36b
(型厚増方向の補正指令信号)が出力される(第2比較
部52からの信号はキャンセルされる)。したがって1
サイクル終了信号34をトリガとして第1リレーAXが
励磁され、これに応じて第3リレーFXが励磁され、モ
ータ28が型厚増方向に、第2補正指令信号36bの大
きさに対応した回転量だけ駆動されることになる。すな
わち、射出成形機の自動運転中に温度変動などに基づい
て型締ハウジング18の型開閉方向の位置が所定量以上
変化した場合には、射出サイクルの合間に、型締ハウジ
ング18の位置補正、すなわち型厚の補正作業が自動的
に行われ、型厚補正作業終了後、直ちに自動成形運転が
再開される。これにより、常に所定の型締力を発生する
ようにすることができる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば射
出成形機の自動運転中に型締ハウジングの位置が所定量
以上変化した場合には、射出サイクルの合間に型厚の補
正作業が自動的に行われ、型厚補正作業に引き続いて射
出成形機の自動運転を再開することができるので、生産
性を向上させることができる。また、金型の合わせ面か
ら溶融材料が漏れて成形不良となったり、実際の型締力
が設定値よりも大きくなって装置を損傷させたりするよ
うな不具合を回避することができ、常に所定の型締力を
作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形機の型厚補正指令装置を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の型厚補正装置を射出成形機の型締装置
とともに示す図である。
【図3】従来の型締力調整装置を射出成形機の型締装置
とともに示す図である。
【符号の説明】
10 固定盤 12 可動盤 14 金型 16 トグル機構 18 型締ハウジング 20、22 ラック 24 ピニオン 26 位置センサ 28 モータ 30 型厚補正指令装置 36 補正指令信号 36a 第1補正指令信号 36b 第2補正指令信号 38 型締シリンダ 42 ハウジング位置変化量基本テーブル 44 ハウジング位置変化量記憶部 46 第1比較部 48 補正用データテーブル 50 測定型厚記憶部 52 第2比較部 54 第3比較部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締力調整時における金型タッチ位置か
    ら型締完了位置までの型締ハウジングの移動量を基準位
    置変化量として、これと実際の成形時における位置変化
    量との偏差を求め、次の射出サイクルを開始する前に、
    型締ハウジングを偏差の符号及び絶対値の大きさに応じ
    て移動させることを特徴とするトグル式射出成形機の型
    厚補正方法。
  2. 【請求項2】 上記偏差の絶対値があらかじめ決定した
    所定量よりも大きい場合にのみ上記補正を行う請求項1
    記載のトグル式射出成形機の型厚補正方法。
  3. 【請求項3】 型締ハウジング(18)を型開閉方向に
    移動可能なモータ(28)と、型締ハウジング(18)
    の型開閉方向の位置を検知可能な位置センサ(26)
    と、を有するトグル式射出成形機の型厚補正装置におい
    て、 型厚補正指令装置(30)が設けられており、 型厚補正指令装置(30)は、上記位置センサ(26)
    によって検知された、型締力調整時における金型タッチ
    位置から型締完了位置までの型締ハウジング(18)の
    移動量と、実際の成形時における移動量との偏差を求
    め、型厚補正に必要な型締ハウジング(18)の移動方
    向及び移動量を算出し、次の射出サイクルを開始する前
    に、補正指令信号(36)を上記モータ(28)に出力
    する構成とされている射出成形機の型厚補正装置。
  4. 【請求項4】 型厚補正指令装置(30)は、 ハウジング位置変化量基本テーブル(42)と、 ハウジング位置変化量記憶部(44)と、 3つの比較部(46、52及び54)と、 補正用データテーブル(48)と、 測定型厚記憶部(50)と、を有しており、 測定型厚記憶部(50)は、これに射出成形機の型締力
    調整時における金型タッチ位置の上記位置センサ(2
    6)からの位置信号(26a)に基づく測定型厚が記憶
    されているとともに、この測定型厚信号(50a)を第
    2比較部(52)及び第3比較部(54)にそれぞれ出
    力可能であり、 ハウジング位置変化量基本テーブル(42)は、これに
    射出成形機の型締力調整時における金型タッチ位置から
    型締完了位置までの上記位置センサ(26)によって検
    知された型締ハウジング(18)の移動量が基準位置変
    化量として読み込まれているとともに、これを第1出力
    信号(42a)として第1比較部(46)に出力可能で
    あり、 ハウジング位置変化量記憶部(44)は、これに射出成
    形機の実際の成形時ごとの金型タッチ位置から型締完了
    位置までの上記位置センサ(26)によって検知された
    型締ハウジング(18)の移動量が、そのつどの位置変
    化量として更新記憶されているとともに、これを第2出
    力信号(44a)として第1比較部(46)に出力可能
    であり、 第1比較部(46)は、第1出力信号(42a)と第2
    出力信号(44a)とを比較して偏差信号(46a)を
    補正用データテーブル(48)に出力可能であり、 補正用データテーブル(48)は、これのデータテーブ
    ル部から偏差信号(46a)に対応するデータを選択す
    るとともに、これを第3出力信号(48a)として第2
    比較部(52)及び第3比較部(54)にそれぞれ出力
    可能であり、 第2比較部(52)は、第3出力信号(48a)と測定
    型厚信号(50a)とに基づいて型厚補正のための第1
    補正指令信号(36a)を上記モータ(28)に出力可
    能であり、 第3比較部(54)は、第3出力信号(48a)と測定
    型厚信号(50a)とに基づいて型厚補正のための第2
    補正指令信号(36b)を上記モータ(28)に出力可
    能であり、 型厚補正指令装置(30)は、第1補正指令信号(36
    a)及び第2補正指令信号(36b)のうち、偏差信号
    (46a)の符号に対応するもののみを出力する構成と
    されている、ことを特徴とする請求項3記載のトグル式
    射出成形機の型厚補正装置。
JP20107193A 1993-07-21 1993-07-21 トグル式射出成形機の型厚補正方法及び装置 Expired - Fee Related JP3276727B2 (ja)

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